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【AQUOS wishレビュー】AQUOS sense6と徹底比較!機能を絞ったミニマムスマホ

本記事はアフィリエイト広告を利用しています

お世話になります。毎月スマホを購入しているガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。

AQUOS wish

父親がスマホを買い替えたいということでAQUOS wishを購入してみました。

ガラケー時代からSHARPのパカパカ携帯を使っており、現在も旧モデルのAQUOS senseシリーズを利用中です。良いですよね?「メーカー縛り」って。我が父ながら賢い(笑)

iPhone SE(第2世代)を勧めてみたのですが「iPhoneは使いにくいから嫌」とのこと。

ちびめがね
ちびめがね
iPhone使ったことないくせにね!

そうであればと、以前に当ブログでもレビューした「AQUOS sense6」に決めようとしたのですが、よく考えたら父親にとっては過剰性能なんじゃないか?と思いました。

【AQUOS sense6レビュー】メリット・デメリット・評価を実機で解説!AQUOS sense6を実機レビューしています。おサイフケータイと防水性能に対応したミドルレンジスマホ。扱いやすいサイズ感とシリーズ初となるIGZO OLEDにも注目。実際に使って感じたメリット・デメリットを解説します。...

父親のスマホの使い道は主に以下のとおり。

  • 音声通話(Rakuten Link)
  • SMS(Rakuten Link)
  • LINE
  • 検索/ニュース等の閲覧
  • 孫の写真撮影(実際に撮るのは母親)
  • 時々YouTube閲覧
  • 極稀に麻雀ゲーム

もはやスマホいらないんじゃね?っていうくらいのライトユーザーなわけです。

AQUOS sense6は必要な機能は何でも揃っていて動作性能も優秀ですが、父親のスマホの使い方だと宝の持ち腐れになってしまいそう・・・。

そこで購入したのが本記事で紹介するAQUOS wishです。

AQUOS sense6から最低限必要な機能だけを抽出したような超シンプルなスマホ。

せっかくAQUOS wishとAQUOS sense6が両方手元にあるので、本記事では2つの比較を中心にレビューしていきたいと思います。

同じAQUOSスマホで、どっちが良いか悩んでいる人は是非参考にしてください。

AQUOS wishとAQUOS sense6のスペックを比較

AQUOS wishとAQUOS sense6

AQUOS wishは2021年12月にSHARPが発表した5G対応のエントリーモデルです。

AQUOSスマホには以下のとおり復数のシリーズが展開されています。

  • ハイエンドモデル:Rシリーズ
  • 軽量モデル:zeroシリーズ
  • ミドルレンジ:senseシリーズ

特にsenseシリーズは必要十分な性能・機能が多くのユーザーに支持され、非常に人気のあるモデルです。AQUOSと言えばsenseシリーズが思い浮かぶ人も多いはず。

AQUOS wishは従来のいずれのシリーズにも属さず「シンプルで飾らないスマホ」がコンセプトの全く新しいラインナップとなります。

スペック

まずAQUOS wishとAQUOS sense6の公開されているスペックを比較していきましょう。

どちらも公式サイトに掲載されているSIMフリー版のスペック情報になります。

製品名
型番
AQUOS wish
SH-M20
AQUOS sense6
SH-M19
価格(最安)約31,000円64GB:約35,000円
128GB:約45,000円
サイズ約147mm
約71mm
約8.9mm
約152mm
約70mm
約7.9mm
重さ162g156g
ディスプレイ5.7インチ
液晶
HD+
720×1520
6.1インチ
IGZO OLED
FHD+
1080×2432
HDR対応
リフレッシュレート60Hz60Hz
SoCQualcomm
Snapdragon 480 5G
Qualcomm
Snapdragon 690 5G
OS Android 11Android 11
RAM4GB
LPDDR4X
4GB / 6GB
LPDDR4X
ROM64GB
UFS 2.1
64GB / 128GB
UFS 2.2
外部ストレージmicroSD/SDHC/SDXC
最大1TB
microSD/SDHC/SDXC
最大1TB
バッテリー容量3,730mAh4,570mAh
急速充電USB Power delivery
Revision3.0
USB Power delivery
Revision3.0
リアカメラ(メイン)1,300万画素
f/2.0
4,800万画素
f/1.8
26mm相当
EIS
リアカメラ(超広角)なし800万画素
f/2.4
15mm相当
EIS
リアカメラ(望遠)なし 800万画素
f/2.4
53mm相当
EIS
インカメラ800万画素
f/2.0
800万画素
f/2.0
26mm相当
動画撮影(リアカメラ)1080P@30fps1080P@60fps
4K/1080P@30fps
動画撮影(インカメラ)1080P@30fps1080P@30fps
対応Band5G : n3 / n28 / n77 / n78 / n79
LTE : B1 / B2 / B3 / B5 / B7 / B8 / B18 / B19 / B28 / B38 / B39 / B41
3G : B1 / B2 / B5 / B6 / B8 / B19
GSM : 850 / 900 / 1,800 / 1,900MHz
5G : n3 / n28 / n77 / n78 / n79
LTE : B1 / B3 / B5 / B8 / B18 / B19 / B38 / B39 / B41/ B42
3G : B1 / B5 / B8
GSM : 850 / 900 / 1,800 / 1,900MHz
SIMNano SIM×1
eSIM×1
Nano SIM×1
eSIM×1
Wi-Fi802.11 a/b/g/n/ac802.11 a/b/g/n/ac
BluetoothVer.5.1Ver.5.1
スピーカーモノラルモノラル
イヤホンジャックあり(3.5mm)あり(3.5mm)
ワンセグなしなし
FMラジオなしあり(要イヤホン)
NFC対応対応
おサイフケータイ対応対応
防塵防水IP57
IP6X
MIL-STD-810H
IP58
IP6X
MIL-STD-810H
生体認証側面指紋
ディスプレイ指紋
顔認証(インカメラ)
位置情報GPS, GLONASS, Beidou, Galileo,みちびきGPS, GLONASS, Beidou, Galileo,みちびき

使っている人の感覚ではなく、客観的に明らかに優れている項目を青字にしております。

スペック上はAQUOS sense6の方が全般的に優れており上位モデルであることが明確。

SIMフリーモデルでの話にはなりますが、価格に大きな差がない点も注目したいポイントになります。(2022年2月20日現在)

だったらAQUOS sense6を買えば良くない?と思うかもしれませんが、実際に使ってみなければ分からないのがスマホの難しいところです。

なお、僕が購入したAQUOS wishは楽天モバイル版。

楽天関連アプリが大量にプリインストールされておりました(削除可能)。

父親は「かんたんホーム」を使っているので何でも良いんですけどね?もちろんAQUOS sense6を購入したとしても使えます。

AQUOSのかんたんホーム

(追記)Snapdragon 695 5G搭載のAQUOS wish2が発売!

AQUOS wish2

2022年6月に「AQUOS wish2」が発売されました。

本記事で紹介しているAQUOS wishとほぼほぼスペックは変わりません。

AQUOS wish2のスペック

おサイフケータイもIP68防塵防水もしっかり対応。

唯一の大きな違いが、搭載SoC(CPU)がSnapdragon 695 5Gに変更されていること。

本記事で紹介しているAQUOS wish(Snapdragon 480 5G)と比べて高性能になっており、比較に使用しているAQUOS sense6よりも性能が上なんですよ。

実際にSnapdragon 695 5Gを搭載しているスマホを幾つかレビューしていますが、モタつきなく軽快に動いてくれました。

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普段使いで困るようなシーンは全く無いでしょう。

そして、さらに凄いのが販売価格。

特にワイモバイルではセール対象になっていることが多く、1円~2,000円ほどで購入可能になっております。

Snapdragon 695 5G搭載のスマホの相場は40,000円~50,000円なので超破格。

お子さんやご両親のスマホとして有力な選択肢になると思います。

ワイモバイル>>AQUOS wish2

AQUOS wishとAQUOS sense6のデザイン・サイズ感を比較

AQUOS wishとAQUOS sense6の外観を比較

まずAQUOS wishとAQUOS sense6の外観を比較していきましょう。

デザイン

AQUOS wishは以下の3色展開。

  • オリーブグリーン
  • アイボリー
  • チャコール
AQUOS wishのカラバリ

AQUOS sense6も3色のカラーバリエーション。

  • ライトカッパー
  • シルバー
  • ブラック
AQUOS sense6のカラバリ

実際に購入したのはどちらも黒系。wishはチャコールでsense6はブラックをチョイスしました。

AQUOS wishとAQUOS sense6の外観を比較

AQUOS wishは背面パネルが非常に特徴的。再生プラスチックを35%使用した素材になっております。

AQUOS wishのデザイン

プラスチック製と聞くと、やたらと光沢のある安っぽい雰囲気があるのですが、マットな色合いでザラザラとした質感。面白い肌触りですよ。

AQUOS wishのデザイン

この質感は初めてで凄く良いと思いました。指紋も目立ちにくいですしね。

一方のAQUOS sense6はアルミ製で、ひんやりと冷たい触り心地です。本体カラーの影響かメタリックな雰囲気に。

AQUOS sense6のデザイン

どちらもケースを装着しないで使いたくなりますね。

AQUOS wishとAQUOS sense6の外観を比較

側面フレームの中央に窪みがあるのも特徴的。良い感じに指が引っかかって落としにくいと思います。

AQUOS wishの側面フレーム

AQUOS sense6も同様。おそらく背面パネルと同じ素材です。

AQUOS sense6のデザイン

AQUOS wishはディスプレイを正面にして、右側面に各種物理ボタン。上から「音量ボタン」「アシスタントボタン」「電源ボタン」「指紋認証センサー」です。

AQUOS wishのデザイン

指紋認証センサーは電源ボタンとの一体型が良かったですねぇ・・・。ゴチャゴチャしてる。

結構搭載されているスマホ多いんですけどアシスタントキーって必要ですかね?ちなみにAQUOS sense6にもありました。

左側面にはカードスロットが搭載されております。

AQUOS wishのデザイン

SIMピン不要なのは嬉しいのですが、カードスロットを引き抜くと自動的に再起動されてしまいます。AQUOSはみんなこの仕様ですよね。ちょっと不便。

nano SIMとMicro SDカードが1枚ずつ装着できる仕様です。

AQUOS wishのカードスロット

AQUOS wish・AQUOS sense6はSIMカードを2枚装着できませんが、eSIMに対応しています。物理SIM+eSIMで2回線同時待ち受けが可能です。

本体上部にはイヤホンジャックとマイク。

AQUOS wishのデザイン

本体下部にはマイク、USB-Cポート、スピーカーが搭載されておりました。

スピーカーは1つのみ。横向きで使う場合にはモノラル再生になってしまうのでご注意ください。

AQUOS wishのデザイン

側面フレームの仕様はAQUOS sense6も殆ど変わりません。イヤホンジャックの位置が本体下部にあるくらいですね。

AQUOS sense6もwish同様片側スピーカーになっております。ステレオだったらもっと良かったんですけどね。差別化して欲しかったところ・・・。

ディスプレイはどちらもフラットタイプですが、僅かに違いがありました。

AQUOS wishのディスプレイは側面フレームより僅かに下がった仕様です。使いにくさを感じることはないですが、指に引っかかりを感じることはあります。

AQUOS wishのデザイン

一方AQUOS sense6のディスプレイには段差を感じません。最近の主流はこっちですね。

AQUOS sense6のディスプレイ

サイズ感

AQUOS wishとsense6のサイズはそれぞれ以下のとおり。

  • AQUOS wish:約147mm×約71mm×約8.9mm
  • AQUOS sense6:約152mm×約70mm×約7.9mm

横幅は殆ど同じですが、sense6の方が縦に長いので見た目がシュッとしています。

AQUOS wishはTheスマホっていう感じのサイズ感で、sense6の方が今っぽい雰囲気ですね。たった数ミリですが違いを感じますよ。

AQUOS wishとAQUOS sense6のサイズ感比較
AQUOS wishとAQUOS sense6のサイズ感比較
AQUOS wishとAQUOS sense6のサイズ感比較

AQUOS wishはちょっと野暮ったいかも。デザインは若者向けではないですね。

重さは実測でAQUOS wishが160g、AQUOS sense6が155gでした。

ディスプレイサイズはsense6の方が大きいのに軽いんですよね。持った感じでそこまで違いはありません。どちらも200gを切っていて軽量。

AQUOS wishとAQUOS sense6のディスプレイを比較

スマホは毎日何度も見るものなのでディスプレイの性能は重要です。

AQUOS wishとAQUOS sense6のディスプレイを比較して見ていきましょう。

サイズ

AQUOS wishのディスプレイサイズは5.7インチ。個人的に非常に扱いやすいディスプレイサイズだと感じました。

スマホのディスプレイサイズは大型化が進んでいて、6インチ以上のスマホの方が多くなっている印象です。

大きなディスプレイの方が純粋に表示領域が広いので見やすいのは確かですが、一方で片手で操作するのが難しいというデメリットもあります。

この点AQUOS wishなら片手でも操作できるサイズ感なんですよね。とても良いです。

AQUOS wishのディスプレイ

AQUOS sense6のディスプレイサイズは6.1インチ。AQUOS wishと比べるとこんな感じになります。

AQUOS wishとAQUOS sense6のディスプレイ比較

一般的な6インチ以上のスマホと比べると縦に長いのでスッキリした印象です。

AQUOS wishよりも下部ベゼル(縁)が狭いので余計にそう見えますね。

AQUOS wishとAQUOS sense6のディスプレイ比較

インカメラの切り欠きもAQUOS sense6の方が小さく、よりスタイリッシュな印象。

AQUOS wishとAQUOS sense6のディスプレイ比較

なんとなくAQUOS wishに野暮ったさを感じるのは、こういう部分の作り込みの違いなんだと思います。

液晶パネル/有機ELパネル

AQUOS wishとAQUOS sense6の大きな違いはここ。ディスプレイのパネルですね。

AQUOS wishが液晶パネルなのに対し、AQUOS sense6はIGZO OLED、有機ELパネルを採用しています。

これは正直AQUOS wishは全く敵わない部分です。パッと見ただけでAQUOS sense6の方が綺麗だなと感じると思います。全く同じものを表示しても、AQUOS sense6の方がメリハリがあって、色味も華やかです。

AQUOS wishとAQUOS sense6のディスプレイ比較
AQUOS wishとAQUOS sense6のディスプレイ比較

ディスプレイ解像度も両者に違いがあります。AQUOS wishがHD+なのに対して、AQUOS sense6はFHD+。

例えばYouTubeで同じ動画を再生する場合に、AQUOS wishでは4K画質を選択できません。

AQUOS wishとAQUOS sense6のディスプレイ比較

Netflixでも同様で、著作権管理方式はどちらもWidevine L1ですが、AQUOS wishは最高でもSD画質になってしまいます。

ちびめがね
ちびめがね
AQUOS sense6はHDR機能にも対応!完璧です!

総評

好みの問題もあるかもしれませんが、ディスプレイサイズはAQUOS wishの方が好きです。片手でも操作しやすいのは大きなメリットになります。

ただし、決してAQUOS wishのディスプレイが汚い・見ずらいというわけではありませんが、AQUOS sense6の方が圧倒的に綺麗です。

こと動画視聴をよくする人にとっては、AQUOS sense6の方がおすすめできます。

AQUOS wishとAQUOS sense6のディスプレイ比較
AQUOS wishとAQUOS sense6のディスプレイ比較

AQUOS wishとAQUOS sense6の動作性能を比較

このスマホは自分が思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。

購入前に必ずチェックしておきたいところですよね。

スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU)と呼ばれるチップセットです。

AQUOS wishに搭載されているのは「Snapdragon 480 5G」。AQUOS sense6に搭載されているのは「Snapdragon 690 5G」です。

SoCのモデル的には600番台のSnapdragonを搭載しているAQUOS sense6の方が優秀に感じますが、実際に使ってみた様子を見ていきましょう。

AnTuTuベンチマークスコア

スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということになります。

ちびめがね
ちびめがね
スコアが全てではないですが指標の1つになりますね!

最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、AQUOS wishの総合スコアは「287,501」、AQUOS sense6は「310,986」という結果になりました。

CPU性能のスコアはAQUOS sense6の方が高いのですが、GPU性能はなんとAQUOS wishの方が高いんですよね。これは面白い。

スコア的にはどちらも「普段使いには困らない性能」ということになります。

ゲームをやるには少々物足りないですが、ネットサーフィンやメール・LINE、動画視聴のような使い方であればストレスを感じることはないでしょう。

ブラウジングで動作性能を比較

AnTuTuベンチマークスコアはAQUOS sense6の方が少し上でしたが、使用上どれくらい違いが出るのか見ていきましょう。

左がAQUOS sense6、右がAQUOS wish。

多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度チェックです。

AQUOS wishとAQUOS sense6の動作性能比較Yahoo! JAPAN
AQUOS wishとAQUOS sense6の動作性能比較Yahoo! JAPAN
AQUOS wishとAQUOS sense6の動作性能比較楽天市場
AQUOS wishとAQUOS sense6の動作性能比較楽天市場

スコアではAQUOS sense6の方が高かったのですが、ウェブサイトの表示速度はAQUOS wishの方が僅かに早いという結果に!

普段使いならどちらでもサクサク動くので問題ありませんね。

ゲーム性能

AQUOS wishで重いゲームをプレイする人はいないかもしれませんが、一応チェックを。

ゲーム性能のベンチマーク的な存在になっている「原神」でのデフォルトグラフィック設定は「低」。

AQUOS wishで原神

グラフィック設定を下げれば遊べないことはありませんが、CPUの温度が高くなってしまうので、負荷がかかりやすい点は注意が必要です。

AQUOS wishで原神

軽いゲームなら問題ありませんが、AQUOS wishでゲームをしっかりプレイするのは難しいと思います。

ストレージ速度

AnTuTuアプリでAQUOS wishでストレージ速度のテストもしてみました。

AQUOS wishのストレージ速度

普段使いに困ることはありませんが、価格相応と言ったところ。

同じ4GBモデルですがAQUOS sense6の方がストレージ速度が高いです。UFS2.2とUFS2.1の差がスコアに出ていますね。

AQUOS sense6のストレージ速度

ストレージ容量は64GBなので写真を沢山撮る人には少し物足りないかもしれませんが、最大1TBまでのMicro SDカードを装着できるので心配ないでしょう。

生体認証

AQUOS wishは指紋認証によるロック解除。

マスクを装着している現状では指紋認証のほうが便利だったりします。

本体側面に指紋認証用のセンサーが搭載されています。側面指紋認証は電源ボタンと一体になっているスマホが多いので少し珍しいですね。

AQUOS wishの指紋認証

精度はまずまずと言ったところで、認証からロック解除までの反応が遅めでした。

AQUOS wishの指紋認証

一方AQUOS sense6のロック解除は指紋認証とインカメラによる顔認証です。

AQUOS wishとは異なり、ディスプレイ内指紋認証になっております。個人的に置いた状態でロック解除しやすいのでこっちのほうが好きです。

AQUOS wishに比べると反応もいい感じです。

AQUOS sense6の指紋認証

AQUOS wishの指紋認証センサーは長押しすると特定のアプリが起動するように設定可能です。「Payトリガー」と呼ばれています。

便利なんですが、超微妙。ただ持っているだけでPayトリガーが反応してしまうことがありました。意図せずGoogle Payが起動・・・。

AQUOS wishのPayトリガー

電源ボタン長押しでも特定アプリの起動を割り付けることができるので、こっちを使ったほうが便利だと思います。

AQUOS wishのPayトリガー

おサイフケータイ&防水性能

AQUOS wishは、AQUOS sense6と同様に、人気の「おサイフケータイ」「防水性能」どちらにも対応しています。

AQUOS woshのおサイフケータイ
AQUOS wishの防水性能

ライトユーザー向けのモデルでも、便利機能がしっかり搭載されているのは嬉しいポイントです。

さらにアメリカ国防総省の調達基準であるMIL-STD-810Hにも対応。耐久性でもAQUOS sense6に負けていません。

総評

AQUOS wishとAQUOS sense6に普段使いでの性能に大きな違いはありません。重いゲームをプレイするのは難しいものの、そうでなければサクサク快適に動いてくれます。

機能面も充実しており、おサイフケータイ・防水への対応、どちらも同じです。

唯一使っていて気になったのは生体認証

AQUOS wishの指紋認証はAQUOS sense6に比べて反応が遅く、個人的にディスプレイ内指紋認証のほうが使いやすいと思っています。

また、AQUOS sense6には簡易ながらも顔認証も搭載されているので、家の中で使う場合には便利かもしれません。画面を覗くだけでロック解除されますからね。

AQUOS wishとAQUOS sense6のバッテリー性能を比較

続いてバッテリー性能を見ていきましょう。

AQUOS wishのバッテリー容量は3,730mAhで、AQUOS sense6は4,570mAh。スペック上はどちらも十分な容量のバッテリーを搭載しております。

ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。

PCMarkバッテリーテストの結果

AQUOS wishのバッテリーは長持ちなのかPC Markというベンチマークアプリでテストしました。

PC Markは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる結果だと思っています。

PC Markでバッテリー性能をチェック

計測の結果、バッテリー残量100%から20%まで消耗する時間は約12時間27分とまずまずな内容になりました。

AQUOS wishのPC Markスコア

一方AQUOS sense6の結果は16時間16分。バッテリー容量の差が顕著に出る結果になりました。

AQUOS sense6のバッテリー性能

ネットサーフィンやメール・LINEをするくらいでは困るような結果ではありませんが、ゲームを長時間プレイする人にはAQUOS wishだと物足りないかもしれません。

少なくとも僕の父親にはAQUOS wishで十分だと思います。2~3日充電しなくても使えるでしょう。

充電速度は早くない

大容量バッテリーを搭載している弊害は充電時間が長くなってしまうこと。急速充電規格に対応していなければ、いつまで経っても充電が終わらないなんてこともあり得ます。

AQUOS wishはUSB-C Power Deliveryに対応しているようですが、僕が計測したところ12W程度にしかなりませんでした。

AQUOS wishの充電速度

バッテリー残量20%からフル充電までにかかった時間は約2時間でした。ちょっと遅め。

AQUOS sense6もUSB-C Power Deliveryに対応。こちらは18W近くまで充電速度が確認できました。

AQUOS sense6のバッテリー性能

ただバッテリー残量3%からフル充電まで2時間かかっていたので、AQUOS wishとそんなに変わりませんね。

総評

バッテリーのもちはAQUOS sense6の方が僅かに良いですが、2機種でバッテリー性能に大きな差はありません。

どちらを選んでも普段使いで困ることはないでしょう。

AQUOS wishとAQUOS sense6のカメラ性能を比較

AQUOS wishのカメラ

スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?AQUOS wishは、あなたが求めるカメラ性能なのか、実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてみてください。

基本的にシャッターボタンをタップするだけでAIまかせの撮影。誰でも簡単に指先一つで綺麗な写真が撮影できることが重要だと思っています。

ちびめがね
ちびめがね
ブログ掲載の都合上、全ての写真をリサイズしていますのでご注意ください。

カメラアプリ

AQUOS wishにはGoogle製のカメラアプリ「Camera Go」が搭載されています。

低スペックなスマホでも軽快な写真撮影ができるように開発された軽量カメラアプリ。

通常のカメラアプリに比べて機能は少ないものの、シンプルで使いやすいのが特徴です。残り何枚撮影できるのか表示されるのが良いですよね。

写真撮影時には「夜景モード」「HDR機能」「フラッシュ」にすぐにアクセス可能です。

画面左上に配置されている歯車マークから機能のON/OFFも可能。分かりやすいですね。

一方AQUOS sense6には通常のカメラアプリ。そもそもAQUOS wishにはカメラが1つしか搭載されていませんが、AQUOS sense6には「超広角カメラ」「望遠カメラ」もあるので、様々なバリエーションでの写真撮影が可能になっております。

moto g31のカメラアプリ写真撮影
moto g31のカメラアプリ動画撮影

カメラアプリ自体はシンプルですが、多機能。写真・動画撮影を楽しみたい、カメラの性能を重視している人はAQUOS sense6のほうが向いてますね。

moto g31のカメラアプリ
moto g31のカメラアプリ
ちびめがね
ちびめがね
どんな写真が撮影できるか見ていきましょう!

メインカメラ

AQUOS wishのメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックしていきましょう。

比較用にAQUOS sense6で撮影した写真を並べています。スライドバーは自由に動かせるので比べてみてください。

左の写真がAQUOS wishで、右の写真がAQUOS sense6で撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

日中の明るいシーンであれば、AQUOS wishも綺麗に撮影できることが分かります。これくらい撮影できれば十分ではないでしょうか?

若干AQUOS sense6の方が色味が強く華やかな写真になるようです。このあたりは好みの問題かもしれません。

ただAQUOS sense6の方がダイナミックレンジが広いので、白飛び・黒つぶれが起こりにくいとは思います。

ただ、AQUOS wishにも「HDR機能」が搭載されているので、気になるシーンでは有効にすると良いでしょう。左の写真は通常撮影、右の写真はHDRを有効にしています。

デジタルズーム

AQUOS wishには望遠カメラが搭載されていないので、メインカメラを引き伸ばすデジタルズーム。スライダーを動かくことで被写体に近づくことができます。

AQUOS wishのデジタルズーム

倍率の表示はありませんが、おそらく8倍ズームくらいまでできるようです。

これは2倍ズームでのAQUOS sense6との比較。このくらいまでは画質の劣化を感じないので普通に使えます。

 

2倍ズームであればAQUOS wishの方が綺麗に撮影できているようにも感じます。

カメラ性能は悪くないことが分かりますね。

夜景モード

AQUOS wishには低照度下でも綺麗に撮影できる夜景モードが搭載されています。左が通常撮影で、右が夜景モード。効果は一目瞭然です。

 

明るくはなるものの、手ブレ補正が強くないのでどうしてもブレちゃいます。AQUOS sense6と比較してみましょう。

 

 

 

 

 

全体的にAQUOS sense6の方がバランスの良い仕上がりになりました。街灯の明るさを抑えてくれているところが分かりやすいですね。

ノイズは気になるものの、ある程度明るさがあればAQUOS wishも健闘しているので、このくらい撮影できれば十分だなーと思える人もいるのではないでしょうか。

ポートレートモード

簡単にボケのある写真が撮影できるポートレートモードも搭載しております。

左が通常撮影で、右がポートレートモードを有効にしたもの。

被写体と背景の境界がハッキリしないですが、切り分け精度もそれなりに高いですね。

 

こちらはインカメラでのポートレート撮影です。

AQUOS sense6同様に800万画素のインカメラを搭載。やっぽど画質に拘る人じゃなければ普通に使えます。

動画撮影

AQUOS wishで動画撮影もしてみました。1080P@30fps固定です。

あいにくの曇天模様だったのですが、日中は明るく綺麗に撮影できていると思います。

ただ手ブレ補正がないので、見ていると酔ってしまいそうになるくらいブレブレですね・・・。動きながらの撮影には向いていません。

夜間撮影で使うのは厳しい感じ。それなりに明るい場面ですがノイズが激しくなってしまいました。

オートフォーカスも利きにくいようです。

総評

AQUOS wishには1つのカメラしか搭載していないものの、性能は悪くないと感じました。

少なくともAQUOS sense6のメインカメラと大きな差はありません。

ただ超広角カメラ・望遠カメラはないので、撮影パターンのバリエーションは少なくなります。

普段ちょっとした記録程度にしかカメラを使わないのであれば、AQUOS wishでも十分でしょう。

まとめ:AQUOS wishとAQUOS sense6どっちを買うべき?

AQUOS wishをAQUOS sense6との比較を中心にレビューしました。

実際に2つのスマホを使ってみて、基本的な動作性能に大きな違いを感じることはありませんでした。どっちも重いゲームをするのは厳しいものの、普段使いに最適なスマホだと思います。

このため、AQUOS sense6にはあるけどAQUOS wishにはない、以下の機能・性能が自分に必要なのかが購入の決め手になるでしょう。

  • 6インチ以上のディスプレイ
  • 有機ELディスプレイ
  • 超広角カメラ・望遠カメラ
  • 4K動画撮影機能
  • 顔認証

このうち、ディスプレイの品質はAQUOS sense6の方が格段に上。なるべく綺麗なディスプレイが良いと思うならAQUOS sense6をおすすめします。

色んな機能が搭載されていても使いこなせない。というのであればAQUOS wishを購入しても後悔することはないでしょう。

ちびめがね
ちびめがね
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!

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