VivoのiQOO 7を海外通販サイトのAliexpressで購入しました。
2021年時点で最高性能を誇るSoC「Snapdragon 888」を搭載したスマホでありながら価格が抑えられている点が特長です。
(2021年5月14日時点/全て税込)
Snapdragon 888搭載 主要スマホ | |
Galaxy S21シリーズ | S21:Ultra:122,800円 S21:Plus:96,100円 S21:82,400円 (ETOREN調べ) |
OnePlus 9シリーズ | 9 Pro:104,900円 9:74,100円 (ETOREN調べ) |
Mi 11(グローバル版) | 8GB/128GB:81,300円 8GB/256GB:品切れ中 (Aliexpress調べ) |
iQOO 7 | 8GB/128GB:65,00円 12GB/256GB:72,000円 (Aliexpress調べ) |
- Snapdragon 888搭載で超高性能
- ゲームターボモードでゲームが快適
- 15分で満タン!120W超急速充電
- カメラもかなり良い感じ
- Google Playが入ってない
- 中国語ばかりで疲れる
- 動作が不安定なことも・・・
最高性能のスマホをなるべく安く手に入れたいと考えているならおすすめのスマホと言えますが、日本国内で使うには不便な部分も多々あります。
本記事でiQOO 7を実際に使ってみた様子をレビューしているので、購入前の参考になさってください。
こちらの記事では日本でも購入できるSnapdragon 888搭載スマホ「Zenfone 8」をレビューしています。
高性能でありながら片手で扱えるくらいコンパクトで使いやすいのが特長で、「おサイフケータイ」「防水性能」「指紋認証」にも対応した利便性の高い1台です。
ぜひ本記事と併せて御覧ください。
なお大前提ではありますが、2021年2月10日現在、Vivo iQOO 7は「技術基準適合証明」(いわゆる「技適」)を取得していません。
そのため、総務省に届け出を行わずに日本国内で使用する(電源を入れる)と電波法違反になりますので、ご注意ください。
私は本記事を作成するにあたり、総務省に試験利用の届け出を行ったうえで使用しています。
総務省>>技適未取得機器を用いた実験等の特例制度
海外通販サイトAliexpressでの買い物方法はこちらの記事で紹介しています。
これまでAliExpressを使ったことがない人はチェックしてみてくださいね。
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Vivo iQOO 7とは?スペックをチェック!
iQOO(アイクー) 7は、Vivo(ヴィーボ)製の中国国内向けSIMフリースマホ。
Vivoと聞いても知らない人が多いとは思いますが、スマホ市場では中国で第2位、世界では第5位になる超大手スマホメーカーです。
そんなVivoが2021年1月に発売したフラッグシップモデルがiQOO 7。
まずは主要スペックを見ていきましょう。
公式サイトでの公開情報、ベンチマークアプリでの結果を参考にしています。
サイズ | 約162.2mm × 75.8mm × 8.7mm |
重さ | 約209.5g |
ディスプレイ | 6.62インチ AMOLEDディスプレイ FHD+(2400×1080) HDR10+ 縦横比 20:9 398ppi 画面占有率 91.4% |
リフレッシュレート | 120Hz |
OS | Origin OS Based on Android 11 |
Google Play | なし |
CPU | Qualcomm Snapdragon 888 2.84GHz×1+2.4GHz×3+1.8GHz×4 |
GPU | Adreno 660 |
RAM | 8GB / 12GB LPDDR5 |
ROM | 128GB / 256G UFS 3.1 |
外部ストレージ | 非対応 |
アウトカメラ(メイン) | 4800万画素(ƒ/1.79) |
アウトカメラ(超広角) | 1300万画素(ƒ/2.2) |
アウトカメラ(深度計測) | 1300万画素(ƒ/2.46) |
インカメラ | 1600万画素 (ƒ/2.0) |
ビデオ(アウトカメラ) | 最大4K@60fps |
ビデオ(インカメラ) | 最大1080P |
バッテリー | 4,000mAh (2,000mAh×2) 120W急速充電対応 |
ポート | USB Type-C |
生体認証 | 指紋認証(画面内) 顔認証(インカメラ) |
対応SIM | 物理SIM×2 |
2回線同時待ち受け | 対応 |
対応Band (赤字が重要Band) | 【GSM】850/900/1800/1900 【WCDMA】B1/B2/B4/B5/B8 【CDMA2000】BC0/BC1 【FDD-LTE】B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28 【TD-LTE】B34/B38/B39/B40/B41 【5G】n1/n3/n28/n38/n41/n77/n78/n79 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac |
Wi-Fi 6 | 対応 |
Bluetooth | Ver.5.2 |
イヤホンジャック | なし |
スピーカー | ステレオ |
FMラジオ | なし |
防塵防滴 | なし |
NFC | 対応 |
FeliCa(おサイフケータイ) | 非対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
残念ながら、以下の人気機能は非搭載でした。
- おサイフケータイ
- ワイヤレス充電
- 防水機能
Origin OSは日本語対応
iQOO 7は、Android11をベースに設計されたオリジナルOS「Origin OS」が搭載されています。
購入前に最も心配していたのが日本語に対応しているかどうか。
初期設定で「日本語」が選択できたので一安心です。
設定を含めて基本的な部分は、普通に日本語で使えます。
設定直後は見たこともないような漢字が出てくることがありますが、フォントスタイルを「経典字体」にすれば概ね解決できるでしょう。
Google Playが非搭載
中国国内向けのスマホの特徴はGoogle Playが搭載されていないことです。
iQOO 7も例外ではなく、初期設定のままではGoogle Playがありません。
APP STOREというアプリストアがあるものの、ご覧のとおり全て中国仕様。
そのため自分でGoogle Playをインストールする必要があります。
野良のAPKファイルをダウンロードしてiQOO 7にインストールしても良いですが、APP STOREからGoogle製のアプリをインストールする方法が最も簡単です。
APP STOREでGoogle Mapを探してインストール。
GETボタンをタップしてインストールしようとすると、もれなくGoogle Playも付いてきます。
Google Playさえインストールできれば、こっちのものです。
好みのアプリをインストールしていきましょう。
ただSnapdragon 888に対応していないのか、iQOO 7に対応していないのか分かりませんが、Netflixだけは使うことができませんでした・・・。
Bandは国内4キャリア対応
iQOO 7の対応Bandはかなり豊富です。
試験利用のためSIMカードを挿入して通信状況を試すことはできませんが、スペックを見る限り、ドコモ・ソフトバンク・au・楽天いずれの回線にも対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | Band 1 Band 3 Band 19(プラチナバンド) |
ソフトバンク回線 | Band 1 Band 3 Band 8(プラチナバンド) |
au回線 | Band 1 Band 18(プラチナバンド) Band 26(Band 18を内包) |
楽天回線 | Band 3 Band 18(パートナー回線) |
各社のプラチナバンド(速度は遅めだけど繋がるエリアが広い)にも対応しているので、使えない地域は少ないと思います。
ただし、auと楽天については回線が独特なので、スマホがBandに対応していても接続できないことがあるのでご注意ください。
また、回線によっては「VoLTE化」が必要な場合もありますので、よく分からない人は安易に購入するのはやめておきましょう。
5G回線も、ミリ波には非対応なものの、Sub6は全てのキャリアに対応しているようです。
SIMフリーAndroidスマホが好きならソフトバンク回線がおすすめ!
世界で標準的に使われているBandに対応しているのがソフトバンク回線になります。
格安料金プランのLINEMOやワイモバイル・格安SIMなら月額料金が安く抑えられるのでサブスマホにもピッタリです。
こちらの記事でソフトバンク回線が使える通信会社を紹介しているので本記事と併せてぜひ御覧ください。
https://chibimegane.jp/which-is-the-best-for-softbank/
iQOO 7を最安値で販売しているショップ
2021年5月14日時点の各モデル最安値は以下のとおりです。
モデル | 販売価格 | ショップ |
8GB / 128GB | $594.87 (約65,000円) | Aliexpress内 Oushu Mobile Store |
12GB / 256GB | $656.76 (約72,000円) | Aliexpress内 Oushu Mobile Store |
どちらも配送料無料で購入可能です。
配送に不安な場合はDHLを利用することもできますが、日本円で1,000円~3,000円かかるのでご注意ください。
Vivo iQOO 7のデザインと付属品
iQOO 7のカラーバリエーションは3種類。
- Blackland
- Latent blue
- Legendary Edition
僕が購入したのはBMWとのスペシャルコラボバージョンのLegendary Edition。
白を基調にしたバックパネルにトリコロールカラーのラインが3本入った超かっこいいカラーリング。
最後まで黒と迷っていましたが、この色にして本当に良かった。
心底おしゃれなデザインで気に入っています。
バックパネルは、おそらくガラス製だとは思いますが、樹脂製のように感じるほど非常に滑らかな質感。
スルスルとした触り心地がとても良く、基調が白ということもあって指紋や脂汚れが全く目立ちません。
高級感のある背面パネルほど光沢があって指紋が目立ちやすいのですが、iQOO 7に限っては実用性も兼ね備えた素晴らしい質感だと思います。
ケースを付けずに使い続けたくなりますが、付属のクリアケースを装着すると更にかっこよくなります。
iQOOロゴとBMWロゴの調和。
購入するならLegendary Editionがおすすめです!
バックパネル左上にはカメラユニット。
iQOOロゴがプリントされたシルバーのベースがいいアクセントになっていますよね。
本体サイズは約162.2mm × 7.58mm × 8.7mmと大型。
ただ横幅がそれほど広くないことに加えて薄いので、手にフィットして持ちやすく感じました。
重さは212gで、ケースを装着すると228gにも及びます。
大型ディスプレイ搭載モデルの宿命で、かなり重いです・・・。
本体右側面には音量ボタンと電源ボタン。
電源ボタンだけ青になっているのがニクいですね!
本体を囲む外装は航海船舶の部品に使われるアルミニウム合金製。
壊れにくいのはもちろん、高い耐久力が特徴です。
本体下部には、カードスロット・マイク・USB-Cポート・スピーカーが並んでいます。
カードスロットは両面にnano SIMカードを装着できるタイプ。
残念ながらSDカードスロットは非搭載です。
ストレージが128GB/256GBのいずれかとは言え、大量に写真や動画を撮影する人にとっては物足りないかもしれません。
本体上部にはマイク兼スピーカーがあるのみで、左側面には何も搭載されていませんでした。
iQOO 7の付属品は以下のとおりです。
- SIMピン
- 簡易マニュアル(中国語)
- 保証書(中国語)
- 保護ケース
- ディスプレイ保護フィルム
- 充電器
- USBケーブル
専用保護ケースはプラスチック製のハードケース。
BMWの特別仕様なので他のカラーリングとは違います(他の2機種は透明)が、お値段は一緒です!
充電器は120W出力可能で、かなりビッグサイズになっております。
独自の急速充電規格なのでポートはUSB Type-Aです。
USB Type-CポートにはPower Delivery以外の急速充電規格を内包してはいけないことになっています(無視しているメーカーのほうが多いけど)。
充電ケーブルはUSB-C to USB-Aのもの。
ディスプレイ保護フィルムは元々貼り付けられています。
中国メーカーのスマホには概ねケースとフィルムが付いているので、他のメーカーも是非見習っていただきたい部分ですね。
Vivo iQOO 7を実際に使ってみた様子をレビュー!
ここからはiQOO 7を実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
搭載されているSoCがSnapdragon 888ということもあって、とにかく何をやっても快適で衝撃的。
一度使ってしまったらミドルレンジスマホには戻れませんね・・・。
AMOLEDディスプレイが美しい
iQOO 7のディスプレイは、有機EL(AMOLED)で6.62インチ。
大きなサイズのディスプレイなので、片手操作はさすがに厳しいですね。
僕の手の大きさでは親指がギリギリ端っこまで届くくらいです。
画面解像度2400×1080、コントラスト比6000000:1、HDR10+、最大輝度1300nitと、めちゃくちゃ綺麗で高精細に映し出すスペックを搭載しています。
綺麗なディスプレイで定評があるiPhone 12シリーズにも負けない美しさ。
明るいところでも暗いところでも、見にくいなんてことはありません。
視野角も十分に広く、多少きつい角度から覗いてもはっきり見えます。
インカメラは画面上部に搭載されていて、切り欠きを作らないパンチホール型です。
リフレッシュレート120hzでヌルヌル
iQOO 7のディスプレイリフレッシュレートは最大120hzをサポートしています。
僕はこれまでも90hz以上の高リフレッシュレートのスマホをいくつか使ってきましたが、初めてヌルヌル動くことを実感できました。
ちょっと画面をスクロールするだけで他のスマホとの違いがはっきり分かります。
なお、常時120hzのリフレッシュレートにするとバッテリーの消耗が激しくなるようなので、こだわらないのであれば場面に応じて動的に変化する「スマートスイッチ」にしておきましょう。
また、瞬間タッチサンプリングレートが1000hz、タッチレポートレートが300hzと、以前のモデルに比べて25.8%短縮しています。
僕自身はゲームをバリバリやるわけではないので実感できませんでしたが、音ゲーが好きな人には嬉しいポイントになるはずです。
AnTuTuベンチマークテストの結果
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。
最も有名なAnTuTuを使ってみたところ、総合スコアは727471ポイント、GPUスコアが315115でした。
文句なしの最高性能で、何をやっても快適に感じるスコアと言えます。
僕がこれまでネットで見てきた最高スコアが650000ポイントくらいだと思うので、ぶっちぎりで勝っちゃってます。
Geekbench 5でのスコアも、他のスマホの追随を許しません。
スコア的に世界一のスマホを自分が手にしているのは相当気分が良いです。
ちなみに僕が購入したのは12GBモデルなので、8GBモデルだともう少しスコアが下がってしまう可能性があります。
iOSシリーズのAnTuTuベンチマークスコアは考慮していません。
AnTuTuアプリの設計がAndroidと異なるので単純比較できないと考えています。
動作性能をGoogle Pixel 5と比較
もはや比べるまでもないのですが、Pixel 5とアプリの起動速度を比較してみました。
Pixel 5のAnTuTuスコアは300000ポイントくらいで、決して低スペックなわけでもなく普段使いには十分です。
比較的重いサイトの楽天市場でも一瞬で表示されます。
AnTuTu70万点超えはやっぱり最強ですね。
こちらの動画ではもう少し長くiQOO 7を使っているので是非御覧ください。
ストレージ速度は十分速い
AnTuTuでストレージ速度のテストをした結果がこちらです。
UFS 3.1を搭載しているので読み込み・書き込みともに十分な速度が出ています。
実際にアプリの起動時間は、他のスマホに比べて体感できるほど早いと感じました。
さらに凄いのが、iQOO 7はストレージが空いている場合にROMの一部をRAMに利用することが可能です。
全く理解できない技術なのですが、RAM8GBモデルであれば11GBに、僕が購入した12GBモデルであれば15GB相当の効果になります。
8GB・12GBでもノートパソコン並のRAMを搭載していることになります。
それがメモリフュージョンテクノロジーで読み書きの速度向上が見込めるので、ハンパじゃないですよね。
Origin OSは使っていて面白い
iQOO 7に搭載されているOrigin OSはカスタマイズ性が豊かで面白いです。
ホーム画面にはiOSライクなウィジェットを配置可能。
システムアプリやデフォルトアプリに限られてしまいますが、アプリ一覧のコアコンポーネントから追加可能です。
見慣れたAndroid純正ホーム画面にも1タップで変更できます。
こっちのほうが使いやすい人の方が多いかもしれませんね。
今まで見たことのない便利機能も多数搭載されています。
例えば動的効果の設定で、タッチスクリーンにアニメーションを付加。
通知の対応してディスプレイを光らせるアンビエント照明エフェクト。
ディスプレイに文字を描くだけで指定のアプリ(選択肢は少ない)を起動させることなんかも可能です。
目新しい機能が多数搭載されているiQOO 7はまさにガジェット。
ゲームもサクサク快適!
高性能スマホは普段使いというよりゲームが快適にプレイできる点が購入するメリットになりますね。
iQOO 7のゲーム性能もバッチリでした。
人気のPUBG Mobileのグラフィック設定は「HDR」「極限」/「FHD」「ウルトラ」で設定可能。
むっちゃくちゃ綺麗で滑らかなのでビックリしました・・・。
ただ、アプリ自体がSnapdragon 888に最適化されていないものもありそうです。
原因は分かりませんが、原神でのグラフィック設定はデフォルトが「中」になっていました。
ウルトラゲームモードでもはやゲーム機に!
他のスマホにも同じようにゲームモード機がありますが、通知を止めたり、画面録画しやすくなったりする程度。
ところがiQOO 7のウルトラゲームモードは、操作性や性能そのものが向上します。
ウルトラゲームモードはサイドバーとして常駐しているので、右にスワイプするとゲームプレイ中でも操作できます。
monsterモードに変更すれば、バッテリー消費の効率を無視してCPU・GPU性能を強化するようです。
ただmonsterモードでAnTuTuベンチマークテストをしてみましたが、スコアは向上しませんでした。
画面を押し込むことで操作できる「感応式操作」にも対応。
「L」「R」2つのボタンを画面内コントローラーの好みの部分に割り当てます。
例えばPUBGで2つある射撃ボタンをそれぞれに割り当てれば、左右どちらかの画面を押し込むだけで射撃できちゃいます。
原神では左画面押し込みでジャンプ、右画面押し込みで攻撃を割り当ててみました。
これめちゃくちゃ捗りますよ!ジャンプ操作が簡単すぎる。
さらに凄いのが振動フィードバック。
対応のゲームアプリが限られているので全てには使えないですが、Call of Dutyなら使えました。
射撃をするたびにブルブル震えて臨場感がハンパじゃないです!
iQOO 7を購入したら、Call of Dutyを必ずプレイしてください。
iQOO 7の性能を最大限引き出せるのはゲームです。
どんなゲームでも快適にプレイできるので、ゲーマーさんにもおすすめできます。
iQOO 7であなたのゲームの腕前を1段階も2段階もアップさせてください。
バッテリー性能は優秀で長持ち
iQOO 7のバッテリー容量は4,000mAhとそこそこの容量。
PC MARKというアプリで、バッテリー残量100%から20%まで消耗する時間を計測した結果、12時間29分でした。
少なくとも連続12時間以上使い続けることができるので、バッテリーは長持ち。
最新のSoCを搭載しているので、電池のもちが悪いかと予想していたので意外すぎる結果でした。
ゲームをぶっ続けでプレイするような極端な使い方さえしなければ、丸一日充電しなくても過ごせると思います。
120W急速充電がヤバすぎる!
iQOO 7はバッテリー性能は優秀なんですが、さらに凄いのが本体充電速度です。
公式での発表によると、僅か15分で100%までのフル充電が可能とのこと。
そこで実際に充電時間がどのくらいになるのか試してみました。
15%からの結果になりますが、ジャスト15分で充電完了!
iQOO 7には寝る前に充電するという概念はありません。
お風呂に入っている間に、食事をしている間に充電が終わっています。
デュアルスピーカー搭載!
iQOO 7には上下2つのスピーカーが搭載されているので、横向きにすればステレオ再生が可能です。
バランスも良く、どちらかの音量が強いということもありません。
音質もまずまずで低音の迫力は少し弱い印象があるものの、広がりのあるサウンドが楽しめます。
イヤホンを付けなくても動画視聴やゲームができるでしょう。
指紋認証・顔認証どちらも優秀
iQOO 7には指紋認証・顔認証どちらも搭載されています。
マスクを付ける機会が多い現在では、片方だけだとどうしても不便です。
指紋認証センサーはディスプレイ内にあり、認識制度は高く反応速度もそこそこ早め。
そして驚いたのが顔認証の精度の高さ。
良いのか悪いのか微妙なところですが、眼鏡&マスクを付けた状態でもロック解除されちゃいました。
ちなみに逆さまにしても認識可能なようです。
普段は顔認証をおすすめしないのですが、これなら使ってもいいかもしれませんね。
カメラ性能もGood!写真もビデオも綺麗です
iQOO 7には3つのカメラが搭載されているので、作例と共に紹介していきます。
カメラに関してはスマホ毎にクセがあって、仕上がりも人それぞれ好みがあるので評価は難しいところ。
カメラ初心者の僕が撮影した感じだと、iQOO 7のカメラはめちゃくちゃ優秀でした。
比較用に、価格以上にカメラ性能が超優秀と言われているGoogle Pixel 5で撮影した画像も掲載していきます。
これはメインカメラで撮影した写真です。
全体的に明るく、はっきりした色合いの仕上がりになっていました。
空の青さが強調されているのが良く分かります。
写真によっては不自然に感じてしまうことがあるかもしれません。
同じ場面を超広角カメラで撮影してみました。
メインカメラ同様に色合いが強調された仕上がり。
個人的にはメリハリのある写真になるので好みです。
望遠は、光学2倍・デジタル最大20倍。
2倍ズームなら殆ど画質は劣化しませんね。
20倍ズームも思ったより綺麗でした。
深度計測用カメラによるポートレートモードがこちらの画像。
Pixel 5のソフトウェア処理技術が凄すぎるので、ボケ感は負けてしまいました。
これは超広角カメラを利用したマクロ撮影。
あんまり使うことはないでしょうが、2cmくらいまでなら被写体に寄れるので面白い写真が撮影できますよ。
最後に夜間撮影。
iQOO 7には夜景モードが搭載されています。
Pixel 5の夜景モードの性能は見事なんですが、iQOO 7も負けていません。
これは超広角カメラで夜景モードを使って撮影した画像。
綺麗ですが若干ノイジーになってしまいますね。
これは何気なく撮影した夜空の写真です。
空の色はどうしちゃったの?って感じなんですけど、肉眼では確認できない星が大量に撮れて嬉しかったので掲載しておきます。
動画撮影もしてみました。
4K@60fpsで撮影したものです。
Pixel 5のほうがやっぱり綺麗に撮影できますが、iQOO 7でも悪くない感じ。
動きながら撮影するなら、iQOO 7に搭載されている「強力手ぶれ防止モード」がおすすめです。
夜間撮影は暗くなってしまうものの、無理矢理明るくしているPixel 5よりもノイズが少なくて鮮明です。
誰が見ても綺麗と思える写真をワンタップで撮影できるので、iQOO 7のカメラは優秀ではないでしょうか。
コントラストが激しくなる傾向にあるので、SNSへの投稿に向いてるかもしれませんね。
Vivo iQOO 7のイマイチなところ
最後にiQOO 7を使ってみてイマイチな部分を紹介していきます。
僕が感じたのは以下の3つです。
- 分かってはいるけど中国語が多い
- システム・デフォルトアプリの主張が激しい
- Gmailで通知がこない
分かってはいるけど中国語が多い
中国国内向けに販売されたスマホであることを理解したうえで購入しているものの、中国語の多さは気になってしまいますね。
海外旅行に行っておいて、日本語が全然ない!って文句言うのと同じくらい理不尽だと思いますが、やっぱりストレスになることもしばしば・・・。
うんざりしてしまう人もいると思うので、嫌ならSnapdragon 888を搭載したグローバル版スマホを購入したほうが懸命です。
Mi 11(グローバル版)はこちらの記事でレビューしています。
システム・デフォルトアプリの主張が激しい
デフォルトで利用するアプリを設定で変更しても、うまくいかないことがあります。
例えばデフォルトブラウザをGoogle Chromeに変更しているのですが、リンクをタップすると標準Browserが立ち上がってしまうんです。
これはiQOO 7の内部ファイルをいじれば調整可能なのかもしれませんが、僕の知識では怖すぎてできません。
多少の不便さを許容できなければ、iQOO 7が使いにくいスマホになってしまうでしょう。
Gmailで通知がこない
僕は仕事でもプライベートでもGmailを使用しています。
他のアプリではそんなことはないのですが、なぜかGmailだけ通知が全然きません。
あらゆる権限を許可して、バックグラウンドで動くようにバッテリー設定でも許可を与えているのですが、ダメです。
メールが届いているのか分からないので定期的にGmailアプリを開く必要があるので、超めんどくさいです。
中国語が表示されることや、デフォルトアプリの変更ができないことは我慢できるのですが、通知がこない点があるのでメインで使うスマホにはならないよなーって思ってしまいました。
Vivo iQOO 7のレビューまとめ
Snapdragon 888を搭載した最高性能スマホ、VivoのiQOO 7をレビューしました。
日本国内で使うには不便なところが多々ありますが、なるべく安く高性能のスマホを手に入れたいのであればiQOO 7がおすすめです。
Snapdragon 888搭載スマホ | |
Galaxy S21シリーズ | S21 Ultra:176,400円 S21 Plus:130,700円 S21:101,600円 (ETOREN調べ) |
Mi 11(グローバル版) | 8GB/128GB:78,300円 8GB/256GB:86,600円 (Aliexpress調べ) |
iQOO 7 | 8GB/128GB:62,545円 12GB/256GB:73,200円 (Aliexpress調べ) |
普段使いはもちろん、どんなゲームでも最高のパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。
なお、技適を通過していない海外スマホなので総務省に届出が必要になる点はご留意ください。
総務省>>技適未取得機器を用いた実験等の特例制度
とても参考になるレビューをありがとうございます。
コスパのiqoo7、VoLTE化が楽なmi11、どちらもメリットありますね。
よく比較されるmi11は発熱、バッテリー消費凄いみたいですがiqoo7はどんな感じですか?
ブロフラさん
コメントありがとうございます。
僕も前情報で発熱とバッテリー消費を心配していました。
ただ実際に使った感じでは発熱はそれほど気になりません。
AnTuTuを回した後でもほんのり温かい程度でした。
バッテリー消費も極端な使い方をしなければ1日十分に使えると思います。
(なおMi11もレビュー予定なので、よろしければまたご覧になってくださいませ)
めちゃめちゃ有益な記事感謝です!
ただ、総務省への届け出なんてしたことないから、
役所と聞いただけで「うわぁ… 超めんどくさそう…」と
腰が引けています(笑)
物販太郎さん
コメントありがとうございます。
とっても嬉しいです!!!
そうですよね・・・おまけに総務省だなんてハードル高そうですもんね。
アカウント開設はマイナンバーカードでオンライン申請か、郵送申請。
その後の試験利用届出は全てオンラインで完結するので馴れてしまえばすぐにできます。
試験利用期間は180日ですがお試しくださいませ。
総務省のそれを突破してなお制限(試験利用期間)があるのですね…
お教えくださりありがとうございました(^^)