エンポリオ アルマーニのスマートウォッチ「ART5006J」を購入しました。
ART5006Jは、2018年に発売された旧モデル(2021年1月現在)。
最新モデルを購入した方が良いのでは?と思うでしょうが、旧モデルなら大幅に値引きされていることがあるのでお得です。
ちなみに僕は、定価53,900円のところを70%OFFの16,333円で購入。
このくらいの価格であれば失敗したとしても後悔しないでしょう。
ちなみにこちらがAmazonでの価格の推移。
ちょこちょこ値段が下がっているのがお分かりになると思います。
メインスマホをGoogle Pixel 5にしてからApple Watchが使えなくなったので、自分に合うスマートウォッチを探しています。
今回注目したのはART5006Jに搭載されている「Wear OS By Google」。
Google Androidベースのスマートウォッチ用OSなので、Android端末とペアで使うのが最適なのでは?と考えました。
実際に使ってみたところ、予感的中で相性バッチリ!
できることが多くはないものの、スマホを開かなくてもART5006Jを操作すれば完結する場面がありました。
本記事では、エンポリオ アルマーニのスマートウォッチ「ART5006J」をレビューしていきます。
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エンポリオ アルマーニ ART5006Jの外観と付属品
ART5006Jはエンポリオ アルマーニ製のスマートウォッチです。
「MATTEO」と名付けられたシリーズで、ストラップやカラーデザインの違いで5種類あります。
僕が購入したのは、ステンレス製のケース・ベルトを採用したシルバー。
さすが天下のエンポリオ アルマーニ製。
洗練された高級感のある佇まいをしています。
文字盤のデザインを変えれば、ONでもOFFでも使えそうです。
ケースのサイズは幅40mm(リューズを含まない)・厚さ12mmとかなり大きめ。
女性が付けるには大きすぎるかもしれません。
ステンレス製ということもあって、重さも120gとスマートウォッチの中ではかなり重いです。
ウォーキング程度ならまだしも、ランニングのようなワークアウトには向いていないでしょう。
ちなみに僕はベルトのサイズを調整しているので10gほど軽くなりました。
ベルトはクイックレバーを使ってバネ棒が取り外せるタイプなので、簡単に他のベルトにも交換できます。
ベルト幅は20mmです。
交換する際には20mmのものを選びましょう。
付属のベルトサイズを調整するには、別途コマ外しを購入しなければいけません。
僕は3つほど金具を外してジャストサイズにしました。
右側面にはリューズと2つの物理ボタンが搭載されています。
物理ボタンには、特定の機能やアプリを割り当てることが可能です。
例えば僕は、上のボタンには「ワークアウトの開始」、下のボタンには「設定」を割り当てています。
アルマーニの象徴であるイーグルは、ベルトのバックル裏にもいます。
普段見えない部分にブランドアイコンがあるデザインって、めちゃくちゃ好きです。
ケースの裏面には心拍測定用のセンサーがありました。
ART5006Jの付属品は以下のとおり。
- クイックスタートガイド
- 保証書
- 専用ケース
- 充電ケーブル
毎日身に付ける時計なのにケース必要なのか?と思いましたが、複数の時計を使っている人には嬉しいかもしれませんね。
充電ケーブルを収納できるポケットも付いています。
充電ケーブルはUSB Type-Aのもの。
他のケーブルで代用できないので無くさないように注意しましょう。
マグネットで固定して充電するタイプなのですが、磁力が弱いようで簡単に外れてしまうのがイマイチ・・・。
床に転がしておくのも嫌なので、僕はケーブルをApple Watch用の充電スタンドに入れて使っています。
ちょっとサイズが大きいのでパカパカしますが、充電には支障ありませんよ。
なお充電器(ACアダプター)は付属していません。
それほど強い電力を必要としないので、スマホ等に付属の5W出力充電器を使えば丁度いいと思います。
エンポリオ アルマーニ ART5006Jのスペックと機能
ART5006Jのスペックは以下のとおりです。
サイズ | 幅43mm×厚さ11mm |
重さ | 120g(総重量) |
ディスプレイ | 1.19インチ 有機EL |
センサー | 心拍センサー GPS 加速度センサー ジャイロスコープ 高度計 環境光センサー |
NFC | 搭載 ただし日本では非対応 |
バッテリー容量 | 300mAh |
充電時間 | 2時間 |
OS | Wear OS By Google |
プロセッサー | Snapdragon Wear 2100 |
メモリー | 512MB |
ストレージ | 4GB |
対応OS | Android 4.4以上 iOS 9.3以上 |
防水 | 3ATM |
Bluetooth | ver.4.1 LE |
技適マーク
海外製のスマートウォッチを使う前に確認したいのが、技適マークの表示。
技術基準適合証明を受けていなければ、日本国内で使用することができません。
ART5006Jは設定画面内で技適マークを確認できたので安心して使えます。
ペアリングは簡単
スマートウォッチは単独でも使えますが、スマホと接続して使うのが大半です。
そのため、ペアリングが難しかったり、すぐに途切れてしまうと使いにくくなります。
この点、ART5006Jはペアリングが簡単でした。
スマホのBluetooth設定を開かずに、専用アプリ「Wear OS」から接続できます。
Wear OS by Google – スマートウォッチ
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ART5006Jの電源を入れて、利用規約を確認。
スマホと接続してくださいとアナウンスが出るので、ここからはWear OSアプリでペアリングを進めていきます。
アプリに表示されている通りに進めていけば、難しいことはありません。
途中でART5006Jとデータを同期するGoogleアカウントにログインすることになるので、ご注意ください。
もちろんGoogleアカウントのデータをコピーしなくても使えますが、機能は制限されます。
有機ELディスプレイ搭載
ART5006Jは1.19インチの有機ELディスプレイです。
太陽光などで明るいシチュエーションでも見にくいことはありません。
視野角も広く、多少きつい角度でもしっかり表示されています。
タッチスクリーンのディスプレイになっているので、時針・分針などはありません。
何も表示されていない状態であれば、このように真っ黒。
腕を傾けることでディスプレイが点灯します。
有機ELの特長を活かして、ディスプレイを常時点灯させておくことも可能です。
ただし、バッテリーの消耗は早くなるのでご注意ください。
ディスプレイをタッチすればホーム画面に復帰。
復帰時にアニメーションが表示される文字盤もありますよ。
動作性能はマズマズ
ART5006Jの動作性能はマズマズといったところ。
メモリーが512MBしか搭載されていないので電源投入時や充電後は動きがモッサリしてしまいますが、普段使っている最中は殆ど気になりません。
タッチ操作も非常に滑らかです。
なお、画面のスクロールはリューズでもできちゃいます。
ART5006Jをもう少し長く使っている様子は、こちらの動画でどうぞ。
文字盤のカスタマイズが可能
ART5006Jの特別な機能の1つが、文字盤のカスタマイズ。
もちろんどんなスマートウォッチでも文字盤のカスタマイズはできるのですが、ART5006Jならエンポリオ アルマーニ製のオリジナル文字盤を利用可能です。
ベースになる文字盤を選択すれば、自分好みのバックグランド画像や文字色に変更することもできます。
更にデザインだけではなく、表示項目も選択可能です。
文字盤の種類によって割り当てることができるアプリや数は異なりますが、他のスマートウォッチよりも自由度が高いメリットがあります。
心拍数を自動計測
ART5006Jを装着していれば、20分間隔で心拍を自動計測してくれます。
計測した心拍数のデータは手元でも確認できますし、Googleアカウントと連携していればスマホのGoogle Fitアプリでも確認可能です。
もちろん手動でも心拍計測できます。
文字盤の種類によっては、ワンタップで測定できるものもありました。
GPS搭載
ART5006JにはGPSが搭載されています。
そのため、ワークアウトをする時にスマホを持ち歩かなくてもOK!
ウォーキングならまだしも、走る時にスマホを持ち歩くのってめんどくさいですよね?
そういう場合にART5006Jが活躍してくれます。
精度も上々で、何度かスマホを持たずにウォーキングを試してみたところ、しっかり計測されていましたよ。
スマホの通知を表示&操作できる
ART5006Jはスマホ届いたメールやLINEなどの通知をお知らせしてくれます。
通知するアプリはWear OSアプリから管理可能です。
ただ通知を表示してくれるだけなら他のスマートウォッチでもできます。
Wear OSの凄いところは、操作までできちゃうところです。
例えばGmailアプリの通知であれば、アーカイブや削除ができます。
そして、音声入力等を利用して返信することも可能です。
長文の返信には不向きですが、LINEのようなチャット風メッセージアプリであれば、スマホを取り出さなくてもART5006Jだけで十分操作できます。
こちらの動画では、音声入力と絵文字入力でLINEに返信しているのでご覧ください。
ただ通知を確認するだけではなく、それに対する応答までできる点がART5006JにWear OSが搭載されているメリットです。
Googleアシスタントに呼びかけて使える
ART5006Jにはマイクが搭載されています。
このため、Googleアシスタントに呼びかけることで、必要な情報を知ることが可能です。
実際に使っている様子はこちらの動画を御覧ください。
いちいちスマホを取り出すのがめんどくさいなーという時に便利なのですが、そもそも街中では音声アシスタントって使いにくいので、おまけ程度の機能ですね。
なお、スピーカーは搭載されていないので、音声で回答してくれるわけではありません。
また、難しい質問だとエラーになってしまうので使い道は限られたものになります。
音楽再生アプリのコントロールができる
ART5006Jは、YouTubeやAmazonミュージック等の音楽再生アプリの操作ができます。
できることは曲送り・曲戻し・音量調整に限られますが、手元で操作できるのは非常に便利ですね。
バッテリー性能はイマイチ
ART5006Jのバッテリー性能はイマイチです。
だいたい1日使うとバッテリーはなくなってしまいます。
ディスプレイ常時点灯&24時間心拍測定の状態なので、節約すればもう少し長くなるかもしれませんが、毎日充電する必要があります。
ART5006Jには睡眠計測機能がないので、寝る前に充電器に接続すればいいでしょう。
1週間くらい充電しなくても使えるスマートウォッチが沢山ある中で、僅か1日しかもたないのは心許ないですよね。
水泳にも使える防水性能
ART5006Jは入浴や水泳でも使える3ATMです。
飛び込みや潜水などに使わなければ、壊れることは殆どありません。
なお、水中ではタッチ操作ができなくなり、スマホとの接続も解除されるのでご注意ください。
まとめ:エンポリオ アルマーニ ART5006Jは買うべき?
エンポリオ アルマーニのスマートウォッチ「ART5006J」をレビューしました。
「Wear OS by Google」が搭載されているので、Android端末との親和性が高く使いやすいです。
ART5006Jに限らずWear OSが搭載されているスマートウォッチは他にもありますが、多くの人が知っている高級ブランドのアルマーニ製であるということ自体が購入するメリットになります。
ただし、できることは限られていますし、バッテリー性能も良くありません。
搭載されている機能だけで比較すれば、3,000円~5,000円の価格帯で購入できるスマートウォッチにも負けているでしょう。
ただ僕は、今後ART5006Jをメインで使っていきます。
多くの機能を搭載していたとしても、実際に使う機能はウォーキングの計測とスマホの通知を見ることくらいなので、ART5006Jで十分です。
さらに、シチュエーションを問わず使える上に高級感もあるデザインも気に入っています。
通常価格で購入するのはおすすめしませんが、安くなったタイミングであれば、機能と価格のバランスが釣り合うのでおすすめです。