【moto g37レビュー】実際に使ってわかったメリット・デメリット・評価
moto g37を購入しました。
2026年7月に発売されたモトローラのエントリースマホです。今回はソフトバンク版を使って検証しています。
価格を抑えたモデルながら、約6.72インチの大画面は最大120Hzに対応。動画配信サービスを高画質で見られるWidevine L1にも対応していて、動画を見るのが楽しいスマホです。
5,200mAhの大容量バッテリーで長持ち。おサイフケータイ・イヤホンジャック・ステレオスピーカー・microSD・eSIMと、欲しい機能がひと通りそろっているのもうれしいポイントでした。
一方で、本体は大きめで片手操作はしにくく、充電速度ものんびり。重いゲームを遊ぶには力不足だと思います。
【こんな人におすすめ】
- 大きな画面で動画をたくさん見たい人
- バッテリー持ちを重視する人
- おサイフケータイ・イヤホンジャックが欲しい人
- ネットやSNS中心のライトユーザー
【こんな人には向いてないかも】
- 片手で操作できるコンパクトなスマホが欲しい人
- 重いゲームを遊びたい人
- 充電の待ち時間を短くしたい人
本記事でmoto g37を実際に使ってみた様子を詳しくレビューしていきます。
moto g37のデザイン・サイズ・付属品をレビュー
まずはmoto g37の外観と付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
moto g37は、エントリーモデルとは思えないくらい個性的なデザイン。背面はレザー調で、見た目も触り心地も価格以上に感じました。
カラーバリエーションは以下の4色。
- インペネトラブルグレイ
- ノーティカルブルー
- カプリシアン
- フューシャレッド
このうち、今回購入したのはノーティカルブルーです。
背面パネルはレザー調の仕上げ。本物のレザーではありませんが、同じ樹脂製でもよくあるプラスチックっぽい背面よりずっと質感が良好です。
色のおかげか、指紋や皮脂汚れもほとんど目立ちませんでした。
背面パネル上部にはカメラを搭載。メインカメラと超広角カメラの2眼構成で、光センサーとライトも搭載されています。
カメラ周りが背面パネルごとゆるやかに盛り上がったデザインは、以前レビューしたmotorola edge 60 proにどこか似ています。
エントリーモデルらしくない雰囲気があってカッコイイですね。
レンズはそれぞれ個別に出っ張っていて、カメラ部の厚みは実測で4.5mmほど。デスクに置くとガタつきました。結構ガタガタしますね。
カメラの横にはFeliCaマークを確認。
フレームはプラスチック製で、ラメの入った同系色。多少安っぽさはあるものの、気になるほどではありませんでした。
ディスプレイを上にして右側面に音量ボタンと電源ボタン。電源ボタンは指紋認証センサーを兼ねています。
左側面にはカードスロット。
カードスロットはnanoSIMカード1枚とmicroSDカードを装着できるタイプです。nanoSIMカードを2枚同時に入れることはできませんが、eSIMには対応しています。
本体下部にはイヤホンジャック・マイク・USB Type-Cポート・スピーカーを搭載。
イヤホンジャックがあるので、手持ちの有線イヤホンをそのまま使えるのはうれしいポイントです。
本体上部にはマイクとDolby Atmosのロゴ。
スピーカーは上下に配置されたステレオ仕様です。
サイズ・重さ
moto g37は画面が大きいぶん本体も大きめで、重さは重くはないけど軽くもない、というのが正直な感想です。
サイズは約76.50mm×166.23mm×7.85mm(最薄部)。約6.7インチのディスプレイを搭載しています。
重さは実測で195g。持ってみると、重くはないけど軽いとも言えないくらいです。
arrows We3と並べると、moto g37のほうがひと回り大きいのがわかります。
moto g37は大きい分、画面が広くて見やすいのがメリット。反対に、小さくて持ちやすいスマホがいいならarrows We3のほうが向いています。
耐久性(防水防塵・耐衝撃)
moto g37は、エントリーモデルながら水しぶきやホコリ、落下などにしっかり配慮されたつくりです。
防水防塵はIP64。ホコリが入りにくく、雨や水しぶきがかかる程度なら問題ないレベルですが、水没に耐えられるわけではないので、お風呂やプールでの使用は避けましょう。
さらに、アメリカ国防総省が定めた耐久性の試験基準「MIL-STD-810H」に準拠。
画面のガラスには、傷や割れに強い「Corning Gorilla Glass 7i」が使われています。
とはいえ、落としても絶対に壊れないわけではないので、気になる人はケースや保護フィルムを用意しておくと安心です。
付属品
moto g37の付属品は必要最低限です。必要な人は別途用意しておきましょう。
今回購入したのはソフトバンク版。付属品は以下のとおり。
- クイックスタート(ガイド類)
- SIM取り出しピン
ソフトバンク版にはケースやディスプレイ保護フィルムは付いていません。
SIMフリー版にはカバーが付属しますが、保護フィルムは付いていないので、本体を守りたい人はサードパーティ製のアクセサリーをチェックしておきましょう。
Amazonで検索>>moto g37 ケース
Amazonで検索>>moto g37 保護フィルム
moto g37のディスプレイをレビュー
続いてmoto g37のディスプレイを見ていきましょう。
約6.72インチの大きな液晶ディスプレイで、エントリーモデルながら最大120Hzにも対応しています。
約6.72インチの大画面フラットディスプレイ
moto g37のディスプレイは約6.72インチ。画面が大きいのは嬉しいんですが、片手で使うにはちょっと厳しいサイズです。
側面が湾曲していないフラットディスプレイなので、端の表示がゆがんで見えることはありません。保護フィルムも貼りやすいタイプです。
インカメラは上部中央のパンチホールタイプ。
ベゼル(画面のフチ)は上と左右に比べて、下側がやや太め。公式によると、本体正面に占める画面の割合は約86%です。ここは少し安っぽさを感じる部分かも。
画面が大きい分、片手持ちだと画面の上の方や反対側には親指が届きにくいです。基本的には両手で使うのがおすすめ。
片手操作を重視するなら、約6.1インチのarrows We3のようなコンパクトな機種のほうが向いていると思います。
一方で、大画面が活きるのが動画視聴。横持ちで動画を見ると迫力があって、これは大きい画面ならではの嬉しいポイントです。
なお、カバーガラスにはCorning Gorilla Glass 7iを採用。公式では、画面が濡れていても操作しやすい「Water Touch」にも対応しています。
FHD+解像度で色鮮やかな表示
moto g37の画面解像度はFHD+(2,400×1,080)。文字も写真もくっきり表示されて、普段使いで粗さを感じることはありませんでした。
色味は鮮やか寄り。初期設定のカラーが「ビビッド」になっているので、パッと目を引く華やかな発色です。
液晶ディスプレイは、有機ELのスマホと比べると黒が少し明るく見えることがあるんですが、僕は使っていて全く気になりませんでした。
自然な色味が好みなら「ナチュラル」に切り替えることも可能。色温度も暖色・寒色などに調整できますし、目の負担を減らす夜間モードもあるので活用しましょう。
屋外でも困らない明るさ
moto g37のディスプレイの明るさは、ハイブライトネスモード時で最大1,050ニト。
めちゃくちゃ明るいわけではないものの、屋外で使っていて見づらくて困ることはありませんでした。
斜めから見ると少し暗くはなりますが、普通に使う分には問題ないと思います。
リフレッシュレート最大120Hzでスクロールが滑らか
moto g37のリフレッシュレートは最大120Hz。1秒間に最大120回画面を書き換えてくれるので、表示が滑らかになります。
60Hzのスマホと比べると、スクロールはやっぱり滑らか。動作性能も高く感じられて、リフレッシュレートが高いことの一番のメリットだと思います。
しかも操作せずに放っておくと、30Hzまで下がります。60〜120Hzで切り替わる機種が多い中、30Hzまで下がって電力を抑えてくれるのは嬉しいポイントです。
設定は「スマートさとバランスを重視」「究極のスムーズさ」「効率優先(最大60Hz)」の3種類。僕は初期設定のままで不満はありませんでした。
ゲーム中は120Hzが使えるようになっていて、バッテリーセーバー中は最大60Hzになります。
ちなみに、画面オフ中に時計を表示し続ける常時表示機能はありません。
ただ、端末を持ち上げたり画面をタップしたりすると時計や通知を表示してくれる「スリープディスプレイ」があるので、その代わりとして使えます。
Widevine L1で動画も高画質で楽しめる
moto g37は、動画配信サービスの著作権保護の仕組み「Widevine」のセキュリティレベルがL1。低価格帯のスマホだとL3になっていて画質が制限されるものもありますが、moto g37なら動画配信サービスを高画質で視聴できます。
Netflixの最大再生解像度はFull HD。HDR機能には非対応でした。
YouTubeでは「1440p60」まで選択でき、Amazonプライム・ビデオでも「最高画質(1.82GB/時)」を選べることを確認しました。
エントリーモデルでも動画を高画質で楽しめるのは、moto g37のメリットのひとつと言っていいでしょう。
なお、USB Type-Cからの外部モニターへの映像出力には非対応。モバイルモニターにつないでみましたが、映りませんでした。
moto g37の基本性能・動作性能をレビュー
続いて、moto g37の動作性能をチェックしていきます。普段使いでストレスなく使えるかどうか、気になるところですよね。
moto g37には、MediaTek製の「Dimensity 6300」が搭載されています。
公式サイト>>Dimensity 6300
SoCは、スマホの動作を担う「頭脳」のようなパーツ。計算を担当するCPUや、画面の描画を担当するGPUなどがひとつにまとまっています。Dimensity 6300のCPUは、2.4GHzのコアが2つと2.0GHzのコアが6つの、合計8コア構成です。
AnTuTuベンチマークスコアは約60万点
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高いほど動作性能が高いことを表しています。
最も有名なAnTuTuベンチマークアプリで計測したところ、最新版のVer.11.1.5で総合スコアは601,001点。旧バージョンのVer.10.5.2では429,558点でした。
エントリーモデルらしいスコアではあるものの、普段使いには困らないレベルだと思います。
ちなみに、同じDimensity 6300を搭載しているarrows We3と比べると、moto g37のほうが少し高いスコアになりました。
| AnTuTu | moto g37 | arrows We3 |
| Ver.11.1.5 | 601,001点 | 544,994点 |
| Ver.10.5.2 | 429,558点 | 410,825点 |
これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアは、以下のページでランキング形式で掲載しているので参考にどうぞ。
AnTuTu以外のベンチマークアプリでも計測してみました。
| Geekbench 7(CPU シングルコア) | 672 |
| Geekbench 7(CPU マルチコア) | 1,193 |
| Geekbench 7(GPU) | 1,317 |
| 3DMark Wild Life Stress Test(最高/最低) | 1,379/1,368 |
| 3DMark Wild Life Stress Test(安定性) | 99.2% |
3DMarkの「Wild Life Stress Test」は、同じ負荷を20回くり返して、性能がどれくらい落ちるかを見るテストです。
最高と最低のスコアの差はわずかで、安定性は99.2%。負荷をかけ続けても性能はほとんど落ちませんでした。
普段使いなら十分な動作
スコアだけではイメージしにくいので、同じDimensity 6300を搭載したarrows We3と、Yahoo! JAPANと楽天市場の表示速度を比べてみました(左:moto g37、右:arrows We3)。
同じSoCを搭載しているものの、どちらのサイトでもmoto g37のほうが少しだけ早く表示されました。
AnTuTuのスコアもmoto g37のほうが高かったので、体感の差はわずかにありそうです。
同じSoCでも差が出た理由ははっきりわかりませんが、ストレージの読み書きの速さやメーカーごとの調整の違いが影響しているのかもしれません。
moto g37は、ミドルレンジのスマホと比べると多少もたつく場面はあるものの、普段使いなら十分だと思います。
とは言え、キビキビ動くタイプではないので、ネットやSNSを中心に使うライトユーザー向けのスマホであることは間違いないですね。
なお、今回の検証機はRAM 8GBのモデルです。
SIMフリー版はRAM 4GBなので、アプリを切り替えたり、いくつものアプリを同時に使ったりするときの余裕は変わってくるかもしれません。
原神は画質「最高」で平均21.9fps
ゲーム性能の目安として、重いゲームの代表格である「原神」を15分ほどプレイしてみました。いつもどおり画質設定は「最高」、フレームレートは「60」です。
| 原神(画質:最高/60fps) | moto g37 |
| 平均fps | 21.9fps |
| 最高fps | 30fps |
| 最低fps | 9fps |
| 背面温度(プレイ直後) | 38.5℃ |
画質を最高にすると平均21.9fps。60fpsに設定していても最初から60fpsには届かず、最高でも30fpsでした。
実際にプレイしてみるとカクつくので、原神のような重いゲームを高画質で楽しむのは厳しいですね。
一方で、15分プレイした直後の背面温度は38.5℃。発熱は気になりませんでした。
テーブルゲームやパズルゲームのような、サクッと遊べるゲームであれば十分楽しめると思います。
連続で負荷をかけても発熱はほとんどなし
AnTuTuベンチマークを4回連続で計測して、スコアと温度の変化をチェックしてみました。
| 計測回 | スコア | 温度 |
| 1回目 | 599,739点 | 26℃→30℃ |
| 2回目 | 598,532点 | 30℃→31℃ |
| 3回目 | 601,001点 | 31℃→32℃ |
| 4回目 | 600,010点 | 32℃→32℃ |
1回目こそ4℃上がりましたが、2回目以降の上昇は1℃ほど。4回目は温度がまったく上がりませんでした。
スコアも4回ともほぼ同じで、3回目が一番高いくらいです。連続で負荷をかけても、熱で性能が落ちることはなさそうですね。
3DMarkのストレステスト中も29℃→30℃と、温度はほとんど上がりませんでした。普段使いで発熱を気にする必要はないと思います。
ストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージの読み書きの速さもテストしてみました。
| ストレージテスト | moto g37 | arrows We3 |
| Ver.11.1.5 | 70,118点 | 33,549点 |
| Ver.10.5.2 | 59,974点 | 34,136点 |
Ver.11.1.5で比べると、moto g37はarrows We3の2倍ほどのスコアです。
同じSoCでもストレージの速さに差が出たのは、搭載しているストレージの種類や容量の違いによるものと考えられます。
moto g37は公式にUFS 2.2を採用していて、容量も128GBとarrows We3(64GBモデル)の倍あります。
ストレージ容量は128GB。Android 16のシステムで13GB、一時システムファイルで3.2GBが使われています。原神などのゲームを入れた状態で、使用量は92GBでした。
重いゲームをいくつも入れる人や、写真・動画をたくさん撮る人は容量に注意しましょう。
moto g37は最大1TBのmicroSDカードに対応しているので、足りなくなったらmicroSDカードを活用するのがおすすめです。
RAMブースト(メモリ拡張)機能
moto g37には、使っていないストレージの一部をメモリ(RAM)として使う「RAMブースト」機能があります。
初期設定は「ON」「AI自動」。検証時は本体の8GBに2GBが追加され、合計10GBになっていました。AI自動では、最大16GBまで自動で調整してくれるようです。
なお、SIMフリー版(RAM 4GB)は最大12GBまで拡張できます。
もちろん本体のメモリと同じ性能があるわけではなく、今回の検証でON・OFFによる体感の違いは感じませんでした。
長く使い続けてアプリが増えてきたときに、効いてくるのかもしれません。
基本的には初期設定のままで問題ないでしょう。
moto g37のバッテリー持ち・充電速度をレビュー
続いてmoto g37のバッテリー性能をチェックしていきます。
バッテリー容量は5,200mAhと大容量ですが、実際どれくらい持つのか、充電の速さとあわせて実機で確かめてみました。
PCMarkバッテリーテストのスコア
まずベンチマークアプリPCMarkを使って、実際にスマホを動かしながらバッテリーの減り方を計測しています。
PCMarkは、ネット閲覧や文章作成、写真編集などの作業を自動でくり返して、バッテリーが100%から20%になるまでの時間を測るアプリです。数値から計算しているのではなく実際に消耗させて測っているので、普段使いの電池持ちの目安として参考になると思っています。
ディスプレイの明るさを50%固定にして、2つのモードで計測した結果がこちら。
同じSoCを搭載しているarrows We3と比べると少し長持ちでした。
| 機種 | 計測モード | 結果 |
| moto g37 | スマートさとバランス重視 | 14時間42分 |
| moto g37 | 効率優先 | 17時間10分 |
| arrows We3 | バランス重視 | 13時間10分 |
| arrows We3 | スムーズさ優先 | 12時間19分 |
途中充電せずに1日は余裕で使えるスコアになります。
ただ、欲を言えばもう少しスコアが高いとうれしかったですね。エントリーモデルを選ぶライトユーザーにとって、バッテリー持ちはかなり大事なポイントだと思うので。
電池持ちを少しでも伸ばしたいなら、「効率優先」にしておくのもアリだと思います。
これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、参考にご覧ください。
バッテリー持ちを実機で検証
PCMarkのスコアだけでは判断しにくいので、実際の使い方に近い条件でバッテリーの減り方も計測しています。
まずAmazon Musicでストリーミング音楽を1時間聴いた結果、バッテリー消耗は2%でした。
YouTubeで動画(1080P/60fps)を1時間視聴した結果、バッテリー消耗は7%。
24時間一切触らずに放置した場合の消耗は4%でした。
それぞれの結果をまとめると次のとおりです。
| 使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
| 音楽再生 1時間 | 2% | 約50時間 |
| 動画再生 1時間 | 7% | 約14時間 |
| 24時間放置 | 4% | 約25日間 |
同じ条件で計測したarrows We3の結果と比べると、こんな感じになりました。
| 使用時間 | moto g37 | arrows We3 |
| 音楽再生 1時間 | 2% | 2% |
| 動画再生 1時間 | 7% | 6% |
| 24時間放置 | 4% | 5% |
音楽再生は同じ、動画再生はarrows We3が1%少なく、放置ではmoto g37が1%少ないという結果に。実際の使い方ではほとんど差がないと言っていいレベルですね。
ゲームを長時間遊ぶ人はそこまで多くないと思うので、SNSや動画、ネット検索がメインの使い方なら、途中で充電しなくても1日は十分持つと思います。
20W急速充電の速度をチェック
moto g37は20Wの急速充電(TurboPower)に対応しています。今回はAnkerの100W充電器と、高出力に対応したAnkerのケーブルを使って計測しました。
電力測定器で見ると、充電を始めたときの数値は約18.3W(8.71V×2.10A)でした。
残量20%から充電を始めて、フル充電になるまでの時間は1時間38分。
ちなみに公式の充電時間の目安は約118分です。こちらはキャリアが指定するUSB PD-PPS対応の充電器を使った場合の数値です。
arrows We3と比べると以下のとおり。
| 項目 | moto g37 | arrows We3 |
| 20%→100%の充電時間 | 1時間38分 | 1時間12分 |
| 計測した電力 | 約18.3W(充電開始時) | 約26.8W(最大) |
arrows We3のほうが26分早くフル充電できていて、最近のスマホの中ではのんびりした充電速度だと感じました。
また、moto g37には充電器もUSBケーブルも付属していません。
手持ちの充電器・ケーブルでも充電はできますが、出力の低いものだと今回の結果より時間がかかるかもしれません。20Wの急速充電を活かしたい場合は、USB PD対応の充電器を用意しておくと安心です。
なお、ワイヤレス充電には対応していないので、置くだけ充電を使いたい人は注意してください。
バッテリーの劣化を抑える設定も用意
moto g37には、バッテリーの劣化を抑えるための設定が用意されています。
「バッテリー保護」をオンにすると、充電を80%で止めてくれます。
AIが充電のタイミングを覚えて自動で調整してくれる「スマートスケジュール」と、時間を自分で決める「手動スケジュール」から選べますよ。
「自動調整バッテリー」は、あまり使わないアプリの電池消費を抑えてくれる機能です。
長く使いたい人は、こうした設定を活用してみてください。
moto g37のカメラ性能をレビュー
moto g37は、約5,000万画素のメインカメラと約800万画素の超広角カメラを組み合わせたデュアルカメラ構成です。
比較機のarrows We3と一緒に、実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてください。
カメラアプリ
moto g37のカメラアプリはシンプルな作りで、使っていて困る場面はありませんでした。
画面右側を横にスクロールすると、写真・動画・ポートレート・スローモーションなどのモードを切り替えられます。僕が普段使うのは写真と動画くらいですが、どちらもすぐに呼び出せるので迷うことはありませんでした。
倍率は以下の3つをワンタップで切り替え可能です。
- 0.5:超広角カメラ
- 1:メインカメラ
- 2:メインカメラの2倍ズーム
倍率ボタンを長押しするとダイヤルが表示され、0.5倍から8倍までの間で好きな倍率に指定できます。4倍・8倍もワンタップで選べるショートカットが並んでいました。
自分好みに細かく調整しながら撮影できるProモードも搭載されていて、露出・ISO・シャッター速度・ホワイトバランス・AFをそれぞれ手動で設定できます。
明るさの分布を示すグラフ(ヒストグラム)も表示されるので、こだわって撮りたい人にも対応できる作りです。
また、カメラ設定には手首を素早く2回ひねるとカメラが起動する「クイック撮影」も用意されています。
残念ながらシャッター音を消せる項目は見当たらず、消せるのはスクショ音のみでした。
スクショ音はマナーモードと連動して消音されます。ただし、カメラを起動している間はマナーモードでもスクショ音が鳴る仕様でした。
メインカメラ(日中)の作例
ここからはarrows We3と同じ場所・同じ構図で撮り比べた写真を見ていきます。
いちばん差が分かりやすかったのがこのカットです。arrows We3は全体を明るく持ち上げた軽やかな仕上がりですが、moto g37は木の緑が落ち着いていて、実際に見た景色に近いのはmoto g37の方でした。
拡大しても細かいところまでしっかり残っていて、価格を考えれば十分よく撮れていると思います。
花のアップでは、赤の出方に少し違いがあります。moto g37はややオレンジ寄り、arrows We3はややピンク寄りの赤です。
日中だとどちらも綺麗に撮影できるので差が出にくいです。moto g37の方が少し明るく写る程度で、鳥居の赤もほぼ同じ色で再現できています。
木の葉越しに太陽を入れた逆光のシーン。
どちらも葉っぱが暗く沈むことはなく、全体の仕上がりに大きな差はありません。並べて見ると、太陽まわりの空はmoto g37の方が白っぽくなり、arrows We3の方が青空や雲が少し残っています。
日中のメインカメラは、色が自然で見たままに近い写真が撮れるのが良いところです。
シャッターを押すだけでこれだけ撮れれば、普段のスナップやSNSに載せる写真には十分だと思います。
メインカメラ(夜間)
moto g37には、暗い場所でも明るく撮れる「ナイトビジョン」が搭載されています。
ナイトビジョンを使うと、暗い植え込みや壁が明るく持ち上がる一方で、街灯や窓の明かりは抑えられて白く飛びにくくなります。
撮影はすべて手持ちです。シャッターを押してから数秒待つだけで、ブレて失敗した写真はありませんでした。
ここからはarrows We3と比べていきます。どちらも夜景モードで撮影しています。
arrows We3は空まで青く明るく持ち上がっています。moto g37は空が暗めで、夜らしい落ち着いた雰囲気に仕上がっていました。
明るさはほぼ同じ。建物の窓枠や水面に映る光の筋は、arrows We3の方が輪郭がくっきりしています。
これもパッと見では違いがわからないくらい近い仕上がり。
moto g37は光が少ない場所だと少しザラついたり、モワッとぼやけたりすることもあります。それでもエントリーモデルとしてはよくできていると感じました。
強い照明と暗がりが混ざった、明暗差の激しいシーンでも撮ってみました。
moto g37は木の葉まで明るく持ち上げてくれます。arrows We3は木が暗めに沈むぶん、建物の照明とのメリハリが強い仕上がりです。
どちらも自販機の明かりは白く飛ばず、並んだ商品まで見えています。周りの壁や建物はarrows We3の方が明るく、moto g37は周囲が暗めに沈みます。
明暗差の大きいシーンでも大きく崩れることはなく、夜のスナップなら安心して使えます。
超広角カメラの作例
moto g37の超広角カメラは約800万画素で、画角は120°。目の前の景色を広く1枚に収めたいときに使うカメラです。
ちなみに、arrows We3には超広角カメラがないのでmoto g37単体で検証していきます。
同じ場所から撮ると、超広角は空や左側の木までまとめて入ります。
色はメインカメラより少し鮮やかで、空の青や芝の緑が濃いめです。遠くのトラックの文字も読めるくらいには残っていますね。
続いて、同じ場所を日中と夜景モードで撮り比べてみました。
日中は空の雲の形までしっかり写っていて、空を広く入れられる超広角らしい1枚です。
夜は建物の白い壁や窓の明かり、水面に映る光は見えますが、空は真っ黒に沈みます。明るいものがある場所なら、何が写っているかは分かるくらいです。
日中は木陰と明るい空が同じ画面にあっても、暗い葉が黒く潰れず、空も白く飛んでいません。
夜は街灯が当たっている木と道の真ん中は見えますが、左右と手前は暗くてほとんど分かりません。
日中のほうは、左端の街灯が少し外側に傾いて写っています。超広角は画面の端が引き伸ばされやすいのですが、僕は見返していて気になるほどではありませんでした。
夜は街灯のまわりに光が大きく広がり、空に筋のような光が出ています。木の葉も細かい部分がぼやけ気味です。
夜の超広角はメインカメラに比べてかなり暗く、正直厳しいです。夜に撮るならメインカメラを使ったほうがいいですね。
一方、日中なら価格なりに普通に使えます。広い景色を1枚に収めたいときは十分役に立つと思いますよ。
デジタルズーム(2倍〜8倍)の作例
moto g37には望遠カメラがなく、ズームはすべてメインカメラの画像を切り取って拡大しているだけ。
写真は最大8倍までズームできますが、倍率を上げるほど細部は崩れていきます。
arrows We3と同じ場所・同じ倍率(1x・2x・4x・8x)で撮り比べた写真を見ていきます。どちらも手持ちで撮影しました。
まずは日中から。
1xは比べるときの基準。moto g37は空の色がやや落ち着いていて、arrows We3は青が鮮やかに出ています。
2倍でも劣化はほとんど感じません。橋の標識はまだ小さめですが、全体はスッキリしたまま。この倍率なら2台の差はほぼなく、気軽に使えます。
4倍になると「桁下制限高 3.0m」の文字がはっきり読めます。文字のふちはmoto g37のほうがくっきり。
ただ、moto g37は橋の手すりのふちに、紫や緑の色にじみがうっすら出始めます。
8倍でも、標識の文字はどちらもなんとか読み取れます。
moto g37は字が潰れ気味で、木の葉や建物の壁は塗り絵みたいな不自然な仕上がり。arrows We3は全体がぼんやりして色も薄くなっていて、輪郭の残り方はmoto g37が上です。
どちらも拡大すると細部は崩れているので、4倍以上は看板の文字を確認するくらいの使い方が現実的です。
続いて夜です。夜はどちらも夜景モード(ナイトビジョン)で撮影しています。
1xはどちらも街灯や対岸の明かりがきれいに写っています。水面に映る光はarrows We3のほうが明るく華やかで、moto g37は落ち着いた仕上がりです。
2倍でも、橋の骨組みの形はしっかり分かります。moto g37のほうが線が少しシャキッとしていて、夜でもこの倍率なら安心して使えます。
4倍になると一気に厳しくなります。日中ははっきり読めた標識の文字も、どちらもかすれて読みづらい状態。全体のぼやけ方はarrows We3のほうが強めです。
8倍のmoto g37は、文字こそ潰れていますが橋の形は保っています。
arrows We3は街灯の光がにじんで二重になったように崩れていて、写真としては使いづらい仕上がりでした。
moto g37のズームは、画像を切り取って拡大しているだけなので、日中・夜ともに2倍までが普段使いのライン。
夜に4倍以上へ上げるのは避けて、2倍で画角を整える使い方がおすすめです。
ポートレートモード・インカメラの作例
続いてメインカメラのポートレートモードから見ていきます。
ポートレートモードでは背景のカーテンが柔らかくボケて、人物が浮かび上がって見えます。ぼかしの強さは撮影時に調整できるので、好みに合わせて変えられますよ。
頭の輪郭やピースした指先も、背景と一緒にボケることなくきれいに残っていました。
続いて、インカメラの日中の作例です。
通常撮影は画角が広く、背景の遊歩道や川、橋までしっかり収まりました。明るい空も白飛びせず、青空と雲の模様がきちんと残っています。
ポートレートモードにすると背景はしっかりボケますが、頭のてっぺんの風で立った毛先は背景と一緒にボケて消えかけていました。
髪のふちの境目も少しにじんでいて、細かい髪の毛の切り抜きはあまり得意ではなさそうです。
美肌補正はオフで撮っていますが、肌は加工なしの自然な写り。シワや肌の質感もそのまま残っていて、不自然に盛られる感じはありません。
最後に、夜間のインカメラも試してみました。
夜でも顔が暗く沈まず、背景の夜景まで見える明るさは確保できています。ただ、拡大すると細部がつぶれ気味で、全体的に粗さが目立つのはちょっと残念なところ。
ポートレートモードでは、街灯や橋の明かりが丸い光の粒になって、日中より雰囲気のある一枚になりました。左肩と手すりの境目にやや不自然な部分はあるものの、パッと見で気になるほどではありません。
切り抜きの精度はほどほどなので、細部までこだわりたい人には物足りないかもしれません。気軽に背景をボカした写真を撮りたい場面なら、十分活用できると思います。
動画撮影の作例
moto g37の動画は、日中なら普段使いで十分きれいに撮れます。ただ、夜はかなり苦手です。
日中と夜に同じ場所を、1080p・30fpsで歩きながら撮影しました。arrows We3には超広角カメラがないので、超広角はmoto g37だけの作例です。
日中のメインカメラは落ち着いた自然な色で、歩いたときの揺れもしっかり抑えられていました。緑が鮮やかでくっきりしたarrows We3より、見たままに近い印象です。超広角もメインカメラとの色の差が少なく、画面の端が少しぼやける程度でした。
夜は街灯のまわりがにじみやすく、暗いところはザラつきが出ます。歩くと画面がチラついたり残像っぽくなったりするので、夜の歩き撮りはおすすめしにくいです。超広角はさらに暗くなるので、夜は避けたほうが無難ですね。
moto g37の基本機能・操作性をレビュー
ここからはmoto g37の動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外のところを実機レビューしていきます。
OSはAndroid 16
moto g37に搭載されているOSはAndroid 16。ほぼ素のAndroidに近い作りなので、シンプルで使いやすいと思います。
素のAndroidっぽいとは言いつつ、クイック設定パネルでWi-Fiとモバイルデータのスイッチが分かれていたり、起動中のアプリをまとめて終了できる「すべてクリア」ボタンがあったりと、使い勝手が良くなる工夫もあります。
画面分割にも対応。画面の端からお気に入りのアプリを呼び出せる「サイドバー」も使えますよ。
なお、OSアップデート・セキュリティアップデートの保証期間は、2026年10月時点で日本の公式情報を確認できませんでした。
モトローラおなじみのジェスチャー機能
moto g37はジェスチャー操作の種類が豊富。これはモトローラスマホの特徴の1つと言えます。
搭載されているジェスチャーは以下の通りです。
- 3本指スワイプで画面分割
- 3本指で下にスワイプしてスクリーンショット
- 片手モード
- 電源キーでカメラ・デジタルアシスタントを起動
- 画面OFF時に音量キーで曲送り(メディアコントロール)
- 手首を2回ひねってカメラ起動(クイック撮影)
- 2回振り下ろしてライトON/OFF(簡易ライト)
- 持ち上げてロック解除
- 持ち上げて着信音を消音
- 画面を下向きにしてサイレントモード
中でも手首をひねってカメラ起動、2回振ってライト点灯は他のスマホにはあまりない操作なので、使いこなせれば便利です。
さらに、背面の上部をダブルタップして好きな機能を呼び出せる「クイック起動」も搭載しています。
割り当てられるのは、スクリーンショットの撮影・画面の録画・音楽の再生/一時停止・ホームに戻る・直前のアプリに切り替える・好きなアプリを開く、など。
タップの強さは「軽い」「中程度」「強い」の3段階から選べます。初期設定の「軽いタップ」でもしっかり反応してくれました。
デュアルアプリ(アプリクローニング)に対応
moto g37には、1つのアプリを複製できる「アプリクローニング」機能があります。
例えばLINEアプリを2つ作れば、1台のスマホで2つのアカウントを使い分けることができます。
僕が試した限りでは、クローンを作れるアプリとして表示されたのはLINEのみでした。
なお、銀行・決済アプリやビジネス向けのアプリはセキュリティ上の理由でクローンを作れないことがあり、オンラインゲームや一部のSNSアプリでは、クローンが正しく動かなかったりブロックされたりする場合があるとのことです。
moto g37は、Androidスマホ同士で写真やファイルを送り合える「Quick Share」に対応しています。
手持ちのAndroidスマホと送受信してみましたが、問題なくスムーズにやり取りできました。
- Androidは送信対象
- 付近のデバイスにApple製品なし
ただし、iPhoneの「AirDrop」には対応していません。家族や友達がiPhoneの場合は、別の方法でデータを送る必要があります。
Quick Shareは、近くにあるAndroidスマホやタブレット、パソコンなどに写真・動画・ファイルを無線で送れるGoogleの機能です。インターネットにつながっていなくても使え、自分のGoogleアカウントでログインしている端末同士なら、承認の手間なく送れます。
AI機能はGeminiとかこって検索
moto g37には、Google純正のAIアシスタント「Gemini」が入っていて、普通に使うことができました。
画面上の気になるものを丸で囲むだけで検索できる「かこって検索」も使えますよ。
一方で、モトローラ独自のAI機能は見当たりませんでした。
とは言え、Geminiやかこって検索などのGoogleのAI機能が使えれば、普段使いで困ることはあまりないと思います。
生体認証は指紋認証&顔認証
moto g37は指紋認証・顔認証の両方に対応しています。
指紋認証センサーは側面の電源ボタンに内蔵。反応は良好で、軽く触れるだけでロック解除できました。
顔認証はインカメラを使った簡易的なもの。指紋認証と比べると反応はちょっと遅めですが、普通に使う分には問題ないでしょう。
顔認証後、そのままロック画面に留まるか、ロック画面を飛ばしてホーム画面に移動するかも設定で選べます。
なお、マスクを付けているときや暗い場所では、顔認証ではなく指紋認証が求められる仕様です。
指紋認証・顔認証どちらにも対応しているのは、Androidスマホを使うメリットの1つですね。
おサイフケータイ対応
moto g37は、おサイフケータイにしっかり対応しています。
僕はPASMOで試してみましたが、問題なく使えました。
普段使っているSuica・PASMO・iDなどを、そのままmoto g37で利用できます。
エントリーモデルでもおサイフケータイが使えるのは、毎日電車で通勤・通学している人には嬉しいポイントだと思います。
ステレオスピーカー&Dolby Atmos対応
moto g37のスピーカーはステレオ仕様。低音は物足りないものの、クリアな音質で音の広がりも優秀です。
- 上部スピーカー
- 下部スピーカー
ライトユーザーであれば十分実用的だと思います。
Dolby Atmosに対応していることもあって、片側だけから音が出るスピーカーと比べると音の広がりはしっかり感じられました。
「空間オーディオ」を選ぶと、さらに音の広がりがアップ。聴こえ方がガラッと変わるので、なかなか面白いですよ。
音楽・映画・ゲームなどシーンに合わせたプロファイルのほか、イコライザーで低音〜高音を自分好みに調整することもできます。
Dolby Atmos(ドルビーアトモス)は、前後左右に加えて上下方向まで含めた立体的な音を表現できる音響技術です。スマホのスピーカーやイヤホンでも、音に包まれるような広がりのあるサウンドを楽しめます。
イヤホンジャック搭載&FMラジオも聴ける
moto g37はイヤホンジャックを搭載しています。実際に有線イヤホンを接続してみましたが、問題なく使えました。
スピーカーの低音が物足りないと感じる人や、音楽・動画をもっと良い音で楽しみたい人は、有線イヤホンを使うのがおすすめです。
さらに、moto g37にはFMラジオアプリが入っています。有線イヤホンをアンテナ代わりに接続して聴く仕組みで、インターネットにつながっていなくてもラジオを聴くことができます。
アンテナとしてイヤホンをつないでおけば、音声の出力先はヘッドセット・スピーカー・Bluetoothから選べますよ。
放送局のスキャンやお気に入り登録のほか、放送の録音、15分〜120分で設定できるスリープタイマーなどの機能も用意されていました。
寝る前にラジオを聴きたい人には嬉しい機能だと思います。
BluetoothコーデックはLDACに対応
ワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際にワイヤレスイヤホンを接続してみたところ、端末側の対応コーデックは以下の通りでした。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:✕
- LDAC:○
- LHDC:✕
Bluetoothコーデックは、スマホからワイヤレスイヤホンへ音を送るときのデータの圧縮方式のことです。コーデックによって音質や遅延が変わり、スマホとイヤホンの両方が対応しているものが使われます。LDACは、ワイヤレスでもハイレゾ相当の高音質で音楽を楽しめるコーデックです。
LDACに対応しているので、対応イヤホンと組み合わせれば無線接続でもハイレゾ相当の音質が楽しめます。
また、Amazon Musicアプリでストリーミング再生したところ、端末側の音声出力は「24bit/96kHz」と表示されていました。
CDの音質は「16bit/44.1kHz」なので、それを大きく上回る数値です。
日本オーディオ協会が定めるハイレゾの基準(24bit/96kHz以上)もクリアしていて、CDでは削られてしまう細かい音まで再現できるのがポイントですね。
もちろん、Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんので、音質にこだわりがある人は参考程度にしてください。
microSDで最大1TBまで拡張できる
moto g37はmicroSDカードに対応していて、最大1TBまでストレージを増やせます。
実際にmicroSDカードを挿してみましたが、問題なく使えました。
写真や動画をたくさん保存したい人でも、本体の容量を気にせず使えるのは安心ですね。
対応バンド(SIMフリー版)
moto g37(SIMフリー版)の対応周波数は以下の通りです。
| 5G(Sub-6) | n1 / n3 / n28 / n40 / n77 / n78 |
| 4G(LTE) | B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B26 / B28 / B38 / B40 / B41 / B42 |
| 3G(W-CDMA) | B1 / B2 / B4 / B5 / B8 |
| 2G(GSM) | 850MHz / 900MHz / 1,800MHz / 1,900MHz |
国内4キャリアのプラチナバンド(B8・B18・B19・B26・B28)に対応しているので、どの回線でも使いやすいスマホだと言えそうです。
ただし、SIMフリー版はドコモの5G周波数「n79」には対応していません。
ドコモ版のみB39とn79にも対応しています。
eSIMに対応している
moto g37はnanoSIMに加えて、eSIMにも対応しています。
設定画面には「新しいeSIMをダウンロード」の項目が用意されていて、ここからeSIMを追加できます。
eSIMに対応した通信キャリアも少しずつ増えてきているので、今のところ使う予定がなくても、対応している方が今後は安心かもしれません。
僕はいくつかeSIMを使ってきましたが、楽天モバイルのeSIMは手続きが分かりやすいので初心者におすすめ。IIJmioのeSIMも手続きが早いので気に入っています。
moto g37のスペック・仕様
moto g37のスペックを、SIMフリー版と僕が検証に使ったソフトバンク版で並べました。スペック上の違いはメモリ(RAM)の容量とカバーが付属するかどうかです。
| 項目 | SIMフリー版 | ソフトバンク版 |
| OS | Android 16 | Android 16 |
| CPU | MediaTek Dimensity 6300 | MediaTek Dimensity 6300 |
| メモリ(RAM) | 4GB | 8GB |
| ストレージ | 128GB microSD最大1TB |
128GB microSD最大1TB |
| ディスプレイ | 約6.72インチ液晶 FHD+(2,400×1,080) 最大120Hz |
約6.72インチ液晶 FHD+(2,400×1,080) 最大120Hz |
| サイズ | 約76.50×166.23×7.85mm | 約76.50×166.23×7.85mm |
| 重さ | 約194g(インペネトラブルグレイ) 約196g(その他3色) |
約194g(インペネトラブルグレイ) 約196g(その他3色) |
| バッテリー | 5,200mAh | 5,200mAh |
| 充電 | 20W ワイヤレス充電非対応 |
20W ワイヤレス充電非対応 |
| アウトカメラ | メイン:約5,000万画素 超広角:約800万画素 |
メイン:約5,000万画素 超広角:約800万画素 |
| インカメラ | 約3,200万画素 | 約3,200万画素 |
| 動画 | 最大2K(30fps) | 最大2K(30fps) |
| 防水防塵 | IP64 | IP64 |
| 耐衝撃 | MIL-STD-810H準拠 | MIL-STD-810H準拠 |
| おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
| 生体認証 | 指紋(側面)・顔 | 指紋(側面)・顔 |
| SIM | nanoSIM+eSIM | nanoSIM+eSIM |
| スピーカー | ステレオ | ステレオ |
| イヤホンジャック | あり | あり |
| Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
| Bluetooth | 5.4 | 5.4 |
| カラー | インペネトラブルグレイ ノーティカルブルー カプリシアン フューシャレッド |
インペネトラブルグレイ ノーティカルブルー カプリシアン フューシャレッド |
| 充電器 | 付属なし | 付属なし |
| カバー | 付属あり | 付属なし |
公式サイト>>仕様
まとめ:moto g37のメリット・デメリット・評価
moto g37を実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
moto g37を買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
| メリット | デメリット |
| ・レザー調背面で価格以上の質感 ・約6.72インチの大画面 ・最大120Hz対応(30Hzまで可変) ・Widevine L1で動画を高画質視聴 ・普段使いに十分な動作、発熱しにくい ・ストレージの読み書きが速い ・バッテリー持ちが良好 ・日中のカメラは自然な色味 ・超広角カメラ搭載 ・ステレオスピーカー+Dolby Atmos ・イヤホンジャック搭載・LDAC対応 ・おサイフケータイ・eSIM・microSD対応 ・IP64&MIL規格 ・ジェスチャー機能が豊富 |
・本体が大きく片手操作しにくい ・下ベゼルがやや太い ・重いゲームには不向き ・充電速度はのんびり ・充電器・ケーブル非同梱 ・夜の超広角はかなり暗い ・カメラの出っ張りで置くとガタつく ・防水は水しぶき程度まで ・アップデート保証期間が不明 |
評価
総合評価:(4.5点/5点満点)
| デザイン | ★★★★☆ |
| サイズ感 | ★★★☆☆ |
| ディスプレイ | ★★★★☆ |
| 動作性能 | ★★★☆☆ |
| ゲーム性能 | ★★☆☆☆ |
| バッテリー性能 | ★★★★☆ |
| カメラ性能 | ★★★☆☆ |
| 機能・付加価値 | ★★★★★ |
動作性能はエントリーモデルらしく、キビキビ動くタイプではありません。原神のような重いゲームは厳しいですが、ネットやSNS、動画を見るくらいなら困ることはありませんでした。
そのぶん、約6.72インチの大画面と120Hz、Widevine L1の組み合わせで、動画を見るのは快適。バッテリーもPCMarkで14時間42分と、1日しっかり持ってくれます。
カメラは日中なら自然な色で見たままに近く、夜もメインカメラなら手持ちで失敗なく撮れました。超広角は夜が苦手なので、日中用と割り切るのがいいと思います。
気になったのは充電速度。20%からフル充電まで1時間38分かかりますし、充電器も付属しないので、USB PD対応の充電器を用意しておくと安心です。
おサイフケータイ、イヤホンジャック、LDAC、microSD、eSIMと、機能面はエントリーモデルとは思えないくらい充実しています。
総合的に見ると、普段使いに必要なものをしっかり押さえつつ、大画面で動画を楽しめるエントリースマホという印象です。
大きな画面で動画やSNSを楽しみたいライトユーザーには、moto g37がおすすめできる1台だと思います。





































































































































































































