いまいちワクワクしない・・・。
Google Pixel Stand(第2世代)を購入しました。
Google純正のワイヤレス充電スタンドです。
税込み9,570円とかなり強気な価格設定ですが、果たしてどれほどの性能なのか?
実際に使ってみた様子を本記事でレビューしていきます。
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Google Pixel Stand(第2世代)のデザイン・付属品
デザイン
Google Pixel Stand(第2世代)にはカラーバリエーションはなくホワイト1色。TPU・ポリカーボネート製で光沢のないマットな色合いです。
台座部分に小さなLEDランプが搭載されています。充電開始時に白で点灯し、正確に充電できていない時はオレンジに点灯します。
小さすぎてイマイチよく分かりませんが・・・。
背面にはUSB-Cポート。
底面には性能や各種認証が印字されております。
サイズは82mm×71.6mm×113.9mmで想像よりもコンパクトな印象。
Google Pixel 6 Pro、iPhone 12 miniを置いてみた様子がこちら。サイズ感の参考になりますでしょうか。
重さは実測で264g。持ち運んで使う人は殆どいないと思いますが、けっこうズッシリしています。
ちなみにGoogle Storeの技術仕様には71gと記載されていましたが完全に誤記だと思います。
Google Pixel Stand(第2世代)の重量。
Google Storeの技術仕様には71gと記載されていますが実際は265gくらいあります?
71gは付属してるUSB-C充電器の方ですね!#Google #GooglePixel6 #GooglePixel6Pro pic.twitter.com/rhAmU9HSUo
— ちびめがね@レビューブログ (@chibimegane_rv) December 23, 2021
付属品
Google Pixel Stand(第2世代)の付属品は以下のとおり。
- クイックスタートガイド
- USB-C充電器
- USB-Cケーブル
ケーブルはUSB-C to Cのタイプで長さ1.5mとそこそこ長め。
充電器は単体でも購入可能な「Google 30W USB-C 充電器」です。
コンパクトなサイズ感ながらも30W急速充電可能なハイパワーモデル。
実際にGoogle Pixel 6 Proに使ってみたところ、30Wにまでは及ばないものの25W程度で充電できていました。スマホの急速充電は18Wのものが多いのでけっこう強力です。
Google Pixel Stand(第2世代)の充電速度・性能をレビュー
Google Pixel Stand(第2世代)の充電速度・性能はどれほどなのか?実際に使ってみた様子を紹介していきます。
Pixel 6 Proを最大23Wで充電可能!
Google Pixel Stand(第2世代)は、ワイヤレスにもかかわらずPixel 6シリーズを有線充電にも負けないくらいハイパワーで充電できる点が最大のメリットです。
- Pixel 6:最大21W
- Pixel 6 Pro:最大23W
発売当初はPixel 6シリーズが急速充電に対応しておらず、実際にPixel 6 Proを充電している時の出力を計測してみたところ7W程度での充電に・・・。
全くPixel Stand(第2世代)のメリットが活かしきれない状態でした。
その後、2022年1月15日頃からPixel 6シリーズ向けシステムアップデートの配信開始。
私のPixel 6 Proにもアプデが降ってきました?#Pixel6 #Pixel6Pro pic.twitter.com/ji8c7JaeER
— ちびめがね@格安SIM・格安スマホ (@chibimegane_lm) January 15, 2022
ついに本来の速度で充電できるようになりました。
実際にPixel 6 Proを充電している時に電力を計測した結果は以下のとおり。日や時間を変えて何度か計測してみましたが、しっかり急速充電できています。
計測の数値はスペック上の23Wを超えていますが、Pixel Stand(第2世代)へ給電される時にロスする電力があるものと思われます。
Pixel 6 Proをバッテリー残量10%からフル充電するまでにかかった時間は約2時間半。
充電モードを「最大」にしてこの結果なので、性能的には普通と言ったところですね笑
ずっと同じペースで充電されているわけではなく、80%くらいまではグンと早く充電されて、その後緩やかになっていくようです。
なお、付属のUSB-C充電器で有線充電した方が充電時間は短く、約2時間でフル充電可能でした。
ちなみに、他社製のワイヤレス充電器よりはPixel Standの方が早く充電できるはず。
例えば、僕が普段iPhone 12 miniに使っているAUKEY製のワイヤレス充電器を使ってみたところ最大でも15W前後での充電に留まりますからね。
有線充電とそれほど変わらない速度で充電できるので、それならPixel Standを使った方がいいじゃん!と思いました。
Qi対応デバイスも充電可能
もちろんGoogle Pixel Stand(第2世代)は、Pixel 6シリーズでなくてもワイヤレス充電規格Qi(チー)に対応しているデバイスであれば置くだけ充電が可能です。
充電速度はデバイスによって異なりますが、最大15Wまで出力が可能とのこと。iPhone 12 miniに使った時は5W程度での充電になっていました。
またワイヤレス充電に対応した歴代のPixelシリーズにももちろん使えますが、最大10W出力止まりのようです。
充電可能エリアは2箇所
Google Pixel Stand(第2世代)は上部・下部2箇所に充電用のコイルが搭載されているようです。
下部にも充電可能エリアがあることで、ワイヤレスイヤホンのような小さなデバイスでもPixel Standに置くだけで充電可能に。
台座に窪みがあるので自立できない形状のデバイスでも問題なく充電できると思います。
その反面、充電可能エリアが全面にないデメリットもありました。
Pixel 6 Proを横置きで充電できません。このため、横置きで動画を見ながらの充電が不可能に・・・。
またデバイスのサイズによっては縦置きでは充電できず、強制的に横置きにしなければならないものもあるでしょう。例えばiPhone 12 miniはまさにそうなります。
ワイヤレス充電器・充電スタンドにはよくあることなのでPixel Standに限った話ではないのですが、充電可能エリアがシビアなのでご注意ください。
それにしてもPixel 6 Proを横置きで充電できないは、ちょっとうーん・・・。
仮にも同じGoogle製品なんですけどね?
Google Pixel Stand(第2世代)の機能をレビュー
Google Pixel Stand(第2世代)はワイヤレス充電スタンドなので、置くだけ充電できる点が最大の魅力ですが、その他にも便利な機能が搭載されています。
やはりGoogle Pixelシリーズとの連携が特徴的。
- 暗い場所で画面をOFF
- ドッキング中に自動サイレントモード
- フォトフレーム
- 音声アシスタントの操作
- めざましディスプレイ
- スマートホームの操作
- 充電モードの切り替え
これらの機能がPixelシリーズでは使えるようになります。
初めてGoogle Pixel Stand(第2世代)でPixelシリーズを充電するとセットアップ画面が表示され、1つずつ設定していくことが可能です。
なお設定した項目は、設定アプリの「接続済みデバイス」から変更することもできます。
実際に使っていて特に気に入ってる機能をピックアップして紹介していきます。
フォトフレーム
Google Pixel Stand(第2世代)にPixelスマホをセットすると、置き時計のように時計が表示されます。
ちなみにこれは「時間と情報を常に表示」(常時オンディスプレイ)を無効にしていても、自動的に表示される特別な機能です。
さらにそれだけではなく、紐付けされたGoogleアカウントのGoogleフォトに保存されている写真も表示可能です。特定のフォルダを指定すればお気に入りの写真がフォトフレームのように次々表示されるようになります。
僕はGoogleフォトに保存している子ども達の写真を全て表示するように設定しました。
小さい頃の懐かしい写真が表示されるので、ついつい見入ってしまいますね。
ホームデバイスを操作
充電中に画面をタッチすると、Google Homeに登録してあるスマートホーム家電を操作可能です。
最大4つまで登録可能で、操作できるのは電気・ライト系と空調関連デバイスに限定されているようでした。わざわざロックを解除しなくても操作できるので重宝しています。
充電モードの切り替え
Google Pixel Stand(第2世代)には3つの充電モードがあります。
- 最適化(デフォルト)
- 最大
- 静音
通常は「最適化」を選択しておけば、バッテリーの状況などに合わせて出力を調整してくれるので問題ありません。
ただ、できるだけ早く充電して欲しい!という場面もありますよね?そういう場合には画面をタップしてあげれば「最大化」と「静音」をスポット的に選択可能です。
冷却ファン搭載
Google Pixel Stand(第2世代)は充電中の発熱を抑える冷却ファンが搭載されています。本体下部と台座の隙間から風が送り込まれるようです。
排出された空気はスマホの背面を通って上部に流れていきます。ティッシュを当ててみたらヒラヒラ動いていました。
充電モードを「最大」に設定すると「ファァァァァ」とファンが回転する音がします。うるさく感じるほどではないですが、静かな部屋だと少し気になるかもしれません。
また、「静音」に設定するとファンの音はほとんど感じられなくなります。仕事中など気になって集中できない場合には一時的に「静音」にしても良いでしょう。
まとめ:Google Pixel Stand(第2世代)は買うべき?
Google Pixel Stand(第2世代)をレビューしました。
税込み9,570円。
付属の30W USB-C充電器の価格を差し引いたとしても5,610円と超高級品。
Pixel 6シリーズへのシステムアップデートで急速充電が可能になったものの、無理して購入するほどでもないかなー?というのが率直な感想です。
Pixelスマホとの親和性は高く、フォトフレームになったり、スマートホームデバイスが操作できたりと付加価値的な機能もありますが、多くの人は10,000円払ってまで使いたいとは思わないでしょう・・・。
もっと使っててワクワクしたり、Pixelスマホとの連携がヤバイ!って思わせるくらいにならないと厳しいと思います。
iPhoneやAirPodsなど、Pixelシリーズ以外の端末を充電した時にファンは動作しますか?
miyuさん
コメントありがとうございます。
Pixelシリーズ以外の端末でもファンは動作しています。
なお、Pixel Standは充電できる位置がかなりシビアです・・・。
ちょっとズレると充電できていないなんてこともありましたのでご注意くださいませ。