評価:(5点/5点満点)
お世話になります。毎月スマホを購入しているガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
Google Pixel 7a(グーグル ピクセル セブンエー)を購入しました。
2023年5月に発売されたGoogle純正のスマートフォンです。
Pixel aシリーズは価格の抑えられた廉価モデルながらも、上位モデルと同じSoC(CPU/GPU)を搭載しているのが特徴。
2022年に発売されたGoogle Pixel 6aは圧倒的なコスパでバカ売れしておりました。
果たして2023年最新モデルの実力はどれほどのものなのか。
Pixel 7aを実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
メリット | デメリット |
・6万円台で買える ・使いやすいサイズ感 ・高駆動ディスプレイ ・上位モデルと同じSoC ・抜群の動作性能 ・綺麗な写真が撮れる ・ワイヤレス充電 ・指紋認証&顔認証 ・ステレオスピーカー ・おサイフケータイ対応 ・IP67防塵防水 | ・少し重い ・ディスプレイが暗め ・重いゲームは厳しい ・望遠カメラ非搭載 ・SDカード非対応 ・イヤホンジャックなし ・付属品なし |
以下の記事でPixel aシリーズの2024年最新モデルPixel 8aをレビューしています。
比べてみるとPixel 7aの方がコスパは良いかも!?
本記事とあわせてぜひ御覧ください!
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Pixel 7aとPixel 6aはどこが違う?スペックを比較
Pixel 7aをレビューしていく前に、ザッとどんなスマホなのかスペックを確認です。旧モデルPixel 6aのスペックも併せて掲載するので違いをチェックしていきましょう。
製品名 | Pixel 6a | Pixel 7a |
価格 | 53,900円 | 62,700円 |
サイズ | 152.2mm 71.8mm 8.9mm | 152mm 72.9mm 9mm |
重さ | 178g | 193.5g |
ディスプレイ | 6.1インチ 有機EL(OLED) アスペクト比 20:9 FHD+(1,080×2,400) 429ppi | 6.1インチ 有機EL(OLED) アスペクト比 20:9 FHD+(1,080×2,400) 429ppi |
リフレッシュレート | 60Hz | 最大90Hz |
OS | Android 12 | Android 13 |
SoC | Google Tensor | Google Tensor G2 |
RAM | 6GB LPDDR5 | 8GB LPDDR5 |
ROM | 128GB UFS 3.1 | 128GB UFS 3.1 |
外部ストレージ | 非対応 | 非対応 |
リアカメラ(メイン) | 1,220万画素 f/1.7 センサーサイズ 1/2.55 77° | 6,400万画素 f/1.89 センサーサイズ 1/1.73 80° |
リアカメラ(超広角) | 1,200万画素 f/2.2 114° | 1,300万画素 f/2.2 120° |
インカメラ | 800万画素 f/2.0 | 1,300万画素 f/2.2 |
ビデオ(リアカメラ) | 4K,1080P@60fps 4K,1080P@30fps | 4K,1080P@60fps 4K,1080P@30fps |
ビデオ(インカメラ) | 1080P@30fps | 1080P@60fps 4K,1080P@30fps |
バッテリー | 標準 4,410mAh 最小 4,306mAh | 標準 4,300mAh 最小 4,385mAh |
ポート | USB Type-C 18W急速充電 | USB Type-C 18W急速充電 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 対応 |
生体認証 | 画面内指紋認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM eSIM | nano SIM eSIM |
2回線同時待ち受け | 可 | 可 |
対応Band | 5G: n1/2/3/5/7/8/12/20/25/28/30/38/40/41/48/66/71/77/78 4G: B1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/17/18/19/20/25/26/28 /29/30/38/ 39/40/41/42/48/66/71 3G:B1/B4/B5/B6/B8/B19 GSM: 850/900/1,800/1,900MHz | 5G: n1/2/3/5/7/8/12/20/25/28/30/38/40/41/66/75/76/77/78/79 4G: B1/2/3/4/5/7/8/12//17/18/19/20/21/25/28/32/38/ 39/40/41/42/66 3G:B1/2/4/5/6/8/19 GSM: 850/900/1,800/1,900MHz |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax | 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Ver5.2 | Ver5.3 |
位置情報 | GPS GLONASS Galileo QZSS BeiDou | GPS GLONASS Galileo QZSS BeiDou |
イヤホンジャック | なし | なし |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
FMラジオ | なし | なし |
防塵防水 | IP67 | IP67 |
NFC | あり | あり |
FeliCa | 対応 | 対応 |
公式サイト>>技術仕様
明らかに良くなっていると思われる部分を青字にしてみました。
以前Pixel 6aをレビューした時に「リフレッシュレート60Hz」「ワイヤレス充電非対応」であることが少し物足りないと評価したのですが、Pixel 7aではしっかり対応してくれました。
この他、目に見えない部分でSoCが最新の「Tensor G2」になっていることや、RAM容量のアップ。さらにカメラ性能もスペック的には向上しているように見受けられます。
いやぁ・・・凄すぎる・・・。
これはミドルレンジと呼んでいいのでしょうか?
もはや上位モデルのPixel 7の存在が霞んでしまうような仕様になっております。
その一方で価格はPixel 6aから約9,000円アップ。
価格と機能・性能のバランスも気になるところです。
それではGoogle Pixel 7aを実機レビューしていきます。
Pixel 7aのデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
まずはGoogle Pixel 7aの外観・付属品を見ていきましょう。
Pixelらしいカジュアルなデザイン
Pixel 7aのカラーバリエーションは以下のとおり。
- Sea
- Charcoal
- Snow
これに僕が購入したCoralを加えた4色展開です。
画像だと補正がかかってしまい濃い色に見えますが、実物はもっと薄めのオレンジ。
こちらの画像が見た目に近いです。
もう少し赤っぽい色合いかなーと思って購入したら想像以上にオレンジ・・・。
これはこれで嫌いじゃないけどCoral(珊瑚)って言うよりサーモンですね笑
Pixelらしい遊び心のあるデザイン。
どの色をチョイスしてもカジュアルな印象になると思います。
Pixel 6シリーズから搭載されたカメラバイザーも健在で良い感じです。
Pixel 6aはカメラバイザーを挟んで背面パネルの色が異なっていましたが、Pixel 7aは同色でまとめられています。
背面パネルは光沢のあるツルツルした質感で、色のせいか指紋は殆ど目立ちません。
触った感じは樹脂製のようですが「高温で成形された3D複合素材カバーガラス」とのこと。
でもやっぱりガラスっぽくはないです笑
カメラバイザー(カメラバー)とフレームは光沢の少ないマットな「テキスチャ加工の合金製」。
Coralについてはここの色合いが超絶かっこいいですよ。
光の加減でピンクゴールドに見える時もあって渋いっす!
カメラバイザーの飛び出しは控えめで実測1mm程度。
一部のみ出っ張っているわけではないのでデスクに置いてもガタつきません。
背面パネルはフレームに向かって緩やかに湾曲。丸み帯びてて可愛いです。
ディスプレイを上にして右側面に電源ボタンと音量ボタン。スクショが撮影しにくい配置ですね。
ボタン配置が一般的なAndroid(上が音量・下が電源)と反対なので使いにくいと言う人もいますが、何台もスマホを同時に使っていない限りはそのうち慣れるので気にしなくてOK。
左側面にはカードスロットのみ。下部に搭載されております。
カードスロットはSIMカードを1枚のみ装着できるタイプ。残念ながらSDカードには非対応です。
本体下部にはスピーカー・USB-Cポート・マイクを搭載。
本体上部にはマイクのみ。上部スピーカーはディスプレイ面に搭載されております。
扱いやすいサイズ感!少し重いけど。
Pixel 7aのサイズは152mm × 72.9mm × 9.0mm。
Pixel 6aとほぼ同じサイズで超扱いやすいです。
僕はこれまで様々なスマホをレビューしていますが、6インチ超えのディスプレイを搭載しているモデルの中ではベストサイズだと思います。
上位モデルのPixel 7 Pro(6.7インチ)と比べるとこんな感じ。
そのままコンパクトにした感じが何となく可愛いですよね。
カメラバイザーの飛び出しが全然違います。
こうして並べてみるとPixel 7 Proは出過ぎかも笑
サイズは抜群に良い感じのPixel 7aなんですが、重さが少々気になりました。
実測で193g。
Pixel 6aが178gだったので15gほど重たくなっています。
ワイヤレス充電にも対応したので仕方ないと言えばそうなんですけどね。
決して使いにくくはないのですが、Pixel 6aが軽量だっただけに残念に感じてしまいました。
付属品はケーブルのみ
Pixel 7aの付属品は以下のとおりです。
- クイックスタートガイド等
- USBケーブル
- スイッチアダプター
- SIMピン
ケーブルは長さ1mのUSB Type-C to Cのもの。
スイッチアダプターはデータ移行する時に必要な人のために付属しています。
残念ながら充電器・保護ケース・ディスプレイ保護フィルムは付いていないので自分で用意する必要があります。
既にサードパーティ製のアクセサリーも多く販売されているので見つからなくて困ることはないでしょう。
- Amazon>>Pixel 7a用ケース検索結果
- Amazon>>Pixel 7a用フィルム検索結果
ちなみに僕は発売記念パッケージの純正ケースを使っています。
デザインはちょっと微妙な感じですが、耐久性もそれなりにありそうなので暫くはこれで。
ケース込みの重さは224g。
やっぱりGoogle Pixel 7aはちょっと重いんですよねぇ・・・。
Pixel 7aのディスプレイをレビュー
続いてPixel 7aのディスプレイをチェックしていきましょう。
Pixel 6aにはなかった高駆動ディスプレイが大きな特徴です。
6.1インチ有機ELディスプレイが美しい
Pixel 7aのディスプレイは6.1インチの有機EL(OLED)。
有機ELパネル特有の黒色表現とメリハリで、何を表示させても綺麗に見えます。
- FHD+(1,080×2,400)
- 429ppi
- コントラスト比 1,000,000:1
- HDRサポート
- 24bitフルカラー(1,600万色)
スペック的にも十分で、動画視聴でもゲームでも問題なし。
これまで液晶ディスプレイを使っていた人ならパッと見で違いを感じるでしょう。
ハイエンドモデルのスマホだと解像度QHD+なんてのもありますが、FHD+あればスマホのディスプレイ性能としては十分です。
普段使いでPixel 7aのディスプレイ品質に不満を感じる人なんていないと思います。
視野角も広めで多少きつい角度からでもしっかり視認可能。
多少色合いが変わりますが、ゴロ寝スマホとしても活躍してくれそうです。
ベゼル(縁)幅はやや太めなものの表示領域が狭いと感じることはありませんでした。
ディスプレイには強化ガラス「Corning Gorilla Glass 3」を採用。
上位モデルのように「Corning Gorilla Glass Victus」ではないのは寂しいですが、それなりに耐久性も優れています。
湾曲の少ないフラットディスプレイも個人的には嬉しいポイントです。
リフレッシュレート最大90Hzに対応
Pixel 6aはディスプレイのリフレッシュレートが一般的な60Hzでしたが、Pixel 7aは最大90Hzに対応しています。
1秒間に90回も画面を書き換えてくれるので、スクロール時の動きが滑らかでヌルヌル。
残像感が少なく、追従性にも優れています。
もちろんさらに高い120Hzに対応しているスマホもありますが、60Hzと比べると雲泥の差。
廉価モデルと言われるPixel aシリーズに高駆動ディスプレイを搭載してくれたのは超嬉しいポイントです。
なお、買ったままの状態だとリフレッシュレートが60Hzに設定されているのでご注意ください。
ディスプレイ設定から「スムーズディスプレイ」を有効にするのをお忘れなく!
なお、タッチサンプリングレートは公表されていませんが、アプリで測定したところ270Hz前後でした。
Pixel 6aの時は230Hzほどだったので少し反応は良くなっているようです。
もちろん僕の手動計測なので正確とは言い切れませんが、普段使いなら十分なタッチ感度だと思います。
他のスマホに比べて少し暗いかも
非常に綺麗なPixel 7aのディスプレイなんですが、実際に使っていて少し暗いかな?と感じる時がありました。
Pixel 7 ProとAQUOS sense7を横に並べてみると、明るさレベルが高い時は十分ですが、半分くらいにすると他より暗いことが分かります。
室内で使う場合には気にならないかもしれませんが、屋外で使う時に明るさ自動調節に任せると見にくくなるかもしれないので注意しましょう。
全く見えないってことはないものの、輝度が十分なスマホと比べるとやはり暗めですね。
インカメラはパンチホールタイプ
インカメラはディスプレイ上部中央に搭載。切り欠きを作らないパンチホールタイプ。
小さいので邪魔に感じることは殆どありませんが、横持ち全画面でゲームをする時や動画視聴時に少し気になるかもしれないですね。
両手操作が基本だけど頑張れば片手操作も
Pixel 7aのディスプレイサイズは6.1インチなので、基本的に両手操作が安心。
頑張ればなんとか片手操作もできるかなー?と言ったところですね。
文字入力くらいであれば片手でも余裕でできちゃいますけどね。
これ以上大きくなると使いにくいと感じる人も出てくると思うので、Pixel 7aは画面サイズと扱いやすさのバランスが絶妙です。
ディスプレイ常時表示に対応
Pixel 7aは有機ELディスプレイ搭載スマホにはお馴染みの常時表示ディスプレイ(AOD)機能が使えます。
ミドルレンジのスマホだと搭載されていても10秒間だけ表示のように機能が制限されていることが多いですが、Pixel 7aは終日でも表示可能です。
ただ残念ながら、有効にする時間帯や表示内容のカスタマイズまではできませんでした。
寝てる間に表示するのは無駄なんですけどね・・・。
バッテリー消耗を優先するならAODは使わない方が良いでしょう。
画面タップでロック画面を表示する設定にもできますからね。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
Pixel 7aのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、Widevine L1なら高画質での視聴が可能です。
NetflixではFull HD再生が可能。HDR機能にもしっかり対応していました。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでも1080pで視聴可。
YouTubeでは「2160p60 HDR」まで再生できることを確認しました。
有機ELディスプレイは黒色表現が特徴的なので、夜景動画なんかも超綺麗でしたよ。
Pixel 7aの動作性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
ここからはGoogle Pixel 7aの動作性能をチェックしていきます。
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU/GPU)。
Pixel 7aには、Googleの独自開発プロセッサ「Tensor(テンサー)」の最新モデル「Tensor G2」が搭載されております。
廉価モデルにもかかわらず2022年に発売されたフラッグシップモデルPixel 7・Pixel 7 Proと全く同じSoCです。凄いことだと思います。
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということです。
もちろんスコアだけが全てではありませんが、客観的に性能を判断できる指標の1つにはなります。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、総合スコアは738,897点、GPUスコアは289,677点でした。
4回連続で計測した時のスコアの変化は以下のとおり。
- 1回目:738,897
- 2回目:708,609
- 3回目:683,151
- 4回目:673,551
発熱の影響なのか、回を重ねるごとに少しずつスコアが低下していきました。
2023年6月現在のベストスコアが130万点くらいなので最高レベルとまでは言えませんが、70万点を超えていれば普段使いで困ることは殆どありません。
ネットサーフィン、SNS、動画視聴などであればサクサク動いてくれます。
スマホとの相性によってはガクガクしがちなTwitterも、画像読み込みの時に僅かにカクンとすることはあるものの滑らかでした。
同価格帯のスマホの基本性能は遥かに超えていると言って良いでしょう。
いわゆるミドルレンジの中では頭ひとつ抜けていると思います。
AnTuTuスコア50万点前後のスマホを5万円ほどで販売している他社メーカーにとっては脅威でしかありませんね笑
こちらのページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。
僕がこれまでにレビューしてきたスマホで言うと、2021年に発売されたハイエンドスマホZenfone 8(Snapdragon 888)と同じくらいのスコア(756,191)になります。
AnTuTu以外のベンチマークアプリでのスコアも参考に御覧ください。
Pixel 7 Pro/AQUOS sense7と動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないと思うので、Pixel 7 Pro・AQUOS sense7と実際の動作性能を比較してみました。
Pixel 7 Proは同じSoCであるTensor G2を搭載した最上位モデル(AnTuTuスコア:78万点)。
AQUOS sense7はSnapdragon 695 5G(AnTuTuスコア:38万点)を搭載したミドルレンジスマホの人気モデル(僕の最推し)になります。
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度をチェックです。
殆ど大差はありませんね笑
普段使いならAnTuTuスコア40万点くらいあれば十分なのかもしれません・・・。
ただ体感的にAQUOS sense7に比べるとキビキビ・サクサク動いてくれる印象です。
ベンチマークスコア30万点の差は確実にあると思います。
どっちでも不満なく使える性能だけど、より快適なのはPixel 7aです。間違いない。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度のテストもしてみました。
最初に計測した時は書き込み速度が異常に遅く、なんじゃこりゃ!?と思いましたが、2回目では落ち着いてくれました。
読み込み・書き込みともに十分な速度。
実際に使っていても、本体起動・アプリ起動がモタつくなんてことはありませんでしたよ。
RAM容量がPixel 6aよりも2GB増えているので、全体的にスコアは向上しています。
なおメモリ増設(仮想メモリ)機能は搭載していませんでした。
ストレージ容量は128GB
ストレージ容量は128GBとそれなり。システム領域に13GB使うので実際に保存可能なのは110GBほど。
十分な容量なものの、写真や動画を大量に撮影する人や、複数のゲームを同時進行している人は注意してください。
Pixel 7aはSDカードを搭載できませんが、Google DriveやGoogle Photo等のオンラインストレージを活用することで容量不足を解消できます。
またUSB-C用のカードリーダーもあるので、Micro SDカード等を利用したい場合には別途購入しても良いでしょう。
Amazon>>USB-Cカードリーダー
Pixel 7aのゲーム性能をレビュー
もはやスマホとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイント。
普段使いに困らないPixel 7aのゲーム性能をチェックしていきましょう。
原神(60FPS/最高)の平均FPSは34.3
ゲーム性能のベンチマークのような存在になってる「原神」のデフォルトグラフィック設定は「低」でした。
Pixel 6aではデフォルトが「中」だったので評価が少し下がっている?
もしくは原神が求めるスマホの性能が上がったかのどちらかですね。
まずグラフィック設定「60FPS/最高」で15分ほどプレイした結果がこちら。
平均FPSは34.3という結果になりました。プレイ開始から1分ほどでFPSが低下し始めて、10分ほどで30FPS前後を推移していました。
グラフを見て分かる通り不安定で、実際に遊んでいてもモタつきやカクつきを感じます。
続いてデフォルト設定「30FPS/低」で同じように15分ほどプレイした結果がこちら。
平均FPS29.1と、かなり安定した結果になっております。
このくらいグラフィック設定を落としてあげれば、Pixel 7aで快適に遊べるようです。
ガチ勢の人は満足できませんが、ライトユーザーなら普通に遊べるでしょう。
文字が潰れたり、全体的に粗い表示にはなってしまいますが・・・。
なお僕はライトユーザー&PSが低いため、タルタリヤをやっと討伐し、ようやく稲妻に入ったところです。このため璃月地方でデイリークエスト等をこなした結果で、最新マップでの検証はできておりません・・・。
ごめんなさいm(_ _)m
NIKKEの平均FPSは41.2
続いてNIKKEをプレイした結果です。こちらは検証しているところを収録しているので御覧ください。
以下のとおりのグラフィック設定で、迎撃戦と射撃場を3回ずつプレイしています。
- グラフィックオプション:高
- 最大フレーム:60
- 人物解像度:高
- 効果:高品質
平均FPS41.2と、それなりに遊べる印象です。
原神と同じようにトップランカーには向いていませんが、そうじゃなければ問題なくプレイできると思います。
当ブログではゲームのFPS計測にPerfDogを使用しています。
iOS・Android端末でFPS値やバッテリー温度等を計測できるツールです。
15分間の無料使用ができるので、新しいスマホを購入してゲーム性能が気になる場合などに使ってみてください。企業・インフルエンサー向けの無料プラン(使用時間制限あり)も用意されていますよ。
公式サイト>>WeTest PerfDog
Google Pixel 7aのゲーム性能は、最高ではありません。
このため、どんなゲームも快適に遊びたいのであれば、ハイエンドスマホを購入したほうが良いでしょう。
ただし、ライトなゲームが中心だったり、重いゲームをプレイするにしてもエンジョイ勢であれば、Pixel 7aでも滿足できると思います。
発熱は抑えられている
スマホによってはゲームなどで高い負荷がかかると発熱が酷いこともありますが、Pixel 7aはそこまで酷くありませんでした。
原神を「60FPS/最高」設定でプレイしている時の温度は約41°。
ベンチマークアプリを実行している時の温度は43℃でした。
フレームはそれなりに暖かくなるものの、持っていられないほどではありません。
高負荷時の発熱が抑えられているので、安心して使えます。
Pixel 7aのバッテリー持ち・充電性能をレビュー
続いてPixel 7aのバッテリー持ち・充電速度を見ていきましょう。
PCMarkバッテリーテストのスコア
Pixel 7aのバッテリー容量は4,300mAhとスペック的には十分な容量です。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこで、バッテリーは長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしました。
PC Markは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる結果だと思っています。
計測の結果、バッテリー残量100%から20%まで消耗する時間は13時間52分でした。
リフレッシュレート90Hzの高駆動ディスプレイを搭載していながらも、まずまずの結果。
ちなみにリフレッシュレートを60Hzに設定すると16時間46分までスコアが伸びました。
よっぽど長時間ゲームをするなら話は別ですが、ごく普通に使う分には外出先で充電を気にしなければいけないことはないでしょう。1日なら余裕で使える性能です。
ディスプレイのヌルヌル感を感じることができなくなりますが、バッテリーもちを優先したい場合には、60Hzに設定しても良いでしょう。
なお、これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
スコアだけではピンと来ない人もいるかもしれないので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
まず2時間Spotifyで音楽を聴いた結果、バッテリー消耗は6%。
2時間YouTubeで動画(1080P/60fps)を視聴した結果、バッテリー消耗14%。
1時間連続で原神をデフォルト画質でプレイした結果、バッテリー消耗は17%でした。
また24時間一切触らずに放置してみたところ、バッテリーは9%消耗しました。
それぞれの結果をまとめると次のとおりになります。
使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
音楽再生 2時間 | 6% | 約33時間 |
動画再生 2時間 | 14% | 約14時間 |
原神 1時間 | 17% | 約6時間 |
24時間放置 | 9% | 約11日間 |
旧モデルPixel 6aと比較するとこんな感じに。
使用時間 | Pixel 7a | Pixel 6a |
音楽再生 2時間 | 6% | 3% |
動画再生 2時間 | 14% | 9% |
原神 1時間 | 17% | 15% |
24時間放置 | 9% | 7% |
ディスプレイのリフレッシュレートが高いせいか、Pixel 7aの方がバッテリー消耗が少し激しい結果になりました。
とは言え、通常利用であれば途中充電なしで1日は余裕で使えると思います。
Pixel 7aのバッテリー持ちは十分と言って良いでしょう。
18W 急速充電に対応
バッテリーもちが優秀なPixel 7aは18W急速充電に対応しています。
公式サイトのスペック表どおり急速充電規格は「USB-C Power Delivery」だけのようで「Quick Charge」では10W前後の充電になっていました。
実際に充電してみたところ、20%からフル充電にかかった時間は1時間40分。
Pixel 6aとほぼ変わらない結果になりました。
さらに短時間で充電できるスマホもありますが、この早さでフル充電できれば十分。
ただし、Pixel 7aには充電器が付いていません。
18W急速充電を使いたい場合は自分で別途購入する必要があるのでご注意ください。
また、急速充電してるはずなのに充電時間が長いと感じる場合は「アダプティブ充電」を無効にしてみてください。
いわゆる「いたわり充電」状態になっていますよ。
ワイヤレス充電も使える
Pixel 7aは有線充電に加えて、ワイヤレス充電にも対応しております。
ミドルレンジスマホに搭載されていることは殆どないので超貴重です。
充電速度は有線に比べて遅くはなるものの、置くだけ充電はマジで便利。
Google純正のワイヤレス充電器Google Pixel Standであれば10W程度の充電速度。
AppleのMagSafe充電器や他社メーカーのQiワイヤレス充電器では5W充電になっていました。かなり遅いですね笑
置くだけで充電できるのは便利な半面、充電時間は有線よりも遅め。
Pixel Standを使った時でさえバッテリー残量10%からフル充電までに3時間かかっていました。
普段は有線充電を使って、寝る前はワイヤレス充電スタンドに置くなんて使い方が良いかもしれませんね。
Pixel 7aのカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能。
特にPixelシリーズは画像の機械処理、いわゆるコンピュテーショナルフォトグラフィが優秀なため、誰でも簡単に綺麗な写真が撮影できることが特徴です。
旧モデルPixel 6aもハイエンドモデルに負けないくらいカメラ性能が高くて驚かされました。
果たしてPixel 7aのカメラ性能はどれほどなのか?実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてみてください。
カメラアプリ
Pixel 7aのカメラアプリは超シンプル。サッと取り出して迷うことなく撮影することができます。
あれこれ小難しいボタンがないのでスッキリしていますよね。これで良いんですよ。
歯車マークのタップで設定変更。
2倍ズーム・超広角カメラへはワンタップで切り替えでき、指をスライドすれば、その他の倍率に変更可能です。
自分好みの設定で撮影可能な「プロモード」的なものはありませんが、被写体のタップで「ホワイトバランス」「露出(明るさ/シャドウ)」の調整は可能です。
基本的にPixel 7aにお任せしておけば良い感じに撮影できます。
なおシャッター音を消すことはできませんが、マナーモードにしておけばスクショ音は鳴りませんでした。
メインカメラの作例
まずはメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックです。
比較用に僕が持っているスマホの中で最もカメラ性能が高い「Pixel 7 Pro」「iPhone 14 Pro」で撮影した写真を並べて掲載していきます。
PixelとiPhoneとでは影になっている部分の明るさに違いがあるのですが、上の2つは全く違いを感じませんね。
センサーサイズの違いのせいか、Pixel 7aの周辺ボケが他の2つよりも少なくなっています。写り自体はどれも綺麗としか言いようがありません。
iPhoneはPixelよりも華やかな写真になりますね。
それは良いとして、Pixel 7aは日中の明るい場面なら他の2つに負けないくらい綺麗に撮影できます。恐ろしい・・・。
逆光のシーンではどうでしょう。
写真としての良し悪しはよく分かりませんが、HDR性能もめちゃくちゃ高いです。
iPhoneだと黒つぶれしている部分が、Pixel 7aならハッキリと見えています。
まさにPixelのコンピュテーショナルフォトグラフィの実力がいかんなく発揮されている部分ですね。
ここまでの写真ではPixel 7 Proと殆ど同じ仕上がりです笑
続いて室内でのメシウマ写真にチャレンジ。
これはiPhoneが美味しそうに見えますかね?
7aと7 Proは相変わらず違いなし。違いがなさすぎて困ります・・・笑
室内は光量が足りずに暗くなってしまうこともありますが、Pixel 7aでは綺麗に撮影できていました。
Pixel 7aのメインカメラは極めて性能が高いと思います。
Pixel 6aよりもさらにProモデルに近づいた印象です。
有効画素数が1,220万画素から6,400万画素(撮影時は1,600万画素)にアップ。
さらに隣接する4つのピクセルを1つに統合して撮影すQuad Bayer(クアッドベイヤー)技術を採用しているため、より解像感が高く、明るい写真が撮影できるようになった結果だと思います。
これだけ撮影できれば、よっぽどカメラに拘りのある人以外は満足できます。
メインカメラ(夜景モード)の作例
Pixelスマホは夜景モードの強さも特徴的。
低価格帯のスマホだと、どうしても低照度撮影が弱くなる傾向にあります。
Pixel 7aではどのくらい撮影できるのか見ていきましょう。
まず夜景モードの効果から。
左が通常撮影で右が夜景モードです。
効果は一目瞭然。信じられないくらいに明るく撮影できちゃいます。
夜景モードは撮影が終了するまで3秒程度スマホを固定し続ける必要がありますが、手ぶれ補正(光学式&電子式)が搭載されているので難しく感じませんでした。
実際の作例は以下のとおりです。
いやいやいや凄すぎるでしょう・・・。ノイズも少なく普通に綺麗。
PixelとiPhoneの明るさや色合いの違いは分かりますが、Pixel同士の違いなんて殆どありませんよね?少なくとも僕には分かりません笑
強いて言えばPixel 7 Proよりも僅かに色が濃い部分がありますか?勘違いかな?
続いて明暗差の激しい場面での比較を。
自動販売機を撮影したシーンでは、どれもイマイチな感じになっちゃいましたが、Pixel 7 Proが僅かにHDR性能が高い(もしくは効きが良い)ですかね?
Pixel 7aのメインカメラは夜景モードも強いことが分かりました。
何の心配もいりません。誰でも簡単に綺麗な写真を撮影できます!
最大8倍のデジタルズームの作例
Pixel 7aには望遠カメラが搭載されていないので、デジタルズームで最大8倍まで引き伸ばしての撮影になります。
等倍・2倍・5倍・8倍でそれぞれ撮影してみました。
粗さを感じないのは2倍くらいまでで、それ以降は少しずつに解像感がなくなっていきます。
ただ一般的なミドルレンジスマホに比べると8倍ズームでも解像感が残っている印象です。他のスマホだともっと粗々しい仕上がりになりますからね。
とは言え、望遠カメラを搭載しているハイエンドモデルと比べると質感は落ちます。
Pixel 7 Pro・iPhone 14 Proそれぞれ8倍ズームで撮影した写真がこちら。
やっぱり全然違いますね。望遠機能を多用する人はPixl 7aでは物足りないかもしれません。
夜間撮影でのズーム性能もチェックしてみましょう。
明るいシーンに比べるとかなり質感が落ちてしまいますね。
ただこれはPixel 7aに限ってのことではなく、どのスマホでもそんなものです。
明るい場面だと8倍ズームでも解像感が残っていたハイエンドモデルでも、夜間だとこんな感じになってし・・・・え!?
Pixel 7 Proは夜間撮影のズームもめちゃくちゃ強くないですか?笑
Pixel 7aと比べると質感が違いすぎてビビります・・・。
綺麗な望遠カメラが欲しいならPixel 7 Pro一択かもしれませんね。(但し、日本で使えない中華スマホを除く)
超広角カメラの作例
Pixel 7aはメインカメラの他に1,300万画素の超広角カメラも搭載。
画角は120°でPixel 6aよりも少し(4°)広くなっています。メインカメラと比較するとこんな感じに。
風景を撮影する時はもちろん、食卓全体を撮影する場合なんかにも重宝しますね。
作例を見ていきましょう。
通常メインカメラはよく撮れても超広角カメラは解像感が下がってイマイチになることが多いんですが、Pixel 7aは相変わらず綺麗に撮影できました。ほんとすごい・・・。
夜景モードの作例はこんな感じ。
明るさだけならiPhoneを超えちゃってますね。
少し暗くはなるものの、夜間撮影でも十分活躍できるんじゃないでしょうか?
Pixel 7aは超広角カメラも優秀でした。
ポートレートモードの作例
簡単に背景ボケのある写真が撮影できるポートレートモードもあります。
深度計測用カメラは非搭載ですが、ソフトウェア処理が優秀過ぎるので、被写体との切り分けも上手です。
ポートレートモードはクロップしているのか、通常撮影よりも画角が狭くなります。
ポートレートモードの等倍がメインカメラの約2倍相当です。
もちろん人物以外の被写体にもボケモード的に使用可能。
撮影中にボケ味の調整はできないようですが、撮影後Googleフォトで調整することはできました。
インカメラ
インカメラの有効画素数はPixel 6aからアップして1,300万画素。
個人的には利用機会がほぼないのですが、これくらい撮影できていれば十分だと思います。
顔写真加工が可能で、弱・スムーズの2種類から選べます。顔のシワを抑えたり、トーンを明るくしてくれたりと有能です。
もちろんインカメラでもポートレート撮影が可能。
メインカメラ同様に切り分けが上手で、背景が強めにボケてくれます。
消しゴムマジック・ボケ補正が使える
Pixel 7aにはマクロ撮影モードがないものの、上位モデルで使える特殊機能に対応しています。
- 消しゴムマジック
- ボケ補正
- 長時間露光
特に消しゴムマジックは超便利で、映り込んでしまった人や物を消したり、目立たなく(カモフラージュ)してくれます。日常的に使える機能だと思いますよ。
良い感じの雰囲気なのに被写体がブレてしまった時に使えるのがボケ補正。
ブレを解消して綺麗に仕上げてくれます。
動いてしまいがちな、お子さんやペットを撮影する時に重宝する機能です。
上位モデルと同じ機能が使えるのはシンプルに嬉しいですよね。
動画撮影の作例
Pixel 7aで動画撮影もしてみました。
1080P@60fps、4K@30fpsでそれぞれ撮影。比較用にiPhone 14 Proで撮影した動画も続けて再生しています。
日中明るい場面では少々モヤッとしているものの綺麗に撮影できました。
手ぶれ補正も良い感じで、iPhone 14 Proよりも色鮮やかになる印象です。
ただし夜間撮影はノイズが多くかなり厳しいです・・・。
超広角カメラは暗くて何も見えません笑
メイン・超広角それぞれ4K画質ですが、超広角は30fpsしか設定できませんでした。
さすが4K画質と言ったところで1080pの時に感じたモヤつきもありません。
手ぶれ補正もそれなりに効いており、iPhone 14 Proよりも色鮮やかな雰囲気になります。
個人的にはPixel 7aの色合いのほうが好きです。
ただし残念ながら夜間撮影はやはりノイズが多くかなり厳しい印象・・・。
1080pで撮影するよりは明るいですが、綺麗に撮影したいなら光量がそれなりに必要ですね。
当然ながら総合的にiPhone 14 Proの方が動画撮影性能は高いものの、普段使いに動画を撮影するくらいであればPixel 7aも十分使えると思います。
Pixel 7aを実機レビュー
ここからはPixel 7aの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外の気になった部分を紹介していきます。
OSはAndroid 13
Pixel 7aに搭載されているOSはAndroid 13。
Androidの生みの親、Googleが作ったスマホですからね。
ピュアAndroidの最新バージョンをしっかり搭載しております。
メーカーによる独自カスタムが一切ないのでシンプルで使いやすい印象です。
デュアルアプリ非対応/複数ユーザー対応
他社メーカーのスマホには搭載されている便利機能は、Pixelの場合は控えめです。
1つのアプリを複製できるデュアルアプリ(ツインアプリ)機能はありませんでした。
Android標準の複数ユーザー機能は設定から有効にしてあげれば使用できるようです。
この他、画面分割機能や簡単なジェスチャー機能は搭載されています。
ディスプレイがそこまで大きいわけではないので、画面分割は使う機会がないかも。
背面パネルをダブルタップするとスクショが撮影できたり、特定のアプリを起動できたりするのが便利ですよ。
なお、Pixel 7aは販売から5年間のセキュリティアップデート、3年間のAndroidバージョンアップアップデートが保証されています。
リアルタイム翻訳・文字起こしも使える
Pixel 7aにはTensor G2が搭載されているので、翻訳・文字起こし機能にもしっかり対応しています。
YouTubeの動画音声をリアルタイムで日本語に翻訳。
表示内容が少ないので全ての内容が含まれているのか微妙ですが、僕は海外スマホの発表会なんかの時に使うことがあります。
文字起こしはレコーダーアプリで使える機能。
精度も結構高いので、ミーティングの議事録を作る時に役に立つかもしれません。
この他、「この曲なに?」や「Clear Calling」などにも対応していました。
使う機会は限られているので、正直あってもなくても良いのですが、上位モデルと同じ機能が使えるのは純粋に嬉しいですよね。
おサイフケータイ・IP67防塵防水対応
Pixel 7aはおサイフケータイとIP67防塵防水に対応しています。
ミドルレンジでどちらにも対応しているスマホは珍しいので、メリットの1つになるでしょう。
FeliCaポートは背面中央、Googleロゴの上に搭載されております。
普段使っているSuica・iDなどなど、おサイフケータイ機能をそのまま利用可能です。
ケースを装着していてもしっかり反応してくれました。
ちなみに、Pixel 7aはマイナンバーカードを持ち歩かずに各種サービスを利用できる「スマホ用電子証明書」にも対応しています。
マイナポータル>>スマホ用電子証明書に対応しているスマートフォンを教えてください
防塵防水性能はIP67等級で、防水性能がPixel 7・Pixel 7 Proから1等級下がっています。
保護等級 | 保護内容 |
IPX7 | 一時的に一定の水圧(水深)で水没しても内部に浸水しない |
IPX8 | 継続的に水没しても浸水しない |
どちらも水没に耐えられる保護内容であるもののIPX7の方が弱めです。
うっかり水中に落としてしまった場合には、すぐに拾い上げて乾燥させましょう。
なお、念のためにお知らせしておきますが、IPX7はあくまでも防水性能です。
よく防水性能があるからお風呂でも使える!っていう記述を見かけますが、それは間違いなんですよ?
お風呂中に使っていて直ちに壊れることはないと思いますが、湯船に落としてしまったら最悪破損する可能性があるので注意しましょう。
また水がかかってしまった時は、しっかり乾かしてから充電しましょう。濡れた状態で通電させるのは非常に危険です。
デバイスは工場出荷時点で IEC 規格 60529 の IP67 の防水および防塵性能に準拠するよう設計されていますが、完全な防水または防塵ではありません。アクセサリは防水、防塵ではありません。防水および防塵性能は永久的には持続せず、スマートフォンの通常の使用による摩耗、デバイスの修理、分解、損傷によって低下します。デバイスを落下させると防塵および防水性能が失われる場合があります。液体による損傷の場合、保証が無効になります。
引用:公式サイト技術仕様
生体認証は指紋認証&顔認証
Pixel 7aの生体認証は指紋認証と顔認証。
Pixel 6aでは指紋認証だけだったので、顔認証に対応してくれたのは嬉しいポイントです。
指紋認証センサーはディスプレイ内蔵タイプ。
Pixelシリーズは指紋認証の精度がイマイチと言われていますが、しっかりタッチしてあげればすぐにロック解除されます。
僕は使っていて困ったことはないですが、何と比べて精度が悪いと感じるのか分かりません。そんなに悪いんですかね?
ただ保護フィルムを貼っていると精度が落ちる可能性があるので、その場合にはディスプレイ設定から「画面保護シートモード」を有効にしてあげると良いでしょう。
顔認証はインカメラを使った簡易的なものです。
ただ反応は良好で顔が入れば一瞬でロック解除されます。
マスクを装着する機会が未だ多いので、指紋認証・顔認証どちらにも対応しているのが望ましいですね。
デュアルスピーカーでステレオサウンド
Pixel 7aには上部・下部それぞれにスピーカーが搭載されているので、横持ちならステレオサウンドを楽しむことができちゃいます。
美しい有機ELディスプレイ・Widevine L1で高画質動画が楽しめるうえに、サウンドはしっかりステレオ再生。
動画・音楽・ゲームなどなどエンタメコンテンツをたっぷり楽しめますね。
低音が控え目なもののクリアなサウンド。
上部スピーカーがこもりがちなので左右でアンバランスに感じることも時々ありました。
とは言え、モノラルサウンドとは雲泥の差。
よほど音質に拘る人でなければ、十分楽しめると思います。
なおイコライザーやDolby Atmosのようなサウンドシステムは非搭載。
また、空間オーディオにも対応していません。
BluetoothコーデックはLDACに対応
Pixel 7aにはイヤホンジャックが搭載されていません。
このためワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際にワイヤレスイヤホンを接続してみたところ、対応しているのは以下の通りでした。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:✕
- LDAC:○
- LHDC:✕
残念ながらaptX Adaptiveには非対応ですが、LDACに対応しているのでワイヤレスでもハイレゾ再生が可能。
さらにSRCを回避しているようで、日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」にもしっかり対応しているのは嬉しいポイントでした。
4キャリアに対応したBand構成
Pixel 7aは国内4キャリアのBandに対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26 ✕ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)○ |
どの回線でも使うことができるのでMNPもしやすいですね。
もちろん5G通信(Sub-6)にも対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ◯ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
スマホライトユーザーは特にそうですよね?一度購入したら長く使う人が大半です。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもPixel 7aなら対応できちゃいます。
eSIMに対応している
Pixel 7aはeSIMにも対応しています。
eSIMを対応した通信キャリアも少しずつ増えてきました。
今はeSIMなんて使うことないって思っていても、そのうち必要になるかもしれないので1つメリットになる部分です。
なおPixel 7aは2回線同時待受にも対応していますが、組み合わせは物理SIM+eSIMの構成になります。
Pixel 7aの評判・口コミをチェック
Google Pixel 7a届いた!
Coralは想像以上にオレンジ。
もうちょい赤っぽいのかなーって思ったんだけどサーモン感があるね笑極力見たままの色に近くなるように画像を調整してみたけどムズいす?
フレームとカメラバイザーの色が好き?#Pixel7a #GooglePixel7a pic.twitter.com/FFPlZaRjyk
— ちびめがね (@chibimeganecom) May 12, 2023
SNSで見かけたGoogle Pixel 7aユーザーの声もチェックしていきましょう。
Pixel7a 使い初めて3週間。普段使いには十分。望遠カメラは Pixel7Pro が良いが。薄型軽量なアラミド繊維ケースと組み合わせたら片手操作が超快適!バッテリー持ちが悪い評価あるけど、自分の使い方(通話なし、Wi-Fi運用、ブラウザ表示)だと問題ない。gsmarena評価見ると talk timeが短いけど。
— aoki3kara_sub (@Aoki3karaS) June 3, 2023
Pixel7aに替えたけどめっちゃ良い
もうAndroidでええわ— Cynch (@Cynchjp) June 3, 2023
長時間露光モードならバッチグーで撮れる。#Pixel7a にちょっと感動してる❤ pic.twitter.com/MBk4pED1ew
— Katharine (@Katharine_2017) June 3, 2023
うーん、けっこう言われてるらしいけどPixel7aはバッテリー保ちが悪いなぁ あとベゼルが5aに比べて厚く感じる
— ないる (@naitoharuto30) June 3, 2023
iPhone8からpixel7aに変えて、もっとイライラするかと思ったけどSNSとYou Tubeと検索くらいしか使わんから全然困らんかった。
— クレオ? (@creo_yamaaruki) June 2, 2023
Pixel7aの電池は自分の通常の使い方では2日もった
車移動なので移動中も弄ることなく家ではPCとサブスマホだしゲームしない
ケースは軽量薄型のAirJacketにしたら手汗かいてないと滑るがTPUだと分厚く更に重くなって替えるか悩む— ᴴᴰ?㌠?n²ⁿ⁻¹??⚫™ (@ibijumbaj) June 2, 2023
Pixel 7aってコスパ良すぎる。顔認証も追加されてウマ娘も問題なく動くし、写真はAI補正も入って素人が取るには十分すぎるし、おくだけ充電対応。国産のこの価格帯のスマホは頑張ってSnaodragon600番台。国産オワコン。
— 鉄ちゃん @ノーマル仕様ハイエース乗り (@maganeshiumu) June 2, 2023
ユーザーの評判は概ね良好な印象です。
ただし、バッテリー持ちが良くないという口コミも見受けられました。
個人的にはPixel 6aよりは悪くなっているものの、それほど悪いとは感じませんでした。
使い方によるのかな?頻繁にスマホを弄ったり、ゲームしたりすれば、どんなスマホでも減りますからね笑
まとめ:Pixel 7aのメリット・デメリット・評価
Google Pixel 7aを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
Pixel 7aを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・6万円台で買える ・使いやすいサイズ感 ・高駆動ディスプレイ ・上位モデルと同じSoC ・抜群の動作性能 ・綺麗な写真が撮れる ・ワイヤレス充電対応 ・指紋認証&顔認証 ・ステレオスピーカー ・おサイフケータイ対応 ・IP67防塵防水 | ・少し重い ・ディスプレイが暗め ・重いゲームは厳しい ・望遠カメラ非搭載 ・SDカード非対応 ・イヤホンジャックなし ・付属品なし |
評価
総合評価:(5点/5点満点)
デザイン | ★★★★☆ |
サイズ感 | ★★★★★ |
ディスプレイ | ★★★★☆ |
動作性能 | ★★★★☆ |
ゲーム性能 | ★★★☆☆ |
バッテリー性能 | ★★★★☆ |
カメラ性能 | ★★★★☆ |
機能・付加価値 | ★★★★★ |
Pixel 6aを使った時に「これもあったら良いのにな」と感じた部分が、Pixel 7aでしっかり対応してくれており、殆ど弱点のない仕上がりになっておりました。
- サクサクの動作性能
- 綺麗な写真が簡単に撮影できるカメラ
- 十分なバッテリー持ち
- 高駆動ディスプレイ
- ステレオスピーカー
- ワイヤレス充電
- 指紋認証・顔認証
- おサイフケータイ
- IP67防塵防水
必要な機能・性能が全て揃っていながら、お値段は脅威の62,700円。
おそらく他社メーカーならこの価格で販売することは絶対できないと思います。
Google Pixel 7aは2023年最強コスパスマホと言って良いでしょう。
もちろん重いゲームを快適にできるほどの動作性能ではないですし、さらに綺麗な写真を撮影できるスマホだってあります。いわゆる10万円を超えるようなハイエンドモデルってやつですね。
ただ多くの人はそこまでの機能・性能は必要ないのでGoogle Pixel 7aで十分に満足できるはずです。
Pixel 7aがワイモバイルで27,720円!安い!
2024年2月からワイモバイルでもPixel 7aの取り扱いがスタートしました。
しかも他社からのMNPで大幅値下げになっております。
販売価格の比較
現在Pixel 7aを取り扱っている主な格安SIMと販売価格は以下のとおり。
「最安価格」はMNPやオプション加入等の条件を適用した場合の価格になります。
格安SIM | 通常価格 | 最安価格 |
ワイモバイル | 55,440円 | 27,720円 |
IIjmio | 57,800円 | 33,800円 |
Google Store | 69,300円 | 69,300円 |
他社からのMNP&シンプル2 M/Lへの加入が条件にはなりますが、50%OFFで脅威の2万円台。
しかも常時開催の「どこでももらえる特典」でさらに最大6,000円相当のPayPayポイントが戻ってきます。
還元されるPayPayポイントを加味すれば実質21,720円で購入可能に!
個人的に「実質」ってあんまり好きではないのですが、さすがにお得としか言いようがありません・・・。これは安い。
ワイモバイルで購入する場合には、事前にキャンペーンへのエントリーを忘れずにしましょう。
ちなみにその他の加入条件では以下の価格になります。
- 新規+シンプル2S:40,320円
- 新規+シンプル2M/2L:36,720円
- MNP+シンプル2S:31,320円
- MNP+シンプル2M/2L:27,720円
- 機種変更:44,640円
ワイモバイル>>Pixel 7a
ワイモバイルの料金プラン
ワイモバイルをスマホで利用する時の料金プランは「シンプル2」です。
プラン名 | シンプル2 S | シンプル2 M | シンプル2 L |
データ通信量 | 4GB | 20GB | 30GB |
月額基本使用料 | 2,365円 | 4,015円 | 5,115円 |
各種割引を適用すれば更に安くなり、格安SIMにも負けないくらいお得な料金プランになっています。
また、現在「データ増量無料キャンペーン」を開催しているので、6ヶ月間はデータ通信量が無料で増量。これが地味に嬉しいメリットです。
ギガはたくさん使えるに越したことありませんからね。
ワイモバイルの特徴
ワイモバイルの特徴は以下の
- 2つの通話定額オプション
- 安定した通信速度
- データくりこし可能
- PayPayが貯まりやすい
2つの通話定額オプション
ワイモバイルの通話料は22円/30秒ですが、2つの通話定額オプションが用意されています。
オプション名 | 月額料金 | 内容 |
だれとでも定額 | 880円 | 10分以内の国内通話が無料 |
スーパーだれとでも定額 | 1,980円 | 国内通話かけ放題 |
個人的には通話は殆どLINEなので音声通話を使う機会は少ないですが、そうはいかない人も多いでしょう。
1ヶ月に20分以上話すなら「だれとでも定額」、45分以上話すなら「スーパーだれとでも定額」を利用したほうが安上がりと言われています。
安定した通信速度
ワイモバイルはソフトバンク回線を直接利用しています。
格安SIMでもソフトバンク回線を利用しているところがありますが、通信速度が安定しているのは圧倒的にワイモバイル。
低速になりがちな「お昼休み」や「夜のくつろぎタイム」でも遅くなることはありません。
また今後エリアの拡大が予想される5G回線も標準搭載。追加料金を支払うことなく利用できます。
データくりこし可能
以前ワイモバイルはデータ繰り越しに対応していなかったのでデメリットの1つになっていましたが、現在は対応しており、余ったギガを翌月まで繰り越し可能です。
月によって使うギガがバラバラな人ほど恩恵を受けやすいですね。
なお、シンプル2 M/Lプランなら、データを使い切った後の通信速度が1Mbps。
動画視聴やゲームにはちょっと遅いですが、ネットサーフィンやSNSをやるくらいであればストレスなく使えます。これも大きなメリットです。
PayPayが貯まりやすい
PayPayを普段使っていない人には魅力を感じにくいポイントかもしれませんが、ワイモバイルはPayPayとの親和性が非常に高いです。
ワイモバイルに加入すると、通常月額508円のLYPプレミアム会員特典が無料で使えます。
これでYahoo!ショッピングで+2%のPayPayポイントが還元(支払い方法に条件あり)。
さらに月額550円に「Enjoyパック」に加入すると、Yahoo!ショッピングでの買い物がいつでも最大12%還元になっちゃいます。
還元率を上げるためにわざわざ毎月550円払わないといけないの?と思うかもしれませんが、Enjoyパックの特典はそれだけに留まりませんよ。
毎月0.5GBのギガと、Yahoo!ショッピングで使える500円OFFクーポンが貰えます。これだけで月額料金以上の価値があるのでお得すぎです笑
どうしてもPayPayを中心にしたサービスに偏ってしまうのですが、ワイモバイルに加入したら全力でPayPayの還元を受けるべきだと思います。
現在大手キャリアを利用している人、格安SIMを使っているけど通信速度に不満がある人はワイモバイルへ乗り換えて、Google Pixel 7aを購入してみてはいかがでしょうか?
公式サイト>>Pixel 7a