(5点/5点満点)
お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
EarFun Air Pro 4iをご提供頂きました。
2025年8月に発売されたEarFun製のワイヤレスイヤホン。
似たような名前のイヤホン発売されてなかった?そう思ったあなたは鋭い!
それもそのはず。2024年7月に発売されたEarFun Air Pro 4の廉価モデルになります。
- LDAC対応
- ノイキャン(ANC)搭載
- 外音取り込み搭載
- マルチポイント対応
- ワイヤレス充電搭載
- イコライザー搭載
- タッチ操作カスタマイズ可能
- ゲームモード搭載
- Google Fast Pair対応
- IPX55防塵防水
・・・ただ廉価モデルとは言いながら、必要な機能がたっぷり搭載されたとんでもないコスパモデル。特にノイキャン性能が高く、定価7,000円台のワイヤレスイヤホンを凌駕しておりました。
Amazon&公式サイトで使えるクーポンを頂きました。レジで入力すると25%OFF、なんと5,993円で購入可能です。
クーポンコード:EFAPFIPY
2025年9月30日までの期間限定なのでぜひご活用ください!これは超安い!
本記事でEarFun Air Pro 4iを実際に使ってみた様子をレビューするので、購入の参考にしてください。
メリット | デメリット |
・コンパクトサイズ ・LDAC対応 ・価格以上の音質 ・シアターモード搭載 ・高性能ノイキャン ・マルチポイント対応 ・専用アプリあり ・イコライザーあり ・Google Fast Pair ・ワイヤレス充電あり ・ゲームモード搭載 |
・対応デバイスに注意 ・着脱検知なし |
タップして読みたい場所へ
EarFun Air Pro 4iのデザイン・サイズ・付属品をレビュー
まずはEarFun Air Pro 4iの外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
EarFun Air Pro 4iはブラック・ホワイトの2色展開。
このうち、ご提供頂いたのはブラックです。
上位モデルのAir Pro 4を踏襲したオーソドックスなデザインで、素材も樹脂製と同じ。
光沢が控えめなマットな色合いなので指紋は全く目立ちません。
ケース正面にLEDインジケーターが1つ搭載されており、点灯色でバッテリー残量を把握できます。黄色になったら充電してあげると良いですね。
- 緑:30%以上
- 黄:10%〜30%
- 赤:10%未満
背面には充電用のUSB Type-Cポートがあります。
蓋を開けるとイヤホンの登場。上位モデル同様に平置きで収納するタイプ。
化粧コンパクトのようにデスクに置ける形状も個人的に好みです。
ケース内部にペアリング用の物理ボタンを搭載。上蓋の裏には各種認証マークがあり、技適マーク・PSEマークを確認しました。
マグネットで固定されているので簡単に落ちてしまうことはありません。
上位モデルはケースの中にLEDを搭載していたんですが、Air Pro 4iにはありませんでした。あれ地味にカッコイイんですよね。
イヤホンのデザインは上位モデルよりもシンプルに。ポチッと付いているのはタッチエリアの目安になる部分です。
裏側は光沢のあるブラック。こちらは指紋や皮脂汚れが目立ちやすいですね。
サイズ感
充電ケースのサイズは55.7mm×52.9mm×31.2mm。
上位モデルよりもコンパクトになりました。かなり良い感じ。可愛いです。
イヤホンが入った状態で57g。重さは上位モデルと変わりません。
イヤホンのサイズは一般的と言ったところです。
デザインは変わりましたがサイズ的には上位モデルと変わりませんね。
重さは片耳5gなのでワークアウト中に使用しても煩わしく感じることはないでしょう。
装着感は良好
耳の形によって装着感は様々ですが、僕の耳には合っているようで、フィット感抜群。
激しく頭を振ったりしても外れたり落ちたりしません。
スティックもそれほど長くないので見た目にも違和感ないですね。
EarFun Air Pro 4iにはANCと外部音取り込み機能があるのでフィット感は特に重要。
フィット感が強いと隙間を埋めてくれるので耳栓のように遮音性能(パッシブノイズキャンセリング)が高くなり、総合的にノイキャン効果が強くなります。
ただし、フィット感が強いせいかカナル型特有の圧迫感も強めです。
耳の詰まりを感じないことはないので、イヤーピースのサイズを変更したり、他社製のイヤーチップに交換したりして調整した方が良いでしょう。
付属品
EarFun Air 2 NCの付属品は以下のとおりです。
- マニュアル類
- USBケーブル
- イヤーピース
EarFunの製品は購入日から18ヶ月の保証期間があるので確認してくださいね。
公式サイト>>保証
イヤーピースは初めから装着されているものを含めて5サイズ。
音質やノイキャンの効果に影響があるので必ず全サイズ試して、なるべくフィット感の良いものを選びましょう。
引き抜くだけなので交換は誰でも簡単にできます。
ステム(ノズル)の形状は楕円形で短いタイプ。他社製のイヤーピースに交換する場合は適合するか確認しておきましょう。
なお、EarFun Air Pro 4iのイヤーピースは上位モデルから改良が加えられ、新しくなっています。
傘の部分が薄く柔らかくなりフィット感が向上、軸が硬くなったことで低音の減衰がより抑えられているそうです。確かに触り心地(特に軸)が明らかに違いましたよ。
充電ケーブルはUSB Type-A/Type-Cのものでした。長さは短め。特別な充電規格を使用しているわけではないので手持ちのケーブルを使っても問題ありません。
EarFun Air Pro 4iの音質をレビュー
ここからはEarFun Air Pro 4iの音質を紹介していきます。
ワイヤレスイヤホンを使用する上で最も重要なのは音質。いくら優れた機能が搭載されていたとしても音質が悪ければ本末転倒です。
なお音質は簡単に数値化できる性能ではないので、あくまで僕自身の感覚・感想。
また、接続するデバイスによっても音質は変わります。
特にAndroidスマホには「Dolby Atmos」や「Dirac」のような音響技術が標準搭載されているものも多く、常にイコライザーが働いているような状態なのでご注意ください。
LDACに対応
EarFun Air Pro 4iは、BluetoothオーディオコーデックとしてLDACに対応。
LDACはソニーが開発した高音質Bluetoothコーデックで、最大990kbpsと一般的なコーデックの約3倍のビットレートに対応します。これにより、24bit/96kHzのハイレゾ音源もワイヤレスで伝送でき、有線に近い音質を実現します。さらに、330/660/990kbpsの可変ビットレートに対応し、電波状況に合わせて自動切り替えするため、音質と安定性を両立できるのが特徴です。
接続端末がLDACに対応していれば、24bit/96KHzの純然たるハイレゾワイヤレスでも再生できます。
再生時の劣化を極力抑え、CDを超える高音質な音楽を楽しむことが可能ですよ。
ちなみに上位モデルのAir Pro 4はLDACに加えて以下のコーデックなどにも対応しているので、より汎用性が高いと言えます。
- aptX Adaptive
- aptX Lossles
- Snapdragon Sound認証
- LE Audio
ただ、利用頻度が最も高いのは間違いなくLDAC。対応デバイスも多いです。
そもそも低価格帯のワイヤレスイヤホンでLDACへの対応は貴重なので、それだけでも十分購入する価値があると言えるでしょう。
なお、初期設定のBluetoothコーデックはAACに設定されているのでご注意ください。コンパニオンアプリで変更する必要がありますよ。
音質は低音やや強めのバランスタイプ
EarFun Air Pro 4iのサウンド傾向は低音やや強めのバランスタイプ。
どの音域もいたずらに強調されることなく耳に入ってきます。
低音域がやや強いので存在感が大きく、楽曲の土台作りに貢献。かと言って、音がこもるようなことはありません。このため解像感が高くパリッとした音色に。
ボーカル等の中音域が明瞭で聞き取りやすく、オーディオブックやポッドキャストを聞くのにも向いてそうです。
高音域は音量を上げればシャリつきが目立つものの、普通に聞いてる分には耳障りになるほどの尖りはありませんでした。
定位感は良好ですが音場がやや狭めなので、音色の数が多くなるとごちゃつきを感じることがありました。
基本的に音質は上位モデルのAir Pro 4と同じ傾向。言わずもがな価格以上に優秀です。
これまで安価なワイヤレスイヤホンを使っていた人が使ったら、音質の高さにインパクトを受けると思います。音楽を聞くのがますます楽しくなるでしょう!
iPhoneではLDACを活かせない
iPhoneユーザーでEarFun Air Pro 4iを使ってみたいと考えている人もいるかもしれませんが、残念ながらiPhoneはLDACに対応していないのでご注意ください。
ただAACコーデックでも肝心の音質は全く悪くありません。
確かにAndroidに接続した場合よりもわずかに音の輪郭がボヤけるような印象がありますが、基本的にEarFun Air Pro 4iは良い音を出してくれます。
このため、音質に拘りがある人は別にして、通勤・通学・ワークアウト中などの普段使なら音質の違いは気にならないでしょう。
もちろんiPhone限らず、デバイスが対応していなければLDAC接続にはなりません。
さらに、LDACに対応しているスマホであってもストリーミング再生では「48kHz/24bitハイレゾ(JEITA定義)」になってしまうことも多いです。
「96kHz/24bitハイレゾ(日本オーディオ協会定義)」に対応しているデバイスは限られているのでご注意ください。
イコライザーで自分好みの音質にできる
EarFun Air Pro 4iのコンパニオンアプリ「EarFun Audio」にはイコライザーが搭載されているので、音質調整が可能です。
用意されているプリセットのほか、カスタムイコライザーでは各音域-10から+10まで21段階の調節が可能。
また「適応イコライザ」では、聴力検査のようなテストをして自分の「聞こえ」に合ったイコライザーを生成することもできます。
実際に全てのイコライザーを試してみたのですが、僕が最も好きだったのは「デフォルト」でした。
低音域をさらに強めても良いですし、ボーカル・ギターなどの中音域を強調させても良いでしょう。自分に好みに合わせた音作りができるのがポイントです。
シアターモードの効果が高い
EarFun Air Pro 4iにはイコライザーの他に「シアターモード」も搭載されていました。
EarFun Audioからシアターモードを有効にすると、サウンドステージが広くなり、音色の分離感も強くなりました。
僅かに音質が機械的になってしまうものの、どこでどんな音が鳴っているかも分かりやすく、個人的にかなり気に入ってしまい、常時有効にして使っています。
他社製のワイヤレスイヤホンにも「空間オーディオ」「イマーシブサウンド」「3Dサラウンド」など、似たような機能が搭載されているモデルもありました。
ただどれも音質が不自然な感じになってしまい常用することができません・・・。
EarFun Air Pro 4iのシアターモードは音質の変化が少ないので優秀だと思います。
EarFun Air Pro 4iのノイキャン性能をレビュー
続いて、もはやワイヤレスイヤホンの必須機能になっているアクティブノイズキャンセリング(ANC)・外音取り込み機能をチェックしていきます。
価格以上にノイキャン性能は強力!
EarFun Air Pro 4iのノイキャン性能は、「ノイキャン特化型」と売りにしていることもあって価格以上に高め。
1万円以下の購入できるワイヤレスイヤホンの性能は遥かに超えていて、思わず「強っ!」と声が出るくらいです。
ANC(アクティブノイズキャンセリング)を有効にすると、スッと周囲の騒音が消えるのが分かります。
カットしてくれる雑音は低音域が中心なのですが、中音域にも及びキーボードを叩く音も静かになっていました。
最強性能のノイキャンを搭載した「AirPods Pro(第2世代)」「WF-1000XM5」と比較すると以下の通りに感じました。
低音域 | 中音域 | 高音域 | |
Air Pro 4i | 8 | 7 | 6 |
AirPods Pro(第2世代) | 10 | 8 | 7 |
WF-1000XM5 | 9 | 8.5 | 8 |
さすがにハイエンドモデルには及ばないものの、普段使いなら十分強力で、仕事や勉強に集中したい時用の耳栓代わりにも使えるでしょう。
ノイキャンの強度はAir Pro 4と同等か僅かに弱いくらいなんですが、精度が上がっているせいか、雑音の消し方が綺麗に感じました。
こもったような感覚もなく、AirPods Pro(第2世代)の性能に近いものを感じます。
7,000円台のイヤホンでここまでノイキャン性能が高いのはめちゃくちゃ貴重だと思います。凄いです!!!
4種類のノイキャンモード
EarFun Air Pro 4iは4種類のノイキャンモードを切り替えることができます。
- ディープANC
- バランスANC
- AI適応型ANC
- ウィンドカットANC
それほど大きな違いは感じないかもしれませんが、「ディープANC」を使ってみて、閉塞感が強すぎると感じたら「バランスANC」や「AI適応型ANC」にしても良いかもしれませんね。
なお「ウィンドカットANC」は最もノイキャンの強さが弱くなりますが、風切り音が気にならなくなります。
外音取込モードの性能も悪くない
EarFun Air Pro 4iには外部音取り込み機能(透過/トランスペアレンシー)も搭載されています。
イヤホンを使いながらでも周囲の音が聞こえやすくなるので、レジでの会計時などに重宝する機能です。
EarFun Air Pro 4iの集音効果は、マイクで音を拾ってる感は強いもののそれなりに高め。
とは言え、開放感を得られるほどではなく自分の声もこもり気味なので、イヤホンを装着したままスムーズに会話をするのは厳しいかもしれません。
どうしても自分の話し声が大きくなってしまいますからね。
なお外音取り込みモードも「デフォルト」と「バランスが良い」の2種類ありました。
デフォルトの方が少し集音効果が高くなるようです。
通話時のノイキャン性能も高いが・・・
ワイヤレスイヤホンを装着しながら音声通話をする人も多いと思いますが、EarFun Air Pro 4には通話時のノイズキャンセル機能もあります。
雑音を抑える効果はかなり高め。
試しにスピーカーから雑踏音を大きなボリュームで流しながらマイクで収録した音声がこちら。雑音が殆ど感じられないことが分かります。
ただし、僕が試した限りではマイクの性能がイマイチ・・・。
外出先でのちょっとした音声通話には問題ないと思いますが、オンラインミーティング・オンライン授業に使うには厳しいかもしれません。
EarFun Air Pro 4iの基本機能・操作性をレビュー
ここからは音質・ノイキャン以外の部分でEarFun Air Pro 4iを実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
Google Fast Pairで簡単ペアリング
EarFun Air Pro 4iはGoogle Fast Pairに対応しているのでAndroid端末であればペアリングがめちゃくちゃ簡単。
上蓋を開け、表示されたポップアップの「接続」をタップするだけで完了です。
Google Fast Pairに対応していないスマホや、iOSデバイスでも難しくはありません。
上蓋を開け、Bluetooth設定で「EarFun Air Pro 4i」を探してタップすればペアリングが完了します。
- EarFun Air Pro 4iをタップ
- ペアリング完了
なお、EarFun Air Pro 4iはBluetoothコーデックに接続が不安定になりやすいLDACを採用しています。
実際に僕が使った時も、時々接続が不安定になることがありました。特に人が多い駅構内や満員電車は注意したほうが良いかもしれません。
このため、あまりにも接続が不安定になる場合には、コンパニオンアプリで「安定した接続が優先(AAC接続)」を選択してみましょう。
マルチポイント(デュアルデバイス接続)
EarFun Air Pro 4iは複数の端末と接続できるマルチペアリングはもちろん、デバイス間の切り替えが簡単なマルチポイントにも対応していました。
通常複数のデバイスとの接続を切り替えるには、接続中のデバイスとのペアリングを解除しなければ別のデバイスに接続できません。
マルチポイント接続に対応していれば、切り替え操作不要で音が流れているデバイスに勝手に接続してくれます。
例えばAndroidで音楽を聴いている時にiPhoneにLINEの音声着信があった場合、Androidの音楽再生が停止され、そのまま音声通話することができました。
なお2台目以降のデバイスと接続する場合には、ケースの物理ボタンを長押しするとペアリングモードになります。
マルチペアリングはできてもマルチポイントに対応しているワイヤレスイヤホンは珍しいので貴重なメリットです。
なお、マルチポイントを有効にしている場合にはLDACは利用できないのでご注意ください。
片耳使用も簡単
EarFun Air Pro 4iは、もちろん片耳でも使用できます。
使い方は簡単で、使わないイヤホンをケースに収納するだけ。
左右のイヤホンに主従関係がないようなので好きな方を簡単に使えちゃいます。
仕事・勉強・家事などをしながら音楽を聞くのに片耳利用は便利。
小難しい設定をしなくてもすぐに使えるのでご安心ください。
各種設定はEarFun Audioアプリで
EarFun Air Pro 4iにはコンパニオンアプリ「EarFun Audio」があります。
ここまでのレビューでちょこちょこ紹介しているように、様々な設定が可能です。
- コーデック切り替え
- イコライザー
- タッチアサイン変更
- ゲームモード切り替え
- シアターモード切り替え
- マルチポイント切り替え
- 音声ガイダンス設定
- 左右バランス・音量調節
- 自動電源オフ
- イヤホンを探す
- ファームウェアアップデート
音声ガイダンスの言語設定など、アップデートが入る度に機能が追加されてどんどん便利になっていく印象があります。
最新のアップデートでは、20種類以上の環境音まで搭載されました。
落ち着きたい時や瞑想なんかに使えそうですね。オフタイマーが見つからなかったので、睡眠時には使えないかも。
EarFun Audioはスマホとペアリングができていれば、デバイスの追加から簡単に登録できるので初期設定も簡単です。
なお、初回利用時にユーザー登録(ログイン)を勧められますが、キャンセルすればユーザーアカウントを作成せずに使うこともできました。
EarFun Air Pro 4iとコンパニオンアプリ「EarFun Audio」を接続するためには「位置情報を有効」にする必要があります。位置情報がオフになっているとイヤホンを検出できない場合があるのでご注意ください。
ケース併用で最大40時間使えるバッテリー持ち
EarFun Air Pro 4iは、充電ケースとの併用で最大40時間も使える超ロングバッテリーです。一般的なワイヤレスイヤホンだと24時間くらいなので超優秀。
ただし、ノイキャンを有効にしているかどうかでバッテリー持ちが変わってくるようです。
再生時間 | ケース併用使用時間 | |
ANC有効 | 6.5時間 | 27時間 |
ANC無効 | 9.5時間 | 40時間 |
通勤・通学・ワークアウトなら余裕ですが、長時間フライトには向いてないかもしれませんね。機内でこそANCを使いたいところではありますが・・・。
最もバッテリーを消耗しそうなLDAC&ANCを有効にして使ってみたところ、3時間で80%バッテリーを消耗しました。
音量によっても異なりますが、このペースなら4時間ほどしか連続使用できず・・・。もしかしたらスペック上の連続再生時間はAACで音楽再生した場合なのかもしれませんね。
充電時間はそこそこ
バッテリー持ちは優秀なEarFun Air Pro 4iですが、充電時間は一般的と言ったところ。
- ケースフル充電:2時間
- イヤホンフル充電:1時間
ただ、10分の充電で2時間使える急速充電には対応しているそうなので、例えば寝落ちしてバッテリーがなくなったときでも、朝の支度をしている間にある程度充電できちゃうでしょう。
ケースは特に急速充電には対応していないようで1〜2W程度。
気付いた時にこまめに充電してあげると安心です。
ワイヤレス充電に対応
EarFun Air Pro 4iの充電ケースはワイヤレス充電にも対応。
僕が試した限りでは1W程度で有線充電と変わりませんでしたが、フル充電までにかかる時間は3.5時間と少し長くなってしまうようです。
置くだけ充電は一度使うと便利すぎて、なくてはならない機能になります。
まだワイヤレス充電器を持ってなければ、2,000円位から買えるので1つ持っておいても良いかもしれませんね。
使う時も充電する時もワイヤレス。EarFun Air Pro 4iは真のワイヤレスイヤホンです。
タッチ操作のカスタマイズができる
EarFun Air Pro 4iはタッチで音楽再生アプリ等の操作が可能。タッチエリアは赤丸のあたりです。
ポチッと出っ張りがあるのでタッチエリアが指先だけで判別しやすくなりました。
デフォルトでの主な操作方法は以下のとおり。
左イヤホン | 右イヤホン | |
1回タッチ | 音量下げる | 音量上げる |
2回タッチ | 再生/一時停止 | 再生/一時停止 |
3回タッチ | 前の曲 | 次の曲 |
長押し | ANC切り替え | 音声アシスタント |
左右のイヤホンを1回タッチで音量調整できるのが嬉しいポイント。
早くタッチしすぎると連続タッチと認識されてしまうんですが、擬似的に音量を上げる場合は上にスライド、音量を下げる場合には下にスライドすると上手くいきました。
トン・トン・トンとリズムよく操作するのがいいでしょう。
もちろんコンパニオンアプリで操作をカスタマイズすることもできますよ。
ゲームモード(低遅延モード)搭載
ワイヤレスイヤホンはBluetoothで音声データを伝送する使用上、どうしても遅延が発生してしまいます。
特にEarFun Air Pro 4iは遅延が起こりやすいLDACも採用しているので不安な部分です。
ただ実際に試してみたところ、それほど大きな遅延(音ズレ)はなく、動画視聴をしていても、口の動きとセリフの音声とのリップシンクが気になることは殆どありません。
とは言えゲームは厳しめ。
攻撃ボタンのタップから効果音がするまで僅かな間が発生していました。
ただ、EarFun Air Pro 4iには遅延を50msに抑えるゲームモード(低遅延モード)があります。
ゲームモード有効にすると「僅かな間」が殆ど感じられなくなりました。
もちろん、トップランカーやゲームガチ勢の人には到底おすすめできませんが、僕のように軽くゲームするくらいであれば、普通に使えちゃうと思います。
デバイスを探すに対応
EarFun Air Pro 4iは、Google Fast Pairでペアリングした場合に、Android用の「Find Hub(デバイスを探す)」機能に対応していました。
誤って落としてしまっても、最後に接続した場所を地図で表示してくれます。
もちろん、Google Fast Pairで接続していなくても、EarFun Audioの機能で音を鳴らすことはできますよ。
落としてしまうことはもちろんなんですが、ワイヤレスイヤホンって意外と室内で行方不明になってしまうことありませんか?
僕は音楽聴きながら寝落ちしてしまって、起きた時になくなっていることが結構あります・・・。
そんな時でも音を鳴らすと、すぐにイヤホンが見つかるから地味に便利です。
防水性能は雨と汗を防ぐ程度
EarFun Air Pro 4iが対応している防塵防水性能はIP55等級。
防塵性能は十分ですが、防水性能はそこまで高くありません。
IP規格は電子機器や電気製品の防塵・防水性能を表す国際規格です。国際電気標準会議(IEC)によって定められ、日本でも日本工業規格(JIS)として採用されています。
防塵性能の「5」は、完全な防塵ではないが、機器の正常な動作に支障が出るほどのホコリの侵入を防ぐ。ある程度のホコリは入るが、故障しにくいレベル。
防水性能の「5」は、あらゆる方向からのノズルによる噴流水に対して保護されている。普通の雨や水しぶき、ホースの水程度なら耐えられる。
それでもちょっとした雨とか、スポーツ時の汗ならしっかり守ってくれるので防水性能が全くないよりもずっと安心です。
このため、お風呂・シャワー・水泳等で使うのはやめましょう。水没させたら壊れます。
ポケットに入れたまま洗濯してしまうこともありますが、これもアウトなのでご注意ください。
水に濡れた場合は、よく乾燥させてから充電するようにしましょう。水分がある状態での通電は非常に危険です。
EarFun Air Pro 4iのスペック・仕様
EarFun Air Pro 4iのスペックは以下の通り。参考に上位モデルAir Pro 4のスペックも併せて掲載しております。
EarFun Air Pro 4i | EarFun Air Pro 4 | |
サイズ | 55.7mm 52.9mm 31.2mm |
62.4mm 46.6mm 29.2mm |
重さ | 総重量:51.3g | イヤホン:5.2g 総重量:56g |
連続再生時間 | 最大9.5時間 ケース併用:40時間 |
最大11時間 ケース併用:52時間 |
アクティブノイズキャンセリング | あり | あり |
外音取り込みモード | あり | あり |
コンパニオンアプリ | あり | あり |
イコライザー | あり | あり |
空間オーディオ | あり | なし |
低遅延モード | あり | あり |
充電時間 | イヤホン:1時間 ケース:2時間 ワイヤレス:3.5時間 |
イヤホン:1時間 ケース:2時間 ワイヤレス:3.5時間 |
急速充電 | 10分充電で2時間使用 | 10分充電で2時間使用 |
バッテリー容量 | ケース:520mAh イヤホン:60mAh |
ケース:600mAh イヤホン:54mAh |
充電端子 | USB Type-C | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | 対応 | 対応 |
Bluetooth | Ver5.4 | Ver5.4 |
通信距離 | 15m | 15m |
防水規格 | IP55 | IPX5 |
チップ(SoC) | 不明 | QCC3091 |
対応コーデック | SBC AAC LDAC |
SBC AAC aptX Adaptive LDAC LC3 |
ドライバー | 11mm DD | 10mm DD |
ドライバー感度 | 不明 | 不明 |
公式サイト>>仕様
まとめ:EarFun Air Pro 4iのメリット・デメリット・評価
EarFun Air Pro 4iを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
EarFun Air Pro 4iを買うべきメリットと、購入前にチェックしておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・コンパクトサイズ ・LDAC対応 ・価格以上の音質 ・シアターモード搭載 ・高性能ノイキャン ・マルチポイント対応 ・専用アプリあり ・イコライザーあり ・Google Fast Pair ・ワイヤレス充電あり ・ゲームモード搭載 |
・対応デバイスに注意 ・着脱検知なし |
評価
(5点/5点満点)
EarFun Air Pro 4iは、上位モデルにも負けないANCとLDAC対応の高音質を搭載した、価格以上の完成度が魅力でした。
着脱検知機能がないのはちょっぴり寂しいものの、日常用途において大きなマイナスにはならないレベル。むしろこれだけの機能・性能ながらも7,000円台で購入できるのは超コスパモデルと言っても過言ではありません。
安価なイヤホンからの買い替えはもちろん、初めてノイキャンやハイレゾ対応のイヤホンを試したい人にもおすすめできる1台です。