評価:(5点/5点満点)
お世話になります。毎月スマホを買っちゃうガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
Xiaomi 14T Proを購入しました。
2024年12月に発売されたXiaomi製ハイエンドモデルです。
旧モデルXiaomi 13T Proは弱点の少ない高コスパスマホでしたが、Xiaomi 14T Proはさらに超超超進化!
なんと最上位モデルXiaomi 14 Ultraと同じLeicaカメラを搭載し、さらに待望のワイヤレス充電にまで対応してくれました。
にもかかわらず価格は旧モデルから据え置きの109,800円!
まさに2024年最後に届いたXiaomiからのビッグプレゼントです。
本記事でXiaomi 14T Proを実際に使った様子を詳しくレビューするので購入の参考にしてください。
メリット | デメリット |
・価格据え置き ・Leicaカメラ ・高解像度AMOLED ・超快適な動作性能 ・120W神ジューデン ・ワイヤレス充電 ・ステレオスピーカー ・おサイフケータイ ・IP68防塵防水 ・付属品パーフェクト | ・重い ・SDカード非対応 ・イヤホンジャックなし |
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Xiaomi 14T Proのデザイン・サイズ・付属品をレビュー
まずはXiaomi 14T Proの外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
Xiaomi 14T Proのカラーバリエーションは以下の3色。
- チタンブラック
- チタンブルー
- チタングレー
このうち僕が購入したのはチタンブラックです。
名前には「チタン」と入っておりますが、素材にチタンは採用されてないのでご注意を。
チタングレーも気になったんですがブラックにして大正解!高級感があってめちゃくちゃかっこいいです。
背面パネルはおそらくガラス製。触り心地はサラッッッサラで指紋も皮脂汚れも全く目立ちません。
ごくごく小さいラメが散りばめられているように光の反射でキラキラ輝きます。
個人的にこのデザインめちゃくちゃ好きなんですよね。これまでレビューしたスマホの中ではOnePlus 10 ProやREDMAGIC 8 Proにも採用されていました。
背面パネル上部に大きなカメラユニットを搭載。
中央にはLeica(ライカ)のロゴ。パッと見は4眼カメラに見えますが、1つはライトなのでメイン・超広角・望遠の3眼構成になります。
カメラユニットの出っ張りは実測で約4mm。出てますねー笑
当然ながらカメラを下にして置くとガタガタするので操作しにくいです。
背面パネルの形状はフレームに向かって僅かに湾曲しております。
ミドルフレームはアルミ合金製。もう1度言いますがチタン製ではございません。
ディスプレイを上にして右側面に音量ボタンと電源ボタン。
左側面には何もありません。スッキリ。
本体下部にはカードスロット・マイク・USB Type-Cポート・スピーカー。
カードスロットはSIMカードを1枚装着できるタイプ。
上部にはマイクと赤外線ブラスターがありました。
サイズ感
Xiaomi 14T Proのサイズは160.4×75.1×8.39mm。
6.67インチのディスプレイを搭載していることもあって普通に大きいです。
iPhone 16(6.1インチ)、Pixel 9 Pro(6.3インチ)と比べるとこんな感じになります。
重さは付属フィルムを貼った状態で211gとヘビー級。
もはや6インチ超えのスマホなんて珍しくもないですが、個人的にはもう少し小さくても良いかなーとは思います。
付属品
Xiaomi 14T Proの付属品は以下のとおりです。
- クイックスタートガイド等
- SIMピン
- 保護ケース
- 保護フィルム
- 充電器
- USBケーブル
さすが天下のXiaomiですね。付属品なしのスマホが多い中でまさかのフルセット!
購入してすぐに使い始めることができるので嬉しいですよね。
保護ケースはブラックのソフトタイプ。
カメラユニットを守ってくれるので付けておいたほうが良いでしょう。
本体カラーがブラックなのでケースを装着しても全く違和感がありません。
充電器は120W出力可能な超ハイパワータイプ。ちなみに同等の充電器が7,990円で販売されております。
USBケーブルはType-C / Type-Aのものでした。6Aに対応している特殊なタイプなので、急速充電するには付属ケーブルを使う必要があります。
ディスプレイ保護フィルムは購入時から貼り付けてあります。
質感はそれほど良くないので好みのものに貼り替えても良いかもしれません。
Xiaomi 14T Proのディスプレイをレビュー
続いてXiaomi 14T Proのディスプレイを見ていきましょう。
毎日何度も目にするディスプレイは、スマホの命と言っても過言ではないくらい重要なポイントです。
6.67インチ AMOLEDディスプレイ
Xiaomi 14T Proのディスプレイサイズは6.67インチの大画面。
ベゼル(縁)も狭く、ほぼ四辺均一で美しいですね。
画面占有率が脅威の93.3%と広い表示領域を確保しております。
インカメラはパンチホールタイプで上部中央に配置。横持ちで全画面で動画を見ても気になりませんでしたよ。
ディスプレイサイズは大型なので操作は基本的に両手になるでしょう。片手だと指が届きませんからね。
文字入力くらいなら片手でもできますが、高級スマホを落として傷だらけにしても切ないので無理せず両手で使いましょう。
湾曲のないフラットディスプレイも保護フィルムが貼りやすくて個人的に嬉しいポイントでした。
画面解像度 2,712×1,220
Xiaomi 14T Proの画面解像度はFHDを大きく超える2,712×1,220。
ほんっとに何を表示させてもめちゃくちゃ綺麗です。
有機ELディスプレイ特有の黒色表現でシャキッとメリハリの効いたリッチな表示。
- 446ppi
- 680億色
- DCI-P3
- 12-bit
- HDR10+
- Dolby Vision
スペック的にもしっかりハイエンド性能。
普段使いはもちろん動画視聴やゲームでも活躍してくれますよ。
僕は初期設定で問題ありませんでしたが、好みに合わせてカラーモード・色温度を変更することも可能です。
動画向けの設定項目もあるので、動画視聴が好きな人はチェックしておきましょう。
この他、TÜV Rheinlandの認証を受けておりブルーライト軽減のお墨付きです。
十分な明るさで屋外でも見やすい
Xiaomi 14T Proの画面輝度は、ピーク時4,000nitsと十分な明るさ。通常輝度も1,000nitsは超えてると思います。
屋内ではもちろん、屋外の直射日光下でも見づらくなることはありませんでした。
多少暗くはなるものの視野角の広さも十分で、ごろ寝スマホとしても使えます。
リフレッシュレートは最大144Hzをサポート
ハイエンドスマホでも120Hzが多いのですが、Xiaomi 14T Proのリフレッシュレートは最大144Hzに対応。1秒間に144回も画面を書き換える超高駆動ディスプレイです。
1秒間に最大144回も画面を書き換えるのでスクロールがヌルヌル動きますよ。
これに慣れたら60Hzには戻れませんね・・・。
ただ144Hzになるのは当然対応アプリのみで、通常時は最大120Hz。
LTPOほど細かく可変はしませんが、動きに合わせて60Hzと120Hzで切り替わります。
AOD(常時表示ディスプレイ)表示中のリフレッシュレートは30Hzになっていました。
高駆動ディスプレイはバッテリーを消耗しちゃうんですが、Xiaomi 14T Proなら多少は抑えてくれそうです。
高い動作性能に加えてディスプレイが高駆動なので、とっても気持ちよく動いてくれます。
これはハイエンドモデルならではのスマホ体験と言えるでしょう。
ディスプレイ常時表示に対応
Xiaomi 14T Proは有機ELディスプレイの省電力性を活かしたAOD(Always On Display/常時表示ディスプレイ)に対応しており、ロック画面で時計等を表示し続けることが可能です。
ミドルレンジのスマホだと搭載されていても10秒間だけ表示のように機能が制限されていることが多いですが、終日でも表示可能。表示スタイルなどをカスタマイズすることもできます。
寝てる間に表示されても意味がないので時間指定・スマート設定はしておきたいところ。
もちろんバッテリーもちを優先するならAODは使わない方が良いとは思います。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
Xiaomi 14T Proのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、ストリーミングサービスで高画質視聴が可能です。
Widevine L1は、Googleが開発したデジタル著作権管理(DRM)技術の最高レベルのセキュリティ規格です。ストリーミングサービスやコンテンツプロバイダーが提供する高品質な動画コンテンツを不正コピーや無断視聴から保護するために使用されます。Widevine L1では、デバイスのハードウェアレベルで暗号化と復号化のプロセスが行われるため、非常に高度なセキュリティを実現し、4K解像度やHDRなどの高品質コンテンツの配信が可能となります。Widevine L1に対応したデバイスは、専用のセキュアチップを搭載しており、暗号鍵や復号されたコンテンツがデバイスの安全な領域内でのみ処理されるため、ソフトウェアベースの攻撃に対して極めて高い耐性を持っています。ただし、すべてのデバイスがWidevine L1に対応しているわけではなく、L2やL3といった下位レベルの規格も存在し、デバイスの性能や用途に応じて使い分けられています。
Netflixの最大再生解像度はFull HD。HDR 10/Dolby Visionにも対応しているのはさすがハイエンドモデルですね。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでもHD 1080pで視聴可能。YouTubeでは「2160p60 HDR」まで設定できました。
いつでもどこでも高画質で動画視聴できるのはXiaomi 14T Proのメリットの1つです。
USB Type-Cからの映像出力はできない
残念ながらXiaomi 14T Proは、USB Type-Cポートからの映像出力(DP ALT MODE /DisplayPort Alternative Mode)に対応していませんでした。
USB Type-CポートがUSB2.0なのかな?そうであれば映像出力ができないことに加えて、データ転送速度もUSB 3.0に比べて遅くなるのでご注意ください。
Xiaomi 14T Proの基本性能・動作性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU/GPU)。
Xiaomi 14T Proには「Dimensity 9300+」が搭載されております。
公式サイト>>Dimensity 9300+
2024年5月に発表された台湾MediaTek製のチップセットで、4nmプロセスを採用したフラッグシップモデル。2023年末に発表されたDimensity 9300のクロックアップバージョンです。
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということになります。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.10の総合スコアは1,989,504点、GPUスコアは825,669点でした。
約200万点と当然トップレベルのスコア。なんと2024年4月に発売されたカメラハイエンドXiaomi 14 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3)と殆ど変わらない結果になっております。
これで旧モデルから価格が据え置きなんだから動作性能だけで言えば、あり得ないコスパですよね・・・。
AnTuTuスコアで70万点もあれば普段使いで困ることはないので、言うまでもなく何をやっても超快適でございます。
以下のページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますのでチェックしてください。
AnTuTu以外のベンチマークアプリでもスコア計測しております。
Pixel 9 Proと動作性能を比較
スコアだけではピンとこないかもしれないので、人気モデルのGoogle Pixel 9 Proと動作性能をプチ比較してみました。
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度をチェックです。
Pixel 9 Proでも十分な表示速度ですが、Xiaomi 14T Proの方が更に早く表示されました。
ベンチマークスコアだけではなく、実際に動かしてみても快適なのが良く分かります。
パフォーマンスモードのAnTuTuスコア
Xiaomi 14T Proはバッテリー設定の中で、4種類の動作モードを選択可能です。
- パフォーマンスモード
- バランス
- バッテリーセーバー
- ウルトラバッテリーセーバー
このうち「パフォーマンスモード」は最高性能を引き出せるようなので、実際に設定してAnTuTuベンチマークでスコアの変化を検証してみました。
CPU・GPUスコアがちょっぴり上がっているのが分かります。しっかり200万点を超えているし、効果があると言って良さそうですよね。
当然パフォーマンス優先にすればバッテリー持ちが悪くなるものの、例えばゲームをプレイしていて今だけはもう少し滑らかに動いて欲しい!と感じた場合にワンポイントとして使っても良いかもしれませんね。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度もテストしてみました。
読み込み・書き込みどちらも十分なスコアです。
RAM容量は12GB。本体起動・アプリ起動どちらもスムーズで、複数の処理を同時に進行しても十分耐えられます。
ストレージ容量は256GBか512GB。初期状態でシステムに24GBほど使用するようです。
パツパツになることはないと思いますが、重いゲームを複数同時にプレイしている人や、写真・動画撮影が好きな人は注意しましょう。
ハイエンドモデルは何でもできちゃうが故に容量不足になっちゃう可能性がありますね。
残念ながらmicroSDカードは搭載できませんが、Google DriveやGoogle Photo等のオンラインストレージを活用することで容量不足を解消できます。
またUSB-C用のカードリーダーもあるので、Micro SDカード等を利用したい場合には別途購入しても良いでしょう。
特別な設定をすることなく、装着するだけですぐに認識してくれましたよ。
Amazon>>USB-Cカードリーダー
メモリ拡張機能がある
Xiaomi 14T Proには使わないストレージの最大12GB分を仮想メモリにする「メモリ拡張」機能が搭載されていました。
もちろん標準RAMと同等の性能があるわけではなく、パソコンの仮想メモリなんかと同じように極端に動作が速くなることはないと思います。
それでも、僅かでも快適に使えるのであれば有効にしない手はありません。
元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心ですからね。
Xiaomi 14T Proのゲーム性能をレビュー
もはやスマホとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイント。
普段使いは超快適なXiaomi 14T Proはゲームを快適にプレイできるのかチェックしていきましょう。
原神(60FPS/最高)の平均FPSは56.952
ゲーム性能のベンチマークのような存在になってる「原神」をプレイした時の平均FPS(フレームレート)で検証していきます。
ちなみにデフォルトグラフィック設定は「高/30FPS」でした。
まずグラフィック設定「最高/FPS60」で15分ほどプレイした時の結果がこちら。
スメールの砂漠地域を動き回り、エンカウントした敵とはしっかり戦っています。
平均FPSは56.952。戦闘シーンでところどころFPSが下がってしまうところがありますが、実際にプレイしている感じでは殆ど気になりませんでした。
60FPS張り付き状態ではないものの、しっかり快適に遊べる印象です。素晴らしい!
崩壊:スターレイルの平均FPSは38.702
原神はCPU性能が求められるのに対し、崩壊:スターレイルはGPU性能が重要とのこと。
ピノコニー・黄金の刻を「最高/FPS60」で15分ほどプレイ(黄泉の四相断我で移動)してみました。
平均FPSは38.702でした。数値を見るとイマイチに感じるかもしれませんが、実感としてはかなり快適に遊べます。原神よりも発熱が大きいかなーと感じる程度です。
さすがハイエンドモデル。重量系の3Dゲームでもしっかり対応できるゲーム性能でした。
ライトユーザーはもちろんヘビーユーザーでも満足できると思います。
ちなみにXiaomi 14T Proにはゲームターボ機能もあるので、ゲーム中にモタつきやカクつきが気になったら「ブースト」を有効にしてもいいでしょう。
ゲームプレイ(高負荷)時の発熱
重いゲームを遊ぶ時に気になるのがスマホの発熱。
高い負荷がかかるのでどうしてもスマホが熱くなってしまいます。
Xiaomi 14T Proの場合はどれくらい発熱するのか、実際に表面温度を計測してみたところ、原神を「60FPS/最高」設定でプレイしている時の温度は約42°。
簡易的な計測なので正確というわけではないかもしれませんが、ベンチマークスコアでの内部温度ほど熱くはならない印象です。熱くて持てない!ってこともありませんからね。
AnTuTuベンチマークテストを4回連続で回した結果は以下のとおり。
少しずつスコアは下がっていくものの、比較的安定していると思います。
発熱による極端な性能低下は少ないと言っていいでしょう。
Xiaomi 14T Proに搭載された冷却システム「3D IceLoop」のおかげかもしれません。
Xiaomi 14T Proのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
スマホを使う上でバッテリー持ちも重要なポイント。
特にハイエンドモデルは性能が高いのでバッテリー消耗が激しい印象があります。
Xiaomi 14T Proのバッテリー持ち・充電速度をチェックしていきましょう。
PCMarkバッテリーテストのスコア
Xiaomi 14T Proのバッテリー容量は5,000mAhと十分な容量。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこで、バッテリーは長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしました。
PC Markは実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので、通常利用時におけるバッテリー持ちとして信頼できる結果だと思っています。
ディスプレイの明るさは50%固定、リフレッシュレートを「デフォルト」「60Hz」に変えてそれぞれ計測した結果が以下のとおり。
15時間38分と、高駆動ディスプレイの割には良いスコア。
よっぽど長時間ゲームをするなら話は別ですが、ごく普通に使う分には外出先で充電を気にする必要はなさそうです。
これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
PCMarkのスコアじゃピンとこない人もいると思うので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
Amazon Musicでストリーミング音楽を1時間聴いた結果、バッテリー消耗は1%未満。
1時間YouTubeで動画(1080P/60fps)を視聴した結果、バッテリー消耗は2%。
原神をデフォルト画質で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は13%。
24時間一切触らずに放置でバッテリー消耗は7%。
それぞれの結果をまとめると次のとおり。
使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
音楽再生 1時間 | 1% | 約100時間 |
動画再生 1時間 | 2% | 約50時間 |
原神 1時間 | 13% | 約8時間 |
24時間放置 | 7% | 約14日間 |
旧モデルXiaomi 13T Proと比較するとこんな感じです。
使用時間 | 14T Pro | 13T Pro |
音楽再生 1時間 | 1% | 2% |
動画再生 1時間 | 2% | 2% |
原神 1時間 | 13% | 14% |
24時間放置 | 7% | 4% |
待機中のバッテリー消耗が少し激しくなりましたが、それ以外は概ね変わらず。
Xiaomi 13T Proを使っていてバッテリー持ちが悪いと感じたことはないので、優秀と言っていいでしょう。
バッテリー劣化を防止する設定項目も用意されているので、少しでもバッテリー寿命が長くなるように調整してあげましょう。
120W急速充電対応(神ジューデン)
Xiaomi 14T Proは、旧モデルから引き続き驚異の120W急速充電に対応。
もちろん専用充電器・充電ケーブルが付いてきます。
実際に計測したところ115W前後の表示になっていましたよ。圧巻ですね。
実際にバッテリー残量10%からフル充電までの時間を計測してみると19分でした。
ほんとすごいですよね。この充電速度だけは他のスマホには真似できない超メリット。
寝落ちして充電を忘れてしまっても心配ご無用。
出かける準備をしている間に充電は終わってます!
最大出力は「充電ブースト」を有効にする必要があるようです。
待望のワイヤレス充電に対応!
Xiaomi Tシリーズの弱点の1つがワイヤレス充電に非対応なところ。
それがついにXiaomi 14T Proで対応してくれました。
充電速度は最大10Wとそこそこではあるものの、あるとないとでは大違い。
ベッドサイドに無線充電用のスタンドを置いておくと便利ですよ。
なお残念ながらバッテリーシェア(逆充電)には非対応でした。
Xiaomi 14T Proのカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
特にXiaomi 14T ProはドイツのカメラメーカーLeica(ライカ)と共同開発したカメラを搭載しているので期待している人も多いでしょう。
ライカは、ドイツの光学機器メーカーとして知られる高級カメラブランド。その歴史は1849年に遡り、当初は顕微鏡メーカーとして設立されました。1925年に「ライカI(A)」を発売し、カメラメーカーとしての道を歩み始めました。なおライカという名称は、「Leitz Camera」の略称で、創業者の名を冠した「エルンスト・ライツ社」に由来しています。
ライカは高品質なレンジファインダーカメラやレンズで世界的に評価されており、特にMシリーズは多くの写真家に愛用されています。その魅力は単なる機能や性能だけでなく、その独特の世界観。多くの写真家がライカで撮影した作品に魅了され、スナップ写真の分野では特に高い評価を得て、写真文化の象徴的存在となっています。
特に強力なのはメインカメラ。
1/1.31インチの大型センサーサイズと2.4μmのスーパーピクセルが特徴のLight Fusion 900搭載。さらにf/1.6の大口径Leica Summiluxオプティカルレンズを採用しております。
果たしてXiaomi 14T Proのカメラ性能はどれほどなのか?実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてみてください。
カメラアプリ
作例紹介の前にXiaomi 14T Proのカメラアプリをサクッとご紹介。
カメラの機能・性能が高くて素人には扱いきれない感じなのかと思いきや、カメラアプリ自体はシンプルで普段のXiaomiスマホって感じです。
超広角カメラ・望遠カメラへの切り替えはワンタップ。2倍と2.6倍があるのは変な感じですが、おそらく以下のような構成になっていると思います。
- 0.6X:超広角カメラ
- 1X:メインカメラ
- 2X:メインカメラの2倍ズーム
- 2.6X:望遠カメラ
- 5X:望遠カメラの2倍ズーム
望遠カメラとデジタルズームの組み合わせで最大30倍までズーム可能です。
EV(露出)調整にワンタッチでアクセスできるのも嬉しいポイント。使いやすいです。
もちろん自分好みに調整しながら撮影できるプロモードもあります。カメラ好きなら、むしろこっちをよく使うのかな?倍率ではなくカメラを切り替えられるのがポイントですね。
なおスクショ音は設定から消すことができますが、シャッター音は消せません。
Leica VibrantとLeica Authentic
Xiaomi 14T ProのカメラはLeica Vibrant(ライカ バイブラント)とLeica Authentic(ライカオーセンティック)の2つのモードを切り替えて撮影できます。
Leica Vibrantはスマホカメラらしい鮮やかな色合いの仕上がりで、Leica Authenticは味のある雰囲気に。
撮影してて楽しいのはLeica Authenticでしょう。Leicaロゴが入った透かしを付ければ誰でも簡単に「それっぽい」写真になっちゃいます。マジでめっちゃ良いです。
それでは実際に「Leica Authentic」で撮影した写真をザザッと見ていきましょう。
僕はカメラのド素人なのでこの撮影で合ってるかどうか分かりませんが、なんとなく良い感じじゃないですか?
露出(EV)をちょこっとイジるだけでも雰囲気が変わってめちゃくちゃ楽しいですよ!
旅行はもちろん散歩のお供にXiaomi 14T Proを持ち歩いてくださいませ。
メインカメラの作例
さてここからは、いつも通りカメラ性能をレビューしていきます。
まずはメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェック。
比較用に僕が持っているスマホの中で最もカメラ性能が高い「Pixel 9 Pro」で撮影した写真を並べて掲載していきます。
なお、ここからの作例は殆どが「Leica Vibrant」で撮影したものです。
日中の明るい場面はめちゃくちゃ綺麗に撮影できますね。
これぞスマホカメラ!と言わんがばかりの鮮やかな色合い。Pixel 9 Proもコントラストが高くコッテリしているのですが、それをも上回るくらい明るく派手な印象。
若干Pixel 9 Proに比べて解像感不足なところもありますが、まぁこれだけ撮れれば十分でしょう。
逆光のシチュエーションでHDR性能を確かめてみましたが問題なさそうですね。
もう少し影の部分が明るくても良いかな?自然と言えば自然。
最後に室内で撮影した食事の写真。
この写真ならXiaomi 14T Pronoほうが美味しそうかも。Pixel 9 Proはナチュラル。
なお今回の検証では使っていませんが、Xiaomi 14T ProにはAIシーン補正もあります。
シーン補正を使うとキリッとするようなので、普通に撮影して物足りなさを感じた時に使ってみても良いかもしれません。
メインカメラ(夜景モード)の作例
Xiaomi 14T Proには低照度下でも綺麗に撮影できる夜景モードも搭載されています。
センサーサイズが大きいおかげもあって夜景モードにしなくても綺麗に撮影可能。
周囲の光量に合わせて自動で夜景モードになる機能もあるので強く意識しなくても綺麗に夜間撮影できそうです。
Xiaomiのスマホは夜景モードが強いんですが、Xiaomi 14T Proも実力を発揮。
ノイズも少なく明暗のバランスが良いのでPixel 9 Proより好きかもしれません。
さらに明暗差のあるシチュエーションで。
夜間撮影でのHDR性能もめちゃくちゃ優秀ですね。
望遠カメラの作例
Xiaomi 14T Proには光学2.6倍(60mm相当)の望遠カメラが搭載されております。
さすがに最大の30倍になると補正が強くなりすぎてイラストのような質感になりますが、5倍ズーム(望遠カメラによる2倍ズーム)くらいまではしっかり解像感が残って綺麗です。
夜景モードでは最大10倍ズームまで。日中に比べると少々厳しい仕上がりになりますね。
望遠カメラには手ぶれ補正がないので撮影が難しくなっちゃいます。
また、望遠カメラで注意したいのが最短撮影距離が長いこと。
実測で被写体から50cm離れないとピントが合いません。
例えば5倍ズームで撮影すると、一見ピントが合ってるように感じるんですが、これはメインカメラのデジタルズーム。
被写体と同じ距離で望遠カメラに切り替えるとこんな感じになってしまいます。
このため、いわゆるテレマクロ的な使い方はできないのでご注意ください。
まぁメインカメラのデジタルズームでも十分綺麗なんですけどね笑
超広角カメラの作例
Xiaomi 14T Proは1,200万画素の超広角カメラも搭載しております。
風景を撮影する時や食卓全体を撮影する場合に重宝するカメラです。
超広角カメラが搭載されていてもオマケ程度の性能なことも多いですが、Xiaomi 14T Proはそんなこともなく普通に綺麗です。
メインカメラに比べると色合いがあっさりしていますね。
夜景モードはこんな感じ。
夜景モードは明るさ不足になってしまう印象。旧モデル13T Proよりも暗いようです。
使い物にならないてことはありませんが日中ほどではないので注意しましょう。
50MP高画素モードの作例
Xiaomi 14T Proのメインカメラと望遠カメラは5,000万画素での撮影(高解像度モード)も可能。
通常撮影では4つの画素を束ねて1,250万画素にすることで感度を上げています。
画素数が多いほうが高精細に撮影できるような気がしますが、果たしてどれほど違うのでしょうか?
通常撮影と高解像度モードで撮り比べをした結果がこちら。
補正がかからないせいか50MPの方が自然な色合いなものの大きな違いは感じませんね。
高解像度での撮影はトリミングで活かされます。それぞれの写真で同じ部分をトリミングした結果がこちら。
50MPで撮影した方が解像感が残っているのがよく分かります。これは強い!
例えば、高画素モードで広めに撮影しておいて、後から必要な部分だけを切り出す時なんかに効果的です。
ポートレートモードの作例
簡単に背景ボケのある写真が撮影できるポートレートモードもあります。
画角は「23mm」「35mm」「60mm」「75mm」の4種類。さらにポートレート撮影でも「マスターポートレート」「Leica ポートレート」2種類のスタイルがありました。
メインカメラでのLeica VibrantとLeica Authenticのような違いですね。
もちろん人物以外でもポートレートモードが使えます。
惜しくもXiaomi 14T Proはテレマクロには対応していないので、ポートレートモードを上手に使うと良い感じの写真が撮影しやすいかもしれません。
インカメラの作例
Xiaomi 14T Proのインカメラの有効画素数は3,200万画素。
リアカメラと違ってピクセルビニングがないので、常にフル解像度での撮影になります。
Xiaomiのスマホは賢いですねー!美顔モードが超優秀(笑)
購入したら友達や恋人とセルフィーを楽しんでくださいませ。
もちろんインカメラでもポートレートモードを使えますよ。
また夜景モードにも対応してるのでイルミネーションを背景に自撮りとか良い感じかもしれませんね。
動画撮影の作例
Xiaomi 14T Proで動画撮影もしてみました。
比較用にGoogle Pixel 9 Proで撮影した動画・写真も収録しています。
動画撮影もメインカメラの性能が強め。
超広角カメラは解像感不足で少々ボヤッとしていました。
ただXiaomi 14T Proは60fpsで撮影すると「HDR機能」が無効になってしまいます。
今回1080p@60fpsで撮影しましたが、空が白飛び気味。また、超広角カメラの夜間撮影も真っ暗です。
決して性能が悪いわけではないですが、写真撮影がめちゃくちゃ良い感じなだけに、動画撮影はちょっぴり残念でした。
Xiaomi 14T Proを実機レビュー
最後にXiaomi 14T Proの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外のところを実機レビューしていきます。
Android 14ベースのHyperOS搭載
Xiaomi 14T ProにはAndroid 14ベースのXiaomi製「Hyper OS」がプリインストールされていました。
従来のMIUIから進化を遂げたオペレーションシステムがデフォルトで使えるのは嬉しいポイント。
Xiaomi HyperOSは「Human x Car x Home」スマートエコシステム向けに設計された、IoT環境に一貫性をもたせ、すべてのエコシステムデバイスを単一の統合されたシステムフレームワークに統合するオペレーティングシステムです。最高のデバイス性能を実現し、一貫したユーザーエクスペリエンスとすべてのシャオミデバイス間でシームレスな接続を促進することを目指しています。
引用:プレスリリース
パフォーマンス・グラフィックUI・セキュリティなど幅広く強化されているようです。
メーカーによって搭載されているOS・UIが異なり、特色・機能も様々。
僕はXiaomi製スマホを多くレビューしていることもあり、使い慣れているので安心感があります。
個人的になんのカスタムも施されていないピュアAndroidよりも好みかもしれません。
起動中のアプリを一括終了するボタンの場所や、ネットワーク設定スイッチへのアクセスがしやすい等、素のAndroidにはない使い勝手が良くなる工夫が嬉しいですね。
ロック画面のカスタマイズなんかはどこかAppleのiOSを感じさせるものがあります。
メーカーによってOSは様々で、人によって使いやすい・使いにくいがあるとは思いますが、最終的には「慣れ」です。
どんなOSだって長く使っていけば自分が使いやすいようになっていくので神経質になることはありません。
なお、本記事作成時点ではセキュリティアップデート・OSバージョンアップについての保証期間は公表されていないようです。
デュアルアプリ・セカンドスペース対応
Xiaomiのスマホでおなじみのデュアルアプリとセカンドスペース機能。
日本国内で発売されるXioamiスマホでは削られてることもありますが、ご安心ください。Xiaomi 14T Proにはしっかり搭載されております。
特に1つのアプリを複製することができるデュアルアプリが便利。例えばLINEを複製すれば、1台のスマホで仕事用とプライベート用のアカウントを使うこともできちゃいます。
Android標準の複数ユーザー機能を見つけることはできませんでしたが、2人までだったらセカンドスペースを活用できますね。
この他、ジェスチャーショートカット、画面分割、フローティングウィンドウなどの便利機能もしっかり標準搭載です。
充実したAI機能
AIスマホと言えばGoogle Pixelシリーズが先駆者のように感じますが、Xiaomi 14T Proも搭載機能は充実しております。
Google純正の「かこって検索」はもちろん、文字起こし・通訳・文書生成などのオリジナル機能もあります。
色々触ってみましたがPixelシリーズよりも使いやすいと感じることが多かったです。
今はまだ登場機会が多くないかもしれませんが、手軽に使えるスマホからAI機能を試してみるのはありかもしれませんね。
デュアルスピーカーでステレオサウンド
Xiaomi 14T Proには上部・下部それぞれにスピーカーが搭載されているので、横持ちならステレオサウンドを楽しむことが可能です。
肝心の音質は中高音域が中心のクリアサウンド。
個人的には低音がもっと効いてて欲しいですが、スマホで音楽を聞いたり、動画を見るくらいであれば十分。
下部スピーカーの方が僅かに音が大きい気がしますが、Dolby Atmosに対応しているので臨場感や音の広がりはかなり優秀です。
Dolby Atomos・Xiaomi サウンド、2種類のプリセットのほか、イコライザーも搭載されているので自分好みの音質に調整することも可能です。
いわゆる空間オーディオのような効果が楽しめるイマーシブサウンドもあります。
また、イヤホンを接続した時のみイヤホンに合わせてサウンド調整することも可能です。
LDACに対応/aptX Adaptiveに非対応
Xiaomi 14T Proにはイヤホンジャックがないので、ワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際にワイヤレスイヤホンを接続してみたところ、対応状況は以下の通りでした。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:✕
- LDAC:○
- LHDC:○
残念ながらaptX Adaptiveには非対応ですが、LHDCに対応しているのは貴重です。
LDACやLHDCに対応していることで無線でもハイレゾ相当の音質が楽しめます。
ただしAmazon Musicのストリーミング再生では「48kHz/24bit」の、いわゆる「JEITA定義のハイレゾ」が表示されていました。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思いますが、日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」には非対応。
どちらにしてもハイレゾであることに違いはないものの、ちょっと寂しいのは事実。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質に拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
おサイフケータイ・IP68防塵防水対応
Xiaomi 14T ProはおサイフケータイとIP68防塵防水に対応。
普段使っているSuica・iDなどなど、おサイフケータイ機能をそのまま利用可能です。
FeliCaポートはカメラユニットの横に搭載されているようなんですが、場所の問題なのか、うまく反応してくれないこともあるので早く慣れるようにしましょう。
ちなみに、Xiaomi 14T Proはマイナンバーカードを持ち歩かずに各種サービスを利用できる「スマホ用電子証明書」にも対応予定。2025年1月以降に使えるようになるようです。
また、防水性能も強くIP68防塵防水に対応。
継続的な水没にも耐えられるほど強力な防水性能になります。
なお、念のためにお知らせしておきますが、あくまでも防水性能です。
よく防水性能があるからお風呂でも使える!っていう記述を見かけますが、それは間違いなんですよ?
公式サイトにも以下の通り注意書きがありました。
このデバイスは、IEC 60529:1989+A1:1999+A2:2013に基づく分類IP68保護等級による特定のラボ条件の下で、防滴、防水、防塵の性能が試験され、認定されています。耐水試験は、淡水の静水中で、最深2m、最長30分間、水と製品との温度差5K以下での浸漬という条件で行われました。この耐水性は、ラボ環境での試験の特定条件のものであり、一般消費者による通常の使用条件下と同じではありません。したがって、製品が試験条件を超えた環境にさらされた場合、保護等級は保証されません。ご自身では試さないようにしてください。ビーチやプールでの使用はお勧めできません。保護等級は、日常的な摩耗や損傷、物理的損傷や修理の際に必要な分解により低下する可能性があります。湿度の高い所では、製品の充電、物理的なボタンの操作、SIMトレイの取り外しを行わないでください。その他の安全に関する説明については、ユーザーマニュアルをご覧ください。この保証は、IP68試験条件を超える環境で発生した液体による損傷には適用されません。
引用:公式サイト
お風呂中に使って直ちに壊れることはないと思いますが、湯船に落とすと最悪破損する可能性があるので注意しましょう。
また水がかかってしまった時は、しっかり乾かしてから充電。濡れた状態で通電させるのは非常に危険です。
生体認証は指紋認証&顔認証
Xiaomi 14T Proの指紋認証センサーは画面内に搭載。
反応はめちゃくちゃ良好で、軽く触るだけでロック解除できました。
指紋認証センサーの位置がかなり下なので、慣れるまでは使いにくさを感じることがあるかもしれません。
ちなみに指紋認証中のアニメーションを設定できるほか、指紋認証からクイック起動にも使えました。
顔認証はインカメラによる簡易的なものですが、反応は超良好です。
iPhoneのようにロック画面に留まることもできますし、設定でロック画面をすっ飛ばすことも可能です。
4キャリアに対応したBand構成
Xiaomi 14T ProのSIMフリーモデルは国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26 ◯ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 28 (プラチナバンド)○ Band 18(パートナー回線)○ |
どの回線でも使うことができるスマホならMNPもしやすいですね。
こちらの記事で楽天モバイルで使えるのか、実際にSIMカードを装着して検証していますので本記事と併せて御覧ください。
また、少しずつ広がってきた5G通信(Sub-6)にも対応していますが、ドコモの「n79」には非対応なのでご注意ください。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ✕ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもXiaomi 14T Proなら対応できちゃいます。
なお残念ながら5G(ミリ波)には非対応なのでご注意ください。
eSIMに対応している
Xiaomi 14T ProはeSIMも使えます。
eSIMに対応した通信キャリアも少しずつ増えてきました。
今はeSIMなんて使うことないって思っていても、そのうち必要になるかもしれないので対応している方が良いでしょう。
eSIMは慣れたら手続きがめちゃくちゃ楽なので、この機会にチャレンジしても良いかもしれません。
僕はいくつかeSIMを使ってきましたが、楽天モバイルのeSIMは手続きが分かりやすいので初心者におすすめ。IIJmioのeSIMも手続きが早いので気に入っています。
Xiaomi 14T Proのスペック・仕様
Xiaomi 14T Pro(SIMフリーモデル)のスペックは以下のとおりです。
参考に旧モデルXiaomi 13T Proのスペックも並べて掲載するので気になるポイントを比較してチェックしてください。
モデル | Xiaomi 13T Pro SIMフリー版 | Xiaomi 14T Pro SIMフリー版 |
価格 | 109,800円 | 109,800円 |
カラー | ブラック メドウグリーン アルパインブルー | チタングレー チタングラップ チタンブルー |
サイズ | 長さ:約162mm 幅:約76mm 厚さ:約8.6/8.5mm | 長さ:約160.4mm 幅:約75.1mm 厚さ:約8.39mm |
重さ | 約200/206g | 約209g |
ディスプレイ | 6.7インチ AMOLED 2,712 × 1,220 446ppi 色彩階調 680億色 DCI-P3 最大輝度 1,200nit ピーク輝度 2,600nit | 6.67インチ AMOLED 2,712 × 1,220 446ppi コントラスト比 500万:1 色彩階調 680億色 DCI-P3 ピーク輝度 4,000nit |
リフレッシュレート | 最大144Hz | 最大144Hz |
タッチサンプリングレート | 最大480Hz | 最大480Hz |
OS | MIUI 14 Based on Android 13 | Xiaomi HyperOS |
SoC | MediaTek Dimensity 9200+ | MediaTek Dimensity 9300+ |
RAM | 12GB LPDDR5 | 12GB LPDDR5 |
ROM | 256GB UFS 4.0 | 256GB/512GB UFS 4.0 |
外部ストレージ | 非対応 | 非対応 |
リアカメラ(メイン) | 5,000万画素 焦点距離 24mm f/1.9 IMX707 センサーサイズ 1/1.28 OIS | 5,000万画素 焦点距離 23mm f/1.6 Light Fusion 900 センサーサイズ 1/1.31 OIS |
リアカメラ(望遠) | 5,000万画素 焦点距離 50mm f/1.9 OV50D センサーサイズ 1/2.88 | 5,000万画素 焦点距離 60mm f/12.0 |
リアカメラ(超広角) | 1,200万画素 焦点距離 15mm f/2.2 センサーサイズ 1/3.06 | 1,200万画素 焦点距離 15mm f/2.2 FOV 120° |
インカメラ | 2,000万画素 f/2.2 | 3,200万画素 焦点距離 25mm f/2.0 |
ビデオ(リアカメラ) | 8K,4K@24fps 4K,1080P@60fps 4K,1080P,720P@30fps | 8K,4K@24fps 4K,1080P@60fps 8K,4K,1080P,720P@30fps |
ビデオ(インカメラ) | 1080P,720P@30fps | 1080P@60fps 4K,1080P,720P@30fps |
バッテリー | 5,000mAh 120W急速充電 | 5,000mAh 120W急速充電 |
ポート | USB Type-C | USB Type-C |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 10W |
生体認証 | 画面内指紋認証 顔認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM eSIM | nano SIM eSIM |
2回線同時待受 | 可 | 可 |
対応Band | 5G:n3/28/41/77/78 4G FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28 4G TDD:B38/39/40/41/42 3G:B1/2/4/5/6/8/19 2G:850/900/1800/1900MHz | 5G:n1/2/3/5/7/8/12/20/25/26/28/38/40/41/48/66/75/77/78 4G:LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/66 4G:LTE TDD:B38/39/40/41/42/48 3G:B1/2/4/5/6/8/19 2G:850/900/1,800/1,900MHz 4×4 MIMOに対応 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 Wi-Fi 6E | Wi-Fi 7 |
Bluetooth | Ver5.4 | Ver5.4 |
位置情報 | GPS GLONASS BeiDou Galileo NavIC | GPS GLONASS BeiDou Galileo NavIC |
イヤホンジャック | なし | なし |
スピーカー | デュアル Dolby Atmos | デュアル Dolby Atmos |
FMラジオ | なし | なし |
防塵防水 | IP68 | IP68 |
NFC | あり | あり |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
公式サイト>>仕様
まとめ:Xiaomi 14T Proのメリット・デメリット・評価
Xiaomi 14T Proを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
Xiaomi 14T Proを買うべきメリット、購入前に確認したい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・価格据え置き ・Leicaカメラ ・高解像度AMOLED ・超快適な動作性能 ・120W神ジューデン ・ワイヤレス充電 ・ステレオスピーカー ・おサイフケータイ ・IP68防塵防水 ・付属品パーフェクト | ・重い ・SDカード非対応 ・イヤホンジャックなし |
評価
総合評価:(5点/5点満点)
デザイン | ★★★★★ |
サイズ感 | ★★★★☆ |
ディスプレイ | ★★★★★ |
動作性能 | ★★★★★ |
ゲーム性能 | ★★★★★ |
バッテリー性能 | ★★★★☆ |
カメラ性能 | ★★★★☆ |
機能・付加価値 | ★★★★★ |
旧モデルXiaomi 13T Proも弱点らしい弱点が少ないハイエンドスマホでしたが、Xiaomi 14T Proはさらにパワーアップ!
- Leica共同開発カメラ搭載
- 動作性能の向上
- ワイヤレス充電に対応
にも関わらず旧モデルから価格据え置きとコスパの高さが光ります。
特に注目すべきはXiaomiとLeicaによる共同開発のカメラ。
誰でも簡単に雰囲気ある写真が撮影できるので、これまで以上にスマホカメラが楽しくなること間違いありません。
普段使いもゲームもバッチリの動作性能に120W爆速充電&ワイヤレス充電も完備。
さらにおサイフケータイ・IP68防塵防水にも対応。
Xiaomi 14T Proは何でもできるハイエンドスマホをなるべく安く購入したい人にピッタリの1台です。
【スマートフォン検証方法】
当ブログでレビューしている全てのスマートフォンは実際に私が使用しています。デザイン・ディスプレイ性能・動作性能・バッテリー性能・カメラ性能などを標準的なベンチマークアプリによるテストに加えて私の体験によって定量的・定性的に評価しています。また、一部のテストでは同程度の価格・性能のスマートフォンと比較することで評価をより明確にしています。私は全ての商品レビューを当ブログのレビューガイドラインに基づいて実施しています。
Xiaomi 14T ProはIIJmioが最安値!8万円台!
Xiaomi 14T Proはオープンマーケットモデル(SIMフリーモデル)なので格安SIMでも購入可能です。
IIJmioでの販売価格
Xiaomi 14T Proを取り扱っている主な格安SIMと販売価格は以下のとおり。「最安価格」はMNPやオプション加入等の条件を適用した場合の価格になります。
販売サイト | 通常価格 | 最安価格 |
公式サイト | 109,800円 | 109,800円 |
IIjmio | 109,800円 | 89,800円 |
他社からのMNP価格にはなりますが、IIJmioが最安値で脅威の89,800円。
発売開始直後にも関わらず8万円台はやばい・・・。
迷っているなら買っちゃってOKです!
IIJmio>>Xiaomi 14T Pro
IIJmioの料金プラン
IIJmioの料金プランは1ヶ月に使える高速データ通信量(ギガ)によって月額基本料が異なります。なお月額基本料は全て税込みです。
音声 | データ+SMS | データ | eSIM | |
2GB | 850円 | 820円 | 740円 | 440円 |
5GB | 990円 | 970円 | 900円 | 660円 |
10GB | 1,500円 | 1,470円 | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,800円 | 1,780円 | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 2,000円 | 1,980円 | 1,950円 | 1,650円 |
30GB | 2,700円 | 2,680円 | 2,640円 | 2,340円 |
40GB | 3,300円 | 3,280円 | 3,240円 | 2,940円 |
50GB | 3,900円 | 3,880円 | 3,840円 | 3,540円 |
使える回線はドコモとauの2種類(データ・eSIMはドコモのみ)。
2GB・5GBの低容量プランが安いところが特徴で、毎月ギガをそんなに使わないライトユーザーさんに優しい月額基本料に設定されております。
また、IIJmioは他社に先駆けてeSIMに対応しました。データ通信専用にはなりますが、サブ回線としてスマホに登録しておくのにピッタリです。
IIJmioの特徴
IIJmioの特徴は以下のとおりです。
- 3種類の通話定額オプション
- データ繰り越し・データシェアに対応
- 通信速度の切り替えができる
- 会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
1つずつ紹介していきます。
3種類の通話定額オプション
IIJmioの通話料は11円/30秒。専用アプリを使うことなく一般的な通話料の半額。
さらに音声通話をよく利用する人向けに3つの通話定額オプションが用意されているので安心です。
オプション名 | 月額料金(税込) | 内容 |
通話定額5分+ | 500円 | 5分以内の国内通話無料 |
通話定額10分+ | 700円 | 10分以内の国内通話無料 |
かけ放題+ | 1,400円 | 通話時間制限なく国内通話無料 |
ただし、通話定額オプションは専用通話アプリ「みおふぉんダイアル」からの発信に限られるのでご注意下さい。
みおふぉんダイアルアプリ
Internet Initiative Japan Inc.無料posted withアプリーチ
データ繰り越し・データシェアに対応
IIJmioは「データ繰り越し」に対応しているので、当月のデータ通信量の残量を、翌月まで繰り越し可能。
毎月使うギガの量がバラバラであっても無駄なく使えるので安心です。
また、データシェア・データプレゼントにも対応。
同一アカウント内で契約している回線のデータ量をシェアして使えます。
家族間でのデータシェアはもちろん、自分だけで複数回線を使い分けるのにも適していますね。
通信速度の切り替えができる
毎月使えるギガの量は限られているので、できれば無駄に使いたくはないですよね?
そもそも、スマホの用途がメールやLINE中心の人は、高速データ通信は必須ではありません。
そういう場合に便利なのが、IIJmioの「速度切替」です。
会員専用サイトからワンタップで低速通信モードに切り替え可能。
低速通信モードにすると速度が最大300kbpsに制限される代わりに、ギガの消費が0になります。
しかもIIJmioは「バースト転送」に対応しており、通信開始直後だけ高速通信を利用するので、意外と快適に使えるんです。
例えばWEBページの読み込みに時間がかかって困る!と言ったことが少なくなります。
会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
IIJmioでは新規加入時にスマホを安く購入できるのはもちろん、加入後でも端末を購入できます。
しかもスマホに限らず、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなんかも会員限定価格で購入できるので、個人的にめちゃくちゃ嬉しいポイントです。
加入前も加入後も端末を安く購入できるのはIIJmioのメリットの1つです。
公式サイト>>IIJmio
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