評価:(4.0点/5点満点)
お世話になります。毎月スマホを買っちゃうガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
moto g53j 5Gを購入しました。
2023年6月に発売されたモトローラ製のオープンマーケットモデル、いわゆるSIMフリースマホです。
あえてクラス分けするならエントリーモデルに当たりますが、付加価値的な機能を多く備えた魅力的な1台。
- Snapdragon 480+ 5G搭載
- 6.5インチ リフレッシュレート120Hz
- Dolby Atmos対応ステレオスピーカー
- 50MPメインカメラ
- 5,000mAhバッテリー
- おサイフケータイ対応
円安などの様々な要因からスマホの価格が高騰している中、34,800円(税込)という価格設定も見事でコスパの高さが光ります。
暫く実際に使ってみたんですが、シンプルにめちゃくちゃ良いスマホだと思えました。
もちろんハイエンド・ミドルレンジに比べると物足りない部分があるものの、ライトユーザーであれば満足度の高い1台になるでしょう。
人気のAQUOS wishやarrows Weに並ぶ存在になるかもしれません。
本記事でmoto g53j 5Gを使ってみた様子を詳しくレビューするので、購入の参考になさってください。
メリット | デメリット |
・洗練されたデザイン ・大画面で軽量 ・ヌルヌル120Hz ・困らない動作性能 ・ステレオスピーカー ・イヤホンジャック ・おサイフケータイ ・SDカード対応 ・指紋認証&顔認証 | ・カメラはイマイチ ・防水性能が弱い ・付属品はケースのみ |
【スマートフォン検証方法】
当ブログでレビューしている全てのスマートフォンは実際に私が使用しています。デザイン・ディスプレイ性能・動作性能・バッテリー性能・カメラ性能などを標準的なベンチマークアプリによるテストに加えて私の体験によって定量的・定性的に評価しています。また、一部のテストでは同程度の価格・性能のスマートフォンと比較することで評価をより明確にしています。私は全ての商品レビューを当ブログのレビューガイドラインに基づいて実施しています。
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moto g53j 5Gのデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
まずはmoto g53j 5Gの外観・付属品を見ていきましょう。
デザインが良い感じで個人的にお気に入りポイントの1つです。
デザイン
moto g53j 5Gのカラーバリエーションは以下の3色。
- インクブラック
- アークティックシルバー
- ペールピンク
このうち、僕が購入したのはインクブラックになります。
ペールピンクがめちゃくちゃ良い色!って思ったのですが、残念ながらワイモバイル版(メモリ4GBモデル)限定カラーでした。
ただインクブラックの色合いも負けず劣らず。
とりあえずmoto g53j 5Gは背面パネルの質感が超良い感じです。
おそらく樹脂製だと思うんですが、サラサラで指紋が全く目立ちません。
光沢は控えめなものの、光の反射で青色が優しく輝きます。
個人的にめちゃくちゃ好きなデザインで、OPPO Reno7 Aを手に取った時のような感覚に陥りました。
決して高級感があるわけではないんですけどね。落ち着いた佇まいっていうのかな。
良い感じじゃないですか?
背面にはカメラユニットと嬉しいFeliCaポート(おサイフケータイ)。
カメラはメインとマクロの2眼構成。超広角や望遠はありません。
レンズの飛び出しは実測で1.5ミリ程度と控えめ。とは言え、背面を下にしてデスクに置くと多少ガタガタしてしまいました。
背面パネルは湾曲のないフラット形状。箱型スタイルですね。
フレームはマットな色合いの濃紺。僅かに光沢のあるデザインです。
背面パネルの色合いとマッチして統一感がありますね。良い感じ。
ディスプレイを上に向けて右側面に音量ボタンと電源ボタン。
電源ボタンには指紋認証センサーが搭載されております。
左側面にはカードスロットがあります。
SIMカードとmicro SDカードを同時に装着できるタイプ。
なおmoto g53j 5GはeSIMにも対応しているので「物理SIM + eSIM +SDカード」で、2回線同時待ち受けをしつつSDカードを搭載することもできます。
本体上部にはマイクのみ。
下部にはイヤホンジャック・マイク・USB Type-Cポート・スピーカーを搭載しております。
削られることも多いイヤホンジャックがあるのは嬉しいポイントです。
サイズ感
moto g53j 5Gのサイズは約162.7 x 74.66 x 8.19mm。
6.5インチのディスプレイを搭載しているので普通に大きめですね。
片手でも扱えるくらいのコンパクトなスマホが好きな人には向いてないかもしれません。
ただmoto g53j 5Gは軽いです。
大型ディスプレイ搭載スマホにも拘わらず200gを大きく下回る183g。
サイズが大きくても軽ければ、例えば片手で使っていても苦になりにくいです。
この軽さはmoto g53j 5Gの優秀なメリットになります。
付属品
moto g53j 5Gの付属品は以下のとおりです。
- 使用ガイド・安全ガイド
- SIMピン
- 保護ケース
残念ながら充電器・充電ケーブル・ディスプレイ保護フィルムは付属されておりません。
保護ケースはソフトタイプで、僅かに青みがかったクリアデザイン。
ペラペラなので防御力はそこまで高くなさそうですが、カメラユニットの飛び出しを守ってくれるので、とりあえず装着しておきましょう。
サードパーティー製の保護ケース・保護フィルムも既に販売されているようなので、気になる人は別途購入するのもアリです。
Amazon>>moto g53j 5G用ケース
Amazon>>moto g53j 5G用フィルム
充電器・充電ケーブルは付属しないスマホが増えてきていますが、せめて保護フィルムくらいは付けて欲しかったですね。
moto g53j 5Gのディスプレイをレビュー
続いてmoto g53j 5Gのディスプレイを見ていきましょう。
ディスプレイはスマホの命と言っても過言ではないくらい重要なポイント。
個人的に解像度HD+っていうのが購入前に気になっていた部分です。
6.5インチ IPS液晶ディスプレイ
moto g53j 5Gのディスプレイサイズは6.5インチと大画面。
下部だけは広めですがベゼル(縁)もそれなりに狭く、十分な表示領域を確保しています。
広い画面はブラウジングはもちろん、動画視聴やゲームでも活躍してくれます。
IPS液晶パネルを採用しているので視野角も広め・・・と言いたいところなんですが、ある程度傾けて使うと暗くなってしまうのが少し気になりました。
まぁ、こんな角度からディスプレイを覗く人もいないでしょうし、普通に使う分には問題ないでしょう。
ディスプレイの最大輝度(明るさ)は公表されていないのでハッキリと分かりませんが、直射日光の下で使っても酷く見にくいことはありませんでした。
もちろん1,000nitsを超えるディスプレイに比べたら暗いんですけどね笑
ハイエンドモデルだと湾曲したエッジタイプを採用していることが多いですが、moto g53j 5Gの形状はフラット。保護フィルムを貼りやすいので個人的にはこっちの方が好きです。
ディスプレイ解像度はHD+
moto g53j 5Gを購入する前に気になっていたのが、ディスプレイの解像度がHD+(1600 x 720)であること。
FHD+のスマホが多いので、粗いのかな?見づらいのかな?と不安だったのですが、実際に使ってみると、気にするほどではないことが分かりました。
moto g53j 5Gよりも高精彩で美しいディスプレイを搭載したスマホなんていくらでもあるわけですが、普段使いなら十分で困ることは殆どないと思います。
液晶ディスプレイは有機ELディスプレイに比べると黒色表現が弱くなりメリハリに欠ける印象がありますが、まぁこれも全く気にならないですね笑
もちろん使っていて、あれ?ちょっと粗いかな?と思う瞬間がないわけではないです。
これくらいの角度からディスプレイを見た時に、特に粗さを感じます。
視野角同様に殆どの人はスマホを正面から見ることが多いので、気になることもないでしょう。
ディスプレイの解像度が低そうで心配な人も多いかもしれませんが、普通に使えちゃうのでご安心ください。
画面リフレッシュレート120Hz対応でヌルヌル
moto g53j 5Gは画面リフレッシュレート最大120Hzをサポート。
エントリーモデルスマホで高駆動ディスプレイを搭載しているのは超貴重なので、嬉しいメリットになります。
60Hz・120Hzの固定設定の他、シーンに合わせた自動調整も選択可能です。
120Hzに設定すれば、1秒間にディスプレイを120回書き換えてくれるので表示が滑らかになります。
左が60Hzで右が120Hzに設定したものです。120Hzのほうが残像感がなく滑らかに動いているのが分かると思います。
高リフレッシュレートを最も実感できるのは画面スクロール。ヌルヌルと滑らかに動いてくれる感じが心地良いです。
特にこだわりがないなら「自動」に設定しておくのがおすすめです。
ディスプレイの動きを感知したときだけ90Hz・120Hzになり、静止状態では60Hzに可変します。
高リフレッシュレートだとバッテリーが消耗しやすいのがデメリットですが、自動に設定しておけば無駄な高駆動を抑えられるので省エネです。
可変リフレッシュレートを採用しているハイエンドモデルでは待機時1Hzなんてこともありますが、ザックリでもこれだけ調整してくれるなら十分でしょう。
なお、タッチサンプリングレートは公表されていませんが、アプリで測定したところ、300Hz以上出ていました。(自動調節時)
手動計測なのでどこまで正確なのかは分かりませんが、実際に使っていてもタッチの反応が悪いと感じることはありませんでした。
操作は両手持ちが基本
moto g53j 5Gは6.5インチの大画面ディスプレイなので基本的に両手操作。
片手で操作しようとしても端まで指が届かないですからね。
サイズの割に軽いので慣れてくれば文字入力くらいなら片手でもいけるとは思います。
無理に片手操作すると落としてしまうかもしれないので注意してくださいね。
インカメラはパンチホールタイプ
moto g53j 5Gのインカメラはディスプレイ上部中央に搭載。切り欠きを作らないパンチホールタイプです。
小さいので全画面表示でも邪魔に感じることはないと思いますが、横持ちでゲームをする時や動画視聴時に少し気になるかもしれません。
レンズの周りに黒い縁があるので、他のスマホよりも存在感がありました。
AOD非対応だけどピークディスプレイがある
moto g53j 5Gには有機ELディスプレイを搭載したスマホによくある「ディスプレイ常時表示」機能はありません。
その代わり「ピークディスプレイ」という少し変わった機能が搭載されています。
画面OFFの時にディスプレイをタップするとピークディスプレイが起動。
一定時間、日時とバッテリー残量が常時表示ディスプレイのように表示される機能です。
表示内容は設定からカスタマイズ可能。
通知がある場合にはアイコンが表示され、これをタップすると内容を見ることができますよ。
プライバシーやセキュリティはどうなの?とは思いますが、家にいる時だけ機能をONにしても良いでしょう。いちいちスマホを起動する必要がないので重宝します。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
スマホのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
エントリーモデルのような低価格帯スマホだとL3になっているものも多いですが、moto g53j 5Gなら高画質での視聴が可能となります。
・・・と言いたいところですが、そもそも画面解像度がHD+なのでNetflixでの最大解像度はHDでした笑
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでは、設定上の表示は1080p。
YouTubeは「1080p60」まで設定できるようです。
動画の画質に拘りがある人にはおすすめできませんが、スマホのディスプレイ程度の大きさであれば気にならないでしょう。
moto g53j 5Gの基本性能・動作性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を左右するのが頭脳とも言うべきSoC(CPU/GPU)。
moto g53j 5Gには「Snapdragon 480+ 5G」が搭載されております。
Qualcomm製のチップセットで8nmプロセスが採用された5G通信対応モデル。
Rakuten Hand 5Gなんかに搭載されたSnapdragon 480 5Gの進化版と言ったところです。
公式サイト>>Snapdragon 480+ 5G
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。
スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということです。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、総合スコアが341,365点、GPUスコアは85,691点でした。(レビュー時最高スコア)
4回連続で計測した時のスコアの変化は以下のとおり。
- 1回目:333,872
- 2回目:341,365
- 3回目:318,957
- 4回目:335,247
多少上下はあるものの比較的安定していることが分かります。
スコアもそうですが発熱が抑えられているのが良い感じですね。
2023年6月現在のAnTuTuベストスコアが130万点ではありますが、35万点もあれば普段使いで困ることは殆どありません。
2022年、2023年のミドルレンジに搭載されることが多いSnapdragon 695 5Gよりも少し低い程度のスコアです。
- moto g53j 5G:341,365
- OPPO Reno7 A:352,890
- AQUOS sense7:372,436
- moto g52j 5G:376,468
- Xperia 10 Ⅳ:380,016
エントリーモデルとは言え、スコア的には十分なのが分かりますね。
これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをこちらのページにランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。
なおAnTuTu以外のベンチマークアプリでのスコアは以下のとおりでした。
普段使いに困らない動作性能
実際に動かしてみてもネットサーフィン、SNS、動画視聴などであればサクサクです。
これだけ動いてくれればライトユーザーならストレスなく使えると思います。
AQUOS sense7/Pixel 7aと動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないと思うので、AQUOS sense7・Pixel 7aと実際の動作性能を比較してみました。
AQUOS sense7はSnapdragon 695 5Gを搭載したミドルレンジスマホの人気モデル。
Pixel 7aは2023年最強コスパスマホと言って良いくらい価格以上の高性能なミドルレンジスマホです。
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度をチェックしてみましょう。
まずはAQUOS sense7と比較。
ベンチマークスコア的にも殆ど変わらなかったように、実際に動かしても大差はありません。
じっくり比べるとsense7の方がちょびっと早いかなー程度です。
続いてPixel 7aとの比較。
Pixel 7aのAnTuTuスコアは70万点前後なんですが、さすがに表示速度は負けちゃいますね。
とは言え、6万円以上のスマホと比較してこの程度の差であれば、むしろmoto g53j 5Gの基本性能は十分と言っていいでしょう。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度のテストもしてみました。
読み込み・書き込みどちらもそこそこで、価格相応と言ったところでしょうか。
ただ、これもmoto g53j 5Gのメリットの1つなんですが、なんとメモリ(RAM)を8GBも搭載しているんですよね。
なので、例えば複数のアプリを同時に動かしたりする場合に力を発揮してくれます。
メモリ拡張機能がある
さらにmoto g53j 5Gには使わないストレージの2GB分を仮想メモリにする「RAMブースト」機能が搭載されております。
有効にするとRAM容量が最大10GBまで増量。
もちろん標準メモリと同等の性能があるわけではなく、パソコンの仮想メモリと同じように動作が速くなることはないでしょうが、元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心です。
ストレージ容量は128GB
moto g53j 5Gのストレージ容量は128GBとそれなりにあります。
システム領域に8GB使うので実際に保存可能なのは120GBほど。
これだけあれば殆どの人は困らないと思いますが、ゲームアプリを複数入れたり、写真・動画をいっぱい撮る人は少し注意しましょう。
幸いmoto g53j 5Gは最大1TBまでのMicro SDカードを搭載可能です。
容量が足りなくなってきたら積極的に使うようにしましょう。
内部ストレージがパンパンだと動きが悪くなることもありますからね。
moto g53j 5Gのゲーム性能をレビュー
続いてmoto g53j 5Gのゲーム性能をチェックしていきましょう。
もはやスマホとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイントですね。
とは言え、moto g53j 5Gがピッタリのユーザーはそこまでゴリゴリにゲームをするとは思えませんが笑
原神(60FPS/最高)の平均FPSは22.8
ゲーム性能のベンチマークのような存在になってる「原神」のデフォルトグラフィック設定は「低」でした。
まずグラフィック設定「60FPS/最高」で20分ほどプレイした結果がこちら。
平均FPSは22.8。もっとガクガクで動かないのかなーと思ってたんですが、想像よりは遊べました笑
もちろん全く快適ではないので、最高設定で遊ぶのは諦めましょう。
続いてデフォルト設定「30FPS/低」で同じように20分ほどプレイした結果がこちら。
平均FPS27.4と、そこそこ安定した結果になっております。
戦闘中なんかにエフェクトが重なるとカクッとすることはありますが、普通に遊べます。
ガチ勢の人は到底満足できませんが、ライトユーザーなら意外といけちゃうかもしれません。
また、例えば普段は別の端末でプレイしている人が、スキマ時間に樹脂消費とデイリークエストを消化するのにも使えると思います。
もちろんデフォルト設定なので画面表示はかなり粗くなります。美麗グラフィックは我慢してくださいね。
なお僕はライトユーザー&PSが低いため、やっと稲妻に入ったところです。このため稲妻・璃月地方でデイリークエスト等をこなした結果で、最新マップでの検証はできておりません・・・。
ごめんなさいm(_ _)m
NIKKEの平均FPSは34.1
続いてNIKKEをプレイした結果です。こちらは検証しているところを収録しているので御覧ください。
以下のとおりのグラフィック設定で、迎撃戦と射撃場を3回ずつプレイしています。
- グラフィックオプション:高
- 最大フレーム:60
- 人物解像度:高
- 効果:高品質
平均FPS34.1と、まぁまぁ遊べる印象。
原神と同じようにトップランカーには向いていませんが、そうじゃなければ普通にプレイできると思います。
当ブログではゲームのFPS計測にPerfDogを使用しています。
iOS・Android端末でFPS値やバッテリー温度等を計測できるツールです。
15分間の無料使用ができるので、新しいスマホを購入してゲーム性能が気になる場合などに使ってみてください。企業・インフルエンサー向けの無料プラン(使用時間制限あり)も用意されていますよ。
公式サイト>>WeTest PerfDog
moto g53j 5Gのゲーム性能は高くはありませんが、エントリーモデルにしては良いほうだと思いました。
重いゲームでもこのくらい動くなら、テーブルゲームやパズルのような軽めのゲームだったらストレスなく遊べちゃうと思います。
ゲームしやすい環境にしてくれる「ゲームタイム」機能も用意されていましたよ。
発熱は気にならない
スマホによってはゲームなどで高い負荷がかかると発熱が激しいこともありますが、moto g53j 5Gはそこまで酷くありませんでした。
原神を「60FPS/最高」設定でプレイしている時の温度は約43.8°。
それなりにホカホカはしている(特にカメラユニット付近)ものの、熱くて持てなくなるほどではありません。
AnTuTuベンチマークを連続で回している時でも温度は安定してましたからね。
長時間連続で高い負荷をかけるなどの過酷な使い方をしない限りは、心配する必要はないでしょう。
ていうか、そもそもmoto g53j 5Gをそこまでハードに使おうと思っている人もいないと思いますが・・・。
moto g53j 5Gのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
続いてmoto g53j 5Gのバッテリー持ち・充電速度を見ていきましょう。
PCMarkバッテリーテストのスコア
moto g53j 5Gのバッテリー容量は5,000mAhとスペック的には大容量です。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこで、バッテリーは長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしました。
PC Markは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる結果だと思っています。
画面の明るさは50%固定にして、リフレッシュレートを自動・60Hz・120Hzに設定して計測した結果が以下のとおり。
高駆動ディスプレイを搭載していながら12時間以上のスコアはまずまず良い感じです。
よっぽど長時間ゲームをするなら話は別ですが、ごく普通に使う分には外出先で充電を気にすることなく1日なら余裕で使える性能です。
ディスプレイのヌルヌル感を感じることができなくなりますが、バッテリーもちを優先したい場合には、60Hzに設定しても良いでしょう。
なお、これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
スコアだけではピンと来ない人もいるかもしれないので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
まず1時間Amazonミュージックで音楽を聴いた結果、バッテリー消耗は3%。
1時間YouTubeで動画(1080P/60fps)を視聴した結果、バッテリー消耗7%。
原神をデフォルト画質で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は13%でした。
24時間一切触らずに放置してみたところ、バッテリーは6%消耗しました。(正確には忘れてて24時間以上放置してしまいました・・・。)
それぞれの結果をまとめると次のとおりになります。
使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
音楽再生 1時間 | 3% | 約33時間 |
動画再生 1時間 | 7% | 約15時間 |
原神 1時間 | 13% | 約7.5時間 |
24時間放置 | 6% | 約16日間 |
人気のGoogle Pixel 7aと比較すると以下のとおり。
使用時間 | moto g53j | Pixel 7a |
音楽再生 1時間 | 3% | 3% |
動画再生 1時間 | 7% | 7% |
原神 1時間 | 13% | 17% |
24時間放置 | 6% | 9% |
僅かにmoto g53j 5Gの方がバッテリー持ちが良いことが分かります。
待機中のバッテリー消耗が抑えられているところが良い感じです。
さすがに重いゲームをプレイすればバッテリーはグングン消費していきますが、そうでなければ途中充電なしで1日は余裕で使えるでしょう。
18W 急速充電に対応
バッテリーもちが優秀なmoto g53j 5Gは18W急速充電(TurboPowerチャージ)に対応しています。
TurboPowerチャージが、どの急速充電規格に対応しているのか記載はありませんでしたが、実際に複数の充電器を試した感じではUSB-C Power Deliveryには対応しているようです。
充電時間を計測してみたところ、18%からフル充電にかかった時間は1時間40分ほど。
さらに短時間で充電できるスマホもありますが、この早さでフル充電できれば十分でしょう。
ただし、moto g53j 5Gには充電器が付いていません。
18W急速充電を使いたい場合は自分で別途購入する必要があるのでご注意ください。
なお、moto g53j 5Gはワイヤレス充電には非対応です。
moto g53j 5Gのカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
moto g53j 5Gで実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてみてください。
基本的にシャッターボタンをタップするだけでAIまかせの撮影。誰でも簡単に指先一つで綺麗な写真が撮影できることが重要だと思っています。
カメラアプリ
カメラアプリはシンプル。写真も動画もサッと取り出して迷うことなく撮影できます。
マクロカメラへのアクセスはワンタップ。指をスライドすればそのままズームも可能です。
超広角カメラや望遠カメラは非搭載。1つ寂しいポイントです。
撮影モードへのアクセスも簡単。夜景モード(ナイトビジョン)は詳細タブの中にありました。
もちろん自分好みに調整しながら撮影できるプロモードもあります。
僕が調べた限りではシャッター音・スクショ音を消すことはできませんでした。残念。
メインカメラの作例
まずはメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックです。
比較用に動作性能でも比較したPixel 7aとAQUOS sense7で撮影した写真も併せて掲載していきます。
Pixel 7aは6万円台とは思えないほどのハイエンドモデル並みのカメラ性能。
AQUOS sense7もSnapdragon 695 5Gを搭載したスマホの中では良い感じの写真が撮影できると定評があります。
パッと見は良い感じに見えますが、やっぱり他の2つに比べると解像感が低く、全体的にモヤッとした印象になります。
スマホの画面で見るくらいであれば十分かもしれませんが、パソコンでチェックするとハッキリと違いが分かるほどです。
シャープネスが弱めで輪郭が不鮮明。
AQUOS sense7もよく撮れますが、Pixel 7aのカメラ性能の高さは異常・・・。段違いで質感の高い写真が撮影できます。
逆光のシーンでHDR性能もチェックしてみました。
質感はちょっと置いておいて、処理性能は悪くなさそうですね。
明暗差の表現ならPixel 7aと同等くらいできると思います。
AQUOS sense7が暗い部分を持ち上げる力が強いものの、右横の建物が白飛び気味なので少しバランスに欠ける印象です。
結果、Pixel 7aだよねってなっちゃいます笑
最後に室内でメシウマ写真をチェックしてみましょう。
細かな部分の表現は今ひとつですが、moto g53j 5Gは暖かみのある温度感で悪くないですね。
やっぱり美味しそうなのはPixel 7aになっちゃいます。
比較するスマホが悪かったかもしれないです・・・。
メインカメラ(夜景モード)の作例
moto g53j 5Gには低照度下でも綺麗に撮影できる夜景モードも搭載されています。
左が通常撮影で、右が夜景モード。
効果は一目瞭然で、全体的に明るくなっているのが分かります。
引き続き2台のスマホと比較していきましょう。
頑張って明るく撮影してくれるものの、他の2つと比べるとイマイチなのがバレちゃいます。
全体的にピントが合ってないようなボケっとした雰囲気で、ノイズも激しいです。
明暗差の激しい場面でも撮影してみました。
AQUOS sense7はこういうシチュエーションに強さを発揮してくれます。
moto g53j 5GもHDR性能的には悪くないと思いますが、そもそも解像感が低くイマイチ。
moto g53j 5Gのナイトビジョンは期待しないほうが良いですね。
50MP高画素モードの作例
moto g53j 5Gのメインカメラは5,000万画素での撮影も可能です。
ちなみに通常撮影では4つの画素を束ねて1,250万画素にすることで感度を上げているんだと思います。
なんとなく画素数が多いほうが高精細に撮影できるような気がしますが、果たしてどれほど違うのでしょうか?
通常撮影と50MPモードで撮り比べをした結果がこちら。左が通常撮影、右が50MPモードで撮影した写真になります。
50MPモードの方が明るく撮影できていますが、大きな違いは感じません。
もちろんブログ掲載用にリサイズしちゃってるのもありそうですが・・・。
ただ、高解像度での撮影はトリミングで活かされます。それぞれの写真で同じ部分をトリミングした結果がこちら。
わずかに50MPモードの方が輪郭がシャープで解像感が残っているような気がします。
ただまぁ、そこまで大きな違いはなく、ファイルサイズが大きくなってしまうこともあるので、使わなくて良いと思います。
最大8倍のデジタルズームの作例
moto g53j 5Gには望遠カメラが搭載されていないので、デジタルズームで最大8倍まで引き伸ばしての撮影になります。
等倍・2倍・5倍・8倍でそれぞれ撮影してみました。
2倍ズームくらいまでならギリギリ使えそうですが、それ以上は解像感がなくなって厳しいですね。
望遠カメラが搭載されていない以上、仕方ない部分なので諦めましょう。
ちなみにPixel 7aとAQUOS sense7での8倍ズームはこんな感じ。
どちらも望遠カメラは搭載されていないので、粗々しい感じにはなるものの、Pixel 7aの画像処理はさすがですね・・・。
マクロカメラの作例
登場する機会は多くないかもしれませんが、200万画素のマクロカメラも搭載。
被写体から4cmくらいまでの接写が可能です。
解像感は低くなるものの結構寄れます。
この状態からディスプレイをピンチアウトすれば2倍ズームも可能です。
ただマクロ撮影ってスマホ自体が影になってしまうから意外と難しいですよね。
スマホが動いてしまって被写体を捉えるのも難しいですし。
そんな時は通常のデジタルズームを使うと同じように撮影できます。
色合いの変化が少なく影になりにくい分、こっちの方が綺麗かもしれません。
ポートレートモードの作例
簡単に背景ボケのある写真が撮影できるポートレートモードもあります。
深度計測用カメラは非搭載なのでソフトウェア処理になりますが、被写体との切り分けもそこそこ上手です。
人物以外の被写体にもボケモード的に使用できました。
距離に応じてボケ具合が変化するわけではなく、被写体以外をバツっとボケさせてしまうのはソフトウェア処理によるものなので仕方ないと思います。
インカメラの作例
moto g53j 5Gのインカメラは800万画素。
個人的に利用機会は全くありませんが、このくらい撮影できれば十分なんじゃないかなーと思います。
moto g53j 5Gのせいではないけど実際よりムチムチしてて、すごい嫌だなこの写真・・・。
インカメラでもポートレートモードを使えますよ。
外カメ同様に距離感関係なく被写体を切り抜いて、その他の部分をガツンとボケさせるタイプです。
スポットカラー撮影
moto g53j 5Gには面白い撮影モードが幾つか搭載されています。
- デュアル撮影
- 自動スマイル撮影
- スポットカラー撮影
なかでも「スポットカラー撮影」は他のスマホでは見かけない特殊なモード。
指定色(近い色も)以外をモノクロにしちゃうんですが。この機能はめちゃくちゃ凄いと思いました。
使い方も簡単で、画面内のカーソルを残したい色の被写体に持っていくだけ。
頻繁に使う機能ではありませんが、雰囲気ある写真に仕上がるのでおすすめです。
動画撮影の作例
moto g53j 5Gで動画撮影もしてみました。
1080p@30fpsでの撮影で60fpsは非対応。
日中明るい場面ではパッと見は良い感じの動画が撮影できますが、やはりiPhone 14 Proと比べると解像感の低さが目立ちます。(当たり前か笑)
夜間撮影も明るくは撮影できるもののノイズがかなり発生して厳しい状態でした。
ちょっとした「動くメモ」として使うくらいが丁度いいかもしれませんね。
なお手ブレ補正モードの効果はかなり強力なので有効にして撮影するのをおすすめします。
moto g53j 5Gを実機レビュー
ここからはmoto g53j 5Gの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外のところを実機レビューしていきます。
OSはAndroid 13
moto g53j 5Gに搭載されているOSはAndroid 13。
現時点で最新のAndroidが搭載されているのは非常に嬉しいポイントです。
メーカー独自仕様のUI等ではないのでシンプルで使いやすいと思います。
派手な機能はないものの、画面分割やフローティングウィンドウなんかはありますよ。
この他、Motoアプリを使ってアイコンの形やカラーなど簡単なカスタマイズすることも可能です。
ジェスチャー機能が豊富
基本システムに目立った独自機能はありませんが、moto g53j 5Gはジェスチャー操作が豊富。これはモトローラスマホの特徴の1つと言えます。
ヒラヒラさせてカメラ起動や、2回振ってライト点灯などは他のスマホにはないので面白いですよね。
デュアルアプリ非対応/複数ユーザー対応
他社メーカーのスマホには搭載されている便利機能は控えめ。
1つのアプリを複製できるデュアルアプリ(ツインアプリ)機能はありませんでした。
ただAndroid標準の複数ユーザー機能は設定から有効にしてあげれば使用できるようです。
おサイフケータイ・スマホ用電子証明書対応
moto g53j 5GにはFeliCaポートがあるので、おサイフケータイに対応しています。
エントリーモデルでも日本人の好みに合わせてくれているのは嬉しいメリット。
FeliCaポートは背面上部、カメラユニットの横に搭載されております。
普段使っているSuica・PASMO・iDなどなど、おサイフケータイをmoto g53j 5Gでもそのまま利用可能です。素敵!
ちなみに、moto g53j 5Gはマイナンバーカードを持ち歩かずに各種サービスを利用できる「スマホ用電子証明書」にも対応しています。
マイナポータル>>スマホ用電子証明書に対応しているスマートフォンを教えてください
なお、おサイフケータイと合わせて人気の防塵防水機能はIP52等級と弱いです。
生活防水と同じくらいですが、まぁ何もないよりはマシかもしれませんね。
兄貴分的な存在のmoto g52j 5GはIP68防塵防水に対応していたので、1つ寂しいポイントです。
生体認証は指紋認証&顔認証
moto g53j 5Gの指紋認証は電源ボタンに搭載。
反応も悪くなく、軽く触るだけですぐにロック解除されました。
設定からタッチ方式・押し込む方式の選択ができるので、誤動作が多い場合には押し込む方式にすると良いでしょう。
顔認証は専用センサーまでは非搭載なのでインカメラを使った簡易的なものです。
反応はボチボチと言ったところで、指紋認証のほうが解除までの時間は早いですね。
こちらもロック画面をすっ飛ばしてしまうことも可能です。
1点注意したいのが、顔認証の設定が見つけにくいところ。
セキュリティの項目に入っていると思ったのですが見つけらません・・・。
仕方ないので設定アプリ内を検索してみたら出てきました。
顔認証を設定したい人はご注意ください。
デュアルスピーカーでステレオサウンド
moto g53j 5Gには上部・下部それぞれにスピーカーが搭載されているので、横持ちならステレオサウンドを楽しむことが可能です。
音質は中高音域が中心のクリアなサウンド。
低音がもう少し効いてたらなーとは思いますが、エントリーモデルのスマホとしては十分すぎるほど良い音だと思いました。
下部スピーカーの方がやや音が大きいものの、スマホを逆さまにするとスピーカーの定位も追従してくれのがGOODです。
しかもDolby Atmosに対応しているので臨場感や音の広がりも優秀。
シーンに合わせたプリセットのほか、イコライザーも搭載されているので自分好みの音質に調整することもできます。
音楽鑑賞はもちろん動画視聴でも重宝します。
購入前はステレオスピーカーとは言うものの安いスマホだしなーと少しバカにしていたのですが、想像以上に音質が良くてびっくりしました。
イヤホンジャック搭載
スピーカーの音質は決して悪くはないですが、低音が物足りないと感じる人がいるかもしれません。
ご安心ください。moto g53j 5Gには3.5mmイヤホンジャックもしっかり搭載されております。
ハイエンドモデルだと削られてしまうことが多いので、イヤホンジャックがあるのは嬉しいポイントです。
BluetoothコーデックはLDAC・aptX Adaptiveに対応
moto g53j 5Gにワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際にワイヤレスイヤホンを接続してみたところ、対応状況は以下の通りでした。
- SBC:○
- AAC:✕
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:○
- LDAC:○
- LHDC:◯
LDACはもちろんaptX Adaptiveにも対応しています。
さらにLHDCにも対応している希少なスマホです。
ただし、なぜかAACに非対応・・・。
実際にAirPods Pro(第2世代)を使ってみても、何をどう頑張ってもAACでは接続できません。
僕が試した限りなのでなんとも言えませんが、現在お使いのワイヤレスイヤホンがAAC接続の場合にはご注意ください。
またLDACに対応しているものの、Amazonプライムミュージックのストリーミング再生でのオーディオ品質は最大「48kHz/24bit」(JEITA定義ハイレゾ)になっていました。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思いますが、日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」には非対応。
どちらにしてもハイレゾであることに違いはないものの、ちょっと寂しいですね。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質に拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
FMラジオ搭載
残念ながらmoto g53j 5Gにはテレビを視聴できる機能はありません。
テレビを見たい場合にはTVer等のアプリをダウンロードする必要があります。
TVer(ティーバー) 民放公式テレビポータル/動画アプリ
TVer INC.無料posted withアプリーチ
ただFMラジオは搭載されています。
ラジオなんて使わないでしょ?って思うかもしれませんが、ネット環境のないオフラインでもFMラジオが使えるのは緊急時の情報収集に重宝するので、ないよりあった方が良いです。
ただ聞けるだけではなく録音機能も搭載されています。けっこう本格的。
なお、FMラジオを聞くには有線イヤホンを装着する必要があります。イヤホンがアンテナ代わりになるんですね。
イヤホンさえ差してあれば、本体スピーカーからラジオを効くことができますよ。
4キャリアに対応したBand構成
moto g53j 5Gは国内4キャリアのBandに対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26 ◯ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)○ |
どの回線でも使うことができるのでMNPもしやすいですね。
楽天回線にももちろん対応。こちらの記事で楽天モバイルのSIMカードを使ってみた様子を紹介しているので、気になる方はチェックしてください。
ドコモの「n79」には非対応なものの、5G通信(Sub-6)にも対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ✕ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
スマホライトユーザーは特にそうですよね?一度購入したら長く使う人が大半です。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもmoto g53j 5Gなら対応できちゃいます。
eSIMに対応している
moto g53j 5GはeSIMにも対応しています。
eSIMを取り扱っている通信キャリアは少しずつ増えてきました。
今はeSIMなんて使うことないって思っていても、そのうち必要になるかもしれないので対応してくれているのは1つメリットになる部分です。
moto g53j 5Gは2回線同時待受にも対応していますが、組み合わせは物理SIM+eSIMの構成になります。
moto g53j 5Gのスペック
moto g53j 5Gのスペックは以下のとおりです。
参考に上位モデルのmoto g52j 5Gのスペックを並べて掲載しておきます。
製品名 | moto g52j 5G | moto g53j 5G |
価格 | 無印:39,800円 Ⅱ:40,800円 | 34,800円 |
サイズ | 171.0mm 76.8mm 9.1mm | 162.7mm 74.66mm 8.19mm |
重さ | 206g | 183g |
ディスプレイ | 6.8インチ LCD IPS FHD+(2460×1080) | 6.5インチ LCD IPS HD+(1600×720) |
リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
OS | Android 11 | Android 13 |
SoC | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 480+ 5G |
RAM | 無印:6GB Ⅱ:8GB | 8GB |
ROM | 128GB | 128GB |
外部ストレージ | micro SD対応 最大1TB | micro SD対応 最大1TB |
リアカメラ(メイン) | 5,000万画素 f/1.8 | 5,000万画素 f/1.8 |
リアカメラ(超広角) | 800万画素 f/2.2 118° | なし |
リアカメラ (マクロ) | 200万画素 f/2.4 | 200万画素 f/2.4 |
インカメラ | 1,300万画素 f/2.2 | 800万画素 f/2.0 |
ビデオ(リアカメラ) | 1080P@60fps 1080P@30fps | 1080P@30fps |
ビデオ(インカメラ) | 1080P@30fps | 1080P@30fps |
バッテリー | 5,000mAh | 5,000mAh |
ポート | USB Type-C 15W急速充電 | USB Type-C 18W急速充電 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
生体認証 | 側面指紋認証 顔認証 | 側面指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM eSIM | nano SIM eSIM |
2回線同時待ち受け | 可 | 可 |
対応Band | 2G:850MHz/900MHz/1,800MHz/1,900MHz 3G:B1/B2/B5/B8/B19 4G:B1/B2/B3/B8/B18/B19/B28/B38/B41/B42 5G:n3/n28/n77/n78 | 2G:850MHz/900MHz/1,800MHz/1,900MHz 3G:B1/B2/B4/B5/B8/ 4G:B1/B2/B3/B4/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B41/B42 5G:n3/n28/n77/n78 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver5.1 | Ver5.1 |
位置情報 | GPS A-GPS LTEPP SUPL GLONASS Galileo | GPS A-GPS GLONASS Galileo BeiDou |
イヤホンジャック | あり | あり |
スピーカー | モノラル | ステレオ |
FMラジオ | あり | あり |
防塵防水 | IP67 | IP52 |
NFC | あり | あり |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
まとめ:moto g53j 5Gのメリット・デメリット・評価
moto g53j 5Gを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
moto g53j 5Gを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・洗練されたデザイン ・大画面で軽量 ・ヌルヌル120Hz ・困らないな動作性能 ・ステレオスピーカー ・イヤホンジャック ・おサイフケータイ ・SDカード対応 ・指紋認証&顔認証 | ・カメラはイマイチ ・防水性能が弱い ・付属品はケースのみ |
評価
総合評価:(4.0点/5点満点)
デザイン | ★★★★☆ |
サイズ感 | ★★★☆☆ |
ディスプレイ | ★★★☆☆ |
動作性能 | ★★★★☆ |
ゲーム性能 | ★★★☆☆ |
バッテリー性能 | ★★★★☆ |
カメラ性能 | ★★☆☆☆ |
機能・付加価値 | ★★★★☆ |
3万円台で購入できる格安スマホながらも普段使いに困らない動作性能。
さらに120Hzリフレッシュレート、ステレオスピーカー、おサイフケータイと付加価値的な機能も充実しておりコスパの高さが光ります。
カメラ性能はさすがにミドルレンジ・ハイエンドには敵いませんが、不安要素だった液晶ディスプレイも問題なく使える品質でした。
moto g53j 5Gは必要な機能・性能がギュッと詰まった満足度の高いスマホ。
いわゆるエントリーモデルとして、おすすめできる1台です。
ワイモバイルでmoto g53j 5G(4GB)が1円!新規でも10円!
moto g53j 5Gがワイモバイルで超割引販売中です!
ワイモバイルでは製品名がmoto g53y 5Gになっており、メモリが4GBの廉価モデルです。本記事で紹介しているSIMフリーモデルよりも動作性能が落ちる場合があるのでご注意ください。
販売価格の比較
現在moto g53j 5Gを取り扱っている主な格安SIMと販売価格は以下のとおり。
「最安価格」はMNPやオプション加入等の条件を適用した場合の価格になります。
格安SIM | 通常価格 | 最安価格 |
ワイモバイル | 21,996円 | 1円 |
IIjmio | 31,000円 | 9,980円 |
Amazon | 34,800円 | 34,800円 |
公式サイト | 34,800円 | 34,800円 |
IIJmioもかなり頑張っていますが、ワイモバイルは他社からのMNP+シンプル2M/2Lへの加入で脅威の1円。
新しい電話番号での新規加入でも10円と激安です。
- 新規(シンプル2S):3,996円
- 新規(シンプル2M/2L):10円
- MNP(シンプル2S):3,996円
- MNP(シンプル2M/2L):1円
- 機種変更:14,796円
しかも!
ワイモバイルで常時開催の「どこでももらえる特典」で最大6,000円相当のPayPayポイントが戻ってきます。
還元されるPayPayポイントを加味すれば実質無料でmoto g53j 5Gを購入可能に・・・。
個人的に「実質」ってあんまり好きではないのですが、無料になると考えればさすがにお得としか言いようがありません。
moto g53j 5Gをワイモバイルで購入する場合には、事前にキャンペーンへのエントリーを忘れずにしましょう。
公式サイト>>moto g53y 5G
ワイモバイルの料金プラン
ワイモバイルをスマホで利用する時の料金プランは「シンプル2」です。
プラン名 | シンプル2 S | シンプル2 M | シンプル2 L |
データ通信量 | 4GB | 20GB | 30GB |
月額基本使用料 | 2,365円 | 4,015円 | 5,115円 |
各種割引を適用すれば更に安くなり、格安SIMにも負けないくらいお得な料金プランになっています。
また、現在「データ増量無料キャンペーン」を開催しているので、6ヶ月間はデータ通信量が無料で増量。これが地味に嬉しいメリットです。
ギガはたくさん使えるに越したことありませんからね。
ワイモバイルの特徴
ワイモバイルの特徴は以下の
- 2つの通話定額オプション
- 安定した通信速度
- データくりこし可能
- PayPayが貯まりやすい
2つの通話定額オプション
ワイモバイルの通話料は22円/30秒ですが、2つの通話定額オプションが用意されています。
オプション名 | 月額料金 | 内容 |
だれとでも定額 | 880円 | 10分以内の国内通話が無料 |
スーパーだれとでも定額 | 1,980円 | 国内通話かけ放題 |
個人的には通話は殆どLINEなので音声通話を使う機会は少ないですが、そうはいかない人も多いでしょう。
1ヶ月に20分以上話すなら「だれとでも定額」、45分以上話すなら「スーパーだれとでも定額」を利用したほうが安上がりと言われています。
安定した通信速度
ワイモバイルはソフトバンク回線を直接利用しています。
格安SIMでもソフトバンク回線を利用しているところがありますが、通信速度が安定しているのは圧倒的にワイモバイル。
低速になりがちな「お昼休み」や「夜のくつろぎタイム」でも遅くなることはありません。
また今後エリアの拡大が予想される5G回線も標準搭載。追加料金を支払うことなく利用できます。
データくりこし可能
以前ワイモバイルはデータ繰り越しに対応していなかったのでデメリットの1つになっていましたが、現在は対応しており、余ったギガを翌月まで繰り越し可能です。
月によって使うギガがバラバラな人ほど恩恵を受けやすいですね。
なお、シンプル2 M/Lプランなら、データを使い切った後の通信速度が1Mbps。
動画視聴やゲームにはちょっと遅いですが、ネットサーフィンやSNSをやるくらいであればストレスなく使えます。これも大きなメリットです。
PayPayが貯まりやすい
PayPayを普段使っていない人には魅力を感じにくいポイントかもしれませんが、ワイモバイルはPayPayとの親和性が非常に高いです。
ワイモバイルに加入すると、通常月額508円のLYPプレミアム会員特典が無料で使えます。
これでYahoo!ショッピングで+2%のPayPayポイントが還元(支払い方法に条件あり)。
さらに月額550円に「Enjoyパック」に加入すると、Yahoo!ショッピングでの買い物がいつでも最大12%還元になっちゃいます。
還元率を上げるためにわざわざ毎月550円払わないといけないの?と思うかもしれませんが、Enjoyパックの特典はそれだけに留まりませんよ。
毎月0.5GBのギガと、Yahoo!ショッピングで使える500円OFFクーポンが貰えます。これだけで月額料金以上の価値があるのでお得すぎです笑
どうしてもPayPayを中心にしたサービスに偏ってしまうのですが、ワイモバイルに加入したら全力でPayPayの還元を受けるべきだと思います。
現在大手キャリアを利用している人、格安SIMを使っているけど通信速度に不満がある人はワイモバイルへ乗り換えて、moto g53j 5Gを購入してみてはいかがでしょうか?
公式サイト>>moto g53j 5G