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お世話になります。ワイヤレスイヤホン愛好家のガジェットブロガーちびめがね(@chibimeganecom)です。
SOUNDPEATS Opera 05(サウンドピーツ オペラ ゼロファイブ)をご提供いただきました。
10年以上に渡ってイヤホンを作り続けてきたSOUNDPEATS(サウンドピーツ)のフラッグシップモデルです。
Opera 05のこだわりポイントはズバリ音質。
以前にレビューしたSOUNDPEATS Mini Pro HSも7,000円台ながらもLDACに対応しており、音質の高さに驚かされました。
SOUNDPEATS Opera 05はLDACへの対応に加えて、3基のドライバーを搭載とのこと。
イヤホンメーカーのフラッグシップモデルって響きだけでも期待しちゃうわけですから、どんだけ良い音なんだ!って感じですよね?
本記事で実際に使ってみた様子をレビューするので購入の参考にしてください。
メリット | デメリット |
・LDAC対応 ・デュアルドライバー搭載 ・価格以上の超高音質 ・十分なノイキャン性能 ・長持ちバッテリー ・イコライザーあり ・タッチ音量調整 | ・マルチポイント非対応 ・着脱検知なし ・操作カスタマイズなし ・低遅延モードなし ・ワイヤレス充電なし |
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SOUNDPEATS Opera 05のデザイン・サイズ感・付属品
まずはSOUNDPEATS Opera 05の外観・付属品を見ていきましょう。
高級感のあるラグジュアリーなデザインは特徴の1つでもあります。
デザイン
SOUNDPEATS Opera 05にはカラーバリエーションはなくブラックの1色展開。
僅かに光沢のあるマットなブラックは指紋や皮脂汚れが目立たなくてGOOD。
樹脂製ですが安っぽい印象はなくゴールドのアクセントには高級感すら漂います。
極小のラメが無数に散りばめられており光が当たると優しく輝くところも超良い感じです。
前面にはLEDインジケーターを1つ搭載。
開閉時に光る色でケースのバッテリー残量を確認可能です。
LEDランプの色 | バッテリー残量 |
緑 | 50%以上 |
黄色 | 10%以上50%未満 |
赤 | 10%未満 |
背面のヒンジ部分に「SOUNDPEATS」があしらわれており、充電用のUSB Type-Cポートも確認できます。
底面がラウンド形状のために自立できず、充電時はこんな感じに。ちょっと滑稽に見えました笑
左側面にペアリング用の物理ボタンを搭載。
これを押した時にも前面LEDインジケーターが点灯しますよ。
上蓋を開けるとイヤホンがこんにちは。
いたるところがゴールドに輝いて眩しい眩しい!高級感が迸りますね。
イヤホンとケースはマグネットでガッチリ固定されており簡単には外れません。
逆さまにしてもこの通り。
ただマグネットが本当に強力なので慣れるまではイヤホンが取り出しにくいかもしれません。
この場合、ケース内部の空洞部分に指を突っ込むと取り出しやすいですよ。
優しく摘んで・・・スポッ!これで取り出しはバッチリですね。
イヤホンはスティックのないスタンダートタイプ(蕾型)。
ハウジングが2段構えになっているので他のワイヤレスイヤホンに比べて少し長めで変わったデザイン。
タッチ操作に対応しているイヤホン前面、アクセントになるラインはゴールド仕上げ。
耳に触れる部分は他と違って少し柔らかい質感になっており色合いもマットです。
SOUNDPEATS Opera 05は高級感のあるデザインが特徴。
まるでジュエリーでも装着しているかのような雰囲気です。
サイズ感
SOUNDPEATS Opera 05の正確なサイズは公開されていませんが、それなりにコンパクトで手のひらに収まるサイズ感。
他のワイヤレスイヤホンと比べるとやや大きめですね。
大きいと言うか厚みがあって、ぽってりしてる感じ。
重さはイヤホンを収納した状態で60gと一般的です。まぁ普通。
イヤホンは長さがあるので他のスタンダードタイプよりは少し長め。
ソニーのWF-1000XM4と比べるとこんな感じです。
こうして比べてみると派手なのが分かりますね。ゴージャス!
重さも片耳7gとやや重たいです。とは言ってもワークアウトの邪魔になるほどではありませんよ。
付属品
SOUNDPEATS Opera 05の付属品は以下の通り。
- マニュアル類(日本語あり)
- イヤーピース
- 充電ケーブル
イヤーピースは最初から装着されているものを含めて3サイズ。
音質やノイキャンの効果に影響があるので必ず全サイズ試して、なるべくフィット感の良いものを選びましょう。
イヤーチップの交換は引き抜くだけなので誰でも簡単にできます。
ノズルは珍しい金属製。音質にも影響があるとのこと。
形状が楕円形なので他社製のものに交換する場合は適合するか確認したほうがいいでしょう。
充電ケーブルはUSB Type-A/Type-Cのものでした。
イヤホンケースカバー
SOUNDPEATS Opera 05には専用のイヤホンケースカバーがあります。
ケース本体に傷を付けたくない場合なんかに便利です。
Opera 05のラグジュアリーな雰囲気と異なり素材は布製で可愛いデザイン。
ストラップは付いていますがカラビナタイプではありません。
内部には小さなポケットが1つ付いています。
充電ケーブルと一緒に収納するのが良いですね。
うん、とっても可愛いです。ぜひ一緒に購入しちゃいましょう。
SOUNDPEATS Opera 05の音質をレビュー
続いてSOUNDPEATS Opera 05の音質をレビューしていきます。
ワイヤレスイヤホンを使う上で最も重要なのが音質。
特にSOUNDPEATS Opera 05は高音質を売りにしているので気になるポイントです。
なお音質は簡単に数値化できる性能ではいので、あくまで僕自身の感覚・感想です。
また、接続するデバイスによっても音質は変わります。
特にAndroidスマホには「Dolby Atmos」や「Dirac」のような音響技術が標準搭載されているものも多く、常にイコライザーが働いているような状態なのでご注意ください。
LDAC & デュアルドライバー
SOUNDPEATS Opera 05を高音質たらしめる要素は以下の2つです。
- LDAC
- デュアルドライバー
まずBluetoothコーデックがLDACに対応。
これにより日本オーディオ協会が規定している「96kHz/24bit」の純然たるハイレゾサウンドを再生可能です。
さらにSOUNDPEATS Opera 05はデュアルドライバーを搭載したハイブリットモデル。
ドライバーユニットには大きく以下の2つの種類があって、それぞれ得意な音域が異なります。
ザックリ紹介すると以下のとおり。
- ダイナミックドライバー(DD):低音が得意
- バランスドアーマチュアドライバー(BA):中・高音域が得意
安価に搭載できることも手伝って、ダイナミックドライバーのみを搭載しているワイヤレスイヤホンの方が多いです。
この点、SOUNDPEATS Opera 05はDDとBAをどちらも搭載。
一般的にBAは1つのユニットで対応できる周波数の幅が狭い特性があるので複数搭載されるものなのですが、Opera 05はしっかり2基使われております。
- LDAC
- 12mmダイナミックドライバー
- 2基のバランスドアーマチュアドライバー
まさに音質特化モデルになりうる最高のマリアージュ(組み合わせ)ですね。
クリアで解像感が高くキラキラした音質
SOUNDPEATS Opera 05の音質はシンプルにめちゃくちゃ良いです。
少し音を流してすぐに解像感の高さに気付くはず。
全音域に渡って質感・量感ともに優れており、クリアで音の輪郭がハッキリと分かります。
同じ曲を聞いても、今まで聞こえなかった音が聞こえることがあるかもしれません。
バランス的には中音域~高音域が強く、低音域はやや控えめ。
キラキラと輝くような雰囲気がします。
特にボーカルが1歩前に出てよく聞こえてきました。
歌モノ系の楽曲にビタッとハマりそうですね。
高音域も伸びやかで綺麗に響いてきますが、音を大きくしすぎるとシャリつきや刺さりが気になることがあるので注意しましょう。
全体的にソリッドな印象なのは、まだ数時間しか使っていないことも原因かも。
このため1~2ヶ月ほど使い込むことでエージングが進み、多少は高音の尖りが取れ、中音・低音のバランスも馴染んでくれるのでまた違った表情になりそうです。
定位感もよく、音場は左右方向に広め。
どこでどんな音が鳴っているのか判別しやすく臨場感もありました。
このサウンドステージの広さがボーカルを際立たせる要因になっているのだと思います。
いやぁ・・・良い!すごく良い!
SOUNDPEATS Opera 05で音楽を聞くのはめちゃくちゃ楽しいですよ。
例えば、あの頃大好きだった曲を改めてOpera 05で聞いてみると、全然違う表情に見えたりするかも。
流行りの曲はもちろん、懐メロを聞きまくるっていう楽しみ方もありですね。
今回検証に使った楽曲
- Twilight/Hakubi
- グラデーション/SUPER BEAVER
- アイドル/YOASOBI
- 博徒2020/DJ RYOW
- FEEL THE RAIN/CYBER RUI
- Unsainted/Slipknot
- Dad Vibes/Limp Bizkit
(全てAmazon Music Unlimited最高音質ダウンロード音源)
WF-1000XM4と音質比較
同じLDACに対応しているハイエンドモデル「WF-1000XM4」と聴き比べをしてみました。
どちらも解像感が高く優れた音質なものの、WF-1000XM4の方が低音が力強いので全体的にリッチで芳醇なイメージです。
あとは好みの問題なんじゃないかなーと思います。
残念ながら僕の耳にはどっちが音質が良いのか判別できません・・・。
イヤホン・ヘッドホンに精通している人ならハッキリ違いが分かるかもしれませんが。
WF-1000XM4は発売当初33,000円(税込)だったと記憶しています。
そんな高級イヤホンと肩を並べることができる(少なくとも僕の耳には)SOUNDPEATS Opera 05って凄くないですか!?だって1万円台で買えちゃうんですから。
イコライザーで好みのサウンドに調整可能
SOUNDPEATS Opera 05はコンパニオンアプリ「SOUNDPEATS」からサウンドの調整が可能です。
SOUNDPEATS
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用意されている9種類のプリセットのほか、各音域-6から+6まで12段階の調節が可能です。
実際に全てのプリセットを使ってカスタムイコライザーも試してみたのですが、僕が最も好きだったのは「低音強調」。
SOUNDPEATS Opera 05は低音が控えめなので、ちょうどよくなりました。
好きなように自分好みのサウンドを作れるところもSOUNDPEATS Opera 05の特徴です。
自分の聴力特性に合わせたイコライザーもある
自分好みのサウンドが分からない人は、SOUNDPEATSアプリの「アダプティブイコライザー」を試しても良いでしょう。
簡易的な聴力テストで分析された結果に応じて、自分に合ったサウンドイコライザーを自動生成してくれる機能です。
こちらも試してみましたが、僕には全く合わず・・・。
全体的に音が小さくなって迫力がなくなってしまいました。
ただ、あなたにピッタリの音質にしてくれるかもしれないので、購入したら試してみましょう。
SOUNDPEATS Opera 05を実機レビュー
ここからはSOUNDPEATS Opera 05を実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
探してタップするだけの簡単ペアリング
SOUNDPEATS Opera 05のペアリングは簡単です。
充電ケースの蓋を開けてイヤホンを取り出すとペアリングモードに。
あとは接続したいスマホやタブレット等のBluetooth設定で「SOUNDPEATS Opera05」を見つけてタップすればペアリング完了です。
LDACは接続が不安定になりやすいと言われていますが、しばらく使ってみた感じでは、接続が不安定になるシーンはありませんでした。
Bluetooth 5.3を採用しているからですかね?
一瞬プツッとスマホとの接続が切れてしまうことがあるものの、どのワイヤレスイヤホンを使っていてもそういうことはあるので気になりません。
マルチポイント接続は非対応
SOUNDPEATS Opera 05はマルチポイント接続には非対応ですが、複数のデバイスとのマルチペアリングには対応しています。
ペアリング済みのデバイスとの接続を解除し、イヤホンをケースにしまって、物理ボタンを長押しするとペアリングモードに入れます。
デバイスの切り替えは都度操作が必要になります。
- Aデバイスとの接続を解除
- ペアリングモードへ
- Bデバイスとペアリング
ワイヤレスイヤホンによっては切断する必要がないものもありますが、残念ながらSOUNDPEATS Opera 05は対応していませんでした。
片耳使用も簡単
SOUNDPEATS Opera 05は片耳でも使用できます。
使い方は簡単で、使わないイヤホンをケースに収納するだけ。
左右のイヤホンに主従関係がないようなので好きな方を簡単に使えちゃいます。
仕事・勉強・家事などをしながら音楽を聞くのに片耳利用は便利。
小難しい設定をしなくてもすぐに使えるのでご安心ください。
十分なアクティブノイズキャンセリング(ANC)性能
SOUNDPEATS Opera 05には周囲の雑音をカットしてくれる「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」機能があります。
もはやワイヤレスイヤホンの必須機能になっていますよね。
SOUNDPEATS Opera 05のノイキャン効果はそこそこ。
カットしてくれる雑音は低音域が中心で、エアコンや換気扇の音はスッと消えてしまいます。地下鉄の走行音などもそれなりに静かになりました。
ノイキャンを有効にした状態で音楽を聞けば殆ど周囲の雑音は入ってきません。
ハイエンドモデルのノイズキャンセリングが作り出す無音の世界には及ばないものの、普段使いなら十分な性能じゃないでしょうか。
あまりにもノイキャン性能が高すぎると圧迫感や窮屈に感じることもありますからね。
なお、ホワイトノイズは殆ど気になりませんが、風切り音はかなり強めに感じたので、屋外で使用する場合にはご注意ください。
通話時のノイキャン性能も良い感じ
ワイヤレスイヤホンを装着しながら音声通話をする人も多いと思います。
LINEアプリでの通話でSOUNDPEATS Opera 05を試してしてみたところ、めちゃめちゃクリアなわけではないものの、問題なく使えました。
Opera 05にはノイキャン(ANC)に加えて通話時のノイズキャンセル機能もあるので、効果を確かめるために実際にマイクで録音してみました。
スピーカーから雑踏音をそこそこ大きなボリュームで流しながら収録しています。
(再生ボタンをタップすると音が出るので注意)
そしてこちらはAirPods Pro(第2世代)で録音した音声。
音声はAirPods Pro(第2世代)の方がクリアですが、周囲の雑音はOpera 05の方がよく消えてるように感じます。
大事な会議で使うには物足りないものの、普段使いで困ることはないでしょう。
外音取り込みモードはイマイチ
SOUNDPEATS Opera 05には外音取り込み機能(透過/トランスペアレンシー)も搭載されています。
イヤホンを使いながらでも周囲の音が聞こえやすくなるので、レジでの会計時などに重宝する機能です。
ただ性能はいまひとつ。
マイクでの集音効果は確かにありますが開放感を得られるほどではなく、自分の声もこもり気味なのでイヤホンを装着したまま会話をするは難しいですね・・・。
ただし例え性能がイマイチであっても外音取り込みモードは活用するべきです。
音楽を聞きながら歩いたり、屋外ワークアウトをしたりする人が多いですよね?
でも、これって車や自転車の走行音が聞こえなくなるので非常に危険です。
このため、屋外で音楽を聞く時には、音量を小さくして、外音取り込みモードを有効にしておくのがベストだと思います。
ケース併用で最大33時間使えるバッテリー持ち
スペックによると1回の充電で9時間の連続再生、ケースでの充電を併用すると最大33時間使用可能とのこと。
1日2時間の使用で2週間ほどケース充電なしで使えるわけですからバッテリー持ちは十分でしょう。
実際にANCを有効にしてボリューム半分くらいで使い続けてみたところ、4時間の連続再生で50%バッテリーを消耗しました。
このままのペースでバッテリーを消費していくと考えれば7時間〜8時間使えそうです。
ANCを有効にするとスペックよりは少し再生時間が短くなりますね。
イヤホンには10分の充電で1時間使える延命機能も搭載されているとのこと。
あ!バッテリーがなくなった!
そんな時でも10分ガマンすれば使えるので通勤・通学には十分ですね。
なおケース本体は急速充電には対応してしないようなので、気付いた時にこまめに充電してあげると良いでしょう。
スペックによるとフル充電までにかかる時間は1.5時間とのことです。
タッチ操作で音量調節可能/カスタマイズは非対応
SOUNDPEATS Opera 05はイヤホンの表面にタッチセンサーが搭載されています。
タッチエリアは赤丸あたりでレスポンスはまずまずといったところ。
早すぎるとミスることがあるので、しっかりタッチしてあげると上手くいきます。
操作方法は次のとおり。
右1回タッチ | 音量上げる |
左1回タッチ | 音量下げる |
2回タッチ | 再生/一時停止 電話を受ける/切る |
右3回タッチ | 音声アシスタント |
右1.5秒長押し | 曲送り |
左1.5秒長押し | ANC切り替え |
タッチ操作で音量調整できるのは嬉しいポイント。
早くタッチしすぎると連続タッチと認識されてしまうので、トン・トン・トンとリズムよく操作するのがいいでしょう。
再生/一時停止が2回タッチになっているのも誤動作しにくくて良いですね。
曲戻しがないのは残念。この曲もう1回聴きたいなーと思ったらスマホ等で操作するしかありませんね。
コンパニオンアプリはあるもののタッチ操作のカスタマイズは非対応。
1回タッチの有効/無効の切り替えだけはできました。
低遅延モードなし
ワイヤレスイヤホンはBluetoothで音声データを伝送する使用上、どうしても遅延は発生してしまいます。
特にSOUNDPEATS Opera 05は遅延が起こりやすいLDACを採用しているので不安な部分です。
ただ実際に試してみたところ、それほど大きな遅延(音ズレ)を感じることはありませんでした。
動画視聴をしていても、口の動きとセリフの音声とのリップシンクが気になることは殆どありません。
とは言えゲームは厳しい・・・。
例えば原神では、攻撃ボタンのタップから効果音がするまでに「間」が発生していました。
音ゲーなんかではもっと顕著に遅延を感じると思います。
残念ながら低遅延モード(ゲームモード)がないので、どうすることもできません・・・。
SOUNDPEATS Opera 05でゲームするのは諦めましょう。
大きいけど耳にフィットする装着感
耳の形によって装着感は様々ですが、僕の耳にはSOUNDPEATS Opera 05が合っているようで、しっかりフィットしてくれました。
激しく頭を動かしても外れてしまうことはありません。
ただイヤホン自体のサイズが大きいので耳からの飛び出しは少し気になるところです。
この大きさ&フィット感の良さで、人によっては長時間装着すると耳が痛くなるかもしれません。
そういう場合にはギュッと押し込まずに軽めに付けてあげると良いでしょう。
また、付属のイヤーチップは全サイズお試しください。
フィット感はもちろんですが、音質やノイズキャンセリングの効果に影響があります。
どのイヤホンでもそうですが、自分の耳に合ったサイズを使うのが重要です。
防水性能は雨と汗を防ぐ程度
SOUNDPEATS Opera 05が対応している防水性能はIPX4等級。
保護等級 | 保護内容 |
IPX4(防沫) | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない |
生活防水に毛が生えた程度なので強力ではありません。
それでもちょっとした雨とか、スポーツ時の汗ならしっかり守ってくれるので防水性能が全くないよりもずっと安心です。
このため、お風呂・シャワー・水泳等で使うのはやめましょう。水没させたら壊れます。
ポケットに入れたまま洗濯してしまうこともありますが、これもアウトなのでご注意ください。
水に濡れた場合は、よく乾燥させてから充電するようにしましょう。
水分がある状態での通電は非常に危険です。
SOUNDPEATS Opera 05とiPhoneの相性は?
SOUNDPEATS Opera 05は、もちろんiPhoneでも使えます。
機能面の制限もなくiPhoneではできないこともありません。
ただしiPhoneはLDACに対応していないのでAAC接続になります。
このためSOUNDPEATS Opera 05の特徴であるハイレゾ音質にはならないのでご注意ください。
実際にiPhone 14 Proに接続して使ってみたところ、確かにAndroidに接続した場合よりも音の輪郭がボヤけているような気もしました。(プラシーボかも・・・。)
まぁどこまで音の違いを聞き分けられるかは人それぞれですし、基本的にSOUNDPEATS Opera 05の音は良いので、普段使い用ならそんなに神経質にならなくても良いでしょう。
もちろんこれはAndroidスマホでも同様で、スマホがLDACに対応していなければAAC接続になります。
さらに、LDACに対応しているスマホであっても、SRCの関係でストリーミング再生では「48kHz/24bitハイレゾ(JEITA定義)」になってしまうことも多いです。
「96kHz/24bitハイレゾ(日本オーディオ協会定義)」に対応しているスマホは限られているのでご注意ください。
SOUNDPEATS Opera 05とOpera 03を比較
SOUNDPEATS Operaシリーズには05の廉価モデルにあたるOpera 03もあります。
両モデルの違いは以下の2つ。
- 本体カラー
- BAドライバーの数
これ以外は全く同じです。
実機を比較してチェックしていきましょう。
本体カラー
SOUNDPEATS Opera 05がブラックなのに対して、Opera 03はガンメタルグレー。
ガンメタルって言うよりは光沢のあるブラウングレーと言った感じです。
アクセントカラーはローズゴールド。
イヤホンも同系色で、ケースよりも光沢が強くなります。
Opera 05のイヤホンと並べるとこんな感じに。
Opera 05がゴージャスな雰囲気なのに対して、Opera 03は落ち着きと気品があります。
女性が装着しても良い感じじゃないでしょうか?
甲乙つけがたいですが、個人的にはデザインだけならOpera 03の方が好きです。
音質
SOUNDPEATS Opera 05とOpera 03の大きな違いはやっぱり音質です。
Opera 05にはBaドライバーが2基搭載しているのに対し、Opera 03は1基。
いやいや・・・ちっこいドライバー1つ違うだけで音質がそんなに変わることないだろー?と半信半疑でしたが、実際に聴き比べをしてみると結構違いがありました笑
どちらも解像感は高いものの、Opera 03はOpera 05で感じた高音域のキラキラした感じや、ボーカルが際立つ感じが控えめ。まろやかでフラットな音質です。
こうして聴き比べてみると、改めてOpera 05の音質はすげーんだなーと気付けます。
決してOpera 03の音質が悪いわけではなく、価格以上に優秀です。
ただ、せっかく音質特化型のワイヤレスイヤホンを買うのであれば、SOUNDPEATS Opera 05をおすすめします。
初めて音楽を再生した時のインパクトが凄いですから・・・。
あぁぁぁ良い音ぉぉぉってなります。
SOUNDPEATS Opera 05のスペック
重さ | 総重量 : 58.6g イヤホン(片方): 7.2g |
再生/使用時間 | 最大9時間 ケースと併用:最大33時間 |
アクティブノイズキャンセリング | あり |
外音取り込みモード | あり |
コンパニオンアプリ | あり |
イコライザー | あり |
空間オーディオ | なし |
低遅延モード | なし |
充電時間 | ケース:1.5時間 |
イヤホン急速充電 | 10分で1時間使用可能 |
バッテリー容量 | イヤホン:40mAh ケース:300mAh |
充電端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
Bluetooth | Ver5.3 |
通信距離 | 10m |
防水規格 | IPX4 |
チップ(SoC) | 不明 |
Bluetoothプロファイル | HSP/HFP/A2DP/AVRCP |
対応コーデック | SBC,AAC,LDAC |
ドライバー | BA×2 DD×1(12mm) |
ドライバー感度 | 不明 |
周波数応答 | 20Hz-40kHz |
インピーダンス | 28Ω |
まとめ:SOUNDPEATS Opera 05のメリット・デメリット・評価
SOUNDPEATS Opera 05を実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
・LDAC対応 ・デュアルドライバー搭載 ・価格以上の超高音質 ・十分なノイキャン性能 ・長持ちバッテリー ・イコライザーあり ・タッチ音量調整 | ・マルチポイント非対応 ・着脱検知なし ・操作カスタマイズなし ・低遅延モードなし ・ワイヤレス充電なし |
評価
(4.0点/5点満点)
SOUNDPEATS Opera 05は、音質の高さが特徴のワイヤレスイヤホンでした。
個人的にはハイエンドモデルの音質に肩を並べることができると感じています。
音質特化型と言えノイキャンの性能もバッテリー持ちも十分。
デメリットに挙げたように付加価値的な機能は搭載されていないものの、あれば便利だけどなくても困らないものが多いです。
ワイヤレスイヤホンに必要最低限の機能は備えており、多くの人が満足できると思います。
安くて音質の良いワイヤレスイヤホンはどれ?
そう聞かれたら、僕は「SOUNDPEATS Opera 05」と答えます。