評価:(4.0点/5点満点)
お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
Innergie C6をご提供いただきました。
USB Type-Cポートを1口搭載した充電器です。
外出中にノートパソコンなどで作業する人にとって、充電器はコンパクトに越したことはありません。
重たい電源アダプターを毎日持ち歩くのは面倒で仕方ないですからね・・・。
そこでおすすめなのが本記事で紹介するInnergie C6。
持ち歩きに便利なコンパクトサイズながらも最大60W出力が可能です。
スマホやタブレットはもちろんノートパソコンへの給電もできちゃう高出力モデル。
自宅ではもちろん職場や外出先でも活躍してくれるパワフルなUSB充電器です。
本記事でInnergie C6を実際に使ってみた様子をレビューするので購入の参考にしてください。
メリット | デメリット |
・コンパクト&軽量 ・ハイパワー60W出力 ・デバイスに適した出力調整 ・折りたたみプラグ | ・壁から飛び出る ・高出力時のコイル鳴き ・少々お高め |
USB Type-Cポートを2口搭載した「Innergie C6 Duo」をこちらの記事でレビューしています。
1口じゃ物足りないあなたは本記事と併せてチェックしてください。
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Innergie C6のデザイン・サイズ感をレビュー
Innergie C6はデルタ電子が手掛けるInnergie(イナジー)製のUSB Type-C充電器です。
デルタ電子は台湾に本社を置く設立から50年以上の歴史を持つ老舗電源メーカー。
1991年には日本法人も設立しており、電子部品などの様々な分野で数多くの実績を積み上げ業界を牽引しています。
公式サイト>>Innergie
公式サイト>>デルタ電子株式会社
まずはInnergie C6のデザイン・サイズ感をチェックしていきましょう。
デザイン
Innergie C6にカラーバリエーションはなく白のみ。
光沢のあるデザインですがカラーリングのおかげで指紋や皮脂汚れは目立ちません。
清潔感があってオシャレな雰囲気。パッと見Apple製品かな?なんて思ってしまうかも笑
そのせいかiPhoneとのコンビネーションもバッチリです。
本体正面にUSB Type-Cポートが1つ搭載されております。
本体上部にはブランド名である「Innergie」の刻印。
本体下部には性能表示・各種認証がプリントされており、菱形のPSEマークも確認できました。
コンセントプラグを収納できるタイプなので、持ち運ぶ機会が多い人はカバンの中で他のデバイスに傷を付けることがなく重宝するでしょう。
プラグを引き出すのに少々力が必要なので慣れるまでは力加減が難しいかも。
凹んでいる部分に指を入れて摘んでやると取り出しやすいです。
サイズ感
Innergie C6のサイズは30.4✕30.4✕60mm。
縦長スタイルですが手のひらに収まるコンパクトサイズ。
重さは83gと軽量なので持ち歩きに重宝します。
僕の推しメーカーAUKEY製の61W出力可能なUSB充電器PA-B2Sと比べるとこんな感じ。
形状が違いすぎて単純比較はできませんが、どっちもコンパクト。
高さか奥行きか。コンセントの空き具合なんかで選んでも良いかもしれませんね。
奥行きが長めなInnergie C6は壁コンセントで使う時は注意が必要です。
こんな感じで壁から飛び出てしまいます。
またバランスのせいか本体も下がり気味で、少し力が加わると抜けてしまうかもしれません。
USB Type-Cポートが上にくるように差し込めば少しマシになりますが。
正面から見たサイズは小さいので他のコンセントに干渉することは少ないですが、使用場所にはご注意ください。
付属品
Innergie C6の付属品はマニュアルのみ。
ケーブルは付属していないのでUSB Type-C用のケーブルを持っていない場合には、自分で用意する必要があります。
Innergie C6を実機レビュー
ここからはInnergie C6を実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
最大60W出力のハイパワー
Innergie C6最大の特徴は小型でも高出力であること。
最大60Wにも及ぶのでUSB Type-Cでの給電に対応していればノートパソコンにも使えます。
Innergie公式サイトに掲載されている情報によれば、MacBook Airや13インチMacBook Proにも使えるようです。
Apple: MacBook Air (M2, 2022), MacBook Air (M1, 2020), MacBook Air (Retina, 13‑inch, 2020), MacBook Air (Retina, 13-inch, 2018 – 2019), MacBook Pro (13-inch, M2, 2022), MacBook Pro (13-inch, M1, 2020), MacBook Pro (13-inch, 2020), MacBook Pro (13-inch, 2016 – 2019), MacBook Pro (14-inch, 2021). MacBook (Retina, 12-inch, Early 2015 – 2017)
引用:公式サイト
ハイパワーの秘密はGaN(窒化ガリウム)の採用。
- 優れた熱伝導率・放熱性
- 高温・高電圧での処理が得意
- 熱・エネルギーが散逸しずらく無駄がない
一般的なシリコンより小さいサイズでも同じ強さの電力処理が可能です。
また、高出力充電器は使用中に高温になりますが、GaNは熱放散が小さいために、高温になりずらいというメリットもあります。
ただし、1点注意したいのがコイル鳴きです。
Innergie C6を使っていて出力50Wを超えるとジーっとコイル鳴きが発生していました。
それほど大きな音ではありませんが、静かな部屋だと気になるかもしれません。
デバイスに最適な電力供給が可能
Innergie C6はただ高出力なだけではなく賢いところも特徴。
接続デバイスに最適な5種類の電源供給を行います。
- 15W(5V/3A)
- 27W(9V/3A)
- 36W(12V/3A)
- 45W(15V/3A)
- 60W(20V/3A)
USBテスターで確認したところ、急速充電規格はUSB Type-C Power Delivery 3.0で、スペック通りのPDOが表示されておりました。
ちなみにUSB−CポートからはPower Delivery以外の急速充電規格は検出されておりません。非常に信頼できる製品です。
実際に複数のデバイスを充電してみましたが、おかしな挙動は見受けられませんでした。
ワイヤレスイヤホンのような小型ガジェットへの給電もバッチリです。
もちろん安全面への配慮もバッチリ。
搭載された独自の「InnerShield」テクノロジーが5つの保護を約束します。
- 過電流保護
- 過電圧保護
- 過熱保護
- 過負荷保護
- 短絡保護
例え高出力であってもデバイスを安全を保護。
Innergie C6の最適な電力供給は、接続デバイスに負担をかけず、効率よく短時間での充電が可能になります。
Innergie C6のスペック
サイズ | 高さ 30.4mm(1.2インチ) 横幅 30.4mm(1.2インチ) 奥行き60mm(2.3インチ) |
重さ | 85g(3オンス) |
入力 | 100-240V AC / 1.6A 50-60 Hz |
出力 | 5V DC/3A 9V DC/3A 12V DC/3A 15V DC/3A 20V DC/3A |
急速充電規格 | PD3.0 Apple Mode |
公式サイト>>製品仕様
まとめ:Innergie C6のメリット・デメリット・評価
Innergie C6を実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
・コンパクト&軽量 ・ハイパワー60W出力 ・デバイスに適した出力調整 ・折りたたみプラグ | ・壁から飛び出る ・高出力時のコイル鳴き ・少々お高め |
評価
(4.0点/5点満点)
コンパクトながらも60W出力可能なハイパワーモデル。
Innergie C6を1台持っていれば、多くのデバイスの充電に使えるので家でも外でも活躍してくれます。
もちろん、さらに安く同程度のUSB充電器も購入できますが、長い歴史を持ったデルタ電子が手掛けた製品なので安心感があります。2年保証も付いていますからね。
個人的には、USB Type-CポートからPower Delivery以外の急速充電規格が検出されなかった点も高く評価したいポイントです。