2022年5月13日に楽天モバイルが「Rakuten UN-LIMIT Ⅶ」を発表しました。
ざっくり変更点をまとめると以下のとおり。
内容 | UN-LIMIT Ⅵ | UN-LIMIT Ⅶ |
SPU倍率 | 楽天モバイルユーザーは+1倍 | 楽天モバイルユーザーは+2倍。ダイアモンド会員はさらに+1倍加算。(要エントリー) |
通話かけ放題 | 10分以内の通話無料 | 15分以内の通話無料 |
楽天グループサービスの特典 | なし | ・NBA Rakuten:44%OFF ・パ・リーグスペシャル:毎月50%還元 ・楽天ミュージック:20%OFF ・楽天マガジン:毎月30%還元 |
Rakuten Link | - | ・メッセージ削除機能 ・デスクトップ版提供 ・ミニアプリ・ゲーム機能追加 |
楽天メール(キャリアメール) | - | 7月1日サービス開始 |
公式サイト>>Rakuten UN-LIMIT Ⅶ
そして最大の変更点となったのが月額利用料。
0円/1GBが撤廃されて毎月最低でも1,078円(税込)かかるようになります。
これまで楽天モバイルを0円で利用していた人にとっては超衝撃的な発表に・・・。
ニュース等では楽天モバイルを解約して他社に乗り換える人が急増していると報じられておりました。
お申し込みの集中のため、本人確認、およびSIMカードや端末の発送に、現在、通常より長く時間がかかっています。お待ちになるお客様には大変ご迷惑をお掛けいたしますことを深くお詫びいたします。順次、本人確認や発送を行ってまいります。どうぞ今しばらくお待ちください。https://t.co/f5bN1YJHbL
— IIJmio (@iijmio) May 17, 2022
個人的には、解約や乗り換えをするにしても焦らなくて良いと思っています。
7月1日から急に1GB未満でも利用料が発生するわけではなく現行ユーザー向けの経過措置が4ヶ月あるからです。
本記事では、これまで楽天モバイルを0円で利用していた人向けに、料金を中心とした、用途別におすすめの乗り換え先を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
楽天モバイルの0円プランが終了することを知らない人もいると思います。
突然基本料が請求されたら驚いて怒ってしまうと思うので教えてあげてくださいね。
タップして読みたい場所へ
楽天モバイルを解約せずに使い続けるのはあり?
本記事の目的は、楽天モバイルを0円運用していたユーザーが、これまでと同様とにかく安く月額基本料を維持できる乗り換え先の検討することです。
ではそもそも、楽天モバイルを解約せずに使い続けるのは「あり」なんでしょうか。
現行ユーザー向けの経過措置が終了する11月1日移行、月額基本料は3GBまでで1,078円になります。
Rakuten UN-LIMIT Ⅶの月額基本料・データ通信量を基準にした比較表がこちら。
サービス名 | データ通信量 | 月額基本料 |
楽天モバイル | 3GB | 1,078円 |
LINEMO | 3GB | 990円 |
OCN モバイル ONE | 3GB | 990円 |
IIJmio | 4GB | 990円 |
イオンモバイル | 3GB | 1,078円 |
y.u mobile | 5GB | 1,070円 |
NUROモバイル | 3GB | 792円 |
NUROモバイル | 5GB | 990円 |
日本通信SIM | 3GB | 730円 |
HISモバイル | 3GB | 770円 |
主要サービスだけを比較しても楽天モバイルの月額基本料は決して安くないことが分かります。
もちろん楽天モバイルにはRakuten Linkアプリがあり、通話料・SMS送信料が無料になるので総合的に考えれば最も安いと言えるかもしれません。
ただ、何も考えずに楽天モバイルを使い続けるのは要注意。
料金プランが変更になる今のタイミングで、他社への乗り換えを検討しても良いでしょう。
特に注目したいのがLINEMO。
ソフトバンクと同じ回線を利用しているので通信速度が高速かつ安定しています。
同じ3GBをちょっと安く使えるというメリットもあるので、個人的には楽天モバイルを使い続けるくらいならLINEMOへの乗り換えをおすすめしたいところです。
しかも今ならミニプランが半年間 実質無料キャンペーンをやってるのでお得。
https://chibimegane.jp/linemo-mini-plan-6months/
公式サイト>>LINEMO
楽天モバイル0円運用ユーザーのパターン
「楽天モバイル0円運用」と言っても、様々なパターンがあります。
そもそも楽天モバイルをメインで使っている場合、毎月ギガを1GBに抑えるってかなり難しいですからね・・・。
このため、0円を維持するために工夫しているユーザーも多いはず。
僕の想像力が足りてなかったら申し訳ないですが、以下のパターンが考えられます。
- タダだからとりあえず契約した
- 楽天ポイント狙い
- サブ回線・バックアップ回線
- 音声通話専用回線
- 殆どWi-Fiに接続してる
- 基本0円でも時々1GB超えてた
あなたもこのうちのどれかに当てはまるんじゃないでしょうか?
楽天モバイルからの乗り換え先や解約は、これまでの使い方に併せて検討しましょう。
無料だからとりあえず契約した人向けの乗り換え先
- タダだからとりあえず契約しちゃおう
- 新規加入特典で楽天ポイントをGET!
- SPUが+1倍になるから契約しよう
このようなパターンで楽天モバイルを0円で使っていた人は素直に解約しましょう。
メインで使っている回線が別にあるはずなので、楽天モバイルがなくてもOK。
使い道がない人向けにおすすめの乗り換え先はありません。
どこに乗り換えたとしても料金がかかってしまい、無駄になっちゃいます。
今までありがとうございました!と心の中で叫んで解約手続きを進めてください。
解約のタイミングは8月までが良いでしょう。
9月になると実質無料になってしまうので、一旦1,078円を支払う必要がありますよ。
なお、期限ギリギリに解約しようと考えて居る人が多いと思うので、なるべく早く解約申込みをした方が良いと思います。
申込者が殺到して手続きに時間がかかる可能性がありますからね。
サブ回線・バックアップ回線で使ってた人におすすめ乗り換え先
- ギガが足りない時に1GB使っていた
- 2つ目のSNSアカウント用に使っていた
個人的にこれが賢い使い方かなーと思っていました。
サブ回線・バックアップ回線・保険用回線として楽天モバイルを0円運用していたパターンですね。
こういう場合におすすめなのは、auのオンライン専用プラン「povo 2.0」です。
ベースの月額基本料は0円で、自分に必要なデータ通信量をチャージ(トッピング)して利用するので、ランニングコストを安く済ませることができます。
月額基本料 | 0円 |
高速データ通信量 | 0GB |
0GB時の速度 | 128kbps |
通話料 | 22円/30秒 |
SMS送信 | 3.3円/通(70文字) |
トッピング一覧 | |
データ使い放題(24時間) | 330円/回 |
データ追加 1GB(7日間) | 390円/回 |
データ追加 3GB(30日間) | 990円/回 |
データ追加 20GB(30日間) | 2,700円/回 |
データ追加 60GB(60日間) | 6,490円/回 |
データ追加 150GB(180日間) | 12,980円/回 |
※全て税込み。この他コンテンツトッピングもあり。
ただし、180日間以上有料トッピングの購入がない場合、利用停止・契約解除になることがある点は注意が必要です。
つまり完全無料では利用できません。
最も安く済ませたいなら180日に1回「データ使い放題(24時間)」を購入することになるので、年間990円程度かかります。
また、何のトッピングもつけない状態では速度が128kbpsと使い物にならないので併せてご注意ください。
また仕様面にもpovoを選択するメリットがあります。
スマホに少し詳しい人ならご存知だと思いますが、楽天回線とau回線は使う上で重要なBandが共通しています。
このため楽天モバイルで使っていたスマホは基本的にpovoでも使えると考えて問題ありません。
実際にRakuten Hand 5GにpovoのeSIMを設定した様子はこちらの記事でレポートしているのでチェックしてください。
公式サイト>>povo 2.0
音声通話専用として使っていた人におすすめの乗り換え先
楽天モバイルはRakuten Linkアプリでの通話・SMSが無料になるので、通話専用回線として0円運用していた人もいますよね。
また、殆どWi-Fiに接続できる環境にいるために楽天モバイルを0円運用していた人もこのパターンになりそうです。
そうすると、Wi-Fiやデータ専用SIM等でギガはたっぷり確保できていると予想できるので、なるべく月額基本料と通話料を安くできる格安SIMに乗り換えるのが良いでしょう。
おすすめは日本通信SIMの「合理的シンプル290プラン」です。
なんと月額基本料が290円(税込)。
月額基本料 | 290円 |
データ通信量 | 1GB |
通話料 | 11円/30秒 |
SMS送信料 | 3円/通(70文字) |
eSIM | 対応 |
追加データ | 220円/1GB |
ベースの月額基本料が0円のpovo 2.0でも良いのですが、日本通信SIMなら通話料が半額になります。
毎月どのくらい音声通話をするのかによって変わってくるのでなんとも言えないですが、通話する時間が多い場合には日本通信SIMのほうが安くなるでしょう。
さらに日本通信SIMはeSIMに対応しているところも優秀。
例えば楽天モバイルをRakuten Handなどの楽天オリジナルスマホで使っていた人は、乗り換え先の最有力候補になりそうです。
また、月に70分間の無料通話ができるオプションもあり、月額+700円と格安です。
うーん・・・。
色々考えてしまうともはや「0円運用」関係ないじゃん!ってことにはなりますね笑
公式サイト>>合理的シンプル290
ちなみに楽天モバイルを0円運用していたものの、時々1GB超えてしまう人も中にはいたと思います。
楽天モバイルをメインにして、Wi-Fiを駆使しながら頑張って1GBに抑えようとしていたんでしょうかね?
この場合、やっぱり月1GBじゃ足りないわけです。
こういう人にも追加データが220円/1GBとかなり安いので、日本通信SIMがおすすめ。
データ通信量 | 月額基本料 |
1GB | 290円 |
2GB | 510円 |
3GB | 730円 |
なお、HISモバイルも月額290円プランがスタート。
月額基本料 | 290円 |
データ通信量 | 100MB |
通話料 | 9円/30秒 |
SMS送信料 | 3円/通(70文字) |
eSIM | 非対応 |
追加データ | 200円/1GB |
使えるギガの量が100MBとほぼないに等しいですが、通話料は9円/30秒と激安。
とにかく通話料を安く!と考えているならHISモバイルがおすすめです。
公式サイト>>自由自在290プラン
なお、日本通信SIMもHISモバイルもドコモ回線です。
国内で購入したスマホであれば問題なく使えると思いますが、心配な方は自分のスマホの対応Bandがドコモ回線で使えるか確認してから乗り換えるようにしましょう。
まとめ:楽天モバイルからの乗り換えは用途に合わせて!
楽天モバイルの0円運用が終わってしまうのは残念ですが、文句を言っても仕方ないのでどうするのか検討してみましょう。
どんな用途で使っていきたいのかを考えて乗り換え先を決めるのが重要です。
これは乗り換えだけではなく、SIM選びの基本と言えます。
利用用途 | 乗り換え先候補 | 月額 | 年額 |
用途なし 楽天ポイント狙い SPU狙い | 解約 | 0円 | 0円 |
サブ回線 バックアップ回線 保険用回線 | povo 2.0 | 0円 | 990円程度 |
通話用 Wi-Fi中心 時々1GB超えてた | 日本通信SIM HISモバイル | 290円+通話料 | 3,480円+通話料 |
ざっとこんな感じになりますかね?
もし他にもこんな乗り換え先があるよ!っていうアイディアがあったらコメント等で教えていただけると嬉しいです。