評価:(4.5点/5点満点)
Amazfit GTR 4を購入しました。
2022年10月に発売された中国Zepp Health Corpration製スマートウォッチのハイエンドモデル。
Amazfitのスマートウォッチの中でもGTR>Sシリーズは抜群の性能で特に人気です。
購入から3ヶ月ほど実際に使ってみたところ、定価31,900円とちょっぴり高いものの、多機能なのはもちろんバッテリー持ちが超絶良く、完成度の高いスマートウォッチだなーと感じました。
唯一足りないのは決済機能くらいなもので、ユーザーに寄り添ってくれるヘルスケア機能や高精度のワークアウト機能も超優秀。
ハイエンドモデルが欲しい人におすすめできる一本です。
本記事でAmazfit GTR 4を詳しくレビューするので購入の参考にしてください。
メリット | デメリット? |
・有機ELディスプレイが綺麗 ・AOD対応 ・快適な動作性能 ・超超長持ちバッテリー ・SpO2自動計測 ・150種類のワークアウトモード ・ランナーに嬉しい機能が豊富 ・6つの衛星測位に対応 ・円偏波アンテナ ・5ATM防水 ・ミニアプリ追加可能 ・音楽アプリ操作可能 ・音楽を持ち歩ける ・Alexaが入ってる ・返信機能対応 ・音声通話可能 ・iPhoneでもOK | ・少々お高め ・サイズが大きい ・決済機能なし ・充電速度は普通 |
私は海外通販サイトAliExpressで購入したので、日本国内で発売されたモデルとは仕様が異なる可能性があります。調べた限りでは違いは見当たらなかったので問題ないかとは思いますが、念のためご注意くださいませ。
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- Amazfit GTR 4のデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
- Amazfit GTR 4のバッテリー性能をレビュー
- Amazfit GTR 4のディスプレイをレビュー
- Amazfit GTR 4を実機レビュー
- 技適マークあります
- Zeppアプリで簡単ペアリング
- Zepp OS 2.0搭載で快適動作
- AppStoreからミニアプリを追加できる
- 決済機能はないけど会員カードを取り込める
- ヘルスケアデータを自動計測
- 睡眠スケジュール/モーニングアップデートを通知
- PAI・月経周期モニタリングを搭載
- SpO2を24時間自動計測
- ワンタップで4種類の計測を同時実行
- 150種類以上のスポーツモード
- 6種類の衛星測位システムに対応
- ヘルスケア/Google Fitと連携可能
- Amazon Alexaが入ってます
- スマホの通知を確認/LINEの簡易返信もできちゃう!
- スピーカー&マイクで音声通話も可能
- 音楽再生アプリを操作できる
- 音楽を保存してスマホなしでも曲が聞ける
- スマホカメラのリモート撮影ができる
- iPhoneとのペアリングでは返信機能が使えない
- 防水性能は5ATM(5気圧)
- Amazfit GTR 4のスペック
- まとめ:Amazfit GTR 4のメリット・デメリット・評価
Amazfit GTR 4のデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
まずはAmazfit GTR 4の外観・付属品をレビューしていきます。
デザイン
Amazifit GTR 4のバリエーションはバンドの素材・カラーによる2種類。
- スーパースピードブラック
- ブラウンレザー
ウォッチケースのデザインは同じですが、バンドによって表情が変わりますね。
どっちもON/OFF問わずに使えそうな高級感のあるデザインです。
ただ、ごめんなさい・・・。
僕が購入したのは日本未展開のRacetrack Grey(レーストラックグレー)です笑
唯一ウォッチケースのカラーが異なるブラック仕様で、バンドもナイロン製になります。
日本で売ってないモデルのデザインなんか参考にならん!との声も聞こえてきそうですが、気に入っているので紹介させてください・・・。
ウォッチケース全体が黒なのでゴツく感じそうなものの、ナイロンバンドのおかげかスポーティーな印象。
カジュアル要素もあるので人によっては仕事のシーンで使いにくいかもしれません。
ウォッチケースはご覧のとおり丸形で、サイドに2つの物理ボタンが搭載されております。
赤のワンポイントが目を引きますね。
高級スポーツカーを彷彿とするレッド
引用:公式サイト
・・・かどうかはよく分かりませんが笑
上部のボタンはリューズ、下部ボタンはショートカットボタン。
リューズを1回押すとアプリ一覧を表示、長押しに特定アプリの起動を割り付けることも可能。もちろんショートカットボタンにもアプリ起動を登録できます。
リューズはデジタルクラウンなので回転すればスクロール操作も可能。リューズの動きに合わせてダイヤルを回しているかのようにトトトト・・・と弱くバイブするのがいい感じです。
また一般的にリューズは3時の位置にあることが多いですが、Amazfit GTR 4は2時の位置。このため意図せず押してしまうことが少ないです。
反対側面には何もありません。
側面素材はアルミ合金。僕の購入したモデルは黒なので無骨な感じがしますね。
背面には心拍等計測センサー(BioTracker 4.0 PPG バイオメトリックセンサー)と充電端子を搭載。光沢の強いポリカーボネート製です。
日本で販売されているモデルのバンドはゴム製かレザー製ですが、僕の買ったモデルはナイロン製。
デザインに一目惚れしたのはもちろん、留具・バックルがないのが1番のお気に入りポイント。
パソコンのキーボードを叩いている時なんかに邪魔になるものがなくて最高です。
2箇所のベリベリでバンドを固定します。
洋服なんかにも採用されているこのタイプは耐久性が不安ですが、毎日着脱しても3ヶ月程度ではへこたれないようです。
ちなみにバンドはクイックレバーで取り外しできるタイプなので好みのものに交換も可能。
同タイプで22mmであれば違和感なく使えると思います。
サイズ感
Amazfit GTR 4の本体サイズは約46 x 46 x 10.6 mm。
46mmサイズなので普通に大きいです。女性が装着するにはちょっと大きすぎるかもしれませんねぇ?
背面のセンサーは薄く、全体的に厚みは抑えられているのでG-SHOCKのようなゴツさはありません。
同じ丸形のGoogle Pixel Watch(41mmサイズ)と比較するとこんな感じ。
装着すると違いがハッキリ分かります。
もしAmazfitのスマートウォッチが欲しいけど大きすぎるのは苦手っていう人はGTSシリーズやminiシリーズを検討してもいいでしょう。
以前にレビューしたAmazfit GTS 4 miniはコスパが高くてめちゃくちゃ良かったですよ。
バンドを含めた重さは44gと大きさの割に軽量。これならワークアウトで使っても煩わしくありません。
もちろんバンドによって重さは変わってきます。
公式サイトのスペックによれば、日本発売モデルはバンド込みで60gとのことです。
付属品
Amazfit GTR 4の付属品はマニュアルと充電ケーブルのみ。
充電器(ACアダプター)は付属していないのでご注意ください。
海外通販サイトで購入したモデルですが、マニュアルには日本語ページもありました。
充電ケーブルはUSB Type-Aのもの。
他のケーブルでは代用できないので無くさないように注意しましょう。
スマートウォッチの充電ケーブルは外れやすいものもありますが、Amazfit GTR 4はマグネットが強力なのでガッチリ固定されます。持ち上げても外れません。
Amazfit GTR 4のバッテリー性能をレビュー
スマートウォッチを使ううえで最も重要なのはバッテリーもちだと思っています。
いくら多機能で高性能でも、すぐにバッテリー切れになってしまっては本末転倒。
毎日使う時計ですからね?いちいち充電するなんて面倒です・・・。
2週間以上連続使用できるロングバッテリー
公式サイトでの説明によれば、標準的な使用で14日間、ハードな使用で7日間連続使用可能とのこと。
ただ殆どのスマートウォッチ・スマートバンドは公称よりバッテリーもちが短めです。
そこで実際に全ての検出・測定機能を有効にし、ディスプレイ常時表示をオフにして使ってみたところ、なんと15日経過しても5%ほどバッテリーが残っている状態でした。
僕がこれまでレビューしてきたスマートウォッチ・スマートバンドでトップクラスのバッテリーもち。
途中充電せずに2週間以上使えますからね?めちゃくちゃ凄いです!
AODを有効にしても1週間以上使える
Amazfit GTR 4はディスプレイ常時表示(AOD)に対応しています。
画面を点灯しなくても時間等を確認できるので便利な機能ですが、AODを有効にするとバッテリーもちが悪くなるものです。
そこで実際にAODを有効にして使ってみたところ、なんと約8日間連続使用できました。
ディスプレイ常時表示を有効にすると4日~5日が限界のスマートウォッチが多い中、1週間以上使えるのはかなり貴重。
Amazfit GTR 4のバッテリーもちは公称通り超優秀な結果になりました。
1週間連続使用できるならAODを有効にして使っても良いと思います。
もちろんできるだけ充電せずに使いたい場合には無効に。
手首を持ち上げて画面を点灯する機能もあるので、これでも使い勝手は十分です。
充電速度は普通でした
超ロングバッテリーのAmazfit GTR 4ですが、充電速度はまずまず。
バッテリー残量5%から100%までにかかった時間は1時間20分ほど。
80%くらいまでは急速で充電され、その後速度が緩やかになっていきます。
バッテリーが少なくなってから充電を始めると時間がかかってしまうので、基本的に毎日お風呂・シャワーの間に充電するのがおすすめ。
30分でもそれなりに充電できるので殆どバッテリーを気にすることなく毎日使えます。
なお急速充電には対応していないようで2W程度での充電でした。
ちなみに充電中でもリューズを押せば操作可能になります。
Amazfit GTR 4のディスプレイをレビュー
続いてAmazfit GTR 4のディスプレイを見ていきましょう。
ディスプレイ品質もスマートウォッチ選びの重要なポイント。
1日に何度も目にするわけですから、粗かったり見づらかったりすると使いたくなくなってしまいます。
1.43インチ有機ELディスプレイ
Amazfit GTR 4のディスプレイは1.43インチの有機EL(AMOLED)。
有機EL特有の引き締まった黒色表現でパリッとメリハリのある表示。発色も良くシンプルに綺麗です。
- 解像度:466×466
- 画素密度:326ppi
もはやスマホ並に綺麗なディスプレイなので粗さを感じることもありません。
ディスプレイの品質に不満を感じる人はいないでしょう。
画面占有率は68.1%。ベゼル幅はそこそこありますが広い表示領域を確保しています。
有機ELパネルで黒色がしっかり表現できるので、黒ベースの文字盤であれば全画面ディスプレイのようにも感じるでしょう。
視野角も広く、多少きつい角度から見ても視認性が損なわれることはありません。
最大輝度は不明ですが、明るさ自動調整機能が搭載されており屋外でも見やすいです。
ディスプレイはフラット形状で指紋付着防止コーティングがされた強化ガラスが採用されております。3ヶ月ほど使っていますがスリ傷1つありません。
文字盤を200種類以上から選べる
Amazfit GTR 4はコンパニオンアプリを使って簡単に文字盤を変更できます。
用意されている文字盤はなんと200種類以上。笑っちゃうくらい多いです笑
これだけ種類があれば必ず自分好みの文字盤が見つかるはず。
動く文字盤なんていうのもありました。バッテリー消耗が激しそうですが。
個人的にはシンプルなデザインが好きなのでデフォルトの文字盤をよく使います。
文字盤に表示する項目を変更できるものもあります。
この他、自分で撮影した写真を文字盤にすることも可能。
お子さんやペットはもちろん、推しの写真を文字盤にすれば点灯するたびにニヤニヤしちゃいますね。
ちなみにディスプレイ設定からカラースタイル(色合い)を変更することもできるのですが、僕には違いが全然分かりませんでした・・・笑
でも、こうして改めて写真で見ると確かにビビッドの方が色が濃くて鮮やかな気がしますね。
ディスプレイ常時表示(AOD)対応
Amazfit GTR 4は有機ELの特性を活かしたAOD(ディスプレイ常時表示)にもちろん対応しております。
スリープ時でも時刻や日付を表示し続けることが可能です。
常時オンディスプレイ専用文字盤があるほか、使用中の文字盤の一部をそのまま常時表示にすることもできます。
常時表示させるタイミングも選択可能。寝ている間にディスプレイを表示させても全く意味がないですからね?笑
なおAODは視線を落とすだけで時間を確認できるのが便利な反面、バッテリー消耗はどうしても激しくなってしまいます。
いつでも時間が見えて欲しい!というのでなければ使わないほうが良いかもしれません。
腕を持ち上げるとディスプレイが点灯する設定にもできますからね。
Amazfit GTR 4を実機レビュー
ここからはディスプレイ・バッテリー以外の部分でAmazfit GTR 4を実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
技適マークあります
海外製のスマートウォッチを使う前に確認したいのが技適マークの表示。
技術基準適合証明を受けていなければ日本国内で使用することができません。
僕の購入したAmazfit GTR 4は日本未発売カラーですが、外箱と本体設定項目内に技適マークの表示がありました。
Racetrack Greyのデザインが気に入って欲しくなった場合でも安心してご購入ください。
Zeppアプリで簡単ペアリング
Amazfit GTR 4はコンパニオンアプリの「Zepp」でスマホとペアリングして使います。
Zepp
Huami Inc.無料posted withアプリーチ
ペアリングの方法は以下のとおり。AndroidスマホでもiPhoneでも同様です。
- QRコードの表示
- スマホで読み取る
- ペアリング完了
何やら難しそうに感じるかもしれませんが、スマホに表示されたガイド通りに進めていくだけなので簡単です。
Amazfit GTR 4の電源を入れて、日本語を選択するとディスプレイにQRコードが表示されます。
続いてZeppでの操作。Amazfit製品を初めて使う場合にはアカウント登録が必要になります。
僕は入力がめんどくさかったのでGoogleアカウントと紐付けしちゃいました。
プロフィールの「デバイスの追加」から「腕時計」を選択するとスキャナ画面になるので、Amazfit GTR 4に表示されたQRコードを読み取ります。
スマホとAmazfit GTR 4にそれぞれペアリングリクエストが来るので、接続を許可してあげればペアリング完了です。
1度ペアリングしてしまえば仮に切断されても自動接続してくれます。
画面に表示されている通りに進めていけば良いので難しいことはありませんよ、
Zepp OS 2.0搭載で快適動作
Amazfit GTR 4の操作性は超快適。これまで様々なスマートウォッチを使ってきましたが、間違いなくトップクラスに優秀です。
上下スワイプでコントロールセンターと通知の表示。
左右スワイプでショートカットメニューが表示されます。
頻繁に使うアプリはここに登録しておくと便利です。
右スワイプ1回で表示できるレジデントアプリも優秀。スマホのウィジェットのように知りたい情報を簡単に確認できます。
コントロールセンターを含めて、それぞれの表示項目は本体・Zeppアプリから編集可能です。
音楽操作やワークアウトを1回のスワイプでアクセスできるように登録すると使いやすいですよ。
サクサクの操作性能はAmazfit GTR 4に搭載されている独自OS「Zepp OS 2.0」の影響が大きく、省電力でありながら旧モデルよりも動きがパワフルになりました。
以前レビューしたAmazfit GTS 4 miniではモタつきを感じる場面がありましたが、GTR 4ではストレスを感じる瞬間はありません。
時間がかかりがちな、表示項目編集からホーム画面への移行もスムーズ。
動作性能に不満を感じる人はまずいないと思います。
AppStoreからミニアプリを追加できる
Amazfit GTR 4にはスマートウォッチに必要な基本機能は殆ど全て搭載されています。
- イベントリマインダー
- スマホを探す
- ToDoリスト
- アラーム
- ストップウォッチ
- タイマー
- ポモドーロタイマー
- 天気
- 座りすぎリマインダー
- パスワード保護
- DND
気圧計・高度計やコンパスがあったりと、基本機能だけでも毎日十分活躍してくれるでしょう。
さらZeppアプリのAppStoreからミニアプリも追加できます。
以前のモデルでもミニアプリ追加機能はあったのですが、種類が少なすぎて正直微妙な状態でした。
ところが、ちょっと見ない間にアプリの種類がめちゃくちゃ増えててびっくり。
英語表記のアプリが多いので使いにくい部分はあるかもしれませんが、これだけあればお気に入りのアプリが見つかるかも。
試しにミニゲームを追加してみたら結構遊べちゃいました。
トイレで悪戦苦闘している時なんかに使えるかもしれません笑
決済機能はないけど会員カードを取り込める
残念ながらAmazfit GTR 4にはNFCやFeliCaは搭載されていないので、タッチ決済には非対応。
ただ、バーコードやQRコードの会員カードを取り込むことはできます。
登録の方法も簡単で、カードに記載されているバーコード等をスキャンするだけ。
登録可能なカードの枚数は20枚で、番号変更のない静的なコードのみ対応しています。
このため、コード決済や数分おきにコードが動的に変更されるタイプには非対応なのでご注意ください。
読取可能の例:紙媒体のポイントカードや会員カードのように、番号の変更がない静的なバーコード
読取不可の例:キャッシュレスの支払いサービスなど、セキュリティ性の高いバーコード。定期的に番号が更新される動的なバーコード引用:公式サイト注意事項
スマホアプリに統合されているものが増えてきているので紙ベースの会員カードは少ないかもしれませんが、何枚も持ち歩かなくて済むのは嬉しいポイントです。
ヘルスケアデータを自動計測
Amazfit GTR 4を装着しているだけで、歩数・距離・消費カロリー・睡眠・心拍・ストレスレベルを自動計測してくれます。
本体でデータをサクッと確認できるのはもちろん、Zeppアプリで詳しいデータや履歴をチェックすることができます。
計測精度についても、著しく変な結果は出ていないので信用できるでしょう。
こればかりは使っているスマートウォッチを信じるしかないですからね笑
睡眠スケジュール/モーニングアップデートを通知
睡眠計測データが詳しいのはAmazfit製品の特徴。お昼寝を仮眠データとして計測することも可能です。
睡眠スケジュールを設定すれば、起床アラームに加えて入眠時の通知もしてくれますよ。
さらに目が覚めた時にはモーニングアップデートまで通知してくれます。
モーニングアップデートの内容は設定から変更することもできますし、煩わしければOFFにすることも可能です。
PAI・月経周期モニタリングを搭載
Amazfit GTR 4には健康評価をスコアで算出するPAI(Personal Activity Intelligence)や、月経周期モニタリング機能も搭載しています。
PAI 値を100以上に維持した人は高血圧、心臓疾患、2型糖尿病のリスクが低いことが明らかになっています。HUNTフィットネス研究: この研究はノルウェー科学技術大学医学部の Ulrik Wisloff 教授の主導で実施されました。この研究は 35 年以上続き、参加者は 23 万人以上にのぼります。
引用:公式サイト
月経サイクルを記録し、生理日や妊娠可能期間の予測とリマインダーが可能です。
モニタリング精度がどこまで正確なのかは分かりませんが、目安にはなるので女性にとって重宝する機能ですね。
自動計測する項目が多くなるほどバッテリーの消耗が激しくなるので、自分に必要なものをチョイスするか、手動計測に切替えてもいいでしょう。
SpO2を24時間自動計測
Amazfit GTR 4はコロナ禍の現状で注目されている酸素飽和度(SpO2)の計測が可能です。
酸素飽和度(SpO2)とは、心臓から全身に運ばれる血液(動脈血)の中を流れている赤血球に含まれるヘモグロビンの何%に酸素が結合しているか、皮膚を通して(経皮的に)調べた値です。
SpO2を計測できるスマートウォッチ・スマートバンドも増えてきているものの、多くは手動計測。この点Amazfit GTR 4は安静時に自動計測してくれます。
医療用に作られたパルスオキシメーターではありませんので、呼吸器の疾患をお持ちの方が常用する等の用途としては利用できません。
それでも、毎日定期的に自動計測していれば体調の変化に気付きやすくなるでしょう。
ワンタップで4種類の計測を同時実行
Amazfit GTR 4に搭載されている生体認証センサー「BioTracker 4.0」は、複数の健康データを同時にモニタリングできる点が特徴。
ワンタップで4つのヘルスケアデータを同時に計測できる機能も搭載されています。
- 心拍数
- ストレスレベル
- SpO2
- 呼吸速度
計測時間はたったの45秒。それぞれ個別に計測するよりも短時間で終了します。
毎日起床時にワンタップ計測をしてみてはいかがでしょうか?
日々のヘルスケアデータを簡単に収集できるのでおすすめですよ。
150種類以上のスポーツモード
Amazfit GTR 4には150種類以上のスポーツモードが搭載されています。
ランニング・ウォーキングはもちろん、水泳・筋トレ・ゴルフ・ウィンタースポーツまで、自分がやっているスポーツで搭載されていないものはないでしょう。
eスポーツやチェスなんかもあって、もはや世の中の運動・スポーツは全て網羅してるんじゃないでしょうか?
- 屋外ランニング
- ランニングマシン
- ウォーキング
- トレイルランニング
- 屋内ウォーキング
- 競歩
- トラックラン
- 屋外サイクリング
- 屋内サイクリング
- マウンテンバイク
- BMX
- プール水泳
- オープンウォータースイミング
- フィンスイミング
- アーティスティックスイミング
- クライミング
- ハイキング
- オリエンテーリング
- ロック クライミング
- 釣り
- ハンティング
- スケートボード
- ローラー スケート
- パルクール
- ATV
- オフロード バイク
- エリプティカル
- ローイング マシン
- 階段クライミング マシン
- 階段ステッパー
- スピニング
- フィットネス(屋内)
- 混合エアロビクス
- クロストレーニング
- エアロビクス
- グループキャリステニクス
- ボディコンバット
- 筋力トレーニング
- ステップ トレーニング
- 体幹トレーニング
- 柔軟トレーニング
- 自由トレーニング
- HIIT
- ヨガ
- ピラティス
- 体操
- 鉄棒
- 平行棒
- バトル ロープ
- ストレッチ
- スクエアダンス
- 社交ダンス
- ベリーダンス
- バレエ
- ストリートダンス
- ズンバ
- ラテンダンス
- ジャズダンス
- ヒップホップダンス
- ポールダンス
- ブレイクダンス
- フォークダンス
- ダンス
- モダンダンス
- ディスコ
- タップダンス
- ボクシング
- レスリング
- 武道
- 太極拳
- ムエタイ
- 柔道
- テコンドー
- 空手
- キックボクシング
- フェンシング
- 柔術
- 剣道
- サッカー
- ビーチサッカー
- バスケットボール
- バレーボール
- ビーチバレーボール
- 野球
- ソフトボール
- ラグビー
- ホッケー
- 卓球
- バドミントン
- テニス
- スカッシュ
- ゲートボール
- クリケット
- ハンドボール
- ボウリング
- ポロ
- ラケットボール
- ビリヤード
- セパタクロー
- ドッジボール
- 水球
- アイスホッケー
- シャトルコック
- インドアサッカー
- フットバッグ
- ボッチェボール
- ペロタ
- フロアボール
- ゴルフスイング
- 屋外ボート
- セーリング
- カヤック
- ボート
- ドラゴンボート
- パドルボード
- 屋内サーフィン
- チュービング
- 水上スキー
- シュノーケリング
- スキー
- スノーボード
- ダウンヒル スキー
- クロスカントリー スキー
- スキー オリエンテーリング
- バイアスロン
- アウトドア スケート
- インドア スケート
- カーリング
- ボブスレーとトボガン
- そり
- スノーモービル
- スノーシューイング
- フラフープ
- フリスビー
- ダーツ
- 凧揚げ
- 綱引き
- ジェンズ
- eスポーツ
- エアウォーカー
- ブランコ
- シャッフルボード
- フーズボール
- モーションセンサーゲーム
- チェス
- チェッカー
- 囲碁
- ブリッジ
- ボードゲーム
- 縄跳び
- アーチェリー
- 馬術
- ドライブ
- 階段登り
以前レビューしたAmazfit GTS 4 miniにはスキーやスノーボードがなくて驚いてしまったのですが、GTR 4はしっかり対応していたので良かったです。
またスポーツモードのうち以下の8種類は、搭載されている「ExerSense」機能による自動検出に対応しています。
- トレッドミル
- 屋外ランニング
- 屋外ウォーキング
- 屋内ウォーキング
- エリプティカルマシン
- 屋外サイクリング
- ローイングマシン
- 水泳
僕が普段やっている運動はウォーキングくらいですが、使っていて不満を感じるポイントは全くありません。
計測データも詳しいのでトレーニングのモチベーションが上がりますね。
さらに詳しいデータや履歴はZeppアプリでもチェックできます。
それぞれのスポーツで目標を設定することができます。
大半はは距離・時間・消費カロリーですが、スポーツの種類に応じた目標設定をすることもできました。
中でも特にランニング機能が充実していますね。
仮想ペーサーを設定できたり、細かな目標設定が可能でした。
また筋トレガチ勢も喜ぶ機能も搭載されており、回数の自動計測や使った筋肉の表示などもできるようです。
製品リリース時には 15 種類のエクササイズを認識できますが、OTA アップデート後は、25種類に増え、以下のようなエクササイズが認識できるようになります。
自重スクワット、自重ストレートアームフロントスクワット、バーベルスクワット、トライセッププッシュダウン、ベントオーバーロー、バーベルベンチプレス、シットアップホールド、ニータッチシットアップ、ダンベルフライ、バーピー、バーピージャンプ、オーバーヘッドトライセップスエクステンション、ライイングトライセップスエクステンション、ラテラルレイズ、ジャンピングジャック、ラットプルダウン、デッドリフト、プッシュアップ、ショルダープレス、プルアップ、バイセップカール、シーテッドケーブルロー、ダンベル ドラッグ カール、ストレートアームプルダウン、ロシアンツイスト。エクササイズがウォッチで自動認識されない場合、Zeppアプリは筋肉グループまたはエクササイズ名のリストを提供し、そこから選択することができます。引用:公式サイト
6種類の衛星測位システムに対応
Amazfit GTR 4は以下の衛星測位システムに対応。
- GPS(アメリカ)
- GLONASS(ロシア)
- Galileo(EU)
- BDS(中国)
- QZSS(みちびき/日本)
さらに今後のアップデートでインドのNavICも追加され、合計6種類の衛星測位システムに対応します。
このため、屋外ワークアウトなどではAmazfit GTR 4だけで経路を記録可能です。
実際にスマホを持たずにウォーキングをしてみたところ、正確な場所を表示してくれました。
またAmazfit GTR 4は対応する衛星から円偏波(えんへんぱ)の信号を受信するため、ビルが立ち並ぶ都市部や山の中でも高い精度の測位が可能です。
どの衛星測位システムを利用するのか設定から変更できるのも便利なポイント。
僕はよく分からないので「精度」を重視したデフォルト設定のまま使っています。
この他、高い精度の測位を活かしたルートファイルインポート機能にも対応しているとのこと。
衛星測位に対応しているだけでも貴重な存在なのに、進化しまくってて使いこなせません笑
ヘルスケア/Google Fitと連携可能
トレーニングの状況や健康状態をヘルスケアやGoogle Fitで確認している人もいると思います。
Amazfit GTR 4のコンパニオンアプリであるZeppはどちらとも連携が可能。
プロフィール内の「アカウントを追加」からそれぞれのサービスを選択してログインすればOKです。
Zeppで収集したワークアウトの履歴やヘルスケアデータがそれぞれのアプリで確認でき、パーソナルデータの一元管理が可能になります。
Amazon Alexaが入ってます
Amazfit GTR 4には音声アシスタントAlexaを標準搭載しています。
Zeppアプリ内のAmazon Alexaから、AmazonアカウントでログインすればOK。
これでAlexaとの連携ができました。とっても簡単です。
あとはリューズの長押しやレジデントアプリからAlexaを呼び出して話しかけるだけ。
時刻や天気を聞いても良いですし、既にAlexaと連携しているスマートホームの操作もできちゃいます。
Alexaを既に呼び出している状態なのでウェイクワードを言う必要はありません。
残念ながらプライムミュージック等の全ての機能を使えるわけではありませんが、天気や予定の確認に便利です。
Amazfit GTR 4はスピーカーを搭載しているので、ちゃんと声を出して答えてくれますよ。
この他、Amazfit GTR 4独自のオフライン音声操作機能も搭載しております。
残念ながら日本語には非対応なので使用機会はないかもしれませんね・・・。
スマホの通知を確認/LINEの簡易返信もできちゃう!
スマートウォッチに無くてはならない機能である、スマホの通知確認は当然Amazfit GTR 4にもしっかり搭載。
全ての通知を表示させることもできますし、通知するアプリを選択することも可能です。
なお、通知時のバイブレーションはZeppアプリで自分好みにカスタマイズ可能。地味に嬉しい機能ですよね。
バイブの強度はそこそこ強く、動いていても気付かないことはありませんでした。
通知で表示可能な文字数もかなり多め。例えばLINEでは500文字程度なら途中で切れずに表示されていました。
Gmailはタイトルはもちろん本文まで表示できます。
これなら通知内容をしっかり確認できるので、スマホを取り出す機会が減りそうですね。
さらにSMSとLINEでは簡単な返信機能にも対応していました。
返信内容は予め設定しているカスタム可能な定型文に限られますが、手元操作で返信できちゃうのは超便利です。
スピーカー&マイクで音声通話も可能
Amazfit GTR 4にはスピーカーとマイクが搭載されているので、スマホを取り出さなくても音声通話が可能です。
音質はそんなに期待していなかったのですが、相手の声が聞き取りにくいこともなく意外と普通に通話できちゃいました笑
手が離せない時に、サクッと通話に応答することも可能です。
なお運転中にスマートウォッチのディスプレイを見ながら操作をすると非常に危険であり、道路交通法違反に該当する可能性が極めて高いです。
いわゆる「ながらスマホ」と同等ですからね。
運転中にスマートウォッチを操作する場合には必ず停止するようにしましょう。
着信に対応できない場合には、SMSでメッセージを返信することも可能です。
なおAmazfit GTR 4で音声通話をするには、通常接続に加えて音声通話用のペアリングも必要でした。
1つのスマホに対して2種類Amazfit GTR 4をペアリングすることになります。
音楽再生アプリを操作できる
Amazfit GTR 4はスマホで再生中の音楽をリモコン操作できます。
曲送り・曲戻しはもちろん、音量の調整もできるのが超便利です。
電車の中などでスマホを取り出しにくい時に、手元で操作できるのはめちゃくちゃ重宝します。
個人的にスマートバンド・スマートウォッチには必ず搭載して欲しい機能の1つです。
音楽を保存してスマホなしでも曲が聞ける
Amazfit GTR 4には音楽を保存してオフライン再生する機能も搭載。
音楽を聞きながらランニングなどのワークアウトをする人も多いですよね。
Amazfit GTR 4ならスマホを持ち歩かなくてもワークアウト中に音楽が聞けます。
衛星測位システムにも対応しているので手ぶらワークアウトが可能です。
イヤホンはどうするんだ!と思うでしょうが、ご安心ください。
Amazfit GTR 4はワイヤレスイヤホンとのペアリングにも対応しております。
屋外ワークアウトで手首からガンガン音楽が流れるなんてこともありませんよ。
音楽データはZeppアプリから転送。
ストレージ容量は最大2.3GBあるので、MP3データの場合は200曲程度は保存可能とのことです。
MP3だと音質はそこそこですが運動中に聞くくらいであれば十分でしょう。
スマホカメラのリモート撮影ができる
Amazfit GTR 4にはスマホのリモート撮影機能も搭載されていました。
使用するにはZeppアプリの「ラボ」で接続設定が必要ですが、ワンタップで完了するので難しいことはありません。
ちなみにiPhoneの場合には、設定不要で普通に使えちゃいます。
プレビューには対応しておらず、ただシャッターを切るだけというシンプルな機能なのですが、スマホを三脚に固定して写真撮影する場合なんかに便利ですね。
iPhoneとのペアリングでは返信機能が使えない
スマートウォッチの中にはiPhoneとのペアリングで機能制限されることがありますが、Amazfit GTR 4はAndroidでもiPhoneでも殆ど同じように使えます。
実際にiPhone 14 ProにZeppアプリをダウンロードして使ってみましたが、全く違和感なく使えました。
会員カードの登録やミニアプリの追加はもちろんAlexaにも対応しています。
通知可能なアプリが少ないように見えますが、アプリからの通知が入るたびにアプリ一覧に追加されていくようです。
唯一音声通話やSMSなどの返信機能だけは非対応でした。
また、なぜか僕が試した限りではSMS受信時に通知が飛んできませんでした。
返信機能はあれば便利なものの、個人的には絶対必要とも思わないので非対応でもそんなに困らないんじゃないでしょうか?
Amazfit GTR 4はAndroidでもiPhoneでも同じように使えます。
防水性能は5ATM(5気圧)
Amazfit GTR 4の防水性能は5ATM。
スポーツモードにもある通りスイミング中でも利用できます。日本時計協会による5ATMの解説でも以下のように記載されているので、水泳での利用は問題なさそうです。
水に触れる機会の多い水仕事(漁業・農業・洗車・食堂など)や水上スポーツ(水泳・ヨット・つりなど)をされる方にお使いいただけます。
素潜り(スキンダイビング)及び飽和潜水用や空気潜水用に使用しないで下さい。
5bar以上の防水時計でも水圧の激しいシャワーや水道水が直接時計に当たらないようご注意下さい。
試しに水の中に入れて壊れないか検証してみましたが問題なし。当たり前ですよね笑
なお水に濡れた場合には乾燥させるのを忘れずに。
濡れた状態で充電するのは非常に危険です。
また、水には強いですがお風呂やシャワー中の利用は避けましょう。
蒸気は特に故障の原因になるのでくれぐれもご注意ください。
Amazfit GTR 4のスペック
Amazfit GTR 4の主要スペックは以下のとおり。比較として旧モデルのGTR 3のスペックも掲載しております。
製品名 | Amazfit GTR 4 | Amazfit GTR 3 |
サイズ | 46 x 46 x 10.6mm バンド幅:22mm | 45.8 × 45.8 × 10.8mm バンド幅:22mm |
重さ | 34g(バンドを除く) | 32g(バンドを除く) |
ディスプレイ | 1.43インチ AMOLED 解像度:466×466 326ppi 強化ガラス 指紋付着防止コーティング | 1.39インチ AMOLED 解像度:454×454 326ppi 強化ガラス 指紋付着防止コーティング |
センサー | BioTracker 4.0 PPG 血中酸素レベル測定 4PD+2LED 加速度センサー ジャイロセンサー 地磁気センサー 気圧高度計センサー 環境光センサー | BioTracker 3.0 PPG 血中酸素レベル測定 6PD+2LED 加速度センサー ジャイロセンサー 地磁気センサー 気圧高度計センサー 環境光センサー |
NFC | 非対応 | 非対応 |
バッテリー容量 | 475mAh 基本使用:14日間 ハード使用:7日間 | 450mAh 基本使用:21日間 ハード使用:10日間 |
充電時間 | 2時間 | 2時間 |
OS | Zepp OS 2.0 | Zepp OS |
対応OS | Android 7.0以上 iOS 12.0以上 | Android 7.0以上 iOS 12.0以上 |
防水 | 5ATM | 5ATM |
位置情報 | GPS GLONASS Galileo BDS QZSS NavIC | GPS GLONASS Galileo BDS QZSS |
Bluetooth | 5.0 | 5.1 |
Wi-Fi | 2.4GHz | 不明 |
公式サイト>>SPEC
まとめ:Amazfit GTR 4のメリット・デメリット・評価
Amazfit GTR 4を実機レビューいたしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
Amazfit GTR 4を買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット? |
・有機ELディスプレイが綺麗 ・AOD対応 ・快適な動作性能 ・超超長持ちバッテリー ・SpO2自動計測 ・150種類のワークアウトモード ・ランナーに嬉しい機能が豊富 ・6つの衛星測位に対応 ・円偏波アンテナ ・5ATM防水 ・ミニアプリ追加可能 ・音楽アプリ操作可能 ・音楽を持ち歩ける ・Alexaが入ってる ・返信機能対応 ・音声通話可能 ・iPhoneでもOK | ・少々お高め ・サイズが大きい ・決済機能なし ・充電速度は普通 |
評価
(4.5点/5点満点)
高性能な機能を数多く搭載しながらも1週間以上余裕で使い続けられるロングバッテリー。
ハイエンドモデルの名にふさわしい完成度の高いスマートウォッチでした。
定価31,900円(税込)と決して安くはありませんが、十分にそれだけの価値はあると思います。
決済機能が必要ないのであれば、Androidユーザー、iPhoneユーザー問わず自信を持っておすすめできる1本です。
また実際に使ってみて、これまでのAmazfit製品よりもユーザーに寄り添ってくれる感覚が強い点が印象的でした。
まるで自分のパートナーやパーソナルトレーナーが側にいてくれるようで心強かったです。
スマートウォッチは様々なデータを自動計測してくれるだけのガジェットから、より人に近い存在に進化していくのかもしれませんね。