評価:(5点/5点満点)
お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
HUAWEI FreeBuds 7iをご提供いただきました。
2025年10月に発売されたHUAWEI製のワイヤレスイヤホンです。
以前レビューしたHUAWEI FreeArcはオープンイヤータイプだったので、本機のようなHUAWEIのTheワイヤレスイヤホンは初体験。
特にHUAWEIのオーディオ製品は、高い音質に定評があるので実力が気になるところです。
本記事で実際に使ってみた様子を実機レビューしていきます。
| メリット | デメリット | 
| ・可愛いデザイン ・通話性能高い ・LDACで高音質 ・ノイキャン優秀 ・長持ちバッテリー ・マルチポイント対応 ・スワイプ音量調節 ・装着検知あり ・ゲームモードあり  | 
・空間オーディオはイマイチ ・ワイヤレス充電なし  | 
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HUAWEI FreeBuds 7iのデザイン・サイズ・付属品
まずはHUAWEI FreeBuds 7iの外観・付属品をチェックしていきます。
デザイン
HUAWEI FreeBuds 7iのカラーバリエーションは以下の通り。
- ピンク
 - ホワイト
 - ブラック
 
このうちご提供頂いたのはブラックです。
ブラックと言うよりはダークグレーに近い色合い。光沢の少ないマットな色合いなので指紋が目立ちにくいのが良い感じです。メタリックにも見えてかっこいい。
何より面白いのはデザインですね。固形石鹸のような温泉まんじゅうのような、独自性の高いデザインになっております。かわいい。
前面にはLEDランプを1つ搭載。開閉時に光る色でペアリングモードとバッテリー残量を確認できます。
背面のヒンジ部分にはブランドロゴ「HUAWEI」があしらわれております。
底面にはUSB Type-Cポートを搭載。
右側面には物理ボタンが1つあります。
上蓋を開けるとイヤホンの登場。スティックをズボッと挿入するタイプです。
イヤホンと充電ケースはマグネットで固定されているので簡単には外れません。
イヤホンはスティックのように足が伸びているタイプ。
ケースとは異なりイヤホンは光沢があって反射が激しいタイプになります。ご覧のとおり指紋は目立つものの、皮脂汚れが目立ちにくくなります。
デザインが超どシンプルでツルンとしてるので、ロゴマークの1個くらいあっても良かったかな?使用上はなんの問題もありませんけどね。
またイヤホンが滑って取り出しにくさを感じるかもしれませんが、このあたりを摘んであげるとスッと取れます。お試しあれ。
サイズ感
充電ケースのサイズは57.8✕57.8✕27.8mm。
一般的なワイヤレスイヤホンと同じくらいか、ちょっと大きいかなーと言ったところ。
重さはイヤホンを含めて実測で47gでした。ポケットに入れて持ち歩けるサイズ感です。
イヤホンのサイズは31.9✕21.0✕24.6mm。
イヤホンも他社製と比べて特別大きいわけではありません。
重さは実測で片耳6g。装着したままワークアウトしても邪魔になることはありませんよ。
装着感
耳の形によって装着感は様々ですが、僕の耳にはHUAWEI FreeBuds 7iが合っているようで、フィットしてくれました。若干イヤーピースが小さいかなー?くらい。
スティックもそれほど長くないので見た目にも違和感がありません。
もちろんカナル型特有の圧迫感はそれなりにあります。
このため、窮屈な感じが苦手な人は少々注意が必要です。
イヤーチップのサイズを変えるのはもちろん、他社製のイヤーチップと交換してもいいでしょう。
付属品
HUAWEI FreeBuds 7iの付属品は以下のとおり。
- ユーザーガイド
 - イヤーピース
 
マニュアルには日本語の記載もありますが、内容はあっさりしているのでアプリ内のヘルプも参考にすると良いと思います。
イヤーピースは最初から装着されているものを含めて4サイズ。
音質やノイキャンの効果に影響があるので必ず全サイズ試して、なるべくフィット感の良いものを選びましょう。
引き抜くだけなので交換は誰でも簡単にできます。
ただステム(ノズル)の形状が特殊なので他社製のものに交換する場合は適合するかしっかり確認が必要です。
HUAWEI FreeBuds 7iの音質をレビュー
ここからはHUAWEI FreeBuds 7iの音質を紹介していきます。
ワイヤレスイヤホンを使用する上で最も重要なのは音質。
いくら優れた機能が搭載されていたとしても音質が悪ければ本末転倒です。
なお音質は簡単に数値化できる性能ではないので、あくまで僕自身の感覚・感想。
また、接続するデバイスによっても音質は変わります。
特にAndroidスマホには「Dolby Atmos」や「Dirac」のような音響技術が標準搭載されているものも多く、常にイコライザーが働いているような状態なのでご注意ください。
LDACに対応
HUAWEI FreeBuds 7iがLDACに対応していることは大きな特徴の1つ。
LDACはソニーが開発した高音質Bluetoothコーデックで、最大990kbpsと一般的なコーデックの約3倍のビットレートに対応します。これにより、24bit/96kHzのハイレゾ音源もワイヤレスで伝送でき、有線に近い音質を実現します。さらに、330/660/990kbpsの可変ビットレートに対応し、電波状況に合わせて自動切り替えするため、音質と安定性を両立できるのが特徴です。
接続端末もLDACに対応していれば、24bit/96KHzの純然たるハイレゾワイヤレスでの音楽再生が可能で、再生時の劣化を極力抑え、CDを超える高音質な音楽を楽しむことができちゃいますよ。
さらにHUAWEI独自のコーデック「L2HC」にも対応しているようですが、2025年11月現在、日本で正式にHUAWEI製のスマホを購入することはできないので宝の持ち腐れ状態かもしれませんね・・・。
L2HCはHuaweiが独自開発した高音質Bluetoothコーデックで、最大2300kbpsの高速伝送が可能な「ハイレゾ対応」規格です。24bit/48kHzなどの高解像度音源も、無圧縮に近い状態でワイヤレス再生できますが、Huawei製のイヤホンとスマートフォンの組み合わせでのみ利用できます。
なお、初期設定のBluetoothコーデックはAACに設定されているので、コンパニオンアプリで変更する必要があります。
バランス良く高い解像感が魅力
HUAWEI FreeBuds 7iの音質はシンプルに優秀。
音の傾向的にはバランスタイプで、どの音域もいたずらに強調されることなく耳に入ってくれます。
バランスが良いと言うと面白みがない音に感じてしまうかもしれませんが、決してそうではありません。
ドンシャリサウンドで音質を誤魔化されているのではなく、全音域に渡って良質。
量感ある低音に、伸びやかな高音。メインとなるボーカル・ギター・ピアノなどの中音域もクリアで非常に聞きやすいです。
中音域が少し前に出ている印象で特にボーカルがよく聞こえてきます。
高音域の刺さりやシャリつきも殆ど感じられません。
また定位感がめちゃくちゃ良好で、音色が混ざらず、どこでどんな音が鳴っているかが分かりやすかったです。これも特徴的でした。
WF-1000XM5と音質比較
僕が持っているワイヤレスイヤホンの中で最高音質(自分好み)のSONY WF-1000XM5と聴き比べもしてみました。
まず、サラッと聞く程度だと僕には大きな違いを感じることができません・・・・。
ただ、よーーーーく聴き比べてみると、WF-1000XM5の方が優れているポイントが見えた気がしました。
- より高い解像感で音色の輪郭がハッキリしている
 - 表現力が豊かで余裕があり音数が多い
 
さすがは高級ワイヤレスイヤホン。音質を超重視しているなら、やっぱりハイエンドモデルを購入した方がいいんだろうなと思います。
まぁ殆どの人はHUAWEI FreeBuds 7iで十分満足できるのでご安心ください。
iPhoneではLDACを活かせない
iPhoneユーザーでHUAWEI FreeBuds 7iを使ってみたいと考えている人もいるかもしれませんが、残念ながらiPhoneはLDACに対応していないのでご注意ください。
ただ肝心の音質は全く悪くないです!
確かにAndroidで再生した場合よりも音の輪郭がボヤけていますが、基本的にHUAWEI FreeBuds 7iは良い音を鳴らしてくれます。
このため、音質に拘りがある人は別にして、普段使い用なら全く気にならないでしょう。
もちろんiPhone限らず、デバイスが対応しているコーデックしか使えません。
さらに、LDACに対応しているスマホであってもストリーミング再生では「48kHz/24bitハイレゾ(JEITA定義)」になってしまうことも多いです。
「96kHz/24bitハイレゾ(日本オーディオ協会定義)」に対応しているデバイスは限られているのでご注意ください。
イコライザーで好みのサウンドに調整可能
HUAWEI FreeBuds 7iはコンパニオンアプリでサウンド調整ができます。
		
用意されているプリセットのほか、各音域-6から+6まで13段階の調節が可能です。
実際に全てのプリセットを使ってみたのですが、僕が最も好きだったのは「低音強調」でした。好みの人が多いと思いますよ。
僕のように低音域をさらに強めても良いですし、ボーカル・ギターなどの中音域を強調させても良いでしょう。
好きなように自分好みのサウンドを作れるところがHUAWEI FreeBuds 7iの特徴です。
空間オーディオの効果はイマイチ・・・
HUAWEI FreeBuds 7iにはイコライザーの他に「空間オーディオ」も搭載されています。
		
空間オーディオを有効にすると、音場が広くなり、音色の分離感も強くなりました。また、頭の動きに合わせてサウンドステージの向きが変化するヘッドトラッキングにも対応しています。
ただ、肝心の音質がイマイチ。機械的で耳障りな音になってしまいます・・・。
とてもじゃないけど長時間音楽を聞き続けるのは不可能。今後のアップデートでの改善を待ちましょう。
HUAWEI FreeBuds 7iのノイキャン性能をレビュー
続いて、もはやワイヤレスイヤホンの必須機能になっているアクティブノイズキャンセリング機能・外音取り込み機能をチェックしていきます。
ノイキャン性能は高い
HUAWEI FreeBuds 7iは周囲の雑音や装着状態、耳の形状に応じて効果を自動調整する「アダプティブノイズキャンセリング」に対応。
ANC(アクティブノイズキャンセリング)を有効にすると、分かりやすくエアコンや換気扇の音がスッと消えました。
最強性能のノイキャンを搭載した「AirPods Pro 3」「WF-1000XM5」と比較すると以下の通りです。
| 低音域 | 中音域 | 高音域 | |
| FreeBuds 7i | 7.5 | 7 | 7 | 
| AirPods Pro 3 | 10+ | 8 | 7.5 | 
| WF-1000XM5 | 9 | 8.5 | 8 | 
さすがにハイエンドモデルが作り出す無音の世界には敵わないものの、普段使いなら十分強力で、仕事や勉強に集中したい時用の耳栓代わりにも使えるでしょう。
もちろんノイズキャンセリング+音楽にすれば、どんな雑音でも殆ど聞こえなくなっちゃいますよ。
ノイキャンの効果が高すぎると閉塞感が強くなる場合もあるので、逆にこのくらいの強さのほうが使いやすいかもしれませんね。
4種類のノイキャンモード
HUAWEI FreeBuds 7iはコンパニオンアプリで4種類のノイキャンモードを切り替えることができます。
- ダイナミック
 - くつろぎ
 - 標準
 - ウルトラ
 
		
シチュエーションに応じて強弱が変わるようなんですが、変化の度合いはごくわずか。
よく分からなければ「ダイナミック」にしておけば良いでしょう笑
外部音取り込みモードもそこそこ使える
HUAWEI FreeBuds 7iには外部音取り込み機能(透過/トランスペアレンシー)も搭載されています。
イヤホンを使いながらでも周囲の音が聞こえやすくなるので、レジでの会計時などに重宝する機能です。
HUAWEI FreeBuds 7iの集音効果はそれなりに高いです。
開放感はかなり高いんですが、自分の声をマイクで拾っている感が強く、こもり気味なので、イヤホンを装着したまま会話をするのはちょっと厳しいかも・・・。
なお、外音取り込み機能にも「デフォルト」「音声モード」の2種類がありました。
		
音声モードを有効にすると、音声だけが強調された聞こえになりましたよ。
通話時のノイキャン性能が超強力
ワイヤレスイヤホンを装着しながら音声通話をする人も多いと思いますが、HUAWEI FreeBuds 7iには通話時のノイズキャンセル機能もあります。
その効果は超超超高め。スピーカーから雑踏音をそこそこ大きなボリュームで流しながらマイクで収録してみました。
雑音は殆ど聞こえず、マイクの音声も超クリア。
HUAWEI FreeBuds 7iの通話性能はめちゃくちゃ高いです!!!
参考にこれは同じHUAWEIのオープンイヤーイヤホンFreeArcで録音した音声。
全然違うでしょ?HUAWEI FreeBuds 7iの性能の高さがよく分かりますね。
外出先での音声通話はもちろん、オンラインミーティング・授業なんかでもしっかり活躍してくれると思います。
HUAWEI FreeBuds 7iのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
続いてHUAWEI FreeBuds 7iのバッテリー性能を見ていきましょう。
最大8時間連続再生可能なバッテリーもち
HUAWEI FreeBuds 7iはイヤホン単体で最大8時間(AAC/ANC OFF)の連続再生、充電ケースとの併用で合計最大35時間使用可能とのこと。
実際に、音量を50%・ANC無効・LDAC有効の状態にしてAmazon Musicを再生し続けたところ、9時間以上使えました。
		
LDACを有効にしてもスペック以上の優秀なバッテリー持ち。
ノイキャンを有効にすると再生時間が短くなってしまうようですが、それにしても毎日の通勤・通学、ワークアウトはもちろん、長時間フライトでも使えると思います。
充電速度も優秀
HUAWEI FreeBuds 7iのイヤホンの充電速度も検証してみたところ、0%からフル充電にかかった時間は約30分。
		
10分の充電で4時間使える急速充電にも対応しているとのことで、確かに10分で約35%まで充電できていました。
スペック上はフル充電まで40分だったのですが、実際にはもっと早くフル充電できちゃいました。
ケースの充電時間は1時間とのことですが、こちらも50分でフル充電完了。
		
充電速度は3W前後と、一般的なワイヤレスイヤホンよりも少し早いようです。
なお残念ながらワイヤレス充電には非対応でした。
HUAWEI FreeBuds 7iを実機レビュー
ここからは音質・ノイキャン・バッテリー以外の部分でHUAWEI FreeBuds 7iを実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
探してタップの簡単ペアリング
HUAWEI FreeBuds 7iのペアリングは簡単です。
充電ケースの蓋を開けてイヤホンを取り出すとペアリングモードに。
あとは接続したいスマホやタブレット等のBluetooth設定で「HUAWEI FreeBuds 7i」を見つけてタップすればペアリング完了です。
		
なお、HUAWEI FreeBuds 7iはBluetoothコーデックに接続が不安定になりやすいLDACを採用しています。
このため、あまりにも接続が不安定になる場合には、コンパニオンアプリで「接続品質を優先」(AAC接続)を選択してみましょう。
マルチポイント接続に対応
HUAWEI FreeBuds 7iは複数の端末と接続できるマルチペアリングはもちろん、デバイス間の切り替えが簡単なマルチポイントにも対応していました。
通常複数のデバイスとの接続を切り替えるには、接続中のデバイスとのペアリングを解除しなければ別のデバイスに接続できません。
マルチポイント接続に対応していれば、切り替え操作不要で音が流れているデバイスに勝手に接続してくれます。
例えばAndroidで音楽を聴いている時にiPhoneにLINEの音声着信があった場合、Androidの音楽再生が停止され、そのまま音声通話することができました。
マルチペアリングはできてもマルチポイントに対応しているワイヤレスイヤホンは珍しいので貴重なメリットです。
しかもHUAWEI FreeBuds 7iはLDACを使用していてもマルチポイント接続できるのが大きなメリットだと思います。
片耳使用も簡単
HUAWEI FreeBuds 7iは、もちろん片耳でも使用できます。
使い方は簡単で、使わないイヤホンをケースに収納するだけ。
左右のイヤホンに主従関係がないようなので好きな方を簡単に使えちゃいます。
仕事・勉強・家事などをしながら音楽を聞くのに片耳利用は便利。
小難しい設定をしなくてもすぐに使えるのでご安心ください。
各種設定はHUAWEI AI Lifeアプリで
HUAWEI FreeBuds 7iにはコンパニオンアプリ「HUAWEI AI Life」があります。
		
AI Lifeでは、ここまでちょこちょこ紹介しているように各種設定が可能です。
- マルチポイント切り替え
 - ノイキャン設定
 - 空間オーディオ
 - イコライザー
 - コーデック切り替え
 - ジェスチャー操作
 - ヘッドコントロール
 - イヤホンの検索
 - イヤーチップ装着テスト
 - アップデート
 - 装着検知切り替え
 - ゲームモード
 
ヘッドコントロールや装着テストもできたりと、かなり多機能ですよね。
		
スマホとペアリングができていれば、デバイスの追加から簡単に登録できるので接続方法も難しくありません。
なお、iOS版とAndroid版では、マルチポイントの接続状況を確認できる「接続センター」の有無に違いがありました。Android版の方が少し便利ですね。
		
なお2025年11月現在、Google Playに「AI Life」アプリがないのでご注意ください。
Androidユーザーは、こちらのページからアプリをインストールしましょう。
		
公式サイト>>HUAWEI AppGallery
初回利用時にユーザー登録(ログイン)を勧められますが、キャンセルすればユーザーアカウントを作成せずに使うこともできましたよ。
タッチ操作のカスタマイズができる
HUAWEI FreeBuds 7iはタッチで音楽再生アプリ等の操作が可能。
タッチエリアは赤丸のあたり、スティックの上部です。
		
ダブルタップ・トリプルタップ・長押しに加えて、スワイプ操作で音量調節できるのも大きなメリット。これめちゃくちゃ便利です。
再生/一時停止が2回タッチになっているのも誤動作しにくくて良いですね。
装着検出機能を搭載
HUAWEI FreeBuds 7iには装着検出機能が搭載されています。
イヤホンを外すと曲が停止して、再び装着すると曲が再開。レジでの会計の時や人から話しかけられた時に重宝する機能です。
外部音取り込みモードの性能が高ければ装着したままでも会話ができるんですが、HUAWEI FreeBuds 7iはそこまでは高くないので結局イヤホンを外さなければ会話はできません。
音楽の再開にちょっと時間がかかりますが、装着検出機能が搭載されていることで、一旦イヤホンを外しても会話や会計が終わればすぐに曲が再開するので重宝します。
ゲーム(低遅延)モード搭載
ワイヤレスイヤホンはBluetoothで音声データを伝送する使用上、どうしても遅延は発生してしまいます。
特にHUAWEI FreeBuds 7iは遅延が起こりやすいLDACを採用しているので不安な部分です。
ただ実際に試してみたのですが、それほど大きな遅延(音ズレ)を感じることはありませんでした。
動画視聴をしていても、口の動きとセリフの音声とのリップシンクも殆ど気になりません。
とは言え残念ながらやっぱりゲームは厳しい・・・。
例えば原神では、攻撃ボタンのタップから効果音がするまで僅かな間が発生していました。紛れもない遅延です。
こんな時に使いたいのが低オーディオ遅延モード。
モードを有効にすると、確かに原神で感じたタイムラグが抑えられていました。
もちろん、トップランカーやゲームガチ勢の人には到底おすすめできませんが、僕のように軽くゲームするくらいであれば、全然使えちゃうと思います。
デバイスを探す機能
HUAWEI FreeBuds 7iは、Googleの「Find Hub(デバイスを探す)」には対応していないものの、アプリの「イヤホンを探す」機能で音を鳴らすことはできました。
		
ワイヤレスイヤホンって意外と室内で行方不明になってしまうことありませんか?
僕は音楽聴きながら寝落ちしてしまって、起きた時になくなっていることが結構あります・・・。
そんな時でも音を鳴らすと、すぐにイヤホンが見つかるから地味に便利です。
防水性能は雨と汗を防ぐ程度
HUAWEI FreeBuds 7iが対応している防塵防水性能はIP54等級。
防塵性能は十分ですが、防水性能はそこまで高くありません。
IP54は、防塵と防水の性能を示す国際規格(IEC 60529)に基づく「IPコード」の一つで、電子機器の耐久性を表しています。前の数字「5」は「有害な粉塵が内部に侵入しないが完全密閉ではない」という防塵レベル、後ろの数字「4」は「あらゆる方向からの水の飛沫に対して保護されている」という防水レベルを意味します。
それでもちょっとした雨とか、スポーツ時の汗ならしっかり守ってくれるので防水性能が全くないよりもずっと安心です。
このため、お風呂・シャワー・水泳等で使うのはやめましょう。水没させたら壊れます。
ポケットに入れたまま洗濯してしまうこともありますが、これもアウトなのでご注意ください。
水に濡れた場合は、よく乾燥させてから充電するようにしましょう。水分がある状態での通電は非常に危険です。
HUAWEI FreeBuds 7iのスペック・仕様
HUAWEI FreeBuds 7iのスペックは以下の通り。参考に旧モデルHUAWEI FreeBuds 6iのスペックも併せて掲載しております。
| FreeBuds 7i | FreeBuds 6i | |
| ケースサイズ | 57.8mm 57.8mm 24.6mm  | 
48.2mm 61.8mm 23.7mm  | 
| イヤホンサイズ | 31.9mm 21.0mm 24.6mm  | 
31.4mm 21.3mm 23.7mm  | 
| 重さ | ケース:36.5g イヤホン:5.4g  | 
ケース:34g イヤホン:5.4g  | 
| 連続再生時間 | 最大8時間 ケース併用:35時間  | 
最大8時間 ケース併用:35時間  | 
| アクティブノイズキャンセリング | あり | あり | 
| 外音取り込みモード | あり | あり | 
| コンパニオンアプリ | あり | あり | 
| イコライザー | あり | あり | 
| 空間オーディオ | あり | なし | 
| 低遅延モード | あり | あり | 
| 充電時間 | イヤホン:40分 ケース:1時間  | 
イヤホン:40分 ケース:1時間  | 
| 急速充電 | 10分充電で4時間使用 | 10分充電で4時間使用 | 
| バッテリー容量 | ケース:510mAh イヤホン:55mAh  | 
ケース:510mAh イヤホン:55mAh  | 
| 充電端子 | USB Type-C | USB Type-C | 
| ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 | 
| Bluetooth | Ver5.4 | Ver5.3 | 
| 防塵防水規格 | IP54 | IP54 | 
| 対応コーデック | SBC AAC LDAC L2HC  | 
SBC AAC LDAC L2HC  | 
| ドライバー | 11mm DD | 11mm DD | 
公式サイト>>スペック
まとめ:HUAWEI FreeBuds 7iのメリット・デメリット・評価
HUAWEI FreeBuds 7iを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
HUAWEI FreeBuds 7iを買うべきメリットと、購入前にチェックしておきたい注意点は以下のとおりです。
| メリット | デメリット | 
| ・可愛いデザイン ・通話性能高い ・LDACで高音質 ・ノイキャン優秀 ・長持ちバッテリー ・マルチポイント対応 ・スワイプ音量調節 ・装着検知あり ・ゲームモードあり  | 
・空間オーディオはイマイチ ・ワイヤレス充電なし  | 
評価
評価:(5点/5点満点)
市場想定価格12,980円のミドルレンジワイヤレスイヤホンながら、欲しい機能が搭載され、その性能も高く満足度の高い1台でした。
音質・ノイキャン性能は高いのはもちろん、通話時のノイキャンとクリアなマイクによる通話性能の高さが特に光っていました。
加えて、LDAC対応による高音質再生や安定したマルチポイント接続、直感的に操作できるスワイプ式音量調整や装着検知など、日常使いでの快適さも十分に感じられます。バッテリーの持ちも良く、長時間利用でもストレスがありません。
一方で、空間オーディオ機能の完成度やワイヤレス充電非対応はやや惜しい部分ですが、それらを差し引いても機能と価格のバランスは非常に優秀。
普段使いに最適なコスパモデルと言えるでしょう。
HUAWEI FreeBuds 7iは、日常の相棒として、きっと満足できるはずです。
























































































						
						
						
												
						
						
						
												
						
						
						
												
						
						
						
												
						
						
						
												
						
						
						
												