Wearbuds Proを購入しました。
街なかでワイヤレスイヤホンを使っている人を見かけることが珍しくない状況になりました。
中でも主流なのは左右のイヤホンがケーブルで繋がっていない完全ワイヤレスイヤホンですよね?
ただ、いかに高音質・高性能の完全ワイヤレスイヤホンでも、たった1つの弱点があります。
それは、使っている時にケースが邪魔になる問題。
ポケットに入れたら変にモッコリしてしまうし、カバンに入れておいたら見つけられない。
イヤホンを使い終わって収納する時にどうしてもモタついてしまうわけです。
あなたにもそんな経験があるんじゃないでしょうか?
そんなあなたにオススメしたいのが、本記事で紹介するWearbuds Pro。
なんとスマートウォッチとワイヤレスイヤホンを合体させてしまったロマン溢れるガジェットです。
これ凄いでしょ!!!
こういうのが好きなんですよー!
これぞガジェットですよねー! pic.twitter.com/h7wpEGb0vv
— ちびめがね (@chibimeganecom) August 7, 2021
1週間ほど実際にWearbuds Proを使ってみたので、その様子をレビューしていきます。
なお2021年8月現在、Wearbuds Proは一般発売されておりません。
購入したい場合はクラウドファンディングサイトmachi-yaにて支援購入しましょう。
公式サイト>>Wearbuds Pro Japan
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Wearbuds Proのメリット・デメリットと評価
Wearbuds Proは中国メーカー「Aipower」のウェアラブルデバイスです。
前モデルのWearbudsは数々のクラウドファンディングプロジェクトに参加し、累計2万人以上に販売された人気ガジェット。
公式サイト>>Wearbuds
Wearbuds Proはその後継機にあたり、Bluetoothのバージョンをアップするなどの機能強化がされているようです。
スペック表
スマートウォッチ | |
製品名 | Aipower Wearbuds AI-W20 pro |
ベルトサイズ | 17.5cm |
ディスプレイ | 1.14インチ TFT液晶 解像度 80×160 |
プロセッサー | ARM Cortex-M4 |
連続使用時間 | 最大10日間 |
充電時間 | 1.5時間 |
センサー | 7軸加速度センサー 心拍数センサー 振動モーター |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
通信距離 | 10m |
防水性能 | IPX5 |
イヤホン | |
Bluetoothチップセット | Qualcomme QCC3026 |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
通信距離 | 15m |
スピーカー | 0.24インチ 6mmドライバー 16Ω 20Hz~20KHz 88dB |
マイク | MEMS 100Hz~10KHz 38dB |
連続再生時間 | 5.5時間 |
充電時間 | 1時間 |
防水性能 | IPX6 |
防水性能がそれぞれ「IPX5」「IPX6」等級なのが良いですよね。
多少の雨やワークアウト中の汗にもビクともしません。
メリット
- スマートウォッチとワイヤレスイヤホンが1つに
- 見かけ以上に軽量
- ワイヤレスイヤホンがTWS Plusに対応
スマートウォッチにワイヤレスイヤホンが収納できるハード面や発想は素晴らしいと思います。
また、ワイヤレスイヤホンに採用されている接続方式が「Qualcomme TWS Plus」である点も嬉しいポイントです。
Wearbuds Proを購入するメリットはロマン。
これまで、ありそうでなかった物を形にしてくれた正真正銘の「ガジェット」と言っていいでしょう。
デメリット
- スマートウォッチの機能が乏しい
- スポーツモードが3種類
- 心拍の自動計測ができない
- 通知がただのお知らせ
ハード面は優秀なWearbuds Proですが、機能・性能は数千円レベルのチープさ。
スマートウォッチとワイヤレスイヤホンが合体している、ただそれだけと言った感じです。
特にスマートウォッチの機能面が乏しすぎるので、もう少しブラッシュアップが必要じゃないかと思いました。
今後のソフトウェアアップデートでの改善に期待です。
評価
(2.5点/5点満点)
残念ながらWearbuds Proは、普段使いにもワークアウト専用機としても機能が乏しすぎるので多くの人におすすめすることはできません。
もちろん完全ワイヤレスイヤホン使用時にケースが邪魔になる問題を解決してくれる点は優秀です。
- 機能は最低限でも良い人
- 他の人と違うものを持っていたい人
- ガジェット好きの人
- ロマンを追い求める人
こんな人には向いていると思いますが、いかんせん一般販売予定価格が29,800円とお高め。
現在開催中のクラウドファンディングで先行購入すれば割引価格が適用されるので、活用したほうが良いでしょう。
公式サイト>>Wearbuds Pro Japan
Wearbuds Proのデザインと付属品
Wearbuds Proのカラー展開は、ダークグレーとライトグレーの2色。
このうち僕はダークグレーを購入しました。
商品の外箱を見ると「SHADOW GRAY」と記載されていたので、そちらが正式名称なのかもしれません。
スマートウォッチのデザイン
ワイヤレスイヤホンが中に搭載されているわけですから当然ですが、サイズ感はかなり大きめ。
高さのインパクトが凄いです・・・。
パッと見は驚くかもしれませんが、非現実的な大きさではないと思います。
一般的な腕時計と並べてみるとこんな感じに。
やや丸みを帯びたメタリックな質感で個人的にデザインはカッコイイと思います。
男子の心をくすぐる未来感がたまりません。
THE ガジェット!まさにそんな感じです。
サイズ的にはかなり大きいのですが重さは意外と軽くて70gほど。
装着したままワークアウトをしても問題ありません。
バンドはしっとり滑らかなシリコン製。
暑い季節だと少々ベタつきが気になるところですが、これまで使ってきたスマートバンドの中でも上位に入るくらい質感が良いと思いました。
バンドの幅は実測で約23mm。
バンドの留め具を穴にハメ込み、ループに通して装着するタイプです。
バンドには10個のサイズ調整用の穴が空いているので女性やお子さんでも装着可能。
小学校3年生の息子でも装着できていました。
シリコンベルトは取り外し可能で、公式サイトで交換用のベルトが購入可能なようです。
ディスプレイは1.14インチのTFT液晶で、全画面表示ではありません。
赤で囲った部分が表示領域になります。
有機ELを採用したディスプレイに比べると粗さは目立ちますが、見にくいことはありません。
視野角もまずまずで多少きつい角度からでも表示を確認できます。
ディスプレイの常時表示には対応していませんが、腕も持ち上げたらディスプレイが点灯してくれます。
設定から4段階で明るさの調整が可能でした。
本体に物理ボタンが搭載されていないので操作は全てタッチ式。
とは言え必要なのは左右のスライドとタップのみ。
ホーム画面に戻る時はディスプレイをダブルタップします。
本体背面には心拍センサーと充電用の端子が搭載されています。
ワイヤレスイヤホンのデザイン
イヤホンは本体側面に収納されており、押し込むことで取り外し可能な状態に。
ディスプレイに表示されるアニメーションが良いですよね。
収納する時も側面に装着して押し込みます。
カチッとロックがかかる状態になるのが非常に気持ちが良いです。
スマートウォッチに収納できるくらいですからイヤホンのサイズは非常にコンパクト。
小指の先端くらいの大きさしかありません。
表面にはロゴのプリントとLEDインジケーター。
背面には充電端子が搭載されていました。
重さは片側5gと超軽量で、耳に負担がかかることはありません。
耳の穴に直接挿入するカナル型なので、耳栓のような特有の閉塞感がありました。
耳に入れた後に90°くらい回転するとかなりフィットしてくれます。
激しい動きをしても簡単に外れてしまうことはないでしょう。
左右のイヤホンは全く同じ形状をしているので間違えないように注意したいところ。
側面に「R」「L」のプリントがされてはいますが、ちょっと分かりにくいかもしれません。
付属品
Wearbuds Proの付属品は以下のとおりです。
- マニュアル
- 充電ケーブル
- イヤーピース
マニュアルには日本語ページも用意されていました。
交換用のイヤーピースは最初から装着されているものとは別にSサイズが1つ。
イヤーピースは傘の部分はやや厚めで軸が太くてしっかりとしたタイプ。
取り外しは引き抜くだけなのでとっても簡単です。
フィット感がイマイチな場合や閉塞感が強すぎる場合は他社製のイヤーピースに交換しても良いですが、スマートウォッチに収納できなくなる可能性があるのでご注意ください。
ステムの直径は実測で5.2mmで、形状は円形でした。
充電ケーブルはUSB Type-Aのもの。
他のケーブルで代用できないので無くさないように注意しましょう。
スマートウォッチの充電ケーブルは外れやすいものが多いのですが、Wearbuds Proはマグネットがかなり強力なので心配ありません。
公式サイト>>Wearbuds Pro Japan
Wearbuds Proのペアリング
Bluetoothデバイスを使う上で重要なのがスマホとのペアリングが簡単なのかどうかです。
wearbuds Proはスマートウォッチとワイヤレスイヤホンの2つがあるので、それぞれペアリングする必要があります。
とは言っても専用アプリ「Wearbuds」の表示通りに進めていけば、誰でもペアリングできるはずです。
Wearbuds
Aipower無料posted withアプリーチ
スマートウォッチ
Wearbuds Proを開封し、ワイヤレスイヤホンをセットして電源を入れます。
次にスマホにダウンロードしたWearbudsアプリでデバイスを追加します。
なお、初めてWearbudsアプリを使う場合にはアカウント作成する必要があるのでご注意ください。
デバイス一覧の中から「Wearbuds Pro」を選択。
スマホの近くにあるWearbuds Proを認識してくれるはずなので選択して接続していきます。
ペアリング許可の表示がWearbuds Proのディスプレイに表示されるので「OK」をタップ。
これでスマートウォッチとスマホのペアリングは完了です。
ワイヤレスイヤホン
スマートウォッチのペアリングが完了すると、ワイヤレスイヤホンとスマホのペアリング設定に進みます。
Wearbuds Proからワイヤレスイヤホンを取り出しペアリング状態になるのを待ちます。
暫く待っていると左右いずれかのイヤホンのLEDインジケーターが白と緑の点滅状態になります。
今回は左イヤホンが緑と白の点滅状態になりました。
Wearbudsアプリにどちらのイヤホンが点滅しているのか利かれるので「左」を選択。
するとスマホのBluetooth設定画面に遷移するので「Wearbuds Pro_Buds_L」を選択しましょう。
右イヤホンが白と緑の点滅状態になっていたら「Wearbuds_Pro _Buds_R」を選択することになります。
暫く待っていると左右どちらのイヤホンもスマホと接続されている状態になるはずです。
これでワイヤレスイヤホンのペアリングが完了しました。
公式サイト>>Wearbuds Pro Japan
Wearbuds Proのバッテリー性能
スマートウォッチ・ワイヤレスイヤホンを購入する場合、バッテリーのもちが良いかどうかも重要なポイント。
Wearbuds Proのバッテリー性能を紹介していきます。
長持ちではないけど必要十分
WearBuds Proのスペックではスマートウォッチは最大10日間の連続使用が可能と記載されていますが、これはバッテリーを節約して最小限の使い方をした時の場合。
通常利用ではここまで長持ちではありません。
実際に何の節約もしないでWearbuds Proを使ってみたところ、フル充電からバッテリー残量10%になるまで2日間でした。
この間、通勤時にワイヤレスイヤホンを使用し、30分程度のワークアウトを2回しています。
10日間には遠く及ばない日数ですが、こんなもんだろうなといったところ。
Wearbuds Proはワイヤレスイヤホンの充電器も兼ねているので、音楽を聞く時間や通話時間が長いほど本体のバッテリーも消費してしまいます。
個人的に僕はスマートウォッチは毎日充電するものだと思っています。
1日持たないと使う気にはなりませんが、2日使えるのであれば十分です。
もし寝る前等に充電し忘れてしまったとしても、あと1日使えるわけですからね。
なおワイヤレスイヤホンの連続再生時間は約5.5時間。
一般的なワイヤレスイヤホンに比べると少々短いかもしれませんが、通勤通学・ワークアウトでの利用であれば特に不満に感じることはないでしょう。
充電時間はそこそこ早い
Wearbuds Proのバッテリー容量は公開されていませんが、本体充電時間も特に不満に感じる部分はありませんでした。
バッテリー残量10%から100%まで充電するのにかかった時間は約1時間半。
充電時の電力を計測してみたところ1W程度だったので急速充電には非対応のようです。
短時間でそれなりに充電することができるので、毎日出かける前の準備時間や入浴時間に充電しておけば、バッテリーがなくなって困るようなことにはならないでしょう。
Wearbuds Proのバッテリー性能は必要十分だと思います。
公式サイト>>Wearbuds Pro Japan
Wearbuds Proのスマートウォッチを実機レビュー
ここからはWearbuds Proを実際に使ってみた様子を、スマートウォッチ・ワイヤレスイヤホンそれぞれレビューしていきます。
機能は固定で非表示並べ替えはできない
Wearbuds Proに搭載されている全機能は以下のとおり。
- 歩数計
- 心拍計測
- 消費カロリー計測
- 階段数
- 移動距離
- トレーニングモード
- 音楽アプリ操作
- タイマー
- 設定
使用したい機能をディスプレイを横にスライドして選択します。
必要最低限の機能は搭載されていますが、機能の並べ替えや不要な機能を非表示にすることはできません。
これがかなり不便で、例えば音楽再生アプリのコントロールをすぐに使用したくても、いちいちディスプレイをスライドしなければいけません。
音量調整はできませんが使い勝手は悪くないだけに残念です。
よく使う機能だけでもショートカットできるようにしてくれれば良いのですが、それもできず。
使い勝手はイマイチと言わざるを得ません・・・。
また、時々フリーズしてしまってタッチ操作が一切できなくなることがありました。
暫く放置しておけば直るんですが、こういうところも地味にストレスを感じます。
歩数・消費カロリー・階段数・移動距離を自動計測
歩数や消費カロリーは自動計測してくれます。
当日の記録は各機能から確認できますし、もちろんコンパニオンアプリ上でもチェック可能です。
睡眠時間を自動計測
Wearbuds Proを装着したまま寝ると、睡眠時間を自動計測してくれます。
これはスマートウォッチでは確認できず、Wearbudsアプリでのみ確認可能です。
計測の精度も概ね良好です、変な時間に寝ていることになってる!みたいな感じにはなりませんでした。
心拍を自動計測のはずだけど・・・
Wearbuds Proには光学式心拍センサーが搭載されているので心拍数の計測が可能です。
ただ、コンパニオンアプリで心拍計測の頻度を設定できるようなんですが、どの設定にしても自動計測することはできませんでした・・・。
唯一自動計測できたのはワークアウトの時。
しかも最初の4分間だけ・・・。
いやぁ・・・正直これはかなりガッカリ。
もしかしたら僕の購入したWearbuds Proが壊れているだけかもしれませんが、まともに機能しないのは良くないですよね。
もちろん手動計測はしっかりできていたので、心拍計測機能自体は壊れていることはないと思います。
ソフトウェア・アップデートで修正できるなら、この点は改善してもらいたいポイントです。
トレーニングモードは3種類
Wearbuds Proにはトレーニングモードが搭載されていますが、3種類のみ。
- ランニング
- ウォーキング
- サイクリング
フリートレーニングなんかもありませんので、この3つだけです。
数十種類のトレーニングモードが搭載されているスマートバンドもある中、ちょっと少なすぎるような気もします。
しかも、スマートウォッチ上でトレーニングを開始しても、コンパニオンアプリのトレーニング記録に反映されません・・・。
アプリ上でトレーニングを開始すればしっかり記録できるのですが、スマホを持ち歩きたくない人だっていますからね?
Wearbuds Proにはワイヤレスイヤホンが搭載されているので、本来ワークアウトとの親和性が高いはず。
それなのにスマホを常に持ち歩かなければワークアウトが記録されないなんて本末転倒な気がします。
スマホの通知を表示できる
Wearbuds Proはスマホの通知を表示する機能があります。
表示できる文字数は30文字程度で、返信等はできず。
また、履歴を保存する機能もないので一度表示を消してしまったら再び確認できません。
ただ単にスマホに着信やメッセージが届いたことを教えてくれる、そんな機能になります。
しかも、通知に対応しているアプリも超限定的で、以下のアプリ以外の通知には反応しません。
個人的にGmailやカレンダーが非対応な点が超不便。
SNSだけではなくて、全てのアプリを網羅的に通知してくれたほうが良かったのになと感じてしまいました。
Wearbuds Proのスマートウォッチは、殆ど使い物にならないレベル。
機能的にも一昔前のスマートウォッチっていう感じです。
今なら数千円払えば更に高機能なスマートバンドを購入することができますからね。
ワイヤレスイヤホンを搭載できるというのは最大のメリットなのですが、ただそれだけ。
何としてでもソフトウェアアップデートで機能改善するべきだと思います。
公式サイト>>Wearbuds Pro Japan
Wearbuds Proのワイヤレスイヤホンを実機レビュー
Wearbuds Proのスマートウォッチ機能はお世辞にも良いとは言えませんが、ワイヤレスイヤホンは個人的に使いやすかったです。
接続方式は左右同時転送TWS Plus
ワイヤレスイヤホンの接続方式は少し珍しい「TWS Plus」でした。
スマホのSoC「Snapdragon」でお馴染みのQualcommeの独自テクノロジーで、左右のイヤホンをそれぞれスマホに接続する方式になります。
TWS Plusのメリットは以下のとおり。
- 音ズレしにくい
- 音が途切れにくい
- バッテリーもちが良い
完全ワイヤレスイヤホンの弱点を補ってくれる超優秀な技術です。
公式サイト>>Qualcomm TrueWireless
ただし、TWS Plusをフル活用するにはスマホ側もTWS Plusに対応している必要があります。
どんなスマホでもTWS Plusで接続できるとは限らないのでご注意ください。
中音域が強調されたクリアな音質
Wearbuds Proは中音域・ボーカルが強調されてハッキリ聴こえるクリアな音質。
現在主流のドンシャリとは雰囲気が異なります。
低音域が前に出てこないので迫力のある音質とは言えません。
高音域も控えめなのですが、キンキン頭に刺さるような感じがしないので聞き疲れを起こすことがないのは良い感じです。
また、接続方式がTWS Plusのおかげか、定位感はかなり優秀です。
音場はそれほど広くないものの、音色の分離がしっかりしていて、どの音がどこから聞こえてくるのかが非常に分かりやすかったです。
とは言え、そこまで高音質ではないので過度な期待は禁物。
やはり性能的には数千円レベルのワイヤレスイヤホンと同じくらいだと思っていいでしょう。
ゆっくりと音楽を楽しむ時間には使いづらいですが、ワークアウトの最中に聴くにはピッタリだと思います。
また、人の声が聞き取りやすいのでAudibleのようなオーディオブックを聞くのにも最適です。
外箱にHi-Res AUDIOの表示があるけど・・・。
Wearbuds Proが対応しているBluetoothコーデックは「SBC」「AAC」「aptX」の3種類。
AndroidデバイスならaptXが使えるのは嬉しいポイントです。
SBC・AACよりも低遅延・高音質と言われています。
ただ1点気になってしまったのが、外箱に「Hi-Res AUDIO」の表記がしてあること。
aptXでの接続では、ハイレゾにならないんじゃないかと思います・・・。
実際にaptXで接続中に複数のスマホでサンプルレートとビットレートを確認してみたのですが、どちらも16bit/48kHz(CD相当の音質)でした。
僕の認識が誤っているかもしれませんが、音質にハイレゾを期待しているなら注意が必要です。
タッチ操作に対応している
Wearbuds Proのイヤホンはタッチ操作に対応しています。
赤丸の部分がタッチセンサーです。
操作方法は以下のとおり。
左右どちらか1回タッチ | 音楽再生/一時停止 通話応答/通話終了 |
右2回タッチ | 曲送り |
左2回タッチ | 曲戻し |
右長押し | 音量上げる |
左長押し | 音量下げる |
左右どちらか2秒長押し | 着信拒否 |
左右どちらか3回タッチ | 音声アシスタント起動 |
音量調整ができるのは非常に嬉しいポイント。
スマートウォッチの音楽再生アプリコントロール機能は使いづらいですが、イヤホンでリモコン操作しちゃえば簡単ですね。
マイク性能は問題なし
Wearbuds Proのイヤホンで音楽を聞いた時にボーカルがクリアだったので予想はしていましたが、人の声が聞き取りやすいので通話には向いています。
CVC8.0のノイズキャンセリングを搭載しているので、こちらの声も相手に伝わりやすいです。
実際にLINEで通話を試してみたのですが、全く問題ありませんでした。
スマートウォッチにイヤホンが搭載されているので、すぐに取り出して通話に応答できるのは超便利だと思います。
公式サイト>>Wearbuds Pro Japan
wearbuds Proレビューまとめ
Wearbuds Proを実機レビューしました。
スマートウォッチとワイヤレスイヤホンを1つにした、これまでになかった正真正銘の「ガジェット」。
完全ワイヤレスイヤホンのケース問題を解決してくれるので非常に便利です。
ただし、個々の性能はかなりチープで期待をするとガッカリしてしまうレベル。
今後のソフトウェアアップデートでの機能・性能向上に期待したいところです。
公式サイト>>Wearbuds Pro Japan