評価:(4点/5点満点)
お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
1MORE ComfoBuds Miniをご提供いただきました。
寝ながら使える「寝ホン」として話題になった1MORE ComfoBuds Zの進化版。
睡眠時に使える超コンパクトなサイズ感はそのままに、ワイヤレスイヤホンの人気機能を搭載した2023年最新モデルになります。
- アクティブノイズキャンセリング
- 外音取り込み
- 通話機能
- ワイヤレス充電
- 着脱検知
- IPX5防水
ComfoBuds Zは睡眠時特化型なので、一般的なワイヤレスイヤホンに搭載されている機能が削ぎ落とされていましたが、これだけ多機能であれば睡眠時に留まらず、通常使用もできちゃいそうです。
果たして音質や機能・性能はどれほどのものなのか?
1MORE ComfoBuds Miniを実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
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1MORE ComfoBuds Miniのデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
1MORE(ワンモア)は2013年に設立され、2021年までに世界40カ国以上で8500万台のイヤホンを出荷している新進気鋭の中国オーディオメーカーです。
製品はデザイン・性能に優れ、以下のとおり様々なアワードを受賞しております。
- CES:12回
- EHA:3回
- VGP:40回
当ブログでもこれまでに1MORE製のワイヤレスイヤホンをレビューしており、他にはない独自視点の機能に驚かされました。
まずは1MORE ComfoBuds Miniの外観や付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
1MORE ComfoBuds Miniのカラーバリエーションは「ホワイト」「ブラック」の2色。
このうち、ブラックをご提供いただきました。ありがとうございます。
ごくごく一般的なワイヤレスイヤホンって感じのデザイン。
表面にブランドロゴがプリントされております。
光沢が抑えられたマットな色合いで指紋が目立たないのがGOOD。
サラサラの樹脂製で、暫く毎日持ち歩いて使っていましたが目立った傷も付いていないので耐久性もそれなりにありそうです。
正面には充電の状態を表示してくれるLEDインジケーターが1つ。
1つしかないので点灯色によるザックリとしたステータス表示です。
- バッテリー残量低:赤
- バッテリー残量中:黄
- バッテリー残量高:緑
下部には充電用のUSB Type-C。
右側面にはペアリング等に使用する物理ボタンがあります。
背面はフラット形状。1MORE ComfoBuds MiniはQiワイヤレス充電に対応しているので、ここに充電用のコイルが備わっているのでしょう。
上蓋を開けるとイヤホンの登場。
イヤホンとケースはマグネットで固定されており、逆さまにしても簡単には外れません。
蓋の裏には各種認証マークがプリントされております。
が!どこを探しても技適マークがありませんでした・・・・。
外箱にはマークの表示があるので技適取得自体に問題ないかと思いますが、ご注意ください。
イヤホンはスティックのないスタンダートタイプ(蕾型)。
ケース同様に光沢の少ないマットなブラックです。
表面にロゴがプリントされている以外には何もなく極めてシンプルなデザイン。
正面上部に小さなLEDインジケーターが搭載されており、ペアリング中や充電中に点灯していました。
普段使っている時にLEDが気になる場面は殆どないでしょう笑
サイズ感
充電ケースのサイズは56.5×50×24.5mm。
コンパクトではありますが、他のワイヤレスイヤホンに比べて一際小さいというわけでもありません。まぁ普通かな?
重さはイヤホンを含めた状態で42.3g。50g前後が一般的なので軽い方です。
驚くべきはイヤホンのサイズ。
一般的なイヤホンよりも小型で17×15×13mmしかありません。
他のイヤホンと比較しても圧倒的な小ささ。
人気のWF-1000XM4はサイズが大きいと言われていますが、比べてみると親子くらい違いがあります笑
重さも脅威の3.8g。めちゃくちゃ軽いです。
このイヤホンのサイズが「寝ホン」の真骨頂。
どんなシチュエーションでも耳への負担が少なく快適に装着可能です。
付属品
1MORE ComfoBuds Miniの付属品は以下のとおり。
- イヤーチップ
- 充電ケーブル
- クイックスタートガイド等
中国メーカーの製品ですが、日本語ページもしっかり用意されております。
充電ケーブルはUSB-A / USB-C。充電器は付属していないのでご注意下さい。
イヤーピースは最初から付属されているものを含めて4サイズ。
イヤーピースと耳のフィット具合で音質やアクティブノイズキャンセリングの効果が変わってくるので、必ず全サイズ試すようにしましょう。
1MORE ComfoBuds Miniでは特にイヤピースの重要性を感じました。
イヤーピースの交換は引っこ抜くだけなので簡単です。
ステム(ノズル)の形状は円形ですが、軸が極端に短いので他社製のものに交換する場合は適合するか確認しておきましょう。
1MORE ComfoBuds Miniの音質をレビュー
ここからは1MORE ComfoBuds Miniの音質をチェック。
前モデルのComfoBuds Zは睡眠用のためか低音が抑えられたマイルドな雰囲気でした。
1MORE ComfoBuds Miniは普段使いも想定されているので音質は特に重要です。
なお音質は簡単に数値化できる性能ではないので、あくまで僕自身の感覚・感想。
また、接続するデバイスによっても音質は変わります。
特にAndroidスマホには「Dolby Atmos」や「Dirac」のような音響技術が標準搭載されているものも多く、常にイコライザーが働いているような状態なのでご注意ください。
バランス良い音質だけど物足りない・・・
1MORE ComfoBuds Miniの音質は、特定の音域が強調されることのないバランスタイプでした。
低音域・中音域・高音域どれも満遍なく聞こえてきます。
強いて言うなら、楽曲のメインとなる中音域がクリアで耳に届きやすいです。
このため、音楽再生はもちろん、人の声が聞きやすいのでラジオやオーディオブックの再生にも向いていると思います。
高音域のシャリつき・刺さりを感じることは殆どなく、丸み帯びたイメージ。
音場は狭いものの、定位感は良好で音の鳴る位置の判別に問題はありません。
ただですね・・・。
15,000円前後のワイヤレスイヤホンとしては残念ながらクオリティは低めでした。
解像感に乏しく音の輪郭がボヤボヤで、全体的にモヤがかかるイメージ。
これだったら、むしろドンシャリサウンドの方が好まれるんじゃないかと。
あと、音圧が低いのかボリュームも小さめです。
うーん・・・。
1MORE製なので期待していただけに少々残念な結果に。
10,000円以下のワイヤレスイヤホンでも高音質のものが増えてきているので、なおさら物足りない印象になっちゃいましたね。
Sound IDで好みの音質に自動調整
1MORE ComfoBuds Miniはイコライザーに対応していません。
その代わり自分好みの音質に自動調整してくれる「Sound ID」機能があります。
簡単なABテストを繰り返すことで自分好みのイコライザーを作ってくれます。
楽曲をチョイスすると繰り返し同じフレーズが流れるので「A」「B」「違いがない」のいずれかを選択。
質問は5回~6回ほど繰り返され、100%になったら終了です。
完成したプロファイルを適用してみたところ、確かに自分好みな低音強めの音質に変わっていました。
ただ、中・高音域に「こもり」を感じ、残念ながら100点ではありません・・・。
その後、楽曲を選び直して何度か繰り返しチャレンジした結果、好みの音質に近づいたプロファイルが完成しました。
自分好みのプロファイルになりさえすれば、1MORE ComfoBuds miniの音質は化けます!
このサイズでここまで低音が出るんだ!?と驚いてしまうほど。
解像感に乏しい基本的な音質自体は変わらないものの、普段使いなら十分満足できます。
出来上がったプロファイルを手動調整できたら完璧だったんですけどね?残念ながらそれはできません。
なお、好きなジャンルと少し違っていても、できればボーカルの入っている楽曲でのテストがおすすめです。
なお、意地悪をしてSound IDに嘘をついて好みと反対の回答を続けてサウンド調整したところ、出来上がった音質は好みとは真逆になっていました。
Sound ID自体はしっかり機能しているものの、自分好みに100%マッチさせるのは難しいのかもしれませんね。
ノイキャンのON/OFFで音質が変化
1MORE ComfoBuds Miniの音質はノイズキャンセリング機能のON/OFFで音質が変化します。
ノイズキャンセリングを有効にすると、全体的に蓋を閉じたような雰囲気に。
特に低音域の一部が減衰するので音の迫力に欠く印象です。
1MORE ComfoBuds Miniの音質を最大限活かしたいならノイキャンはOFFにしたほうが良いでしょう。
睡眠時に使うのであれば、むしろ迫力は抑え気味の方が良いと思うので、シチュエーションに応じて使い分けるのがおすすめです。
1MORE ComfoBuds Miniのノイズキャンセリング機能をレビュー
続いて、もはやワイヤレスイヤホンの必須機能になっているアクティブノイズキャンセリング機能・外音取り込み機能をチェックしていきます。
1MOREのノイズキャンセリング技術「QuietMax」は、世界的な試験・検査・認証機関SGSから「プレミアム・アクティブ・ノイズキャンセリング」として認定されているとのこと。
どれほどのものなのか、効果が気になっちゃいますね。
ノイキャン性能はそこそこ
1MORE ComfoBuds Miniのノイキャン効果はそこそこです。
ノイキャンを有効にすると分かりやすくエアコンや換気扇の音がスッと消えて静かになることを実感できました。
カットしてくれる雑音は低音域中心ですが、それなりに仕事をしてくれます。
ちなみにこれまで使ってきたワイヤレスイヤホンの中でノイキャン性能が最強なのは「WF-1000XM4」「AirPods Pro(第2世代)」。
この2つと比較してノイキャン効果を数値で表すとしたらこんな感じでした。
低音域 | 中音域 | 高音域 | |
ComfoBuds Mini | 7 | 7 | 6 |
AirPods Pro(第2世代) | 10 | 8 | 7 |
WF-1000XM4 | 9 | 8.5 | 8 |
さすがに他の2つの作り出す静寂空間とは比較になりませんが、普段使いならこれくらいでも十分でしょう。
電車の走行音がうるさくて音楽が聞こえない!
こんな状況なんかでも活躍してくれると思いますよ。
ただ気になったのはホワイトノイズ。
静かな部屋でANCを利用すると、僅かにサーーーという音がずっと鳴っていたので苦手な方はご注意ください。
1MORE ComfoBuds Miniはノイキャンの効果をコンパニオンアプリで選択できるので、ホワイトノイズが気になる場合や、強すぎて窮屈に感じる場合には調整してみましょう。
風切り音低減はノイキャンの効果は最も弱いものの、風切り音は全く気にならなくなります。
1MORE ComfoBuds Miniは風切り音がかなり強め・・・。
このため屋外で使う場合には風切り音低減がオススメです。
まぁ歩きながらノイキャン有効にするのは危ないからやめたほうが良いんですけどね?
声が自然に聞こえる外音取り込みは優秀
1MORE ComfoBuds Miniには外音取り込み機能(透過/トランスペアレンシー)ももちろん搭載されています。
イヤホンを使いながらでも周囲の音が聞こえやすくなるので、レジでの会計時などに重宝する機能です。
1MORE ComfoBuds Miniの集音効果は、マイクで音を拾ってるなーと感じるものの、人の声が自然に聞こえてかなり良い感じです。
ノイキャン性能よりも外音取り込み性能の高さの方が評価できるポイントでした。
自分の声は少々こもり気味ですが、イヤホンを装着したままでも会話ができると思います。
使用中にノイズキャンセリング・外音取り込みモードを選択していても、ケースに戻すと未使用の状態に戻ってしまいます。
毎回ノイズキャンセリングを選択しなければいけないのは少々面倒なポイントです。
通話時のノイキャン性能は優秀
ワイヤレスイヤホンを装着しながら音声通話をする人も多いと思います。
前モデルComfoBuds Zにはマイク非搭載でしたが、1MORE ComfoBuds Miniなら寝落ち通話も可能です。
実際にLINEアプリで通話してみたところ、通話相手の音声は綺麗に聞こえました。
こちらが話した音声も問題なく聞こえていたようですが少し雑音を感じることがあったたそうです。まぁ普通に話せるレベル。
また、1MORE ComfoBuds Miniにはノイキャン(ANC)に加えて通話時のノイズキャンセル機能があります。
この効果がかなり優秀!
スピーカーから雑踏音を大きなボリュームで流しながらマイクで収録した音声がこちら。
参考にこちらはAirPods Pro(第2世代)で録音した音声です。
マイク性能・消音効果、どちらもそりゃAirPods Pro(第2世代)の方が高いですが、1MORE ComfoBuds Miniも悪くないですよね。
仕事や学校のミーティングで使うには心許ないですが、外出先でちょっと音声通話するくらいであれば全く問題ないでしょう。
1MORE ComfoBuds Miniのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
続いて1MORE ComfoBuds Miniのバッテリー性能をチェックしていきましょう。
最大6時間連続再生可能なバッテリー持ち
1MORE ComfoBuds Miniはイヤホン単体で最大6時間(ANC OFF)の連続再生、充電ケースとの併用で合計最大24時間使用可能とのこと。
実際に音量を50%・ANCをOFFの状態にしてAmazon Musicを再生し続けたところ、6時間で右イヤホンのバッテリーが切れました。
ほぼ公称通りのスペックと言って良いでしょう。
これだけ使えれば長時間フライトなんかにも使えちゃいそうですね。
10分の充電で90分使える延命機能
1MORE ComfoBuds Miniのフル充電までにかかる時間は、ケースが90分でイヤホンは70分。
一般的と言ったところで遅くも早くもありません。
ただ、イヤホンには10分の充電で90分使える延命機能も搭載されています。
あ!バッテリーがなくなった!
そんな時でも10分我慢すれば使えるので通勤・通学には十分でしょう。
ちなみにケース充電は1W程度の電力で、特に急速充電などには対応していないようです。
嬉しいワイヤレス充電
1MORE ComfoBuds Miniはワイヤレス充電にも対応。
使う時も充電する時もワイヤレス。まさに完全ワイヤレスイヤホンと言っていいでしょう。
充電速度も有線とそんなに変わらないのも嬉しいポイント。
ワイヤレス充電は、一度使うと便利すぎてなくてはならない機能になりますよ。
1MORE ComfoBuds Miniを実機レビュー
ここからは音質・ノイキャン・バッテリー以外の部分で1MORE ComfoBuds Miniを実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
ペアリングは探してタップするだけ
1MORE ComfoBuds Miniのペアリングは超簡単。
まず充電ケースの蓋を開けてイヤホンを取り出すとペアリングモードに。
イヤホンをケースから取り出す必要はありませんよ。
あとは接続したいスマホやタブレット等のBluetooth設定で「1MORE ComfoBuds Mini」を見つけてタップすればペアリング完了です。
しばらく使ってみた感じでは、接続が不安定になるシーンが時々ありました。
駅構内や混雑した電車の中などで感じることが多く、一瞬プツッとスマホとの接続が切れてしまう感じです。
まぁ、どのワイヤレスイヤホンを使っていてもそういうことはあるので、そこまで気にするほどではないでしょう。
マルチポイント接続は非対応
1MORE ComfoBuds Miniはマルチポイント接続には非対応ですが、複数のデバイスとのマルチペアリングには対応しています。
新しいデバイスとの接続には、一旦現在接続中との接続を解除。
「登録解除・削除」ではありませんよ?「接続解除」です。
その後、ケースの物理ボタンを3回押しするとペアリングモードに入ります。
デバイスの切り替えは都度操作が必要。
- Aデバイスとの接続を解除
- ペアリングモードへ
- Bデバイスとペアリング
ワイヤレスイヤホンによっては切断する必要がないものもありますが、は対応していませんでした。残念。
片耳使用も簡単にできる
1MORE ComfoBuds Miniは片耳使用も簡単。
使わないイヤホンをケースに収納するだけです。
左でも右でも好きな方を簡単に使えちゃいます。
仕事・勉強・家事などをしながら音楽を聞くのに片耳利用は重宝。
ややこしい設定をしなくてもすぐに使えるので超便利ですね。
各種設定はコンパニオンアプリで
1MORE ComfoBuds Miniにはコンパニオンアプリ「1MORE MUSIC」があります。
1MORE MUSIC
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音質調整やノイキャンの切り替え、ファームウェアのアップデートもアプリ上で。
できることは最低限と言ったところですが、強制的にエージングをする「スマートバーンイン」や実験的機能なんかもありました。
Android限定ですが、ペアリング時にポップアップを表示することも可能です。
ケースのバッテリー残量を表示してくれるのが地味に便利でした。
なお、なぜかiPhoneに1MORE ComfoBuds Miniを接続している時に、コンパニオンアプリと接続ができないことがありました。
イヤホンをケースに戻したり、一旦接続を解除したりと試してみるものの、なかなか接続できず・・・。
再ペアリングで復活することが多かったです。
iPhoneユーザーの方はご注意ください。
タッチ操作のカスタマイズができる
1MORE ComfoBuds Miniはイヤホンをタッチして音楽再生アプリ等の操作が可能。
タッチエリアは赤丸のあたりです。
デフォルトの操作方法は次のとおり。左右どちらのイヤホンでも同じ操作になります。
シングルタップ | なし |
ダブルタップ | 再生/一時停止 |
トリプルタップ | 音声コントロール |
長押し | ノイズキャンセリング 外部音取り込み切り替え |
シングルタップで何も操作できないのが不便と思うかもしれませんが、誤タップ防止になるので実は便利なポイントです。
タッチの反応もよく違和感なく操作できました。
さらにコンパニオンアプリでタッチアサイン(割り当て)のカスタマイズもできます。
割り当て可能な操作は2回タッチと3回タッチのみ。
左右で異なるグループの操作をアサインすることはできません。
自由度はそれほど高くありませんが、タッチ操作で音量調整できるのは嬉しいメリットですね。
また、寝ながら使う場合に、枕や耳に当たって誤って操作してしまうことがあるかもしれませんが、タッチ操作自体を無効にすることもできます。
着脱検知の反応はのんびり
1MORE ComfoBuds Miniには着脱検知機能が搭載されています。
イヤホンを外すと曲が停止して、再び装着すると曲が再開。レジでの会計の時や人から話しかけられた時に重宝する機能です。
反応はそこまで良いわけではありませんが、あるとないでは大違い。
1MORE ComfoBuds Miniは外音取り込み機能の性能が高いので、付けたままでも会話が出来そうですが、どうしても聞き取りにくい時があるので便利。
また、着脱検知機能は一時停止・再生のいずれかを選択することも可能。
ここまで細かく設定できるワイヤレスイヤホンは珍しいです。
寝落ち必至の環境音を30種類収録
1MORE ComfoBuds Miniは用意されている30種類の環境音の中から6種類をイヤホンに保存して再生することが可能です。
風が吹く音、焚き火の音、雨の音などなど、心地よい眠りに誘ってくれる環境音です。
デフォルトで保存されている環境音から他の種類への変更は、コンパニオンアプリ「1MORE MUSIC」上で。
「落ち着くサウンド」をタップすればすぐに再生可能で、30分~150分までのオフタイマーもセットできます。
基本的に環境音を聞きながら入眠するので寝落ち状態になるわけですが、タイマーを設定すればうっかり停止ボタンを押し忘れた!なんてことにはなりませんよ。
環境音を聞いたからって眠りやすくなるの?と思うかもしれませんが、かなり効果がありました。
好みの環境音を見つけることができるかが重要で、僕の場合は「Underwater」という種類のサウンドがめっちゃくちゃ良かったです。
ボコボコ・・・ポコポコ・・・と、文字通りまるで水中にいるかのようなサウンドで、不思議と気分が落ち着いて心地よい眠りにつくことができます。
睡眠時だけではなく、仕事で疲れたからリラックスしたいなー!なんて時にも効果的。
ずっと聞いているうちに、瞑想効果というか気持ちが落ち着いて楽になります。
環境音は30種類もあるので、どれか1つくらいはあなたの心にハマるはず。
1MORE ComfoBuds Miniを購入したらお試しください。
睡眠時にも快適に使える装着感
1MORE ComfoBuds Miniの最大の特徴は、やはり装着感です。
実際に装着してみた様子がこちら。
イヤホン本体が耳の窪みにスッポリおさまっているのが分かりますよね。
耳の外に飛び出している部分も少ないです。
耳にスポッと収まってしまうので、他のイヤホンよりもフィット感が抜群。
1MORE ComfoBuds Miniは、まさに睡眠時の利用に最適です。
強いフィット感のおかげで寝返りをうっても外れにくく、耳からの飛び出しも少ないので片耳を枕につけて寝てもイヤーピースが耳の穴を圧迫しにくい構造になっております。
1MORE ComfoBuds Miniもしっかり「寝ホン」の遺伝子を受け継いでおりました!
低遅延モードはないけど動画視聴なら気にならない
Bluetoothで音声データを伝送する使用上、ワイヤレスイヤホンに遅延はつきもの。
1MORE ComfoBuds Miniは低遅延コーデックに対応していないので、どうしても遅延は発生してしまいます。
ただ、普通に使う分には遅延を実感することがないと思うのでご安心ください。
実際に1MORE ComfoBuds Miniで動画視聴をしてみましたが、口の動きとセリフの音声とのリップシンクが気になることは殆どありませんでした。
ただ、ゲームで使うのは厳しいです・・・。
例えば原神では、攻撃ボタンのタップから効果音がするまで、結構な「間」が発生していました。紛れもなく遅延ですね。
シビアな操作が求められる音ゲーなどには確実に使えないのでご注意ください。
防水性能は雨と汗を防ぐ程度
1MORE ComfoBuds Miniが対応している防水性能はIPX5等級。
保護等級 | 保護内容 |
IPX5(防噴流) | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない |
ワークアウト中の汗や、小雨がかかる程度であれば壊れることなく利用できますが、それほど強力ではありません。
プールで使うのはもちろん、お風呂・シャワー等での利用は避けましょう。
またワイヤレスイヤホンでよくあるのはポケットに入れたまま洗濯してしまうことですが、これは完全にアウト。
誤って水の中に落としてしまうと壊れる可能性が極めて高いのでご注意ください。
水に濡れた場合は、よく乾燥させてから充電するようにしましょう。水分がある状態での通電は非常に危険です。
1MORE ComfoBuds Miniのスペック
サイズ | 充電ケース 56.5×50×24.5mm イヤホン 17×15×13mm |
重さ | 総重量 : 42.3g イヤホン(片方): 3.7g |
再生/使用時間 | (ANC ON) 最大6時間 ケースと併用:24時間 (ANC OFF) 最大5時間 ケースと併用:20時間 |
アクティブノイズキャンセリング | あり |
外音取り込みモード | あり |
コンパニオンアプリ | あり |
イコライザー | あり Sound IDによる自動調整 |
空間オーディオ | なし |
低遅延モード | なし |
マルチポイント接続 | なし |
充電時間 | ケース:90分 イヤホン:70分 10分の充電で90分使用可能 |
バッテリー容量 | イヤホン:34mAh ケース:440mAh |
充電端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | 対応 |
Bluetooth | Ver5.2 |
通信距離 | 10m |
防水規格 | イヤホン:IPX5 |
チップ(SoC) | 不明 |
Bluetoothプロファイル | HFP/A2DP/AVRCP |
対応コーデック | SBC,AAC |
ドライバーサイズ | 10mm |
ドライバー感度 | 不明 |
周波数応答 | 不明 |
インピーダンス | 32Ω |
まとめ:1MORE ComfoBuds Miniのメリット・デメリット・評価
1MORE ComfoBuds Miniを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
・睡眠時に使えるサイズ感 ・軽量で扱いやすい ・外音取り込み優秀 ・通話ノイキャン良い感じ ・十分なバッテリーもち ・コンパニオンアプリがある ・タッチカスタマイズ可能 ・着脱検知搭載 ・ワイヤレス充電対応 | ・音質が物足りない ・手動イコライザーがない ・ノイキャンがやや弱い ・マルチポイント非対応 |
評価
(4点/5点満点)
1MORE ComfoBuds Zから引き続き、睡眠時にも使いやすいコンパクトサイズでありながら、人気機能をモリモリ搭載した進化バーション。
普段使いもできるので「寝ホン」を探している人にとってベストな選択肢になるでしょう。
その一方で、残念ながら音質・ノイキャン性能が価格の割に物足りないので、漠然とコンパクトなイヤホンが欲しい人(睡眠時使用の優先順位が低い人)には、おすすめしにくいです・・・。
ただ、少々手間と時間はかかるものの、コンパニオンアプリに搭載されているSound IDを使えば自分好みの雰囲気に近付けることはできます。
- 寝ながら音楽を聞きたい
- 寝落ち通話が好き
- 寝付きを良くしたい
1MORE ComfoBuds Miniはこういう人にピッタリの1台です。