総合評価:(4.5点/5点満点)
お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
VOLTME Hypercore 10Kをご提供頂きました。
中国メーカー「Voltnex Innovations Technology Co., Ltd」製のモバイルバッテリーです。
- バッテリー容量10,000mAh
- USB Type-C(20W)
- USB Type-A(22.5W)
毎日持ち歩くモバイルバッテリーとして最適なスペックで、1台持っていれば外出中でも安心できそうです。
果たしてVOLTME Hypercore 10Kの実力はどれほどのものなのか。
実際に使ってみた様子をメリット・デメリットと併せて実機レビューしていきます。
メリット | デメリット |
・3,000円台 ・スタイリッシュな外観 ・薄くて軽い ・10,000mAh ・最大22.5W出力 ・2台同時充電可能 ・トリクル充電可能 ・パススルー充電搭載 | ・同時充電は合計15W |
タップして読みたい場所へ
VOLTME Hypercore 10Kのデザイン・サイズ・付属品
まずはVOLTME Hypercore 10Kの外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
VOLTME Hypercore 10Kにカラーバリエーションはありません。
僅かに光沢のあるチャコールグレーのような感じ。
表面にブランド名「VOLTME」が彫り込まれていてカッコイイですね。
一般的にモバイルバッテリーはプラスチックのような硬い質感のものが多いと思いますが、ちょっと違います。
しっとり滑らかなシリコンのような質感。皮脂汚れはちょっと目立っちゃいますが、指紋がベタベタ付くことはありません。
本体側面には物理ボタンを1つ搭載。これだけオレンジになっていてスタイリッシュ。
全体的にセンスを感じるデザインですよね。
本体底面には製品性能。モバイルバッテリーの販売に必要なPSEマークは丸形で、株式会社成洋によって検証が行われたようです。
USBポートは全て本体右側面に並んでいます。Type-AとType-Cを1つずつ搭載。
USBポートの横にはLEDインジケーター。点灯数でバッテリー残量をザックリ把握可能です。
- 4個点灯:76~100%
- 3個点灯:51~75%
- 2個点灯:26%~50%
- 1個点灯:0%~25%
サイズ
VOLTME Hypercore 10Kのサイズは104×68×16mm。
10,000mAhモバイルバッテリーにしてはコンパクト、っていうか薄いですね。
iPhone 15 Pro(6.1インチ)と並べるとこんな感じ。持ち運びしやすそうですよね。
重さも実測で170gと超軽量。僕がこれまでレビューしてきた10,000mAhモバイルバッテリーの中で最も軽かったです。
デザイン・質感・サイズ・重さ。VOLTME Hypercore 10Kの外観はめちゃくちゃ良い感じで気に入りました。
毎日持ち歩くモバイルバッテリー確定です。
付属品
VOLTME Hypercore 10Kの付属品は以下のとおりです。
- スタートガイド
- 充電ケーブル
スタートガイドは日本語での記載もありました。まぁ読むことはないかもしれませんけど。
なおVOLTMEの製品は注文から18ヶ月の製品保証があります。日本語カスタマーサポートもあるようなので安心ですね。
公式サイト>>保証
充電ケーブルは長さ30cmのUSB Type-C to Type-Cでした。
ちょっと短いかもしれないので、ご注意ください。
また、このケーブルを使って本体充電するにはUSB Type-C充電器が必要なのでご注意ください。
VOLTME Hypercore 10Kを実機レビュー
ここからはVOLTME Hypercore 10Kを実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
必要十分なバッテリー容量10,000mAh
VOLTME Hypercore 10Kのバッテリー容量は10,000mAhと普段使いに最適な容量。
スマホを2回以上、タブレットでも1回以上フル充電可能な容量です。
ノートパソコンを持ち歩いて外でバリバリ仕事をしている人には物足りないものの、そうじゃなければ10,000mAhが最適。
バッテリー容量と本体のサイズ感とのバランスに優れています。
スマホ、タブレット、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ。
このあたりを使っている人なら、VOLTME Hypercore 10Kを1台持ち歩けば、充電不足を心配せずに1日安心して過ごすことができるでしょう。
PD&QC3.0対応で最大22.5W急速充電可能
VOLTME Hypercore 10KのUSBポートは、急速充電規格に対応しています。
ポート | 急速充電規格 | 最大出力 |
USB- Type-A | Quick Charge 3.0 | 22.5W |
USB Type-C | Power Delivery | 20W |
特にUSB Type-Cの急速充電規格Power Deliveryは、様々なデバイスが対応しており、最新のiPhoneでも、30分で50%まで充電可能です。
実際に複数のデバイスを充電してみましたが、急速充電に対応している場合には十分な電力が供給されていました。
各ポート20W以上出力可能なので、パソコンへの給電は厳しいですが、スマホやタブレットなら十分です。
なお、念のためUSB Type-CポートのPDOをチェックしてみたところ、仕様通りの性能を確認。パワールールにも準拠しているようです。
またUSB Power Delivery 3.0のオプション「PPS(Programmable Power Supply)」にも対応していました。
通常USB Power Deliveryでは、固定の電圧と電流でデバイスに電力供給されますが、PPSに対応していれば、電圧と電流を細かく刻んで給電できるので、変換ロスと発熱を抑えることが可能です。もちろん受電側(スマホやノートパソコン等)もPPSに対応していなければ機能しません。
ただ、残念ながらUSB Type-CポートからはUSB Power Delivery以外の独自急速充電規格も検出されています。
eMaker搭載ケーブルが破損してしまう可能性が0ではないものの、実際に使ってみた範囲では実用上問題はなさそうです。
まぁ、気になる人は、購入しないほうがいいでしょう・・・。
2台同時充電可能
VOLTME Hypercore 10KにはUSBポートが2つ搭載されているので、2台のデバイスを同時充電可能です。
スマホを2台持っていたり、複数のデバイスを持っていたりする人が大半だと思うので、複数ポート搭載は嬉しいポイントになります。
ただし、2台同時充電時は出力が合計最大15Wに制限されてしまいます。
実際に検証してみたところ、USB Type-Cが10W、USB Type-Aは5W充電になっていました。
このため、スマホ2台やスマホ+タブレットのような使い方よりも、スマホ+ワイヤレスイヤホンのような使い方に向いているかもしれません。
これならどちらのデバイスにも、それなりの速度で給電可能になります。
あると便利な低電流充電(トリクル充電)モード
VOLTME Hypercore 10KのUSB Type-Aポートには低電流充電(トリクル充電)モードが搭載されています。
ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチ等では、充電に必要な電流が微弱過ぎてモバイルバッテリーが機能しないことがありますがVOLTME Hypercore 10Kなら安心です。
使い方はオレンジの物理ボタンを3秒程度長押し。
LEDインジケーターが点滅していればトリクル充電に切り替わっています。
小さなデバイスだとバッテリーが90%くらいまで充電されると、必要な電力が小さくなりすぎて充電器やモバイルバッテリーが停止しまうことが頻繁にあるので嬉しいメリットです。
本体充電も18W急速充電
大容量モバイルバッテリーのデメリットは本体充電に時間がかかることです。
ご安心ください。
VOLTME Hypercore 10Kは本体も最大18W急速充電が可能です。
実際に本体充電中の電力を計測してみると、しっかり18Wで充電できていました。
とはいえ、10,000mAhをフル充電するにはそれなりに時間はかかります。
今日は外でスマホを充電したよなーと思い出したら、VOLTME Hypercore 10Kも充電してあげましょう。
パススルー充電に対応
仕様やマニュアルには記載されていませんでしたが、本体充電しながら他のデバイスに給電もできる「パススルー充電」にも対応しているようです。
ただ画像を見てもらって分かる通り、VOLTME Hypercore 10K本体への充電速度がガクッと落ちます。
僕の検証では、出力も下がって最大4W程度になっていました。
パススルー充電はどうしてもパワーが落ちてしまうものなので、どうしても必要な場合のみに使うオマケ機能くらいに考えていた方が良いでしょう。
まとめ:VOLTME Hypercore 10Kのメリット・デメリット・評価
VOLTME Hypercore 10Kを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
VOLTME Hypercore 10Kを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・3,000円台 ・スタイリッシュな外観 ・薄くて軽い ・10,000mAh ・最大22.5W出力 ・2台同時充電可能 ・トリクル充電可能 ・パススルー充電搭載 | ・同時充電は合計15W |
評価
総合評価:(4.5点/5点満点)
- バッテリー容量10,000mAh
- USB Type-C(20W)
- USB Type-A(22.5W)
普段使いに最も適したスペックのモバイルバッテリーが3,000円台で購入できるのは非常に優秀だと思います。
個人的に気に入ったポイントは外観デザイン・質感、そして軽さです。
持ち歩きにも便利で、ポンッとデスクに置いておいた時にめちゃくちゃイケメンでした!
同じような機能・性能のモバイルバッテリーが数多く販売されているので、見た目で決めちゃうのもありなんじゃないでしょうか?
その上、VOLTME Hypercore 10Kは比較的安めなので購入しやすいと思います。
毎日持ち歩くモバイルバッテリーを探しているなら、候補に加えたい1台です。