【UGREEN MagFlow Proレビュー】実際に使ってわかったメリット・デメリット・評価
総合評価:(4.5点/5点満点)
UGREENのマグネット式モバイルバッテリー「MagFlow Pro」を購入しました。
結論から言うと、機能面は言うことなしの1台です。
冷却液の流れが目で見える「液冷」デザインに、Qi2 25Wのワイヤレス充電、内蔵ケーブルで最大45Wの有線充電、充電状況がひと目でわかるディスプレイまで、欲しい機能がひと通りそろっています。
一方で、重さは実測233gで、iPhone Airのような薄いスマホに付けると厚みが気になります。複数台を同時に充電すると出力がかなり下がる点も、事前に知っておきたいポイントですね。
【こんな人におすすめ】
- Qi2 25W対応のスマホを持っていて、ワイヤレスでも速く充電したい人
- ケーブルを持ち歩かずに、有線の急速充電も使いたい人
- 見た目にもこだわったガジェットが好きな人
【向いてないかも】
- 薄くて軽いモバイルバッテリーが欲しい人
- スマホ2台を同時に急速充電したい人
- とにかく安さ重視の人
価格は公式ストアで19,980円と高めですが、Amazonのセールでは14,000円前後まで下がることがあります。僕はAmazonプライム感謝祭のセールで13,280円で購入しました。
本記事では、MagFlow Proを実際に使って検証した充電速度や発熱、使い勝手を詳しくレビューしていきます。購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
UGREEN MagFlow Proのデザイン・サイズをレビュー
まずはMagFlow Proの見た目とサイズ感をチェックしていきます。
冷却液の流れが見える液冷デザイン
MagFlow Proの一番の特徴が、本体上部の透明な窓から見える液冷構造。
公式によると、独自のマイクロポンプで冷却液を循環させて、ワイヤレス充電時の熱を逃がす仕組みになっているそうです。
実際に充電を始めると、窓の中で冷却液が流れているのがすぐにわかります。表面がゆっくり動いて見えるので、「ちゃんと冷やしてくれてるんだな」と目で確認できるのは面白いですね。
ちなみに、ポンプが動いているといっても動作音は特にありませんでした。静かな場所で使っても気にならないと思います。
本体はアルミ素材で、表面はサラッとしたマットな仕上げです。カラーはグレーの1色のみ。
裏面のスマホと接する面は、マグネットリングとQi2 25Wのロゴが入ったシンプルなデザインになっています。
充電状況がひと目でわかるディスプレイ
本体側面には小さなディスプレイが付いています。
充電中は、ワイヤレス・USB-Cポート・内蔵ケーブルのポートごとに、いま何Wで出力しているかがリアルタイムで表示されます。
物理ボタンを押すと表示が切り替わって、バッテリー残量や残り時間、バッテリーの健康度、充電サイクル数も確認できますよ。
モバイルバッテリーの「あと何%残ってるの?」がすぐにわかるのはもちろん、充電器の出力をチェックするツールとしても使えるのが便利です。
ポート構成と内蔵ケーブル
ポートは、内蔵USB-Cケーブルと、USB-Cポートの2つです。どちらも入力・出力の両方に対応しています。
内蔵ケーブルは編み込みタイプで、先端には「IN 1/OUT 1」、本体のポートには「IN 2/OUT 2」と刻印されています。
使わないときは、ケーブルの先端をホルダーに引っかけてループ状にしておけます。
このループがそのままストラップとして使えるので、指に引っかけて持ち歩けるのも地味に便利なポイントです。
ケーブル別持ちが不要で、忘れ物の心配がないのは本当にラクですね。
サイズ・重量
サイズは公称で約10.8×7.0×1.6cm、重量は実測で233gでした。公称は約220gなので、内蔵ケーブルの分を含めると少し重めに出ているのかもしれません。
手に持つとこれくらいのサイズ感です。
10,000mAhクラスで、Qi2 25W・液冷・ディスプレイまで載っていることを考えると、利便性に対してかなりコンパクトだと思います。
ただ、iPhone Airに付けてみると、どうしても厚みが目立ちますね。
せっかくのiPhone Airの薄さは完全に消えてしまうので、付けっぱなしで使うより、充電したいときだけくっつける使い方が合っていると思います。
UGREEN MagFlow Proの充電性能を検証
ここからは、Pixel 11とiPhone Airを使って充電性能を検証していきます。
ワイヤレス充電はQi2 25Wをしっかり確認
MagFlow ProはQi2 25Wのワイヤレス充電に対応しています。
Qi2 25Wに対応したPixel 11で試したところ、本体ディスプレイの表示で26.6Wを確認できました。
ワイヤレス充電はケーブルを通らないため、チェッカーで測ることができません。ここでは本体ディスプレイの表示値を載せています。表示はバッテリーが送り出している側の数値と考えられ、スマホが実際に受け取る電力はロスの分だけ少なくなります。
iPhone Airでは、本体表示で16.6Wでした。
実際に30分間ワイヤレス充電した結果は以下の通りです。
| 項目 | Pixel 11 | iPhone Air |
| 出力(本体表示) | 26.6W | 16.6W |
| 充電前 | 12% | 21% |
| 約30分後 | 49%(+37%) | 61%(+40%) |
どちらも30分で40%前後回復していて、ワイヤレスとしてはかなり速いと感じました。
W数はPixel 11の方が高いのに、回復量はiPhone Airの方がわずかに多い結果に。スマホ側のバッテリー容量の違いなども関係しているのかもしれません。
ケーブルをつながずにペタッとくっつけるだけで、30分あれば40%近く回復するのは心強いですね。
有線充電は内蔵ケーブルで最大45W
有線出力は最大45Wです。チェッカー(AVHzY C3)で確認したところ、PD3.0(PPS対応)の45Wに対応していました。
内蔵ケーブルでPixel 11とiPhone Airを充電したときの出力はこちらです。
Pixel 11は約25.4W、iPhone Airは約20Wでした。どちらもスマホ側が求める出力をしっかり出せている印象です。
30分間の有線充電の結果は以下の通り。
| 項目 | Pixel 11 | iPhone Air |
| 出力(チェッカー実測) | 約25.4W | 約20W |
| 充電前 | 7% | 17% |
| 約30分後 | 60%(+53%) | 67%(+50%) |
どちらも30分で50%以上回復しました。
急いでいるときは有線、手軽さを取るならワイヤレス、と使い分けられるのがMagFlow Proの強みですね。
複数台を同時に充電すると出力はかなり下がる
MagFlow Proは、ワイヤレス・内蔵ケーブル・USB-Cポートの3台同時充電に対応しています。
ただし、複数台を同時に充電すると出力がかなり下がります。
iPhone Airを有線で充電中に2台目をつないだところ、約20Wだった出力が約10Wまで下がりました。
有線2台だと4.8W+4.8W、3台同時だとワイヤレス6.2W+有線4.8W+4.8Wという表示でした。
本体側面の表記では、同時出力は「5V⎓2A+5W」となっています。
有線の合計が5V2A(約10W)、ワイヤレスが約5Wと考えると、合計で約15Wという実測とほぼ一致するので、表記どおりの挙動だと考えられます。
複数台をつなぐと有線は5Vに切り替わるようなので、スマホ2台を同時に急速充電する使い方には向いていません。
スマホとイヤホンをまとめて充電する、くらいの使い方なら問題ないと思います。
UGREEN MagFlow Proの発熱・液冷効果をレビュー
液冷が売りのMagFlow Proですが、実際の発熱はどうなのか。Pixel 11を室内で30分ワイヤレス充電した直後に、非接触温度計で測ってみました。
結果は、バッテリーの表面が43.3℃、Pixel 11の背面が43.4℃でした。
正直なところ、触るとそこそこ熱くなっていました。25W前後の高出力でワイヤレス充電しているので、ある程度熱を持つのは仕方ない部分だと思います。
公式では「液冷によって最大約10℃の温度低減」とうたわれていますが、僕の環境では液冷なしの製品と同じ条件で比べられていないので、どれくらい効いているのかまでは判断できませんでした。
とはいえ、30分のワイヤレス充電中に充電が止まったり、極端に遅くなったりすることはなく、安定して充電できていました。
なお、本体には「35℃以上の場所に置かないように」という注意書きがあります。夏場の車内などに放置しないように気をつけてくださいね。
UGREEN MagFlow Proの基本機能・使用感をレビュー
ここでは、実際に使って感じた使い勝手をチェックしていきます。
マグネットはしっかり吸着
公式によると、最大8Nの磁力でスマホを固定する設計になっています。
実際にiPhone AirとPixel 11にくっつけてみましたが、どちらもしっかり吸着して、簡単には外れませんでした。
手に持ったまま充電していても、ズレて充電が止まるような心配はなさそうです。
ワイヤレスイヤホンもそのまま充電できる
ワイヤレス充電に対応したイヤホンのケースも、そのまま乗せるだけで充電できました。
公式では、イヤホンなどの小さな機器向けに「低電流モード」が用意されているとのことですが、僕の場合は特に切り替えなくても普通に充電できましたよ。
本体の充電は約2時間で満タン
本体の入力は最大30Wです。0%から満充電までにかかった時間を測ってみました。
結果は約1時間58分でした。充電器側の表示では23.7Wで充電できていました。
10,000mAhクラスとしては十分速いですね。寝る前や出かける前に充電しておけば、すぐ使える状態になります。
パススルー充電に対応
MagFlow Proは、本体を充電しながらスマホなどに給電できるパススルー充電にも対応しています。
本体を充電しながらワイヤレス充電した場合は、入力16.1Wに対して、ワイヤレスで9.6W出力できていました。
一方で、本体を充電しながら有線でスマホを充電すると、出力は約2.1Wまで大きく下がりました。
パススルーで使うなら、ワイヤレスの方が実用的だと思います。
UGREEN MagFlow Proのスペック・付属品
MagFlow Proのスペックは以下の通りです。
| 製品名 | UGREEN MagFlow Pro 10000mAh マグネット式モバイルバッテリー 25W |
| 型番 | PB793 |
| カラー | グレー |
| バッテリー容量 | 10,000mAh |
| 定格容量 | 6,000mAh(5V⎓3A) |
| 定格エネルギー | 39.2Wh |
| サイズ | 約10.8×7.0×1.6cm |
| 重量 | 約220g(実測233g) |
| ポート | 内蔵USB-Cケーブル×1、USB-Cポート×1 |
| 入力(内蔵ケーブル/USB-Cポート共通) | 5V⎓3A/9V⎓3A/12V⎓2.5A/15V⎓2A(最大30W) |
| 有線出力(内蔵ケーブル/USB-Cポート共通) | 5V⎓3A/9V⎓3A/10V⎓2.25A/12V⎓3A/15V⎓3A/20V⎓2.25A(最大45W) |
| ワイヤレス出力 | 最大25W(Qi2) |
| 複数同時出力 | 5V⎓2A+5W(合計約15W) |
| パススルー充電 | 対応 |
| 保証期間 | 2年間 |
内蔵ケーブルとUSB-Cポートは同じ仕様で、どちらか1つだけ使えば最大45Wで出力できます。複数の機器を同時に充電すると、全体で約15Wに制限されます。
定格容量とは、実際にスマホなどへ取り出せる電力量の目安です。内部のバッテリー(10,000mAh)から電圧を変換するときにロスが出るため、MagFlow Proでは6,000mAh(5V⎓3A時)と表記されています。
定格エネルギーは39.2Whです。本体側面には「Airline Friendly」のマークも入っています。飛行機に持ち込む場合は、航空会社ごとにルールが異なるので事前に確認しておくと安心ですよ。
付属品は、収納用のポーチと説明書類です。
ポーチはベロアのような手触りの巾着タイプ。アルミの本体をバッグの中で傷から守ってくれます。
まとめ:UGREEN MagFlow Proのメリット・デメリット・評価
UGREEN MagFlow Proを実機レビューしました。
最後に、メリット・デメリットをまとめておきます。
| メリット | デメリット |
| Qi2 25Wでワイヤレスでも30分で約40%回復 | 実測233gで重め、薄いスマホに付けると厚みが目立つ |
| 内蔵ケーブルで最大45W、有線なら30分で50%以上回復 | 複数台同時だと合計約15Wまで下がる |
| 冷却液の流れが見える液冷デザイン | ワイヤレス充電後は43℃台とそこそこ熱くなる |
| ポートごとのW数や残量がわかるディスプレイ | パススルー中の有線出力は約2Wまで下がる |
| 内蔵ケーブルがストラップになり、ケーブル忘れの心配なし | 通常価格は19,980円と高め |
| 本体充電は約2時間で満タン、パススルーにも対応 |
評価:(4.5点/5点満点)
MagFlow Proは、Qi2 25Wのワイヤレス充電と、最大45Wの有線充電を1台でこなせるモバイルバッテリーです。
Pixel 11ではワイヤレスで26.6W(本体表示)を確認でき、30分で約40%回復。有線ならさらに速く、30分で50%以上回復しました。
冷却液の流れが見える液冷デザインや、充電状況がひと目でわかるディスプレイなど、見ていて楽しい要素が多いのもガジェット好きにはうれしいところです。
一方で、重さや厚み、複数台同時充電時の出力低下は、人によっては気になるポイントだと思います。
価格は通常19,980円と高めですが、Amazonのセール時には14,000円前後まで下がることもあります。セールのタイミングを狙えば、かなり満足度の高い買い物になると思いますよ。
「ワイヤレスでも速く充電したい」「ケーブルを持ち歩きたくない」「見た目にもこだわりたい」
そんな人には、ぜひおすすめしたい1台です。































































