評価:(4.5点/5点満点)
お世話になります。毎月スマホを買っちゃうガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
motorola edge 40を購入しました。
2023年7月に発売されたmotorola製のオープンマーケットモデルです。
スペック・特徴を確認してみると、欲しい機能を搭載した完成度の高いスマホに見えます。
- MediaTek Dimensity 8020
- 6.55インチ エッジディスプレイ
- リフレッシュレート144Hz
- 68W急速充電
- 15Wワイヤレス充電
- 4,400mAhバッテリー
- Dolby Atmos対応ステレオスピーカー
- 50MPメインカメラ(f/1.4)
- 13MP超広角カメラ
- IP68防塵防水
- おサイフケータイ対応
これだけ揃って価格は64,800円。さらに格安SIMで回線契約とのセット販売であれば、脅威の3万円台で購入できちゃいます。
motorola edge 40はIIJmioで39,800円なの!?
MNP特価とは言え凄い? びっくり。https://t.co/qamMZJsupo https://t.co/BoLY5bBHj8 pic.twitter.com/cnATnERoiB— ちびめがね (@chibimeganecom) July 6, 2023
個人的にミドルレンジスマホと言えばGoogle Pixel 7a(または1世代前のPixel 6a)がコスパが高いので最強と思っていましたが、ついにライバルになるスマホが登場したかもしれません。熱い!
本記事でmotorola edge 40を実際に使ってみた様子を詳しくレビューするので、購入の参考にしてください。
メリット | デメリット |
・使いやすいサイズ感 ・高駆動ディスプレイ ・抜群の動作性能 ・重いゲームもそれなりに ・強力なメインカメラ ・68W急速充電 ・ワイヤレス充電対応 ・指紋認証&顔認証 ・ステレオスピーカー ・おサイフケータイ対応 ・IP68防塵防水 | ・発熱で性能が低下 ・バッテリー持ちが不安 ・望遠カメラ非搭載 ・SDカード非対応 ・イヤホンジャックなし |
【スマートフォン検証方法】
当ブログでレビューしている全てのスマートフォンは実際に私が使用しています。デザイン・ディスプレイ性能・動作性能・バッテリー性能・カメラ性能などを標準的なベンチマークアプリによるテストに加えて私の体験によって定量的・定性的に評価しています。また、一部のテストでは同程度の価格・性能のスマートフォンと比較することで評価をより明確にしています。私は全ての商品レビューを当ブログのレビューガイドラインに基づいて実施しています。
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motorola edge 40のデザイン・サイズ感・付属品
まずはmotorola edge 40の外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
motorola edge 40のカラーバリエーションは以下の2色。
- イクリプスブラック
- ルナブルー
僕が購入したのはイクリプスブラックです。
背面パネルはヴィーガンレザー製。大人っぽい雰囲気がたまらなくかっこいい!
ちなみにルナブルーの背面はアルミ製とのことです。
樹脂製でレザー調のスマホは使ったことがありますが、見た目・質感ともに本物のレザーに近いのは初めてです。指紋や皮脂汚れも殆ど目立たないし超良い感じですよ。
落とした時に怖いですが、できればケースを装着せずに使いたいですね。
セクシーでかっこいい。大人の雰囲気を醸し出している・・・。
上部にはカメラユニット。その横にはFeliCaポートも確認できます。
おサイフケータイ対応はまじで嬉しいですね。
カメラはメインと超広角の2眼構成。超広角カメラはマクロモードとしても使えます。
レンズの高さに加えて1段上がっているので飛び出しは実測で3.5mmほど。
デスクに置いたまま使おうとすると大きくガタつきます。
背面パネルはミドルフレームに向かって緩やかに湾曲。
フレームは光沢の少ない金属製です。なんだか色っぽいなぁ。デザイン最高でしょ。
ディスプレイを上にして右側面に音量ボタンと電源ボタン。スクショが撮影しにくい縦並びの配置ですね。
左側面には何もありません。スッキリ。
下部にはカードスロット・USB Type-Cポート・マイク・スピーカーを搭載。
カードスロットはSIMカードを1枚だけ装着できるタイプ。
表裏に2枚装着できたようですが、裏面のスロットは潰されていました。なにゆえ?
この他eSIMにも対応しているので物理SIMとの2回線同時待受(DSDV)が可能です。
本体上部にはマイクのみ。上部スピーカーはディスプレイ面に搭載されております。
motorola edge 40は嬉しいデュアルスピーカー。Dolby Atmosの表示もありましたよ。見にくいけど。
サイズ感
motorola edge 40のサイズは158.43 × 71.99 × 7.58mm
6.55インチの大画面ディスプレイを搭載している割には横幅も狭くシュッとしています。
厚みも僅か7.58mmと薄いのも特徴的。
ルナブルーであれば7.49mmとさらに薄くなるので驚きです。
重さも172gと超軽量。
6インチを超えるディスプレイを搭載していると200g以上のスマホも珍しくないのですが、大きく下回る軽量設計です。
付属ケースを装着したとて188gしかありません。めちゃ軽。
ちなみにPixel 7aの重さは193g。持った時のズッシリ感が全然違いますよ。
motorola edge 40はサイズ感が抜群。
大画面ディスプレイでも軽ければ扱いやすいですからね。
デザイン・サイズ感はmotorola edge 40を購入するメリットの1つと言えます。
付属品
motorola edge 40の付属品は以下のとおりです。
- 簡易マニュアル
- SIMピン
- 保護ケース
- 充電器
- USBケーブル
ディスプレイ保護フィルムだけは付いてきませんが、その他はちゃんと揃ってます。
購入してすぐに使い始めることができるので良いですね。
保護ケースは透明のハードタイプ。
エッジディスプレイに干渉しないようにサイド面はカットされています。
ガードできるのは背面のみ。
カメラユニットよりも高さがあるのは安心ポイントです。
ただし、この保護ケースはあまりビルドクオリティが高くないです。
なぜか中央部分が盛り上がっており、装着すると背面パネルに空洞ができてペコペコしてしまいます・・・。真っ直ぐに作れなかったのか?
サードパーティー製のケースも既に販売しているようなので、保護フィルムと一緒に買っても良いでしょう。
Amazon検索結果>>motorola edge 40保護ケース
Amazon検索結果>>motorola edge 40保護フィルム
充電器は68W出力可能なハイパワータイプ。
68の表示がされていますね。これだけでも結構高そう。
菱形のPSEマークも確認済です。
ケーブルはUSB Type-C/Type-Cのものでした。
motorola edge 40のディスプレイをレビュー
続いてmotorola edge 40のディスプレイを見ていきましょう。
ディスプレイはスマホの命と言っても過言ではないくらい重要なポイント。
毎日何度も目にするので綺麗な方が良いですからね。
ミドルレンジで貴重なエッジディスプレイ
motorola edge 40のディスプレイは側面が湾曲しているエッジディスプレイ。
ハイエンドモデルに搭載されていることが多いので、ミドルレンジのスマホではかなり珍しいですね。
好みが分かれる形状なんですが、湾曲具合はそれほどキツくはないので見にくいと感じることはありませんでしたよ。
エッジディスプレイのメリットは側面ベゼル(縁)が狭くなるので表示領域が広くなること。
狭いというか殆どベゼルレス状態。上下ベゼルも細いので広々しています。
一方で、意図しないタッチが多くなってしまうのがデメリット。
スマホによっては誤タッチ防止エリアを設定することができるものもありますが、残念ながらmotorola edge 40にはありませんでした。
また、保護フィルムを貼るのが難しくなる点も注意が必要です。
6.55インチ有機ELディスプレイ
motorola edge 40のディスプレイは6.55インチのpOLED(有機EL)。
湾曲させるためにプラスチック板にしたのかもしれませんね。
有機ELパネル特有の黒色表現でシャキッとメリハリの効いた表示が非常に綺麗です。
- FHD+ (2,400 x 1,080)
- 402ppi
- HDR10+
- 8-bit
- DCI-P3カラースペース
ハイエンドモデルには及ばないまでも十分なスペックで、普段使いはもちろん動画視聴でもゲームでも満足できると思います。
これまで液晶ディスプレイを使っていた人ならパッと見で違いを感じるでしょう。
ハイエンドモデルのスマホだと解像度QHD+なんてのもありますが、FHD+あればスマホのディスプレイ性能としては十分です。
motorola edge 40のディスプレイ品質に不満を感じる人なんていないと思います。
自分で撮影した写真や動画を綺麗に表示できるのも嬉しいですね。
僕は初期設定で問題ありませんでしたが、好みに合わせて色合い・色温度を変更することも可能です。
多少暗くはなるものの視野角も広く、きつい角度から見ても問題なし。
最大輝度1,200nitsと明るいので屋外でも見にくいことはありませんでした。明るさ自動調整も上手です。
リフレッシュレート最大144Hzに対応
motorola edge 40のリフレッシュレートは最大144Hzに対応しています。
一般的な高駆動ディスプレイと言えば120Hzのことが多いですが、motorola edge 40はそれをさらに上回る滑らかさ。
・・・と言いたいところですが、120Hzとの違いはイマイチ実感できず笑
FPS144に対応しているゲームもまだ多くないと思うので、実用性は乏しいかもしれません。
リフレッシュレートが高くなるほどバッテリー消耗が激しくなりますからね。
通常利用には、シーンに合わせてリフレッシュレートを調整してくれる「自動」設定がいいでしょう。60Hz、90Hz、120Hzを自動で切り替えてくれます。
バッテリーもちと画面のヌルヌル感を両立できるのでおすすめです。
なお公式サイトのスペックによるとタッチサンプリングレートは360Hzとのこと。
実際にアプリで測定したところ、瞬間的に最大380Hzほど出ていました。
手動計測なのでどこまで正確なのかは分かりませんが、実際に使っていてもタッチの反応が極端に悪いと感じることはありませんでした。
操作は両手持ちが基本
motorola edge 40は扱いやすいサイズ感であるとは言え、6.55インチの大画面ディスプレイなので基本的に両手操作になります。
片手で操作しようとしても指が届きませんからね。
もちろん慣れれば文字入力くらいなら片手でもいけるでしょう。軽いスマホはこういう時にも重宝します。
両手操作は煩わしいかもしれませんが、その反面、大画面ディスプレイは動画視聴やゲームで活躍してくれます。
特にmotorola edge 40はエッジディスプレイなので他のスマホよりも広々楽しめますよ。
インカメラはパンチホールタイプ
インカメラはディスプレイ上部中央に搭載。切り欠きを作らないパンチホールタイプ。
小さいので邪魔に感じることは殆どありませんが、横持ち全画面でゲームをする時や動画視聴時に少し気になるかもしれないですね。
AOD非対応でもピークディスプレイがある
motorola edge 40には有機ELディスプレイを搭載したスマホによくある「ディスプレイ常時表示(AOD)」機能はありません。
その代わり「ピークディスプレイ」という機能が搭載されています。
画面OFFの時にディスプレイをタップするとピークディスプレイが起動。
しばらくの間、日時やバッテリー残量等がAODのように表示されます。
通知がある場合にはアイコンが表示され、タップすると内容を確認可能です。
プライバシーやセキュリティ的に不安なので、家にいる時だけ機能を有効にしても良いかもしれませんね。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
スマホのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、motorola edge 40なら高画質での視聴が可能となります。
NetflixではHDR機能は非対応なもののFull HD再生可能。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでは「HD 1080p」での視聴が可能でした。
YouTubeでは「2160p60 HDR」まで設定できることを確認しました。
有機ELディスプレイは黒色表現が特徴的なので、夜景動画も超綺麗でしたよ。最高。
motorola edge 40の動作性能・基本性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU/GPU)。
motorola edge 40には「Dimensity 8020」が搭載されております。
2023年4月に台湾のMediaTekが発表したチップセットで、6nmプロセスを採用した5G通信対応モデルです。
なんでも2021年に発表されたDimensity 1100のリネームモデルだとか?
まぁ詳しいことはよく分かりませんが、Snapdragon 695 5G搭載スマホばかり溢れかえっている現状を考えると、変化球のようなSoC搭載は面白いと思いました。
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということです。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.9の総合スコアは677,023点、GPUスコアは229,744点。
高めのスコアになるVer.10では総合スコアが818,736点、GPUスコアは270,503点という結果になりました。
2023年8月現在のベストスコアが130万点くらいなので最高レベルとは言えませんが、70万点くらいであれば普段使いで困ることは全くありません。
ネットサーフィン、SNS、動画視聴などであればサクサク動いてくれます。
スマホとの相性によってはガクガクしがちなTwitterも滑らかです。
ちなみにGoogle Pixel 7aは72万点くらいだったので、スコア的には僅かに劣る結果となりました。
これまでにレビューしてきたスマホと比較すると、Snapdragon 870と同程度のスコアになりそうです。
こちらのページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。
AnTuTu以外のベンチマークアプリの結果は以下のとおりです。
Pixel 7a/AQUOS sense7と動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないと思うので、Pixel 7a・AQUOS sense7と実際の動作性能を比較してみました。
AQUOS sense7はSnapdragon 695 5G(AnTuTuスコア:38万点)を搭載したミドルレンジスマホの人気モデル(僕の最推し)になります。
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度をチェックです。
Pixel 7aとは大差がありませんが、AQUOS sense7とは表示速度が変わってきますね。
AQUOS sense7くらい動いてくれれば多くの人は快適と感じると思うので、motorola edge 40を使えばさらにサクサクの動作性能を実感できると思います。
普段使いでの快適な基本性能・動作性能を求めるなら、いわゆるミドルハイクラスのスマホを購入するべきでしょう。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度のテストもしてみました。
読み込み・書き込みともにハイエンドモデル並みに十分な速度でした。
僕が試した限りではPixel 7aよりも少し速かったです。
ストレージ容量は256GB。システム領域が15GBほどあるので実際に使える容量は240GBになります。
十分な容量なものの、写真や動画を大量に撮影する人や、複数のゲームを同時進行している人は注意してください。
motorola edge 40はSDカードを搭載できませんが、Google DriveやGoogle Photo等のオンラインストレージを活用することで容量不足を解消できます。
またUSB-C用のカードリーダーもあるので、Micro SDカード等を利用したい場合には別途購入しても良いでしょう。
Amazon>>USB-Cカードリーダー
motorola edge 40のゲーム性能をレビュー
もはやスマホとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイント。
普段使いなら十分な基本性能を持つmotorola edge 40はゲームを快適にプレイできるのかチェックしていきましょう。
原神(60FPS/最高)の平均FPSは41.7
ゲーム性能のベンチマークのような存在になってる「原神」のデフォルトグラフィック設定は「中」でした。
まずグラフィック設定「60FPS/最高」で15分ほどプレイした時のFPSがこちら。
開始直後から上限が45FPSに制限され、3分経過したあたりから上限が30FPSになり、15分の平均FPSは30.7でした。
決して遊べないことはないですが、少し物足りないスコアです。
ただし、motorola edge 40にはゲームメニューの「Motoゲームタイム」が搭載されており、設定で「高パフォーマンスモード」を選択できます。
同じように「60FPS/最高」を高パフォーマンスモードで15分プレイした結果がこちら。
上限は45FPSに制限されるものの、平均41.7FPSでプレイできました。
戦闘中に派手な演出が重なると多少FPSがアップダウンするものの、そこそこ安定しています。
ガチ勢の人には力不足でしょうが、そうじゃなければ十分遊べるスコアです。
また、例えば普段は別の端末でプレイしている人が、スキマ時間に樹脂消費とデイリークエストを消化するのにも使えるでしょう。
ちなみにPixel 7aの結果は34.3だったので、motorola edge 40の方が快適と言えます。
なお僕はライトユーザー&PSが低いため、現在稲妻地方を攻略中。このため稲妻地方でデイリークエスト等をこなした結果で、最新マップでの検証はできておりません・・・。
ごめんなさいm(_ _)m
NIKKEの平均FPSは37.2
続いてNIKKEをプレイした結果です。
以下のとおりのグラフィック設定で、迎撃戦と射撃場を3回ずつプレイしています。
- グラフィックオプション:高
- 最大フレーム:60
- 人物解像度:高
- 効果:高品質
平均FPS37.2と、そこそこ遊べる印象です。
原神と同じようにトップランカーには向いていませんが、そうじゃなければ問題なくプレイできると思います。
当ブログではゲームのFPS計測にPerfDogを使用しています。
iOS・Android端末でFPS値やバッテリー温度等を計測できるツールです。
15分間の無料使用ができるので、新しいスマホを購入してゲーム性能が気になる場合などに使ってみてください。企業・インフルエンサー向けの無料プラン(使用時間制限あり)も用意されていますよ。
公式サイト>>WeTest PerfDog
motorola edge 40のゲーム性能は最強ではないので、どんなゲームも快適に遊びたいのであれば素直にハイエンドスマホを購入したほうが良いでしょう。
ただし、ライトなゲームが中心だったり、重いゲームをプレイするにしてもエンジョイ勢であれば、motorola edge 40でも満足できると思います。
発熱で性能が低下する
スマホによってはゲームなどで高い負荷がかかると発熱が酷いこともありますが、motorola edge 40でも感じることがありました。
原神を「60FPS/最高」設定でプレイしている時の背面パネルは約49℃。
持てないほどではないものの、けっこうアチアチです。
FPSの推移を見ても分かるように、通常モードだとFPSの上限が30に抑えられてしまいました。
またAnTuTuベンチマークを4回連続で計測した結果がこちら。
1回目の計測では本来の性能を発揮したと思われるスコアですが、2回め以降はグンと下がりました。
42℃を超えたあたりでサーマルスロットリングが働いているのかな?どうなんでしょう。
イクリプスブラックはヴィーガンレザー製なので放熱性能も低そうです。もしかしたらアルミ製のルナブルーの方が発熱が抑えられるかもしれませんね。
motorola edge 40で負荷のかかるゲームをプレイする場合には、長時間連続プレイは避けたほうがいいでしょう。
motorola edge 40のバッテリー持ち・充電速度をレビュー
続いてmotorola edge 40のバッテリー持ち・充電速度を見ていきましょう。
PCMarkバッテリーテストのスコア
motorola edge 40のバッテリー容量は4,400mAhとスペック的には十分な容量。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこで、バッテリーは長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしました。
PC Markは実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので、通常利用時におけるバッテリー持ちとして信頼できる結果だと思っています。
画面の明るさは50%固定、リフレッシュレートを60Hz・120Hz・144Hz・自動に設定して計測した結果が以下のとおり。
厳しい結果となりました・・・。
リフレッシュレートを自動設定にする人が多いとは思いますが、7時間51分とバッテリー消耗はかなり激しいです。
ちなみにこの結果は、僕がこれまでレビューしてきたスマホの中でワースト5にランクインしております(泣)
ディスプレイのヌルヌル感はなくなってしまいますが、なるべくバッテリー持ちを良くしたいなら、リフレッシュレートは60Hz設定をおすすめします。
なお、これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
スコアだけではピンと来ない人もいるかもしれないので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
まず1時間Amazonミュージックで音楽を聴いた結果、バッテリー消耗は3%。
1時間YouTubeで動画(1080P/60fps)を視聴した結果、バッテリー消耗6%。
原神をデフォルト画質で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は18%でした。
24時間一切触らずに放置してみたところ、バッテリーは14%消耗しました。
それぞれの結果をまとめると次のとおりになります。
使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
音楽再生 1時間 | 3% | 約33時間 |
動画再生 1時間 | 6% | 約16時間 |
原神 1時間 | 18% | 約5.5時間 |
24時間放置 | 14% | 約7日間 |
Pixel 7aの結果との比較は次のとおりです。
使用時間 | motorola edge 40 | Pixel 7a |
音楽再生 1時間 | 3% | 3% |
動画再生 1時間 | 6% | 7% |
原神 1時間 | 18% | 17% |
24時間放置 | 14% | 9% |
殆どPixel 7aと変わりませんが待機中のバッテリー消耗がかなり激しいですね。
PCMarkの結果よりは実機検証の方が良い結果になっていますが、それでもmotorola edge 40のバッテリー持ちは良いとは言えません。
外出中にゲームをしないなら途中充電なしで1日使えると思いますが、不安な場合にはモバイルバッテリーを一緒に持ち歩いたほうが安心です。
68W急速充電に対応
バッテリー持ちはイマイチなmotorola edge 40ですが、68W急速充電に対応しているので充電時間は短く済みます。
実際にバッテリー残量10%の状態から100%になるまでの時間を計測してみたところ、90%までは30分。わずか40分ほどでフル充電が完了しちゃいました。
これだけ早く充電できれば、寝落ちしちゃって朝スマホのバッテリーが殆どない状態でも、出かける準備をしている間に充電が完了しているので安心です。
しかも、motorola edge 40には68W急速充電器も充電ケーブルも付属しているのが嬉しいポイントです。
最大15Wのワイヤレス充電も使える
motorola edge 40は急速有線充電に加えて、ワイヤレス充電にも対応しております。
ミドルレンジスマホに搭載されていることは殆どないので超貴重。
充電速度は有線に比べて遅くはなるものの、置くだけ充電はマジで便利。
それでもQi対応充電器であれば15Wで充電できるので、そこそこ早いです。
ちなみにApple製のMagSafe充電器では5W程度に留まりました。
普段は有線充電を使って、寝る前はワイヤレス充電スタンドに置くなんて使い方が良いかもしれませんね。
motorola edge 40のカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
motorola edge 40で実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてみてください。
なお僕は基本的にシャッターボタンをタップするだけでAIまかせの撮影。誰でも簡単に指先一つで綺麗な写真が撮影できることが重要だと思っています。
カメラアプリ
作例を紹介する前にカメラアプリを少しだけ見ておきましょう。
motorola edge 40のカメラアプリはシンプル。よくあるAndroidスマホのカメラって感じですね。
超広角カメラ・マクロモードへの切り替えはワンタップ。指をスライドすると他の倍率にアクセス可能です。
自分好みに調整しながら撮影できるプロモードもあります。
なおシャッター音はSIMカードを装着すると消せなくなるようです。残念。
メインカメラの作例
motorola edge 40のメインカメラはF1.4レンズ・1/1.55インチセンサーと超強力。
ポートレートモードを使用しなくても背景ボケのある写真が撮影できたりします。
カメラ好きや上手な人が使ったら、良い写真が撮れそうですね。
それではmotorola edge 40のカメラ性能をチェックしていきましょう。
比較用に動作性能でも比較したPixel 7aとAQUOS sense7で撮影した写真も併せて掲載していきます。
Pixel 7aは6万円台とは思えないほどのハイエンドモデル並みのカメラ性能。
AQUOS sense7もSnapdragon 695 5Gを搭載したスマホの中では良い感じの写真が撮影できると定評があります。
日中の明るいシーンであれば、かなり綺麗に撮影できますね。
色鮮やかな雰囲気になるので好きな人も多そうです。
HDR性能を確かめるために逆光でも撮影してみました。
やっぱ他のスマホに比べて明るく鮮やかな雰囲気になりますね。
影の部分を持ち上げつつ明るさも破綻してないし、良い感じじゃないでしょうか。
難しい色のお花を撮影してみたのですが、やっぱり花びらが飽和しちゃいました笑
Pixel 7aはさすがで質感がしっかり残ってますよね。素晴らしい。
またmotorola edge 40の周辺ボケが他のスマホに比べて強いですね。
口径レンズとセンサーサイズの大きさの影響で、被写体との距離が近いと意図せずボケたりすることがあります。
最後に室内で撮影したメシウマ写真。
美味しそうなのはPixel 7aかな?質感が良いですよね。
やっぱりmotorola edge 40は丼の奥側がボケてます。使いこなせれば雰囲気ある写真が撮影できると思いますよ。
メインカメラ(夜景モード)の作例
motorola edge 40には低照度下でも綺麗に撮影できる夜景モード(ナイトビジョン)も搭載されています。左が通常撮影で、右が夜景モード。
夜景モードを使わなくても明るく撮影できちゃうのが凄い・・・。
ただ夜景モードで撮影すると街灯の光が抑えられてバランス良くなっていますね。
引き続き2台のスマホと比較していきましょう。
1番バランス良いのがmotorola edge 40に見えます。
なかなか良い感じなんじゃないでしょうか?
明暗差のあるシーンでも撮影してみました。
こういうシーンで力を発揮してくれるがAQUOS sense7です。
HDR性能が高いってことなんですかね?
ただmotorola edge 40も負けず劣らず均整のとれた雰囲気になっています。
motorola edge 40のメインカメラは昼夜問わず良い感じの写真が撮影できるので優秀です。
なお、鮮やかに撮影できる点は嬉しい反面、色付けが少しおかしくなることもありました。
パッと見は良い感じなんですが、空の色が見た目とは大きくかけ離れていました。
このあたりは好みの問題かもしれませんが、シーンによっては不自然に感じてしまうこともあるかもしれないのでご注意ください。
高画素モードの作例
motorola edge 40のメインカメラは5,000万画素での撮影も可能。
通常撮影では4つの画素を束ねて1,250万画素にすることで感度を上げています。
画素数が多いほうが高精細に撮影できるような気がしますが、果たしてどれほど違うのでしょうか?
通常撮影と50MPモードで撮り比べをした結果がこちら。左が通常撮影、右が50MPモードで撮影した写真になります。
ブログ掲載用にリサイズしちゃってるのもありそうですが、全く違いが分かりませんね笑
ただ、高解像度での撮影はトリミングで活かされます。それぞれの写真で同じ部分をトリミングした結果がこちら。
50MPモードの方が解像感が残っているのがよく分かります。
例えば、高画素モードで広めに撮影しておいて、後から必要な部分だけを切り出す時なんかに効果的です。
ただファイルサイズが大きくなってしまうので、通常は使わないほうが良いでしょう。
最大8倍のデジタルズーム
motorola edge 40には望遠カメラが搭載されていないので、デジタルズームで最大8倍まで引き伸ばしての撮影になります。
当然倍率が高くなるに連れて解像感は失われていくんですが、8倍ズームでもそこそこ頑張っている印象がありました。
ちなみにPixel 7aの8倍ズームはこんな感じ。
解像感はそこまで変わらないものの、画像処理の性能が高いので輪郭がシャープでキリッとしています。さすがPixelカメラと言ったところです。
なおmotorola edge 40は通常撮影時に被写体との距離が近いと、ボケて上手く撮影できないと感じることがあると思います。
そういう場合には、少し引いて2倍ズームを活用するのがおすすめです。
こんな感じで全体的にボケのない写真になります。
っていうか、これ見て思ったんですけど、2倍ズームにしては解像感落ちすぎ?
かなり質感が悪くなっている気がします、気のせいかな。
夜間撮影でのズーム性能は以下の通りです。
光量が少ないですからね。こんな感じになっちゃうのも仕方ないでしょう。
Pixel 7aですら夜間の8倍ズームは厳しいですよ。
超広角カメラの作例
motorola edge 40は1,300万画素の超広角カメラも搭載しております。
他のミドルレンジスマホに比べると有効画素数が多いのが特徴。
広大な風景を撮影する時や食卓全体を撮影する場合に重宝するカメラです。
メインカメラとの画角の違いはこんな感じ。
スペックによるとFOVは120°とのことです。
他のスマホと比較しながら作例を見ていきましょう。
AQUOS sense7との質感が明らかに違いますね。
最近レビューしたスマホの中では最も綺麗に撮影できました。
メインカメラ同様に色鮮やかな雰囲気になるようです。
これだけ撮れれば十分なんじゃないでしょうか?
超広角カメラでもナイトビジョン(夜景モード)で撮影できます。
Pixel 7aと殆ど変わらないくらい撮影できていると思います。少し暗いかな?
motorola edge 40の超広角カメラも普通に使える性能と言って良いでしょう。
マクロモードの作例
登場する機会は多くないかもしれませんが、motorola edge 40は超広角カメラを利用したマクロ撮影も可能です。
一般的にマクロカメラが搭載されていても200万画素くらいでしか撮影できず、仕上がりがイマイチなことが多いのですが、motorola edge 40のマクロモードは解像感があって綺麗です。
ポートレートモードの作例
motorola edge 40のメインカメラは通常撮影でも背景ボケのある写真が撮影できますが、もちろんポートレートモードもあります。
深度計測用カメラは非搭載なのでソフトウェア処理になりますが、被写体との切り分けもそこそこ上手です。
もちろん人物以外の被写体にもボケモード的に使用可能。
標準(50mm)・ワイド(35mm)・フル(24mm)と画角をワンタッチで切り替えできて面白いですよ。
インカメラの作例
motorola edge 40インカメラの有効画素数は3,200万画素。撮影時には4つの画素を1つにまとめて800万画素になるようです。
個人的には利用機会がほぼないのですが、これくらい撮影できていれば十分じゃないかなーと思いました。
美顔モードはキツすぎずナチュラルに盛れます。あんま変化を感じないかも?
もちろんインカメラでもポートレート撮影が可能です。
距離に応じた自然なボケと言うよりは、被写体以外をバツっとボケさせる感じですね。
スポットカラー撮影
motorola edge 40には面白い撮影モードが幾つか搭載されています。
- デュアル撮影
- 自動スマイル撮影
- ジェスチャー自撮り
- スポットカラー撮影
なかでも「スポットカラー撮影」は他のスマホでは見かけない特殊なモード。
指定色(近い色も)以外をモノクロにしちゃうんですが。この機能はめちゃくちゃ凄いと思いました。
使い方も簡単で、画面内のカーソルを残したい色の被写体に持っていくだけです。
頻繁に使う機能ではありませんが、雰囲気ある写真に仕上がるので遊んでみてください。
動画撮影の作例
motorola edge 40で動画撮影もしてみました。
まずこれはメインカメラは1080@60fps、超広角カメラは1080p@30fpsでそれぞれ撮影。 比較用にiPhone 14 Proで撮影した動画も続けて再生します。
なお、iPhone 14 Proの超広角カメラでの夜間撮影では自動調整でフレームレートが24fpsになっちゃいました。
メインカメラは日中明るいシーンであればそこそこ綺麗に撮影できました。
手ぶれ補正も機械的な感じはするものの効果があります。 雑音(特に風切り音)をカットする性能が高めですね。
ただiPhone 14 Proと比較すると暗く、画面全体がチリチリしているのが気になりました。
超広角カメラはメインカメラに比べると解像感がかなり低くなってしまいます。夜間撮影も暗くてかなり厳しい印象です。
続いて、メイン・超広角カメラともに4K@30fpsで撮影した動画です。
解像感高めに撮影できるのはさすが4K動画と言ったところ。
ただ、動きながらの撮影ではHDRの影響なのか画面が点滅するようにチカチカするのが気になりました。
夜間撮影は少しノイズは気になるものの、かなり頑張っている印象。
手ぶれ補正が効かなくなるので動きながらの撮影は難しいかもしれません。
超広角カメラでも4K動画を撮影できますが、明るい場面でも細かなチリチリが発生するのが気になりました。
夜間撮影はノイズが激しく、全体的に暗くなるのでおすすめできません。
motorola edge 40を実機レビュー
ここからはmotorola edge 40の動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外のところを実機レビューしていきます。
OSはAndroid 13
motorola edge 40に搭載されているOSはAndroid 13。
現時点で最新のAndroidが搭載されているのは非常に嬉しいポイントです。
基本的にピュアAndroidの雰囲気ですが、起動中のアプリを一括終了するボタンの場所が固定されていたり、ネットワーク設定スイッチへのアクセスがしやすい等、ユーザーの使い勝手が良くなる工夫が見られます。
公式サイトの情報によるとセキュリティアップデートは2028年1月までと約5年と長めなものの、OSアップデートに何回対応してくれるかは分かりませんでした。
メーカー独自の特殊機能は多くありませんが、画面分割やフローティングウィンドウなんかはあります。
また、例えば外出中などで一時的にお子さんにスマホを預ける時に便利なFamily Spaceという機能もありました。
必要な機能・アプリを選んで独自スペースを作成できますよ。
余計にアプリを触られたり、操作されたりしないので便利です。
タイマーも付いているので利用時間の制限もできました。
ジェスチャー機能が豊富
motorola edge 40はジェスチャー操作が豊富です。これはモトローラスマホの特徴の1つと言えます。
ヒラヒラさせてカメラ起動や、2回振ってライト点灯などは他のスマホにはないので面白いですよね。
購入したらmotoアプリを開いてみてください。
motorola edge 40の便利な機能を解説してくれます。
パソコンのように操作できるready for機能
motorola edge 40はモトローラの独自機能「ready for」に対応しています。
スマホの画面をミラーリングしたり、パソコンのように扱える面白い機能です。
GalaxyスマホのDeXとまでは言えないものの、大画面で動画視聴したり、ゲームをやりたい人には便利だと思います。
僕の環境ではただミラーリングする時の反応がイマイチであることや、表示が粗かったので頻繁に使いたくはなかったですね・・・。
オマケ機能の1つくらいに思っていたほうがいいでしょう。
デュアルアプリ非対応/複数ユーザー対応
他社メーカーのスマホには搭載されている便利機能は控えめ。
1つのアプリを複製できるデュアルアプリ(ツインアプリ)機能はありませんでした。
ただAndroid標準の複数ユーザー機能は設定から有効にしてあげれば使用できるようです。
おサイフケータイ・IP68防塵防水対応
motorola edge 40はおサイフケータイとIP68防塵防水に対応しています。
ミドルレンジでどちらにも対応しているスマホは珍しいので、大きなメリットになるでしょう。
FeliCaポートは背面上部、カメラユニットの横にあります。
普段使っているSuica・PASMO・iDなどなど、おサイフケータイをそのまま利用可能。反応も良好です。
ちなみに、motorola edge 40はマイナンバーカードを持ち歩かずに各種サービスを利用できる「スマホ用電子証明書」にも対応しています。
マイナポータル>>スマホ用電子証明書に対応しているスマートフォンを教えてください
また、防水性能も強くIP68防塵防水に対応。
継続的な水没にも耐えられるほど強力な防水性能になります。
なお、念のためにお知らせしておきますが、あくまでも防水性能です。
よく防水性能があるからお風呂でも使える!っていう記述を見かけますが、それは間違いなんですよ?
公式サイトにも以下の通り注意書きがありました。
防水性、防滴性、防塵性は、制御された実験室条件下で IP68 規格に準拠してテストされました。最深 1.5 メートルの水中に落とした場合でも最長 30 分間耐えることができます。この定格を超える条件は保証の対象外になります。通常の使用により、耐性は低下します。水中で動作するようには設計されていません。高圧の水や、水以外の液体にはさらさないでください。濡れたスマートフォンを充電しないでください。
引用:公式サイト
お風呂中に使っていて直ちに壊れることはないと思いますが、湯船に落としてしまったら最悪破損する可能性があるので注意しましょう。
また水がかかってしまった時は、しっかり乾かしてから充電しましょう。濡れた状態で通電させるのは非常に危険です。
生体認証は指紋認証&顔認証
motorola edge 40の生体認証は指紋認証と顔認証。
指紋認証センサーはディスプレイ内蔵タイプです。
感度良好で少し触れただけでもロック解除できます。
顔認証はインカメラを使った簡易的なもの。
反応はボチボチと言ったところで、ロック解除までにワンテンポありました。
iPhoneのようにロック画面に留まることもできますし、設定でロック画面をすっ飛ばすことも可能です。
デュアルスピーカーでステレオサウンド
motorola edge 40には上部・下部それぞれにスピーカーが搭載されているので、横持ちならステレオサウンドを楽しめます。
それなりに大きな音は出ますが、低音が控えめな印象。音質はそこそこって感じですね。
また、下部スピーカーの方が少し音が大きく定位が片側に寄っていました。
とは言え、モノラルサウンドとは雲泥の差。
よほど音質に拘る人でなければ、十分楽しめると思います。
またDolby Atmosに対応しているので臨場感や音の広がりも優秀。
シーンに合わせたプリセットのほか、イコライザーも搭載されているので自分好みの音質に調整することもできます。
イコライザーの中にある「サラウンドバーチャライザ」機能も試してみてください。
擬似的な空間オーディオ機能なんですが、普通に音楽を聴くよりも広がりが増して面白いですよ。
個人的にこういうギミック大好きです笑
LDAC・LHDCに対応/aptX Adaptiveに非対応
残念ながらmotorola edge 40にはイヤホンジャックが搭載されていないので、ワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際にワイヤレスイヤホンを接続してみたところ、対応しているのは以下の通りでした。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:✕
- LDAC:○
- LHDC:◯
残念ながらaptX Adaptiveには非対応ですが、LDAC・LHDCに対応しているのでワイヤレスでもハイレゾ再生が可能。
LHDCに対応しているスマホは珍しいので貴重な存在だと思います。
なおSRCを回避しているようで、Amazon Musicのストリーミング再生では日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」にもしっかり対応。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、嬉しいポイントです。
4キャリアに対応したBand構成
motorola edge 40は国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26(Band 18を内包)○ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)○ |
楽天回線にももちろん対応。
こちらの記事で実際に楽天モバイルを使ってみた様子をレポートしているので、参考に御覧ください。
どの回線でも使うことができるスマホならMNPもしやすいですよね。
また、少しずつ普及してきた5G通信(Sub-6)にも対応しています。
ドコモの「n79」には非対応なところは注意です。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ✕ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
スマホライトユーザーは特にそうですよね?一度購入したら長く使う人が大半です。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもmotorola edge 40なら対応できちゃいます。
eSIMに対応している
motorola edge 40はeSIMにも対応しています。
eSIMを対応した通信キャリアも少しずつ増えてきました。
今はeSIMなんて使うことないって思っていても、そのうち必要になるかもしれないので1つメリットになる部分です。
なおmotorola edge 40は2回線同時待受にも対応していますが、組み合わせは物理SIM+eSIMの構成になります。
motorola edge 40のスペック/Pixel 7aと比較
motorola edge 40のスペックは以下のとおりです。
参考にGoogle Pixel 7aのスペックも並べて掲載しておきます。
製品名 | motorola edge 40 | Pixel 7a |
価格 | 64,800円 | 62,700円 |
サイズ | 158.43mm 71.99mm 7.58mm | 152mm 72.9mm 9mm |
重さ | 171g | 193.5g |
ディスプレイ | 6.55インチ 有機EL(pOLED) アスペクト比 20:9 FHD+(1,080×2,400) 409ppi 1,200nit | 6.1インチ 有機EL(OLED) アスペクト比 20:9 FHD+(1,080×2,400) 429ppi |
リフレッシュレート | 最大144Hz | 最大90Hz |
OS | Android 13 | Android 13 |
SoC | MediaTek Dimensity 8020 | Google Tensor G2 |
RAM | 8GB LPDDR4X | 8GB LPDDR5 |
ROM | 256GB UFS 3.1 | 128GB UFS 3.1 |
外部ストレージ | 非対応 | 非対応 |
リアカメラ(メイン) | 5,000万画素 f/1.4 センサーサイズ 1/1.55 | 6,400万画素 f/1.89 センサーサイズ 1/1.73 80° |
リアカメラ(超広角) | 1,300万画素 f/2.2 120° | 1,300万画素 f/2.2 120° |
インカメラ | 3,200万画素 f/2.4 | 1,300万画素 f/2.2 |
ビデオ(リアカメラ) | 1080P@60fps 4K,1080P@30fps | 4K,1080P@60fps 4K,1080P@30fps |
ビデオ(インカメラ) | 4K,1080P@30fps | 1080P@60fps 4K,1080P@30fps |
バッテリー | 標準 4,400mAh | 標準 4,300mAh 最小 4,385mAh |
ポート | USB Type-C 68W急速充電 | USB Type-C 18W急速充電 |
ワイヤレス充電 | 対応 15W | 対応 10W |
生体認証 | 画面内指紋認証 顔認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM eSIM | nano SIM eSIM |
2回線同時待ち受け | 可 | 可 |
対応Band | 5G: n1/n3/n28/n41/n77/n788 4G: B1/B2/B3/B4/B7/B8/B11/B12/B17/B18/B19/B26/B28/B38/B39/B40/B41/B42 3G:B1/B2/B4/B5/B8 | 5G: n1/2/3/5/7/8/12/20/25/28/30/38/40/41/66/75/76/77/78/79 4G: B1/2/3/4/5/7/8/12//17/18/19/20/21/25/28/32/38/ 39/40/41/42/66 3G:B1/2/4/5/6/8/19 GSM: 850/900/1,800/1,900MHz |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax | 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Ver5.2 | Ver5.3 |
位置情報 | GPS A-GPS GLONASS Galileo | GPS GLONASS Galileo QZSS BeiDou |
イヤホンジャック | なし | なし |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
FMラジオ | なし | なし |
防塵防水 | IP68 | IP67 |
NFC | あり | あり |
FeliCa | 対応 | 対応 |
公式サイト>>技術仕様
まとめ:motorola edge 40のメリット・デメリット・評価
motorola edge 40を実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
motorola edge 40を買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・使いやすいサイズ感 ・高駆動ディスプレイ ・抜群の動作性能 ・重いゲームもそれなりに ・強力なメインカメラ ・68W急速充電 ・ワイヤレス充電対応 ・指紋認証&顔認証 ・ステレオスピーカー ・おサイフケータイ対応 ・IP68防塵防水 | ・発熱で性能が低下 ・バッテリー持ちが不安 ・望遠カメラ非搭載 ・SDカード非対応 ・イヤホンジャックなし |
評価
総合評価:(4.5点/5点満点)
デザイン | ★★★★★ |
サイズ感 | ★★★★★ |
ディスプレイ | ★★★★☆ |
動作性能 | ★★★★☆ |
ゲーム性能 | ★★★★☆ |
バッテリー性能 | ★★★☆☆ |
カメラ性能 | ★★★★☆ |
機能・付加価値 | ★★★★★ |
改めてmotorola edge 40の使用感を振り返りながらレビューしてみると、めちゃくちゃ良いスマホだなーと思えました。
定価は64,800円ですが、格安SIMで回線とのセット販売であれば3万円台で買えちゃうなんて驚きでしかありません。安すぎる!
バッテリー持ちの悪さや発熱などの要素があるため、総合的な安定性はPixel 7aが勝るでしょう。カメラも扱いやすいですからね。
ただ、サイズ感やリフレッシュレート、充電速度などmotorola edge 40の方が優秀に感じる部分も随所にあり、十分ライバルとして戦えるスマホだと思いいました。
予算と自分がスマホに求める機能・性能を考慮して、本記事を参考にしつつ購入を検討頂ければ幸いです。
motorola edge 40はIIJmioで2万円台!
motorola edge 40はいわゆるSIMフリーモデルなので、公式サイトのほか格安SIMでも購入可能。
なるべく安く買いたい場合には、格安SIMで音声通話SIMとのセット購入がおすすめです。
IIJmioでの販売価格
現在motorola edge 40を取り扱っている格安SIMと販売価格は以下のとおり。「最安価格」はMNPやオプション加入等の条件を適用した場合の価格になります。
販売サイト | 通常価格 | 最安価格 |
公式サイト | 64,800円 | 64,800円 |
IIjmio | 57,800円 | 24,800円 |
IIJmioでの販売価格はなんと脅威の24,800円!
MNPでの特価ではありますが、気になる人は即買いしちゃってOKなレベルで安いですよ。
IIJmio>>motorola edge 40
IIJmioの料金プラン
IIJmioの料金プランは1ヶ月に使える高速データ通信量(ギガ)によって月額基本料が異なります。なお月額基本料は全て税込みです。
音声 | データ+SMS | データ | eSIM | |
2GB | 850円 | 820円 | 740円 | 440円 |
5GB | 990円 | 970円 | 900円 | 660円 |
10GB | 1,500円 | 1,470円 | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,800円 | 1,780円 | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 2,000円 | 1,980円 | 1,950円 | 1,650円 |
30GB | 2,700円 | 2,680円 | 2,640円 | 2,340円 |
40GB | 3,300円 | 3,280円 | 3,240円 | 2,940円 |
50GB | 3,900円 | 3,880円 | 3,840円 | 3,540円 |
使える回線はドコモとauの2種類(データ・eSIMはドコモのみ)。
2GB・4GBの低容量プランが安いところが特徴で、毎月ギガをそんなに使わないライトユーザーさんに優しい月額基本料に設定されております。
また、IIJmioは他社に先駆けてeSIMに対応しました。データ通信専用にはなりますが、サブ回線としてスマホに登録しておくのにピッタリです。
IIJmioの特徴
IIJmioの特徴は以下のとおりです。
- 3種類の通話定額オプション
- データ繰り越し・データシェアに対応
- 通信速度の切り替えができる
- 会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
1つずつ紹介していきます。
3種類の通話定額オプション
IIJmioの通話料は11円/30秒。専用アプリを使うことなく一般的な通話料の半額。
さらに音声通話をよく利用する人向けに3つの通話定額オプションが用意されているので安心です。
オプション名 | 月額料金(税込) | 内容 |
通話定額5分+ | 500円 | 5分以内の国内通話無料 |
通話定額10分+ | 700円 | 10分以内の国内通話無料 |
かけ放題+ | 1,400円 | 通話時間制限なく国内通話無料 |
ただし、通話定額オプションは専用通話アプリ「みおふぉんダイアル」からの発信に限られるのでご注意下さい。
みおふぉんダイアルアプリ
Internet Initiative Japan Inc.無料posted withアプリーチ
データ繰り越し・データシェアに対応
IIJmioは「データ繰り越し」に対応しているので、当月のデータ通信量の残量を、翌月まで繰り越し可能。
毎月使うギガの量がバラバラであっても無駄なく使えるので安心です。
また、2022年6月1日からはデータシェア・データプレゼントにも対応。
同一アカウント内で契約している回線のデータ量をシェアして使えます。
家族間でのデータシェアはもちろん、自分だけで複数回線を使い分けるのにも適していますね。
通信速度の切り替えができる
毎月使えるギガの量は限られているので、できれば無駄に使いたくはないですよね?
そもそも、スマホの用途がメールやLINE中心の人は、高速データ通信は必須ではありません。
そういう場合に便利なのが、IIJmioの「速度切替」です。
会員専用サイトからワンタップで低速通信モードに切り替え可能。
低速通信モードにすると速度が最大300kbpsに制限される代わりに、ギガの消費が0になります。
しかもIIJmioは「バースト転送」に対応しており、通信開始直後だけ高速通信を利用するので、意外と快適に使えるんです。
例えばWEBページの読み込みに時間がかかって困る!と言ったことが少なくなります。
会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
IIJmioでは新規加入時にスマホを安く購入できるのはもちろん、加入後でも端末を購入できます。
しかもスマホに限らず、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなんかも会員限定価格で購入できるので、個人的にめちゃくちゃ嬉しいポイントです。
加入前も加入後も端末を安く購入できるのはIIJmioのメリットの1つです。
公式サイト>>IIJmio
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