評価:(4.0点/5点満点)
お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
LivelyLife R3 スマートリングをご提供頂きました。
スマートバンド・スマートウォッチは数多くレビューしてきましたが、スマートリングを使うのは今回が初めてです。
本記事でレビューするLivelyLife R3 スマートリングは約5,000円と手の届きやすい価格が魅力。果たして実力はどれほどのものなのか?
実際に使ってみた様子をレビューするので購入の参考にしてください。
メリット | デメリット |
・手頃な価格 ・月額料金不要 ・シンプルデザイン ・心拍・体温の自動計測 ・睡眠自動計測 ・SpO2・血圧計測対応 ・IP68防塵防水 | ・SpO2手動計測 ・通知機能なし ・決済機能なし |
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スマートリングとは?
LivelyLife R3 スマートリングを実機レビューする前に、スマートリングとは何なのか、簡単にご紹介。
スマートリングは、指にはめて使用する指輪型のウェアラブル端末です。
スマートフォンと連携することで様々な機能を利用することができます。
通知 | スマートフォンの着信やメール、SNSの通知をスマートリングで確認できます。 |
健康管理 | 心拍数、睡眠、歩数などの健康データを計測し、スマートフォンアプリで確認できます。 |
決済 | 交通系ICカードや電子マネーとして利用できます。 |
操作 | 音楽再生や音量調整、カメラのシャッターなど、スマートフォンの操作をスマートリングで行えます。 |
その他 | 紛失防止機能や、ジェスチャー操作など、様々な機能を搭載したスマートリングもあります。 |
スマートバンドやスマートウォッチに比べて小型で軽量なので装着しやすいのが大きなメリット。また、ファッションアイテムとしても楽しめます。
一方で、画面がないので使える機能に制限があったり、高価になりやすいデメリットも。
スマートリングによっては、全ての機能を使うために月額料金を支払い必要があるものもあります。
本記事で紹介するLivelyLife R3 スマートリングの主な機能は健康管理。
月額料金は不要で、本体を購入すれば全ての機能を使用可能です。
LivelyLife R3 スマートリングを実機レビュー
それではLivelyLife R3 スマートリングを実際に使ってみた様子を実機レビューしていきます。
シンプルで使いやすいデザイン
LivelyLife R3 スマートリングは以下の4色展開。
- ライトブルー
- ゴールド
- パープル
- シルバー
このうち、お提供頂いたのはシルバーです。
表面はおそらくアルミニウムチタン合金製で中央にザラッとしたラインが入っています。
内側はヘアライン加工がされてします。こっちはステンレス鋼かな?
クセのないデザインなのでシーンを問わずに装着できるのが嬉しいポイントです。
なお表面については耐久性はイマイチな印象。
2週間ほど毎日装着していますが、知らぬ間にちょこちょこ傷ができていました・・・涙
存在感のある幅広サイズ
LivelyLife R3 スマートリングは幅広。
僕が使っているのは20号相当なんですが、実測で8.8mmありました。
実際に装着してみると、商品画像のイメージよりも存在感があります。
僕は右手中指に付けていましたが、バランス的に親指でも良いかもしれませんね。
存在感はあるものの重さは実測で5gと軽量なので、邪魔に感じることはないでしょう。
サイズ選びが重要ポイント!
LivelyLife R3 スマートリングは本体内側に心拍等を計測するセンサーを内蔵。
このセンサーに指が触れることで様々な計測が可能になります。
このため、あまりにもユルユルだとセンサーが指に触れないので正確に計測できません。
LivelyLife R3 スマートリングのサイズは3種類。
- 18号相当(内周59.5mm)
- 20号相当(内周62.1mm)
- 23号相当(内周64.6mm)
必ず自分の指にフィットするサイズを購入しましょう。
逆に言えば、18号相当でも大きい場合にはおすすめできません。
めんどくさがらず、購入前に指周りの長さを測ってくださいね。
ちなみにLivelyLifeでは別のスマートリングSR01も販売しているので、R3でサイズが合わない場合には検討しても良いかもしれません。
ペアリングは専用アプリECTRIで
LivelyLife R3 スマートリングとスマホとのペアリング(連携)は専用アプリECTRIで。
ECTRI
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LivelyLife R3 スマートリングを購入後、初めて使用する場合にはまず充電します。
こうしないと、LivelyLife R3 スマートリングの電源がオンになりませんからね。
ちなみにLivelyLife R3 スマートリングの付属品はマニュアルと充電ケーブル。
充電ケーブルはマグネット式になっているので、本体に近づけるとくっついてくれますよ。
専用ケーブルなので、なくさないようにしましょう。
充電完了後、スマホにインストールしたECTRIでデバイスの追加をタップ。
すぐにR3を見つけてくれるので「せつぞく」をタップしてあげればペアリング完了です。
何やら難しそうに感じるかもしれませんが、表示どおりに進めていくだけなので簡単ですよ。
心拍数・体温・睡眠を自動計測
LivelyLife R3 スマートリングをスマホとペアリングしたら、あとは毎日装着してあげるだけです。
まず、LivelyLife R3 スマートリングを装着していると、以下の項目を自動計測してくれます。
- 歩数
- 消費カロリー
- 立ち上がった時間
- 距離
- 心拍数
- 体温(体表面温度)
- 睡眠時間
心拍数と体温は計測するタイミングを5分〜240分で設定可能。
計測回数が多いほどバッテリーを消費するので注意しましょう。
体表面温度の計測なので実際の体温とは違うのかなーと思っていたんですが、そんなに誤差はありませんでしたよ。
定期的に体温を勝手に測ってくれるって凄くないですか?
スマートウォッチでもめったにない機能なのでマジで重宝しますよ。
SpO2・血圧は手動計測
LivelyLife R3 スマートリングは、自動計測機能の他、以下の項目を手動計測することも可能です。
- SpO2(血中酸素飽和濃度)
- 血圧
- ストレス
コロナ禍以降注目されているSpO2を計測できるのは嬉しいポイント。
酸素飽和度(SpO2)とは、心臓から全身に運ばれる血液(動脈血)の中を流れている赤血球に含まれるヘモグロビンの何%に酸素が結合しているか、皮膚を通して(経皮的に)調べた値です。
さらに血圧まで計測できるなんてめちゃくちゃ優秀だと思います。
もちろん全ての項目を自動計測してくれれば完璧だったんですけどね笑
それでも、毎朝計測する時間を決めておく等、定期的にデータを収集していけば、体調の変化に気付きやすいと思いますよ。
正確に計測するために、デスクに手を置いておくなどしてリングを指にしっかりくっつけてあげると良いでしょう。
医療用に作られたパルスオキシメーターではありませんので、呼吸器の疾患をお持ちの方が常用する用途としては利用できません。
なお、LivelyLife R3 スマートリングの機能ではありませんが、ECTRIで月経周期のモニタリングをすることもできるようです。
モニタリング精度がどこまで正確なのかは分かりませんが、目安にはなるので女性にとって重宝する機能ですね。
9種類のエクササイズモードに対応
LivelyLife R3 スマートリングはECTRIに搭載されている9種類のワークアウトモードに対応しています。
- ランニング
- 屋外サイクリング
- ウォーキング
- トレッドミル
- 屋内サイクリング
- 縄跳び
- エアロビクス
- 筋力トレーニング
- スイミング
LivelyLife R3 スマートリングにGPS等が搭載されているわけではないので、できることは心拍数の計測中心。
このため、ワークアウト中はスマホを持ち歩く必要があります。
実際にサイクリングを試してみたのですが、リングが指にしっかり付いていないと心拍計測できていませんね。
やっぱりLivelyLife R3 スマートリングを購入する上で最も重要なのは、サイズ選びってことになると思います。
LivelyLife R3 スマートリングをiPhoneで使用する場合、エクササイズモードに「ウォーキング」がありませんでした。ご注意ください。
バッテリー持ちは4日ほど
LivelyLife R3 スマートリングはバッテリーで駆動する製品なので充電が必要です。
心拍計測・体温計測の頻度を30分に1回にして使い続けてみたところ、約4日でバッテリーが0%になっていました。
このため、毎日お風呂やシャワーの時間に充電するようにすると安心です。
充電時間はそこまで長くないので、短時間でも充電してあげるだけでも全然違いますよ。
ちなみに0%からフル充電までにかかった時間は約1時間。
20分ほどで80%まで充電できていたので、十分早いと思います。
IP68防塵防水
LivelyLife R3 スマートリングの防塵防水等級はIP68。
直接噴流はもちろんのこと、継続的な水没にも耐えられるほど強力な防水性能になります。
実際にバシャバシャ水をかけてみましたが、壊れる気配は全くありません。
なお、念のためにお知らせしておきますが、あくまでも防水性能です。
よく防水性能があるからお風呂でも使える!っていう記述を見かけますが、それは間違いなんですよ?
お風呂中に使っていて直ちに壊れることはないと思いますが、湯船に落としてしまったら最悪破損する可能性があるので注意しましょう。
また水がかかってしまった時は、しっかり乾かしてから充電しましょう。濡れた状態で通電させるのは非常に危険です。
通知機能・決済機能はありません
スマートリングの中には、スマホの通知をお知らせしてくれたり、タッチ決済に対応していたりするものもあるようですが、LivelyLife R3 スマートリングは非対応。
中心機能はベーシックな健康管理になります。
その他の機能として、リモートシャッターには対応していました。
LivelyLife R3 スマートリングの動きを検知してシャッターを切ってくれるようです。
LivelyLife R3 スマートリングのスペック・仕様
商品名 | R3 スマートリング |
素材 | アルミニウムチタン合金 ステンレス鋼 |
重量 | 約6.8g |
バッテリー容量 | 18mAh |
稼働時間 | 3〜5日間 |
充電時間 | 約30〜60分 |
センサー | 加速度センサー 温度センサー 光学式心拍センサー 光学式血中酸素センサー |
防塵防水 | IP68 |
Bluetooth Ver. | 5.1 |
システム要件 | iOS 11.0以上 Android 5.0以上 |
まとめ:LivelyLife R3 スマートリングのメリット・デメリット・評価
LivelyLife R3 スマートリングを実機レビューいたしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
LivelyLife R3 スマートリングを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・手頃な価格 ・月額料金不要 ・シンプルデザイン ・心拍・体温の自動計測 ・睡眠自動計測 ・SpO2・血圧計測対応 ・IP68防塵防水 | ・SpO2手動計測 ・通知機能なし ・決済機能なし |
評価
評価:(4.0点/5点満点)
初めてスマートリングを使ってみましたが、想像を遥かに超えて好印象でした。
計測機能は最低限に留まりますが、ここまでできるならスマートバンド・スマートウォッチじゃなくて、LivelyLife R3 スマートリングで十分な人も多いと思います。
月額料金はかからず、本体さえ買ってしまえば全ての機能を使えるのも嬉しいポイント。
個人的にはスマホの通知機能に対応してくれていたら言うことなかったですね。
最新モデルが出るならぜひ搭載してください!
LivelyLife R3 スマートリングは初めてのスマートリングにピッタリの1台。
毎日のデータ計測で健康管理を始めてみてはいかがでしょうか。