評価:(5点/5点満点)
お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
SOUNDPEATS Clip1(サウンドピーツ クリップワン)をご提供いただきました。
2025年8月に発売されたイヤーカフタイプのワイヤレスイヤホンです。
コロナ以降、生活スタイルの変化から「ながら聴き」に向いてるオープンイヤーイヤホンを使ってる人を見かけることが多くなりました。
いくつか種類がありますが、骨伝導・イヤーフックに次いでジワジワ人気が出ているのが、イヤリングのように耳に挟んで使うイヤーカフタイプ。
軽量で耳に負担がかかりにくく、「ながら聴きイヤホン」の完成形と言っても過言ではありません。
そのうえ高コスパワイヤレスイヤホンの王者SOUNDPEATS製品。9,980円とちょっぴりお高めではあるものの、非常に満足度の高い仕上がりになっておりました。
Amazonで使えるクーポンコードを発行して頂きました。
購入時にレジで入力すると8%OFFで購入可能です。
クーポンコード:SPCLIP10HR14
商品ページのクーポンとの併用もできるのでご活用くださいませ!
有効期限:2025年10月31日
本記事でSOUNDPEATS Clip1を実際に使ってみた様子をレビューするので購入の参考になさってください。
メリット | デメリット |
・優秀な音質 ・LDAC対応 ・Dolby Audio対応 ・Dynamic EQが優秀 ・快適な装着感 ・長持ちバッテリー ・マルチポイント対応 ・ゲームモード ・装着検知 |
・少々お高め ・音漏れする ・iPhoneではAAC接続 ・ワイヤレス充電非対応 |
タップして読みたい場所へ
SOUNDPEATS Clip1のデザイン・サイズをレビュー
まずはSOUNDPEATS Clip1の外観をチェックしていきましょう。
なお付属品はユーザーガイドとシールのみ。
ユーザーガイドには日本語表記もありましたよ。
この他、公式サイトに取扱説明ガイドやFAQ(よくある質問)が掲載されているので、購入前にチェックするといいかもしれませんね。
公式サイト>>SOUNDPEATS Clip1
デザイン
SOUNDPEATS Clip1にカラーバリエーションはなくブラックのみ。
充電ケースは樹脂製でいつもの質感なのですが、マットブラックが多いワイヤレスイヤホンにしては珍しいデザイン。スペーシーな雰囲気が漂っていてかっこいいですね。
正面にLEDを1つ搭載。ペアリングモードやバッテリー残量がザックリ分かります。
フタを閉じた状態 ケースのバッテリー残量 |
|
緑点灯 | 100%〜70% |
黄色点灯 | 69%〜20% |
赤点灯 | 20%未満 |
フタを開けた状態 イヤホンのバッテリー残量 |
|
緑点灯 | 100% |
緑点滅 | 99%〜70% |
黄色点滅 | 69%〜20% |
赤点滅 | 20%未満 |
背面には充電用のUSB Type-Cポートとペアリング用の物理ボタンがありました。
USB Type-Cポートの位置が低いのか、サイズが小さいのか、ケーブルのサイズによっては入らないことがあったのでご注意くださいませ。
上蓋を開けるとイヤホンの登場。
サッと取り出して、すぐに収納できるのでとっても使いやすいです。
イヤホンはマグネットで固定されているので逆さまにしても落ちることはありません。
イヤホンは耳に挟んで使用するイヤーカフタイプ。
音が出てくるスピーカーと、充電端子などがある部分に分かれています。
接続ワイヤーは液体シリコンでコーティングされた0.6mmのニッケルチタン合金製。
SOUNDPEATS独自の「N-Flex Arch™ 形状記憶合金ワイヤー」を採用しており、柔軟かつ耐久性にも優れています。質感がかなり良いですよ。
よく動いてくれるのでサイズに困ることはないでしょう。
音が出るのはこの部分。他方の底面には充電端子がありました。
サイズ
SOUNDPEATS Clip1のサイズは71.5×49×35mm。
一般的なイヤホンのケースより少々大きめですが、ころんとして可愛いです。
重さは50gと一般的なので持ち運びに困ることはないでしょう。サイズ的にポケットの中に入れるのは厳しそうです。
イヤホンは28.45×22.32×28.03mmとコンパクト。
ちょうどペットボトルのフタに乗っかるくらいのサイズ感です。
重さも片耳5gと軽いので耳への負担が少なくて済みます。ワークアウト中はもちろん、1日付けっぱなしでも邪魔になることもありませんよ。
装着感
SOUNDPEATS Clip1はイヤーカフタイプのワイヤレスイヤホン。
耳のふちに挟んで装着完了です。
正面から見れば、イヤリングでも付けているかのような雰囲気です。決して違和感のある見た目にはなりません。コーディネートの妨げになることもないでしょう。
耳を挟むと言っても、痛みを感じることなんかありませんよ。軽いので装着しているのを忘れてしまうくらい快適です。
眼鏡やマスクの邪魔になることもありませんし、帽子を被っていても普通に使えます。
耳を挟むと言っても、痛みを感じることなんかありません。軽いので装着しているのを忘れてしまうくらい快適です。
簡単に外れてしまうこともないのでワークアウトにもピッタリ。
骨伝導やイヤーフックなど他にもオープンイヤータイプのイヤホンを使ってきましたが、個人的に装着感の快適さはトップクラスです。
もちろん、過度に長時間装着し続ければそりゃ痛くはなります。耳のサイズも人によって違いますからね。どんなデバイスでもそうですが、使いすぎにはご注意くださいませ。
SOUNDPEATS Clip1の音質をレビュー
ワイヤレスイヤホンを購入する上で最も重要なのが音質。
特にオープンイヤーイヤホンはどんな音がするのか気になる人も多いと思います。
ここからはSOUNDPEATS Clip1の音質や音漏れをチェックしていきましょう。
LDAC対応
SOUNDPEATS Clip1の特徴はBluetoothコーデックとしてLDACに対応していること。
接続端末もLDACに対応していれば、24bit/96KHzの純然たるハイレゾワイヤレスでの音楽再生が可能です。
再生時の劣化を極力抑え、CDを超える高音質な音楽を楽しむことができちゃいますよ。
解像感高くクリアな音質
SOUNDPEATS Clip1の音質は優秀。まず、LDACに対応しているからかどうかは分かりませんが解像感の高さに驚かされました。
中高音域がクリアで明瞭。音の輪郭がしっかりしていてボヤつきを感じません。
パリッとした音がめちゃくちゃキレイです。
さらに、低音域の減衰がそこそこ抑えられているところも嬉しいポイント。
通常オープンイヤータイプのイヤホンは構造上どうしても低音域が減衰してスカスカな音になりがち。
それがSOUNDPEATS Clip1は低音がしっかり残っていて、ドラムの音を感じることができました。
もちろんインイヤーイヤホンに比べるとスカスカ感はあるんですが、想像の何倍も音質は高いと思います。
これまでのオープンイヤーイヤホンのような「音漏れを聴いている」ような感じは一切ありません。ちゃんと音がダイレクトに耳の中に届いてくれます。
周囲の音が聞こえながらも音楽を楽しめる。いわゆる「ながら聴き」でこれだけ音質が高ければ殆どの人は満足できるでしょう。
Dolby Audioに対応
SOUNDPEATS Clip1はDolby Audioに対応している点も大きなメリット。
Dolby Audio(ドルビーオーディオ)は、音声信号を処理して空間的な定位や周波数帯域の分離を高め、臨場感のある立体音響を再現する技術です。従来は映画館やホームシアターで利用されてきましたが、近年はスマートフォンやPC、そしてワイヤレスイヤホンにも対応。小型デバイスでも原音に近い音の広がりや明瞭さを実現し、映画・音楽・ゲームなどのコンテンツをより豊かに楽しめるようになっています。
従来のステレオ再生に比べ、立体的で臨場感あふれるサウンドを体験でき、映画やゲームではまるでその場にいるかのような没入感を実現します。
Dolby Audioを有効にするとボーカルと楽器の分離感が高まり、ライブ感のある雰囲気になっていました。
またDolby Audioは「ミュージックモード」と「ムービーモード」の切り替えが可能。
動画を視聴してみると、環境音や効果音の位置関係がより鮮明になり、空間的な広がりを感じられましたよ。
優秀なDynamicEQ™ Pro
SOUNDPEATS Clip1のコンパニオンアプリにはイコライザーが搭載されているので、音質調整が可能です。
用意されているプリセットのほか、カスタムイコライザーでは各音域-6から+6まで13段階の調節ができます。
また「アダプティブイコライザ」では、聴力検査のようなテストをして自分の「聞こえ」に合ったイコライザーを生成することも可能です。
ただSOUNDPEATS Clip1で特に優秀なのが、SOUNDPEATSの独自アルゴリズムで調整された「DynamicEQ™ Pro」です。
有効にすると低音域が強化され、より迫力のあるサウンドに。個人的には他のイコライザーよりもDynamicEQ™ Proの方が好みでした。
極端にバランスが悪くなるわけではなく、自然に低音が強化されたような印象です。
かなり良い感じなのでぜひぜひ使ってみてください。
なお、「Dolby Audio」「DynamicEQ™ Pro」はLDACとの併用ができないのでご注意ください。
LDACで音質の調節をしたい場合には、通常のイコライザーを使用しましょう。
iPhoneではLDACが使えない
PhoneユーザーでSOUNDPEATS Clip1を使ってみたいと考えている人もいるかもしれませんが、残念ながらiPhoneはLDACに対応していないのでご注意ください。
ただ肝心の音質は全く悪くありません。
確かにAndroidで再生した場合よりも音の輪郭がボヤけて感じますが、基本的にSOUNDPEATS Clip1は良い音を鳴らしてくれます。
しかもSOUNDPEATS Clip1には「Dolby Audio」「DynamicEQ™ Pro」もあるので、他のオープンイヤーイヤホンよりもずっと高音質です。
このため、音質に拘りがある人は別にして、普段使い用なら全く気にならないでしょう。
もちろんiPhone限らず、デバイスが対応しているコーデックしか使えません。
さらに、LDACに対応しているスマホであってもストリーミング再生では「48kHz/24bitハイレゾ(JEITA定義)」になってしまうことも多いです。
「96kHz/24bitハイレゾ(日本オーディオ協会定義)」に対応しているデバイスは限られているのでご注意ください。
音漏れは普通にする
SOUNDPEATS Clip1は仕組み的には耳元でスピーカー音が流れている状態。
このため音量を大きくすれば当然音漏れが発生します。
接続するデバイスによって違いがあるので参考にしかなりませんが、音量45%程度で音漏れが始まり、80%程度で歌詞の内容が把握できるくらい聞こえてきます。
- 音漏れ開始
- 歌詞が聞き取れる
ただ、これまで使ってきたオープンイヤーイヤホンに比べて音漏れは抑えられている印象。
特に歌詞が聞き取れるほどの音漏れは、一般的なワイヤレスイヤホンと同程度の音量にしなければ発生しませんでした。
おそらくSOUNDPEATS独自の音漏れ防止設計「SoundFocus™」の効果だと思います。
とは言え、音漏れは周りの人に迷惑をかけちゃうので音量には注意して使いましょう。
静かな部屋であれば音量25%程度でも十分音楽を楽しめますよ。
SOUNDPEATS Clip1を実機レビュー
ここからはSOUNDPEATS Clip1を実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
探してタップの簡単ペアリング
SOUNDPEATS Clip1のペアリングは簡単です。
充電ケースの蓋を開けてイヤホンを取り出すとペアリングモードに。
あとは接続したいスマホやタブレット等のBluetooth設定で「SOUNDPEATS Clip1」を見つけてタップすればペアリング完了です。
なお、SOUNDPEATS Clip1はBluetoothコーデックに接続が不安定になりやすいLDACを採用しています。
このため、あまりにも接続が不安定になる場合には、コンパニオンアプリでLDACを無効にしてみましょう。
左右イヤホンの自動識別に対応
SOUNDPEATS Clip1は、イヤホンに左右の違いがありません。
SOUNDPEATSの独自技術「AutoSense™」で左右どちらの⽿に装着されているかを⾃動的に検出し、左右の⾳声チャンネルを適切に切り替えます。
よそ見していて右イヤホンを左に収納しても、暗い部屋で使って左イヤホンを右にそうちゃくしちゃっても問題ありません。地味に便利な機能ですね。
マルチポイント(デュアルデバイス)接続に対応
SOUNDPEATS Clip1は複数の端末と接続できるマルチペアリングはもちろん、デバイス間の切り替えが簡単なマルチポイントにも対応していました。
通常複数のデバイスとの接続を切り替えるには、接続中のデバイスとのペアリングを解除しなければ別のデバイスに接続できません。
マルチポイント接続に対応していれば、切り替え操作不要で音が流れているデバイスに勝手に接続してくれます。
例えばAndroidで音楽を聴いている時にiPhoneにLINEの音声着信があった場合、Androidの音楽再生が停止され、そのまま音声通話することができました。
なお2台目以降のデバイスと接続する場合には、ケースの物理ボタンを長押しするとペアリングモードになります。
マルチペアリングはできてもマルチポイントに対応しているワイヤレスイヤホンは珍しいので貴重なメリットです。
なお、SOUNDPEATS Clip1は、LDACを有効にしている場合はマルチポイントが使えないのでご注意ください。
装着検出機能を搭載
SOUNDPEATS Clip1はオープンイヤーイヤホンには珍しく装着検出機能を搭載しています。
イヤホンを外すと曲が停止して、再び装着すると曲が再開。
耳が塞がれていないとは言え外部音は聞こえにくくなることもあるので、レジでの会計の時や人から話しかけられた時に重宝する機能です。
ただ他のワイヤレスイヤホンに比べると反応はちょい遅め。曲の停止・再開までにワンテンポあるのでご注意ください。
片耳使用も簡単
SOUNDPEATS Clip1は、もちろん片耳でも使用できます。
使い方は簡単で、使わないイヤホンをケースに収納するだけ。
左右のイヤホンに主従関係がないようなので好きな方を簡単に使えちゃいます。
仕事・勉強・家事などをしながら音楽を聞くのに片耳利用は便利。
小難しい設定をしなくてもすぐに使えるのでご安心ください。
各種設定はSOUNDPEATSアプリで
SOUNDPEATS Clip1にはコンパニオンアプリ「SOUNDPEATS」があります。
ここまでのレビューでちょこちょこ紹介しているように、様々な設定が可能です。
- Dolby Audio切り替え
- タッチアサイン変更
- イコライザー
- 通知音設定
- タッチ操作切り替え
- ゲームモード
- 装着検出
- ダイナミックEQ
- LDAC
- 排水機能
- マルチポイント
- イヤホンを探す
- ファームウェアアップデート
音声ガイダンスの言語設定など、他社製のコンパニオンアプリよりも細かい設定ができる印象です。
スマホとペアリングができていれば、デバイスの追加から簡単に登録できますよ。
ケース併用で最大40時間使えるバッテリー持ち
スペックによると、SOUNDPEATS Clip1は、1回の充電で8時間の連続再生、ケースでの充電を併用すると最大40時間使用可能と超優秀。
ただこれはLDACを無効にした状態のバッテリー持ちとのこと。LDACを有効にすると4時間の連続再生になるそうです。
実際にどのくらい使えるのか検証してみたところ、約5時間とスペック以上に優秀な結果になりました。
とは言え、これだけバッテリー持ちが良ければ、通勤・通学・ワークアウトなどの普段使いはもちろん、1日装着してても問題なさそうです。
10分の充電で2時間使える急速充電
バッテリー持ちは十分のSOUNDPEATS Clip1は充電速度もかなり優秀。
実際に試してみたところ約45分でフル充電が完了しました。
さらに10分で2時間使える急速充電にも対応。
寝落ちしてバッテリーがなくなったときでも、朝の支度をしている間にある程度充電できちゃうと思います。
なおケースは特に急速充電には対応していないようで1〜2W程度に留まりました。
気付いた時にこまめに充電してあげると安心ですね。
なお、残念ながらワイヤレス充電には非対応でした。
タッチ操作のカスタマイズができる
SOUNDPEATS Clip1はタッチで音楽再生アプリ等の操作ができます。
操作可能なポイントは全部で3箇所。もはやどこをタッチしても操作できちゃいそうです笑
デフォルトの操作方法は以下の通り。
右2回タッチ | 再生/一時停止 |
左2回タッチ | 再生/一時停止 |
右3回タッチ | 曲送り |
左3回タッチ | 曲戻し |
1回タッチや長押しには非対応。他のイヤホンにくらべると少なめですね。
もちろんコンパニオンアプリで操作をカスタマイズすることもできましたよ。
通話時のノイズキャンセリング
ワイヤレスイヤホンを装着しながら音声通話をする人も多いと思いますが、SOUNDPEATS Clip1には通話時のノイズキャンセル機能もあります。
スピーカーから雑踏音をそこそこ大きなボリュームで流しながらマイクで収録した音声がこちら。
ノイキャン効果がかなり優秀。これなら通話相手が聞き取りにくいことはなさそうです。
マイクも若干こもり気味なものの悪くはないので、仕事でのちょっとした打ち合わせ程度であれば十分使えると思います。
さらにSOUNDPEATの独自技術「AeroVoice™」で風切音を抑えることができるため、屋外での通話も安心です。
ゲームモード(低遅延モード)搭載
ワイヤレスイヤホンはBluetoothで音声データを伝送する使用上、どうしても遅延は発生してしまいます。
特にSOUNDPEATS Clip1は遅延が起こりやすいLDACも採用しているので不安な部分です。
ただ実際に試してみたところ、それほど大きな遅延(音ズレ)を感じることはありませんでした。
動画視聴をしていても、口の動きとセリフの音声とのリップシンクが気になることは殆どありません。
とは言えゲームは厳しめ・・・。
攻撃ボタンのタップから効果音がするまで僅かな間が発生していました。
ただ、SOUNDPEATS Clip1には遅延を抑えるゲームモード(低遅延モード)があります。
ゲームモード有効にすると「僅かな間」が殆ど感じられなくなりました。
もちろん、それでも遅延がないわけではないのでトップランカーやゲームガチ勢の人には到底おすすめできませんが、僕のように軽くゲームするくらいであれば、普通に使えちゃうと思います。
デバイスを探す機能
SOUNDPEATS Clip1は、Googleの「Find Hub(デバイスを探す)」には対応していないものの、アプリの「イヤホンを探す」機能で音を鳴らすことはできました。
しかも、イヤホンから音を流すだけではなく、スマホのGPSを使って最後に接続した場所を記録しておいてくれるようです。
このため、屋外でなくしてしまっても見つかる可能性が少し高くなりますね。
ただワイヤレスイヤホンって意外と室内で行方不明になってしまうことありませんか?
僕は音楽聴きながら寝落ちしてしまって、起きた時になくなっていることが結構あります・・・。
そんな時でも音を鳴らすと、すぐにイヤホンが見つかるから地味に便利です。
防水性能は雨と汗を防ぐ程度
SOUNDPEATS Clip1が対応している防水性能はIPX5等級。
保護等級 | 保護内容 |
IPX5(防噴流) | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない |
残念ながら水没には非対応。生活防水に毛が生えた程度なので強力ではありません。
それでもちょっとした雨とか、スポーツ時の汗ならしっかり守ってくれるので防水性能が全くないよりもずっと安心です。
このため、お風呂・シャワー・水泳等で使うのはやめましょう。水没させたら壊れます。
ポケットに入れたまま洗濯してしまうこともありますが、これもアウトなのでご注意ください。
水に濡れた場合は、よく乾燥させてから充電するようにしましょう。水分がある状態での通電は非常に危険です。
SOUNDPEATS Clip1はこんな人におすすめ
SOUNDPEATS Clip1は一般的なイヤホンとは異なり耳がオープンな状態で使います。
このため、じっくり音楽を楽しむ用途には向いていません。
そこでどんなシチュエーションで活躍してくれるのか紹介していきます。
日常生活に音楽を絶やしたくない人
SOUNDPEATS Clip1は耳を塞がないので、外部音が聞こえにくくなることがありません。
つまり、普段と何も変わらない生活をしながら音楽を聞き続けることができます。
音楽好きな人は、日常生活のどんな場面でも曲を聞いていたいと思っているはず。
もちろん一般的なイヤホンやスピーカーで音楽を流し続けることも可能です。
ただ、イヤホンだと周囲の音を遮ってしまいますし、スピーカーでの大音量は他の人の邪魔になってしまうことも・・・。
そんな時にSOUNDPEATS Clip1を使えば、普段の生活に自分専用のBGMを溶け込ませることができます。
屋外でワークアウトをしている人
ランニングやウォーキング中に好きな音楽を聞いてる人も多いと思います。
ただイヤホンやヘッドホンで音楽を聞いていると、周囲の音が聞こえなくて危険な場合も・・・。
後方から車や自転車が近付いてきているのに気付けませんからね?
そんな時にSOUNDPEATS Clip1が活躍。
耳がオープンの状態なので周囲の音をしっかり把握できて安心です。
実際に僕はウォーキング中にSOUNDPEATS Clip1を使ってみましたが、超快適。
周囲の音が聞こえることに加えて軽量なので何も付けていないような感覚になります。
テレワーク(在宅勤務)・オンライン授業をしている人
SOUNDPEATS Clip1は人の声が聞き取りやすい音質でマイク性能も優秀。
このためテレワークや在宅学習でのWeb会議・電話会議に向いています。
また作業や勉強をしながら音楽を聞いている人もいると思います。
イヤホンやヘッドホンでは電話やインターホンに気付けない場合もありますが、SOUNDPEATS Clip1なら、周囲の音もしっかり聞こえるのでその心配がありません。
しかもBluetoothマルチポイント接続に対応しているので、パソコンとスマホの切り替えがスムーズ。
スマホで音楽を聞いている時にパソコンで音声通話の着信があっても、すぐに応答できちゃいます。
赤ちゃん・小さなお子さんがいる人
お子さんのお昼寝の最中や、寝かしつけ後に音楽を聴きたい時にもSOUNDPEATS Clip1が重宝します。
スピーカー等で大きな音で音楽を聴いてしまうと、お子さんが起きてしまうかもしれません。
また、イヤホンやヘッドホンで音楽を聴いていると、お子さんの泣き声にすぐに気付けないこともあります。
そんな時にSOUNDPEATS Clip1を使えば、お子さんを起こさずに音楽を楽しむことができ、もしお子さんが泣いてしまった場合にも、すぐに気付いてあげられるので重宝するでしょう。
SOUNDPEATS Clip1のスペック・仕様
SOUNDPEATS Clip1のスペックは以下の通りです。
価格 | 9,980円 |
サイズ | イヤホン:28.45 x 22.32 x 28.03mm ケース:71.5 x 49 x 35mm |
重さ | イヤホン:約5g ケース:約55.5g |
再生時間 | 最大8時間 ケース併用:40時間 |
バッテリー容量 | イヤホン:45mAh ケース:450mAh |
充電時間 | イヤホン:1時間 ケース:2時間 |
充電端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
アクティブノイズキャンセリング | なし |
外音取り込みモード | なし |
コンパニオンアプリ | あり Peats udio |
イコライザー | あり |
空間オーディオ | Dolby Audio対応 |
低遅延モード | あり |
Bluetooth Ver. | 5.4 |
動作範囲 | 10m |
マルチポイント | 対応 |
防塵防水規格 | IPX5 |
ドライバー | 12mm |
対応コーデック | LDAC,AAC,SBC |
公式サイト>>仕様
まとめ:SOUNDPEATS Clip1のメリット・デメリット・評価
SOUNDPEATS Clip1を実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
・優秀な音質 ・LDAC対応 ・Dolby Audio対応 ・Dynamic EQが優秀 ・快適な装着感 ・長持ちバッテリー ・マルチポイント対応 ・ゲームモード ・装着検知 |
・少々お高め ・音漏れする ・iPhoneではAAC接続 ・ワイヤレス充電非対応 |
評価
(5点/5点満点)
SOUNDPEATS Clip1は、音質の高さが光る1台。
オープンイヤー型の弱点となりがちな低音をDynamic EQがしっかり補い、LDACやDolby Audio対応によって、ワイヤレスでもクリアで厚みのあるサウンドを楽しめました。
特に音の広がりとバランスの良さは、このタイプのイヤホンとしてはかなり優秀です。
さらに、軽やかで耳に負担がかからない装着感、長時間使えるバッテリー、マルチポイント対応、ゲームモード、装着検知など、日常使いを快適にする機能がしっかり揃っています。
価格は少し高めで音漏れにも注意が必要ですが、これだけの音質と機能を詰め込んでいることを考えると、十分納得できる仕上がりといえるでしょう。
外でも室内でも「ながら聴き」をしながら高音質を楽しみたい人にとって、Clip1は非常に魅力的な選択肢になるはずです。
音質の妥協をしたくないオープンイヤー派なら後悔しない一台だと思います。