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お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
Tranya Nova(トランヤ ノーヴァ)をご提供いただきました。
2023年7月に発売された完全ワイヤレスイヤホン。
ノイキャン・外音取り込みをはじめ、人気機能が搭載されたフラッグシップモデルです。
- aptX Adaptive
- アクティノイズキャンセリング
- 外音取り込み
- マルチポイント
- ワイヤレス充電
- コンパニオンアプリ
- イコライザー
- IPX5防水
足りないのは装着検知機能くらいなもので、抜かりなく取り揃えられております。
Amazonでの通常価格は8,580円(2023年8月20日現在)ですが、クーポン等を適用すれば実質5,000円台で購入可能なタイミングもありました。
果たしてTranyaのフラッグシップモデルの実力はどれほどのものなのか、本記事で実際に使ってみた様子を詳しくレビューするので購入の参考にしてください。
メリット | デメリット |
・実質5,000円台で買える ・aptX Adaptive対応 ・十分なノイキャン ・コンパニオンアプリあり ・イコライザーあり ・タッチカスタマイズ可能 ・マルチポイント対応 ・通話ノイキャン優秀 ・ワイヤレス充電 ・ゲームモード搭載 ・IPX5 | ・汚れが目立つデザイン ・対応デバイスが限られる ・バッテリー持ち少し不安 ・外音取り込みそこそこ ・着脱検知なし |
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Tranya Novaのデザイン・サイズ感・付属品
Tranya Novaは中国のガジェットメーカーTranya(トランヤ)製の左右独立型ワイヤレスイヤホンです。
2015年に設立された比較的若いメーカーで、ワイヤレスイヤホンはもちろんスマートウォッチも販売しています。
公式サイト>>Tranya
公式X(旧Twitter)>>@tranya_Japan
恥ずかしながら僕はTranyaの存在を知らず、今回初めて製品を使わせて頂きました。
Tranyaの読み方さえ知らなかったので担当者の方に伺ったところ「トランヤ」で合っているそうです。(トラニャではない・・・。)
まずはTranya Novaの外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
Tranya Novaにカラーバリエーションはなくネイビーのみ。
あまり見かけたことのないカラーリングで面白いですね。
光沢のある樹脂製は映り込みが激しくレビュアー泣かせ。
また、残念ながら指紋や皮脂汚れがめちゃくちゃ目立ちます・・・。
これが白ならまだ目立たないと思うので、ぜひカラバリを増やして欲しいところです。
表面にはバッテリー残量やペアリングモードの状況を表示するLEDインジケーターを1つ搭載。
点灯色でケースのバッテリー残量をザックリ把握できます。
- 緑:50%〜100%
- オレンジ:10%〜50%
- 赤:5%〜10%
底面には充電用のUSB Type-Cポート。
背面にはペアリングに使用する物理ボタンが搭載されていました。
蓋を開けるとイヤホンの登場。
上蓋の裏面に各種認証マークが印字されていました。技適マークもバッチリ!
なお上蓋のヒンジはかなりユルユル笑
軽く傾けただけで磁力に負けて勝手に閉まってしまいます。
だからって困るシチュエーションはないと思いますが為念。
イヤホンはケースにマグネットで固定されているので、逆さまになっても落ちることはないでしょう。
イヤホンはスティックが足のように伸びているタイプ。
イヤホンもケース同様に光沢タイプ、ステック表面だけ色合いが少し異なります。
輝きがあってメタリックなイメージです。普通にかっこいい。
サイズ感
充電ケースのサイズは63×48×26mm。
他のワイヤレスイヤホンと比べると少々大きめになります。
大きくはないかな?普通くらい。
重さはイヤホンを含めて44gと超軽量。50gを切ってるとかなり軽く感じます。
イヤホンもそこそこコンパクト。
他社製のイヤホンと比べるとハウジング部分が少し大きめに感じますね。
なんとなく丸っこいデザインです。
重さは4.6gとケース同様に軽量。
これならワークアウトの時に使っても邪魔になることはないでしょう。
付属品
Tranya Novaの付属品は以下のとおり。
- マニュアル
- イヤーピース
- 充電ケーブル
日本語版のマニュアルがしっかり同封されていました。安心。
イヤーピースは最初から装着されているものを含めて3サイズ。
音質やアクティブノイズキャンセリングの効果はフィット感が重要なので、めんどくさくても全サイズ試しましょう。
イヤーピースの交換は引き抜くだけなので誰でも簡単にできます。
イヤーピースは軸は厚みがあるものの、傘の部分がペラペラでちょっと安っぽい感じがするので、好みのものに交換しても良いかもしれません。
ステム(ノズル)の形状が楕円形なので他社製のイヤーピースに交換する場合は適合するか確認しておきましょう。
電ケーブルはUSB Type-A/Type-Cのものでした。長さは短め。
特別な充電規格を使用しているわけではないので手持ちのケーブルを使っても問題ないでしょう。
Tranya Novaの音質をレビュー
ここからはTranya Novaの音質を紹介していきます。
ワイヤレスイヤホンを使用する上で最も重要なのは当然音質。
いくら優れた機能が搭載されていたとしても音質が悪ければ本末転倒です。
なお音質は簡単に数値化できる性能ではないので、あくまで僕自身の感覚・感想です。
また、接続するデバイスによっても音質は変わります。
特にAndroidスマホには「Dolby Atmos」や「Dirac」のような音響技術が標準搭載されているものも多く、常にイコライザーが働いているような状態なのでご注意ください。
aptX Adaptiveに対応/接続デバイスに注意
Tranya NovaはBluetoothコーデックとしてaptX Adaptiveに対応しているのが特徴の1つ。
REDMAGIC 8 Proに接続したところSnapdragon Soundのポップアップもされましたが対応しているか不明です。スマホ側のエラーの可能性が高いと思います・・・。
最大96kHz/24bitのハイレゾ音質ながら低遅延が魅力的なBluetoothコーデック。
電波・接続環境に合わせて、最適な音質・遅延性能に可変します。
基本的にユーザー側で音質・遅延性能をコントロールすることはできないのですが、スマホによっては設定が表示されるものもありました。
僕の持っているスマホではAQUOS sense7が設定変更が可能。アプリ毎にプロファイルを変更することまでできました。
ここまで紹介してきて分かる通り、aptX Adaptiveは対応スマホへの接続が必須です。
例えば、AACでしか接続できないiPhoneではaptX Adaptiveを使えません。
これはAndroidであっても同様で、Google PixelシリーズはaptX Adaptiveに対応していないのでaptX接続になってしまいます。
Tranya NovaをaptX Adaptiveで使いたい場合には、自分のスマホが対応しているかどうかを必ず確認しておきましょう。
Tranya Novaは今後のアップデートで次世代Bluetooth規格「LE Audio」に対応予定。これに伴いコーデックも「LC3」に対応するそうです。
力強い低音が特徴の音質
Tranya Novaの音質はシンプルに優秀。傾向はいわゆる「ドンシャリ」だと思います。
曲を聴いた瞬間に「お!低音!」と分かりやすく強調されており、ズンと量感のある重めな低音を感じます。
このためHIPHOPやEDMが好きな人はTranya Novaの満足度が高いでしょう。
低音が強いと言っても、こもることなくクリア。
中音域の特にボーカルが少し前に出ており存在感を感じます。
高音域は必要以上に尖っていることはないものの、曲・音色によっては「シャリつき」や「刺さり」が気になることもありました。
特にバックで流れていることの多い、乾いたキンキン・カンカン鳴る音やハイハットクローズなんかは耳障りに感じることが多かったです。
まだ数時間しか使っていないので、これから自然なエイジングが進めば高音の尖りも少しは落ち着いてくると思います。
音圧は十分で音量が小さすぎることはありません。
どのスマホでもボリューム50%程度で十分な大きさになっていました。
音量を大きくしすぎると高音域のクセが強調されて耳が疲れてしまうので、ほどほどにしておきましょう。
音場は狭めなものの定位感に問題は良く、音の鳴る位置の判別に問題はありません。
WF-1000XM4と音質比較
僕が持っているワイヤレスイヤホンの中で最高音質(自分好み)のSONY WF-1000XM4と聴き比べもしてみました。
aptX Adaptiveはハイレゾ級の高音質なので期待したいたのですが、やっぱりWF-1000XM4の方が音の解像度が高く輪郭がハッキリしています。
1つ1つの音色に艶があり、同じ曲を聞き比べるとTranya Novaの音にザラつきがあることに気付きました。
高音の尖りも少ないのでWF-1000XM4の方が聞き疲れしにくいかもしれません。
ただ低音の強さはTranya Novaのほうが勝っていました。
聴き比べてみると、やっぱり高級ワイヤレスイヤホンって凄いんだなと実感できます笑
ただ、音質に拘りがあって細かな音色を隅々まで楽しみたい人にはWF-1000XM4が向いていると思いますが、多くの人はTranya Novaの音質で十分満足できるでしょう。
iPhoneとAndroidで音質が変わる?
Tranya NovaはiPhoneでもAndroidスマホでも使えます。
ただiPhonenの場合は対応BluetoothコーデックがAACのせいか、微妙に違いを感じました。
全体的な音の傾向は変わらないものの、iPhoneよりもAndroidスマホで使った時のほうが僅かにスッキリして音がシャープに感じます。
ただ、iPhoneで使った場合には高音域のシャリつきがソフトになるので、決して不向きということはないでしょう。
音質の違いもよーーーく聴き比べなければ分からないレベルなので、iPhoneユーザーがTranya Novaを購入しても全く問題ないと思います。
イコライザーで自分好みの音質にできる
Tranya Novaのコンパニオンアプリにはイコライザーが搭載されているので、音質調整が可能です。
予め用意されている4種類のプリセットのほか、自分好みでカスタマイズすることもできます。
実際に聞き比べて自分好みだったのは「低音ブースト」ですね。
元々低音強めのチューニングなんですが、さらに存在感が増して超アガります!
低音が強くなると全体的にこもった雰囲気になりがちなんですが、Tranya Novaの場合にはクリアな状態だったのでめっちゃ良かったです。好き!
Tranya Novaのノイキャン(ANC)性能をレビュー
続いて、もはやワイヤレスイヤホンの必須機能になっているアクティブノイズキャンセリング機能・外音取り込み機能をチェックしていきます。
十分なノイキャン性能
Tranya Novaのノイキャン効果は高いです。
ホワイトノイズも殆ど感じられず、ノイキャンを有効にすると分かりやすくエアコンや換気扇の音がスッと消えて静寂な空間に引き込まれるでしょう。
カットしてくれる雑音は低音域が中心なのですが、中・高音域にも効果が及び、例えばキーボードを叩く音もかなり小さくなることが分かりました。
ちなみにこれまで使ってきたワイヤレスイヤホンの中でノイキャン性能が最強なのは「WF-1000XM4」「AirPods Pro(第2世代)」です。
この2つと比較してノイキャン効果を数値で表すとしたらこんな感じ。
低音域 | 中音域 | 高音域 | |
Tranya Nova | 8 | 7 | 7 |
AirPods Pro(第2世代) | 10 | 8 | 7 |
WF-1000XM4 | 9 | 8.5 | 8 |
ハイエンドモデルが作り出す無音の世界には及ばないものの、普段使いなら十分強力な性能で、仕事や勉強に集中したい時用の耳栓代わりにも使えそうです。
雑音の多くは低音域なので、そこのノイズカットが強いAirPods Pro(第2世代)の方が綺麗な静寂になります。
もちろんノイズキャンセリング+音楽にすれば、どんな雑音でも殆ど聞こえなくなっちゃいますけどね笑
また、風切り音はかなり抑えられているのも嬉しいポイント。
歩きながら使ってもボボボボボっと耳障りに感じるシーンが少なく感じました。
外音取り込み機能はイマイチ
Tranya Novaには外音取り込み機能(透過/トランスペアレンシー)も搭載されています。
イヤホンを使いながらでも周囲の音が聞こえやすくなるので、レジでの会計時などに重宝する機能です。
Tranya Novaの集音効果はそこそこ。あんまし良くないかな・・・。
確かに周囲の音は聞こえやすくなるものの、開放感を得られるほどではなく、自分の声もこもり気味なので、僕にはイヤホンを装着したまま会話をするのが難しかったです。
自分の声が大きくなってしまいますからね。
ちなみにこれまでレビューした中で最強の外部音取り込みはAirPods Pro(第2世代)。
イヤホン落とした!?と思えるくらいに透過性が高いです。
通話時のノイキャン性能は良い感じ
ワイヤレスイヤホンを装着しながら音声通話をする人も多いと思います。
Tranya Novaを装着してLINEアプリで通話してみたところ、通話相手の音声は綺麗に聞こえ、ごく普通に使えちゃうレベル。
こちらの音声も問題なく聞こえていたようです。
また、Tranya Novaには通話時のノイズキャンセル機能があります。
この効果がそこそこ強いです。
スピーカーから雑踏音を大きなボリュームで流しながらマイクで収録してみました。
参考にこちらはAirPods Pro(第2世代)で録音した音声です。
雑音をかき消す性能はどちらもそんなに変わらないですよね?僅かにAirPods Pro(第2世代)の方が静かかなーくらい。
ただマイクの音質はやっぱりAirPods Pro(第2世代)が優秀。非常に綺麗ですね。
Tranya Novaは声が少しこもって聞こえます。
仕事や学校のミーティングで使うには心もとないですが、外出先でちょっと音声通話するくらいであれば全く問題ないでしょう。
Tranya Novaのバッテリー性能をレビュー
続いてTranya Novaのバッテリー性能をチェックしていきましょう。
最大9時間連続再生可能なバッテリーもち
Tranya Novaはイヤホン単体で最大9時間(ANC OFF)の連続再生、充電ケースとの併用で合計最大36時間使用可能とのこと。
24時間前後の連続使用が一般的なので超長もちですね。
実際に音量を50%・ANCをONの状態にしてAmazon Musicを再生し続けたところ、4時間15分で左のイヤホンのバッテリーが切れました。
スペック上ANCを有効にした状態だと最大6時間連続再生できるとのことなので、公称値よりも短めの結果になりました。
なるべく長時間使いたい場合には、ノイキャンを無効にした方が良いと思います。
長時間フライトだと少々心許ないかもしれませんね。
10分の充電で2時間使える延命機能
バッテリーもちはそこそこのTranya Novaですが、充電速度は爆速です。
スペックではイヤホンのフル充電までにかかる時間は2時間で、10分の充電で2時間使える延命機能も搭載されています。
実際に試してみたところ、5分の充電で50%まで回復。およそ35分でイヤホンのフル充電が完了しました。
公称値よりもかなり早い結果になりました。すごい!
あ!バッテリーがなくなった!
そんな時でも少しガマンすれば使えるので通勤・通学には十分ですね。
ケースの充電は1W程度の電力で、特に急速充電などには対応していない模様。
それでもバッテリー残量20%から100%まで1時間と、まずまずの早さでした。
充電ケースがワイヤレス充電に対応
Tranya Novaの充電ケースはなんとワイヤレス充電にも対応しています。
僕の計測した限りでは有線充電と速度はそれほど変わりませんでしたが、フル充電までにかかる時間は3.5時間と少々長くなってしまうようです。
置くだけ充電は一度使うと便利すぎて、なくてはならない機能になります。
使う時も充電するときもワイヤレス。
これぞ真のワイヤレスイヤホンって感じですね。
Tranya Novaを実機レビュー
ここからは音質・ノイキャン・バッテリー以外の部分でTranya Novaを実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
ペアリングは探してタップするだけ
Tranya Novaのペアリングは簡単です。
充電ケースの蓋を開けるとペアリングモードに。
あとは接続したいスマホやタブレット等のBluetooth設定で「Tranya Nova」を見つけてタップすればペアリング完了です。
しばらく使ってみた感じでは、接続が不安定になるシーンはありませんでした。
一瞬プツッとスマホとの接続が切れてしまうこともありますが、どのワイヤレスイヤホンを使っていてもそういうことはあるので気になりません。
マルチポイントにも対応!
Tranya Novaは複数の端末と接続できるマルチペアリングはもちろん、デバイス間の切り替えが簡単なマルチポイントにも対応していました。
通常複数のデバイスとの接続を切り替えるには、接続中のデバイスとのペアリングを解除しなければ別のデバイスに接続できません。
マルチポイント接続に対応していれば、切り替え操作不要で音が流れているデバイスに勝手に接続してくれます。
例えばTranya Novaをスマホとパソコンに接続している場合、パソコンで音楽を聞いている最中にスマホで電話がなったとしても、パソコンの音楽再生を止めてあげるだけで、スマホで音声通話ができるわけです。
マルチペアリングはできてもマルチポイントに対応しているワイヤレスイヤホンは珍しいので貴重なメリットになりますよ。
片耳使用も簡単にできる
Tranya Novaは片耳使用も簡単。使わないイヤホンをケースに収納するだけ。
ケースの蓋を閉める必要はありません。ケースに戻すだけで切断されますよ。
左でも右でも好きな方を簡単に使えちゃいます。
仕事・勉強・家事などをしながら音楽を聞くのに片耳利用は重宝。
ややこしい設定をしなくてもすぐに使えるので便利です。
各種設定はコンパニオンアプリで
Tranya Novaにはコンパニオンアプリ「Tranya Audio」があります。
Tranya Audio
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もちろん使っても使わなくても良いんですが、以下の通り様々な設定ができるので非常に便利。
- イコライザー
- タッチアサイン変更
- ノイキャンモード切り替え
- ゲームモード切り替え
- ファームウェアアップデート
スマホとペアリングができていれば、自動でTranya Novaを認識してくれるので使い方も簡単です。
初回利用時にユーザー登録を勧められますが、ゲストモードを選択すればすっ飛ばすこともできます笑
タッチ操作のカスタマイズができる
Tranya Audioはイヤホンをタッチしてスマホの音楽再生アプリ等の操作が可能。
タッチエリアは赤丸のあたりです。
デフォルトでの主な操作方法は以下のとおり。
左イヤホン | 右イヤホン | |
1回タッチ | 再生/一時停止 | 再生/一時停止 |
2回タッチ | 曲戻し | 曲送り |
3回タッチ | 音量下げる | 音量上げる |
4回タッチ | 無効 | 無効 |
5回タッチ | 無効 | 無効 |
長押し | ANC切り替え | ANC切り替え |
なんと5回タッチまで設定可能です。
今まで色んなワイヤレスイヤホンをレビューしてきましたが、5回タッチまで対応しているのは初めて笑
音量の上げ下げにも対応しているのは嬉しいポイントです。
さらにコンパニオンアプリでのタッチアサイン(割り当て)のカスタマイズもできます。
1点注意したいのが、Tranya Novaはタッチ感度が良すぎるところ・・・。
感度良好なのは嬉しいことですが、イヤホンを取り出す時にセンサーに触れてしまって勝手に曲が再生されてしまうことが頻繁にありました。
このため、1回タッチを無効に設定してあげても良いかもしれません。
低遅延モード(ゲームモード)搭載
ワイヤレスイヤホンはBluetoothで音声データを伝送する使用上、どうしても遅延は発生してしまいます。
ただTranya NovaはaptX Adaptiveに対応しているせいか、他のワイヤレスイヤホンに比べて遅延を感じにくいと思いました。
例えば動画視聴をしていても、口の動きとセリフの音声とのリップシンクが気になることは殆どありません。
これだけなら他のワイヤレスイヤホンでもよくあるのですが、驚いたのはゲーム。
原神をプレイしてみたところ、攻撃ボタンのタップから効果音がするまでの遅延が他のワイヤレスイヤホンよりも短かく感じました。
このため、aptX Adaptiveに対応しているスマホであれば、ゲームモードを有効にしなくても遅延で困ることはないと思います。
一方、aptX Adative非対応のスマホだと遅延を感じることがあると思うので、ゲームモードを有効にすれば、遅延がある程度解消するでしょう。
残念ながら僕は音ゲーをプレイしないので試していませんが、やはりタッチ操作がシビアなゲームには向いていないと思います。
そもそも音ゲーをワイヤレスイヤホンでプレイする人は殆どいないでしょうが笑
装着感は良好
耳の形によって装着感は様々ですが、僕の耳には合っているようで、しっかりフィットしてくれました。
激しく頭を動かしても外れてしまうことはありません。
自分で見て笑ってしまうくらい収まりが良いですね笑
スティックの飛び出しも控えめなので違和感なく使えます。
カナル型特有の圧迫感はそれなりにあるものの、比較的ライトな付け心地。
とは言え、窮屈な感じ・閉塞感が苦手な人は注意が必要です。
装着感はもちろんのこと、音質やノイキャン性能に影響が出る部分なので必ず付属のイヤーチップを全て試して、自分に合ったものを見つけましょう。
防水性能は雨と汗を防ぐ程度
Tranya Novaが対応している防水性能はIPX5等級。
保護等級 | 保護内容 |
IPX5(防噴流) | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない |
ワークアウト中の汗や、小雨がかかる程度であれば壊れることなく利用できますが、それほど強力ではありません。
プールで使うのはもちろん、お風呂・シャワー等での利用は避けましょう。
またワイヤレスイヤホンでよくあるのはポケットに入れたまま洗濯してしまうことですが、これもアウト。
誤って水の中に落としてしまうと壊れる可能性が極めて高いです。
水に濡れた場合は、よく乾燥させてから充電するようにしましょう。水分がある状態での通電は非常に危険です。
Tranya Novaのスペック
Tranya Novaのスペックは以下のとおりです。
サイズ | 63×48×26mm |
重さ | 総重量 : 44.4g イヤホン(片方): 4.65g |
再生/使用時間 | (ANC ON) 最大9時間 ケースと併用:36時間 (ANC OFF) 最大6時間 ケースと併用:24時間 |
アクティブノイズキャンセリング | あり |
外音取り込みモード | あり |
コンパニオンアプリ | あり |
イコライザー | あり |
空間オーディオ | なし |
低遅延モード | あり |
マルチポイント接続 | あり |
着脱検知機能 | なし |
充電時間 | ケース:1.5時間 イヤホン:1.5時間 ワイヤレス:3.5時間 10分の充電で2時間使用可能 |
バッテリー容量 | イヤホン:45mAh ケース:400mAh |
充電端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | 対応 |
Bluetooth | Ver5.3 |
通信距離 | 10m |
防水規格 | イヤホン:IPX5 |
チップ(SoC) | Qualcomm QCC3072 |
Bluetoothプロファイル | HFP/HSP/A2DP/AVRCP |
対応コーデック | SBC,AAC aptX Adaptive LC3(対応予定) |
ドライバーサイズ | 12mm |
ドライバー感度 | 不明 |
周波数応答 | 不明 |
インピーダンス | 不明 |
まとめ:Tranya Novaのメリット・デメリット・評価
Tranya Novaを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
・実質5,000円台で買える ・aptX Adaptive対応 ・十分なノイキャン ・コンパニオンアプリあり ・イコライザーあり ・タッチカスタマイズ可能 ・マルチポイント対応 ・通話ノイキャン優秀 ・ワイヤレス充電 ・ゲームモード搭載 ・IPX5 | ・汚れが目立つデザイン ・対応デバイスが限られる ・バッテリー持ち少し不安 ・外音取り込みそこそこ ・着脱検知なし |
評価
(4.5点/5点満点)
人気機能をモリモリ搭載した完成度の高いワイヤレスイヤホンでした。
aptX Adaptive対応により音質は優秀で、アクティブノイズキャンセリングの性能も普段使いに十分でした。
欠点らしい欠点は特に見当たりませんが、どうしても指紋等が目立ってしまうので、カラーバリエーションが増えてくれると嬉しいですね。
また、aptX Adaptiveは対応デバイスが限られているので購入前に確認をお忘れなく。
セールやクーポンの適用で実質5,000円台で購入できるなら、Tranya Novaは超コスパの高い1台と言えます。