(4点/5点満点)
お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
1MORE Q21をご提供頂きました。
2025年9月に発売された1MORE製のワイヤレスイヤホン。
1MORE(ワンモア)は2013年に中国・深圳で設立されたオーディオメーカーです。高音質と手頃な価格を両立させたイヤホンやヘッドホンを展開しており、世界40以上の国と地域で販売。緻密なチューニングによる解像度の高いサウンドの評価が高いことに加え、デザイン性にも優れており国際的なデザイン賞を受賞した実績もあります。
4,980円(税込み)と抑えられた価格ながらも欲しい機能が搭載されたエントリーモデルです。
- LDAC対応
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載
この価格で満足できる性能であれば超高コスパと言えますが、果たして実力はどれほどのものなのか?本記事で1MORE Q21を実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
メリット | デメリット |
・5,000円以下 ・LDAC対応 ・価格以上の音質 ・価格以上のノイキャン ・マルチポイント対応 ・イコライザーあり ・低遅延モード搭載 ・IPX5防水 |
・EQカスタマイズなし ・空間オーディオなし ・ワイヤレス充電なし ・着脱検知なし |
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1MORE Q21のデザイン・サイズ・付属品をレビュー
まずは1MORE Q21の外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
1MORE Q21はブラック・ホワイトの2色展開。
このうち、ご提供頂いたのはブラックです。
オーソドックスなデザインで、素材も樹脂製と一般的。光沢が控えめなマットな色合いなので指紋は全く目立ちません。
ケース正面にLEDインジケーターが1つ搭載されており、点灯色でバッテリー残量を把握できます。赤色になったら充電してあげましょう。
- 緑:80%以上
- 黄:20%〜80%
- 赤:20%未満
底面にペアリング用の物理ボタンとUSB Type-Cポートとがあります。
蓋を開けるとイヤホンの登場。スティックをズボッと挿入するタイプですね。
上蓋の裏には各種認証マークがあり、技適マークを確認しました。
マグネットで固定されているので簡単に落ちてしまうことはありません。
イヤホンのデザインもシンプル。スティックが湾曲しているのが他のイヤホンにはないユニークなところ。
表面だけ光沢がありますが、その他の部分は裏側も含めてマットなブラックになっております。
サイズ感
充電ケースのサイズは実測で61×48×24mm。
他社製ワイヤレスイヤホンに比べて大きくも小さくもないと思います。
イヤホンが入った状態で40gとサイズの割に軽いのは特徴的。一般的に50~60gくらいのことが多いです。
イヤホンのサイズも普通です。
重さは片耳4g。ワークアウト中に使用しても煩わしく感じることはありません。
大きさは他社製と大きな違いはないものの若干軽いのは嬉しいポイントだと思います。
装着感は良好
耳の形によって装着感は様々ですが、僕の耳には合っているようで、フィット感抜群。
激しく頭を振ったりしても外れたり落ちたりしません。
スティックもそれほど長くないので見た目にも違和感ないですね。
1MORE Q21にはANCと外部音取り込み機能があるのでフィット感は特に重要。
フィット感が強いと隙間を埋めてくれるので耳栓のように遮音性能(パッシブノイズキャンセリング)が高くなり、総合的にノイキャン効果が強くなります。
一方でフィット感が強いとカナル型特有の圧迫感も強くなるので、気になる人はイヤーピースのサイズを変更したり、他社製のイヤーチップに交換したりして調整した方が良いでしょう。
付属品
1MORE Q21の付属品は以下のとおりです。
- マニュアル類
- イヤーピース
イヤーピースは初めから装着されているものを含めて3サイズ。
音質やノイキャンの効果に影響があるので必ず全サイズ試して、なるべくフィット感の良いものを選びましょう。
引き抜くだけなので交換は誰でも簡単にできます。
ステム(ノズル)の形状は楕円形。他社製のイヤーピースに交換する場合は適合するか確認しておきましょう。
残念ながら充電ケーブルは付属しておりませんでした。ただ急速充電に対応しているわけではないので、スマホの充電ケーブルを代用すれば問題ありません。
少しでもコストを抑えようという雰囲気を感じます。
1MORE Q21の音質をレビュー
ここからはの音質を紹介していきます。
ワイヤレスイヤホンを使用する上で最も重要なのは音質。いくら優れた機能が搭載されていたとしても音質が悪ければ本末転倒です。
なお音質は簡単に数値化できる性能ではないので、あくまで僕自身の感覚・感想。
また、接続するデバイスによっても音質は変わります。
特にAndroidスマホには「Dolby Atmos」や「Dirac」のような音響技術が標準搭載されているものも多く、常にイコライザーが働いているような状態なのでご注意ください。
LDACに対応
1MORE Q21は、BluetoothオーディオコーデックとしてLDACに対応。
LDACはソニーが開発した高音質Bluetoothコーデックで、最大990kbpsと一般的なコーデックの約3倍のビットレートに対応します。これにより、24bit/96kHzのハイレゾ音源もワイヤレスで伝送でき、有線に近い音質を実現します。さらに、330/660/990kbpsの可変ビットレートに対応し、電波状況に合わせて自動切り替えするため、音質と安定性を両立できるのが特徴です。
接続端末がLDACに対応していれば、24bit/96KHzの純然たるハイレゾワイヤレスでも再生できます。
再生時の劣化を極力抑え、CDを超える高音質な音楽を楽しむことが可能ですよ。
そもそも低価格帯のワイヤレスイヤホンでLDACへの対応は貴重なので、それだけでも十分購入する価値があると言えるでしょう。
音質は低音強めのバランスタイプ
1MORE Q21のサウンド傾向は低音強めのバランスタイプ。
低音域が強いので存在感が大きく、楽曲の土台作りに貢献。かと言って、音がこもるようなことはありません。
ボーカル等の中音域も明瞭で聞き取りやすく、オーディオブックやポッドキャストを聞くのにも向いてそうです。
高音域も、普通に聞いてる分には耳障りになるほどのシャリつき・尖りはありませんでした。
定位感は良好ですが音場が狭めなので、音色の数が多くなるとごちゃつきを感じることがありました。
LDACに対応しているおかげか価格以上に音質は優秀。低音域が強く迫力があるので音楽を聞くのがますます楽しくなると思います。
ただ、1点注意して欲しいんですが、LDACに対応してハイレゾワイヤレスで音楽を聞けるんですが、当然高価格帯のワイヤレスイヤホンの音質にはかないません。
実際にWF-1000XM5と聴き比べもしてみましたが、解像感に差が出て、1MORE Q21の音がぼやーっとしているように感じました。
このあたりの繊細な音質表現の巧みさは高級イヤホンならではと言ったところです。
通勤・通学中の普段使いやワークアウト用なら1MORE Q21が十分活躍できますが、じっくり良質な音楽を楽しむには力不足なのでご注意ください。
iPhoneはLDAC非対応
iPhoneユーザーで1MORE Q21を使ってみたいと考えている人もいるかもしれませんが、残念ながらiPhoneはLDACに対応していないのでご注意ください。
ただAACコーデックでも肝心の音質は全く悪くありません。
このため、音質に拘りがある人は別にして、通勤・通学・ワークアウト中などの普段使なら音質の違いは気にならないでしょう。
もちろんiPhone限らず、デバイスが対応していなければLDAC接続にはなりません。
さらに、LDACに対応しているスマホであってもストリーミング再生では「48kHz/24bitハイレゾ(JEITA定義)」になってしまうことも多いです。
「96kHz/24bitハイレゾ(日本オーディオ協会定義)」に対応しているデバイスは限られているのでご注意ください。
6種類のイコライザーを搭載
1MORE Q21のコンパニオンアプリ「1MORE」にはイコライザーが搭載されているので、音質調整が可能です。
用意されているのは以下の6種類。
- スタジオ
- 低音抑制
- 低音ブースト
- ボーカルエンハンス
- クラシック
- ポップ
実際に全てのイコライザーを試してみたのですが、僕が最も好きだったのはデフォルトの「スタジオ」でした。
なお残念ながら自分好みに調節できるカスタムイコライザーは非搭載。
今後のアップデートで対応してくれると良いのですが・・・。
1MORE Q21のノイキャン性能をレビュー
続いて、もはやワイヤレスイヤホンの必須機能になっているアクティブノイズキャンセリング(ANC)・外音取り込み機能をチェックしていきます。
価格以上にノイキャン性能は強力
1MORE Q21のノイキャンは強め。5,000円以下で購入できるワイヤレスイヤホンの性能は遥かに超えています。
カットしてくれる雑音は低音域が中心なのですが、ANC(アクティブノイズキャンセリング)を有効にすると、スッと周囲の騒音が消えるのが分かります。
最強性能のノイキャンを搭載した「AirPods Pro(第2世代)」「WF-1000XM5」と比較すると以下の通りに感じました。
低音域 | 中音域 | 高音域 | |
1MORE Q21 | 7 | 6.5 | 6 |
AirPods Pro(第2世代) | 10 | 8 | 7 |
WF-1000XM5 | 9 | 8.5 | 8 |
もちろんハイエンドモデルには及ばないものの、普段使いなら十分で、仕事や勉強に集中したい時でもある程度耳栓代わりにも使えるでしょう。
1MOREの独自技術「QuietMax」がQ21にもしっかり搭載されているようです。
QuietMaxは1MOREが独自に開発したハイブリッドANC技術の名称です。外側と内側のマイクを組み合わせて幅広い騒音を効果的に抑えつつ、音楽本来のバランスを損なわないようにチューニングされています。さらに外音取り込み機能や、ANC特有の耳の圧迫感を軽減する設計も含まれており、高音質と快適性を両立するのが特徴です。
外音取込モードはイマイチ
1MORE Q21には外部音取り込み機能(透過/トランスペアレンシー)も搭載されています。
イヤホンを使いながらでも周囲の音が聞こえやすくなるので、レジでの会計時などに重宝する機能です。
1MORE Q21の集音効果はいまひとつ。
確かに周囲の音をマイクで拾ってくれるものの、開放感を得られるほどではなく自分の声もこもり気味なので、イヤホンを装着したままスムーズに会話をするのは厳しいと思います。
どうしても自分の話し声が大きくなってしまいますからね。
通話時のノイキャン性能も高い
ワイヤレスイヤホンを装着しながら音声通話をする人も多いと思いますが、1MORE Q21には通話時のノイズキャンセル機能もあります。
雑音を抑える効果は高め。
試しにスピーカーから雑踏音を大きなボリュームで流しながらマイクで収録した音声がこちら。雑音が抑えられていることが分かります。
マイクの性能も悪くないので外出先でのちょっとした音声通話には問題なさそうです。
1MORE Q21の基本機能・操作性をレビュー
ここからは音質・ノイキャン以外の部分で1MORE Q21を実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
ペアリングは簡単
1MORE Q21のペアリングは超簡単。上蓋を開けるとペアリングモードになります。
あとはBluetooth設定で「1MORE Q21」を探してタップすればペアリング完了です。
なお、1MORE Q21はBluetoothコーデックに接続が不安定になりやすいLDACを採用しています。
実際に僕が使った時も、時々接続が不安定になることがありました。特に人が多い駅構内や満員電車は注意したほうが良いかもしれません。
このため、あまりにも接続が不安定になる場合には、コンパニオンアプリで「娯楽モード」を選択してみましょう。
低遅延モードのことなんですが、これでAAC接続になります。
マルチポイント(デュアルデバイス接続)
1MORE Q21は複数の端末と接続できるマルチペアリングはもちろん、デバイス間の切り替えが簡単なマルチポイントにも対応していました。
通常複数のデバイスとの接続を切り替えるには、接続中のデバイスとのペアリングを解除しなければ別のデバイスに接続できません。
マルチポイント接続に対応していれば、切り替え操作不要で音が流れているデバイスに勝手に接続してくれます。
例えばAndroidで音楽を聴いている時にiPhoneにLINEの音声着信があった場合、Androidの音楽再生が停止され、そのまま音声通話することができました。
なお2台目以降のデバイスと接続する場合には、ケースの物理ボタンを3回押しするとペアリングモードになります。
マルチペアリングはできてもマルチポイントに対応しているワイヤレスイヤホンは珍しいので貴重なメリットです。
なお、マルチポイント(2台同時接続)は「試験的機能」として搭載されています。このため、今後のアップデートで仕様が変わる可能性もあるのでご注意ください。
片耳使用も簡単
1MORE Q21は、もちろん片耳でも使用できます。
使い方は簡単で、使わないイヤホンをケースに収納するだけ。
左右のイヤホンに主従関係がないようなので好きな方を簡単に使えちゃいます。
仕事・勉強・家事などをしながら音楽を聞くのに片耳利用は便利。
小難しい設定をしなくてもすぐに使えるのでご安心ください。
各種設定は1MOREアプリで
1MORE Q21にはコンパニオンアプリ「1MORE」があります。
ここまでのレビューでちょこちょこ紹介しているように、様々な設定が可能です。
- イコライザー
- タッチアサイン変更
- ゲームモード切り替え
- マルチポイント切り替え
- ファームウェアアップデート
- オートバーンイン
残念ながらイヤホンを探す機能は搭載されていませんでした。
1MOREはスマホとペアリングができていれば、デバイスの追加から簡単に登録できるので初期設定も簡単です。
ケース併用で最大22時間使えるバッテリー持ち
1MORE Q21は、充電ケースとの併用で最大22時間も使えるロングバッテリーです。
ただし、ノイキャンを有効にしているかどうかでバッテリー持ちが変わってくるようです。
再生時間 | ケース併用使用時間 | |
ANC有効 | 4時間 | 16時間 |
ANC無効 | 5.5時間 | 22時間 |
通勤・通学・ワークアウトなら余裕ですが、長時間フライトには向いてないかもしれませんね。機内でこそANCを使いたいところではありますが・・・。
実際に最もバッテリーを消耗しそうなLDAC&ANCを有効にして使ってみたところ、約5時間でバッテリー残量が0になりました。
音量や使用コンテンツによって変わるとは思いますが、僕の検証ではスペック以上に長時間使えちゃいました。
充電速度も優秀
バッテリー持ちが優秀な1MORE Q21は、充電速度も悪くありません。
- ケースフル充電:2時間
- イヤホンフル充電:1.5時間
スペックだけ見ると一般的に感じますが、実際にイヤホンを充電してみるとスペック以上に優秀です。
5分の充電で30%まで回復、フル充電までにかかった時間は約1時間です。
これだけ早ければ、例えば寝落ちしてバッテリーがなくなったときでも、朝の支度をしている間にある程度充電できちゃうでしょう。
なおケースは特に急速充電には対応していないようで1〜2W程度。
気付いた時にこまめに充電してあげると安心です。
タッチ操作のカスタマイズができる
1MORE Q21はタッチで音楽再生アプリ等の操作が可能。タッチエリアは赤丸のあたりです。
デフォルトでの主な操作方法は以下のとおり。
左イヤホン | 右イヤホン | |
2回タッチ | 再生/一時停止 | 再生/一時停止 |
3回タッチ | 音声アシスタント | 音声アシスタント |
長押し | ANC切り替え | ANC切り替え |
1回タッチでの操作には非対応でした。軽く触っただけで反応しちゃうこともあるので理にかなっているとも言えますね。
もちろんコンパニオンアプリで操作カスタマイズすることもできますよ。
音量調節を割り当てることができるのは嬉しいポイント。ただ、長押しは変更できませんでした。
ゲームモード(低遅延モード)搭載
ワイヤレスイヤホンはBluetoothで音声データを伝送する使用上、どうしても遅延が発生してしまいます。
特に1MORE Q21は遅延が起こりやすいLDACも採用しているので不安な部分です。
ただ実際に試してみたところ、それほど大きな遅延(音ズレ)はなく、動画視聴をしていても、口の動きとセリフの音声とのリップシンクが気になることは殆どありません。
とは言えゲームは厳しめ。
攻撃ボタンのタップから効果音がするまで僅かな間が発生していました。
ただ、1MORE Q21には遅延を抑える娯楽モード(低遅延モード)があります。
娯楽モード有効にすると「僅かな間」が抑えられていました。
もちろん、トップランカーやゲームガチ勢の人には到底おすすめできませんが、僕のように軽くゲームするくらいであれば、普通に使えちゃうと思います。
防水性能は雨と汗を防ぐ程度
1MORE Q21が対応している防水性能はIPX5等級です。
水没に耐えられるほどではないので、生活防水に毛が生えた程度。
IP規格は電子機器や電気製品の防塵・防水性能を表す国際規格です。国際電気標準会議(IEC)によって定められ、日本でも日本工業規格(JIS)として採用されています。
防水性能の「5」は、あらゆる方向からのノズルによる噴流水に対して保護されている。普通の雨や水しぶき、ホースの水程度なら耐えられる。
それでもちょっとした雨とか、スポーツ時の汗ならしっかり守ってくれるので防水性能が全くないよりもずっと安心です。
このため、お風呂・シャワー・水泳等で使うのはやめましょう。ポケットに入れたまま洗濯してしまうこともありますが、これもアウトなのでご注意ください。
水に濡れた場合は、よく乾燥させてから充電するようにしましょう。水分がある状態での通電は非常に危険です。
1MORE Q21のスペック・仕様
1MORE Q21のスペックは以下の通りです。
重さ | イヤホン:4g 総重量:40g |
再生時間 | イヤホンのみ:最大5.5時間 ケース込み:最大22時間 |
アクティブノイズキャンセリング | あり |
外音取り込みモード | なし |
コンパニオンアプリ | あり 1MORE |
イコライザー | あり |
空間オーディオ | なし |
低遅延モード | あり |
充電端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
Bluetooth | Ver.5.4 |
マルチポイント | 対応 |
防塵防水規格 | IPX5 |
ドライバー | 12mm |
対応コーデック | LDAC,AAC,SBC |
公式サイト>>スペック
まとめ:1MORE Q21のメリット・デメリット・評価
1MORE Q21を実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
1MORE Q21を買うべきメリットと、購入前にチェックしておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・5,000円以下 ・LDAC対応 ・価格以上の音質 ・価格以上のノイキャン ・マルチポイント対応 ・イコライザーあり ・低遅延モード搭載 ・IPX5防水 |
・EQカスタマイズなし ・空間オーディオなし ・ワイヤレス充電なし ・着脱検知なし |
評価
(4点/5点満点)
1MORE Q21は、5,000円以下という価格ながらLDAC対応やしっかり効くノイキャン、マルチポイント接続にイコライザー機能、そして低遅延モードやIPX5防水まで備えた、コスパに優れた1台です。
音質・ノイキャンともに「価格以上」を感じさせてくれる一方、EQの細かなカスタマイズや空間オーディオ、ワイヤレス充電、着脱検知といった上位機で当たり前の機能は非搭載。
とはいえ、予算を5,000円以下に抑えたい人には間違いなくベストな選択肢であり、上位クラスの音質と機能をお得に体験できるモデルといえます。