評価:(3点/5点満点)
お世話になります。毎日両手にスマートウォッチを装着しているガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
Xiaomi Smart Band 7 Proを購入しました。
2022年10月に発売された、大大大人気スマートバンドXiaomi Smart Band 7の上位モデルです。
当ブログでは珍しくスペック情報も記事にしておりますが、大きな違いはGPSを含む衛星測位システムに対応しているところ。
真剣にワークアウトに取り組んでいる人には外せない機能ですよね。
Xiaomi Smart Band 7は衛星測位システムに非対応なので、欲しいと思っても諦めざるを得なかった人もいるのではないでしょうか?
ただ、やっと理想のスマートバンドが発売されたー!と思いきや、14,800円(税込)と、コスパが特徴のXiaomiにしては強気の価格設定・・・。
スマートバンドで1万円を超えてしまうと躊躇してしまいますよね。Xiaomi Smart Band 7なら約7,000円で買えちゃうわけですし。
そこで本記事ではXiaomi Smart Band 7 Proを実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
14,800円の価値はあるのか、Xiaomi Smart Band 7とはどんなところに違いがあるのか、購入前の参考にしてください。
なお、僕が購入したのは日本国内版ではなく「グローバル版(海外モデル)」です。
公式サイトのスペックによると機能・性能に大きな違いはないようですが、念のためご注意ください。
メリット | デメリット |
・快適な動作性能 ・広くなったディスプレイ ・有機ELディスプレイが綺麗 ・AOD対応 ・明るさ自動調節 ・SpO2自動計測 ・豊富なスポーツモード ・GPS搭載 ・5ATM防水 ・Alexa搭載 ・iPhoneでも使える | ・高い ・AODが暗い ・バッテリーもち寂しい ・物理ボタンなし ・通知機能の弱体化 ・バンド装着しにくい ・決済機能なし |
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Xiaomi Smart Band 7 Proはグローバル版が安い!
実機レビューをぶった切っていきなり結論っぽくなってしまうんですが、絶対にこれだけは知っておいて欲しいので先にお伝えします。
Xiaomi Smart Band 7 Pro(日本版)の価格は14,800円です。
機能・性能は十分のスマートバンドとは言え、さすがにこの価格は高すぎ・・・。
もしこの価格でXiaomi Smart Band 7 Proを買うなら、僕ならAmazfit GTS 4 Mini(16,800円)を選びますね。
ただ、僕が購入した「グローバル版」であれば話が別です。
Amazonや楽天市場等で購入するのは難しいですが、有名通販サイト「AliExpress」なんかでは$60~$65くらい、日本円にして9,000円前後で買えちゃいます。
これなら適正価格と言えますし、無印モデルのXiaomi Smart Band 7よりもおすすめです。
もちろんグローバル版には技適マークがありますし日本語にも対応。
商品到着まで少し時間がかかる以外にデメリットはないでしょう。
Xiaomi Smart Band 7 Proを買うならグローバル版がお得。
これだけは覚えておいてください。
Xiaomi Smart Band 7 Proのデザイン・サイズ感・付属品
まずはXiaomi Smart Band 7 Proの外観をチェックしていきましょう。
デザイン
Xiaomi Smart Band 7 Proのカラーバリエーションは以下の2色
- ライトゴールド
- グラファイトグレー
僕が購入したのはこのうちグラファイトグレーです。
商品画像ではシルバーっぽく見えますが実際にはネイビーに近い色合い。想像してた色と違いすぎて注文をミスったのかと思いました笑
2色以外にも別売りバンドが全部で6種類用意されています。
パイングリーンとムーングレーの2色はレザー風のデザイン。
複数購入して気分や服装に合わせて交換するのもありかもしれませんね。
スポーツバンドタイプですが、無印Smart Band 7よりも横幅が広くなっており時計らしさが強くなりました。
HUAWEI BandやHUAWEI Watch Fitシリーズのデザインによく似ています。
物理ボタンはないので操作は全てタッチ&スワイプで。このあたりにスポーツバンドらしさを感じます。
ウォッチケース右側面にマイクを搭載。
本体裏側には充電端子と心拍・血中酸素測定用の光学式センサーがあります。
樹脂製で光沢が少なくザラザラとした質感でした。
サイズ感
Xiaomi Smart Band 7 Proの本体サイズは44.7×28.8×11mm。
コンパクトですが無印Smart Band 7よりも横幅が8mm長くなっており、数値以上に大きくなったように感じます。
厚みは約1mm薄くなってスッキリした印象です。
バンドには小穴がそれなりに多く空いており130mm~205mmまでサイズ調整可能。女性でも違和感なく装着できそうです。
無印モデルと同様にはTPU(熱可塑性ポリウレタン)製でサラサラとした質感ですが暑い時期だと少しベタつきを感じそうです。
バックルは美錠・つく棒のある一般的な腕時計と同じスタイル。この部分の素材は樹脂製で少々安っぽさを感じました。
装着後に余ったバンドを遊革に通すのですが、ここがめちゃくちゃ通しにくいです。
無理やり通そうとすると遊革がブチッと切れてしまわないか不安になります・・・。
毎日の入浴時に外して充電しているんですが、毎回装着しづらくてプチストレス。
バンドを含めて重さは約30gとかなり軽量です。
毎日の装着はもちろんワークアウトの時でも邪魔に感じることはないでしょう。
なおバンドの交換は簡単で、裏面のクイックリリースボタンを押しながら引き抜くだけ。
色違いのバンドを付け替える時でも手間になることはありません。
ただ特殊形状なので、一般的な時計のバンドなんかと交換することは不可能です。
付属品
Xiaomi Smart Band 7 Proの付属品はマニュアルと充電ケーブルのみ。
充電器(ACアダプター)は付属していないのでご注意ください。
充電ケーブルはUSB Type-Aのもの。他のケーブルでは代用できないので無くさないように注意しましょう。
スマートウォッチの充電ケーブルは外れやすいものもありますが、マグネットが強力なのでガッチリ固定されます。持ち上げても外れません。
別売り交換用シリコンバンド
他のバンドの質感や装着感が気になったので、交換用のシリコンバンド(ムーングレー)も購入してみました。
シリコン製ですがパッと見はレザーっぽく見えるデザイン。
見慣れてないせいか、本体との色がマッチしていないようにも思います笑
使っていけば気にならなくなるかな?
このバンドは遊革にスルッと余ったバンドが通って、装着時のストレスがありません。
めちゃくちゃ付けやすくて良いです。おすすめ。
2本の遊革がアクセントになってオシャレな雰囲気を醸し出していますよ。
Xiaomi Smart Band 7 Proのバッテリー性能をレビュー
スマートウォッチを使ううえで最も重要なのはバッテリーもちだと思っています。
いくら多機能で高性能でも、すぐにバッテリー切れになってしまっては本末転倒。
毎日使う時計ですからね?いちいち充電するなんて面倒です・・・。
バッテリーもちは少々物足りない
Xiaomi Smart Band 7のバッテリー容量は235mAh。
公式サイトによれば、通常使用で12日間、ヘビー利用で6日間もつと説明されております。
実際に全ての検出・測定機能を有効にし、ディスプレイ常時表示をオンに設定して使ってみたところ、約2.5日でバッテリーが95%消耗しました。
購入初日なので普段よりも少し操作する時間が長かったかもしれませんが、それにしてもXiaomiのスマートバンドにしては寂しい結果です。
次にディスプレイ常時表示をオフにして使用してみたところ、約5.5日でバッテリーが95%消耗していました。
ヘビーユーズ時の公称値と概ね一緒の結果です。
ちなみに公式サイトの想定しているヘビーユーズは以下の通り。やっぱりAODはオフにしているようですね。
フル充電、工場出荷時のデフォルト設定、静的表示、1 分ごとの心拍数モニタリング、高精度睡眠モニタリングオン、24 時間ストレスモニタリング、動作反応画面輝度オン、AOD オフ。その他の設定はすべて工場出荷時の設定。毎日 200 件の通知を受信、15 件の着信通知、10 秒間の振動。手首を持ち上げての画面操作を 1 日 500回行い、1 日に 1 回アプリデータを同期し、1 日に 2 回手動で血中酸素を測定し、週に 90 分間の運動を実施。
引用:公式サイト
1回の充電でなるべく長く使いたい場合には常時表示ディスプレイをオフにしたほうが良さそうです。
持ち上げて画面を点灯する機能もあるので、こっちを使えば良いでしょう。
個人的には全ての機能を有効にしてゴリゴリに使ったとしてもバッテリーもちを良くして欲しいので、Xiaomi Smart Band 7 Proのバッテリー性能はイマイチだなーと思いました。
人それぞれ使い方が異なるので評価しづらいポイントではあるんですけどね。
同価格帯のスマートバンドでバッテリーもちが良いのはAmazfit GTS 4 Mini。
AODを有効にしても1週間ほど充電せずに使えました。
充電速度はそれなり
Xiaomi Smart Band 7 Proの充電速度も検証してみました。
バッテリー残量5%からフル充電までにかかった時間は1時間。
公式サイトによるとフル充電時間が60分なので概ねスペックどおり。
一気に充電するとそこそこ時間がかかってしまうので、毎日入浴時間などに充電すると良いでしょう。
充電中の電力は1W~2W程度で、特に急速充電には対応していないようです。
Xiaomi Smart Band 7 Proのディスプレイをレビュー
続いてXiaomi Smart Band 7 Proのディスプレイをチェックしていきましょう。
スマートバンドはディスプレイが綺麗かどうかが重要なポイント。
1日に何度も目にするわけですから、粗かったり、見づらかったりすると使いたくないなーと思ってしまいます。
1.64インチAMOLEDディスプレイは広々使える
Xiaomi Smart Band 7 Proは1.64インチの有機ELディスプレイ。
無印Smart Band 7が1.62インチなので0.2インチ広くなっています。
少ししか変わらないじゃん!と思うかもしれませんが、実機で比べると全然違いますよ。
幅が広くなって視認性が高まり数値以上に広く感じました。
下部のみ少し幅は広いもののベゼル(縁)も狭く、広い表示領域を確保しています。
有機EL特有の引き締まった黒色表現でメリハリのある表示。
発色も良くディスプレイの品質に不満を感じるポイントはないと思います。
- 解像度:280×456
- 画素密度:326ppi
- 画面占有率:70%
スマホ並みのスペックでカラーのフェイスデザインでも綺麗に表示してくれました。
ディスプレイ面は僅かにアーチを描いており、視野角も広め。
多少きつい角度からでも視認可能でした。
明るさ自動調節機能搭載
Xiaomi Smart Band 7 Proのディスプレイ輝度は最大500nitと十分な明るさ。
屋外でも見にくいことはありません。
明るさは5段階で調整が可能。
さらに周囲の明るさに合わせて明るさを自動調整してくれる機能も搭載しております。
明るさ調整は5段階と少し寂しいものの、無印モデルには自動調節機能が非搭載だったので、1つ優秀なメリットです。
150種類以上のウォッチフェイスに変更可能
Xiaomi Smart Band 7 Proはコンパニオンアプリを使って文字盤を変更できます。
用意されている文字盤の種類は150以上とめちゃくちゃ豊富。
これだけ種類があれば、1つくらい自分の好みにドンピシャのものが見つかるでしょう。
僕はシンプルなデザインが好きなので主にこれを使っています。
日付も出てるしオンでもオフでも使える見た目なので言うことなし。面白みはありませんが笑
自分で撮影した写真や好みの画像を文字盤にすることも可能。
家族や推しの写真を文字盤にすると使うたびに癒やされちゃいますよね。
ディスプレイが綺麗なので自分で撮った写真も良い感じに表示されますよ。
息子が描いた謎の絵も不思議とアーティスティックに笑
好みのイラストや写真を設定しちゃいましょう。
ディスプレイ常時表示(AOD)対応・・・だけど暗い
有機ELの特性を活かしたディスプレイ常時表示(Always On Display)に対応しているので、スリープ時でも時刻や日付を表示し続けることが可能です。
文字盤によってはAODのデザインが変わって、主に時計の部分がそのまま利用されるようです。
AOD対応は非常に嬉しいのですが、表示がめちゃくちゃ暗いので屋外では殆ど視認できない状態になってしまいます。
これだと常時表示の意味があんまりなくなってしまいますよね?
おまけにバッテリー性能でも紹介したとおり、AODはバッテリー消耗が激しいので無理に使わなくてもいいかなーとは思います。
Xiaomi Smart Band 7 Proを実機レビュー
ここからはバッテリー・ディスプレイ以外の部分でXiaomi Smart Band 7 Proを実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
ペアリングはMi Fitnessアプリで
Xiaomi Smart Band 7 Proは単独では利用できず、スマホとのペアリング(接続・連携)が必要です。
ペアリングには専用コンパニオンアプリ「Mi Fitness」を使います。
Mi Fitness
Beijing Xiaomi Co., Ltd無料posted withアプリーチ
Xiaomi Smart Band 7 Proの電源を入れて日本語を選択。
するとディスプレイにQRコードが表示されるので、スキャンしてMiFitnessアプリをダウンロードしましょう。
アプリ内で「デバイスの追加」をタップすればXiaomi Smart Band 7 Proを自動検出してくれます。
あとはXiaomi Smart Band 7 Proとスマホそれぞれで接続を許可してあげればペアリングの完了です。
一度ペアリングをしてしまえば、距離が離れるなどして一時的に切断されても自動接続してくれます。
もしXiaomi Smart Band 7 Proを検出してくれない場合には、ディスプレイに表示されたQRコードをスキャンする方法もあるので試してみましょう。
基本的にアプリの表示に従って進めていけば簡単に接続可能。AndroidでもiPhoneでも同じです。
動作性能はサクサクで快適
Xiaomi Smart Band 7 ProにどんなSoCが搭載されているか分かりませんが動作は快適そのもの。
モッサリする場面もないのでストレスなく利用できるので、不満に感じることはないでしょう。
スクロールも非常に滑らかで一般的なスマホくらいスルスルっと動きます。
操作はタッチ&スワイプ/物理ボタンが欲しかった
Xiaomi Smart Band 7 Proの操作はタッチ&スワイプのみ。
簡単に基本的な操作方法を紹介しておきます。
上下スワイプで通知と全アプリの表示。
右スワイプで設定項目、左スワイプでウィジェット(好みのアプリのショートカット)を表示できます。
アプリ一覧とウィジェットはアプリから表示・非表示、順序の並べ替えが可能です。
タッチ&スワイプ操作に不満はありませんが、時計らしい幅広デザインになったのなら物理ボタン(例えばリューズ)を1つ搭載してくれても良かったのになーと思います。
そうすればホーム画面にワンタッチで戻れるから便利なんですけどね?
次のモデルに搭載されることを期待しましょう。
心拍・睡眠・ストレスレベルを自動計測
Xiaomi Smart Band 7 Proを装着しているだけで、歩数・消費カロリー・睡眠・心拍・ストレスレベルを自動計測してくれます。
本体ではもちろん、コンパニオンアプリでさらに詳しいデータも確認可能。
当日のデータは本体でサクッと確認して、履歴・詳細や、睡眠計測のデータはMi Fitnessアプリでチェックのような使い方になりますね。
計測の精度についても、著しくおかしな結果は出ていないので信用に足りるものと思っていいでしょう。
この他、女性のために月経周期のレコーディング機能も搭載。
生理・排卵日予測を通知してくれる機能もあります。
医療機器ではないので正確性は保証されていませんが、目安にするくらいであれば活用できるでしょう。
なおXiaomiのスマートウォッチ・スマートバンドに搭載されていることの多い「PAI」には非対応のようです。
SpO2を自動計測可能
Xiaomi Smart Band 7 Proはコロナ禍で注目の酸素飽和度(SpO2)の計測が可能です。
酸素飽和度(SpO2)とは、心臓から全身に運ばれる血液(動脈血)の中を流れている赤血球に含まれるヘモグロビンの何%に酸素が結合しているか、皮膚を通して(経皮的に)調べた値です。
もちろん24時間自動計測にも対応。
計測のタイミングは身体が動いていない時(睡眠時中心)ですが、バッテリーもちが気になる場合には、手動計測にしてもいいでしょう。
医療用に作られたパルスオキシメーターではありませんので、呼吸器の疾患をお持ちの方が常用する用途としては利用できません。
ただ、毎日定期的に自動計測していれば体調の変化に気付きやすくなると思います。
110種類以上のスポーツモード
Xiaomi Smart Band 7 Proには110種類以上のスポーツモードが搭載されています。
どんなスポーツが登録されているのかチェックしてみた結果が以下の通り。
- 屋外ランニング
- ウォーキング
- フリースタイル
- ハイキング
- 屋外サイクリング
- トレッドミル
- 縄跳び
- プールスイミング
- セーリング
- パドルボード
- 水球
- ウォータースポーツ
- 水上スキー
- カヤック
- ラフティング
- ローイング
- パワーボート
- フィンスイミング
- 飛び込み
- アーティスティックスイミング
- シュノーケリング
- カイトサーフィン
- トレッキング
- トレイルラン
- ロッククライミング
- スケートボード
- ローラースケート
- パルクール
- 4輪バギー
- パラグライダー
- フリースタイル
- HIIT
- ヨガ
- 屋内サイクリング
- エリプティカル
- ステアクライマー
- ステッパー
- コアトレーニング
- 柔軟性トレーニング
- ピラティス
- 体操
- ストレッチ
- ストレングス
- クロストレーニング
- 階段昇降
- エアロビクス
- フィジカルトレーニング
- ウォールボール
- ダンベル
- バーベル
- 重量挙げ
- デッドリフト
- バーピー
- シットアップ
- ファンクショナルトレーニング
- 上半身
- 下半身
- 腹筋
- 背中
- スクエアダンス
- ベリーダンス
- バレエ
- ストリートダンス
- ズンバ
- フォークダンス
- ジャズダンス
- ラテンダンス
- ボクシング
- レスリング
- 武道
- 太極拳
- ムエタイ
- 柔道
- テコンドー
- 空手
- キックボクシング
- 剣道
- フェンシング
- テニス
- バスケットボール
- サッカー
- バレーボール
- 野球
- ソフトボール
- アメリカンフットボール
- ホッケー
- 卓球
- バドミントン
- クリケット
- ハンドボール
- ボウリング
- スカッシュ
- ビリヤード
- シャトルコック
- ビーチサッカー
- サッカー
- ビーチバレーボール
- セパタクロー
- アイススケート
- カーリング
- スノーモービル
- アイスホッケー
- ボブスレー
- そり
- スノーボード
- スキー
- アーチェリー
- ダーツ
- 乗馬
- 綱引き
- フラフープ
- 凧揚げ
- 釣り
- フリスビー
- 馬術
- 陸上競技
- 自動車レース
全部で117種類!(書き忘れてたらごめんなさい)確かに110種類以上のスポーツ・ワークアウト等が登録されていました。
ただスポーツに応じた目標設定ができるのは一部のみ(太字で記載)。
大半のスポーツは心拍・活動時間・消費カロリーの計測のみに留まります。
どんなスポーツをしたのかを記録するために使うようなものですね。
ウォーキングでしか試してないですが、計測の精度も悪くないと思います。
この他、ランニングには目標に合わせたコースも収録されています。
- 基礎ランニング/ウォーキング
- 上級ランニング/ウォーキング
- 基礎ジョギング
- 脂肪燃焼(基礎、上級、MIIT)
- 持久力(基礎、上級)
- インターバル(基礎、上級)
普段のランニングよりもう一歩ステップアップしたい人や、ダイエットしている人の相棒になってくれそうですね。
衛星測位システムに対応
Xiaomi Smart Band 7 ProはGPSを含む5つの衛星測位システムに対応しています。
- BeiDou
- GPS
- GLONASS
- Galileo
- QZSS
このため、スマホを持たずにワークアウトをしてもルート追跡が可能です。
実際に30分ほどウォーキングしてみましたが、正確に歩行ルートを記録してくれました。
ついにXiaomiスマートバンドシリーズに待望のGPSが搭載!
ワークアウトを真剣に取り組んでいる人は、これだけでXiaomi Smart Band 7 Proを買うメリットになってくれるかもしれませんね。
アプリ通知機能
スマートバンドに無くてはならないスマホの通知確認もXiaomi Smart Band 7 Proはしっかり対応。殆どタイムラグなく通知が飛んできます。
スピーカーは搭載していないので音はならず、ブルッとバイブでお知らせ。
なお、バイブレーションのカスタマイズ機能はありませんでした。
全てのアプリの通知を表示させることもできますし、Xiaomi Smart Band 7 Proには通知しないように選択することもできます。
Xiaomi Smart Band 7 Proかスマホのどちらかの通知を削除すると、連動して消去されてしまうようです。
ただ挙動が少し不安定なようで、通知を消したはずなのにXiaomi Smart Band 7 Proには残ってるといったこともありました。
表示できる文字数は少なめで50文字ちょい。Gmailはタイトルのみの表示でした。
マイクは搭載されているもののXiaomi Smart Band 7 Proでの通話はできません。
着信があっても応答はできず、着信拒否とミュートのみ操作可能。
LINEの音声着信にも対応していました。これはかなり貴重ですね。
また、音声通話の着信にのみSMSでの返信が可能ですが、その他のアプリでの返信機能はありませんでした。
通知機能については無印Smart Band 7よりも弱体化されており、必要最低限といったところです。
ただ通知を確認するだけなら不便はないですが、上位モデルなんだからもう少し色んなことができても良かったなーと思います・・・。
音楽再生アプリを操作できる
Xiaomi Smart Band 7 Proはスマホで再生中の音楽をリモコン操作できます。
曲送り・曲戻しはもちろん、音量の調整もできるのが超便利です。
電車の中などでスマホを取り出しにくい時に、手元で操作できるのはめちゃくちゃ重宝しますよ。
なお本体に音楽を保存してオフラインで聴く機能はありませんのでご注意下さい。
Amazon Alexa入ってます
Xiaomi Smart Band 7 ProにはAmazon Alexaとの連携機能があります。
これは無印モデルには搭載していないので、Proモデルの特別な機能です。
アプリ内のAmazon Alexaから、Amazonアカウントでログイン。
これでAlexaとの連携ができました。簡単ですよね。
あとはXiaomi Smart Band 7 Proに向かって話しかければOK。
Alexaなんか使わないって思うかもしれませんが、あると結構便利です。
自宅をスマートホーム化している人は、Echoに話しかけなくてもXiaomi Smart Band 7 Proで操作できちゃいます。
ただスピーカーは搭載されていないので、声が返ってくるわけではないのが少し寂しいポイント。
また、全ての機能を使えるわけではないですし、Xiaomi Smart Band 7 Proの機能を音声で操作できるわけではありません。
「おまけ程度」の機能として考えておいたほうが良さそうです。
iPhoneとの連携も問題なし
Xiaomi Smart Band 7 ProはiPhoneに接続してもAndroidスマホ同様に使えます。
僕が試した範囲では使いにくくなるほどの大きな違いは見受けられませんでした。
アプリ通知も音楽再生アプリの操作も問題ありません。
唯一できないのは音声通話のSMS返信くらいでしょうか?これだけはどこを探しても機能を見つけることができませんでした。
着信通知自体はしっかり機能します。LINEの音声通話にも対応。
また、iPhoneではカレンダーの読み込み機能が使えますが、Androidでは対応していないようでした。
他社製スマートバンドだとiPhoneでは機能に制限があることが結構多いのですが、Xiaomi Smart Band 7 Proでは問題なさそうです。
防水性能は5ATM(5気圧)
Xiaomi Smart Band 7 Proの防水性能は5ATM。
スポーツモードにもある通りスイミング中でも利用できます。日本時計協会による5ATMの解説でも以下のように記載されているので、水泳での利用は問題なさそうです。
水に触れる機会の多い水仕事(漁業・農業・洗車・食堂など)や水上スポーツ(水泳・ヨット・つりなど)をされる方にお使いいただけます。
素潜り(スキンダイビング)及び飽和潜水用や空気潜水用に使用しないで下さい。
5bar以上の防水時計でも水圧の激しいシャワーや水道水が直接時計に当たらないようご注意下さい。
試しに水の中に入れて壊れないか検証してみましたが全く問題ありません。
まぁプールでも使えるんですから当たり前ですね笑
水に濡れた場合には乾燥させるのも忘れずに。濡れた状態で充電するのは非常に危険です。
なお、水には強いですがお風呂やシャワー中の利用は避けましょう。
蒸気は特に故障しやすい原因になるのでくれぐれもご注意ください。
Xiaomi Smart Band 7 Proのスペック
Xiaomi Smart Band 7 Proの主要スペックは以下のとおりです。
比較用にXiaomi Smart Band 7のスペックもあわせて掲載しています。
製品名 | Xiaomi Smart Band 7 Pro | Xiaomi Smart Band 7 |
市場想定価格 | 14,800円 | 6,999円 |
カラー | ブラック ホワイト | ブラック |
サイズ | 44.7×28.8×11mm | 46.5×20.7×12.25mm |
重さ | 20.5g | 13.5g |
ディスプレイ | 1.64インチ AMOLED 280×456 326ppi 500nit | 1.62インチ AMOLED 190×490 326ppi 500nit |
常時表示ディスプレイ | あり | あり |
スポーツモード | 110種類 | 110種類 |
バッテリー容量 | 235mAh 最大12日間持続 | 180mAh 最大14日間持続 |
充電時間 | 1時間 | 2時間 |
対応OS | Android 6.0以上 iOS 12以上 | Android 5.0以上 iOS 10.0以上 |
防水 | 5ATM | 5ATM |
衛星測位 | BeiDo GPS GLONAS Galileo QZSS | 非対応 |
Alexa | 対応 | 非対応 |
スピーカー | なし | なし |
マイク | あり | なし |
Bluetooth Ver. | 5.2 | 5.2 |
決済機能 | なし | なし |
基本的な動作性能、機能面はXiaomi Smart Band 7から変わっている部分はありません。
心拍・SpO2はどちらも終日計測が可能で、睡眠計測、ストレス計測、生理周期の記録にもしっかり対応しています。
大画面ディスプレイと衛星測位への対応が、両者の大きな違いです。
まとめ:Xiaomi Smart Band 7 Proのメリット・デメリット・評価
Xiaomi Smart Band 7 Proを実機レビューいたしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
Xiaomi Smart Band 7 Proを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・快適な動作性能 ・広くなったディスプレイ ・有機ELディスプレイが綺麗 ・AOD対応 ・明るさ自動調節 ・SpO2自動計測 ・豊富なスポーツモード ・GPS搭載 ・5ATM防水 ・Alexa搭載 ・iPhoneでも使える | ・高い ・AODが暗い ・バッテリーもち寂しい ・物理ボタンなし ・通知機能の弱体化 ・バンド装着しにくい ・決済機能なし |
評価
(3点/5点満点)
快適な動作性能に十分な計測機能。
バッテリーもちは少し悪くなってしまったものの、大きく見やすくなったディスプレイ、待望の衛星測位システムにも対応してくれました。
総合的にProの名に恥じぬ上位モデルです。
ただし、無印Smart Band 7が約7,000円で購入できることを考えると14,800円は少し高いかも・・・。
僕にはXiaomi Smart Band 7 Proの機能・性能に価格差2倍以上の価値を見つけることができませんでした。
このため、セール・クーポン等で安く購入できるタイミングを待つか、本記事で紹介しているグローバル版がおすすめです。
10,000円前後になっていれば即買いしちゃってOKだと思います。