新しいもの好きの ちびめがね(@chibimegane)です!
10,000円以下(2019年5月4日現在)で購入できるおすすめのSIMフリースマートフォン OUKITEL C12 PROをご紹介いたします。
OUKITEL C12 PROは中国の深セン市にある「SHENZHEN YUNJI INTELLIGENT TECHNOLOGY CO.,LTD」のオリジナルブランドOUKITELのスマートフォンです。
OUKITELではスマートフォンだけではなく、スマートウォッチや充電器などの電子機器も展開されています。
OUKITEL公式サイト>>製品一覧
OUKITEL C12 PROは低価格のエントリーモデルですが多機能なのが特徴です。
- 6.18インチ(19:9)全画面ディスプレイ
- リアカメラ 8MP+2MP / フロントカメラ 5MP
- 顔認証+指紋認証
- 2GB RAM(クアッドコア)
- デュアルSIM(nanoSIM×2)
実際に2か月ほど使ってみた結果、多機能ではありますがやっぱりエントリーモデル。
価格相当のスマートフォンだな、というのが僕の正直な感想です。
OUKITEL C12 PROをメイン機としてバリバリ使うのはおすすめできませんが
- 2台目のスマホが欲しい人
- とにかく安いスマートフォンが欲しい人
そんな場合には最適のSIMフリースマートフォンです!
本記事では10,000円以下で購入できるエントリーモデルのSIMフリースマートフォンOUKITEL C12 PROを詳しくレビューしていきたいと思います。
タップして読みたい場所へ
OUKITEL C12 PROの基本スペックと外観
OUKITEL C12 PROの基本スペックは以下のとおりです。
モデル名 | C12 PRO |
CPUモデル | MT6739WW |
CPUコア数 | 4(クアッドコア) |
RAM | 2GB |
ROM(内部ストレージ) | 16GB(microSDカードで64GBまで拡張可) |
OS | Android8.1 |
OUKITEL C12 PROの付属品
OUKITEL C12 PROには充電用のmicroUSB-USBケーブルとUSB ACアダプターが付属されています。
また透明の専用カバー・保護フィルムも最初から装着されています。
透明カバーも保護フィルムも傷がつきやすいので、気になる方は別途購入されることをおすすめします。
OUKITEL C12 PROの外観
OUKITEL C12 PROのサイズは155mm×75mm。
厚みは約10mmで片手で持つにはやや大きいサイズ感です。
重さは180gで僕が使っているiPhone 6sより少し重いかな?と感じる程度でした。
ちなみにiPhone XSは177gですのでほぼ同じくらいの重さです。
背面上部にはデュアルカメラと指紋認証センサー、背面下部にはスピーカーがあります。
本体上部には充電用のmicroUSBポートとイヤホン用の3.5mmジャックがあります。
そして側面には音量ボタンと、ロック(電源)ボタンが付いています。
画面のサイズは6.18インチで、縦横比が19:9とかなり縦長です。
画面サイズを大きくするために「切り欠き」のノッチデザインが採用されています。
切れ込み部分にはスピーカーとインカメラが搭載されていますよ。
普段iPhone 6sを使用している僕からするとかなり大きいと感じました。
ただ重さはそれほど重くないので、片手で持っても苦になりません。
また、背面がマットな質感なので落ち着きがあり、高級感もある大人っぽいデザインなので、年代を問わずに使用できます。
OUKITEL C12 PROのバッテリー性能
OUKITEL C12 PROには3,300mAhのバッテリーが搭載されています。
OUKITEL C12 PROを充電100%の状態から使ってみたところ、約4日間充電せずに使い続けることができました。
使用方法や頻度によって差はあると思いますが、バッテリー性能は悪くありませんよ。
OUKITEL C12 PROのカメラ性能
OUKITEL C12 PROに搭載されているカメラのスペックは以下のとおりです。
リアカメラ | 8.0MP+2.0MP(デュアル) |
フロントカメラ | 5.0MP |
リアカメラには8MPのカメラに補助的な2.0MPのカメラも搭載されているので、iPhoneのポートレートモードのような「ボケ」を追加できます。
こちらはiPhone 6sで撮影した写真です。
手前の青いアヒルに焦点を合わせて撮影したところ、背後のアヒルが若干ボケました。
OUKITEL C12 PROの「ボケ」モードで同じように撮影してみます。
このように強い「ボケ」が追加され、より立体感のある写真を撮影をすることが可能になります。
外の景色も撮影してみました。
こちらはiPhone 6sで撮影した写真です。
こちらはOUKITEL C12 PROで撮影した写真です。
先ほどのアヒルの写真でもそうですが、やや黄色みが強い写真になっているのがお分かりになると思います。
発色は弱いですが、その分温かみのある色合いの写真が仕上がります。
OUKITEL C12 PROのカメラ機能には複数の撮影モードがあります。
「Panorama」「Video」「Beauty」「Bokeh」「Mono」「Pro」
また、中央の倍率ボタンで「1X~8X」まで望遠撮影をすることも可能です。
設定ではホワイトバランス等も細かく切り替えることもできます。
こちらは「Pro」モードでの撮影設定画面です。
デュアルカメラの特徴でもある「ボケ」が簡単に追加できるのは嬉しいポイントです。
超高画質の写真を撮影したいというのは不可能ですが、SNSなどに投稿する写真や、日常生活での撮影には十分なカメラ性能と言えます。
OUKITEL C12 PROのSIMカードの入れ方
OUKITEL C12 PROはSIMフリーのスマートフォンなので、SIMカードを自分で差し込んで使う必要があります。
SIMカードの取り付け方が少し難しかったのでご紹介いたします。
ディスプレイを正面から見て右下にある「窪み」に爪をひっかけて、カバーを上に引き上げます。
1か所カバーが外れたら少しずつカバー全体を本体から外していきます。
SIMカードを取り付ける時はこのようにカバーを完全に取り外します。
OUKITEL C12 PROはデュアルSIMに対応しているので、nano SIMカードを2枚取り付けることが可能です。
実際に僕はLINEモバイルの「softbank回線」と「au回線」の2枚のnano SIMカードを取り付けていますが、問題なく利用できています。
デュアルSIMに対応しているのは大変便利です。
仕事用・プライベート用でSIMカードを切り替えることや、電波の入り具合によって回線を切り替えることが可能になります。
OUKITEL C12 PROのイマイチな点
数か月実際にOUKITEL C12 PROを使っていてイマイチだなと感じた点を紹介していきます。
OUKITEL C12 PROをAntutuで計測した結果
RAM2GBのクアッドコアなのですが、多くのアプリを同時に利用することには向きません。同時に複数のアプリを起動させていると、アプリが落ちてしまうことがありました。
そこで、無料ベンチマークテストアプリAntutuでOUKITEL C12 PROのスコアを計測してみました。
Antutuはスマートフォンやタブレットの性能評価を調べるために使われているベンチマークテストアプリです。
その結果はこちら「43450」です。
僕が普段使用しているiPhone 6sのスコアを計測してみると「148917」。
3年以上使用しているiPhone 6sと比べてもOUKITEL C12 PROはかなり低いスコアになってしまいました。
なお参考までに2019年5月4日時点でのiOSシリーズのスコアランキングの上位は以下のようになっています。
また、OUKITEL C12 PROで人気ゲーム「PUBG MOBILE」をプレイしてみましたが、動きがカクカクしてしまい、狙ったところに射撃することもできませんでした。
同様に「パズル&ドラゴンズ」もプレイしてみましたが、こちらは問題なくプレイすることができました。
OUKITEL C12 PROは本体に高い負荷をかけたり、メモリーを大量に消費するような使い方には不向きです。
これまでハイエンドモデルのスマートフォンを使用していた人がOUKITEL C12 PROを使用するとストレスになることも多いかもしれません。
解像度が低い
OUKITEL C12 PROは6.18インチの大画面なのですが、解像度が「480×996」なので粗さが目立ってしまうことがあります。
写真やビデオを高い解像度で閲覧しようとしても、その通りに表現できない場合もあるので注意が必要です。
対応Bandが少ない
OUKITEL C12 PROが対応しているBAND(周波数帯)は以下のとおりです。
3G(W-CDMA) | Band1,Band8 |
4G(LTE) | Band1,Band3,Band7,Band8,Band20 |
まず、3G回線は「W-CDMA」方式ですので「au回線」は利用できません。
そしてSoftbank回線のプラチナバンドには対応していますが、docomo回線で使用する場合には山間部などでは繋がりにくい状況になる場合もあります。
4G回線でも同様にSoftbank回線ではプラチナバンドに対応していますが、docomo回線・au回線では山間部などでは繋がりにくい可能性があります。
OUKITEL C12 PROが格安SIMのLINEモバイルで使用できるのか試した結果をこちらの記事で紹介しています。
対応Bandについても詳しく解説していますので是非あわせて読んでみてください。
OUKITEL C12 PROはエントリーモデルのスマートフォンなので、ハードな使い方には向いていません。
また、せっかく購入してもBand(周波数帯)に対応していない場合もありますので注意が必要です。
まとめ:安さで選ぶならOUKITEL C12 PROはおすすめです
10,000円以下で購入できるエントリーモデルのSIMフリースマートフォンOUKITEL C12 PROをレビューいたしました。
価格以上に豊富な機能をもっているのが特徴のOUKITEL C12 PROは安さで選ぶならおすすめのスマートフォンです。
しかし、実際に使ってみると以下のイマイチな点を感じました。
- ハードな使い方はできない
- 解像度が低い
- 対応しているBand(周波数帯)が少ない
スマートフォンに高機能を求めて、日常的にバリバリ使いたい人には向かないスマートフォンですが、Web閲覧やメール・LINE、SNSなど必要最低限のことができれば良い人や、とにかく安いスマートフォンが欲しい人には最適のスマートフォンです。
デュアルカメラを利用して写真に「ボケ」を追加することができますし、デュアルSIMで回線の切り替えも簡単にできます。
流行りのスマートフォンの最新機能を試してみたいけど、10万円以上も出すことができない。
そんなあなたはOUKITEL C12 PROを試してみてください!