OnePlus 9 Proで良いかな?
OnePlus 10 Proを購入しました。
XiaomiやOPPOが日本国内でバンバン良いスマホを発売してくれるので、もはや技適のないスマホをわざわざ海外から購入する必要なんてないんじゃないかと思っております。
ただ紛いなりにもスマホをレビューしているブロガーの端くれとしては、2022年の最新SoCであるSnapdragon 8 Gen 1の性能が気になるところです。
2022年2月時点で、同SoCが搭載されているスマホは既にいくつか発売されていますが、OnePlus 10 Proに限ってイマイチ話題になっていないように感じました。
おそらくスマホに詳しい人やOnePlusファンの人にとって、OnePlus 10 Proは「つまらない」んだと思います。スペックを見ただけで解散しているのでしょう。
そこで人柱になるべくOnePlus 10 Proを購入してみたので、本記事でレビューいたします。
購入を検討されている人の参考になれば幸いです。
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日本円にして約65,000円($497.15)で購入可能になっております。
中国版よりも安くなっているのでお見逃しなく!
AliExpress>>OnePlus 10 Pro
OnePlus 10 Proは「技術基準適合証明」(いわゆる「技適」)を取得していません。私は本記事を作成するにあたり、総務省に試験利用の届け出を行ったうえで使用しています。
総務省>>技適未取得機器を用いた実験等の特例制度
タップして読みたい場所へ
OnePlus 10 Proのメリット・デメリット・評価
OnePlus 10 Proは2022年1月に発売されたOnePlusのフラッグシップモデルです。
本記事はかなりボリューミーになってしまったので、まず最初に実機を使って感じた買うべきメリット・デメリット・評価をサクッとまとめて紹介します。
メリット
OnePlus 10 Proを購入すべきメリットは以下のとおりです。
- Snapdragon 8 Gen 1搭載
- AnTuTu100万点超えの動作性能
- 高級感のあるデザイン
- 扱いやすいサイズ感
- 美しいディスプレイ
- LTPO2.0による可変リフレッシュレート
デメリット
OnePlus 10 Proを購入前にチェックしておきたい注意点は以下のとおり。
- 発熱
- 気難しいHasselbladカメラ
- 80W急速充電できない
- 前モデルからの変化が少ない
評価
(4点/5点満点)
さすがフラッグシップモデル!とも言うべき高級感あふれる外観デザインに感動します。
AnTuTuベンチマークスコア100万点を超える動作性能も見事な仕上がりです。
ただ前モデルからの進化が乏しくマイナーアップデート感が否めません。
OnePlusファンにはもちろんのこと、初めてOnePlusのスマホを買おうと考えている人にもおすすめしにくいと感じました。
OnePlus 10 Proは決してダメなスマホではありませんが、前モデルのOnePlus 9 Proで事足りちゃう気がします。安く買えますしね・・・。
OnePlus 10 Pro中国版は不便はないのか?
購入したOnePlus 10 Proは中国版(大陸版)です。
これまでOnePlusスマホの中国版を使ったことがなかったので、実機を使ってみて不便なことがないのかどうか、備考録的に紹介しておきます。
ColorOSなので日本語は問題なし
OnePlus 10 Pro(中国版)に搭載されているOSはOPPOのColorOSです。
Android 12をベースにしたColorOS 12.1。購入後1回システムアップデートがあったので本記事作成時点でのバージョンは「NE2210_11_A.08」になります。
日本で販売されているOPPOスマホにも導入されているので、初期セットアップから日本語を選択可能。
難しそうな日本語化をする必要がないので一安心です。よかったよかった。
Google Playアプリをインストール必要がある
日本語は何もせずに選択可能ですが、中国版のスマホなのでGoogle関連アプリ・サービスが何一つインストールされていません。
ホーム画面にも見慣れないアプリが並んでいるので戸惑います。
キーボードも中国語仕様でびっくり・・・。
このままではさすがに使っていくのが厳しいので、「Google Playアプリ」をインストールする必要があります。
もちろんApp Market(中国版のPlayストアのようなもの)にはGoogle Playは存在しないので、APKファイルをダウンロードです。いわゆる野良アプリってやつですね。
まずApp MarketからGoogle Chromeをインストール。これはあるんだ。
あとはインストールしたGoogle Chromeで「APKPure」というサイトにアクセスして、Google PlayのAPKファイルをダウンロードしていきます。
もちろんAPKファイルはどこの誰が作ったのかも分からないので、十分に注意してダウンロードする必要があります。何か不具合が起きても全て自己責任です。
不具合ならまだしも情報が抜かれたりすると怖いですからね。
なお、購入時点の最新版をインストールしたところ、うまく使えなかったので、更新日付の少し古い旧バージョンをインストールしました。
現在はバージョン「29.2.14-21」を使っております。Playプロテクトのデバイス認定も問題なしです。
Google Playアプリさえイントールできれば、こっちのものです。Google PlayアプリからGoogle関連アプリや、好みのアプリをインストールしていきましょう。
もちろん、これをもって日本で購入するようなスマホと同じにはなりません。
随所に中国語が出てきますし、システムアップデートの内容も翻訳ソフト(Googleレンズが便利ですよ)を使わなければ分からないので困ることもありました。
使い勝手はOPPOのスマホ
ColorOSが搭載されているので、OPPOのスマホを使っているような感覚です。
もちろん時計の1だけが赤などOnePlus用にカスタマイズされている部分はありますが、OPPOのスマホを使ったことがあれば違和感ないでしょう。
特別な機能やジェスチャー操作なんかもOPPOスマホそのものですね。
ColorOSが搭載されているとタスクキル問題が気になる人が多いと思います。
僕自身はOPPOスマホのタスクキルで困ったことはないんですけどね?
一部紹介しておくと、LINEは特に設定しなくても通知がこないことはありませんでしたが、Gmailは「バックグラウンドアクティビティを許可」にしないと通知がきません。
また、アプリの実行を停止しないロック機能も効果的だと思いますが、ロックできるのは最大5つと制限がありました。
VoLTEに対応しているらしい
これは実際に試したわけではないですが、ColorOS搭載モデルはVoLTE化する必要がないらしいです。Oxygen OSではそういうわけにはいかないので安心ですね。
公式サイトに掲載されている中国版の対応Bandは以下の通り。
- LTE-FDD: B1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 20, 26, 28A
- LTE-TDD: B34, 38, 39, 40, 41
- MIMO: LTE: B1, B3, B38, B39, B40, B41
- NR: n1,n3,n40,n41,n78,n79
- WCDMA: B1,2,4,5,8,19
- 5G NSA: n1,n3,n5,n8,n40,n41,n78,n79
- 5G SA: n1,n3,n5,n8,n28A,n40,n41,n78,n79
- CDMA: BC0
- GSM: B2, 3, 5, 8
これを見る限り、5G回線のn77が非対応くらいなもので、日本でも普通に使えそうです。VoLTE化しなくても良いならなおさら不便が少なそう。
ただし、この情報はあくまで中国国内向けの情報です。Band・VoLTEが対応しているから、これをもって直ちに日本のキャリアでも使えるとは言い切れないのでご注意ください。
OnePlus 10 Pro中国版の価格
OnePlus 10 Pro中国版の価格は以下のとおり。
2022年2月11日現在の中国版OPPO Shopでの販売価格・レートを掲載しています。
モデル | 販売価格 |
8GB+128GBモデル | ¥4699(約85,700円) |
8GB+256GBモデル | ¥4999(約91,200円) |
12GB+256GBモデル | ¥5299(約96,700円) |
僕が購入したのは最小構成の8GB+128GBモデル。
ちなみに今回「京東」という中国の通販サイトを初めて使いました。こんな感じでチンプンカンプンだったのですが、無事購入できて良かったです。
京東は凄いですよ。商品が到着するまでめちゃくちゃ早い。
2022年1月17日に注文して21日に届きました。1週間かかってないですからね。国内のECサイトで購入したかのような早さです。
AliExpressやBanggoodで買い物することもありますが、注文してから商品が届くまで1ヶ月以上かかることがあります。それに慣れているので驚きです。
ちなみに価格は京東の商品ページに表示されている販売価格で間違いありませんが、商品到着から暫くするとFedExからも関税・手数料等の請求書が届きます。
2022年3月31日 グローバル版発表
2022年3月31日にOnePlus 10 Proのグローバル版が発表されました。
搭載されているOSはAndroid 12をベースにした「OxygenOS 12.1」です。
また、アメリカで発売されるモデルは80Wではなく65W急速充電器が付属されるとの話もあるので注意が必要です。
GSMArena>>OnePlus 10 Pro launches globally
9to5Google>>OnePlus 10 Pro officially expands to US, Europe, and other global marks from $899
グローバル版の販売価格は以下のとおりとなっております。
- 8GB/128GBモデル:$899/£899/€799
- 12GB/256GBモデル:£999/€899
OnePlus 10 Proのデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
まずはOnePlus 10 Proの外観を見ていきましょう。
デザイン
OnePlus 10 Proのカラーバリエーションは黒と緑の2色。
僕が購入したのは黒です。緑もオシャレなので迷ったのですが、無難に黒。
箱から取り出した瞬間に「はぁぁぁ」と謎に感嘆の声をあげてしまいましたね。
これまでに見たこともないような高級感の迸るデザイン!
背面パネルはガラス製のようなんですが、なんなんでしょうかこの質感は。
極小さなラメが施されており、一見ザラザラしているようですが、しっとりサラサラな触り心地。指紋はもちろん脂汚れなんかも全く目立ちません。
もうずっと触っていたい・・・。サラサラしすぎて落としちゃいそうだな。
ガラス製の背面パネルで多いのがマットなフロスト加工だと思うんですが、それとも異なる落ち着いた光沢具合。この質感は初めて体験しました。
なんでしょう。ちょっと妖艶な雰囲気すら醸し出しています。エロい。
いやぁ・・・。オシャレすぎる。ケースなんか付けたくないですね。落としたら怖いから付けるけど。
背面上部には大きなカメラユニット。背面パネルとは打って変わって激しく反射します。アルミ製なのかなぁと思いきやセラミック素材とのこと。
ちょっとデカすぎるかな・・・。
メイン・超広角・望遠の3眼構成。4つ目のカメラに見えるのはリングライトです。
「HASSELBLAD」の文字も輝いております。
カメラユニットは側面フレームと統合されているような変わったデザイン。
素材が違うので完全な統合とはいかないですよね。なんとなく中途半端なデザイン。
これをやるなら素材を統一して完全な一体型にすれば良かったような気がします。
側面フレームにむかってなだらかに湾曲。手に突き刺さることなく持ちやすいです。
金属製の側面フレームも光沢の少ないマットな色合い。渋くて無骨な感じですね。
ディスプレイを正面にして、右側面には電源ボタンとOnePlusのお家芸アラートスライダー。マナーモードへの切り替えが楽チンになります。
左側面には音量調節ボタン。スクショを撮る時はギュッと握るような感じになります。個人的に電源ボタンと上下に並んでいるよりも好みです。
本体下部にはカードスロット・マイク・USB-Cポート・スピーカーを搭載。
カードスロットを抜き出す時にSIMピンをマイクに刺さないように要注意!
カードスロットはnano SIMを表裏に装着するタイプ。残念ながらSDカードは装着できません。
本体上部にはマイクのみです。
インカメラはパンチホールタイプでディスプレイ左上に。
全画面表示でも気になることはありませんでした。レンズ周辺の黒い部分は光る仕様です。
サイズ感
OnePlus 10 Proのサイズは160.3mm×73.9mm×8.55mm。6.7インチの巨大ディスプレイを搭載している割にはコンパクトに感じました。
ただこれは僕が普段使っているのがPixel 6 Proだから、そう感じただけかもしれないです。
Pixel 6 Proのサイズは163.9mm×75.9mm×8.9mmなので、OnePlus 10 Proより縦横数ミリ大きいんですよね。
数字だけなら極僅かな違いなんですが、手にした時の感覚が全然違うんですよ。特に横幅がかなりスッキリしていると感じます。
OnePlus 10 Proの方がはるかにハンドリングしやすいです。不思議。
重さは実測で202g(フィルム込み)と、6インチを超えるスマホとしては一般的。バランスが良いのか、そこまでズッシリ重くは感じませんでした。こんなもんでしょう。
付属品
OnePlus 10 Proの付属品は以下のとおりです。
- クイックスタートガイド・保証書etc
- SIMピン
- 充電器
- 充電ケーブル
- 保護ケース
- 保護フィルム
- ステッカー
保護フィルムは購入時から貼付け済み。元々フィルムを貼るのが下手なうえに、エッジディスプレイだと僕自身で貼り付けるのは不可能なので一安心。
UVコーティング?する際にボタン類を保護するためのフィルムも付いていました。
保護ケースはソフトタイプで透明ではありません。OnePlusのロゴとキャッチコピーが印字されています。かっこいいですね。
装着しておけばカメラが直接触れてしまうことはないでしょう。OnePlus 10 Proのカメラユニットは大きいので注意です。
充電ケーブルはUSB-A / USB-Cのもの。OnePlusお馴染みのレッドケーブルです。
充電器はUSB-Aのものでした。USB-CにはPowerDelivery以外の急速充電規格を搭載できないので当然っちゃ当然。
「Warp Charge」ではなく「SUPER VOOC」が印字されております。呼び名は違えど中身は一緒。とは言えちょっと寂しいですね。
OnePlus 10 Proのディスプレイをレビュー
OnePlus 10 Proの特徴の1つが美しいディスプレイです。
6.7インチFluid AMOLED
OnePlus 10 Proのディスプレイは6.7インチの有機EL。
OnePlus 9 Proのディスプレイは綺麗だと定評がありました。OnePlus 10 Proでもそれは顕在。もうめっちゃくちゃ綺麗です。
- 3216×1440(QHD+)
- 525ppi
- アスペクト比 20.1:9
- 画面占有率 92.7%
- コントラスト比 5000000:1
- 最大輝度 1300nits
十分なスペックを搭載しており何を表示させてもハッとするほど美しい。アイコンや文字を直接触っているかのような不思議な感覚です。
自分で撮影した写真も綺麗に見れますよ。被写体がそこにあるかのよう。すごいわ・・・。
有機ELって黒が引き締まってますよね。真っ黒のものを表示した時に液晶ディスプレイとの違いがはっきりします。
屋外でも見づらさを感じることは全くありません。
視野角の広さも十分でした。ここまで傾けて使う人もいないと思いますけど。
殆ど同じスペックのディスプレイを搭載しているPixel 6 Proと比較するとこんな感じ。OnePlus 10 Proは青っぽい色合いになっています。
色合いが気になる場合は設定から変更可能。この他、低画質の画像や動画を綺麗にしてくれる機能もあります。
バッテリーもちを少しでも良くしたい場合には、ディスプレイ解像度をFHD+に変更することも可能です。ちょっともったいない気がするけど・・・。
LTPO2.0による可変リフレッシュレート
OnePlus 10 Proは有機ELパネルのバックプレーンに「LTPO 2.0」を採用。
表示内容によって1Hzから120Hzの範囲で動的に変化する可変リフレッシュレートに対応しております。
これまでに使ってきたスマホの中にもリフレッシュレートを自動調整してくれるものがあったのですが、60Hzと120Hzが切り替わる程度の変化しか感じることができませんでした。
この点OnePlus 10 Proでは1Hzでの駆動を確認。「開発者向けオプション」によるリフレッシュレートの表示なのでどこまで正確なのかは分かりませんが、一応スペック通りの可変リフレッシュレートになっているようです。
第2世代LTPOディスプレイは初代よりもスムーズにリフレッシュレートが切り替わるとのこと。
OnePlus 10 Proと同様に可変リフレッシュレート(こちらは第1世代LTPO)に対応しているPixel 6 Proと比較してみると、確かに素早く切り替わっていました。
Pixel 6 Proはスクロールを停止した時に60Hzを表示しているのに対し、OnePlus 10 Proはしっかり1Hzになっているのも確認できます。
動画を試聴している時は60Hzに。停止すると1Hzになっていますね。LTPO 2.0は非常に優秀です。
なおリフレッシュレートの最低値はディスプレイの明るさによって変化するようです。通常使用では5Hzから10Hzになると思います。
ゲーム中にもリフレッシュレートを表示させてみました。
FPS120に設定している荒野行動では最大120Hz。動きの少ない場面では30Hzに。
FPS60に設定した原神では60Hzを表示していました。画面リフレッシュレートがゲームのFPSに連動しているようです。もしかして当たり前のこと?
なお画面解像度同様、リフレッシュレートも最大60Hzに変更可能。バッテリーもちに大きく影響する部分なので、好みに合わせて設定したいところです。
僕はバッテリーもちよりもディスプレイのクオリティを優先したいので「QHD+/120Hz」に設定して使っております。
ディスプレイを動かしている最中は概ね120Hzでヌルヌル動きます。やっぱり高リフレッシュレートは好きです。ヌルヌル。
ちなみにタッチサンプリングレートは公開されておりませんが、Touch MultiTestというアプリで計測した結果は240Hzほどでした。
AODのリフレッシュレートが1Hz
OnePlus 10 Proは有機ELディスプレイ搭載スマホにはお馴染みの常時表示ディスプレイ(AOD)機能が使えます。
AOD自体はもはやミドルレンジのスマホでも使えたりするので珍しくもないのですが、OnePlus 10 ProはLTPO 2.0による可変リフレッシュレートでAODでのリフレッシュレートが1Hzとのこと。
2022年2月に配信されたシステムアップデートで正式にサポートされることになりました。
日本語に翻訳したものがこちら。全てのAODが対応しているわけではないようですが、確かにアップデートに含まれております。
残念ながら僕には確かめる術がないのですが、通常時のリフレッシュレートがしっかり切り替わっていたので、おそらくその通りなのだろうと思います。
スタンバイ時に無駄にバッテリーを消費しなくて済むのが嬉しいポイントです。
なお同アップデートには以下の内容も含まれておりました。
- ポートレートモードでの背景ぼかし最適化
- サードパーティー製カメラのホワイトバランス最適化
- 夜景モードでの画像鮮明度の最適化
- システムの滑らかさの最適化
- 振動モーターの効果最適化
- Bluetoothヘッドセット互換性の最適化
- フォトアルバムの分類精度最適化
最新モデルは販売当初に不具合がつきものなので、ユーザーのフィードバックを受けながら少しずつ洗練されていくものですね。
エッジディスプレイ
OnePlus 10 Proは好みが分かれるエッジディスプレイを採用。
個人的にはシンプルにかっこいいので好み。
これまで使ってきたエッジディスプレイに比べて湾曲具合が緩やかだなと感じました。フラットディスプレイに近い感覚で使えると思います。
ディスプレイにはCorning Gorilla Glass Victusが採用されているので耐久性にも優れております。
爆速の画面内指紋認証
OnePlus 10 Proは画面内指紋認証を搭載。
センサーの位置はこのあたり。片手持ちでも親指が届く位置にありました。
認証の反応は爆速。ちょっと触っただけでロック解除できていました。
今使っているPixel 6 Proが少し時間がかかるだけに、この反応には感動してしまいます。
なおインカメラを使った顔認証も使えます。こちらもロック画面が表示されないくらいに上々な反応速度です。素晴らしい。
マスクを付けた状態での顔認証って厳しいのですが、指紋認証と顔認証の両方付いているのに越したことはありません。家では顔認証の方が使いやすいですからね。
Widevine L1で高画質だけど・・・。
美しく高精細なディスプレイでは動画視聴を楽しみたいところ。
OnePlus 10 Proはデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルがL1。
NetflixやAmazonプライムビデオなどでFHD画質が楽しめます。
・・・と言いたいところですが、2022年2月現在、完全対応とは言えない状況でした。
NetflixはFull HD画質で再生可能なもののHDR機能は「なし」。
Amazonプライムビデオにいたっては、SD画質での再生となります。
どちらも今後仕様が変わると思いますが、現時点で最高画質を楽しむことはできないので注意が必要です。
Pixel 6なんかも発売直後はNetflixのHDR機能に非対応でしたが、現在は対応しているので、OnePlus 10 Proもそのうち対応してくれることでしょう。多分。
OnePlus 10 Proの動作性能・ゲーム性能をレビュー
スマホの動作性能を司るのがSoC。OnePlus 10 Proには2022年フラッグシップチップセット「Snapdragon 8 Gen 1」が搭載されております。
2022年2月時点で最高性能をほこるチップセット。搭載されているスマホはまだ数えるほどしかありません。
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの動作性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということになります。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.8の総合スコアは895,349点、GPUスコアは455,360点。
高めのスコアになるVer.9では総合スコアが1,010,691点、GPUスコアは442,814点という結果になりました。
100万点を超える計測結果に。しびれますねー!
スコアの内訳は以下のとおりです。
スコア的には世界最高レベルのスマホということになります。
もちろん、これから更に高性能のスマホが登場するとは思いますが、自分の手にしているスマホが最高性能っていうだけで気分が良いですね。シンプルに嬉しい!
ただ、普通に使う分にはAnTuTu100万点なんていうスコアは全く必要ありません。Ver.9で60万点以降のスコアがあれば、そこから先は過剰性能で体感は変わらないと思います。
これまでレビューしてきたスマホのAnTuTuスコアはこちらのページでランキング形式にして掲載しているので、参考に御覧ください。
他のベンチマークソフトでの計測結果も参考に掲載しておきます。
当たり前ですが、基本動作は快適でサクサク。言うことは何もありません。
これはAnTuTuベンチマークを回しているところ。信じられないくらい滑らかでした。
ただ1点注意したいのが、どんなものでも快適にサクサク動くとは言い切れないこと。
最新のSoCなのでサービスやアプリが対応してないことが多々あります。
それに本記事で紹介しているOnePlus 10 Proは中国版ですので、海外のローカルサービス全てに最適化されているとも思えません。
自分の使っているアプリがちゃんと動かなかったとしても、中国国外のことは知らんがな!っていう話です。
これは海外スマホや最新SoC搭載モデルを購入するリスクの1つになりますが、くれぐれもご注意ください。
高パフォーマンスモードで性能向上!?
OnePlus 10 Proはバッテリー設定から高パフォーマンスモードが選択可能です。
発熱やバッテリー消費を犠牲にして動作性能を高める機能。
以前レビューしたOnePlus Nord 2では同機能を有効にしたらAnTuTuベンチマークスコアが向上していました。
OnePlus 10 Proでもスコアがアップするのか、実際に複数回AnTuTuを回した結果がこちら。
全くスコアに変化はありませんでした。
せっかくリミッターを外す機能があるのなら普段はもう少し性能を抑えて、発熱やバッテリー消耗を抑えるように設定してくれても良かった気がします。
ただ、この結果を見る限り3回目のスコアが落ちているので、高温になると動作性能を落として発熱を制御しているようにも感じますね。
ブラウジングをGoogle Pixel 6 Proと比較
スコアだけでは分からない部分もあるので、僕がメインで使っているPixel 6 Proと動作性能を比較してみました。
ちなみにPixel 6 ProもAnTuTuベンチマークスコア(Ver.9)を70万点を超えるハイエンドモデルになります。
20万点以上のスコア差がどんなものなのかチェックしてみましょう。
じっくり比べるとOnePlus 10 Proのほうが表示速度が早いですが、もはや誤差レベル。もしかしたら僕のタッチがズレていただけかも。
いずれにしても、70万点だろうが100万点だろうが普段使いに大きな影響を与えるほどの差はありません。
ゲーム性能(原神・PUBG)をチェック
最新のハイエンドスマホを求める人は、ゲームが快適にプレイできるかどうかが最も気になる部分だと思うので、チェックしていきます。
まずゲーム性能のベンチマーク的な存在となっている「原神」のデフォルトグラフィックス画質は「中」でした。
ただ最高設定(60FPS)にしても、快適にプレイできるのでご安心ください。
いくら僕がヌルヌルですー!サクサクですー!と言っても信憑性がないと思うので、客観的なデータもご紹介しておきます。
大手メディアのAndroPlusさんが紹介していた「WeTest PerfDog」を使ってみました。
データの書き出しを忘れてしまったのでスクショです・・・。すみません。
30FPSと60FPSのところに自分で白いラインを引いてみたのですが、15分間のプレイでの平均FPSは40後半くらいになっているんじゃないかと思います。
別のタイミングで7分間プレイしてみたのがこちらのグラフ。この時は平均40FPSくらいでした。
続いてPUBG MOBILE。デフォルトのグラフィック設定は「スムーズ/極限」「FHD/ウルトラ」。90FPSは表示されませんでした。
「WeTest PerfDog」のグラフがこちら。「スムーズ/ウルトラ」設定でプレイしてみたところ、殆ど60FPSで推移していました。
ちなみに僕がメインで遊んでいる「モンスト」「パズドラ」は、日本国内向けのゲームですが、普通に遊べます。
パズドラの全体攻撃のエフェクトで若干カクつくかなーとは思いましたが、気になるほどではありませんね。今は修正されていますが、アップデート前のMi 11 Lite 5Gの方がよっぽど酷かったです。
中国版なので全てのゲームが快適に遊べるとは言い切れないものの、OnePlus 10 Proのゲーム性能は高いと言っていいのではないでしょうか。
120FPSで遊べるスマホゲームをチェック
せっかくなので120FPSのゲームで遊べるのかも調べてみました。
荒野行動が120FPSに対応しているとのことなので試してみたところ、しっかり設定可能。
ずっとFPS120が出ていたわけではないですが、ちょこちょこ近い数字を観測していました。
World of Tanks Blitzも120FPSの設定が可能。
ただこちらはFPS60以上になることはありませんでした。
発熱します・・・。
高性能チップセットを搭載していると気になるのが発熱。
OnePlus 10 Proには合計34119.053ミリ平方メートルの放熱エリアがあるそうです。これならゲームしててもアツアツにはならなそうですね?
そんな期待とは裏腹に、普通に発熱しちゃいます・・・。
まずAnTuTuベンチマークスコアを3回連続で計測した時のCPU温度がこちら。
1回計測後にすでに50℃を上回り、計測を続けるたびに温度が上昇していることが分かります。
続いてゲームプレイ時の発熱状況。
さきほど紹介した「WeTest PerfDog」のグラフを見てみると、原神をプレイしている時のCPU温度が34℃から変化していないことが分かります。
これは多分僕の設定ミスか、おかしな数字を吐いているだけだと思います。そんなわけないですから。
そこで、ColorOSに搭載されているフローティングウィンドウ機能でAnTuTuベンチマークを常時表示しながら原神をプレイしてみました。
AnTuTuを起動させているのでその分CPU温度は上がっていると思いますが、実際とかけ離れた数字にはならないと思います。
起動させた瞬間から70℃を突破。どうなってるんですか・・・。
その後も上がり下がりするものの、およそ34℃なんてあり得ない温度になっていました。本体背面上部、側面がかなりの熱さです。
他のゲームをプレイしても同じように発熱がありました。
FPSが極端に下がってしまうことはありませんが、高いグラフィック性能が求められるゲームだと厳しいですね。
放熱エリアが広く設けられていたとしても発熱は止められないようです。
ちなみに、OnePlus 10 Proには「Hyper Boost」というゲームに特化した機能があり、パフォーマンスの設定ができます。
最も負荷がかかりにくい「Low Power」設定にしてみても、やはり発熱を抑えることはできませんでした。わずかに低くはなったので少なからず機能していると思いますが・・・。
最新のSnapdragon 8 Gen 1はかなり発熱してしまうようなので、ゲームのように高い負荷をかける時は休みを入れながらやったほうが良いと思います。
これだけ高温になってしまうと、いつ熱暴走を起こすか分かりませんからね。
4Dバイブレーションを試したかった
ゲーム特化機能「Hyper Boost」にはゲームを快適にプレイできるよう様々な設定が可能です。
この中に「4Dバイブレーション」というゲーム画面に連動して本体が振動する機能があります。
これを使ってみたかったのですが、中国国内向けの一部ゲームのみに対応しているようで使うことができませんでした。
最も最適化されているだろう「和平精英」や「王者荣耀」などのインストールを試みるも、アカウントが作成できずに終わりました。残念。
AnTuTuストレージテストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度のテストもしてみました。
読み込み・書き込みともに十分な速度。本体の起動はもちろん、重いゲームの起動もかなり早いと実感しております。
僕が購入したのはRAMが8GBのモデルなので12GBであればさらにスコアが良くなるでしょう。8GBでも不便は感じていませんが。
ストレージ容量は128GB。システム容量が15GBほどあるので実際に使用可能な容量は110GBほどになります。
OnePlus 10 Proは外部ストレージを利用できないので、写真・動画を沢山撮影する人や、重いゲームを複数プレイする人は上位モデルの256GBのほうが安心かもしれませんね。
なお、OnePlus 10 Proには使わないストレージの一部を最大5GB分仮想メモリにする機能が搭載されております。
おそらくパソコンと同じように、この機能で動作が速くなることはないでしょうが、元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心です。
OnePlus 10 Proのバッテリー性能をレビュー
OnePlus 10 Proのバッテリー容量は5,000mAhとスペック的には超大容量。2,500mAhのバッテリーが2つ搭載されており、その合計です。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
PCMarkバッテリーテスト
OnePlus 10 Proのバッテリーは長持ちなのかPC Markというベンチマークアプリでテストしました。
PC Markは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる結果だと思っています。
バッテリー残量100%から20%まで消耗する時間は約12時間19分と長もちではないものの、まずまずな結果に。
ごく普通に使う分には外出先で充電を気にしなければいけないことはないでしょう。1日くらい余裕でもつ性能です。
ただOnePlus 10 Proはハイエンドモデルなのでゲームする人が多いはず。そうなるとモバイルバッテリーを持ち歩かなければ厳しいと思います。
なお、この結果はディスプレイ解像度をQHD+、リフレッシュレートを120Hzに設定した場合です。少しでも長もちさせたいならディスプレイ設定を変更しても良いでしょう。
実際に以下の設定でPCMarkを回してみると、バッテリーのもちが改善しました。
- FHD/60Hz
- FHD/120Hz
- QHD+/60Hz
例えばゲームをするときだけはQHD+/120Hzに設定して、それ以外は60Hzにしておくなどの工夫をしても良いかも知れませんね。
これまでレビューしてきたスマホのPCMarkバッテリーテストの結果をこちらのページでランキングにしていますので参考に御覧ください。
最大80W急速充電・・・のはずが?
OnePlus 10 Proの魅力の一つが80W急速充電に対応していること。わずか32分でフル充電できちゃうそうです。
なおOnePlusの急速充電と言えば「Warp Charge」ですが、10 ProではOPPO の「SUPER VOOC」になっております。
実際に付属充電器・充電ケーブルで充電してみたところ、どういうわけか「SUPER VOOC 65W」にしかなりません・・・。
使い方が悪いのかと思って色々試したり、家のアンペア数のチェックをしたりしたのですが、何をやっても65W以上の出力にはなりませんでした。
入力は100Vから大丈夫のようなので日本で80W出せないとは思えません。
テスターを間に挟んで充電すると「SUPER VOOC 33W」に変化していたので、およそ充電器やスマホ本体が壊れていることはないと思います。流れる電流・電圧によって急速充電の仕様が変化していますからね。
Twitterでアドバイスをいただいたりもしたのですが、結局80W急速充電を確認することはできませんでした。楽しみにしていたのに残念・・・。
本製品の80W充電は11V 7.3A規格となっております。
電圧等の関係でできていない可能性があるので1度確認してみるといいかもしれません。FF外から失礼しました
— ?えびてん??炸虾 (@ebiten_2025) January 29, 2022
ただ真偽の程は定かではありませんが、65Wに制限されているという内容のTweetも見つけたので、もしかしたら80Wはそもそも出ないのかもしれないです。
The #OnePlus10Pro improvements form the #OnePlus9pro
• Display technology 2.0
• Bigger Battery 5000mah
• 80W Fast Charging Capped at 65W so you don’t get the full 80W
• 150 degree View Ultra wide camera
• 32MP Front Cam ( Video)
• Snapdragon 8 Gen 11/3 pic.twitter.com/HC9RaUD2zv
— Neil Sargeant (@Neil_Sarg) January 16, 2022
とは言え、65W急速充電でも十分早いんですよ。バッテリー残量20%からのフル充電時間は30分。
これだけ早ければ、寝る前に充電し忘れたとしても朝の準備している間にフル充電できちゃいます。
ちなみにQuick ChargeやPower Deliveryにも対応しているようです。こちらは最大18Wでの充電になります。
50Wワイヤレス充電にも対応
有線80W急速充電(できなかったけど)と併せて、ワイヤレスでも50W急速充電にも対応。
ただ専用のワイヤレス充電器が必要とのことなので、実際にできるかどうかは試せておりません。機会があったら購入してみようかなと思っています。
また、リバースワイヤレス充電(逆充電)にも対応しています。スマホやワイヤレスイヤホンをOnePlus 10 Proの背面に置くとワイヤレス充電できちゃいます。
ハイエンドモデルのスマホに搭載されていることが多いのですが、実際に使ったことは一度もないです。緊急時とかに便利だとは思うんですけどね。
ともかく80W急速充電できないのは非常に残念。もし制限をかけているのだとしたら、アプデ等でリミットを解除して欲しいです。
OnePlus 10 Proのカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
ましてOnePlus 10 Proにはスウェーデンの名門カメラブランド「Hasselblad(ハッセルブラッド)」との共同開発によるカメラが搭載されており、否が応でも期待が高まってしまうところです。
投じられた研究開発費は3年間で150億円以上だとか・・・。そこにお金を使わないで技適でも取ってくれたらと思いますが、果たしてOnePlus 10 Proのカメラ性能はいかほどなのか、実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてみてください。
なお、僕は誰でも簡単に指先一つで綺麗な写真が撮影できることが重要だと思っているので、基本的にシャッターボタンをタップするだけで撮影しております。
カメラスペック
メイン | 超広角 | 望遠 | インカメラ | |
有効画素数 | 4,800万画素 | 5,000万画素 | 800万画素 | 3,200万画素 |
スペック | IMX789 1/1.43 f/1.8 1.12μm 7Pレンズ OIS | JN1 1/2.76 f/2.2 0.64μm 6Pレンズ 150° | f/2.4 5Pレンズ OIS 光学3.3倍 | IMX615 f/2.4 |
動画 | 8K@24fps 4K@30/60/120fps 1080P@30/60FPS | 1080P@30fps | ||
主な機能 | Hasselblad Natural Color Optimization Dual Scene Recording Mode XPan Mode Pivot Shift Mode Focus Peaking RAW Format RAW+ Format |
メインカメラ・超広角・望遠と個人的に1番好きなカメラ構成。みんなそうですかね。マクロカメラやモノクロカメラは搭載されておりません。
カメラアプリ
カメラアプリは非常にシンプル。シャッターボタンがオレンジで洒落てますね。OnePlusの製品はこういうセンスの良さが光るから好きで憧れます。
超広角と望遠はワンタップで切り替え。もう一度タップするとズーム倍率を細かく調整することが可能です。
シャッター音がハッセルブラッド仕様になっている点も注目。可愛い音なので無駄にシャッターを切りたくなってしまいます。本当に良い音!
OnePlus 10 Proのシャッター音は可愛い。 pic.twitter.com/P6XvfrAMyy
— ちびめがね@格安SIM・格安スマホ (@chibimegane_lm) February 7, 2022
多彩な撮影モードを搭載しており、夜景やポートレートモード以外にもこれだけありました。
ハッセルブラッドにちなんで頭文字「H」のマークがプロモード。各種調整の他、RAW撮影の切り替えも可能でした。
プロモードには「フォーカスピーキング機能」も搭載。ピントが合ってる被写体の輪郭がオレンジで強調されるようになります。これ便利です。
マニュアル動画撮影の映画モードもあります。僕には使いこなせないです。
動画撮影で言えばテレビ番組でよく見かけるワイプのようにリアカメラとインカメラを同時撮影できるモードもあります。使う機会あるかしら?
スクショ音は設定アプリ、シャッター音はカメラアプリの設定でそれぞれ消すことができました。このスマホに限ってはカメラのシャッター音はOFFにしなくても良いかも。
メインカメラ
まずは最もよく使うメインカメラの性能をチェックしていきましょう。
比較用に僕が持っているスマホの中でカメラ性能が最も高い(と感じている)Pixel 6 Proで撮影した写真を並べています。スライドバーは自由に動かせるので比べてみてください。
左がOnePlus 10 Proで、右がPixel 6 Proで撮影した写真です。
この写真は一見シャキッと綺麗に見えますが、青が激しく入り過ぎてしまいました。雰囲気的に嫌いじゃないですが不自然。
黄色が強くなることでドラマチックな雰囲気に。好きです。
この写真も黄色が強くなっています。花びらの質感が失われてしまいました。葉っぱの色も黄色い。
さすがはどちらもフラッグシップ機。当たり前のように綺麗に撮影できます。
ただシーンによって印象が様々でOnePlus 10 Proの傾向がイマイチよく分からず・・・。
Pixel 6 Proに比べて華やかさなが少ないこともあれば、青色・黄色が強く出る場合もあり、使いこなせるか不安になります。
Hasselbladカメラはナチュラルな色合いになる!?
OnePlusに初めてハッセルブラッドとのコラボカメラが搭載されたのは、前モデルのOnePlus 9 Proから。
OnePlus 10 Proでは「Hasselblad Natural Color Optimizer 2.0」、第2世代ハッセルブラッドと謳われております。
ハッセルブラッドと共同開発されたカメラがどんな雰囲気なのか分からなかったので、事前に国内外のOnePlus 9 Proレビュー記事を読んでみたのですが、「期待ハズレ!」っていう声がめちゃくちゃ多かった(笑)。特に以下の2点です。
- どこがナチュラルじゃ!
- OnePlusの赤色表現が変わってない!
そこでOnePlus 10 Proで撮影した写真の色合い(特に赤)に着目して作例を紹介していきます。
次の2つの写真は同じ花を撮影しているはずなのに色が違いすぎて困惑しました・・・。決してフィルターをかけたわけではありませんよ。
確かにどれも見た目に近いナチュラルな雰囲気とは程遠い仕上がりになっております。赤系には黄色が加わることが多いです。
赤に限ったことではなく、茶色にも黄色が足されることがありました。例えばこちらの写真では激しく加工したのかと思えるくらい木材の色が黄色みを帯びています。
では黄色がさらに濃くなるのかと言うと、そういうわけでもないようです。
赤みが増して濃淡がはっきりしました。難しい・・・。
また赤と言っても様々な色がありますが、以下の花の色については潰れてしまって花びらが認識できなくなっております。さすがにこれは辛い・・・。
他方、青系は強調されることなく見たままの雰囲気。これはナチュラルと言って良いと思いました。
人の肌も見たままの色合いに近くなりますね。ちょっと暗すぎるかな?
顔を撮影する時はビューティーモードを使うと思うのでなんとも言えませんが。
うーん・・・。
「Hasselblad Natural Color Optimizer 2.0」は超じゃじゃ馬。癖が強いので使いこなすのが大変です。
色合いが気になる場合にはプロモードで調整しないと思うような写真が撮影できないかもしれません。
なおOnePlus 10 Proには「ハッセルブラッドマスター」と呼ばれる(呼ばれてるの?)3人のフォトグラファーによるオリジナルフィルターも用意されております。
左が加工前で右がフィルター適用後の写真。味のある作風になるので楽しいですよ。
またXPANモードを使うと、古いハッセルブラッドカメラで撮影したようなアスペクト比65:24の写真になります。面白い。
写真をあえてスクエアで撮影すると、よりハッセルブラッドっぽくなるのでおすすめです。
超広角カメラ
個人的にメインカメラの次によく使うのがワイドアングルの超広角カメラ。風景を撮影する時はもちろん、食卓全体の料理を撮影する場合なんかにも重宝します。
OnePlus 10 Proは5,000万画素の超広角カメラが搭載されているものの、イメージセンサーがIMX766からISOCELL JN1にダウングレードされたとのこと。
残念なポイントのようですが、僕が撮影した限りでは十分綺麗だなと思えました。OnePlus 9 Proだったらさらに良い感じに撮影できたということですかね。
他の写真と比べるとメリハリがあるものの、右の建物が青すぎますね。
メインカメラ同様、自然の景色では彩りが少なく淡白な印象に。建物などを撮影すると輪郭がはっきりしたメリハリのある雰囲気になりました。
さらにOnePlus 10 Proの特別な機能として150°スーパーワイドアングルでの撮影も可能。周辺が歪んでしまうので使い所は限られますけど面白いですよね。
こういう飛び道具的な機能があってもいい。
左が通常の超広角カメラ、右が150°モードで撮影してものです。
魚眼レンズ風に仕上げることも可能。ペットなんかをこのモードで撮影すると鼻が大きくなって面白いと思いますよ。
高画素撮影モード
OnePlus 10 Proのメインカメラと超広角カメラは高画素モードでの撮影も可能です。
それぞれ通常撮影では4つの画素を束ねて約1,200万画素にすることで感度を上げています。なんとなく画素数が高いほうが高精細に撮影できると思うかもしれませんが、そこまで大きな違いを感じることはないかも・・・。
左が通常撮影で右が高画素モードで撮影したものですが違いが分かりますか?
メインカメラで撮影。
超広角カメラで撮影。
リサイズしているので尚更だと思いますが、じっくり目を凝らしてもよく分からないかと。
高画素モードが活きるのはトリミングや大きな紙などに印刷する場合ですね。拡大しても画像が粗くならない点がポイントです。
実際に同じ部分をトリミングしてみたところ、僅かに高画素モードの方が綺麗なことが分かりました。左が通常撮影で右が高画素モード。
こちらは超広角カメラで撮影した写真。高画素モードで撮影した写真のほうが若干輪郭がハッキリしています。
普通に撮影するなら通常撮影で特に困ることはないでしょう。高画素モードだとファイルサイズも大きくなってしまいますしね?
望遠カメラ
OnePlus 10 Proは3.3倍の光学式望遠カメラを搭載。デジタルズームとの併用で最大30倍までズーム可能です。
Pixel 6 Proの望遠性能がめちゃくちゃ強いですが、OnePlus 10 Proはどこまで迫れるのか比較していきましょう。
等倍。これまでに紹介した写真と同じ場所で撮影しているのですが、この写真ではなぜか黄色が強く出ています。雲の色がクリーム色っぽいですもんね。謎・・・。
3.3倍。これがOnePlus 10 Proの望遠カメラで撮影した写真になります。Pixel 6 Proの望遠カメラは4倍なのでデジタルズーム。
5倍。望遠カメラを搭載していないスマホだと、このくらいで解像感がなくなってきますが、OnePlus 10 Proはまだ綺麗に撮影できていますね。
10倍。やや粗くなってきましたが、まだ綺麗ですね。結構すごい!
20倍。これがPixel 6 Proの最大ズームです。OnePlus 10 Proはイラストのような風合いになってきましたが、Pixel 6 Proはしっかり解像感が残っています。さすが。
ちなみにこれがOnePlus 10 Proの最大ズームである30倍。粗いとは言えアンテナの細い線まで見えてるので凄いと思います。
OnePlus 10 Proの望遠は、10倍ズームくらいまでなら普通に使えそうです。
夜景モード
OnePlus 10 Proには、もちろん夜景モードも搭載されております。オートで夜景モードに切り替わるスマホも多いですが、残念ながらモードを手動で切り替える必要がありました。
通常撮影でもそれなりに明るく撮影できるものの、やはり夜景モードで撮影したほうがバランスが良くなります。左が通常撮影で、右が夜景モードで撮影したもの。
ライトの灯りが抑えられているのがよく分かりますね。全体的な解像感も増しています。
撮影時間は他のスマホに比べてやや短く感じました。夜景モードの撮影では数秒間スマホを固定し続ける必要があるので、撮影時間が短いのは嬉しいポイントです。
再びPixel 6 Proで撮影した写真と比較していきましょう。
どちらもノイズが少なく綺麗に撮影できていますが、OnePlus 10 Proの方がバランスが良いような気がします。彩りもよく葉っぱの色が生き生きしていますね。
ちなみにこのシーンは肉眼だとこのくらい暗いんですよ。それを考えると、どっちも凄いですよね。昼間のようです(笑)
続いて超広角カメラで撮影した写真を比較。メインカメラ同様、OnePlus 10 Proの方が良い感じ。自動販売機や看板の白飛びが抑えられています。
最後に望遠カメラでの夜間撮影を比較です。まずは3.3倍。
5倍。OnePlus 10 Proはここで限界。かなりノイジーです。Pixel 6 Proはまだ解像感が残っています。
10倍。手ぶれ補正が利いてくれるものの、僕の腕も限界になりそうでした・・・。
20倍。低照度下であってもここまでズームできるPixel 6 Proの望遠性能はやっぱり凄い。OnePlus 10 Proでは太刀打ちできませんでした。
別のシーンでの20倍ズームを比較するとこんな感じにもなります。
メイン・超広角カメラではOnePlus 10 Proの方が明暗のバランスが良く綺麗に撮影できました。ただ望遠性能はPixel 6 Proがシーンを問わずに安定しているようです。
インカメラ
OnePlus 10 Proは3,200万画素のインカメラを搭載。画素数だけではなんの参考にもなりませんが、実際に撮影してみるとめちゃくちゃ綺麗でした。
僕自身は自撮りする機会はないですが、ビューティーモードも良い働きをしてくれています。
HDRの効果も良い感じ。本来カーテンの奥は白飛びしてしまいそうですが頑張っています。
夜間撮影も問題なし。普通に撮影するとバンバン白飛びしてしまいますが、夜景モードにすれば綺麗になります。左が通常撮影で右が夜景モード。
ポートレート撮影
OnePlus 10 Proには深度計測センサーが搭載されていませんが、ソフトウェア処理によるポートレート撮影が可能です。撮影しながらボケ味の調整ができちゃいますよ。
もちろんインカメラでもポートレート撮影可能。むしろこっちのほうがよく使いますか?
ポートレートモードを選択しなくても、センサーサイズが大きいおかげか、ナチュラルに背景ボケをしてくれます。調整が難しければこっちのほうが楽かもしれません。これはPixel 6 Proでも同様です。
動画撮影
OnePlus 10 Proで動画撮影もしてみました。
日中・夜間にそれぞれ以下の形式で撮影してみました。
- 4K@30fps
- 4K@60fps
- 4K@120fps
- 超広角/1080P@60fps
- 手ぶれ補正モード/1080P@60fps
あえて手ぶれ補正モードを使わなくても手ぶれ補正が利いています。
日中明るいシーンではどの形式でも綺麗に撮影できますが、120fpsで撮影すると手ブレ補正が効かなくなってしまうようです。
超広角カメラでも60fpsで撮影できるのは嬉しいポイントですね。
夜間撮影はかなりノイズが目立ち、手ぶれ補正は利くものの画面がブレていました120fpsは暗くなってしまうので厳しいです。
なお、手ぶれ補正モードはダッシュしながら撮影しているのですが、途中でポケットからPixel 6 Proを落としています。
総評
ハッセルブラッドの名前を冠したカメラと言われると正直どうなんだ?とは思いますが、メイン・超広角・望遠・インカメラ、いずれも基本的に優秀と言って良いでしょう。
高価なスマホに搭載されているカメラの基準はクリアしていると思いました。
色味は自然ではないし、赤系の色が潰れてしまうなんてこともありますが、それはこのスマホの個性ですね。癖が強いから扱うのは大変かもしれないけど。
実際に僕の家族にOnePlus 10 ProとPixel 6 Proの写真どちらが好きか?と尋ねたところ、OnePlus 10 Proと答えていましたよ。
こう言ってしまうと元も子もないですが、自分好みの写真を簡単に撮影できるカメラが正義。
もちろん知識や技術がある人なら違った視点で明確に優劣を決めると思いますが、普通の人はそんなこと考えもしないでシャッターボタンをタップしますからね。
スマホのカメラが良いか悪いかを決めるのは自分自身で良いのです。
そういう意味ではOnePlus 10 Proのカメラは僕の好みではありませんでした(笑)
色味の調整がおかしすぎて簡単にいい写真が撮影できないんですもん・・・。
やっぱりOnePlus 9 Proも購入しておけば良かったと激しく後悔しております。そうじゃないと改善したのかどうか分からない・・・。比較するなら旧モデルとの比較が分かりやすいですよね、きっと。
もしOnePlus 9 Proを持っている人がこの記事を読んでいたら、ぜひコメントをお願いします。OnePlus 10 Proのカメラ性能は旧モデルから変化したと思いましたか?
OnePlus 10 Proのよくある質問・FAQ
OnePlus 10 Proを購入前に気になりそうなポイントを実機で試した結果を紹介しておきます。これまでのレビューに登場しなかった部分です。
スピーカーはステレオ?音質は?
OnePlus 10 Proには上下2つのスピーカーが搭載されているので、横持ちにした場合にはステレオになります。
ただし、上部スピーカーは通話用のスピーカーと兼用になっているので若干音がこもって小さくなる傾向にあるようです。
音質はまずまずでしょうか。低音もそれなりに出ますが抜群に良い!ってほどでもありませんでした。ただDolby Atmosを搭載しているおかげもあってか、定位感に優れた立体的な雰囲気を楽しめます。
対応しているBluetoothコーデックは?
OnePlus 10 Proにはイヤホンジャックがないので、イヤホンを使いたい場合にはUSB-C変換プラグを使うか、ワイヤレスイヤホンを接続するしかありません。
ワイヤレスイヤホンを使う場合に気になるのがBluetoothコーデックですね。
実際に接続して試したところ、以下のコーデックに対応していることを確認しました。
- SBC
- AAC
- aptX
- aptX HD
- aptX Adaptive
- LDAC
開発者向けオプションに表示されているから大丈夫です。と紹介されていることがありますが、実際に接続してみなければ本当に対応しているか分かりませんのでご注意くださいませ。
防塵・防水性能は?
OnePlus 9 ProにはIP68等級の防塵・防水性能があったようですが、OnePlus 10 Proにはないようです。残念。
一部海外メディアの情報だとIP68に対応しているとの記載もあったので、性能はありつつもコスト削減のために認証を取らなかったのかもしれませんね。
怖くて試すことはできませんが・・・。
Felicaは搭載している?
していません。ただしNFCは搭載していました。
技適はある?
ありません。
日本未発売のスマホです。
OnePlus 10 Proと9 Proのスペックを比較
OnePlus 10 Proのスペックを前モデルのOnePlus 9 Proと比較して見ていきましょう。主に公式サイト(中国版)の概要・スペック情報を参考にしています。
製品名 型番 | OnePlus 10 Pro NE2210 | OnePlus 9 Pro LE2120 |
サイズ | 約163.0mm 約73.9mm 約8.55mm | 約163.2mm 約73.6mm 約8.7mm |
重さ | 200.5g | 197g |
ディスプレイ | 6.7インチ AMOLED LTPO 2.0 QHD+ / 2K+ 3216×1440 525ppi アスペクト比 20.1:9 画面占有率 92.7% 最大輝度 1300nits | 6.7インチ AMOLED LTPO 2K+ 3216×1440 525ppi アスペクト比 20.1:9 |
リフレッシュレート | 1Hz~120Hz | 1Hz~120Hz |
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 | Qualcomm Snapdragon 888 |
OS | ColorOS 12.1 Based on Android 12 | ColorOS 11 Based on Android 11 |
RAM | 8GB / 12GB LPDDR5 | 8GB / 12GB LPDDR5 |
ROM | 128GB / 256GB UFS 3.1 | 256GB UFS 3.1 |
バッテリー容量 | 5,000mAh (typ.) (2,500mAh×2) | 4,500mAh(typ.) (2,500mAh×2) |
急速充電 | 有線 80W 無線 50W | 有線 65W 無線 50W |
リアカメラ(メイン) | 4,800万画素 IMX789 1/1.43 f/1.8 OIS | 4,800万画素 IMX789 1/1.43 f/1.8 OIS |
リアカメラ(超広角) | 5,000万画素 JN1 1/2.76 f/2.2 150° | 5,000万画素 IMX766 1/1.56 f/2.2 マクロ機能 |
リアカメラ(望遠) | 800万画素 f/2.4 OIS 光学3.3倍 | 800万画素 f/2.4 OIS 光学3.3倍 |
リアカメラ(モノクロ) | なし | 200万画素 |
インカメラ | 3,200万画素 IMX615 f/2.4 | 1,600万画素 IMX471 f/2.4 |
動画撮影(リアカメラ) | 8K@24fps 4K@30/60/120fps 1080P@30/60FPS | 8K@30fps 4K@30/60/120fps 1080P@30/60FPS |
動画撮影(インカメラ) | 1080P@30fps | 1080P@30fps |
対応Band | 5G SA:n1,n3,n5,n8,n28A,n40,n41,n78,n79 5G NSA:n1,n3,n5,n8,n40,n41,n78,n79 LTE-FDD:B1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 20, 26, 28A LTE-TDD:B34, 38, 39, 40, 41 WCDMA:B1,2,4,5,8,19 CDMA:BC0 GSM:B2, 3, 5, 8 | 5G SA:n1,n3,n28A,n41,n78,n79 5G NSA:n41,n78,n79 LTE-FDD:B1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 20, 26 LTE-TDD:B34, 38, 39, 40, 41 WCDMA:B1,2,4,5,8,9,19 CDMA:BC0 GSM:B2, 3, 5, 8 |
SIM | Nano SIM×2 | Nano SIM×2 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Ver.5.2 | Ver.5.2 |
スピーカー | ステレオ Dolby Atmos | ステレオ Dolby Atmos |
NFC | 対応 | 対応 |
おサイフケータイ | 非対応 | 非対応 |
防水防塵 | なし | IP68 |
生体認証 | ディスプレイ指紋 顔認証(インカメラ) | ディスプレイ指紋 顔認証(インカメラ) |
位置情報 | GPS, GLONASS, Beidou, Galileo | GPS,GLONASS,Galileo, Beidou, A-GPS |
SoCの性能は向上しているものの、どうですか!こんなにグレードアップしていますよ!っていうところが殆どないですよね?
超広角カメラにいたってはイメージセンサーがダウングレードされてるようです。150°超ワイドアングルが撮影できると言っても必要なシーンが多いわけでもなく・・・。
最新モデルというよりはマイナーアップグレードモデルと言ったほうが良いかもしれません。
まとめ:OnePlus 10 Proは買うべき?
カメラ性能の気難しさや、80W急速充電できないなど微妙な部分があるものの、高級感あふれるデザインや、AnTuTuスコア100万点超えなど、OnePlus 10 Proには随所に感動できるポイントがありました。
初めて手にしたOnePlusのフラッグシップモデルということもあり、購入して良かったと思っています。
ただ、OnePlus 10 Proは買うべきスマホなのか?と聞かれると答えに詰まります・・・。
OnePlus 9 Proと比較して大きな進化が少ないことが最大の理由です。
最新のSoCじゃなければ嫌だ!超広角カメラは150°撮影できないと無理!
っていう人ならOnePlus 10 Pro以外の選択肢はないと思いますが、そうでなければOnePlus 9 Proを購入すれば良いでしょう。
OnePlus 9 Proなら7万円台で購入できますからね?しかもOxygenOSが搭載されたグローバル版を。
そして、既にOnePlus 9 Proを持っているならスルーしてOKです。
来年発売になるであろうOnePlus 11シリーズや、発売が噂されているOnePlus 10 Ultraの登場を待ったほうが良いと思います。
スマホ全体に言えることだと思うのですが、性能がそろそろ頭打ちになっているような気がします。
みんなが驚くような画期的な機能が搭載されているとか、引くくらい安いとか。
そういうのがないと、いまいちワクワクしませんね。