評価:(4点/5点満点)
お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
OPPO Pad SEをお借りしました。
2025年9月に発売されたライトユーザー向けタブレットです。
手頃な価格帯だけでも、似たようなスペックのタブレットが次々と登場し、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね・・・。
OPPO Pad SEは、そんなエントリークラスの中でもちょっぴり存在感のある1台。
お値段25,800円ながらも普段使いに十分な性能と扱いやすいサイズ感、そしてOPPOならではの安定した作りが魅力です。
本記事でOPPO Pad SEを実際に使ってみた様子をレビューするので、購入の参考にしてください。
| メリット | デメリット |
| ・手頃な価格 ・困らない動作性能 ・滑らか90Hz ・Widevine L1 ・長持ちバッテリー ・33W急速充電 ・ステレオスピーカー |
・重いゲームは向かない ・カメラはおまけ ・イヤホンジャックなし ・SDカード非対応 ・防水性能なし ・付属品なし |
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OPPO Pad SEのデザイン・サイズ・付属品をレビュー
まずはOPPO Pad SEの外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
OPPO Pad SEにカラーバリエーションはなく「シルバー」のみの1色展開。
上部のみ色合いが異なるツートン仕様です。
光沢の少ないなメタリックカラーなので指紋が目立たないのは嬉しいポイントですね。タブレットってスマホよりも指紋付きがち。うちの場合は子ども達が触るからか笑
OPPO Pad 2やOPPO Pad Neoと同じように上部中央に配置されたカメラレンズが特徴的かつ印象的です。
レンズの飛び出しは実測で1.5mmほど。配置された場所のおかげか、そこまでガタつきは気になりませんでした。
右側面にはスピーカーとUSB Type-Cポートを搭載。
左側面には電源ボタンとスピーカー。
上部には音量ボタンとマイクを搭載しておりました。
いわゆる中華タブレットって、どれも似たようなデザインになりがちなんですが、OPPO Pad SEは独自性があってすごく良いですね。見た目が素敵。
ただし、残念ながらカードスロットは搭載されておりませんのでご注意ください。SIMカードはもちろんmicroSDカードも利用不可です。
サイズ
OPPO Pad SEのサイズは255×166×7.4mm。
11インチタブレットとしては一般的なサイズ感だと思います。もう少し薄ければ良かったのになーとは思いました。OPPO Pad Neoがかなり薄型だったのでね。
重さは実測で533g。持ち歩き用でも苦になるほどではないでしょう。
付属品
OPPO Pad SEの付属品は以下の通りです。
- クイックガイド
- 安全ガイド(保証書付)
- 充電ケーブル
充電器はもちろん、ケースやフィルムも付いてないので、必要なら自分で用意する必要があります。
ちなみに公式サイトでは純正ケースも販売されていましたよ。
公式サイト>>OPPO Pad SE Case
OPPO Pad SEのディスプレイをレビュー
続いてタブレットの命とも言えるディスプレイ性能を見ていきましょう。
11インチ液晶ディスプレイ
OPPO Pad SEのディスプレイは11インチとビックサイズ。
ベゼル(縁)幅は均一で実測で約8mm。画面占有率85%と広い表示領域を確保しております。
もっと縁を狭くしたほうが広くなるんじゃないの?と思うかもしれませんが、このくらい幅があったほうが手持ちした時に干渉しなくて良いんですよ。
インカメラもベゼル内に搭載されているので邪魔になるものは何もありません。
大画面だとネットサーフィンが超快適。
電子書籍も読みやすいですよ。
スマホで漫画を読んでる人も多いと思いますが、文字がちっちゃくてキツいことありませんか?外出中はそのままでもいいとして、せめて家に帰ってきてからは大画面で読書を楽しみましょうよ。
電子書籍に特化したデバイスKindle(6インチ)と比較してもこのとおり。そりゃデカいほうが読み易いに決まってますからね。
もちろん動画視聴も。これこそタブレットを使う醍醐味ですね。この迫力はスマホでは味わえません。
視野角の広さも十分なので、ごろ寝タブレットとしても使えるでしょう。
なお、外で使う機会は少ないかもしれませんが、ディスプレイ輝度は500nitとスペック的にはそこそこ。暗くて何も見えないってことはないと思います。
画面の明るさ(輝度)は、使うシーンによって快適さが大きく変わります。下の一覧表を参考に、室内や屋外、それぞれの使い方に合った明るさかどうかもぜひチェックしてみてください。
| 輝度範囲(nits) | 使いやすい環境 | 視認性・補足 |
|---|---|---|
| 〜300 | 室内(暗め〜普通の照明) | 標準的な画面。室内利用には問題なし。 |
| 300〜500 | 室内(明るい部屋) | 明るめの室内でも見やすい。 |
| 500〜700 | 室内+屋外(曇天・日陰程度) | 屋外の日陰や曇天でも十分視認できる。 |
| 700〜1,000 | 屋外(晴天含む) | 晴天の屋外でもほぼ問題なく視認可能。 |
| 1,000以上 | 直射日光下(HDRにも強い) | 直射日光下でも画面がよく見える。HDRコンテンツ向け。 |
(表はスクロールできます)
画面解像度1,920×1,200
OPPO Pad SEの解像度はフルHDを超える1,920×1,200。
画質のクオリティは良好で何を表示してもめちゃくちゃ綺麗です。
- 207PPI
- 10億色
- 色域 98%
スペック的にも十分で、液晶パネルは黒色表現が弱くなりがちなんですが、夜景動画なんかでも綺麗に見れました。
僕は購入したままの状態で特に不満はありませんでしたが、色温度を好みに合わせて調節することも可能です。
リフレッシュレート90Hz対応
OPPO Pad SEの画面リフレッシュレートは90Hzに対応。
1秒間に最大90回書き換えてくれるので表示がヌルヌルと滑らかになります。
スマホでもリフレッシュレート120Hzに対応していることも多いので90Hzくらいじゃ驚かないかもしれませんが、大画面のタブレットこそ高駆動は活かされます。
スクロールなどがスムーズに動くことで体感的な動作性能が向上。
スペック以上にストレスなく快適に操作できると思います。
なおリフレッシュレートを「高」設定にしていても、ディスプレイに動きがない場合には「60Hz」に調整してくれました。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
OPPO Pad SEのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、OPPO Pad SEはストリーミングサービスで高画質視聴が可能です。
Widevine L1は、Googleが提供するDRM(デジタル著作権管理)の最高レベル規格で、4KやHDRなどの高品質動画を安全に配信するために使われます。ハードウェアレベルで暗号化・復号を行う専用チップを搭載し、不正コピーや無断視聴を強力に防止。下位規格としてL2やL3もあり、デバイスの性能や用途に応じて使い分けられます。
NetflixではHDR機能は非対応なもののFull HD再生可能。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでもHD 1080pで視聴可能。YouTubeでは「1440p60」まで設定できました。
大画面ディスプレイで高画質動画を視聴できるのはなんとも贅沢。しかもOPPO Pad SEはステレオスピーカーの音質も良いので、エンタメコンテンツの消費がバリバリ捗りますよ。
画面分割・フローティングウィンドウ
OPPO Pad SEには大画面ディスプレイを活かせる機能をしっかり搭載しております。
2つのアプリを同時に表示できる画面分割。
ディスプレイ上部から2本指でスッと下にスワイプすると起動できます。
アプリの左右入れ替えも簡単。こうなるとパソコンに近い操作感ですよね。
アプリを小さく表示し続けることができるフローティングウィンドウも便利です。小さくYouTubeを再生できるのはポイントが高い!
画面分割やフローティングウィンドウを使いこなすことができると、タブレットの使い道がグンッとが増えるので、購入したら積極的に使ってみましょう。
目に優しいアイケア機能
動画視聴や電子書籍が楽しくて、ついつい長時間使い続けてしまうこともありますよね。
そうなると心配なのは目。お目々に負担がかかってしまいそうです。
ただ、OPPO Pad SEにはアイケア機能が搭載されているのでちょっと安心です。
しかもOPPO Pad SEのディスプレイはTÜV Rheinlandの認証を受けておりブルーライト軽減のお墨付き。
アイコンフォートモードではブルーライトをカットし、「就寝モード」を有効にすることで、画面の色温度を自動的に調節してくれます。
OPPO Pad SEの基本性能・動作性能をレビュー
スマホやタブレットが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
タブレットの動作性能を司るのがSoC(CPU/GPU)。
OPPO Pad SEには「MediaTek Helio G100」が搭載されております。
MediaTek Helio G100は、2024年8月発売のミッドレンジ向け8コアSoCです。CPUは2つのCortex-A76(最大2.2GHz)と6つのCortex-A55(最大2.0GHz)で構成され、GPUはMali-G57 MC2を搭載。TSMCの6nmプロセス製造で、省電力と性能のバランスが良いです。メモリはLPDDR4X最大12GBに対応し、4G LTEモデム内蔵。大きな特徴は最大2億画素の高解像度カメラ対応で、格安スマホやタブレットに高画質カメラ搭載を可能にしています。日常使いやライトなゲームに適したコスパ重視チップです。
公式サイト>>MediaTek Helio G100
ライトユーザー向けのタブレットによく搭載されていたHelio G99の後継チップです。
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということになります。
最も有名なAnTuTuベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.10の総合スコアは435,456点、GPUスコアは66,126点でした。
2025年11月現在の最高スコアは280万点を超えている状況ですが、40万点だと普段使いで困らない最低限のスコアと言えます。
これまでレビューしてきたスマホで例えるなら、以下のエントリーモデルと同程度です。
- OPPO A3 5G:437,415
- Redemi 12 5G:414,955
- OPPO A79 5G:390,417
稀にモッサリしちゃうこともありつつ、ネットサーフィン・SNS・メール・動画視聴・電子書籍なんかは快適。
リフレッシュレートが最大90Hzに対応していることもあって、高駆動対応アプリに限っては体感的なヌルサク感も強いです。
以下のページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますのでチェックしてください。
AnTuTu以外のベンチマークアプリでもスコア計測してみたので参考にご覧ください。
3DMarkの結果を見て分かるとおり、ゲーム性能は高くありません・・・。
将棋やオセロ、麻雀、パズルのような軽いゲームであれば支障なくプレイできますが、原神のような重いゲームを快適にプレイできるわけではないのでご注意ください。
発熱は気にならない
スマホやタブレットによってはゲームなどで高い負荷がかかると発熱等の影響で性能が落ちてしまうことがありますが、OPPO Pad SEはそこまで酷くありませんでした。
AnTuTuベンチマークを4回連続で実行しても、スコアは超安定しています。
長時間負荷をかけるような使い方をすることもないと思いますが、発熱や動作性能の低下で悩まされることはないでしょう。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度もテストしてみました。
読み込み・書き込みどちらもなかなかのスコア。スペック以上に良い感じでした。
ただRAMが4GBしか搭載されていないのが気になるポイント。複数のアプリを同時に使っているとモタつく場面が出てくるかもしれません。
ストレージ容量は128GB。システム等に14GBほど使うので実際に保存できるのは110GBになります。
残念ながらmicroSDカードは搭載できませんが、Google DriveやGoogle Photo等のオンラインストレージを活用することで容量不足を解消できます。
またUSB-C用のカードリーダーもあるので、Micro SDカード等を利用したい場合には別途購入しても良いでしょう。
特別な設定をすることなく、装着するだけですぐに認識してくれましたよ。
Amazon>>USB-Cカードリーダー
高パフォーマンスモードのベンチマークスコア
OPPO Pad SEはバッテリー設定から「高パフォーマンスモード」を選択可能。ゲーム時のパフォーマンス設定ではなく、通常利用時の動作性能を向上させてくれる機能ですね。
試しにAnTuTuベンチマークで計測してみたんですが、残念ながら大きな変化はありませんでした。
バッテリー消耗が早くなってしまうようなので、積極的に使う必要はないかもしれませんね。
メモリ拡張機能を搭載
さらにOPPO Pad SEには使わないストレージの最大4GB分を仮想メモリにする「メモリ拡張」機能も搭載されています。
もちろん標準RAMと同等の性能があるわけではなく、パソコンの仮想メモリなんかと同じように極端に動作が速くなることはないと思います。
それでも、僅かでも快適に使えるのであれば有効にしない手はありません。
元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心ですからね。
OPPO Pad SEのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
続いてOPPO Pad SEのバッテリー性能をチェックです。
充電速度はもちろん、バッテリー持ちの良し悪しも重要なポイント。
1度の充電でなるべく長時間使える方が嬉しいですよね。
PCMarkバッテリーテストのスコア
OPPO Pad SEはスペック上では9,340mAhと超大容量バッテリー搭載。もはやモバイルバッテリー並みの容量ですね。
ただいくら容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこでPCMarkというベンチマークアプリでバッテリー持ちを検証してみました。
PCMarkは実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているため、それなりに信頼できる結果だと思っています。
画面の明るさを50%固定、リフレッシュレートを「高」にして計測した結果が以下のとおり。
高駆動設定ながらも17時間22分と優秀な結果になりました。
タブレットはスマホと違って1日の使用時間が限られているので、通常利用なら1週間くらい充電しなくても使い続けられると思います。
なおこちらのページで、これまでにレビューしたスマホのPCMarkスコアをランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
PCMarkのスコアじゃピンとこない人もいると思うので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
まずAmazon Musicでストリーミング音楽を1時間聴いた結果、バッテリー消耗は1%。
YouTubeで動画(1080P/60fps)を1時間視聴した結果、バッテリー消耗6%。
24時間一切触らずに放置でバッテリー消耗は2%でした。
それぞれの結果をまとめると次のとおり。
| 使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
| 音楽再生 1時間 | 1% | 約100時間 |
| 動画再生 1時間 | 6% | 約16時間 |
| 24時間放置 | 2% | 約50日間 |
音楽再生・動画再生ともにスペック以上結果になりました。
PCMarkの結果から見ても、OPPO Pad SEのバッテリー持ちは優秀と評価できます。
なお搭載された「スマートパワーセービング」を有効にすると、理論上の待機時間が最大800日になるそうです笑
この他、バッテリー劣化を防止する設定項目も用意されているので、少しでもバッテリー寿命が長くなるように調整してあげましょう。
33W急速充電に対応
バッテリー持ちが優秀なOPPO Pad SEは充電速度も良い感じ。33W急速充電(SUPERVOOC 33W)に対応しております。
実際にバッテリー残量20%からフル充電までにかかった時間は1時間25分。
普通に時間かかるじゃん?と思ったかもしれませんが、バッテリー容量9,340mAhとしてはかなり早いと思います。
なお残念ながらOPPO Pad SEには充電器が付属していません。
充電速度を最大限活かすためには対応充電器を自分で購入する必要があります。
公式サイト>>SUPERVOOC 80W 急速充電アダプター
せっかくの急速充電に加えて、ライトユーザー向けのタブレットなので充電器だけは付属して欲しかったですね。
なお今回の検証は手持ちの「OPPO SUPERVOOC 80W 急速充電アダプター」を使用しています。
OPPO Pad SEの基本機能・操作性をレビュー
ここからはOPPO Pad SEのディスプレイ・動作性能・バッテリー性能以外のところを実機レビューしていきます。
OSはColorOS 15を搭載
OPPO Pad SEにはAndroid 15をカスタムしたOPPO製「ColorOS」のバージョン15がプリインストールされていました。
残念ながらアップデート保証については公表されていないので分かりませんが、システム劣化防止機能があるので、なるべく長期間対応して欲しいところです・・・。
ちなみにOPPO共通の基準は以下の通りになります。
- セキュリティアップデート:初出荷日から3年間
- OSアップグレード:最低1回以上
以前ColorOSの評判はあまり良くなかったのですが、実際に使ってみても特に不便だなと感じるポイントはありません。
シンプルで可愛らしいデザインやUIは個人的に好みです。
起動中のアプリを一括終了するボタンの場所等、ピュアAndroidにはない使い勝手が良くなる機能がカスタムOSの特長になります。
お子さん向けにキッズモードに切り替えることもできますよ。
利用可能なアプリや使用時間を細かく設定可能です。
メーカーによってOSは様々で、人によって使いやすい・使いにくいがあるとは思いますが、最終的には「慣れ」です。
どんなOSも長く使っていけば自分が使いやすいようになるので神経質になることはありませんよ。
デュアルアプリ対応
OPPO Pad SEには1つのアプリを複製できるデュアルアプリ(アプリクローン)機能があります。
対応アプリで機能を有効にすれば、アプリの複製が可能に。例えばLINEアプリが2つ作れるので、アカウントを2つ使い分けることができちゃいます。
なお、残念ながらマルチユーザー機能は見つけることができませんでした。
簡単にiPhoneとデータ共有できる
OPPOのスマホは他社メーカーよりもiPhoneとの親和性が高いです。
その1つがO+ Connect。iPhonenにインストールすると、OPPO製品とのデータ共有が簡単にできます。
OPPO Pad SEからiPhoneにデータを送るのも、iPhoneからOPPO Pad SEにデータを送るのも簡単にできちゃいます。
日本は特にiPhoneユーザーが多いので、iPhoneとの親和性の高さがOPPO製品を使うメリットの1つだと思います。
OPPO AI搭載
OPPO Pad SEには画像編集はもちろん、独自のAI機能がしっかり搭載されております。
AIによる文書作成・ライティングも便利ですが、普段使いで重宝するのは、長文記事でもサクッと要約してくれるAIサマリーが優秀。
もちろん、Google純正のAIアシスタント「Gemini」も使えますよ。
もはやChatGPTのような生成AIを使うのが当たり前になってきていますよね。
性能が頭打ちになってきたスマホ・タブレットの差別化は「AI機能」の充実なのかもしれません。
2025年時点ではGoogleが一歩先を進んでるような状況ですが、すぐに他社も追いついて独自のAI機能を搭載していくと思います。
Xiaomi製品のAIもなかなか良い感じです。
O Care保証サービス対象製品
OPPO Pad SEはOPPOの独自保証サービス「O Care」の対象製品です。
公式サイト>>O Care
メーカー修理保証(1年目)終了以降、保証期間内に故障等があった場合には「端末交換」か「宅配修理」のどちらかの利用が可能になります。
料金はプランによって異なり、以下のとおりです。
保証対象範囲は自然故障に限らず、画面破損や盗難にまで及びます。
- 画面破損
- 外観破損
- 故障
- 全損
- 自然故障
- 盗難
加入中に年1回まで履行可能で、自己負担金5,000円で端末交換してくれるのが超嬉しいポイント。宅配修理の場合には自己負担金はなく無料です。
料金は発生するものの、保証内容はかなり手厚め。
これまでにスマホやタブレットを壊してしまった経験がある人は、加入しても良いかもしれませんね。
公式サイト>>O Care
- 対象機種の購入から21日以内の加入が必要
- 携帯キャリア(MNO)モデルは対象外
カメラ性能はちょっとした記録用
OPPO Pad SEは500万画素のメインカメラを1つ搭載しております。
明るい場面ならそれなりに撮影できますが画質はまずまずと言ったところ。
ちょっとしたメモ程度なら使えるものの、バリバリ撮影するには性能不足。
写真撮影は素直にスマホに任せましょう。
インカメラもメインカメラと同じ500万画素。
こちらも全体的にモヤッとしてるので、ちょっとしたビデオ通話になら使えると思いますが、テレワークで使うには心許ないかもしれません。
ステレオスピーカー搭載
OPPO Pad SEは左右に2つずつ、合計4つのクアッドスピーカー仕様。横持ちで使えばしっかりステレオサウンドになります。
左右のバランスもよく、音質もクリアで優秀。決して大きくはないものの低音域もポコっと感じることができました。
サクッと音楽を聴いたり動画を楽しむ程度であれば十分なクオリティ。モノラルスピーカーに比べると、音の広がりや臨場感は明らかに優れてます。
BluetoothコーデックはLDACに対応
OPPO Pad SEには残念ながらイヤホンジャックがないので、ワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
ゲームは遅延があると厳しいですが、音楽を聞いたり動画を見るくらいであれば十分ですからね。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際に接続してみたところ、以下のコーデックに対応していました。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:✕
- LDAC:○
- LHDC:✕
残念ながらaptX Adaptive・LHDCには非対応でしたが、LDACには対応しているので、無線でもハイレゾ相当の音質が楽しめます。
またAmazon Musicのストリーミング再生では「96kHz/24bit」の、日本オーディオ協会が求める純然たるハイレゾ表示になっていました。
とは言え、Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分からないので疑わしい場合はストリーミング再生ではなく、曲をダウンロードした方が良いでしょう。
顔認証でロック解除
OPPO Pad SEはインカメラによる顔認証に対応しています。
反応はそこそこ良好で、僅かにロック画面が表示されるものの顔が入ればすぐにロック解除されます。
解除後にロック画面に留まるか、ホーム画面に移動するか、好みの方式を選択できますよ。
OPPO Pad SEのスペック・仕様
OPPO Pad SEのスペック・仕様は以下のとおりです。
参考に以前レビューしたOPPO Pad Neoのスペックも並べて掲載しております。
| OPPO Pad SE | OPPO Pad Neo | |
| 市場想定価格 | 25,800円 | 44,800円 |
| サイズ | 255mm 166mm 7.4mm |
255mm 188mm 6.9mm |
| 重量 | 530g | 538g |
| ディスプレイ | 11インチ 液晶 1,920×1,200 207ppi 500nit |
11.4インチ 液晶 2,408×1,720 260ppi 400nit |
| 画面リフレッシュレート | 最大90Hz | 最大90Hz |
| SoC(CPU) | MediaTek Helio G100 |
MediaTek Helio G99 |
| RAM/ROM | 4GB/128GB | 6GB/128GB |
| 外部メモリ | 非対応 | microSD 最大1TB |
| OS | ColorOS 15 based on Android 15 |
ColorOS 13 based on Android 13 |
| バッテリー容量 | 9,340mAh | 8,000mAh |
| 急速充電 | 33W急速充電 | 33W急速充電 |
| アウトカメラ | 500万画素 | 800万画素 |
| インカメラ | 500万画素 | 800万画素 |
| 防塵防水 | なし | なし |
| 生体認証 | 顔認証 | 顔認証 |
| スピーカー | ステレオ |
ステレオ Dolby Atmos |
| イヤホンジャック | なし | なし |
| Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ac |
| Bluetooth Ver. | 5.4 | 5.2 |
| 衛星測位 | Wi-Fi測位 | GPS BEIDOU GLONASS GALILEO |
公式サイト>>スペック
まとめ:OPPO Pad SEのメリット・デメリット・評価
OPPO Pad SEを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
OPPO Pad SEを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
| メリット | デメリット |
| ・手頃な価格 ・困らない動作性能 ・滑らか90Hz ・Widevine L1 ・長持ちバッテリー ・33W急速充電 ・ステレオスピーカー |
・重いゲームは向かない ・カメラはおまけ ・イヤホンジャックなし ・SDカード非対応 ・防水性能なし ・付属品なし |
評価
総合評価:(4点/5点満点)
OPPO Pad SEは、エントリーユーザー向けのタブレットとして非常にバランスの良い1台です。
普段使いに十分なパフォーマンスに加え、90Hzの滑らかなディスプレイ、ステレオスピーカー、33W急速充電と、価格以上に「使い心地」を重視した設計が光ります。
Widevine L1対応で動画視聴タブレットとしても優秀で、長時間の利用でもバッテリーがしっかり持つ点も魅力です。
もちろん、重いゲームには向かない、カメラ性能は控えめ、イヤホンジャックやSDカードに非対応など、割り切りポイントもあります。
しかし、この価格帯は似たようなスペックの製品が多い中で、OPPOならではの完成度と安定感は大きなアドバンテージ。
実際に触れてみて「多少高くてもOPPOを選びたい」と思わせてくれる作りの良さがあります。
OPPO Pad SEは、初めてのタブレットや、動画視聴・ネット閲覧・学習用に安心して使える1台が欲しい人におすすめです。



















































































































