評価:(4.5点/5点満点)
お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+をご提供いただきました。
2024年7月に発売されたSOUNDPEATS製のワイヤレスイヤホン。
発売済みSOUNDPEATS Capsule3 Proの進化モデルになります。
最大の変更点はダイナミックドライバーに加えてMEMSドライバーも搭載したハイブリッドモデルになったこと。
価格も5,000円ほど上がったこともあり、旧モデルからどれくらい音質が変わったのか気になりますよね。
本記事でSOUNDPEATS Capsule3 Pro+を実際に使ってみた様子をレビューするので購入の参考にしてください。
メリット | デメリット |
・最新MEMSドライバー搭載 ・LDAC対応 ・価格以上の高音質 ・使えるノイキャン ・通話時ノイキャンが優秀 ・マルチポイント対応 ・イコライザーあり ・タッチカスタマイズ可能 ・ゲームモードあり | ・対応デバイスに注意 ・バッテリー持ち低下 ・ワイヤレス充電なし ・着脱検知なし ・IPX4止まり |
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SOUNDPEATS Capsule3 Pro+のデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
まずはSOUNDPEATS Capsule3 Pro+の外観・付属品をチェックしていきます。
デザイン
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+にカラバリはなくブラックの1色展開。
旧モデルからデザインに大きな違いはありませんが、よりマットで光沢のない質感になりました。キャッチコピーの「Hear Your Imagination」が印字されています。
指紋は簡単には付かないんですけど皮脂汚れが目立ちますね。しかも落ちにくい・・・。
前面にはLEDランプを1つ搭載。開閉時に光る色でケースのバッテリー残量を確認可能です。
充電中 | |
赤点滅 | 20%未満 |
黄色点滅 | 20%以上70%未満 |
緑点滅 | 70%以上100%未満 |
緑点灯 | 充電完了 |
開閉時 | |
赤点灯 | 10%未満 |
黄色点灯 | 10%以上50%未満 |
緑点灯 | 50%以上100%以下 |
背面のヒンジ部分にはゴールドに輝く「SOUNDPEATS」があしらわれております。
底面にはUSB Type-Cポートとペアリング用の物理ボタンを搭載。
ラウンド形状になっているので自立できないタイプですね。
上蓋を開けるとイヤホンの登場。スティックを縦に挿入して収納するタイプです。
内部やイヤホンにはLEDインジケーターはありませんでした。
イヤホンはケースにマグネットで固定されているので逆さまにしても落ちません。
上蓋の磁力も強力なので簡単に開いてしまうことはないと思いますが、しっかりくっついているので万が一開いてしまっても安心です。
ただし、旧モデルから引き続きイヤーピースが外向きの配置・・・。
これだとイヤホンを取り出してから使うまでに180°回転する必要があります。もちろん収納する時も同様です。
サッと収納できないから地味に不便なんですよ・・・。
AirPods Pro(第2世代)のような配置なら使う時も収納する時もスムーズなんですけどね。
イヤホンは脚のように伸びたスティックがあるタイプ。
個人的にはスティックがあると着脱しやすいから蕾タイプよりも好みです。
旧モデルはアクセントカラーがブロンズでしたが、Capsule3 Pro+はゴールド。
かなりゴージャスな印象を受けます。
この色合いが僕が使ってるXiaomi 14 Ultraと相性バッチリ。もはやセットかのように高級感を感じます。
サイズ感
充電ケースのサイズは50.07×67.31×25.9mm。
SOUNDPEATS Capsule3 Proからサイズに変更はありません。
他のワイヤレスイヤホンと比べてもごく普通と言ったところ。
重さはイヤホンを含めて実測で50gでした。一般的です。
イヤホンのサイズも変化なし。33.57×21.53×25.61mmです。
AirPods Pro(第2世代)の大きさとよく似ています。
重さは実測で片耳5gと軽量。装着したままワークアウトしても邪魔になることはないでしょう。
付属品
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の付属品は以下のとおり。
- ユーザーガイド
- オリジナルステッカー
- イヤーピース
- 充電ケーブル
マニュアルには日本語の記載もありますが、内容はあっさりしているので公式サイトのQ&A(FAQ)も参考にすると良いと思います。
イヤーピースは最初から装着されているものを含めて3サイズ。
音質やノイキャンの効果に影響があるので必ず全サイズ試して、なるべくフィット感の良いものを選びましょう。
引き抜くだけなので交換は誰でも簡単にできます。
ステム(ノズル)の形状は楕円形なので他社製のものに交換する場合は適合するか確認が必要です。
充電ケーブルはUSB Type-A/Type-C。独自の急速充電を使用しているわけではないので、ケーブルは何でも良いと思います。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の音質をレビュー
それではここからは、肝心のSOUNDPEATS Capsule3 Pro+の音質を紹介していきます。
どんなワイヤレスイヤホンでも1番重要なのは当然音質ですからね。
MEMSドライバー搭載
音質をレビューする前にSOUNDPEATS Capsule3 Pro+の特徴を少しだけ解説。
まず重要なのが搭載されているドライバー。
旧モデルから引き続きの12mmダイナミックドライバーに加えて、MEMSドライバーを搭載したハイブリッドタイプになっております。
これまでワイヤレスイヤホンのハイブリッドドライバーと言えば、ダイナミックドライバー+バランスドアーマチュアドライバーが一般的でした。
それが、SOUNDPEATS Capsule3 Pro+では高音域用にxMEMS社のMEMSドライバーを搭載。
2023年夏頃からちょこちょこ報道されていたMEMS(微小電気機械システム)技術によるスピーカーがMEMSドライバーで、以下のような特徴があります。
- 小型・薄型・軽量
- 電力消費が少ない
- 高音域が得意(歪みが少ない)
- 位相特性が高い
- 空間表現に優れている
- 遅延特性に優れている
まさに良いことづく目の最先端技術。
2024年7月現在、MEMSドライバーが搭載されているワイヤレスイヤホンはごく僅か。
- Noble Audio FALCON MAX:44,000円
- Creative Aurvana Ace 2:21,400円
- Creative Aurvana Ace:18,700円
- SOUNDPEATS Capsule3 Pro+:15,480円
しかもSOUNDPEATS Capsule3 Pro+なら、どれよりも安価で試せるのが嬉しいポイントです。
LDACに対応
さらにSOUNDPEATS Capsule3 Pro+はBluetoothコーデックとしてLDACに対応
接続端末がLDACに対応していれば、24bit/96KHzの純然たるハイレゾワイヤレスでの音楽再生が可能です。
再生時の劣化を極力抑え、CDを超える高音質な音楽を楽しむことができちゃいます!
・・・とは言うものの、ぶっちゃけハッキリ違いが分かるのは耳が肥えた人くらいかもしれません笑
特徴を活かした音質は価格以上に凄い!
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の音質は端的にめちゃくちゃ良いです!
1万円ちょいでこれだけの音質が楽しめるなら超十分。
オーディオのガチ勢じゃなければ確実に満足できます。
僕が初めて音を流して最初に感じたのは音場の広さと優れた定位感。
ワイヤレスイヤホンとは思えないほど広い空間で音が流れている雰囲気で、どこでどんな音が鳴っているかが分かりやすかったです。
空間オーディオとは言えないものの、それに近い感覚があります。面白い!
低音域はかなり強め。12mm大口径ダイナミックドライバーによる力強さと迫力があります。
中音域のボーカルやギターの音が一歩前に出てくるものの、サウンドの傾向的にはいわゆる「ドンシャリ」。
ただしSOUNDPEATS Capsule3 Pro+については、この「シャリ」が他のイヤホンとは少し違いますね。
MEMSドライバーの特徴なのか、高音域の表現が非常に美しい。透き通り伸びやかな高音を思う存分楽しむことができます。
旧モデルでは高音域のシャリつきや刺さりが強かったのですが、ある程度音量を上げても耳障りになることが少なかったので進化を感じます。素敵!
いやぁ・・・マジで音が良いっす。
高音質なワイヤレスイヤホンが欲しい!でも安いのが良い!
そんなワガママなあなたにピッタリなんじゃないでしょうか?
WF-1000XM5と音質比較
僕が持っているワイヤレスイヤホンの中で最高音質(自分好み)のSONY WF-1000XM5と聴き比べもしてみました。
まず、サラッと聞く程度だと僕には大きな違いを感じることができません・・・・。
それだけSOUNDPEATS Capsule3 Pro+が良い音を鳴らしてるんだと思います。
ただ、よーーーーく聴き比べてみると、WF-1000XM5の方が優れているポイントが見えた気がしました。
- より高い解像感で音色の輪郭がハッキリしている
- 表現力が豊かで余裕があり音数が多い
さすがは高級ワイヤレスイヤホン。音質を超重視しているなら、やっぱりハイエンドモデルを購入した方がいいんだろうなと思います。
まぁ殆どの人はSOUNDPEATS Capsule3 Pro+で十分満足できるのでご安心ください。
1万円台で購入できるイヤホンの音質は遥かに超えていますからね。
iPhoneではLDACを使えないので注意
iPhoneユーザーでSOUNDPEATS Capsule3 Pro+を使ってみたいと考えている人もいるかもしれませんが、残念ながらiPhoneはLDACに対応していないのでご注意ください。
ただ肝心の音質は悪くないです。全く。
確かにAndroidでLDACに接続した場合よりもわずかに音の輪郭がボヤけていますが、基本的にSOUNDPEATS Capsule3 Pro+は良い音を鳴らしてくれます。
このため、音質に拘りがある人は別にして、普段使い用なら全く気にならないでしょう。
なお、もちろんこれはiPhone限らず、デバイス自体が対応していなければLDAC接続にはなりません。
さらに、LDACに対応しているスマホであってもストリーミング再生では「48kHz/24bitハイレゾ(JEITA定義)」になってしまうことも多いです。
「96kHz/24bitハイレゾ(日本オーディオ協会定義)」に対応しているデバイスは限られているのでご注意ください。
イコライザーで好みのサウンドに調整可能
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+はコンパニオンアプリ「PeatsAudio」でサウンドの調整が可能です。
用意されているプリセットのほか、各音域-6から+6まで12段階の調節が可能です。
また「適応型EQ」では、聴力検査のようなテストをして自分の「聞こえ」に合ったイコライザーを生成することも可能です。
実際に全てのプリセットを使ってカスタムイコライザーも試してみたのですが、僕が最も好きだったのは「SOUNDPEATSクラシック」でした。
低音域をさらに強めても良いですし、ボーカル・ギターなどの中音域を強調させても良いでしょう。
好きなように自分好みのサウンドを作れるところがSOUNDPEATS Capsule3 Pro+の特徴です。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+のノイキャン性能をレビュー
続いて、もはやワイヤレスイヤホンの必須機能になっているアクティブノイズキャンセリング機能・外音取り込み機能をチェックしていきます。
ノイキャンの性能は価格以上
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+は周囲の雑音や装着状態、耳の形状に応じて効果を自動調整する「アダプティブノイズキャンセリング」に対応。
ANC(アクティブノイズキャンセリング)を有効にすると、1〜2秒後にスッと周囲の騒音が消えるのが分かります。この僅かな間にノイキャンの強度を調整しているんですね。
雑音をかき消す効果もそれなりに高め。
最強性能のノイキャンを搭載した「AirPods Pro(第2世代)」「WF-1000XM5」と比較すると以下の通りに感じました。
低音域 | 中音域 | 高音域 | |
Capsule3 Pro+ | 8 | 7 | 6 |
AirPods Pro(第2世代) | 10 | 8 | 7 |
WF-1000XM5 | 9 | 8.5 | 8 |
さすがにハイエンドモデルが作り出す無音の世界には及ばないものの、普段使いなら十分強力で、仕事や勉強に集中したい時用の耳栓代わりにも使えるでしょう。
もちろんノイズキャンセリング+音楽にすれば、どんな雑音でも殆ど聞こえなくなっちゃいますよ。
ノイキャンの効果が高すぎると閉塞感が強くなる場合もあるので、逆にこのくらいの強さのほうが使いやすいかもしれませんね。
ホワイトノイズは殆ど気になりませんが、風切音はそれなりに感じました。
外部音取り込みモードもそこそこ使える
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+には外部音取り込み機能(透過/トランスペアレンシー)も搭載されています。
イヤホンを使いながらでも周囲の音が聞こえやすくなるので、レジでの会計時などに重宝する機能です。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の集音効果はそれなりに高いです。
とは言え、開放感を得られるほどではなく自分の声もこもり気味なので、イヤホンを装着したまま会話をするのは少々厳しいと思います。
どうしても自分の話し声が大きくなってしまいますからね。
ちなみにこれまでレビューした中で最強の外部音取り込みはAirPods Pro(第2世代)。
イヤホンを付けてないんじゃないか?と思えるくらいに透過性が高いです。
通話時のノイキャン性能も高い
ワイヤレスイヤホンを装着しながら音声通話をする人も多いと思いますが、SOUNDPEATS Capsule3 Pro+には通話時のノイズキャンセル機能もあります。
その効果はかなり高め。スピーカーから雑踏音をそこそこ大きなボリュームで流しながらマイクで収録してみました。
参考にこちらはAirPods Pro(第2世代)で収録した音声です。
周囲の雑音を消す効果はSOUNDPEATS Capsule3 Pro+の方が優秀。
背景で鳴っている音が全然聞こえてないですよね?
音質が機械音っぽくなっちゃってるのが少々勿体ないんですが、外出先での音声通話はもちろん、オンラインミーティング・授業なんかでも活躍してくれそうです。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+のバッテリー持ち・充電速度をレビュー
機能を多く詰め込んだワイヤレスイヤホンほどバッテリーもちが悪くなる傾向があります。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+のバッテリー性能をチェックしていきましょう。
連続再生時間は最大6.5時間
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+はイヤホン単体で最大6.5時間の連続再生、充電ケースとの併用で合計最大43時間使用可能とのこと。
旧モデルに比べると短くなっちゃったけど、そこそこ使えそうだなーと思ったんですが、どうやらこれは「ANC OFF/AAC」の場合とのこと。
そこで「ANC ON/LDAC」のガチ使用での連続再生時間を検証。
音量を50%・マルチポイント接続無効の状態にしてAmazon Musicを再生し続けたところ、約3時間使えました。
さすがに搭載された機能をフルに活用すると、バッテリー消耗は激しくなってしまうようです。
とは言え、長時間フライトには不向きなものの、毎日の通勤・通学、ワークアウトで使うくらいであれば十分だと思います。
音質よりもバッテリー持ちを重視する場合には、AAC接続にしてあげると良いかもしれませんね。
充電速度はそこそこ
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+のイヤホンの充電速度も検証してみたところ、10%からフル充電にかかった時間は約45分。
公称値の半分くらいの時間でフル充電できちゃいました。かなり優秀ですね。
30分の充電で80%くらいまで回復していたので、使用中にバッテリー切れになったとしても、短時間で暫く使える延命機能も搭載されていそうです。
なお、ケースの充電時間は2時間とのこと。
充電速度は1W程度なので特に急速充電には対応していないようです。
また残念ながらワイヤレス充電にも非対応でした。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+を実機レビュー
ここからは音質・ノイキャン・バッテリー以外の部分でSOUNDPEATS Capsule3 Pro+を実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
簡単ペアリング!探してタップするだけ
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+のペアリングは超簡単。
購入後、充電ケースの蓋を開けるとペアリングモードに。
あとは接続したいスマホやタブレット等のBluetooth設定で「SOUNDPEATS Capsule3 Pro+」を見つけてタップすればペアリング完了です。
ちなみに購入時にはイヤホンに絶縁シートが付いているので剥がすのをお忘れなく。
これが付いていると通電しないので一生ペアリングできませんよ。
なお、SOUNDPEATS Capsule3 Pro+はBluetoothコーデックにLDACを採用していますが、接続が不安定になりやすい特性を持ったBliuetoothコーデックです。
このため、人が多い場所などで接続がブツブツ途切れてしまうことがあります。
僕が使ってみた感じでは、駅構内や満員電車では接続が不安定でした。
このため、あまりにも接続が不安定になる場合には、LDACではなくAACにした方が良いかもしれません。
マルチポイント(デュアルデバイス接続)に対応!
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+は複数の端末と接続できるマルチペアリングはもちろん、デバイス間の切り替えが簡単なマルチポイントにも対応していました。
2台目以降のデバイスと接続する場合には、ケースの物理ボタンを長押しでペアリングモードになりますよ。
通常複数のデバイスとの接続を切り替えるには、接続中のデバイスとのペアリングを解除しなければ別のデバイスに接続できません。
マルチポイント接続に対応していれば、切り替え操作不要で音が流れているデバイスに勝手に接続してくれます。
例えばiPhoneで音楽を聴いている時に他方のスマホにLINEの音声着信があった場合、iPhoneの音楽再生が停止され、そのまま音声通話することができました。
マルチペアリングはできてもマルチポイントに対応しているワイヤレスイヤホンは珍しいので貴重なメリットです。
なお、マルチポイントを有効にしている場合にはLDACは利用不可、逆もまた然りです。
音質重視の人はご注意ください。
片耳使用も簡単にできる
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+は片耳使用も簡単。使わないイヤホンをケースに収納するだけです。
左右のイヤホンに主従関係がないようなので好きな方を簡単に使えちゃいます。
仕事・勉強・家事などをしながら音楽を聞くのに片耳利用は重宝。
ややこしい設定をしなくてもすぐに使えるので便利です。
各種設定はPeatsAudioアプリで
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+にはコンパニオンアプリ「PeatsAudio」があります。
PeatsAudio
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ここまでのレビューでちょこちょこ紹介しているように、SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の様々な設定が可能です。
- ノイキャンモード切り替え
- イコライザー
- タッチアサイン変更
- ゲームモード切り替え
- マルチポイント切り替え
- ファームウェアアップデート
スマホとペアリングができていれば、デバイスの追加から簡単に登録できるので使い方も簡単。
初めてPeatsAudioを利用する時にはユーザー登録の必要がある点は、ちょっぴり面倒くさいかもですね・・・。
タッチ操作のカスタマイズができる
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+はタッチで音楽再生アプリ等の操作が可能。
タッチエリアは赤丸のあたり、スティックの上部です。
デフォルトの操作方法は以下の通り。
右1回タッチ | 音量上げる |
左1回タッチ | 音量下げる |
2回タッチ | 再生/一時停止 電話を受ける/切る |
右3回タッチ | 音声アシスタント |
左3回タッチ | ゲームモードON/OFF |
右1.5秒長押し | 曲送り |
左1.5秒長押し | ANC切り替え |
タッチ操作で音量調整できるのは嬉しいポイント。
早くタッチしすぎると連続タッチと認識されてしまうんですが、擬似的に音量を上げる場合は上にスライド、音量を下げる場合には下にスライドすると上手くいきました。
トン・トン・トンとリズムよく操作するのがいいでしょう。
再生/一時停止が2回タッチになっているのも誤動作しにくくて良いですね。
なおデフォルト設定では「曲戻し」がありませんがカスタマイズも可能。
この中に「前のトラック」があるので、好みの操作に割り当ててあげましょう。
また頻繁に触ってしまってウザいと思ったら「タッチを無効にする」こともできるのでお試しください。
ゲーム(低遅延)モード搭載
ワイヤレスイヤホンはBluetoothで音声データを伝送する使用上、どうしても遅延は発生してしまいます。
特にSOUNDPEATS Capsule3 Pro+は遅延が起こりやすいLDACを採用しているので不安な部分です。
ただ実際に試して意外だったのですが、それほど大きな遅延(音ズレ)を感じることはありませんでした。
動画視聴をしていても、口の動きとセリフの音声とのリップシンクが気になることは殆どありません。
とは言え残念ながらやっぱりゲームは厳しい・・・。
例えば原神では、攻撃ボタンのタップから効果音がするまで僅かな間が発生していました。紛れもない遅延です。
こんな時に使いたいのがゲームモード(低遅延モード)。
遅延を0.07sまで抑えてくれるとのこと。ゲームモードを有効にすると、確かに原神で感じたタイムラグが殆ど感じられなくなりました。
もちろん、トップランカーやゲームガチ勢の人には到底おすすめできませんが、僕のように軽くゲームするくらいであれば、全然使えちゃうと思います。
フィットする装着感
耳の形によって装着感は様々ですが、僕の耳にはSOUNDPEATS Capsule3 Pro+が合っているようで、しっかりフィットしてくれました。
スティックもそれほど長くないので見た目にも違和感がありません。
ただイヤーチップが楕円形状のせいか、カナル型特有の圧迫感はそれなりにあります。
このため、窮屈な感じが苦手な人は少々注意が必要です。
イヤーチップのサイズを変えるのはもちろん、他社製のイヤーチップと交換してもいいでしょう。
防水性能は雨と汗を防ぐ程度
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+が対応している防水性能はIPX4等級。
保護等級 | 保護内容 |
IPX4(防沫) | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない |
生活防水に毛が生えた程度なので強力ではありません。
それでもちょっとした雨とか、スポーツ時の汗ならしっかり守ってくれるので防水性能が全くないよりもずっと安心です。
このため、お風呂・シャワー・水泳等で使うのはやめましょう。水没させたら壊れます。
ポケットに入れたまま洗濯してしまうこともありますが、これもアウトなのでご注意ください。
水に濡れた場合は、よく乾燥させてから充電するようにしましょう。
水分がある状態での通電は非常に危険です。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+のスペック・仕様
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の主要スペックは以下の通りです。
価格 | 13,880円 |
再生時間 | 6.5時間(ANC OFF) ケースと併用:43時間 |
充電時間 | 1.5時間(イヤホン) 2時間(ケース) |
バッテリー容量 | イヤホン:35mAh ケース:500mAh |
充電端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
ケースサイズ | イヤホン:33.57×21.53×25.61mm ケース:50.07×67.31×25.9mm |
重さ | イヤホン:約5g ケース:約48g |
Bluetooth | Ver.5.3 |
通信距離 | 最大10m |
防水規格 | IPX4 |
チップ(SoC) | WQ7034AX |
ドライバー | DD(12mm) MEMS(Cowell) |
Bluetoothプロファイル | HSP,HFP,A2DP,AVRCP |
対応コーデック | AAC,SBC,LDAC |
周波数応答 | 20Hz~40kHz |
インピーダンス | 不明 |
公式サイト>>仕様
まとめ:SOUNDPEATS Capsule3 Pro+のメリット・デメリット・評価
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+を実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+を買うべきメリットと、購入前にチェックしておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・最新MEMSドライバー搭載 ・LDAC対応 ・価格以上の高音質 ・使えるノイキャン ・通話時ノイキャンが優秀 ・マルチポイント対応 ・イコライザーあり ・タッチカスタマイズ可能 ・ゲームモードあり | ・対応デバイスに注意 ・バッテリー持ち低下 ・ワイヤレス充電なし ・着脱検知なし ・IPX4止まり |
評価
評価:(4.5点/5点満点)
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+は、今後普及が予想されるMEMSドライバーを比較的気軽に試せるワイヤレスイヤホンです。
無線充電に対応していなかったり、着脱検知機能を搭載していなかったりと、寂しいポイントはあるものの、音質は価格以上に超優秀。
1万円台で高音質なワイヤレスイヤホンを探しているなら、SOUNDPEATS Capsule3 Pro+が有力候補になると思います。
なお、SOUNDPEATS製品はAmazonのセール対象になることや、クーポンを発行していることが多いので購入前に必ずチェックしておきましょう。