HUAWEI WATCH FIT 2を購入しました。
僕は旧モデルHUAWEI WATCH FITを含め、これまで3台のHuawei製スマートウォッチ(バンド)をレビューしています。
価格と機能・性能のバランスに優れており、どの製品もおすすめできる仕上がりになっておりました。
有名・無名問わず本当に様々なスマートウォッチ・バンドが販売されていて、どれを買って良いか分からない人が多いと思います。
個人的にスマートバンドなら「Xiaomi Mi Smart Band」、スマートウォッチなら「HUAWEI WATCH FIT」がおすすめです。
HUAWEI WATCH FIT 2も、これまで発売されたモデル同様に欠点らしい欠点が殆どなく、非常に優秀なスマートウォッチでした。
デザインも洗練され、ディスプレイが大型化されたことにより更に使いやすく進化しています。
本記事でHUAWEI WATCH FIT 2を実際に使ってみた様子をレビューするので、購入の参考にしてください。
メリット | デメリット |
・快適な動作性能 ・充実のHUAWEI Helath ・美しいデザイン ・有機ELディスプレイが綺麗 ・広く見やすい画面サイズ ・AOD対応 ・長持ちバッテリー ・SpO2自動計測 ・ワークアウトモードが豊富 ・衛星測位システム対応 ・5ATM防水 ・ミニアプリ追加可能 ・音楽操作可能 | ・決済機能なし ・iPhoneで通知が不安定 ・iPhoneで使えない機能あり |
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HUAWEI WATCH FIT 2のデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
HUAWEI WATCH FIT 2は中国「HUAWEI(ファーウェイ)」製のスマートバンドです。
HUAWEIでは高級スマートウォッチから手軽に購入できるスマートバンドまで様々なウェアラブルデバイスを販売しております。
HUAWEI WATCH FIT2は、手に取りやすい価格ながらも必要な機能・性能を搭載した、いわゆるミドルレンジモデルです。
まず外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
HUAWEI WATCH FIT 2には3種類のモデルがあります。
- アクティブモデル
- クラシックモデル
- エレガントモデル
機能・性能は変わりませんが、ストラップの種類が異なります。
モデル名 | ストラップ素材 |
アクティブモデル | シリコン |
クラシックモデル | レザー |
エレガントモデル | ステンレス |
このうち僕が購入したのはクラシックモデルの「ネビュラグレー」で、この他「ムーンホワイト」もあります。白は汚れが目立ちそうなのでグレーをチョイス。
その佇まいの美しさにビックリしてしまいました。
エレガントで非常に美しい!!!このデザインならON/OFF問わず、どんなシチュエーションで使っても違和感ないでしょう。
使い始めて暫く経つのですが、これまでに数回「これはApple Watchですか?」と聞かれちゃいましたよ笑
グレーのレザーバンドと本体のシルバーとの相性が抜群。
ディスプレイを点灯していない時でもオシャレな雰囲気が漂いますね。
本体右側面に電源ボタン・メニューボタンを兼ねた物理ボタンを1つ搭載。
ディスプレイが僅かに湾曲していますが、旧モデルよりはフラット。
っていうか、まっすぐか?これは・・・。
ウォッチケースは光沢の激しいアルミ製で鏡のようにバリバリ反射します。
傷がつきやすいのが残念ポイント。軽さを取るか、耐久性を取るかと言ったところですね。
本体背面には充電用のマグネットと心拍等を計測するセンサーを搭載。
この部分はポリマー製になっておりました。
ディスプレイを上にして、右側面にはスピーカーと水の排出口。左側面にはマイクが搭載されております。
レザー製バンドはクラシックモデルの特徴。「GENUINE LEATHER」の刻印がされているので「本皮」なんでしょう。
小穴が多いのでサイズ調整で困ることはありません。手首サイズ140mmから210mmまで対応しています。
革製なのでどうしても使用感が残ってしまいます。逆に言えば長く使い続けることで自分だけの「アジ」が出てくるということです。
美錠・つく棒・遊革がある一般的な腕時計と同様のスタイル。
美錠はウォッチケースと同じアルミ製なのでスリ傷がついきやすいです・・・。
ネビュラグレーはとっても良い色ですね。男性でも女性でも付けやすいと思います。
クイックレバーで取り外しできるので好みのバンドに交換も可能です。
またストラップの取り付け部分(HUAWEI WATCH FIT Linkって名前らしい)も外せるので、他のモデルや、サードパーティー製のストラップへも交換できちゃいます。
実際にサードパーティー製のストラップを装着してみた様子がこちら。
金属製のバンドに変更してみたのですが、また印象が変わりますね。
ファッションやシーンに合わせてバンドを交換するのもおすすめですよ。
サイズ感
HUAWEI WATCH FIT 2の本体サイズは、縦46mm x 横33.5mm x 厚さ10.8 mm。
旧モデルよりも正方形に近くなりました。Apple Watchと間違えられた理由はこれかも・・・。
重さはバンドを含めて40g。多機能スマートウォッチとしてはかなり軽いです。
このくらいの重さならワークアウトで邪魔に感じることはありませんよ。
付属品
HUAWEI WATCH FIT 2の付属品は以下のとおり。
- クイックスタートガイド
- 保証書
- 充電ケーブル
充電ケーブルはUSB Type-Aのもの。
他のケーブルでは代用できないので無くさないように注意しましょう。
スマートウォッチの充電ケーブルは外れやすいものもありますが、HUAWEI WATCH FIT 2はマグネットが強力なのでガッチリ固定されます。持ち上げても外れません。
充電器(ACアダプター)は付属していないのでご注意ください。充電にそれほど強い電力が必要なわけでもないので、スマホの充電器などを使えばいいでしょう。
HUAWEI WATCH FIT 2のディスプレイをレビュー
続いてHUAWEI WATCH FIT 2のディスプレイを見ていきましょう。
ディスプレイ性能もスマートウォッチ選びに重要なポイントです。
1日に何度も見ますからね?汚かったり見にくかったりすると使いにくいです。
1.74インチ有機ELディスプレイ
HUAWEI WATCH FIT 2のディスプレイは1.74インチの有機EL(AMOLED)。
画面解像度336×480、336ppiと、もはやスマホ並みのスペックになっております。
引き締まった黒色でメリハリのある表示が非常に美しく、粗さを感じることもありません。
明るさ自動調節機能を搭載しているので屋外でも見ずらいことはありませんでした。
視野角も広く、多少きつい角度からでも視認可能です。
画面占有率は72.2%。黒を基調にした文字盤だと全画面表示に見えますがベゼル(縁)はあります。旧モデルより18.6%表示面積が広くなっているそうです。
旧モデルのような縦長ディスプレイも使いにくいことはありませんでしたが、横幅が長くなったことでさらに見やすく、使いやすくなっています。
なおディスプレイのガラスに何が採用されているかは分かりませんが、僕は傷をつけてしまいました・・・。
耐久性が低いわけではありませんが、なるべく丁寧に扱ってあげましょう。
文字盤は数百種類から選べる
HUAWEI WATCH FIT 2はコンパニオンアプリを使って文字盤を変更できます。
用意されている文字盤の種類は全部で数百種類以上とめちゃくちゃ豊富。
有料の文字盤もありますが、無料のものでも100種類くらいありますよ。
これだけあれば自分のお気に入りの文字盤が1つくらいはあるはず。
文字盤の項目がショートカットになっているものは特に使いやすいですよ。
ちょうどセールになっていたので試しに有料文字盤も購入してみました。
支払いはクレジットカードで、購入前にHMS(Huawei Mobile Services)Coreのインストールが必要な場合もあります。
どうでしょう、全ての情報がパッと確認できるので良い感じじゃないですか?
この他、自分で撮影した写真を文字盤にもできちゃいます。
お子さんやペットはもちろん、推しの写真を文字盤にするのもありですね。点灯するたびにニヤニヤしちゃうでしょう笑
ディスプレイ常時表示(AOD)対応
HUAWEI WATCH FIT2は有機ELの特性を活かしたAOD(ディスプレイ常時表示)に対応。スリープ時でも時刻や日付を表示し続けることが可能です。
文字盤の一部がそのまま常時表示されるデザインのようです。
なおAODを有効にする時間帯の設定はできません。使うか使わないかの2択。
睡眠中にAODを有効にしてもバッテリーの無駄使いになるのでもったいないんですけどね?ちょっと残念なポイントです。
ちなみにAODが有効の場合は「手首を持ち上げて点灯する」機能が無効になります。
操作したい場合は画面をタッチです。理にかなっているなーと関心しました。
HUAWEI WATCH FIT 2のバッテリー性能をレビュー
個人的にスマートウォッチで最も重要なのはバッテリーもちだと思っています。
いくら多機能・高性能でも、すぐに充電切れになってしまっては本末転倒。毎日使う時計だからこそ充電の手間なく使っていきたいところです。
約10日間もつバッテリーもち
HUAWEI公式サイトでの説明によれば、標準的な使用で10日間、ハードな使用で7日間連続使用可能と長持ち。
実際に全ての検出・測定機能を有効にし、ディスプレイ常時表示をオフ設定で使ってみたところ、100%から10%になるまでの日数は約9.5日間でした。
公称通りのバッテリーもちで超優秀。1回のフル充電でこれだけ使えるなら十分すぎます。
なお、公式サイトで公開されている10日間連続使用の要件は以下のとおりです。
24時間心拍数モニタリングON、睡眠モニタリングON(HUAWEI TruSleepはOFF)、1日に200回画面表示、毎週30分のワークアウト(GPS有効)、Bluetooth通話、音楽再生とメッセージ通知ON(1日平均50メッセージ、電話6回、アラーム3回)をした場合のファーウェイラボのテスト結果
引用:公式サイト
AOD有効で約4日間のバッテリーもち
HUAWEI WATCH FIT 2はディスプレイ常時表示に対応しています。
画面を点灯しなくても時間等を確認できるので便利な機能ですが、AODを有効にするとバッテリーもちが悪くなるので注意が必要です。
実際にAODを有効にした結果、100%から10%になるまで約3.5日でした。
スマートウォッチは画面を点灯する時間が長ければ長いほどバッテリーを消耗します。
いちいち充電するのがめんどくさいと思うなら、AODを無効にしておいたほうが良いでしょう。
持ち上げて画面を点灯する機能もあるので、個人的にはこっちをおすすめします。
充電速度もそこそこ優秀
長持ちバッテリーのHUAWEI WATCH FIT2は充電速度も優秀でした。
10%から80%までの充電は30分で、フル充電までの時間は約1時間でした。
充電速度自体は一般的ですが、公式サイトによれば5分の充電で1日使える急速充電にも対応しているとのことです。
30分でそれなりに充電できるので、例えば毎日お風呂・シャワーの間に充電するようにすれば、殆どバッテリーを気にすることなく毎日使えます。
HUAWEI WATCH FIT 2は、バッテリーもちも充電速度も優秀。
毎日使うスマートウォッチとして十分なバッテリー性能だと思います。
HUAWEI WATCH FIT 2を実機レビュー
ここからはバッテリー・ディスプレイ以外の部分でHUAWEI WATCH FIT 2を実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
Android版 HUAWEI Healthアプリの注意点
スマートウォッチは単独で使えるものもありますが、多くはスマホとペアリングし、専用のコンパニオンアプリでデータの確認等をします。
HUAWEI WATCH FIT 2のコンパニオンアプリは「HUAWEI Health」です。
HUAWEI Health
Huawei Software Technologies Co., Ltd.無料posted withアプリーチ
ただし、AndroidユーザーはHUAWEI Healthアプリのダウンロードに注意点があります。
HUAWEI HealthアプリはGoogle Playストアでもダウンロードできるのですが、なんと2020年7月から更新されておりません・・・。
このままスマホに旧バージョンをインストールすると一部の機能が使えません。
セキュリティ面も心配ですしね。
このため最新バージョンはHUAWEI App Galleryからダウンロードしましょう。
初回起動時にHUAWEI WATCH FIT 2に表示されたQRコードでもアクセスできます。
公式サイト>>HUAWEI App Gallery
アプリのダウンロードに必要な「APKファイル」を使います。
ダウンロードしますか?インストールしますか?と聞かれると思いますが、全て「OK」をタップして問題ありません。
途中AppGalleryをインストールするかお知らせがでますが、必要ないなら「ダウンロードを続行」をタップしてください。
iOS版のHUAWEI HealthはApp Storeで更新されているので問題ありません。
そのままApp Storeからダウンロードしちゃいましょう。
HUAWEI Healthアプリで簡単にペアリング
スマホにHUAWEI Healthアプリをインストールしたら、次はペアリング。
ペアリングが難しいと使いたくないなーと思ってしまいますが、HUAWEI WATCH FIT 2は簡単なのでご安心ください。
HUAWEI Healthアプリの「デバイス」項目で「追加」をタップ。
すると自動的に周囲のデバイスを検出してくれます。
HUAWEI WATCH FIT 2が見つかったら「関連付ける」をタップ。
WATCH FIT 2に表示されたチェックマークをタップしてあげればペアリング完了です。
アプリに表示された通りに進めていくだけなので簡単ですよ。
iPhoneの場合は、ペアリングの途中でBluetooth設定を開いてHUAWEI WATCH FIT 2と接続する項目が増えますが、それ以外は変わりません。
HUAWEI Healthアプリのインストールやペアリングの方法は、公式サイトに掲載されている「ペアリングガイド」でも確認できます。
めちゃくちゃ分かりやすいので購入前にチェックしておきましょう。
公式サイト>>ペアリングガイド
動作性能は快適でサクサク
HUAWEI WATCH FIT 2に搭載されているSoC(CPU)やメモリ容量は分かりませんが、操作はモタつきやカクつきを感じず非常に良好。
上下スワイプで設定項目と通知の表示、左スワイプで「カスタムカード」と呼ばれるお気に入りアプリの表示です。
カスタムカードは最大6つまで表示可能で、本体の設定アプリから編集可能です。
右スワイプで実行中のアプリを表示する「Assistant Today」を表示できます。
音楽再生やタイマーを実行していれば、それぞれコントローラーを自動で表示。
いちいちアプリ画面に戻る必要がないのでめちゃくちゃ便利です。賢い!
サードパーティー製アプリを追加できる
HUAWEI HealthアプリのAppGalleryからミニアプリを追加することも可能です。
計算機やパズル等、ちょっとした機能をHUAWEI WATCH FIT 2に搭載できます。
ただし、専用アプリをスマホにインストールしなければ使えないものが多い印象。
個人的にこれは絶対便利!と感じさせるようなアプリはなかったので、今後さらに充実してくれるのを期待したいところです。
ヘルスケアデータを自動計測
HUAWEI WATCH FIT 2を装着しているだけで、歩数・距離・消費カロリー・睡眠・心拍・ストレスレベルを自動計測してくれます。
本体で当日のデータをサクッと確認できるのはもちろん、コンパニオンアプリで詳しいデータをチェックすることができます。
睡眠計測の分析機能が非常に優秀。「HUAWEI TruSleep」を利用して自分の睡眠パターンを分析し、睡眠障害に陥っていないか診断することもできます。
HUAWEI TruSleepはHUAWEI社が開発したAIによる睡眠分析システムです。
分析精度が高いことから、ハーバードメディカルスクールCDBセンターの睡眠試験認証を取得しました。
- 睡眠構造図の作成
- 睡眠の評価
- 睡眠のアドバイス
これらの分析結果をスマートフォンで確認することができます。
リアルタイムの睡眠計測は、生活リズムが一定ではない人でも活用できます。
短時間の睡眠は「昼寝」と正確に分析してくれるなど、計測精度の高さも他のスマートバンドに比べて高いと思います。
なお、自動計測を有効にするとその分バッテリーの消耗が早くなるので、必要ない項目は自動計測を無効にしちゃいましょう。
本体側面の物理ボタンを押すと全てのアプリが表示されます。
ヘルスケアデータの計測はもちろん、天気情報やアラーム、ストップウォッチ等のスマートウォッチに必要な基本機能をもれなく搭載していますよ。
ヘルスケアプランの設定ができる
HUAWEI Healthアプリでは、生活改善を促進してくれる「ヘルスケアプラン」の設定も可能です。
生活リズムの改善に繋がる目標の設定やリマインダーを登録できます。
水を飲みましたか?少し歩いてみませんか?と自分専用のアシスタントがいるようで、個人的にとっても重宝しています。
SpO2の24時間自動計測に対応
HUAWEI WATCH FIT 2はコロナ禍の現状で注目されているSpO2(酸素飽和度)の計測も可能です。
酸素飽和度(SpO2)とは、心臓から全身に運ばれる血液(動脈血)の中を流れている赤血球に含まれるヘモグロビンの何%に酸素が結合しているか、皮膚を通して(経皮的に)調べた値です。
SpO2が計測できるスマートウォッチ・スマートバンドが増えてきていますが、多くは手動計測です。
この点HUAWEIWATCH FIT 2は24時間自動でSpO2計測をしてくれるので優秀。
もちろん自動計測を有効にしていても任意のタイミングで手動計測もできます。
医療用に作られたパルスオキシメーターではありませんので、呼吸器の疾患をお持ちの方が常用する等の用途としては利用できません。
それでも、毎日定期的に自動計測していれば体調の変化に気付きやすくなると思います。
月経周期モニタリング機能を搭載
HUAWEI WATCH FIT 2には月経周期モニタリング機能も搭載されています。
最初から本体に搭載されているわけではないので、使いたい場合はHUAWEI Healthアプリに生理周期カレンダーを追加し、初期設定が必要です。
生理日付近のリマインダーや妊娠可能期間の確認等、女性にとって重宝する機能です。
モニタリングの精度がどこまで正確なのかは分かりませんが目安にはなるでしょう。
97種類のワークアウトモードを搭載
HUAWEIWATCH FIT 2には97種類のワークアウトモードを搭載。
ランニングやウォーキングはもちろん、水泳や球技ダンスまで、とにかく種類が豊富なので自分のやっている運動は必ず見つかると思います。
またワークアウトの一部は運動の種類に応じた目標設定をすることが可能です。
本体でワークアウトの結果を確認できるのはもちろん、HUAWEI Health上で履歴等の詳しいデータを分析することもできます。
屋外ウォーキングでもこれだけ細かな数値が出るのであれば、ワークアウトガチ勢の人でも満足できるんじゃないでしょうか?
スポーツモードのうち以下の4種類は自動検出に対応しています。
- ランニング
- ウォーキング
- ローイングマシン
- エリプティカル
またワークアウト前の準備運動をアニメーション付きで表示させることも可能です。
旧モデルよりもさらにワークアウト機能が洗練されていました。本格的。
5種類の衛星測位システムに対応
HUAWEI WATCH FIT 2は以下の5種類の衛星測位システムに対応しています。
- GPS(アメリカ)
- GLONASS(ロシア)
- Galileo(EU)
- BDS(中国)
- QZSS(みちびき/日本)
このため、屋外ワークアウトなどではスマホを持ち歩かなくても経路を記録可能です。
実際にスマホを持たずにウォーキングをした結果が以下のとおり。
おかしな場所を記録されることもなく正確な場所を表示してくれました。
HUAWEI HealthはGoogle Fitと連携できない
以前HUAWEI HealthアプリはGoogle Fitと連携してデータ共有できていたのですが、現在できなくなっています・・・。
以前はアプリ設定内の「データ共有と承認」のところにあったのですが、今は見当たりません。
Google Fitで様々なデバイスから収集したヘルスケアデータを確認している人も多いと思うのですが残念なポイントです。おそらくこれもHUAWEIとGoogleの関係によるものでしょう・・・。
なおiPhoneで使う場合に「ヘルスケア」とのデータ共有は可能です。
ミュージックアプリの操作ができる
HUAWEI WATCH FIT 2は音楽再生アプリの操作が可能です。
スマホを取り出さなくても手元で操作できるので非常に便利。
再生・停止・曲送り・曲戻しはもちろん、音量調整もできちゃいます。
また、HUAWEI WATCH FIT 2本体に音楽データを保存すれば、スマホに接続しない状態でも音楽を聞くこともできます。
HUAWEI WATCH FIT 2に搭載されたスピーカーから音楽が流れてきます。
スマートウォッチで音楽を再生するシチュエーションが僕には分かりませんが、ワークアウト中とかが便利なのかな?
スマホの通知を確認できる
HUAWEI WATCH FIT 2はスマホに届いた通知を確認することが可能です。
メールやLINE、着信があったときにバイブと表示でお知らせしてくれます。
通知センターに届いたものは全てHUAWEI WATCH FIT 2にも届き、アプリごとに通知の有効・無効を管理することもできます。
全ての通知を受信するとうるさい場合もあるので本当に必要な情報だけに絞るのがおすすめです。
もちろん文字化けすることもなく日本語表示。
表示可能な文字数も多く、LINE等のメッセージ系アプリであれば殆どの内容を確認できます
ただGmailの通知は件名のみの表示で、本文を確認することはできませんでした。
10件ほど履歴が残りますが、1度見ると削除されてしまいます。
SMSは予め登録しておいた定型文を返信することもできました。ただLINEではこの機能は使えません。残念・・・。
クイック返信機能はiPhoneでは使えないようです。ご注意ください。
内蔵マイクで通話ができる
HUAWEI WATCH FIT 2にはマイクが搭載されているので、着信に応答し、スマホを取り出さなくても通話ができちゃいます。
スピーカーもマイクも性能がそれほど高くはないので、音質はイマイチですが、ちょっと通話するくらいなら支障ありません。
作業中など手が離せないシチュエーションでも応答できるので意外と重宝します。
防水性能は5ATM(5気圧)
HUAWEI WATCH FIT 2の防水性能は5ATM。
スポーツモードにもあるようにスイミング中でも利用できます。
日本時計協会による5ATMの解説でも以下のように記載されているので、水泳での利用は問題なさそうです。
水に触れる機会の多い水仕事(漁業・農業・洗車・食堂など)や水上スポーツ(水泳・ヨット・つりなど)をされる方にお使いいただけます。
素潜り(スキンダイビング)及び飽和潜水用や空気潜水用に使用しないで下さい。
5bar以上の防水時計でも水圧の激しいシャワーや水道水が直接時計に当たらないようご注意下さい。
試しに水の中に入れて壊れないか検証してみましたが全く問題ありませんでした。
ただクラシックモデルはストラップがレザー製なので、装着したまま水泳するのはやめたほうが良いと思います。
表面は多少撥水してくれますが、裏面は水が染み込んでしまうようです。
水がかかったから直ちにシミになってしまうことはないと思いますが、生活防水程度の使用に留めておいたほうが良いでしょう。
もし水泳中でもHUAWEI WATCH FIT 2を使いたいなら、ストラップをシリコン製のものに交換することをおすすめします。
また、水に濡れた場合にはしっかり乾かしてから充電しましょう。
濡れた状態で通電させるのは非常に危険です。
HUAWEI WATCH FIT 2はiPhoneでも使えます(機能制限あり)
HUAWEI WATCH FIT 2はiPhoneでも殆ど同じように使えます。
旧モデルでは、音楽再生アプリの操作ができない、生理周期モニタリングが使えない等の機能制限がありましたが、HUAWEI WATCH FIT 2では使えました。
有料文字盤の購入もできちゃいます。
リモート撮影機能はAndroid版にはなく、iPhoneでのみ確認できました。
ただし、通知関連の連携が相変わらず弱め・・・。
全てのアプリを管理できるわけではなく、ごく一部のアプリのみ通知の有無を選べ、その他のアプリは全て「その他」に分類されてしまいます。
また、設定方法が間違っているのかもしれませんが、HUAWEI WATCH FIT 2に通知がこないことも頻繁にありました。むむむ・・・。
電話の着信は問題なかったんですけどね。通知機能はスマートウォッチのメイン機能の1つでもあるので、これが不安定だとちょっと不便です。
また「ミニアプリの追加」「音楽保存」もできないようなのでご注意ください。
HUAWEI WATCH FIT 2のスペック
製品名 | HUAWEI WATCH FIT 2 |
サイズ | 46mm x 33.5mm x 10.8mm |
重さ | 約30g(バンドを除く) |
ディスプレイ | 1.74インチ AMOLED 解像度:336×480 336ppi |
センサー | 光学式心拍センサー 加速度センサー ジャイロセンサー 磁気センサー |
NFC | 搭載 |
バッテリー容量 | 不明 基本使用:10日間 ハード使用:7日間 |
OS | HarmonyOS |
対応OS | Android 6.0以上 iOS9.0以上 |
防水 | 5ATM |
位置情報 | 搭載 |
Bluetooth | ver.5.2 |
NFCは搭載されていますが、FeliCaは非対応。おサイフケータイ等は使えませんのでご注意ください。
HUAWEI HealthアプリにWallet機能もありますが、サポートされてないとのことでNG。
今後のアップデートで対応してくれることを期待しましょう。(無理っぽいけど)
まとめ:HUAWEI WATCH FIT 2のメリット・デメリット・評価
HUAWEI WATCH FIT 2を実機レビューいたしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
HUAWEI WATCH FIT 2を買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・快適な動作性能 ・充実のHUAWEI Helath ・美しいデザイン ・有機ELディスプレイが綺麗 ・広く見やすい画面サイズ ・AOD対応 ・長持ちバッテリー ・SpO2自動計測 ・ワークアウトモードが豊富 ・衛星測位システム対応 ・5ATM防水 ・ミニアプリ追加可能 ・音楽操作可能 | ・決済機能なし ・iPhoneで通知が不安定 ・iPhoneで使えない機能あり |
評価
(4.5点/5点満点)
HUAWEI WATCH FITシリーズはやっぱり完成度が高い!
2022年最新モデルHUAWEI WATCH FIT 2も超使いやすいスマートウォッチでした。
定価20,680円(税込)とミドルレンジモデルにしては少々お高めですが、機能・性能はハイエンドモデル並みなので、十分バランスがとれています。
特に僕の購入したクラシックモデルはレザーストラップなので、エレガントで美しいデザインも魅力です。
スマートバンドを卒業して、スマートウォッチの購入を検討しているなら、HUAWEI WATCH FIT 2がおすすめの1台と言えます。
こんばんは
iPhoneではミニアプリは使用出来ますでしょうか
けんさん
コメントありがとうございます。
残念ながらミニアプリの追加はできませんでした・・・。
本文にも記載しておりましたが、もう少し分かりやすく書いておきますね。