OPPO Reno5 Aを購入しました。
大人気で売れまくった「OPPO Reno3 A」の後継モデル。
人気の「おサイフケータイ」や「防水性能」はそのままに、基本性能がパワーアップして更に使いやすくなりました。
価格も43,800円(SIMフリー版/税込)とハイエンドモデルの半額以下。
高くてもいいから高性能のスマホを使いたい!っていうギークな人にはおすすめできませんが、多くの人が満足できる手に取りやすいスマホです。
本記事ではOPPO Reno5 Aの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能を中心に、実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
OPPO Reno Aシリーズ2022年最新モデル「OPPO Reno7 A」をこちらの記事で実機レビューしています。
おサイフケータイ・IP68防塵防水はそのままに、有機ELディスプレイを搭載。
軽量&扱いやすいサイズ感でかなり良い感じに仕上がっておりますよ。
タップして読みたい場所へ
OPPO Reno5 Aを買うべきメリットと特長
OPPO Reno 5Aは中国スマホメーカーOPPO製のSIMフリースマホです。
OPPOの日本法人であるオッポジャパン株式会社(現オウガ・ジャパン)から発売されたスマホなので、もちろん技適は通過済み。
本体の認証情報でも技適マーク・認証番号を確認できました。
多くの人を満足させる性能です
OPPO Reno5 Aの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能は十分優れています。
もちろん、ゲーマーやカメラマン、スマホマニアの人が使えば物足りないでしょうが、大多数の人はOPPO Reno5 Aを使ってストレスを感じることはありません。
搭載されているSoC(CPU)はSnapdragon 765G。AnTuTuベンチマークスコアが30万点以上にもなります。
ネットサーフィンやSNS、LINEにメール、ゲームに動画視聴。あなたがやりたいことはOPPO Reno5 Aでサクサク快適にできるはずです。
あなたが欲しい機能は全て入っています
OPPO Reno5 A最大の特長は、付加価値と言うべき機能が充実していること。
- おサイフケータイ
- 防水性能
- イヤホンジャック
3万円~5万円のミドルレンジスマホでこれらの機能が搭載されているものは少ないですが、OPPO Reno5 Aには全部入っています。
いくら性能が高くても、高リフレッシュレートでも、ワイヤレス充電ができても、やりたいことができないのであれば買うべきスマホではありません。
欲しい機能が全部入っているスマホ。つまりOPPO Reno5 Aこそ、あなたが買うべきスマホなんです。
税込43,800円。格安SIMなら10,000円台で買えます
十分な動作性能で、おサイフケータイと防水性能付き。
多くの人を満足させる優秀なスマホでありながらSIMフリー版の価格は43,800円。
もちろん、予算に余裕があるのであればiPhoneを買っちゃえば良いんですが、あちらは10万近い超ハイスペックスマホ。
そんなあなたにピッタリなのがOPPO Reno5 Aです。
しかも格安SIMでSIMカードとセットで購入すれば1万円台でも購入可能となっております。
OPPO Reno5 Aのデメリット・注意点
OPPO Reno5 Aを実際に使って感じたイマイチなところは以下の3点。
- モノラルスピーカー
- 液晶ディスプレイ
- ワイモバイル版のデメリット
1つずつ紹介していきます。
モノラルスピーカー
多くの人が満足できる動作性能・カメラ性能、さらにおサイフケータイも使えて、防水性能もある。
ここまで十分すぎるスペックを搭載していながらなぜかモノラルスピーカー。本体下部にしかスピーカーが搭載されていないんです。
せっかく大画面で動画視聴やゲームができるのに、横持ちすると片側からしか音が出てこないのでアンバランスになります。
しかも、サウンドシステムにDolby Atmosを搭載しているので、もしステレオスピーカーを搭載していたら臨場感の溢れる音楽を楽しむことができただけに寂しいポイントです。
せめてもの救いはイヤホンジャックが搭載されているところ。音楽やゲーム・動画視聴を高音質で楽しみたい場合には、イヤホンやヘッドホンが必須となります。
音質に拘る人は多くないかもしれませんが個人的には残念でした。
液晶ディスプレイ
OPPO Reno5 Aに搭載されているディスプレイは液晶。有機ELディスプレイ搭載のスマホが増えている中で、ちょっと寂しい印象です。
とは言っても、見にくいとか汚いわけではありませんよ?
どんなシチュエーションでも綺麗に表示されるので使用上不便なことはありませんが、旧モデルOPPO Reno3 Aのディスプレイが有機ELだっただけに残念です。
ワイモバイル版のデメリット ← 解決済み
発売当初、OPPO Reno5 Aのワイモバイル版だけはSIMカード1枚のみの特別仕様だったので、eSIMが使えない点がデメリットでした。
ところが2022年2月24日にワイモバイルから「eSIM対応版」が発売。
公式サイト>>OPPO Reno5 A(eSIM対応版)
SIMフリーモデルと同じようにSIMカード+eSIMでの2回線同時待ち受けができるようになりました。
ワイモバイル版の唯一の弱点がこれで解消。安心して購入できますね。
OPPO Reno5 Aのデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
デザイン
OPPO Reno5 Aのカラーバリエーションは「シルバーブラック」「アイスブルー」の2色。
このうち僕はアイスブルーを購入しました。
光沢のあるデザインなのですが、自分の顔が写り込んでしまうほどではなく、鈍く光る感じがなんとも上品です。
色合いのせいか、ベタベタ触っても殆ど指紋が目立たないのは嬉しいポイント。
スマホのカメラで撮影すると、どうしても見た目通りの色合いにならないので少し加工してみました。これが最も実際の色に近いと思います。
想像するアイスブルーよりもミルキーな色合い。
背面パネル上部にカメラユニット・FeliCaポート・指紋認証センサーが集まっています。
FeliCaが上部にあるのはタッチしやすく非常に使いやすいです。個人的に背面パネル中央にあるものよりも、このタイプが好み。
カメラはセンサーを搭載した「なんちゃって複数カメラ」ではなく「メイン」「超広角」「モノクロ」「マクロ」の4眼構成。デザイン的にはよくある感じで平凡です。
カメラユニットは背面パネルから2mmほど飛び出しています。
このままだと傷が付いてしまうので保護ケースは装着したいところです。
側面に向かって僅かに湾曲しているので、手の平に食い込まないので持ちやすい。
側面フレームはギラギラと光り輝くシルバー。こちらは触っていると思いっきり指紋が目立ちます。
左側面にはカードスロットと音量ボタン。
カードスロットはSIMカードとSDカードとの排他利用タイプでした。
- nano SIMカード2枚
- nano SIMカード & Micro SD
いずれかの方法での利用になります。
右側面には電源ボタンのみ。
スクショを撮る時はスマホをギュッと握るような感じになりますね。僕は上下に並んでいるよりこのタイプが好きです。
本体下部にはイヤホンジャック・マイク・USB-Cポート・スピーカーが搭載されています。後述しますが、OPPO Reno5 Aにイヤホンジャックが搭載されている点は非常に重要です。
本体上部にはマイクのみでした。
ディスプレイはエッジではなくフラットタイプ。
見やすいだけでなく保護フィルムを貼りやすいので個人的に好みです。
サイズ感
OPPO Reno5 Aのサイズは162mm × 74.6mm × 8.2mmとかなり大きめ。
そんなに厚みがないので持ちにくいとは思いませんでした。
そのうえ、重さも6インチ以上の大型ディスプレイを搭載しているスマホなら200gを超えるものも多いなか184gと軽量で、ケースを装着しても202gでした。
付属品
OPPO Reno5 Aの付属品は以下のとおり。
- マニュアル・保証書
- SIMピン
- 保護ケース
- ディスプレイ保護フィルム
外箱が小さいので想像できるかもしれませんが、充電器とケーブルは入ってないので注意してください。
特に18W急速充電をしたい場合には、「Power Delivery」か「Quick Charge」に対応しているものを選びましょう。
姉妹サイト>>おすすめ充電器
保護フィルムは最初から貼り付けられています。
指すべりが悪いなど安っぽい感じはしませんが、少々厚いようで画面端からのスワイプ時に指がひっかかることがありました。
保護ケースは透明のソフトタイプ。クニャクニャで耐久力はなさそうなので早めに自分の好みのケースを見つけた方が良いと思います。
カメラユニットを保護してくれるので、とりあえず装着しておいたほうが良いでしょう。
OPPO Reno5 Aの動作性能をレビュー
OPPO Reno5 Aに搭載されているSoC(CPU)はSnapdragon 765Gです。
Qualcommが2019年12月に発売したチップセットで、いわゆるミドルレンジと呼ばれるクラスにあたります。
以前にレビューしたGoogle Pixel 5にも同じSnapdragon 765Gが搭載されていて、実際に使っていました。
ミドルレンジとは言っても普段使いに困ることはなく快適な動作性能です。
AnTuTuベンチマークテストの結果
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。
スコアが高ければ高いほど基本性能が優秀ということになります。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、総合スコアは324,549点、GPUスコアは93,421点という結果でした。
2022年2月時点での最高スコアは100万点以上になるので、OPPO Reno5 Aは必要最低限の性能を持ったミドルレンジクラスと言えます。
これまで様々なスマホを購入して実際に使ってきた僕の実感として、AnTuTuスコア30万点以上あれば普段使いに困ることは殆どありません。
なおAnTuTuベンチマークはこれまでより高めなスコアが出る最新版も公開されています。
試しにVer9.0.10で計測した結果、371,016点まで伸びました。
なお、これまでレビューしてきたスマホのAnTuTuベンチマークテスト結果をこちらのページでまとめていますので参考に御覧ください。
十分な動作性能でストレスなく動きます
スコアだけ見てもイマイチよく分からないと思うので、AnTuTuベンチマークで約60万点の上位スマホ「OnePlus 9R(Snapdragon 870搭載)」とブラウジング速度を比較してみました。
楽天市場のように重たいサイトだと表示速度に差はでますが、ストレスを感じるほど表示速度が遅いということはありません。
Twitterタイムラインのスクロールもこの通り快適。
ネットサーフィン・SNS・LINE・メール・動画視聴。
このような用途であればOPPO Reno5 Aの性能不足を感じる場面はないと思います。
ゲーム性能も良い感じ!PUBGで「極限」設定可能
普段使いに困らない性能のOPPO Reno5 Aはゲーム性能も良い感じでした。
とは言え、軽めのゲームなら難なくプレイできますが、重たい3Dゲームの場合はグラフィック設定を落とさなければ快適には動きません。
ただ、驚いたのがPUBGモバイルについては「スムーズ」「極限」に設定できるので、かなり綺麗なビジュアルでプレイできます。
もちろんカクつくことなんかもありませんでした。
原神ではデフォルト設定で「低」だったので、遊ぶゲームによって変わってくるとは思います。
グラフィック設定を高めにしてゲームをすると、それなりに本体がホカホカになるので負荷のかけすぎには注意したいところ。
ただ、OPPO Reno5 Aのゲーム性能はガッカリするようなレベルではなく優秀です。
旧モデルのOPPO Reno3 Aと比べるとかなり進化していました。
ストレージ性能も悪くない
AnTuTuベンチマークソフトでストレージ速度のテストをした結果がこちらです。
めちゃくちゃ速い!っていうわけではないですが、同じ価格帯のスマホよりちょっと速い結果になっています。
搭載しているRAMも6GBと十分なので、困ることはありません。
ROM容量は128GBでまずまずのボリューム。
初期値ではシステムに12GB使用するので、実質使えるのは110GB程度になります。
写真や動画を沢山撮ったり、多くのアプリを使う可能性がある人はMicro SDカードを併用しても良いかもしれません。
最大1TBまでのMicro SDカードを搭載できるので安心です。
OPPO Reno5 Aのバッテリー性能をレビュー
OPPO Reno5 Aのバッテリー容量は4,000mAhとスペック的には十分。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありませんよね。
PC Markバッテリーテスト
Reno5 Aのバッテリーは長持ちなのかPC MARKというアプリでテストしました。
PC Markは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させてバッテリー消耗時間を測定しているので信頼度は高いです。
計測の結果、バッテリー残量100%から20%までになる時間は11時間10分と想像より良いスコアになりました。
旧モデルOPPO Reno3 Aより僅かにバッテリー容量が減り、SoCの性能が大幅に向上しているのでバッテリーもちが悪くなると予想していましたが、驚きの結果。
長時間ぶっ続けでゲームしたりすれば話は別ですが、普通に使っていればモバイルバッテリーを持ち歩かなくても1日使えそうです。
実際に使っていても、ゲーム・カメラを使うと消耗速度が上がるものの、バッテリーの減りは心配しなくても大丈夫だなと感じました。
これまでレビューしたスマホのPC Markバッテリーテスト結果をこちらのページでまとめていますので、本記事と併せて御覧ください。
18W急速充電に対応
バッテリーの消耗時間はそこそこ優秀なOPPO Reno5 Aは急速充電に対応しています。
「USB-C Power Delivery」「Quick Charge」に対応している充電器を使えば最大18W急速充電が可能です。
実際に対応ポータブル電源で充電してみたところ15W前後の出力を確認しました。
バッテリー残量20%から100%までの充電時間は2時間くらい。
充電開始当初はハイパワーですが、その後は充電速度が落ちるので充電時間自体はそれほど早くはありませんでした。
なお、残念ながら充電器・充電ケーブルが付属しておらず自分で用意する必要があるのでご注意ください。
OPPO Reno5 Aのカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
しかもOPPO Reno5 Aのキャッチコピーは「カメラで選ばれたい5Gスマホ」。
否が応でも期待値が高まってしまいます。
OPPO Reno5 Aのカメラはあなたが求める性能なのか、実際に撮影した写真を紹介していきますので参考にしてみてください。
ちなみに僕はカメラを趣味にしているわけではないので、普段使う時も基本的にはシャッターボタンをタップするだけでAIまかせの撮影。
誰でも簡単に指先一つで綺麗な写真が撮影できることが重要だと思っています。
カメラアプリ
OPPO Reno5 Aのカメラアプリは非常にシンプル。
Androidスマホによくある感じで、特に独自色が強いということもなく使いやすいと思います。
超広角カメラ・望遠・64MPモードにはすぐにアクセスできるものの、マクロ撮影や超高解像度モードへのアクセスはちょっと遠いですね。
どちらも頻繁に使うわけではないと思うので、困ることはないと思いますが。
スクリーンショットの音は設定から消すことができますが、シャッター音は消すことができませんでした。
メインカメラ
スマホで撮影する時に最もよく使うのがメインカメラ。
OPPO Reno5 Aの画質はかなり良い感じです。
比較用にiPhone 12 miniで撮影した写真を並べています。
スライドバーは自由に動かせるので比べてみてください。
左の写真がOPPO Reno5 Aで、右の写真がiPhone 12 miniで撮影したものです。
日中・明るい場面でのカメラ性能はOPPO Reno3 Aに比べてかなり向上していると思います。
Reno3 Aでは色味がアッサリし過ぎている点が気になりましたが、Reno5 Aではそういう場面が少なくなりました。
赤系だけはもう少し強く出ても良い気がしますが、それでも十分綺麗です。
HDRの利きも良く、iPhone 12 miniでは真っ白になってしまった場面でも、OPPO Reno5 Aでは上手く撮影できています。
カメラマンやカメラを趣味にしている人でなければ、満足できるカメラ性能です。
不満を感じるポイントはないと思います。
天下のiPhoneと並べたって遜色ないんですから良い感じですよね。
メインカメラの64MP(高解像度)モード
OPPO Reno5 Aのメインカメラは最大64MPの高解像度で撮影できますが、通常撮影では16MPになります。
48MPのほうがより高精細に撮影できると思うかもしれませんが、そこまで大きな違いを感じることはないでしょう。
左が64MPで右が16MPで撮影したものですが違いが分かりますか?
さらに1億画素相当の超高解像度モードも搭載されています。
これも正直違いがよく分かりません・・・。
左が1億画素相当、右が6400万画素での撮影です。
パッと見はよく分からないのですが、画像を拡大した時にディティールが潰れにくいという特長は活かせていると思います。
例えばこれは16MPで撮影した画像の一部を、OPPO Reno5 A上で最大に拡大したものです。
64MPモード、1億画素相当で撮影した画像なら、さらに大きく拡大することができました。
ここまですればやっと違いが分かる程度なので、撮影後に拡大したり、大きな紙に印刷したりするなら話は別ですが、普段使いにはあえて高解像度(64MP)・超高解像度(108MP)モードで撮影する必要はないでしょう。
望遠はデジタルズーム20倍まで
Reno5 Aには光学式望遠レンズは搭載されていないので、デジタルズームで最大20倍まで撮影が可能です。
5倍、10倍と倍率が上がるほど画質は粗くなっていきますが、ソフトウェア処理でそこそこ綺麗になります。
10倍以上だと粗さが目立って使いにくいですが、5倍までなら普通に使えそうです。
iPhone 12 miniと比較しても、5倍望遠なら画質的に勝っていると思います。
超広角カメラの性能
個人的に望遠よりもよく使うのが、ワイドアングルの超広角カメラ。
風景を撮影する時はもちろん、食卓全体を撮影する場合にも重宝します。
OPPO Reno5 Aの超広角カメラもまずまずといったところ。
使えないことはないですが、iPhone 12 miniと比較すると全体的にモヤがかかったような雰囲気になって暗くなってしまいます。
夜景モードの性能
OPPO Reno5 Aには夜景モードも搭載されています。
肉眼ではかなり暗いシーンでも、夜景モードで撮影すれば明るく綺麗に撮影可能です。
夜景モードでの撮影は「7秒間」スマホを固定しておく必要があるので、少々手間はかかりますね。
iPhone 12 miniの夜景モードと比較すると、明るさ不足な点が否めません。
明るくなりすぎて電灯がビカビカになってしまうということはないものの、個人的にはもう少し明るくなって欲しいところ。
ノイズも少ないですしバランスが良いとも言えますが、もう一声欲しかったかもしれません。
超広角カメラでも夜景モードを使えますが、こちらは暗すぎて全然だめでした。
マクロカメラの性能
OPPO Reno5 Aにはマクロカメラが搭載されています。
被写体に4cmくらいまで近づいて撮影することが可能です。
あまり登場する機会はないとは思いますが、ダイナミックな写真が撮影できるのであれば便利ですよね。
どうしてもスマホ自体の影が写り込んでしまって撮影が難しい・・・。
なお、以前にレビューした「moto g100」にはマクロカメラに周辺ライトが搭載されているので綺麗に撮影できます。
マクロ撮影好きの人は、本記事と併せてチェックしてみてください。
モノクロカメラの性能
OPPO Reno5 Aにはモノクロカメラも搭載されています。
厳密に言えば、メインカメラで撮影した画像にモノクロレンズの画像を合成して作成しているようです。
個別にモノクロモードがあるわけではなく、カラーフィルターの1つとして搭載されていました。
モノクロカメラなんて誰が使うんだと思っていましたが、OnePlusのスマホを購入して以来、僕は結構ハマっています。
インスタ映えするキラキラした写真とは真逆の雰囲気になって、これはこれでオシャレです。
ポートレートモードの性能
OPPO Reno5 Aには深度計測センサーは搭載されていませんが、ソフトウェア的な処理でのポートレート撮影は可能です。
撮影しながら「ボケ味」の調整ができるのが嬉しいポイント。
被写体と背景の切り分け精度も良く、愛しの息子を撮影してみたのですが遠近感のある良い感じの写真が撮影できました。
部分的に背景に溶け込んでしまうところもありましたが十分です。
インカメラの性能
OPPO Reno5 Aに搭載されているインカメラは1,600万画素。
十分綺麗に撮影できるので、普段使いに困ることはありません。
AIビューティー機能がしっかり利いて、美肌効果が高いですね。
HDRの精度も優秀です。
左は標準撮影で、右がポートレートモードなんですが、背景の白飛びがなくなっているのがよく分かります。
インカメラでの夜間撮影も良い感じで、玉ボケとは言えないまでも雰囲気のある写真が撮影できると思います。
インカメラに切り替えるとレンズ周辺が光るギミックが搭載されていて、地味に便利でした。
動画撮影の性能
OPPO Reno5 Aで動画撮影もしてみました。
日中はどのモードでも綺麗な映像を撮影できます。
AIハイライトモードでも撮影できますが、元々綺麗なのでそれほど大きな違いは感じませんでした。
手ブレ補正モードも搭載されていますが、4K・超広角カメラでの撮影は手ブレ補正が利かないものの、殆どの撮影モードでしっかり手ブレ補正が利くので、動きが激しい場面以外はあえて選択しなくても良いかもしれません。
夜間撮影は「ウルトラナイト動画モード」が一番綺麗に撮影できます。
1080P@30fpsに固定されてしまうものの、他のモードよりも明るく、手ブレ補正も利いた綺麗な映像になります。
その他のモードだと少々暗く、ノイズが目立った映像になってしまいました。
日中の撮影同様、4K・超広角カメラは手ブレ補正が利きません。
OPPO Reno5 Aのカメラ性能はまずまず良い感じでした。
「カメラで選ばれたい」っていうキャッチコピーはちょっと大げさかもしれませんが、殆ど人が満足できるカメラだとは思います。
OPPO Reno5 Aを実機レビュー
ここからはOPPO Reno5Aを実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
OSはAndroidをカスタムしたColorOS
OPPO Reno5 AのOSはAndroidをベースに独自カスタムされたColorOS 11。
以前のColor OSの評判はあまり良くなかったのですが、Ver.7から使いやすくなったようです。実際に使ってみても特に不便だなと感じるポイントはありませんでした。
カスタムOSと言っても癖がないので分かりやすくて良い感じ。
カスタマイズ性はそれほど高くありませんが、独自機能もしっかり搭載されています。
例えばよく使う機能やアプリに簡単にアクセスできる「スマートサイドバー」。
また、スリープ画面でのジェスチャー機能も使いこなせれば便利です。
音量ボタンを2回押しでカメラを起動できるのですが、音楽再生中は使えません。
そんな時にジェスチャー機能を割り当てれば、ディスプレイに円を描くだけでカメラ起動ができたりします。
4キャリアに対応したBand構成!楽天回線もOK!
OPPO Reno5 Aは国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26(Band 18を内包)○ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)○ |
楽天モバイルでも販売予定スマホなので、楽天回線にももちろん対応。
4キャリア全てのSIMカードを挿入して試してみたところ、データ通信・音声通話どちらも問題なく利用できました。
楽天モバイルのRakuten Linkが使えるかどうか、実際に試してみた様子をこちらの記事で紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
また、日本では未だ普及しきれていない5G通信(Sub-6)にも対応しています。
ドコモの「n79」には非対応なところは注意したいですが、5G回線をフル活用するのはもう少し先のことになりそうなので問題ないでしょう。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | Band 77 ○ Band 78 ○ Band 79 ✕ |
ソフトバンク回線 | Band 77 ○ |
au回線 | Band 77 ○ Band 78 ○ |
楽天回線 | Band 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
OPPO Reno5 Aは基本性能が優秀なので、2年後でも普通に使えていると思います。
今後爆発的に5G回線の技術が拡大した場合でも、OPPO Reno5 Aなら対応できるわけです。
eSIMが使えます!
OPPO Reno 5AはeSIMにも対応しています。
2021年6月現在、eSIMを取り扱っている通信キャリアは少ないものの、今後はeSIMがメインになってもおかしくありません。
eSIMを有効にするとSIMカードスロットの1つが潰されてしまいますが、2回線同時利用しながらmicroSDカードの併用が可能になります。
ヘビーユーザー以外はだから何?って話かもしれませんが、OPPO Reno5 Aをフル活用したい人にとっては嬉しい機能です。
こちらの記事でOPPO Reno5 AにeSIMを登録する方法を紹介しているので、是非御覧ください。
アプリクローンでLINEを複製できる
Xiaomiのスマホにお馴染みのデュアルアプリ機能がOPPO Reno5 Aにもあります。
それがアプリクローンです。
対応アプリで機能を有効にすれば、アプリの複製が可能に。
このようにLINEアプリが2つ作れるので、1台のスマホでアカウントを2つ使い分けることができちゃいます。
この他、見られたくないアプリ・画像動画を非表示にする機能や、アプリ起動にパスワードが必要になるモードなども搭載していました。
かなり細かくプライバシー設定できるので、まぁ・・・色々と隠すのは簡単です。
液晶ディスプレイでも十分綺麗です
OPPO Reno5 Aのディスプレイは、有機ELではなく液晶です。
前モデルOPPO Reno3 Aは有機ELディスプレイだったのでダウングレード。
とは言え、2021年に発売されるスマホなので、画面が粗い!なんてことはありませんよ。
どんなシチュエーションでも綺麗に表示してくれます。
視野角の広さも十分。多少きつい角度からでも明るさや色合いが変わることもありません。
若干画面下部が暗いような、黄色いような気がしますが、使用上不便を感じるほどではありません。
有機ELディスプレイに搭載されている「常時オンディスプレイ(AOD)」はOPPO Reno5 Aにはありません。
ただ、ディスプレイを2回タップすればロック画面を表示できる機能があるので、AODがなくても困らないでしょう。
迫力ある6.5インチ
ディスプレイサイズは6.5インチと大画面。ベゼル幅も狭く、表示領域はかなり広いです。
インカメラはパンチホールタイプで、ディスプレイ左上に搭載されています。
他のスマホに比べると少々大きめなのでゲームをする時に邪魔に感じることがあるかもしれません。
個人的には操作する手で隠れる部分なので、全然気になりませんでした。
ディスプレイサイズが大きいと、単純に一度に表示できる情報量が多くなるので便利ですよね。
しかもOPPO Reno5 Aは本体の重さが軽いので扱いやすのが他のスマホに比べて優れたポイント。
2画面分割モードや、OPPOスマホの独自機能「フローティングウィンドウ」も活かせますよ。
本体が軽いとは言え、片手操作は厳しいですね。
文字入力ならなんとかなるかもしれませんが、基本両手持ちになるでしょう。
ホーム画面についてのみ、片手操作しやすい「アイコンプルダウンジェスチャー」がありました。これ便利です。
リフレッシュレート90Hz
OPPO Reno5 Aの画面リフレッシュレートは最大90Hz。
1秒間にディスプレイを90回書き換えてくれるので表示が滑らかになります。
スローモーションで比較すると90Hzの方が残像が少ないことが分かるでしょうか。
ただ120Hzほどのヌルヌル感は少なく、画面をスクロールしている時にあ!滑らかかも?と感じるくらいです。
高リフレッシュレートに設定するとバッテリーの消耗が激しくなります。
Reno5 Aに関しては、一般的な60Hzのディスプレイと比べて劇的に動きが良くなるわけではないので、個人的には60Hzに設定しておけば良いかなと思います。
ゲームスペースはあるけど性能は向上しない
OPPO Reno5 Aには、ゲーム好きの人に嬉しい「ゲームスペース」機能が搭載されています。
ゲームに集中できる環境を作ってくれる機能です。
ただスマホ自体の性能を大きく向上させるわけではないようです。
「低電力モード」「均衡モード」「プロゲーマーモード」と3種類のモードがあるのですが、どれを選んでもCPU・GPU使用率に変化はありませんでした。
WidevineはL1で動画視聴は高画質
大画面ディスプレイの特長を最大限活かせるのは、ゲームと動画視聴です。
Reno5 Aのスマホのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
HDR機能は搭載されていないものの、NetflixでもAmazonでプライムビデオでもしっかりFHDで動画視聴できました。
スマホの画面で動画を見るならSD画質でも十分だと思っていますが、高画質で楽しめるのだったら、それに越したことはありません。
aptX Adaptiveに対応していました
OPPO Reno5 Aはモノラルスピーカーなので、ゲームや音楽を高音質で楽しみたい場合にはイヤホン・ヘッドホンが必須です。
3.5mmイヤホンジャックが搭載されているので有線イヤホンはもちろんですが、Bluetoothコーデックが高音質対応な点も見逃せません。
公式サイトのスペック情報では以下のオーディオコーデックに対応。
- SBC
- AAC
- aptX
- aptX HD
- LDAC
さらに僕が実際に試したところ、aptX Adaptiveにも対応していました。
aptX Adaptiveに対応しているスマホは実はそんなに多くないので、個人的にはかなり嬉しいポイントでした。
純然たるハイレゾ(96KHz/24bit)には敵いませんが、Amazon Music Unlimitedのストリーミング再生でも48KHz/24bit音質を楽しむことができちゃいます。
指紋認証・顔認証どっちも使える
OPPO Reno5 Aのロック解除は指紋認証と顔認証。
背面パネルに指紋認証センサーが搭載されています。
精度も十分で、ちょっと触れるだけでもロック解除できました。
顔認証はインカメラを使った簡易的なものです。
さすがにマスクを装着していると反応してくれませんが、眼鏡だったらロック解除可能。
反応も早く、インカメラに顔が入れば一瞬でロック解除されます。
ちなみに持ち上げて画面を表示する機能と顔認証を併用すれば、スマホを持ち上げるだけでロック解除できるので超便利でした。
おサイフケータイが使える!
OPPO Reno5 Aを購入するメリットの1つはFeliCaが搭載されていること。
SuicaもPASMOもQUICPayもiDも。
あなたが使っているおサイフケータイの機能が、Reno5 Aでも使えます。
FeliCaのポートは、背面パネル上部カメラユニットのすぐ隣にあるのでタッチしやすいですね。反応もバッチリ!何の問題もありません。
IP68 防塵防水性能
OPPO Reno5 Aのもう1つの優れたポイントは防水性能です。
防滴性能なんていう付いてるのかどうかハッキリしないものじゃないですよ。
IP68等級の防塵防水性能です。
試しに水の中に入れて使ってみましたが、何の問題もありません。
念のためにお知らせしておきますが、あくまでも防水性能です。
よく防水性能があるからお風呂でも使える!っていう記述を見かけますが、それは間違いですよ?
OPPO公式サイトにも以下のように記載されています。
常温で水道水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに通信機器としての機能を有すことを意味します。
引用:公式サイト
お風呂の中でOPPO Reno 5Aを使っていて、湯船に落としてしまったら最悪破損する可能性があるので注意してください。
また、Reno 5Aに水がかかってしまった時は、しっかり乾かしてから充電しましょう。
濡れた状態で通電させるのは非常に危険なので絶対にやめましょう。
OPPO Reno5 Aのスペック表
サイズ | 162mm × 74.6mm × 8.2mm |
重さ | 約182g |
ディスプレイ | 6.5インチ 液晶ディスプレイ FHD+(2400×1080) 405ppi 画面占有率 90.0% |
リフレッシュレート | 90Hz |
OS | ColorOS 11 Based on Android 10 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 765G |
RAM | 6GB LPDDR4X |
ROM | 128GB |
外部ストレージ | 対応(最大1TB) |
リアカメラ(メイン) | 6400万画素 f/1.7 |
リアカメラ(超広角) | 800万画素 f/2.2 / 119° |
リアカメラ(モノクロ) | 200万画素 ƒ/2.4 |
リアカメラ(マクロ) | 200万画素 ƒ/2.4 |
インカメラ | 1600万画素 ƒ/2.0 |
ビデオ(リアカメラ) | 4K@30fps 1080P@60fps/30fps 720P@60fps/30fps |
ビデオ(インカメラ) | 1080P@30fps 720p@30fps |
バッテリー | 4,000mAh 18W急速充電 PD/Quick Charge |
ポート | USB Type-C |
生体認証 | 背面指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM×2 eSIM対応 |
2回線同時待ち受け | 可 |
対応Band (赤字が重要Band) | 【GSM】850/900/1800/1900 【WCDMA】B1,2,4,5,6,8,19 【LTE-FDD】B1,2,3,4,5,7,8,18,19,20,26,28 【LTE-TDD】B38,39,40,41 【5G】n3,28,77,78 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n |
Bluetooth | Ver5.1 |
BTコーデック | SBC AAC aptX aptX HD LDAC |
イヤホンジャック | あり |
スピーカー | モノラル |
FMラジオ | あり |
防塵防水 | IP68 |
NFC | あり |
FeliCa(おサイフケータイ) | 対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
OPPO Reno5 Aのレビューまとめ
多くの人が満足できるOPPO Reno5 Aをレビューしました。
優秀な動作性能に加えてFeliCaと防水性能を搭載。カメラ性能も十分で、大きいながらも軽いから扱いやすい点が優秀。
唯一の欠点はステレオスピーカーではないところですが、動画視聴やゲームの時にイヤホンをすれば解決です。
もしあなたがOPPO Reno5 Aを購入しようか迷っているなら、自信をもっておすすめさせていただきます。
これだけの性能のスマホが43,800円(税込)なんて買わないと損するレベル。もし、さらに安く購入したいならMVNOなどでSIMカードとセットで購入しても良いでしょう。
拝見しました。悩んでたので詳しくありがとうございます。iphoneが異常に高く買う気にならずにいました。
やくまるさん
嬉しいコメントありがとうございます!
お役に立てて良かったです。
Reno5 Aは多くの人が求める性能を搭載しているので良端末だと思っております!
知りたいことが全て書いてありました…。ありがとうございます。
しぃさん
コメントありがとうございます。
お役に立てて良かったです!嬉しい!
また新しいスマホを探している時にでも遊びにきてくださいね。
10日ほど前にreno5a をAmazonで購入しました。
この記事は詳しくて大変参考になりました。今の処の問題は受信メールにバッジが付けられないことです。いろいろやってみましたがだめです。ひょっとしてreno5aはバッジをサポートしていないのでは、と思うようになりました。どうなんでしょうか。バッジを付ける設定の仕方はあるのでしょうか?
Kazさん
コメントありがとうございます。
通知バッジのことでしょうか?それは困ってしまいますね・・・。
以前からOPPOのスマホは通知関連がイマイチと言われることがあるので、Kazさんも同じ症状なのかもしれません。
使用アプリ・使用方法・利用環境によって様々なので何とも言えないのですが、僕だったら以下の点を確認します。
・Reno5 A設定アプリで通知関連項目
・アプリ情報(アプリアイコン長押しで確認できます)
・アプリ内の設定で通知関連項目
また、OPPO公式サイトでも通知に関するトラブルについての対処法が紹介されているので併せて確認されても良いと思います。
https://support.oppo.com/jp/answer/?aid=2035708
一般的なお答えで申し訳ございませんが参考になれば幸いです。
reno5aを使っていますがprimevideoでHD再生できませんよ
すしさん
コメントありがとうございます。
僕が実機レビューしたときは再生できていたのですが、おかしいですね!?
画質設定や通信速度等も問題なさそうですか?
視聴開始直後は表示されなくても、しばらくすると画質がかわることもありますね。