お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
2023年2月21日、Nothing Phone (1)にNothing OS 1.5の配信が始まりました。
Android 13に対応した大型システムアップデート。
既に2022年12月から一部のユーザーにオープンベータ版が提供されており、様々なフィードバックを取り入れ、より改善された正式版がついに公開です。
僕のNothing Phone (1)にも通知がきていたので、早速アップデートしてみました。
そこで本記事では、Nothing OS 1.5の変更点や違いを実機でババーっと紹介してきたいと思います。
掲載している内容は僕が気付いた点であり、全てを網羅しているわけではありませんのでご容赦くださいませ。
なお、Nothig Phone(1)はこちらの記事で詳しくレビューしているので合わせて御覧ください。
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Nothing Phone (1)のNothing OS 1.5 概要
公式サイトに掲載されているNothing OS 1.5の概要は以下のとおりです。
- 新しいカスタムのNothing天気アプリ。
- カメラアプリのUIが改善されました。
- アプリの読み込み速度が最大50%向上。
- 「Material You」が増加し、壁紙に合わせてサードパーティアプリに使用できるカラースキームが増えました。
- 新しいGlyphサウンドパック。より多くのGlyphの着信音と通知音。
- アプリごとに異なる言語を可能にする多言語サポート。
- プライバシーのアップグレード。内容は次のとおりです。
- 写真ピッカー。各アプリに共有したい画像を選択できます。
- 通知許可。通知を送信できるアプリを制御できます。
- メディアの許可。共有するメディアの種類をグループ化することができます(例:写真とビデオ、音楽とオーディオ、ファイル)。
- 「クイック設定」にQRコードスキャナーを追加。
- クリップボードプレビュー。コピーされたテキストは画面の下隅クリップボードに表示されます。そのため、貼り付ける前に直接テキストを編集できます。
- メディアコントロールの新しい外観。
- フォアグラウンドサービス。通知センターからアクティブなバックグラウンドアプリを直接閉じてバッテリーを節約します。
- ライブキャプション:デバイスの音声を検出して自動的にキャプションを生成します。
- 増加したバックグラウンドメモリ。頻繁に使用されるアプリの読み込み待ち時間を短縮。
- 新しい自己修復機能。Phone (1)が未使用のキャッシュや期限切れのシステムダンプをクリアすることで、新品同様の動作を維持します。
- 改善されたクイック設定。新しいネットワークとBluetoothデバイスのポップアップが特長です。
- 音量調節のための新しいUI。画面をロックを解除することなく個別の音量スライダーを簡単に調整できます(例:音楽とアラーム)。
- 改善されたゲームモード。軽い通知の新しいUIとGoogl「ゲームダッシュボード」が追加されました。「ダッシュボード」はスクリーンショット、スクリーンレコーダー、FPS表示、プローゲーミングモードをサポートしています。
引用:公式サイト
この他、Nothing Phone (1)に表示された更新内容によると、指紋認証の精度が12%向上、待機時の消費電力が50%改善等も含まれているようです。
さすがメジャーアップデート。超盛り沢山の内容になっております。
Nothing OS 1.5の変更点・違いをレビュー
それではアップデート前後でNothing Phone (1)がどのように変わったのか、どんな違いがあるのかを実機で確認していきましょう。
動作性能の向上・改善
アップデート内容によると動作性能関連での改善点は以下のとおり。
- アプリ読み込み速度:71%向上
- 指紋認証精度:12%改善
- バックグランドメモリの増加
- 新しい自己修復機能
ただ実際に使ってみましたが、体感できるほどの大きな違いはありませんでした笑
そもそもNothing Phone (1)は普段使いには十分すぎるほど快適に使えるんですよね。
このため劇的に良くなった!とは感じにくいかもしれません。
念のためAnTuTuベンチマークも回してみましたが、スコアはアップデート前後で殆ど変化なし。
目に見えない改善が加えられたことで、Nothing Phone (1)は更に長く快適に使い続けられるスマホになったと思います。
Nothingオリジナル天気アプリの追加
これまでNothing Phone (1)には天気アプリがなかったので、ウィジェットの天気アイコンをタップしてもブラウザで天気情報を表示するのみでした。
統一感がなく表示にも多少時間がかかるのでスッキリしない部分の1つでした。
これがアップデートによりNothing製オリジナル天気アプリが追加。
Nothingらしいモノトーンのおしゃれなデザイン。
アップデート後は天気アイコンをタップするとこの天気アプリが立ち上がります。
ちなみに天気アプリのアイコンもドット調でNothingらしいです。
レコーダー・カメラに続いて3つ目のオリジナルアイコンになりましたね。
Glyphサウンドの追加
Nothing Phone (1)と言えば背面パネルがピカピカ光るGlyphライトが特徴の1つ。
着信音・通知音それぞれ10種類ずつ用意されていました。
アップデート後はさらに10種類追加。
20種類の着信音・通知音から選べるようになっていますよ。
サウンドも相変わらずのおもちゃ感があって最高です。
Nothingオリジナル壁紙が追加
これまで4種類だったNothingオリジナル壁紙が10種類に増えました。
相変わらず他社製よりもオシャレ。センスが良いですよねー本当に。
なおAndroid 13になったことにより、壁紙の色・アイコンパック(テーマアイコン)も追加されております。
カメラアプリのUI改善
カメラアプリの見た目が改善されたようです。
基本的なデザインはそのままに、色などが微妙に変わっています。
ズームのデザインが変わって使いやすくなっています。
ちなみにカメラ性能は変わってないようです。
クイック設定にQRコードスキャナ追加
Nothing OSのアップデート後、クイック設定項目にQRコードスキャナが追加されました。
QRコードを読み込む機会って何気に多いから嬉しいですよね。
ちなみに、これはアップデートとは関係ないかもしれませんが、カメラをQRコードにかざしても読み込むことができますよ。
新しいメディアコントロール
クイック設定やロック画面に表示されるメディアコントロールの見た目が新しくなりました。
アルバムアートワークがドーンと表示され、アーティスト名・曲名も分かりやすくて良い感じですね。
デュアルSIMの切替が簡単になった
デュアルSIM利用時にクイック設定内のネットワークパネルをタップするだけで切替ができるようになりました。
さらに総データ通信量も表示されるようになったので、例えば月末付近でギガが足りなくなりそうな時なんかに重宝します。
ロック画面に特定のアプリショートカットを置ける
ロック画面にアプリショートカットを2つ置けるようになりました。
指紋認証センサーの両隣に1つずつ配置可能。
登録できるアプリは以下の4つに限られています。
- Google Home
- Google Wallet
- ライト
- カメラ
自由度は全くありませんが地味に嬉しい機能だと思います。
ロック画面での音量調節が柔軟に
これまではロック画面ではメディアの音量しか調整できませんでしたが、アップデート後は通知音とアラーム音も調整できます。
画面ロックを解除することなく音量調節できるのも地味に便利です。地味にね。
Googleゲームダッシュボードの追加
Nothing Phone (1)にあってもなくても変わらなかったゲームモードが進化しております。
アップデート後はゲームプレイ中にFPSの表示やスクショ・スクリーンレコーダーに簡単にアクセスできるフローティングメニューが表示可能です。
またゲーム中の通知を小さいスタイルに変更することもできます。
ゲームが対応していれば「最適化」機能も使えるので試したいところ。
ゲーミングデバイスや他社製スマホのゲームモードには到底敵いませんが、ないよりはマシですね。
待機時のバッテリー消耗が超改善した!
置いておくだけで絵になるスマホ第1位のNothing Phone (1)はほったらかしにしておいても、それなりにバッテリーを消耗してしまうのが1つ悩みのタネでした。
アップデート前に24時間放置した場合のバッテリー消耗は18%。
Nothing OS 1.5では待機時の消費電力が50%改善されているとのことです。
アップデート前と同様に24時間放置してみたところ、なんとバッテリーの消耗は僅か4%!
めっちゃくちゃバッテリー消耗が抑えられていました。
アップデートによりNothing Phone (1)の弱点が1つ克服されたと言って良いでしょう。
ちなみに常時表示ディスプレイを有効にした場合のバッテリー消耗は相変わらず・・・。
24時間放置してみたところ38%バッテリーは消耗していました笑
次のアップデートではAOD有効時の消費電力も改善してくれたら良いですね。
まとめ:Nothing Phone (1)はアップデートで地味に進化しました!
Nothing Phone (1)に配布されたNothing OS 1.5をレビューしました。
見違えるほど良くなってるー!ってことはありませんが、痒いところに手が届くような地味な改善がいくつも見られました。
個人的にGlyphライト・サウンドの追加と、オリジナル天気アプリが嬉しかったです。
理由はよく分からないんですが全部オシャレに感じてしまうから不思議・・・。
また、待機時のバッテリー消耗が抑えられていることでNothing Phone (1)の弱点が1つ克服されました。
もし他にもこんな機能があったよー等ありましたら、コメントしていただけると嬉しいです。僕だけでは気付けないことが多いので大変助かります。
Nothing Phone (1)は2025年までのAndroidアップデートが保証されているので、今後もワクワクするような機能を追加してくれるのが楽しみです。
そして、2023年に登場が予定されているNothing Phone (2)にも期待しております。
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— Carl Pei (@getpeid) January 30, 2023