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【POCO X5 Pro 5Gレビュー】これは安くて良いスマホ!使ってわかったメリット・デメリット・評価

本記事はアフィリエイト広告を利用しています

評価:(4点/5点満点)

お世話になります。毎月スマホを買ってるガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。

POCO X5 Pro 5Gを購入しました。

POCO X5 Pro 5G

Xiaomiのサブブランド「POCO」が2023年2月にグローバル発売したミドルレンジスマホです。

日本国内でも低価格で十分な性能のスマホ購入できるので、もう海外スマホは買わない!

と思ってはいるんですが、毎年モンスター級のコスパで驚かせてくれるPOCOのスマホだけはついつい買ってしまいます・・・。

昨年発売されたPOCO X4 Pro 4Gは普段使いには困らない動作性能なものの、搭載SoCがSnapdragon 695なのが少々寂しいポイントでした。

この点、POCO X5 Pro 5GはSnapdragon 778Gが搭載されており、さらに高い動作性能が期待できます。

また、引き続き搭載されている1億画素メインカメラとの相性や画像処理性能も気になるところです。

本記事で実際に使ってみた様子を詳しくレビューするので、購入の参考にしてください。

メリットデメリット
・安い
・大画面で軽い
・十分な動作性能
・美しいディスプレイ
・ヌルヌル120Hz
・67W急速充電
・使えるメインカメラ
・1億画素が凄い
・4K動画撮影
・ステレオスピーカー
・ハイレゾワイヤレス
・指紋認証&顔認証
・イヤホンジャック
・付属品が揃ってる
・デカイ
・重いゲームは厳しい
・超広角カメラは普通
・望遠カメラ非搭載
・SDカード非対応
・ワイヤレス充電なし
・防水性能なし
・FeliCaなし
・FMラジオなし

POCO X5 Pro 5Gは「技術基準適合証明」(いわゆる「技適」)を取得していません。私は本記事を作成するにあたり、総務省に試験利用の届け出を行ったうえで使用しています。

総務省>>技適未取得機器を用いた実験等の特例制度

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POCO X5 Pro 5Gのデザイン・サイズ感・付属品

POCO X5 Pro 5Gのデザイン

まずPOCO X5 Pro 5Gの外観・付属品をチェックしていきましょう。

デザイン

POCO X5 Pro 5Gのカラーバリエーションは以下の3色。

  • Yellow
  • Blue
  • Black
POCO X5 Pro 5Gのデザイン

このうち僕が購入したのはBlackです。

POCO X5 Pro 5Gのデザイン

Yellowにしちゃおっかなーと迷ったんですが無難に黒をチョイスしちゃいました。

POCOのスマホはポップなデザインが多い印象。

前モデルPOCO X4 Pro 5Gはラインが立体的にレーザーのように飛び交う面白いデザインでした。

POCO X4 Pro 5Gのデザイン

それに比べると少し落ち着いた雰囲気。素材はおそらくガラスではなく樹脂製です。

指紋や皮脂汚れが目立たないのがGOOD。

POCO X5 Pro 5Gのデザイン

ザラザラとした質感に見えますが実際に触ってみるとサラサラで、光に反射するとラメが入っているかのようにキラキラ輝きます。

POCO X5 Pro 5Gのデザイン

OPPO Reno7 Aに採用されていたOPPO Glowに似ていました。

POCO X5 Pro 5Gのデザイン POCO X5 Pro 5Gのデザイン

OPPO Glow:目に見えない50万個の凹凸が不規則に並び、光が乱反射して輝くOPPOの特殊加工

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背面上部だけは光沢のある素材になっており、カメラユニットがあります。

このあたりのデザインはポップでPOCOらしさを感じました。

POCO X5 Pro 5Gのデザイン

カメラユニットはレンズの他に台座もあるので2段構え。

実測で台座の高さは1.5mm、レンズを含めて3mm飛び出ていました。

POCO X5 Pro 5Gのデザイン

このためデスクに置いたまま操作をするとガタガタするのでご注意ください。

背面パネルは湾曲のないフラットタイプ。角張っているものの手に食い込んで痛いってことはありませんでしたよ。

フレームには細かいラメが入っているようですがマットな色合いです。

POCO X5 Pro 5Gのデザイン
ちびめがね
ちびめがね
やっぱり黄色にすれば良かったかなぁ?地味・・・。

ディスプレイを正面にして右側面に音量ボタンと電源ボタン。

スクショが撮影しにくい配置ですね。

POCO X5 Pro 5Gのデザイン

左側面には何もありません。スッキリ。

POCO X5 Pro 5Gのデザイン

上部にはイヤホンジャック・スピーカー・マイク・IRセンサー。

POCO X5 Pro 5Gのデザイン

搭載されているIRブラスターのおかげでテレビやエアコンのリモコン代わりになります

リモコンが迷子になった時などに使えるので地味に便利です。

本体下部にはスピーカー・USB-Cポート・マイク・カードスロットが搭載されています。

上下2つのスピーカーが嬉しいポイント。

POCO X5 Pro 5Gのデザイン

カードスロットは表・裏に1枚ずつ装着できるタイプ。

Micro SDカード等の外部ストレージには非対応でした。

前モデルは対応していたので1つ残念なポイント。

POCO X5 Pro 5Gのカードスロット

POCO特有のカジュアルさは残しつつも全体的に落ち着いたデザイン。

僕の購入したBlackは無難ですが使いやすいんじゃないかなーと思います。

サイズ感

POCO X5 Pro 5Gのサイズ162.91×76.03×7.9mmと大きめ。

POCO X5 Pro 5Gのサイズ感 POCO X5 Pro 5Gのサイズ感

薄いほうだとは思いますが横幅が広いのでかなり大きく感じます。

POCO X5 Pro 5Gのサイズ感

ただ重さが実測で182g(保護フィルム込み)と、6.67インチのディスプレイながらも軽いので、同じサイズ感のスマホと比べると扱いやすいです。

POCO X5 Pro 5Gの重さ

ちなみに旧モデルは200g超えのヘビー級でした。

POCO X4 Pro 5Gの重さ

背面パネルがガラスではないので軽くなったのかもしれませんね。素晴らしい。

付属品

POCO X5 Pro 5Gの付属品は以下のとおりです。

  • クイックスタートガイド・保証書類
  • SIMピン
  • USBケーブル
  • 充電器
  • 保護ケース
  • ディスプレイ保護フィルム
POCO X5 Pro 5Gの付属品

保護ケースは透明のソフトタイプ。わずかに青みがかった色合いをしています。

POCO X5 Pro 5Gの付属品

ソフトタイプではありますが、厚みがあるのでそれなりに防御力は高そうです。

カメラユニットの出っ張りもしっかり守ってくれます。

POCO X5 Pro 5Gの付属品ケースなし
POCO X5 Pro 5Gの付属品ケースあり

デザイン・質感的に裸運用もありがと思いますが、まぁケースを装着した方が安心ですね。

ただでさえ大きいPOCO X5 Pro 5Gがさらに巨大化してしまうのが難点。

横幅も厚み増すので持ちにくいと感じることがあるかもしれません。

POCO X5 Pro 5Gの付属品
ちびめがね
ちびめがね
僕はケース付けずに使います!

充電器は67W出力可能なハイパワータイプ。残念ながら日本のコンセントには適合しないタイプなので別途変換アダプタが必要になります。

POCO X5 Pro 5Gの付属品

日本のXiaomiから67W・120W出力可能な充電器が発売されているので、それを買っても良いかもしれませんね。

USBケーブルはType-C / Type-Aのもの。6Aに対応している特殊なケーブルなので、急速充電するには付属ケーブルを使う必要があります。

POCO X5 Pro 5Gの付属品

ディスプレイ保護フィルムは最初から貼り付けられていました。

僕は自分でフィルムを貼るのが苦手なので普通に嬉しいです。

POCO X5 Pro 5Gの付属品

POCO X5 Pro 5Gのディスプレイをレビュー

POCO X5 Pro 5Gのディスプレイ

続いてPOCO X5 Pro 5Gのディスプレイを見ていきましょう。

ディスプレイはスマホの命と言っても過言ではないくらい重要なポイント。

毎日何度も目にするので綺麗な方が良いですからね。

6.67インチ有機ELディスプレイ

POCO X5 Pro 5Gのディスプレイは旧モデルと同じ6.67インチのAMOLED(有機EL)。

POCO X5 Pro 5Gのディスプレイ

公式サイトの説明によるとフラッグシップ級の「Flow AMOLED」を採用しているとのこと。

  • 1,080 × 2,400
  • FHD+
  • 10.7億色
  • コントラスト比 500万:1
  • DCI-P3
  • 10bitカラー
  • HDR10+
  • 395ppi
  • 最大輝度 900nit

サイズは同じでもスペック的には旧モデルよりも良い感じ。これならフラッグシップ級と言っても嘘ではなさそう。

確かに何を表示させてもめちゃくちゃ綺麗です。

POCO X5 Pro 5Gのディスプレイ POCO X5 Pro 5Gのディスプレイ

メリハリの良さや、粗さを一切感じることなく文字や画像が画面に張り付いているかのようなパリッとした表示がたまりません。

自分で撮影した写真が綺麗に見えるのは良いですね。カメラの腕前が上がったのかと勘違いしてしまいます・・・。

POCO X5 Pro 5Gのディスプレイ

QHD+(1,440p)のPixel 7 Proと比較しても見劣りしないし、POCO X5 Pro 5Gのディスプレイ品質に不満を感じる人はいないでしょう。

HDRの効果なのかかなり鮮やかに感じます。

POCO X5 Pro 5Gのディスプレイ上:Pixel 7 Pro/下:POCO X5 Pro

下部だけごく僅かに太いですがベゼル(縁)も細いので広い表示領域を確保。

POCO X5 Pro 5Gのディスプレイ

視野角も広く、僅かに色合いが変化するもののきつい角度からでも視認可能です。本体が軽いのでゴロ寝スマホにも使えますね。

POCO X5 Pro 5Gのディスプレイ

最大輝度900nitsとそれなりに明るいので屋外でも見にくいことはありませんでした。明るさ自動調整も上手です。

POCO X5 Pro 5Gのディスプレイ

ハイエンドモデルだと湾曲したエッジタイプを採用していることが多いですが、ガラスパネルの形状はフラット。保護フィルムを貼りやすいので個人的にはこっちの方が好き。

POCO X5 Pro 5Gのディスプレイ

操作は両手持ちが基本

6.67インチの大画面ディスプレイ&重いので基本的に両手操作になります。

POCO X5 Pro 5Gは6.67インチ

片手で操作しようとしても端まで指が届かないですからね。慣れてくれば文字入力くらいなら片手でもいけるとは思いますが。

キーボードがディスプレイの下部寄りなので入力はしやすいです。

POCO X5 Pro 5Gは6.67インチ

もちろん扱いやすさで言えばコンパクトスマホには敵いませんが、一度に表示される情報量が多くなるのが大画面ディスプレイの魅力。

動画視聴やゲームも広々楽しめます。やっぱりこれは最高です。

POCO X5 Pro 5Gは6.67インチ

インカメラはパンチホールタイプ

インカメラはディスプレイ上部中央に搭載。切り欠きを作らないパンチホールタイプ。

POCO X5 Pro 5Gのインカメラはパンチホールタイプ

小さいので全画面表示でも邪魔に感じることはないと思いますが、横持ちでゲームをする時や動画視聴時に少し気になるかもしれません。

POCO X5 Pro 5Gは6.67インチ

画面リフレッシュレートは120Hzをサポート

POCO X5 Pro 5Gは画面リフレッシュレート最大120Hzをサポート。

60Hz・120Hzの固定設定の他、シーンに合わせた自動調整も選択可能です。

120Hzに設定すれば、1秒間にディスプレイを120回書き換えてくれるので表示が滑らかになります。

左が60Hzで右が120Hzに設定したものです。120Hzのほうが残像感がなく滑らかに動いているのが分かると思います。

高リフレッシュレートを最も実感できるのは画面スクロール。

ヌルヌルと滑らかに動いてくれる感じが心地良いです。

POCO X5 Pro 5Gは最大120Hz

自動調整に設定すると基本的に120Hzになり、ディスプレイを動かしていない時間や高駆動の必要がないアプリでは60Hzになります。

POCO X5 Pro 5Gは最大120Hz POCO X5 Pro 5Gは最大120Hz

ロック画面(AOD)では30Hzまでリフレッシュレートを下げてくれました。

POCO X5 Pro 5Gは最大120Hz

可変リフレッシュレートを採用しているハイエンドモデルでは待機時1Hzなんてこともありますが、ザックリでもこれだけ調整してくれるなら十分でしょう。

なおタッチサンプリングレートは240Hzとのことですが、アプリで計測したところ最大340Hzほど出ていました。

POCO X5 Pro 5Gのタッチサンプリングレート

1秒間に300回以上のタッチに反応できるので、音ゲーなど繊細なタッチが要求されるシチュエーションで重宝します。

手動計測なのでどこまで正確なのかは分かりませんが、実際に使っていてもタッチの反応が悪いと感じることはありませんでした。

常時オンディスプレイ(AOD)は10秒間だけ・・・。

POCO X5 Pro 5Gは有機ELディスプレイの省電力性を活かしたAOD(Always On Display/常時表示ディスプレイ)に対応。

ロック画面で時計や画像を表示し続けることが可能です。

POCO X5 Pro 5Gは常時表示ディスプレイに対応

表示内容を細かく設定できるのは嬉しいのですが、表示されるのは画面ロックから10秒間だけ

Xiaomiのスマホには10秒間のみって多いんですが「常時」とは一体・・・。

無駄にバッテリーを消耗してしまうのでAODは使わなくていいでしょう笑

Widevine L1で動画視聴が快適に!

スマホのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。

低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、POCO X5 Pro 5Gなら高画質での視聴が可能となります。

NetflixではFull HD再生可能。HDR 10・Dolby Visionにもしっかり対応していました。

POCO X5 Pro 5GはWidevine L1

旧モデルPOCO X4 Pro 5GはHDR等には非対応だったのでグレードアップ!嬉しい。

ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでも1080pで視聴可能。

POCO X5 Pro 5GはWidevine L1

YouTubeでは「2160p60 HDR」まで設定できることを確認しました。

POCO X5 Pro 5GはWidevine L1

POCO X5 Pro 5Gはディスプレイがめちゃくちゃ綺麗なので動画視聴がマジで捗る。

有機ELパネルは黒色が真の黒なので夜景動画なんか見たら引き込まれますよ。

POCO X5 Pro 5GはWidevine L1

POCO X5 Pro 5Gの動作性能をレビュー

POCO X5 Pro 5GはSnapdragon 778G搭載

スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。

購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?

スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU)。

POCO X5 Pro 5GにはQualcomm製の「Snapdragon 778G 5G」が搭載されております。

2021年5月に発表されたチップセットで、6nmプロセスを採用した5G通信対応モデル。発表から2年近く経ちますが、安定した動作性能が魅力です。

公式サイト>>Snapdragon 778G 5G

AnTuTuベンチマークスコア

スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。

スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということです。

ちびめがね
ちびめがね
スコアが全てではないですが目安になります!

最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.8の総合スコアは463,933点、GPUスコアは142,751点

高めのスコアになるVer.9では総合スコアが527,826点、GPUスコアは153,719点でした。

2023年4月時点での最高スコアは120万点を超えている状況ですが、50万点を超えていれば、ネットサーフィンやLINE、SNS、動画視聴などの普段使いならサクサク軽快に動くのでストレスを感じることは殆どありません。

POCO X5 Pro 5Gの動作性能

搭載されているSoCによってはガクガクしがちなTwitterもスルスル動いてくれます。

POCO X5 Pro 5Gの動作性能

ちなみに旧モデルのPOCO X4 Pro 5Gは38万点ほどだったので、しっかり性能がアップしてました。

これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをこちらのページにランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。

なおAnTuTu以外のベンチマークアプリでのスコアは以下のとおりでした。

REDMAGIC 8 Pro(Snapdragon 8 Gen 2)と動作性能を比較

POCO X5 Pro 5GとREDMAGIC 8 Proを比較

スコアだけ見てもイマイチよく分からないと思うので、僕の持っているスマホの中では最も性能の高いREDMAGIC 8 Proと動作性能を比較してみました。

REDMAGIC 8 ProはSnapdragon 8 Gen 2を搭載しているハイエンドモデルで、AnTuTuスコアは120万点を超えています。

【REDMAGIC 8 Proレビュー】弱点なしの最強ゲーミングスマホ!使ってわかったメリット・デメリット・評価REDMAGIC 8 ProはSnapdragon 8 Gen 2を搭載したゲーミングスマホ。最高の動作性能に加えてUDCを採用したことで真の全画面ディスプレイとなりゲームを快適にプレイできます。旧モデルの弱点だった発熱・バッテリーもちの悪さを克服し最強のゲーミングスマホに進化しました。実際に使ってみた様子をメリット・デメリット含めて実機レビューです。...

多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度チェックです。

POCO X5 Pro 5GとREDMAGIC 8 Proを比較Yahoo! JAPAN
POCO X5 Pro 5GとREDMAGIC 8 Proを比較Yahoo! JAPAN
楽天市場
POCO X5 Pro 5GとREDMAGIC 8 Proを比較楽天市場

さすがにAnTuTuスコアで2.5倍ほど差があるのでREDMAGIC 8 Proのほうが表示速度が早いですね。

ただこれはPOCO X5 Pro 5Gが遅いってことではなく、REDMAGIC 8 Proが早すぎるだけ笑

これくらい動いてくれるなら普段使いには十分でストレスを感じることはありませんよ。

重いゲームは設定を下げる必要あり

もはやスマホとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイントです。

POCO X5 Pro 5Gのゲーム性能はどれほどなのか試してみました。

当ブログではゲームのFPS計測にPerfDogを使用しています。

WeTest PerfDog

iOS・Android端末でFPS値やバッテリー温度等を計測できるツールです。

15分間の無料使用ができるので、新しいスマホを購入してゲーム性能が気になる場合などに使ってみてください。企業・インフルエンサー向けの無料プラン(使用時間制限あり)も用意されていますよ。

公式サイト>>WeTest PerfDog

まずゲーム性能のベンチマーク的な存在になっている原神を「60FPS/最高」設定で15分ほどプレイした結果がこちら。

POCO X5 Pro 5Gのゲーム性能

平均FPS29.9で、そもそも最大値が35FPSに調整されているように感じます。

続いて、POCO X5 Pro 5Gに搭載されているゲームターボの「ブースト機能」を有効にして同じように15分間プレイした結果です。

POCO X5 Pro 5Gのゲームモード
POCO X5 Pro 5Gのゲームモード

FPSの最大値は55、平均33.9FPSという結果になりました。

実際にプレイしていても若干滑らかに動いているように感じます。

以上のとおり、POCO X5 Pro 5Gで重いゲームをプレイする場合、グラフィック設定を下げる必要があることが分かります。

ガチ勢の人にはおすすめできませんが、僕のようなエンジョイ勢であればこのくらいでも十分じゃないでしょうかね。

なお、POCO X5 Pro 5Gのゲームターボ機能は、かなり細かい設定が可能。

僕は詳しくないのでよく分かりませんが、調整をすればさらに快適にプレイできるかもしれません。

発熱は気にならない

ハイスペックモデルだと発熱が酷くて不安になることもありますが、POCO X5 Pro 5Gはそれほど気になることはありませんでした。

原神を「60FPS/最高」設定でプレイしている時の温度は約36.2°。

POCO X5 Pro 5Gの発熱

フレームが少し暖かくはなるものの、持っていられないほではありません。

かなり発熱が抑えられていると思います。素晴らしい。

AnTuTuベンチマークを4回連続で回した時のスコアは以下のとおり。

スマホによってはサーマルスロットリングでスコアがガクンと下がることもありますがPOCO X5 Pro 5Gについては確認できませんでした。

なんなら3回目が最もスコアが良いくらいなので非常に安定していることが分かりますね。

AnTuTuストレージ速度テストのスコア

AnTuTuアプリでストレージ速度のテストもしてみました。

POCO X5 Pro 5Gのストレージ速度

読み込みはけっこう速いですが書き込み速度はそこそこ。いわゆるミドルレンジスマホにしては優秀だと思います。

実際に使っていても、アプリの起動が遅いなどのようなストレスを感じる場面はありませんでした。

RAMを6GB搭載していますからね?普段使いで困るようなことはないでしょう。

ストレージ容量は128GBとそれなりにあります。

システム領域に11GB使うので実際に保存可能なのは115GBほど。

POCO X5 Pro 5Gのストレージ容量

殆どの人は困らない容量ですが、写真や動画を大量に撮影する人は少し注意してください。不安な場合には256GBモデルを選択したほうが良いでしょう。

残念ながらMicro SDカードは搭載できませんが、Google DriveやGoogle Photo等のオンラインストレージを活用することで容量不足を解消できます。

またUSB-C用のカードリーダーもあるので、Micro SDカード等を利用したい場合には別途購入しても良いでしょう。

メモリ増設機能がありました

ちなみにPOCO X5 Pro 5Gには使わないストレージの一部を最大5GB分の仮想メモリにする機能が搭載されております。

POCO X5 Pro 5Gのメモリ増設

おそらくパソコンと同じように、この機能で動作が速くなることはないでしょうが、元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心です。

POCO X5 Pro 5Gのバッテリー持ち・充電速度をレビュー

POCO X5 Pro 5Gは67W急速充電に対応

続いてPOCO X5 Pro 5Gの特徴と言っても良いバッテリー性能・充電速度を見ていきましょう。

67W急速充電に対応!最高です

大容量バッテリーを搭載している弊害は充電時間が長くなってしまうこと。

急速充電規格に対応していなければ、いつまで経っても充電が終わらないなんてこともあり得ます。

この点、旧モデルに引き続きPOCO X5 Pro 5Gは「67W Turbo Charging」に対応しております。

POCO X5 Pro 5Gの67W急速充電
POCO X5 Pro 5Gの67W急速充電

欲を言えば120W急速充電(神ジューデン)に対応して欲しかったですが、まぁこれでも十分速いです。

実際に20%からフル充電までにかかった時間は45分

一般的なスマホの半分の時間でフル充電できちゃいます。

寝落ちして充電忘れた!そんな時でも出かける準備をしている間に、ある程度充電が終わっているでしょう。

なお、残念ながらワイヤレス充電には非対応でした。

PCMarkバッテリーテストの結果

POCO X5 Pro 5Gのバッテリー容量は5,000mAh。

旧モデルと全く同じですがスペック的には大容量です。

ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。

そこで、バッテリーは長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしました。

PC Markは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる結果だと思っています。

PC Markでバッテリー性能をチェック

計測の結果、バッテリー残量100%から20%まで消耗する時間は13時間28分でした。

POCO X5 Pro 5GのPCMarkスコア

リフレッシュレート120Hzのディスプレイを搭載したモデルとして素晴らしい結果に。動作性能とバッテリーもちのバランスがかなり優秀ですね。

旧モデルよりも若干バッテリーもちが悪くなってしまいましたが、よっぽど長時間ゲームをするなら話は別ですが、ごく普通に使う分には外出先で充電を気にしなければいけないことはないでしょう。

1日~2日くらいなら余裕でもつ性能です。

なお、リフレッシュレート60Hzに設定して計測した結果は16時間21分とさらに長持ちに。

POCO X5 Pro 5GのPCMarkスコア

ディスプレイのヌルヌル感を感じることができなくなりますが、バッテリーもちを優先したい場合には、60Hzに設定しても良いでしょう。

これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、参考に御覧ください。

POCO X5 Pro 5Gのカメラ性能をレビュー

POCO X5 Pro 5Gのメインカメラは1億画素

スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?

POCO X5 Pro 5Gには1億800万画素のメインカメラを搭載ということで期待も高まります。

実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてみてください。

基本的にシャッターボタンをタップするだけでAIまかせの撮影。誰でも簡単に指先一つで綺麗な写真が撮影できることが重要だと思っています。

ちびめがね
ちびめがね
ブログ掲載の都合上、全ての写真をリサイズしていますのでご注意ください。

カメラアプリ

カメラアプリは非常にシンプル。写真も動画もサッと取り出してすぐに撮影できます。

毎度おなじみのXiaomi製カメラって感じですね。

POCO X5 Pro 5Gのカメラアプリ写真撮影
POCO X5 Pro 5Gのカメラアプリ動画撮影

超広角カメラと2倍ズームはワンタップで切替可能。ズームボタン長押しでその他の倍率に指定することができます。

豊富な撮影モードや設定へのアクセスも簡単。マクロカメラは設定の中にあります。

POCO X5 Pro 5Gのカメラアプリ POCO X5 Pro 5Gのカメラアプリ

もちろん自分好みに調整しながら撮影できるプロモードもありました。

使いこなせる人ならカメラ性能を技術で高められるので羨ましいです。

POCO X5 Pro 5Gのカメラアプリ

なおスクショ音は設定から消すことができますが、シャッター音は消せませんでした。

サウンドを変更することはできるんですけどね。デフォルトが1番静か。

また、使っている人がどれだけいるのか分かりませんが、Xiaomiのスマホは撮影後の編集機能も充実しています。

例えばGoogle Pixelシリーズに搭載されている「消しゴムマジック」のような不要な物を消してしまう機能や、空を加工して全く雰囲気の違う写真にする機能。

お遊び機能ではありますがSNS等にアップしたら喜ばれるかもしれませんね。

メインカメラの作例

まずはメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックです。

比較用に僕が持っているスマホの中で最もカメラ性能が高い「Pixel 7 Pro」「iPhone 14 Pro」で撮影した写真をあわせて掲載していきます。

ちなみに通常撮影では1億800万画素で撮影するわけではなく、9のピクセルを1つに束ねた(ピクセルビニング)1,200万画素になります。

最初に僕がスマホレビューで必ず使用している風景です。

POCO X5 Pro 5G
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

他の2つに比べると鮮やかな色合いになっているのが分かります。

見たままの風景とは言えませんが、パッと見は華やかで楽しい雰囲気のXiaomiらしい写真が撮影できる印象です。

写真右側の建物周辺が青くなっているのが少し気になります。

他のXiaomiスマホでも同じ現象が起きたのですが、快晴のシーンで撮影すると白が青っぽくなる傾向があるようです。

POCO X5 Pro 5G
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

このシーンも右側の建物が青くなっているのが分かりますよね。

続いて近くの公園にある小さなお稲荷さん。

POCO X5 Pro 5G
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

どれも悪くないですがPOCO X5 Pro 5Gは葉っぱがかなり黄色いですね。

個人的にはこの風景にはPixel 7 Proの雰囲気が合っている気がします。

POCO X5 Pro 5G
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

ちょうど桜が咲き始めていたので撮影してみましたが、ちょっとゴチャゴチャしてしまいました・・・。

Pixel 7 Proの解像感はさすがといったところ。花びらの質感までしっかり再現できています。

ただPOCO X5 Pro 5Gの雰囲気も華やかで良いですよね。

POCO X5 Pro 5G
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

赤が飽和するか確かめたくて撮影してみました。

この写真はiPhone 14 Proの雰囲気に近くなっていますね。

肝心の赤はやや飽和気味だけどどれも変わりないからセーフかな。

やっぱりPixel 7 Proの解像感が凄い。葉っぱの重さを感じる仕上がりです。

逆光のシーンでどうなるかもチェック。

POCO X5 Pro 5G
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

うーん。まずまずと言ったところですかね?ギリギリ暗部の葉っぱが見えています。

分かってはいましたが、iPhoneは本当にこういうシチュエーションに弱いです笑

室内でのメシウマ撮影はどうでしょう?

POCO X5 Pro 5G
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

個人的にはPOCO X5 Pro 5Gで撮影した写真が好きです。悪くないですよね?

なおPOCO X5 Pro 5GにはAIシーン補正機能があります。

例えば、これは食事だ!と認識するとAIマークがナイフとフォークに変化。

POCO X5 Pro 5GのAIシーン補正

左が補正前で右が補正後。中央のスライダーを動かせば比較できます。

 

てかスープの色やばくないですか?急に辛そうになっちゃった笑

いつもの風景でも撮影してみましたよ。

 

うーん・・・。

シーンや被写体によっても変わると思いますが、あんまりAI補正は使わない方が良いかもしれませんね笑

メインカメラ(夜景モード)の作例

POCO X5 Pro 5Gには低照度下でも綺麗に撮影できる夜景モードも搭載されています。

左が通常撮影で右が夜景モード。夜景モードにしなくてもそれなりに撮影できてしまうのが凄いですね。

 

夜景モードは撮影が終了するまでスマホを固定し続ける必要がありますが、POCO X5 Pro 5Gは3秒程度。OIS(光学式手ぶれ補正)は非搭載なので撮影終了までジッと我慢です。

まずは日中にも撮影した「いつもの場所」での比較から。

POCO X5 Pro 5G
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

このシーンに限っては悪くない印象。光源の明るさも抑えられていて良い感じです。

続いては道路の自動販売機を撮影した写真。

POCO X5 Pro 5G
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

おー!明暗のバランスはPOCO X5 Pro 5Gが1番良いですね。

HDR性能が高そうなので、手前と奥とで明暗差があるようなシチュエーションで。

POCO X5 Pro 5G
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

HDRの性能は高いものの、柵から向こう側の景色がボケてしまいました。

手ブレしちゃってたのかもしれません。難しい・・・。

POCO X5 Pro 5G
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

ここでは明るさが足りなかったようで、かなりノイジーになってしまいました。

他の2つよりも光源の明るさは抑えられているので惜しいですね。

最後に室内で電球を撮影したところを。

POCO X5 Pro 5G
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

赤い光がパーッと広がっているんですけど、唯一フィラメントまでしっかり見えているのがPOCO X5 Pro 5Gで撮影した写真。

当然シチュエーションや撮影者の技術(僕は下手)にも左右されますが、POCO X5 Pro 5Gの夜間撮影性能はかなり高そうです。

108MP高画素モード

POCO X5 Pro 5Gのメインカメラは旧モデルから引き続き1億800万画素での撮影も可能です。

3万円台のミドルレンジスマホに超高画素カメラを搭載しているのは凄いですよね。

なんとなく画素数が高いほうが高精細に撮影できるような気がしますが果たしてどれほど違うのでしょうか?

通常撮影と108MPモードで撮り比べをした結果がこちらです。左が通常撮影、右が108MPモードで撮影した写真になります。

 

うーん・・・。パッと見はあまり変わらないですね。

ブログ掲載にリサイズしちゃってるっていうのもありますが、実際のデータを確認しても僕には大きな違いを感じることはできませんでした。

写真撮影が上手な人なら108MPモードをしっかり活かせるのかもしれませんが、普段使いで便利になるのはトリミングです。

それぞれの写真の同じ部分を切り取った結果が以下のとおり。

通常撮影
108MPモード

かなり小さい部分を拡大しているのですが、驚くほど解像感が残っていますよね?

POCO X5 Pro 5Gには望遠カメラが搭載されていませんが、これなら108MPモードで撮影して必要な部分をトリミングするという使い方ができます。

また、大きな紙にプリントする時なんかにも重宝するでしょう。

ちびめがね
ちびめがね
ファイルサイズが大きくなるのでご注意ください!

最大10倍のデジタルズームの作例

POCO X5 Pro 5Gには望遠カメラが搭載されていないので、デジタルズームで最大10倍まで引き伸ばしての撮影になります。

等倍・2倍・5倍・10倍でそれぞれ撮影してみました。

通常撮影
2倍ズーム
5倍ズーム
10倍ズーム

粗さを感じないのは2倍ズームくらいまでで、それ以降は徐々に解像感がなくなっていきます。

ただ一般的なミドルレンジのスマホだと2倍くらいまでが限界ですが、5倍でもそれなりに綺麗な印象。もしかしたら1億画素メインカメラの効果かもしれませんね。

ちなみに比較しているPixel 7 Pro・iPhone 14 Proには望遠レンズが搭載されているので、同じ10倍ズームでも質感が全然違いますよ。

Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

特にPixel 7 Proの望遠性能はヤバすぎるので、さすがに敵いません笑

夜間撮影でのズーム性能も見ていきましょう。

通常撮影
2倍ズーム
5倍ズーム
10倍ズーム

通常撮影でもノイジーだったので、そもそも暗すぎたのかもしれませんが、2倍ズームでも結構厳しい印象。

夜間撮影での望遠はあまり期待しないほうがいいと思います。

超広角カメラの作例

POCO X5 Pro 5Gはメインカメラの他に800万画素の超広角カメラも搭載しております。

風景を撮影する時や食卓全体を撮影する場合に重宝するカメラです。

メインカメラ同様にいつもの場所で撮影した写真がこちら。

POCO X5 Pro 5G
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

色の傾向はメインカメラ同様に鮮やかな印象ですが、やはり有効画素数800万画素なのもあって解像感が低くモヤッとした雰囲気になります。

もう1枚他の公園で木を撮影してみました。

POCO X5 Pro 5G
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

他の2つに比べて画角も狭め。公式サイトのスペックではFOV120°とのことでした。

使い物にならん!ってほどではないですが、メインカメラに比べると性能は低くなっちゃいますね。

夜景モードでの写りもチェックしていきましょう。

POCO X5 Pro 5G
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

明るさだけならiPhone 14 Proと同じくらいですね。

やはり解像度の低さが目立っちゃいます。

POCO X5 Pro 5G
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

そもそも旧モデルのPOCO X4 Pro 5Gでは超広角カメラで夜景モードを選択できませんでした・・・。

性能的にはイマイチですが、対応してくれただけでもよしとしましょうかね?笑

マクロカメラの作例

登場する機会は多くないかもしれませんが、200万画素のマクロカメラも搭載。

被写体から4cmくらいまでの接写が可能です。

通常撮影
マクロカメラ

さすがに解像度が低いので質感はガサガサしていますが、あれば結構遊べそうです。

パッと見は良い感じですからね。

もっと被写体に寄りたいならデジタルズームを活用しても良いでしょう。

マクロカメラで撮影するのと大きく画質に違いを感じないと思います。

ポートレートモードの作例

簡単に背景ボケのある写真が撮影できるポートレートモードもあります。

深度計測センサーは非搭載なのでソフトウェア処理になりますが、被写体との切り分けも上手です。

通常撮影
ポートレートモード

もちろん人物以外の被写体にもボケモード的に使用可能です。

なかなか背景ボケが凄いことになっております。良いですね。

撮影中・撮影後どちらでもボケ味の調整ができました。

インカメラの作例

POCO X5 Pro 5Gのインカメラは1,600万画素。

個人的に利用機会が多くありませんが、このくらい撮影できれば十分でしょう。

Xiaomiのインカメラに搭載されている美顔モードは自然な感じがするので個人的に好み。

外カメ同様にインカメラのポートレートモードのボケ感も凄い。遊べますねー。

動画撮影の作例

POCO X5 Pro 5Gで動画撮影もしてみました。

旧モデルは1080p止まりでしたが、4K撮影にも対応しています。

1080p@60fps、4K@30fpsでそれぞれ撮影。比較用にiPhone 14 Proで撮影した動画も続けて再生しています。

 

日中明るいシーンではそこそこ綺麗に撮影できました。悪くないですよね?

時々画面がカクっとしてしまうことがあるものの手ブレ補正の効果も十分。

写真と同様にiPhoneに比べると鮮やかな色合いになります。

一方、夜間撮影はかなりノイジーに。

超広角カメラに至っては、明るさ不足+全体的にボヤーッとしてしまい何が何だか分からない状態に・・・。

どんなシチュエーションでも綺麗に撮影できるiPhoneの動画性能の高さを見せつけられました。

POCO X5 Pro 5Gを実機レビュー

 

ここからはPOCO X5 Pro 5Gの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外で気になった部分を紹介していきます。

OSはAndroid 12ベースのMIUI 14

POCO X5 Pro 5GにはAndroidをカスタムしたXiaomi製OS「MIUI」の最新バージョンがプリインストールされていました。

POCO X5 Pro 5GはMIUI 14搭載

MIUI自体が最新バージョンなのは嬉しいんですが、ベースとなるAndroidのバージョンは1世代前の12。

POCO X5 Pro 5GはMIUI 14搭載

そのうちアップデートが降りてくるとは思いますが、ちょっと寂しいポイントでした。

メーカーによって搭載されているOS・UIが異なり、特色・機能も本当に様々。

個人的になんのカスタムも施されていないピュアAndroidよりも好みかもしれません。

特にMIUIは使い慣れているので安心感があります。

ホームランチャーにPOCO Launcherが搭載されているのが他のXiaomiスマホとの違いになります。デフォルトアイコンがポップに。

カメラアプリとChromeが似てて分かりにくいんですけどね笑

便利機能もしっかり標準搭載。ジェスチャーショートカット、画面分割、フローティングウィンドウ、どれも対応しております。

POCO X5 Pro 5Gの便利機能フローティングウィンドウ
POCO X5 Pro 5Gの便利機能画面分割

そういえば、画面分割して上のほうにYouTubeを寄せた時、POCO X5 Pro 5Gでは動画が見れない状態になってしまいました。

他のスマホだったらそんなことないんですけどね?なんでなんでしょう・・・。

POCO X5 Pro 5Gの便利機能画面分割でYouTubeが見れない・・・。
ちびめがね
ちびめがね
ご存じの方がいたら教えて下さい!

デュアルアプリ・セカンドスペース対応!

Xiaomiのスマホでおなじみのデュアルアプリとセカンドスペース機能。

日本国内で発売されるXioamiスマホでは削られてることもありますが、ご安心ください。POCO X5 Pro 5Gにはしっかり搭載されております。

特に1つのアプリを複製することができるデュアルアプリが便利。例えばLINEを複製すれば、1台のスマホで仕事用とプライベート用のアカウントを使うこともできちゃいます。

Android標準の複数ユーザー機能を見つけることはできませんでしたが、2人までだったらセカンドスペースを活用できますね。

生体認証は指紋認証&顔認証

POCO X5 Pro 5Gの指紋認証は電源ボタンに搭載。

反応も良く、ちょっと触るだけですぐにロックが解除されました。

POCO X5 Pro 5Gの指紋認証

設定からタッチ方式・押し込む方式の選択ができるので、誤動作が多い場合には押し込む方式にすると良いでしょう。

顔認証は専用センサーまでは非搭載なのでインカメラを使った簡易的なものです。

こちらも反応は良好で顔が入れば一瞬でロック解除されます。

POCO X5 Pro 5Gの顔認証

顔認証も設定で、ホーム画面に留まるか、直接ロック解除するか、好みの方式を選択可能です。

マスクを装着する機会が未だ多いので、指紋認証・顔認証どちらにも対応しているのが望ましいですね。

2つのスピーカーでステレオサウンドが楽しめる

POCO X5 Pro 5Gには上部・下部それぞれにスピーカーが搭載されているので、横持ちならステレオサウンドを楽しむことが可能です。

POCO X5 Pro 5Gのステレオスピーカー

下部スピーカーの方がやや音が大きい気がしますが、音質はクリアで良好。

スマホを逆さまにするとスピーカーの定位も追従してくれます。GOOD!

さらにDolby Atmosにも対応しているので臨場感や音の広がりも優秀です。

シーンに合わせたプリセットのほか、イコライザーも搭載されているので自分好みの音質に調整することもできます。

美しい有機ELディスプレイ・Widevine L1で高画質動画が楽しめるうえに、スピーカー性能もぬかりなし。

POCO X5 Pro 5Gは音楽鑑賞・動画視聴などのエンタメを十二分に満喫できますよ。

イヤホンジャック搭載

スピーカーの音質はかなり良いんですが、個人的には低音が少し物足りなく感じました。

僕と同じように感じる人もいるかもしれませんが、ご安心ください。

POCO X5 Pro 5Gには3.5mmイヤホンジャックが搭載されております。

POCO X5 Pro 5Gはイヤホンジャック搭載

ハイエンドモデルだと削られてしまうことが多いイヤホンジャックがあるのは、ゲーム好きの人にも嬉しいポイントですよね。

BluetoothコーデックはLDAC・aptX Adaptiveに対応

POCO X5 Pro 5GのBluetoothコーデック

POCO X5 Pro 5Gにワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。

その場合に気になるのがBluetoothコーデック。

実際にワイヤレスイヤホンを接続してみたところ、対応状況は以下の通りでした。

  • SBC:○
  • AAC:○
  • aptX:○
  • aptX HD:○
  • aptX Adaptive:○
  • LDAC:○
  • LHDC:○

現在主流のBluetoothコーデックにフル対応。

LDACはもちろんaptX Adaptiveにも対応していました。

さらにLHDCにも対応しているので、かなり希少なスマホと言っていいでしょう。

無線でもハイレゾ相当の音質が楽しめます。

ただしAmazon Musicのストリーミング再生では「48kHz/24bit」の、いわゆる「JEITA定義のハイレゾ」が表示されていました。

おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思いますが、日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」には非対応。

まぁどちらにしてもハイレゾであることに違いはないものの、ちょっと寂しいのは事実。

Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質に拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。

POCO X5 Pro 5Gのスペック

POCO X5 Pro 5Gのスペック・特徴

POCO X5 Pro 5Gの主要スペックは以下のとおりです。

参考に旧モデルのPOCO X4 Pro 5Gのスペックも掲載しています。

  POCO X5 Pro 5G POCO X4 Pro 5G
サイズ長さ:約162.91mm
幅:約76.03mm
厚さ:約7.9mm
長さ:約164.19mm
幅:76.1mm
厚さ:8.12mm
重さ約181g 約205g
ディスプレイ約6.67インチ
Flow AMOLED
1,080 × 2,400
コントラスト比 500万:1
DCI-P3
10bitカラー
HDR10+
395ppi
最大輝度 900nit
6.67インチ
AMOLED
2,400×1,080
FHD+
コントラスト比 450万:1
DCI-P3
最大輝度1,200nit
リフレッシュレート120Hz
 120Hz
タッチサンプリングレート240Hz360Hz
OSMIUI 14 for POCO
based on Android 12
MIUI 13 for POCO
based on Android 11
SoCQualcomm
Snapdragon 778G
Qualcomm
Snapdragon 695
RAM6GB/8GB
LPDDR4
6GB/8GB
LPDDR4X
ROM128GB/256GB
UFS 2.2
128GB/256GB
UFS2.2
外部ストレージ非対応対応 
リアカメラ(メイン)1億800万画素
f/1.9
センサーサイズ 1/1.52
1億800万画素
f/1.9
リアカメラ(超広角)800万画素
f/2.2
FOV 120°
800万画素
f/2.2
FOV 118°
リアカメラ(マクロ)200万画素
f/2.4
200万画素
f/2.4
インカメラ1,600万画素
f/2.4
1600万画素
f/2.4
ビデオ(リアカメラ)4K@30fps
1080p@60fps,30fps,
720p@30fps
1080P/720P@30fps
ビデオ(インカメラ)1080p@60fps,30fps
720p@30fps
1080P/720P@30fps
バッテリー5,000mAh
67W急速充電
5,000mAh
67W急速充電
ポートUSB Type-C
USB Type-C
生体認証側面指紋認証
顔認証
側面指紋認証
顔認証
対応SIMnano SIM×2
物理SIM×2
SDカードと排他利用
2回線同時待ち受け 可
対応Band
5G: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78
4G: LTE FDD: Band 1/2/3/4/5/7/8/20/28/66
4G: LTE TDD: Band 38/40/41
3G: WCDMA: Band 1/2/4/5/8
2G: GSM: 850/900/1800/1900MHz
5G:n1,3,5,7,8,20,28,38,40,41,77,78
4G: LTE FDD: :B1,2,3,4,5,7,8,12,17,18,19,20,26,28
4G: LTE TDD::B38, 40, 41
3G: WCDMA:B1,2,4,5,8,6,19
2G: GSM:850 900 1800 1900
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac/ax 802.11a/b/g/n/ac
BluetoothVer5.2
Ver5.1
位置情報GPS
GLONASS
BeiDou
Galileo
QZSS
GPS L1
Glonass G1
BDS B1
Galileo E1
イヤホンジャックあり あり
スピーカーステレオ ステレオ
FMラジオなしあり 
防塵防水不明
IP53 
NFCあり あり
FeliCa(おサイフケータイ)非対応非対応 
ワイヤレス充電非対応非対応 

公式サイト>>スペック

まとめ:POCO X5 Pro 5Gのメリット・デメリット・評価

POCO X5 Pro 5Gのメリット・デメリット・評価

POCO X5 Pro 5Gを実機レビューしました。

最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。

メリット・デメリット

POCO X5 Pro 5Gを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。

メリットデメリット
・安い
・大画面で軽い
・十分な動作性能
・美しいディスプレイ
・ヌルヌル120Hz
・67W急速充電
・使えるメインカメラ
・1億画素が凄い
・4K動画撮影
・ステレオスピーカー
・ハイレゾワイヤレス
・指紋認証&顔認証
・イヤホンジャック
・付属品が揃ってる
・デカイ
・重いゲームは厳しい
・超広角カメラは普通
・望遠カメラ非搭載
・SDカード非対応
・ワイヤレス充電なし
・防水性能なし
・FeliCaなし
・FMラジオなし

評価

総合評価:(4点/5点満点)

デザイン★★★★☆
サイズ感★★★★☆
ディスプレイ★★★★☆
動作性能★★★★☆
ゲーム性能★★★☆☆
バッテリー性能★★★★☆
カメラ性能★★★★☆
機能・付加価値★★★☆☆

本記事を作成しながら改めてPOCO X5 Pro 5Gを振り返ってみると、旧モデルからの着実な進化を感じました。

  • 6.67インチの大画面ディスプレイながらも180gと軽量
  • 重いゲームは厳しいながらも十分すぎる動作性能
  • 美麗な有機ELディスプレイ&リフレッシュレート120Hzによる快適な操作性
  • 67W急速充電に対応したバッテリー性能
  • 1億画素を備えたよく撮れるメインカメラ

ハイエンドモデルに手が届きそうなスマホがギリギリ3万円台で購入できるんですから、高コスパと言わざるを得ません。

ていうか普通に良いスマホ。2023年もPOCOはやってくれました!

ぜひFeliCa(おサイフケータイ)を搭載して、日本国内でも発売して欲しいところです。

ちびめがね
ちびめがね
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!


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POSTED COMMENT

  1. マイケル より:

    Pocoは、いいスマホですよね!
    Poco x5 ProとPoco F5 Proなど最新機種同志の比較表って作られていないのでしょうか?

    • ちびめがね より:

      マイケルさん

      コメントありがとうございます。
      記事の内容的に必要な場合にはスペック表を比較にする形式にしていますが、積極的には作っていないです・・・。
      確かに比較表があると便利ですし分かりやすいですよね。
      今後の参考にさせていただきます!
      貴重なご意見をありがとうございましたm(_ _)m

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