評価:(4点/5点満点)
お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
OPPO Pad Airをお借りしました。
2022年9月にOPPOが初めて日本国内向けに発売したタブレット端末です。
- 10.3インチ大型ディスプレイ
- 6.9mm薄型・軽量
- Snapdragon 680
- 7,100mAhバッテリー
- ステレオスピーカー
- Dolby Atmos対応
普段使いに困らない機能・性能を搭載していながらも、37,800円(税込)と手の届きやすい価格に抑えられているのがポイント。
ちょうどXiaomi Pad 5とAmazon Fire HD 10タブレットの中間ぐらいのグレードになりますかね。
OPPO Pad Airはどのくらい使えるタブレットなのか?Xiaomi Pad 5との比較をふまえながら実機レビューしていきます。
メリット | デメリット |
・OPPO Glow採用 ・大きいのに薄くて軽い ・綺麗なディスプレイ ・Widevine L1 ・十分な動作性能 ・長持ちバッテリー ・スピーカー音質が良い | ・重いゲームは難しい ・ストレージ容量64GB ・60Hzディスプレイ ・カメラがおまけ程度 ・充電速度がほどほど ・防水性能なし ・衛星測位非対応 ・付属品なし |
OPPO製タブレットのフラッグシップモデル「OPPO Pad 2」もこちらの記事で実機レビューしております。
普段使いだけじゃ物足りない!ゲームもバリバリ遊びたい!
そんなあなたにおすすめのハイエンドタブレットです。
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OPPO Pad Airのデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
まずOPPO Pad Airの外観をチェックしていきましょう。
デザイン
OPPO Pad Airにはカラーバリエーションはなく「ナイトグレー」1色のみ。
背面パネルは特徴的なツートンカラーデザインで、それぞれ異なる素材になっております。
帯のように配置されている部分は樹脂製で、独自加工のOPPO Glow(オッポグロウ)を採用。目に見えない無数の凹凸が乱反射することでキラキラと不思議な輝きを放ちます。
OPPO Reno7 AやOPPO A77にも採用されたOPPO製品を象徴するデザインです。
その他の部分はアルミニウム合金製でサラサラとした質感。光沢の少ないマットな色合いなので指紋が全く目立ちません。
カメラは単眼構成で出っ張りは実測で1.5mmほど。直接デスクに置いてもガタつきは気になりませんでした。
縦置き・ディスプレイを上にして右側面に音量ボタン・カードスロット。
マイクが2つ搭載されているのでwebミーティング等でも重宝します。
カードスロットには最大512GBまでのMicro SDカードを装着可能。SIMカードでのデータ通信には非対応になります。残念。
左側面には何もありません。
上部には電源ボタンとスピーカー。
下部にはスピーカーとUSB-Cポートが搭載されております。
サイズ感
OPPO Pad Airのサイズは245.1mm × 154.8mm × 6.9mm。
やはり注目はこの厚み。わずか6.9mmと非常に薄いです。まじで薄い!
重さは実測で435gと軽量。毎日持ち運んでも苦になりません。
10インチを超える大型ディスプレイを搭載していながら、扱いやすいサイズ感なのが嬉しいポイントです。
付属品
OPPO Pad Airの付属品は以下のとおり。
- クイックガイド
- 安全ガイド
- SIMピン(SIM非対応だけど)
充電器・充電ケーブル・保護ケース・保護フィルム、何も付いてないので全て自分で用意する必要があります。
OPPO Pad Airのディスプレイをレビュー
続いてOPPO Pad Airのディスプレイをチェックしていきましょう。
10.3インチ液晶ディスプレイ
OPPO Pad Airは10.3インチの大型ディスプレイを搭載しております。
縦持ち・横持ちどちらでも非常に見やすいです。
ベゼル(縁)幅は均一で8mmと狭め。画面占有率83.5%とそれなりに広い表示領域を確保しております。
インカメラもベゼル内に搭載されているので表示の邪魔になるものが何もありません。
ネットサーフィンや電子書籍での読書はもちろんですが、やっぱり大画面ディスプレイは動画視聴が捗ります。
OPPO Pad Airはサイズの割に軽いので、手持ちしてても苦になりませんね。
IPS液晶なので視野角も広め。ゴロ寝タブレットとしてもバッチリ使えますよ。
画面解像度2,000×1,200
OPPO Pad Airの解像度は2,000×1,200。公式サイトでは2Kディスプレイと謳われておりますがFHD+画質になると思います。
画質のクオリティは良好。何を表示しても綺麗です。
ライバルタブレットのXiaomi Pad 5はWQHD+(1,600 x 2,560)なのでスペック的には上位ですが、ネットサーフィンに使うくらいであれば大きな違いを感じません。
画面最大輝度は360nit。ちょっと暗いかなーと思っていたのですが、明るさ自動調節も上手で屋外でも見にくいことはありませんでした。
さすがに直射日光をバリバリに浴びる環境では厳しいとは思いますが・・・。
Widevine L1で動画視聴が快適
デジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
低価格帯のタブレットだとL3になっているものも多いですが、OPPO Pad Airなら高画質での視聴が可能となります。
NetflixではHDR機能は非対応なもののFull HD再生可能。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでも1080pでの視聴が可能でした。
YouTubeでは「1080p60」まで再生できることを確認しました。
この点、Xiaomi Pad 5は「2160p60 HDR」まで設定可能なのでYouTubeで高画質コンテンツをフルに楽しみたい人には向いていません。
ただ実際に見比べるとそこまで大きな違いを感じないので、よほど画質に拘りのある人以外は、OPPO Pad Airでも満足できるでしょう。
リフレッシュレートは60Hz
OPPO Pad Airのリフレッシュレートは一般的な60Hz。
120Hzに対応しているXiaomi Pad 5と比較するとスクロールの滑らかさ・ヌルヌル感がどうしても劣っていまいます。
高駆動ディスプレイは大画面のタブレットでこそ活きる機能なので、せめて90Hzに対応して欲しかったところ。
だからと言って、使いにくい・見にくいと感じることはありませんが、1つ残念なポイントでした。
画面分割・フローティングウィンドウ・2画面表示
OPPO Pad Airには大画面ディスプレイを活かせる機能にしっかり対応しています。
2つのアプリを同時に表示できる画面分割。
ディスプレイ上部から2本指でスッと下にスワイプすると起動できます。
アプリを小さく表示し続けることができるフローティングウィンドウ。
買い物をしながら計算機を置いておくなんて使い方も便利ですね。
画面分割+フローティングウィンドウで合計3つのアプリの同時表示も可能です。
画面分割中のアプリの1つをフローティングウィンドウにするなんてことも可能です。
また対応アプリは限られていますが、1つのアプリを2画面表示できるものもありました。
例えばBooking.comアプリでは左に検索画面、右にその結果が表示されていましたよ。
様々な表示機能を使いこなすことができれば、OPPO Pad Airをパソコンライクに使えちゃいます。
目に優しいアイケア機能
快適な使い心地のOPPO Pad Airをついつい使い続けてしまうこともあるでしょう。
ただ、OPPO Pad Airにはアイケア機能が搭載されているのでちょっと安心です。
ディスプレイはTÜV Rheinlandの認証を受けておりブルーライト軽減のお墨付き。
また画面の明るさは周囲の環境に合わせて2,048段階で自動調節してくれます。
アイコンフォートモードを有効にすればブルーライトをさらに低減してくれるので、薄暗い部屋で使っても安心です。
OPPO Pad Airの動作性能をレビュー
つぎにOPPO Pad Airの動作性能を見ていきましょう。
自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホ・タブレットの動作性能を司るのがSoC(CPU)。
OPPO Pad Airには「Snapdragon 680」が搭載されております。
2021年10月にQualcommが発表した、6nmプロセスを採用したチップセットです。
公式サイト>>Snapdragon 680 4G
以前にレビューしたRedmi Note 11にも同じSoCが搭載されており、エントリーモデルのスマホながらも非常に快適な動作性能だったのが印象的でした。
AnTuTuベンチマークスコア
基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということになります。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.8の総合スコアは216,672点、GPUスコアは28,608点。
高めのスコアになるVer.9では総合スコアが250,949点、GPUスコアは38,118点という結果になりました。
2022年9月時点での最高スコアは100万点を超えている状況。
25万点前後だと、普段使いには困らない最低限のスコアということになります。
ネットサーフィンやLINE、SNS、動画視聴などの普段使いならサクサク軽快に動くのでストレスを感じることは殆どありません。
なおこちらのページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。
ちなみに他のベンチマークアプリのスコアは以下のとおりです。
Xiaomi Pad 5と動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないと思うので、ライバルタブレットのXiaomi Pad 5と動作性能を比較してみました。
なおXiaomi Pad 5はSnapdragon 860を搭載したミドルイハイモデルで、AnTuTuスコアは56万点を超えています。
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度チェックです。
情報量の多いYahoo!JAPANの表示に少し差があるものの、2倍以上のスコアの差を感じることはないでしょう。
リフレッシュレートが60Hzなのでヌルヌル感は負けますが、Twitterのスクロールも滑らか。
実際にOPPO Pad Airを使っていてストレスを感じることはありませんでした。動作性能は快適で、普段使いに困ることはないと思います。
重いゲームはグラフィック設定を下げる必要がある
大画面タブレットでゲームをしたいと思う人もいると思います。
普段使いに困らないOPPO Pad Airのゲーム性能はどれほどでしょうか?
実際に試してみたので紹介していきます。
まずカジュアルなゲームであれば快適に遊べました。
例えば、僕が大好きな「パズドラ」「モンスト」はプレイになんの支障もなし。
でかいからパズルがしにくい!っていうのは別の話なので置いておいて、どちらも普通に遊べます。
ただし、高いグラフィック性能が求められる重いゲームを快適にプレイするのは難しいかもしれません。
ゲーム性能のベンチマーク的な存在になっている原神をデフォルト設定(低/30FPS)で15分間遊んでみたところ、平均FPSは27.9でした。
続いて最高設定(最高/60FPS)で同じく15分間プレイした場合の平均FPSは16.8になります。
当ブログではゲームのFPS計測にPerfDogを使用しています。
iOS・Android端末でFPS値やバッテリー温度等を計測できるツールです。
15分間の無料使用ができるので、新しいスマホを購入してゲーム性能が気になる場合などに使ってみてください。企業・インフルエンサー向けの無料プラン(使用時間制限あり)も用意されていますよ。
公式サイト>>WeTest PerfDog
この結果から分かるとおり、OPPO Pad Airでも原神をプレイできますが、快適に遊ぶためにはグラフィック設定を下げる必要があります。
なお、発熱については気になるシチュエーションがそんなにありませんでした。
原神を最高設定で遊んでいる時の本体温度は40℃前後。
多少ホカホカしてはいるものの、持っていられないほどではありません。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度のテストもしてみました。
RAMを4GBしか搭載していない割には、なかなか良いスコア。読み込み速度が特に早いですね。
ただストレージ容量が64GBしかないのは寂しいポイント。
システム領域に14GB使うので実際に保存可能なのは50GBくらいしかありません。
原神をインストールしたらすぐにパツパツになってしまいました・・・。
写真をいっぱい撮影したり、数多くのアプリを入れるとすぐにいっぱいになってしまいます。
幸いMicro SDカード(最大512GB)を搭載できるので、積極的に活用したいところです。
メモリ拡張機能に対応
OPPO Pad Airには使わないストレージの一部を最大3GB分の仮想メモリにする機能が搭載されております。
RAMもROMも容量が少ないのでメモリ拡張機能があるのは意外。
おそらくパソコンと同じように、この機能で動作が速くなることはないでしょうが、元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心です。
またバッテリー設定の中に「高パフォーマンスモード」も搭載されております。
OPPO Pad Airの動作性能を高めてくれる機能のようですが、体感できるほどの違いを感じることはできませんでした。AnTuTuベンチマークのスコアも微増程度。
OPPO Pad Airを使っていくうちに動作がモッサリしてきたなーと感じたら、RAM拡張機能や高パフォーマンスモードを有効化してあげると良いかもしれません。
キーボード・マウスを接続して使える
OPPO Pad AirにBluetoothキーボード・マウスを接続して、ちょっとしたノートパソコン代わりに使おうとしている人がいるかもしれませんね。
実際に試してみたところ、意外と使えちゃいます笑
と言っても、ごく簡単な事務作業向けって感じかな?
そもそもタブレット向けの表示になっていますがネットサーフィンは殆どパソコンと変わらず快適。
文字入力も問題ありません。
画面分割やフローティングウィンドウはタッチ操作よりもマウス操作のほうが向いてるかもしれません。ちょっとパソコンっぽい笑
もちろん完璧にノートパソコン代わりになるかと言えば、絶対にそんなことはありません。
ただ、ちょっと長めのメールを返したいなーとか、パソコンを起動させるまでもないけど軽い作業がしたい!っていう時にあると便利だとは思います。
OPPO Pad Airのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
OPPO Pad Airのバッテリー容量は7,000mAhとスペック的には超大容量。ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
PCMarkバッテリーテスト
OPPO Pad Airのバッテリーは長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしました。
PC Markは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる結果だと思っています。
結果画面をお見せしたいところだったんですが、何度やってもリザルト表示されずにエラーになってしまうので、検証前後のスクショで結果をお知らせいたします。
バッテリー残量100%から20%になるまでの時間は14時間24分。
タブレットとしては素晴らしい結果。動作性能とバッテリーもちのバランスが優秀なんだと思います。
タブレットはスマホと違って1日の使用時間が限られていいますからね。
おそらく通常利用なら1週間くらい充電しなくても使い続けられると思います。
なおこちらのページで、これまでにレビューしたスマホのPCMarkスコアをランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。
18W急速充電に対応
大容量バッテリーを搭載している弊害は充電時間が長くなってしまうこと。急速充電規格に対応していなければ、いつまで経っても充電が終わらないなんてこともあり得ます。
この点OPPO Pad Airは18W急速充電に対応していました。
実際にUSB-Cの急速充電器で充電してみたところ、15%からフル充電までにかかった時間は約2時間30分。
爆速ってほどでもないですが、7,000mAhのバッテリー容量の割にはそれなりに早いと言って良いでしょう。
残念ながらOPPO Pad Airには充電器・充電ケーブルが付属していないので、自分で購入する必要があります。
また、どの急速充電規格に対応しているのか不明ですが、僕が試したところUSB Type-C Power Deliveryの18W充電には対応しているようでした。
OPPO Pad Airを実機レビュー
最後に動作性能・バッテリー性能以外の部分で気になったポイントをレビューしていきます。
OSはColorOS 12を搭載
OPPO Pad AirにはAndroid12をカスタムしたOPPO製「ColorOS」の2022年最新バージョン12がプリインストールされていました。
以前のColor OSの評判はあまり良くなかったのですが、Ver.7あたりから使いやすくなったとのこと。実際に使っていても特に不便だなと感じるポイントはありません。
カスタムOSと言っても癖がなく、分かりやすくて良い感じです。
メーカーによってOSは様々で、人によって使いやすい・使いにくいがあるとは思いますが、最終的には「慣れ」。
長く使っていけば自分が使いやすいようになっていくので神経質になることはありません。
カスタマイズ性もそれなりに高いので、自分好みのデザインにもできます。
アプリクローンに対応
海外スマホによく搭載されているデュアルアプリ機能がOPPO Pad Airにもありました。
OPPOでは「アプリクローン」と呼ばれている機能です。
アプリを複製することができる機能で、例えばLINEを複製すれば、1台のスマホで仕事用とプライベート用のアカウントを使うことが可能。
全てのアプリに対応しているわけではないようですが、サブアカ運用が1台のスマホでできちゃうのは便利です。
生体認証は顔認証のみ
OPPO Pad Airの生体認証はインカメラを利用した簡易的な顔認証のみ。
反応はそれなりによく、殆どロック画面が表示されずにホーム画面に遷移してくれました。
スマホだったら指紋認証と顔認証どちらにも対応していて欲しいですが、タブレットは家で使うことが多いと思うので顔認証だけで十分かもしれませんね。
カメラ性能はちょっとした記録用
OPPO Pad Airは800万画素のメインカメラを1つ搭載しております。
明るい場面ならそれなりに撮影できますが画質はまずまずと言ったところ。
何となく全体的にモヤっとしています。
室内で撮影すると明るさ不足に陥るようでピントが合いにくい印象。
ソフトウェア処理によるポートレートモードもありました。被写体と背景の切り分けはなかなか上手です。
メインで使うカメラにはなり得ませんが、ちょっとした記録用としてなら使えそうです。
500万画素のインカメラも搭載。これも画質的にはイマイチ・・・。
インカメラは主にZoomなどのWeb会議用だと思うのですが、積極的に使いたくはないかな?黒いマスクを着用すると全体的に白飛びしちゃってました笑
1つ良いなーと思ったポイントは、横持ちした時にインカメラが中央にくること。
例えばXiaomi Pad 5ではインカメラが側面にきてしまうので、ディスプレイと正対した場合にどこ向いてるの?ってなってしまいます。
画質的にはイマイチなんですが、ウェブカメラを違和感なく使えるのはOPPO Pad Airの強みです。
Dolby Atmos対応のスピーカーが高音質!
OPPO Pad AirにはDolby Atmosに対応した4つのスピーカーを搭載しています。
このスピーカー音質がめちゃくちゃ良かったです。
個人的にOPPO Pad Airで1番のおすすめポイントだと思っています。
実際にXiaomi Pad 5との音質を比較してみたので、以下の動画を参考にしてください。
どちらもDolby Atmosに対応しているので音質は良好。
OPPO Pad Airは音の広がりを強く感じるDolby Atmosらしい雰囲気で音がキラキラしています。一方、Xiaomi Pad 5は力強い低音に特徴がありました。
音楽を聴くのもちろんですが、臨場感があるので動画視聴の時に活躍してくれますよ。
BluetoothコーデックはLDACに対応
OPPO Pad Airには残念ながらイヤホンジャックがないので、ワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
ゲームは遅延があると厳しいですが、音楽を聞いたり動画を見るくらいであれば十分ですからね。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際に接続してみたところ、以下のコーデックに対応していました。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:✕
- LDAC:○
- LHDC:✕
残念ながらaptX Adaptiveは非対応でしたが、LDACにはしっかり対応していました。
このためワイヤレスでもハイレゾ音源を楽しめます。
ただしAmazon Musicのストリーミング再生では「48kHz/24bit」の「JEITA定義ハイレゾ」になる点はご注意ください。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思います。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質のに拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
OPPO Pad Airのスペック/Xiaomi Pad 5と比較
OPPO Pad AirのスペックをXiaomi Pad 5と比較してみていきましょう。
OPPO Pad Air | Xiaomi Pad 5 | |
市場想定価格 | 37,800円 | 59,800円 |
サイズ | 245.1mm 154.8mm 6.9mm | 254.59mm 166.25mm 6.85mm |
重量 | 440g | 511g |
ディスプレイ | 10.3インチ 液晶 2,000×1,200 FHD+ 225ppi 360nit | 11インチ 液晶 2,560×1,600 WQHD+ 275ppi 500nit |
画面リフレッシュレート | 60Hz | 120Hz |
SoC(CPU) | Qualcomm Snapdragon 680 | Qualcomm Snapdragon 860 |
RAM/ROM | 4GB/64GB | 6GB/128GB 6GB/256GB |
外部メモリ | microSD 最大512GB | 非対応 |
OS | ColorOS 12 based on Android 12 | MIUI 12.5 based on Android 11 |
バッテリー容量 | 7,100mAh | 8,270mAh |
急速充電 | 18W急速充電 | 不明 |
アウトカメラ | 800万画素 | 1,300万画素 |
インカメラ | 500万画素 | 800万画素 |
防塵防水 | なし | なし |
生体認証 | 顔認証 | 顔認証 |
スピーカー | ステレオ Dolby Atmos | ステレオ Dolby Atmos |
イヤホンジャック | なし | なし |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth Ver. | 5.1 | 5.0 |
衛星測位 | なし | なし |
公式サイト>>スペック
残念ながら防水防塵性能はありません。
また衛星測位にも対応していないので、カーナビ代わりにも使うことはできません。
まとめ:OPPO Pad Airのメリット・デメリット・評価
OPPO Pad Airを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
OPPO Pad Airを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・OPPO Glow採用 ・大きいのに薄くて軽い ・綺麗なディスプレイ ・Widevine L1 ・十分な動作性能 ・長持ちバッテリー ・スピーカー音質が良い | ・重いゲームは難しい ・ストレージ容量64GB ・60Hzディスプレイ ・カメラがおまけ程度 ・充電速度がほどほど ・防水性能なし ・衛星測位非対応 ・付属品なし |
評価
(4点/5点満点)
大画面ディスプレイを搭載していながら薄型・軽量で扱いやすいサイズ感。
ゲームをするには厳しいまでも普段使いには十分な動作性能、高画質のディスプレイ・高音質スピーカーで動画視聴などのエンタメをフルに楽しむことができます。
タブレットの使い道って大半はネットサーフィンや動画視聴なので、実はそこまで高い動作性能が必要なわけではありません。
このためOPPO Pad Airくらいのスペックがあれば十分満足できちゃいます。
ハイエンドモデルは高すぎて手が出ないけど何でもできるタブレットが欲しい!
こんなワガママに応えてくれる万能モデルがOPPO Pad Airだと思います。
LDAC(96kHz/24bit)対応なのに48kHz/24bitまでの出力なのですか?
なんじゃもんじゃさん
コメントありがとうございます!
Amazon Musicでの検証なのでSRCを回避できずダウンサンプリングされているだけかもしれません。
Android搭載端末には多い現象のようですね。ただ同じ環境で96kHz/24bitが表示されるスマホもありますし。
実はこの点、今後どうやってレビューしていこうか現在悩んでいる部分でした・・・。
どうすれば端末の性能を最大限活かせるのか検討してみます。
回答ありがとうございます。moraとかに無料ハイレゾ音源があるのでDLして試してみていただければ幸いです。
なんじゃもんじゃさん
すいません!うっかりしていました・・・。
OPPO Pad Airはレビュー用に貸与いただいていており、返却済みで実機では確認できませんでした。
失礼いたしました。ご質問にお答えできず大変申し訳ございません。
ただOPPO Pad Airと同様にLDAC対応なのに48kHz/24bit出力の端末(REDMAGIC 7)があったので、Amazon Musicのハイレゾ相当音源を「DL」してみたところ96kHz/24bit出力を確認できました。
このためOPPO Pad Airでもストリーミング再生じゃなければ96kHz/24bit出力できる可能性が高いと思います。
確定的なお答えではないので参考程度に留めて頂ければと存じます。
なんじゃもんじゃさんのおかげで今後のレビューでの検証方法が1つ増えました。
ありがとうございます。感謝申し上げます。
ありがとうございました。参考になりました。
iijmioのモバイルルーターとのセット販売品を購入しました。手持ちのハイレゾ音源でLDACで96kHz/24bit出力出来ました。自分はwebブラウジング、音楽再生がメインでゲームは一切やらないのでこの製品で十分です。
なんじゃもんじゃさん
ご報告ありがとうございます!
無事96kHz/24bit出力できたとのことで安心いたしました涙
本当に良かったです!