ガジェットが大好きな ちびめがね(@chibimegane_rv)です。
クラウドファンディングサイトMakuakeでプロジェクトを開催していた【Zendure SuperTank】をご存知ですか?
- 大容量27,000mAh
- USB-C(PD)×2/USB-A×2
- 最大出力100W(合計138W)
あらゆる物が充電できる、モンスターモバイルバッテリーです。
あなたがSuperTankを手に入れたら、出張や旅行が今よりも快適になります。
出張先や旅先で、こんな思いをしたことはありませんか?
- ノートパソコンの充電が切れそう・・・。
- モバイルバッテリー本体の充電がもうない!
- パソコン・スマホ・タブレットを同時に充電したい・・・。
これからは、そんな心配無用です。
あなたの不満や不安は、全てSuperTankが解決してくれます!
SuperTankの価格は、19,800円です。
僕も最初は高すぎると思いました。
ですが、SuperTankの優れた機能や性能を知れば、その考えは変わります。
今回、Zendure社様から、SuperTankをご提供いただきました。
本記事では、Zendureの100W出力モバイルバッテリー「SuperTank」をレビューいたします。
2020年10月にSuperTankの後継モデル、SuperTank Proが発表になりました。
こちらの記事でスペック情報を紹介しています。
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Zendure SuperTankの外観と付属品
Super TankはアメリカZendure社製のモバイルバッテリーです。
SuperTankの外観と付属品を紹介いたします。
外観
提供いただいたSuperTankのカラーはブルー。
スーツケースなどに使われる、ポリカーボネートとABS樹脂で作られたボディは、メタリック加工が施されていて、かっこいいです。
ブルーの他にシルバーと黒の3色展開。
SuperTankは27,000mAhの大容量モバイルバッテリーにもかかわらず、コンパクト設計。
男性の手に収まるサイズ感です。
縦横に短い分、厚みはあります。
表面には、モード切替に使用する電源ボタン1つだけ。
底面にはバッテリー性能の表示がされています。
2019年2月以降、日本では「PSE」マークの表示がないモバイルバッテリーの販売は法律で禁止されています。
SuperTankには、しっかりPSEマークが表示されているので、安心です。
本体上部のUSB充電ポート。
USB Type-Aのポートが2つ。
USB Type-C(PD)のポートが2つ。
合計4つのデバイスを同時に充電することが可能です。
また、中央のLEDディスプレイで本体充電容量が1%単位で表示されます。
大容量モバイルバッテリーは、縦長で長財布のような形になりがちです。
SuperTankはリチウムイオン電池を4つずつ重ねることで、コンパクトになるように設計されています。
付属品
SuperTankの付属品は以下のとおりです。
SuperTankに付属の「USB-C to USB-C」ケーブルは、超高品質。
一般的なUSB Type-Cケーブルは「3A」のものが多く、たとえ20Vの電圧でも最大60Wにしかなりません。
ところが、SuperTankに付属のUSB Type-Cケーブルは「5A」。
最大100Wのハイパワー入出力が可能になるのは、付属ケーブルのおかげです。
27,000mAhの大容量ながらもコンパクト。
LEDディスプレイによる、バッテリー残量表示が嬉しいポイントです。
また、付属ケーブルも高品質で、ハイパワー入出力を確かなものにしています。
Zendure SuperTankの特長
Zendure SuperTankの以下の4つの特長を紹介いたします。
- 大容量27,000mAh
- 最大100Wの高出力
- 充実した機能
- 高い安全性と耐久性
これらの特長が、SuperTankの価格以上の価値を産み出しています。
1.大容量27,000mAh
SuperTankのバッテリー容量は27,000mAhです。
iPhone XSであれば、約7回フル充電が可能になります。
また、SuperTankはノートパソコンにも充電可能。
15インチのMacBookProをフル充電できるバッテリー容量です。
SuperTankが1台あれば、充電不足で困ることがなくなるでしょう。
2.最大100Wの高出力
SuperTankの各USB充電ポートの性能は以下のとおりです。
①USB Type-A | 最大出力15W |
②USB Type-A | 最大出力18W |
③USB Type-C(PD) | 最大出入力100W |
④USB Type-C(PD) | 最大出力60W |
1つのポートだけでUSB Type-C(PD)の最大値、100Wの出力が可能です。
そして、総出力も合計138Wとハイパワー!
ノートパソコンを充電しながら、スマホ等4台同時に充電できちゃいます。
最大100Wの高出力が可能なため、15インチMacBookPro(87W)への充電も可能になります。
iPhone 8への充電も、ご覧のとおり高出力。
iPhoneに付属の充電器は最大5Wなので、約2倍のパワーで充電できています。
色々なデバイスをSuperTankで充電してみました。
他社の高速充電対応モバイルバッテリーを凌駕するハイパワー。
それがSuperTankを使う、最大のメリットです。
3.充実した機能
SuperTankには、優れたバッテリー機能があります。
- 低電力モード
- パススルー充電
低電力モード
高出力のモバイルバッテリーでは、低電力のデバイスを充電できないことがあります。
最小出力電流が決められているため、低電力デバイスを充電していると、電源が落ちてしまうんです。
そこで便利なのが、低電力モード「X-Charge」です。
本体電源ボタンを2回押下すると、LEDに「X」と表示されて、低電力モードになります。
このように、スマートウォッチにも適した充電を行うことができます。
SuperTankは、ただの高出力モバイルバッテリーではなく、低電力デバイスにも対応しているので万能です。
パススルー充電
モバイルバッテリー本体を充電しながら、スマートフォンなどを充電する時がありますよね。
モバイルバッテリーによっては、本体の充電が優先されて、デバイスへの充電ができないことがあります。
しかし、SuperTankには「パススルー充電機能」があるので、本体を充電しながら、USB Type-Cポートで他のデバイスへの高速充電が可能になります。
これはiPhone 8を充電している時の数値です。
そして、こちらがSuperTank本体への充電を同時に行っている時の数値です。
数値に変化がないことがお分かりになるでしょうか?
SuperTankの優秀なバッテリー機能は、どんなデバイスへも、どんな時にも、最高の充電環境を提供してくれます。
4.高い安全性と耐久性
SuperTankは安全性と耐久性を兼ね備えた、モバイルバッテリーです。
Zendureのモバイルバッテリーは、安全性の高さから、イギリスのチャーター航空会社「Titan Airways」に、パイロットが機内で利用するものとして選ばれています。
こちらの写真で、イケメンパイロットが手にしているは、ZendureのモバイルバッテリーA5です。
Zendureのモバイルバッテリーが、過酷な飛行環境の中でも動作する、厳格な安全基準を満たしていることがお分かりになるのではないでしょうか。
パイロットだけではなく、もちろん私達もSuperTankを機内に持ち込むことができます。
モバイルバッテリー(予備電池)を飛行機に持ち込み可能かどうか判断する基準は「ワット時定格量(Wh)」です。
SuperTankの「ワット時定格量(Wh)」は99.9Whなので国内線・国際線ともに持ち込んでも問題ありません。
機内持ち込み可能なモバイルバッテリーの「ワット時定格量(Wh)」は100Wh以下と決められていることが多いです。
ただし、各航空会社によって基準は異なるので事前に確認してください。
ワット時定格量Whの算出式:電圧×電池容量
リチウムイオンバッテリーの定格電圧は3.7Vです。
電池容量はA(アンペア)で計算するのでmAhの1/1000になります。
SuperTankはリチウムイオンバッテリーを使用した27,000mAhのモバイルバッテリーなので以下のとおり99.9Whになります。
3.7V × 27A = 99.9Wh
次に、こちらの動画を御覧ください。
中国のインフルエンサーが、SuperTankの耐久性を調べるために、重さ1トンの車をSuperTankの上で走らせています。
ご覧の通り、壊れたり、踏み潰されることはありません。
SuperTankには、過酷な条件下でも利用できる高い耐久性があるのです。
性能・機能、更に高い安全性と耐久性を併せ持ったSuperTankは、最強のモバイルバッテリーの1つと言えるのではないでしょうか。
Zendure SuperTankのイマイチなところ
SuperTankを使ってみて、イマイチだなと感じたところを紹介していきます。
以下の3つの点が気になりました。
- 重さ
- 本体の充電時間
- 価格
1.重さ
SuperTankの重さを計測してみたところ、520gでした。
普段僕が持ち歩いているモバイルバッテリーは10,000mAhのもの。
重さは201gです。
2つを比べてしまうと、SuperTankはズッシリとした重さを感じます。
軽量のモバイルバッテリーを探している人にとっては、不向きと言えます。
そもそもSuperTankは27,000mAhの大容量モバイルバッテリーです。
普段使い用のモバイルバッテリーとしては、オーバースペック。
SuperTankは、出張や旅行など、電源の確保が難しくなりそうなシチュエーションにこそ、真価を発揮します。
なお、同容量の他社モバイルバッテリーと重さを比較してみると、以下のとおりです。
商品名 | バッテリー容量 | 重さ |
Anker PowerCore 26800 | 26,800mAh | 495g |
RAVPower RP-PB058 | 26,800mAh | 488g |
Zendure SuperTank | 27,000mAh | 525g |
2.本体の充電時間
27,000mAhのバッテリー容量を誇るSuperTankは、本体への充電に時間がかかる弱点があります。
本体充電はUSB Type-Cのポートを介して行い、ACアダプターなどは付属していません。
USB Type-C充電器の性能にもよりますが、SuperTank本体の充電に6時間~7時間はかかると考えていいでしょう。
ただし、高出力の充電器があれば、充電時間は短くなります。
例えば、AUKEYの100W出力可能なUSB充電器「PA-B5」。
PA-B5でSuperTankを充電している時の数値がこちらです。
100W以上の電力でSuperTankに充電しているので、充電時間がかなり短くなります。
>>【AUKEY PA-B5レビュー】最大出力100W!ノートPCも充電できる小型USB-C充電器
大容量のモバイルバッテリーの弱点は、本体充電の長さです。
SuperTankにも同様の弱みがあります。
3.価格
19,800円という価格は、モバイルバッテリーとしては高価と言わざるを得ません。
大容量でコストパフォーマンスに優れた製品は、他社にもありますからね。
安いモバイルバッテリーを探している人には、おすすめできません。
しかし、最大100Wの高出入力のUSB Type-Cポートを備えたモバイルバッテリーは、なかなか存在しないのも事実です。
高出力が実現されることにより、ノートパソコンへの高速充電が可能になります。
出張先で充電不足によりノートパソコンが使えなくなってしまった時の損失は、はかりしれませんよね。
19,800円で購入できる安心は、それ以上の価値があります。
また、近年日本では大規模災害の発生が目立ちます。
被災地では電気の供給が寸断され、停電状態になることも。
そういう状況におかれた時に、SuperTankが1台あれば、安心です。
最新のiPhone XSを約7回充電できる、27,000mAhのバッテリー容量は、家族全員のスマホやタブレットなどの、情報機器の充電を保つことができます。
SuperTankは「毎日使う物」というよりは、「特別な1台」として購入したいモバイルバッテリーです。
Zendure SuperTankのレビューまとめ
ZendureのモバイルバッテリーSuperTankを紹介いたしましました。
- 大容量27,000mAh
- 高出力100W
あなたがSuperTankを手に入れれば、外出中の充電不足に悩むことはなくなります。
これまで時間のかかっていたノートパソコンへの充電すら高速です。
重さや価格面での弱みもありますが、SuperTankにはそれ以上の価値があると、僕は感じました。
SuperTankをスーツケースに入れて、出張や旅行を今より快適にしましょう。