2022年7月現在、Redmi Note 11は公式サイトの楽天回線対応製品一覧に掲載されております。
XiaomiのRedmi Note 11を購入しました。
- 6.43インチ有機ELディスプレイ
- リフレッシュレート90Hz
- 5,000万画素メインカメラ+超広角+マクロ
- バッテリー容量5,000mAh
- 33W急速充電
- Snapdragon 680(AnTuTu30万点)
- ステレオスピーカー
普段使いに十分な機能・性能でありながら価格が24,800円と超手頃。
ゲーム性能を求めないライトユーザー・ミドルユーザーにおすすめのスマホです。
Redmi Note 11はSIMフリースマホなので、基本的にどこのキャリアでもSIMカードを装着すれば使えます。
公式サイトに掲載されている対応バンドを確認しても国内4キャリアの回線全てに対応しているようです。
- 【GSM】850,900,1800,1900
- 【WCDMA】B1,2,4,5,6,8,19
- 【LTE-FDD】B1,2,3,4,5,7,8,12,13,17,18,29,20,26,28,66
- 【LTE-TDD】38,40,41
ただし、楽天モバイルはバンドが対応していても使えないことが時々あります。また2022年3月現在、Redmi Note 11は楽天モバイルの動作確認済み端末に含まれていません。
公式サイト>>楽天回線対応製品
そこで実際に楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)のSIMカードをRedmi Note 11に挿入して動作確認をしてみましたので本記事でご紹介。
また、僕は国内4キャリア(MVNO含む)のSIMカードを持っていますので、全ての回線で使えるのか併せてチェックしています。
結論から言うと、楽天モバイルが正式に動作確認を行っている全ての項目を確認できたわけではありませんが、データ通信・音声通話・SMS・テザリング、いずれの用途でも利用できました。
本記事で紹介している検証結果は「楽天回線エリア」のものです。パートナー回線については未検証ですのでご注意ください。また、公式楽天回線対応端末ではないので不具合が生じてもサポートが受けられない可能性があります。
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Redmi Note 11に楽天モバイルのSIMカードをセット・APN設定
Redmi Note 11のカードスロットはSIMカード2枚+Micro SDカード(最大512GB)を装着できる万能タイプです。素晴らしい!
個人的に楽天モバイルはサブ回線として0円運用がおすすめだと思っています。このためRedmi Note 11はSIMカードを2枚装着できるのでバッチリです。
回線 | 用途 |
メイン回線 | データ通信専用回線として使う |
サブ回線(楽天モバイル) | ・メイン回線のギガがなくなった時に1GB使える ・Rakuten Linkで音声通話・SMSを無料で使う |
なお実際に2枚のSIMカードを装着してみたところ、しっかり2回線同時待ち受けになりましたよ。
それでは、Redmi Note 11に楽天モバイルのSIMカードをセットしていきます。
僕が試したのは楽天モバイルの物理SIMでeSIMではありません。そもそもRedmi Note 11はeSIM非対応のスマホなので必然的に物理SIM。
楽天モバイルのSIMカードを挿入するだけですぐに開通。自分でAPNの設定をする必要はなく自動設定でした。VoLTEマークもちゃんと表示されていますね。
僕の住んでいるエリアは楽天回線対応エリアなのでBand 3を掴んでいます。
エリアや時間帯によって変化する部分なので参考程度にしかなりませんが、通信速度も問題なく上り・下りとも遅くて困ることはないでしょう。
Redmi Note 11は特別な設定をする必要なく楽天モバイルのデータ通信が利用できます。
Redmi Note 11で楽天モバイルが使えるか実機検証
楽天回線を無事掴んでくれたので実際に使えるのかチェックしていきましょう。
データ通信が使えたとしても、楽天モバイルの場合はRakuten Linkが正常に動くかどうかが特に重要ですからね?
Rakuten Link(楽天リンク)で音声通話
楽天モバイルユーザーはRakuten Linkアプリでの音声通話は無料です。
Redmi Note 11で試してみたところ、発信・着信どちらも問題なく使えました。
通話中のネットワーク品質も「最適」表示がでているので問題ないようです。
Wi-Fi接続時のRakuten Linkの番号通知
1点注意したいのがWi-Fi接続時の音声通話の番号通知です。
特にXiaomiのスマホでは既知の問題なのだそうですが、Wi-Fi接続時にRakuten Linkで音声通話の発信・着信をすると「非通知」になる場合があります。簡単にまとめると以下のとおり。
発信 | 着信 | |
Wi-Fi 接続あり | 通話相手に自分の番号が表示されずに非通知になる | 通話相手の番号が表示されない |
Wi-Fi 接続なし | 通話相手に自分の番号が通知される | 通話相手の番号が表示される |
実際に試してみたところ、着信は問題ありませんでしたが、発信時に通話相手のスマホに「非通知」と表示されてしまいました。
残念ながら、Redmi Note 11をWi-Fiに接続した状態でRakuten Linkで発信すると、相手に非通知表示されてしまうことがあるようです。
なお、Wi-Fi接続時であってもRakuten Linkだけ強制的に楽天回線で利用するのが解決方法として有効です。
Rakuten Linkアプリ内の設定で「通話時に優先的にLTEに接続する」を有効にするのが1つ。
もう1つはアプリ設定内の「データ使用量を制限する」項目で「Wi-Fi」のチェックを外す方法です。
100%成功するか分かりませんが、気になる人は2つの方法を試してみてください。
Rakuten LinkでSMSの送信・受信
楽天モバイルユーザーはRakuten LinkでのSMS送受信も無料です。音声通話とSMSが無料ってやっぱり凄いですよね・・・。これがあるから楽天モバイルをおすすめできるんです。
Redmi Note 11でも、特に問題なくSMSの送受信ができました。
ちなみにRakuten Linkの初期設定で必要なSMS認証もしっかり通ります。この場合は「メッセージアプリ」での認証コード受信です。
楽天回線でのテザリング
楽天モバイルの月額基本料が上限3,278円(税込み)であることを活かして、テザリングで利用している人も多いのではないでしょうか?
Redmi Note 11でもテザリングをバッチリ使えます。
設定から「Wi-Fi アクセスポイント」を有効に。アクセスポイント名・パスワードもこの項目で確認できます。
あとは接続したいデバイスのWi-Fi設定で「Redmi Note 11」を探し、パスワードを入力すればOKです。
今回接続を試したのはiPad mini(第6世代)。
計測時は通信速度がいまいち伸びませんでしたが、タイミングによるものかと思います。
Redmi Note 11で全キャリアの回線を試してみました
Redmi Note 11は楽天モバイル(楽天回線)で問題なく使えることが分かったので、他キャリアの回線も使えるのかどうか念の為チェックしてみました。
今回使用したSIMカードはそれぞれ以下のとおりです。
- nuroモバイル(ドコモ回線)
- nuroモバイル(ソフトバンク回線)
- nuroモバイル(au回線)
それぞれ結果だけ紹介していきます。
なお、Redmi Note 11にはnuroモバイルのAPNが登録されていなかったので、SIMカードを装着した後にAPNを手動設定する必要がありました。
ドコモ回線
ソフトバンク回線
au回線
Redmi Note 11はどの回線でもデータ通信・音声通話・SMS問題なく使えます。メイン回線として何れかを利用して、サブ回線として楽天モバイルという使い方でも問題なさそうです。
楽天モバイルの特徴・メリットを解説
楽天モバイルが提供しているキャリアサービスRakuten UN-LIMITの特徴・メリットを確認していきましょう。
- 楽天回線はデータ使い放題
- エリア外でも5GBまで速度制限なし
- 速度制限になっても1Mbps
- 5G回線が無料で使える
- 契約事務手数料等が無料
- 通話料・SMS利用料が無料
- 他社(MNO)よりお得
楽天回線はデータ使い放題
他社(MNO)の大容量プランでは、速度制限なく使えるデータ通信量(ギガ)が多いので気にする必要がほとんどありません。
それはRakuten UN-LIMITでも同様。楽天回線提供エリアではデータ使い放題です。
いくらギガを消費しても、通信速度に制限がかかることがないので安心。
しかも月額基本料も最大3,278円。
100GB使っても、200GB使っても月額基本料が高くなってしまうことはありません。
エリア外でも5GBまで速度制限なし
データ使い放題なのは楽天回線提供エリアのみ。
少しずつ広がってきたとは言え、残念ながら楽天回線提供エリアは限定されています。
公式サイト>>楽天回線エリア
楽天回線エリア外では使えないのかと言うと、そうではなく、パートナー回線(au回線・プラチナバンド)を利用することになります。
ただし、高速データ通信が利用できるのは5GB/月まで。超過後は速度制限にかかってしまいます。
速度制限になっても1Mbps
パートナー回線でデータ通信量(ギガ)を5GB消費すると通信速度に制限がかかります。
しかし、Rakuten UN-LIMITでは速度制限後でも1Mbpsで利用可能です。
通常、速度制限になると低速すぎて使い物になりませんが、1Mbpsの速さであれば動画閲覧などには厳しいものの、SNSやネットサーフィンくらいであればそこそこ快適に利用できるのでご安心ください。
5G回線が無料で使える
楽天モバイルは5G回線を標準搭載しているので、5G対応端末さえ使えば追加料金を支払うことなく5G回線を利用できます。
楽天モバイルに限らず、どのキャリアでも5G回線エリアが狭い状況なので実用的ではありませんが使えるに越したことはありません。
なお5G回線対応エリアは公式サイトの地図上で確認できます。
公式サイト>>楽天回線エリア(5G)
黄色のエリアが5G回線に対応しているところです。サービス開始直後よりは少しずつ増えています。4G・LTE回線を含めて今後のエリア拡大に期待しましょう。
契約事務手数料等が無料
楽天モバイルは契約事務手数料・MNP転出手数料が無料です。
携帯会社の乗り換えにかかる事務手数料って結構ばかになりません・・・。
この点楽天モバイルなら、加入する時も、他社へ転出する時も手数料がかからないので、気軽に試せるメリットがあります。
3ヶ月無料期間だけ使ってみようかな?
そんな風に考えている人にとっては嬉しいポイントですよ。
通話料・SMS利用料が無料
Rakuten UN-LIMITの加入者は、専用アプリ「Rakuten Link」を使えば通話料・SMS利用料も無料になります。
Rakuten Link
Rakuten,Inc.無料posted withアプリーチ
LINEで通話する人も多いですが、固定電話への通話料も無料になるので重宝します。
ただし、iPhoneで楽天モバイルを使う人は要注意!
2021年6月15日以降、iOS版のRakuten Linkの仕様が順次変更されていきます。
変更内容は「改悪」と言われても仕方のない内容に・・・。
- Rakuten Link以外の固定電話や通話アプリからの着信は、iOS標準アプリで着信する
- Rakuten Link以外からのSMS送受信は、iOS標準アプリで送受信する
こちらの記事で、変更内容について詳しく紹介しているので御覧ください。
他社(MNO)よりもお得に使える!
現在、楽天モバイル以外のMNOでも格安料金プランがあります。
キャリア / プラン名 | 月額基本料(税込) | 備考 |
docomo / ahamo | 2,970円 | 月20GB 5分間無料通話付 |
Sofbank / LINEMO | 2,728円 | 月20GB 無料通話はオプション |
au / povo | 2,728円 | 30日間/20GB 無料通話はオプション |
楽天モバイル / UN-LIMIT | 最大3,278円 | ギガ無制限 通話料無料 |
どこの通信会社でも月20GBを2,728円から利用できるので、これまで大手キャリアが提供してきた料金プランよりもずっと安く利用できます。
ただ、それでもやっぱり楽天モバイルの方がお得。
月額3,278円で使えるデータ通信量(ギガ)は無制限で、Rakuten Linkアプリを使えば通話料も時間に関係なく無料になります。
このように楽天モバイルを利用するメリットは多いです。
Rakuten UN-LIMITについては、こちらの記事でさらに詳しくレビューしているので是非併せてご覧ください。
公式サイト>>Rakuten UN-LIMIT
ギガをいくら使っても
\ 月額最大3,278円 /
まとめ:Redmi Note 11で楽天モバイルは使える!大手キャリに完全対応
Redmi Note 11で楽天モバイルを含む国内キャリアが使えるのか試してみました。
楽天モバイルは楽天回線提供エリアであれば以下の内容での利用が可能です。
- データ通信
- Rakuten Linkでの音声通話(発信・着信)
- Rakuten LinkでのSMS(送信・受信)
- テザリング
パートナー回線での動作は試していないので、回線の自動切り替え等がうまくいかない場合もありますし、公式での確認項目全てを試しているわけではない点はご留意ください。
なお、Redmi Note 11をWi-Fiに接続している状態でRakuten Linkから音声通話発信をすると通話相手には非通知と表示されます。
Rakuten Linkは、なるべく楽天回線で使うようにしましょう。