Echo Buds(第2世代)を購入しました。
- Alexaと連携
- アクティブノイズキャンセリング
- 外部音取り込みモード
- ワイヤレス充電(非搭載モデルあり)
- IPX4防水
メインの特徴はAlexaを搭載している点ですが、それ以外の機能も充実。
ワイヤレスイヤホンの人気機能がしっかり詰め込まれております。
それでいて価格が1万円台と、コスパの高さが光る1台です。
- ワイヤレス充電あり:14,980円
- ワイヤレス充電なし:12,980円
Echo Buds(第2世代)のキャッチコピーは「Amazon本気のワイヤレスイヤホン」。
Amazonの本気がどれほどのものなのか?実機レビューで紹介していきます。
メリット | デメリット |
・1万円台で買えるコスパの高さ ・外出先でAlexaが使える ・普段使いに十分な音質 ・イコライザーがある ・ワイヤレス充電できる ・ノイキャンの効果は高い ・装着検知が優秀 | ・外出中の音声操作のハードル ・外音取り込みはイマイチ ・通話品質が良くない |
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- Echo Buds(第2世代)のデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
- Echo Buds(第2世代)の実機レビュー
- ペアリングはAlexaアプリで
- マルチペアリングにも対応していました
- Alexaとの連携がメイン機能!
- 外出先で音声操作を使うのか?
- クリアでフラットな音質
- 音質は良いの?悪いの?
- イコライザーで音質の調整ができます
- スペック通りのバッテリー性能
- 15分の充電で2時間再生できる急速充電
- ケースの充電速度は普通
- ワイヤレス充電は搭載・非搭載モデルを選べる
- ノイキャンの効果はそこそこ高い
- 外部音取り込みの効果はイマイチ
- 装着感は良好
- イヤホンをタッチで操作可能
- タッチ操作のカスタマイズ可能!音量調整もできる
- 装着検知の反応は良好
- 遅延はそれなりに発生する
- 通話品質が良くはない
- Alexaアプリで「探す」機能が使える
- IPX4等級の耐汗耐水性能
- Echo Buds(第2世代)でAmazon Musicを使う場合の注意点
- Echo Buds(第2世代)の仕様・スペック
- Echo Buds(第2世代)のメリット・デメリット・評価
Echo Buds(第2世代)のデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
Echo Buds(第2世代)は2022年2月に発売された、Amazon純正の左右分離型完全ワイヤレスイヤホンです。
まず外観やサイズ感をレビューしていきます。
デザイン
Echo Buds(第2世代)のカラーバリエーションは以下の2色。
- ブラック
- グレーシャーホワイト
僕が購入したのはグレーシャーホワイトです。
ケースの表面はサラサラとした質感で、光沢のないマットな色合い。
おそらくプラスチック製ですが、安っぽさがなくて良い感じ。真っ白ではないので落ち着いた雰囲気に見えますね。
表面にはバッテリー残量やペアリングモードを表示するLEDインジケーター。
1つしかないので教えてくれる内容はザックリとしたもの。目安にはなるかな。
ランプの色 | 状態 |
緑色 | バッテリー残量40%以上 |
黄色 | バッテリー残量40%未満 |
赤色 | バッテリー残量5%未満 |
緑色点滅 | 充電中 |
青色点滅 | ペアリングモード |
赤色点滅 | 充電中・バッテリー残量少ない 異常発生 |
オレンジ色点滅 | 工場出荷時リセット中 |
ケース背面には充電用のUSB-Cポートとペアリング等に使う物理ボタン。
底面にAmazonのトレードマークがプリントされていました。ちなみに底面が平らなのでケースは自立してくれますよ。
蓋を開けるとイヤホンのお目見え。イヤーチップを縦に挿入するタイプですね。
ケース内部にはイヤホンの充電状態を表示するLEDインジケーターとL・Rのプリント。
蓋の裏には各種認証マークが表示されています。技適・PSEマークもしっかり確認できました。
イヤホンはスティックのないスタンダードタイプ。
どう考えても正面から見ると笑っている人に見えますよね笑
表面はケース同様マットな色合いですが、裏面だけは光沢があります。
ウィングチップが外れにくい素材になっているのだと思います。皮脂汚れが目立たなくて良いですね。
サイズ感
ケースのサイズは66.8 x 28.6 x 39.1mmと手のひらにおさまるサイズ感。
特別コンパクトというわけではありませんね。ごく一般的。
厚みがあるのでポケットに入れて持ち運ぶとモッコリしちゃうかも。
重さは実測で60gとやや重め。それでも持ち運びにくいことはありません。
イヤホンのサイズは20.0 x 19.1 x 19.1mm。
重さは実測で6gで、重くも軽くもなく普通といったところです。耳に負担がかかることはありません。ワークアウト中でも余裕で使えます。
付属品
Echo Buds(第2世代)の付属品は以下のとおり。
- イヤーチップ
- ウイングチップ
- USB-Cケーブル
- クイックスタートガイド等
充電ケーブルはUSB-A / USB-Cのタイプ。充電器は付属していないのでご注意下さい。
イヤーピースは最初から付属されているものを含めて4サイズ。
イヤーピースの交換は引き抜くだけなので超簡単です。
ステムの形状は円形。実測で直径5.1mmでした。
イヤーピースの他に2サイズのウィングチップも付属しています。後述しますが安定感が増すので落ちそうで不安な場合には装着しましょう。
Echo Buds(第2世代)の実機レビュー
ここからはEcho Buds(第2世代)を実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
ペアリングはAlexaアプリで
Echo Buds(第2世代)とスマホのペアリングはAlexaアプリを使います。
Amazon Alexa
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スマホでAlexaアプリを開き、その近くでEcho Buds(第2世代)の蓋をオープン。
すぐにEcho Buds(第2世代)が検出されるはずです。
ここまでで殆どペアリングが完了したも同然。あとはスマホに表示されているとおりに接続等の許可をしていきます。
イヤーチップのフィットテストが表示されればペアリングが完了。簡単ですね。
このまま表示に従ってフィットテストを続けていきましょう。
Echo Buds(第2世代)に限らず、イヤーチップのフィット感で性能が変わってくるので、めんどくさくても時間をかけて準備した方がいいですよ。
ちなみに、Alexaアプリを使わずにスマホとペアリングすることもできます。
充電ケースの背面ボタンを5秒ほど長押しするとペアリングモードに突入。
あとはスマホのBluetooth設定でEcho Buds(第2世代)を見つけて、タップしてあげればペアリング完了です。
ただ、この状態でペアリングしてもAlexaが使えないワイヤレスイヤホンになってしまいます。
ファームウェアのアップデートもできませんので、素直にAlexaアプリでペアリングしましょう。
マルチペアリングにも対応していました
Echo Buds(第2世代)は復数のデバイスとペアリングすることが可能ですが、マルチポイント接続ではないので同時接続にはなりません。
復数のデバイスでそれぞれEcho Buds(第2世代)をフルで活用するには、全てのデバイスにAlexaアプリをインストールする必要があります。
Alexaとの連携がメイン機能!
Echo Buds(第2世代)を購入する最大のメリットは、Alexaとの連携ですね。
厳密に言えば、Echo Buds(第2世代)にAlexaが搭載されているわけではなく、スマホのAlexaアプリを間接的に操作している状態です。
やっぱりメインは音楽再生。
スマホを取り出さなくてもAlexaに呼びかけるだけで好みの音楽が聴けるのは便利です。
もちろん、音楽再生アプリの操作も当然できますよ。
また、家をスマートホーム化している場合、電気消して!カーテン閉めて!と話しかけて操作することもできちゃいます。
ちなみに僕がスマートホームで使っているのはSwitchBotシリーズ。今ある家電・家具を安価でスマートデバイス化できるのでおすすめですよ。
この他、実験的にEcho Buds(第2世代)に話しかけて色々やってみました。
- リマインダーの設定
- 買い物リストへの追加
- タイマーの設定
- ニュースの読み上げ
- 経路検索
- 天気の確認
外出先でスマホを取り出さなくてもこれらの操作ができて普通に便利。
ちなみにワークアウトの記録もできるのですが、計測結果がトンチンカンで使い物にはなりませんでした。スマートウォッチでの計測とかけ離れすぎています・・・。
外出先で音声操作を使うのか?
Echo Buds(第2世代)があればAlexaを外出先でも使えるわけですが、そもそも外出先で音声操作をするのか?というのが最大の懸念ですね。
実際、時代が全く追いついていないのは事実で、例えば電車の中でAlexa!とか話し始めると乗客から白い目で見られる可能性が高いでしょう・・・。
このため、音声操作する場合にはシチュエーションや周囲に人がいるかどうかが重要だと思います。
だったら必要なくね?と思うかもしれませんが、僕がEcho Buds(第2世代)にAlexaが搭載されていて便利だなと思ったのは「雨の日」です。
傘を持っていると、スマホを取り出して音楽を再生するのですら面倒じゃないですか?
そんな時に、Alexaに話しかけて操作できるのが重宝しました。
しかも周囲がガヤガヤしていても、ちゃんと僕の声を認識してくれましたよ。
Echo Buds(第2世代)はAlexa機能が搭載されていなかったとしても、多機能で完成度の高いワイヤレスイヤホンです。
そのうえ音声操作もできるのであれば十分なメリットになり得ると思います。
クリアでフラットな音質
ワイヤレスイヤホンを使用する上で最も重要なのは当然音質。Echo Buds(第2世代)の音質はどんな感じなのか紹介していきます。
なお、音質だけは数値化できる性能ではないので、あくまで僕自身の感覚的評価。また、接続するデバイスや音楽再生アプリによって音質が変わる点にもご注意ください。
特にAndroidスマホには「Dolby Atmos」や「Dirac」のようなオーディオチューナーが標準搭載されているものも多く、イコライザーが常に働いている状態です。
そこで本記事では、なるべく外部要因の影響を受けないよう配慮して音質をチェックしております。
Echo Buds(第2世代)は解像感が高いクリアでフラット傾向。
高音域の刺さりもなく、長時間使っていても聞き疲れしにくいマイルドな雰囲気です。
特にボーカル・人の声がよく聞こえるので音楽再生はもちろん、オーディオブックの鑑賞にも向いています。
その一方で、低音域の物足りなさも感じました。
EDMやHIPHOPのように低音が特徴的なジャンルの音楽なら気にならないと思いますが、生音のバンドサウンドになってしまうと少々迫力不足になってしまいます。
音場は狭めで、鳴っている楽器の数が多くなると多少ゴチャゴチャすることもありました。
試しに僕が使っているイヤホンの中で最も高音質(自分の好み)な「WF-1000XM4」でも同じ曲で聴き比べしてみました。
やはりWF-1000XM4の方が低音に厚みがあり、Echo Buds(第2世代)よりも迫力あるサウンドに。1音1音の粒が大きく、楽曲全体が芳醇なイメージです。
音質は良いの?悪いの?
色々と解説してしまいましたが、Echo Buds(第2世代)は多くの人が満足できる音質です。音質が悪いと感じる人はいないでしょう。
もちろんハイエンドモデルのイヤホンと比較すれば劣ってしまいますが、1万円ちょいで購入できるワイヤレスイヤホンの中では優秀な方だと思います。
イコライザーで音質の調整ができます
もしEcho Buds(第2世代)の音質に物足りなさを感じる場合や、好みの音質がある場合には、Alexaアプリのイコライザーで音質の調整が可能です。
「低音域」「中音域」「高音域」という超ザックリとした調整しかできませんが、効果は感じることができるので、自分好みの音質を探してみても良いでしょう。
直感的に操作できるので、個人的にはこのくらいのイコライザーの方が好きです。
スペック通りのバッテリー性能
Echo Buds(第2世代)はイヤホン単体で最大5時間の連続再生、充電ケースとの併用で合計最大15時間利用可能とのこと。
実際に音量を50%・ANCをONの状態にしてAmazon Musicを再生し続けたところ、2時間で約40%ほどバッテリーを消耗しました。
同じペースでバッテリーが消耗すると考えると、公称通り約5時間の連続再生が可能です。
なお、ANCをOFFにすると、連続再生時間が6.5時間まで伸びるようです。
テレワークなどで1日中使い続ける人にとっては物足りないかもしれませんが、通勤・通学やワークアウトで使う分には十分長持ちだと思います。
なお、イヤホンのバッテリー残量はAlexaアプリで確認できるのはもちろん、Alexaに呼びかけても教えてくれます。
15分の充電で2時間再生できる急速充電
Echo Buds(第2世代)にはイヤホンを15分充電すると2時間分の再生が可能になる延命機能が搭載されています。
寝落ちしてしまった時に朝イヤホンの充電がない!ってことはないですか?そういう場合にも非常に重宝しますね。
ケースの充電速度は普通
ケースの充電時に必要な電力は1W~2W程度と一般的。
Echo Buds(第2世代)には充電器が付属していませんが、強い電力が必要なわけではないのでスマホ等に付属の充電器を代用して問題ありません。
USB Type-Cの充電器を持っていないと付属の充電ケーブルが使えませんが、もちろんType-A / Type-Cケーブルでも充電できます。
ワイヤレス充電は搭載・非搭載モデルを選べる
Echo Buds(第2世代)にはワイヤレス充電のあり・なし2つのモデルがあります。
- ワイヤレス充電あり:14,980円
- ワイヤレス充電なし:12,980円
ちなみに今回は、ワイヤレス充電搭載モデルを購入しました。
ワイヤレス充電でも有線と同じくらいの速度で充電できるのは良いですね。
置くだけ充電はめちゃくちゃ便利なんですが、ワイヤレスイヤホンはケースを充電するタイミングが長いので、個人的にそこまで重要視していません。
どっちが良いか、というよりも他のデバイスでワイヤレス充電を使っているかどうかで購入モデルを決めれば良いと思います。
もし、スマホだったらワイヤレス充電を絶対に搭載していて欲しいです。毎日充電するものですからね。
2,000円安く買えるからワイヤレス充電はいらない!という判断も全然ありですよ。
ノイキャンの効果はそこそこ高い
Echo Buds(第2世代)には周囲の雑音をかき消すANC(アクティブノイズキャンセリング)が搭載されています。
安価なワイヤレスイヤホンでもANC搭載モデルが増えてきていますが、効果がイマイチ感じられないことも多いです。
この点、Echo Buds(第2世代)のノイキャン効果はそこそこ高めです。
エアコン、換気扇、車の走行音のような低めの騒音を中心に、割と広範囲の音域に効果が及んでいました。
地下鉄のかなり大きな走行音も静かになっていたので、しっかりANCが働いてくれていることが実感できます。
全音域に効果が及ぶAirPods Pro等のハイエンドモデルほど強力なノイズキャンセリングではありませんが、個人的にはこのくらい仕事をしてくれれば十分だと思います。
ただ1点気になったのはホワイトノイズ。
静かな部屋でANCを利用すると、僅かにサーーーという音がずっと鳴っていたので苦手な方はご注意ください。
外部音取り込みの効果はイマイチ
Echo Buds(第2世代)には外部音取り込みモードも搭載されています。
イヤホンを使いながらでも周囲の音が聞こえやすくなるので、レジでの会計時やワークアウト中に重宝します。
ただし、Echo Buds(第2世代)の性能はイマイチ・・・。
確かに外音をマイクで拾ってくれている実感はあるものの、イヤホンを付けていないような開放感までは得られませんでした。
このため、スポット的に車内アナウンスを聞きたい場合等、使うシーンは限定的だと思います。
外音取り込みモードの効果が高いと、屋外でのワークアウトの最中に車や自転車の音が聞こえて便利なのですが、Echo Buds(第2世代)については期待しないほうが良いでしょう。
なお、Alexaアプリから外音取り込みの強度を調整することが可能です。
効果を高くすれば確かによく聞こえるようにはなりますが、雑音・ノイズも拾ってしまうので諸刃の剣と言った感じです・・・。
装着感は良好
装着感は耳の形状によって様々なので評価するのが難しいのですが、僕の場合はピッタリフィットしてくれました。
僕の耳の形に合わせてくれたのかと思うほど、ハウジングが耳におさまってしまいました。どう動いても外れることはなさそうです。
なお、Echo Buds(第2世代)にはANCと外部音取り込み機能があるのでフィット感が特に重要。
フィット感が強いと隙間を埋めてくれるので耳栓のように遮音性能(パッシブノイズキャンセリング)が高くなり、全体的なノイキャン効果が高まります。
付属のイヤーチップ・イヤーウィングは全種類試して、自分の耳にフィットしたものを使うようにしましょう。
Echo Buds(第2世代)に搭載されている「イヤーチップフィットテスト」を使って密閉感をチェックすることも可能です。
Echo Buds(第2世代)のペアリングでも表示されていましたが、Alexaアプリからいつでも利用可能です。
ノイキャンの効果がイマイチだな?等を感じたら試してみましょう。
なお、僕は窮屈になるので使っていませんが、ウィングチップを装着するとさらに安定感が増しフィットスコアが上がりました。
めちゃくちゃ装着しにくいのですが、飛び出している部分を摘んであげると比較的付けやすいですよ。
イヤホンをタッチで操作可能
Echo Buds(第2世代)はイヤホン本体の表面をタッチ・長押しすることで、スマホを取り出さずに音楽再生や通話の操作をすることができます。
デフォルトの操作方法は次のとおり。左右どちらのイヤホンでも同じ操作になります。
シングルタップ | 音楽の再生/一時停止 |
ダブルタップ | ・曲送り ・通話開始/終了 |
トリプルタップ | 曲戻し |
長押し | ノイズキャンセリング 外部音取り込み切り替え |
タッチの反応もよく違和感なく操作できました。
素早く操作するよりも、しっかりタッチするほうが操作しやすいです。
タッチ操作のカスタマイズ可能!音量調整もできる
タッチ操作ができるワイヤレスイヤホン自体は珍しくないのですが、Echo Buds(第2世代)は操作の割り付けが可能です。
タッチ回数と長押しにアサイン可能な機能はそれぞれ以下のとおり。左右それぞれのイヤホン個別に割り付けが可能です。
シングルタップ(左/右) | ・再生/一時停止 ・シングルタップ無効 |
ダブルタップ(左/右) | ・再生/一時停止 ・次の曲 ・前の曲 ・ANC/外部音取り込み ・ダブルタップ無効 |
トリプルタップ(左/右) | ・再生/一時停止 ・次の曲 ・前の曲 ・ANC/外部音取り込み ・音量上げる ・音量下げる ・標準アシスタント ・Alexa ・マイクオン/ミュート ・トリプルタップ無効 |
長押し(左/右) | ・再生/一時停止 ・次の曲 ・前の曲 ・ANC/外部音取り込み ・音量上げる ・音量下げる ・標準アシスタント ・Alexa ・マイクオン/ミュート ・トリプルタップ無効 |
ここまで自由度の高い機能割付は珍しいですよ。Echo Buds(第2世代)を使うメリットになります。
僕は以下のように設定してみました。やっぱり音量調節は外せません。また、シングルタップに機能を割り当てると誤動作してしまう可能性があるので、あえて無効にしています。
左イヤホン | 右イヤホン | |
シングルタップ | 無効 | 無効 |
ダブルタップ | ANC/外部音取り込み | 再生/一時停止 |
トリプルタップ | 音量下げる | 音量上げる |
長押し | 曲戻し | 曲送り |
長押しに音量調整を割り当てても良いと思いますが、調整がしずらくなりそうなのでタップ操作にアサインしています。
長押しする場合には強く押し込みすぎないように注意しましょう。
装着検知の反応は良好
Echo Buds(第2世代)には装着検知機能が搭載されています。
イヤホンを外すと曲が停止して、再び装着すると曲が再開。レジでの会計の時や人から話しかけられた時に重宝する機能です。
外部音取り込みモードの性能が高ければ装着したままでも会話ができたりするんですが、Echo Buds(第2世代)の効果はイマイチなので結局イヤホンを外さなければ会話はできません。
それが、装着検知機能が搭載されていることで、一旦イヤホンを外しても会話や会計が終わればすぐに曲が再開するので非常に便利です。
ただし、装着検知機能が搭載されているせいか、イヤホンを耳に装着した状態でなければ音声を出力できませんでした。
そりゃそうだろ?って思うかもしれませんし、困る人は少ないかもしれませんが、ご注意ください。
遅延はそれなりに発生する
Echo Buds(第2世代)のBluetoothコーデックは「SBC」と「AAC」です。
どちらも遅延が発生しやすいコーデックなのですが、普通に使う分には遅延は実感することがないと思うのでご安心ください。
実際にEcho Buds(第2世代)で動画視聴をしていますが、口の動きとセリフの音声とのリップシンクが気になることは殆どありませんでした。
ただ、ゲームで使うのはちょっと厳しいです。
僕が普段メインでプレイしている「パズドラ」「モンスト」ですら遅延を感じました。
僕の場合は多少の遅延があってもプレイできちゃうので問題有りませんが、シビアな操作が求められる音ゲーなどには使えないのでご注意ください。
通話品質が良くはない
Echo Buds(第2世代)には、ノイズキャンセリング・外部音取り込みにも使われる集音マイクを含めて、片側に3つのマイクを搭載しています。
それなりに環境音がする状態でも「Alexa」の呼びかけに反応するので優秀な精度です。
ただし、音声通話の品質はイマイチ。
実際にLINEで音声通話をしてみたのですが、こちらの声が割れて届いてしまうことがありました。通話できないほどではないですが、ちょっと気になります・・・。
軽く通話するくらいなら良いですが、例えばZoomなどのWEB会議のように重要な場面で使うのはおすすめできません。
Alexaアプリで「探す」機能が使える
Echo Buds(第2世代)はiOSやAndroidの「探す」機能には対応していませんが、Alexaアプリでの探す機能は使えます。
最後に検出された場所へのルート案内、近づいた時にイヤホンから音を鳴らすことが可能です。
落としてしまうことはもちろんなんですが、ワイヤレスイヤホンって意外と室内で行方不明になってしまうことありませんか?
僕は音楽聴きながら寝落ちしてしまって、起きた時になくなっていることが結構あります・・・。
そんな時にAlexaアプリを使って音を鳴らすと、すぐにイヤホンが見つかるから便利です。
IPX4等級の耐汗耐水性能
Echo Buds(第2世代)の防水性能はIPX4等級。
耐水性としては生活防水に毛が生えた程度なので、そこまで強力ではありません。
それでも、ちょっとした雨とか、スポーツ時の汗ならしっかり守ってくれるので防水性能が全くないよりもずっと安心。
このため、Echo Buds(第2世代)はお風呂・シャワー・水泳で使ったらアウト。確実に壊れます。また、よくあるのはポケットに入れたまま洗濯してしまうことですが、これもアウト。
防水性能があるからと言っても水にそこまで強いわけではないので注意して使用しましょう。
なお、Echo Buds(第2世代)用の事故保証も販売されています。
規約を見ると、通常保証の範囲外になっている水濡れも保証対象になっているようなので、気になる方は加入してもいいでしょう。
偶然な商品の水濡れを原因とした商品本体の水没または砂の侵入、本体ケースの損傷(正常使用が不能になる様なもの)、電源の不作動
引用:延長保証・事故保証
Echo Buds(第2世代)でAmazon Musicを使う場合の注意点
Echo Buds(第2世代)でAmazon Music Unlimited・Amazon Music Primeを使う場合にはデータ通信量(ギガ)の消費に注意が必要です。
僕の使い方だからこその注意点かもしれませんが参考にしてください。
僕は格安SIMを利用しているので、無尽蔵にギガを使えるわけではありません。
このため、外出先でAmazon Music Unlimitedの音楽を聞く場合、予め家でアルバムやプレイリストをダウンロードしています。
こうしておけば何時間音楽を聞いてもギガを消費してしまうことはありません。
ところが、Echo Buds(第2世代)でAlexaに呼びかけて音楽を再生すると、どんな曲でもストリーミング再生されてしまいます。
Amazon Music上でダウンロードしている曲をAlexaに呼びかけてEcho Buds(第2世代)で再生した時のデータ通信量の変化が以下のとおり。
Amazon Musicはほとんどデータ通信量を使っていないのに対して、Amazon Alexaアプリが20MBほどデータ通信量を使っていますよね?
これではせっかく予め曲をダウンロードしておいた意味がなくなってしまいます。
このため、Echo Buds(第2世代)で音楽を聞きつつギガを節約したい場合には、音楽再生はAmazon Musicから手動、操作のみ音声でする必要があるのでご注意ください。
もはやEcho Buds(第2世代)を使う意味がないんじゃないかとも思いますが・・・。
Echo Buds(第2世代)の仕様・スペック
イヤホンサイズ | 20.0 x 19.1 x 19.1mm 5.7g |
ケースサイズ | 66.8 x 28.6 x 39.1mm 44.4g / 47.6g |
再生時間(イヤホン単体) | ANC ON:5時間 ANC OFF:6.5時間 |
再生時間(ケース併用) | ANC ON:15時間 ANC OFF:19.5時間 |
充電時間 | 急速充電 15分の充電で2時間再生 |
充電端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | 対応モデル 非対応モデル |
チップ | Realtek RTL8763C |
Bluetooth Ver. | 5.0 |
防塵・防水規格 | IPX4(イヤホンのみ) |
対応コーデック | AAC,SBC |
ドライバーサイズ | 5.7mm |
Echo Buds(第2世代)のメリット・デメリット・評価
Echo Buds(第2世代)を実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
Echo Buds(第2世代) (3.5点/5点満点) | |
メリット | デメリット |
・1万円ちょいで買えるコスパの高さ ・外出先でAlexaが使える ・普段使いに十分な音質 ・イコライザーがある ・ワイヤレス充電できる ・ノイキャンの効果は高い ・装着検知が優秀 | ・外出中の音声操作のハードル ・外音取り込みはイマイチ ・通話品質が良くない |
Echo Buds(第2世代)のキャッチコピー「Amazon本気のワイヤレスイヤホン」。
確かにAmazonの本気を感じることができました。
12,980円~購入できるワイヤレスイヤホンに人気機能が殆ど搭載されており、性能もそれなりに優秀なので、相当コスパが高いです。
音質も、ハイエンドモデルには敵わないまでも、同価格帯のワイヤレスイヤホンの中では優秀だと思います。
このため、なるべく安く多機能なワイヤレスイヤホンが欲しいと思っている人におすすめの1台です。
肝心のAlexaを持ち出せるというポイントは、外出先での音声操作のハードルが高いこともあり、最大のメリットにはなりにくいなーというのが正直なところ。
3年後には音声操作についての認識が変わっているかもしれませんが・・・。
Alexaを抜きにしても、かなり使えるワイヤレスイヤホンなので、気になっているなら買って後悔することはないと思います。
購入するなら、安くなるAmazonのセール中がおすすめです。