UMIDIGI(ユミデジ)のスマートウォッチ「Urun」を購入しました。
- 歩数・距離・カロリー記録
- 睡眠モニター
- 心拍・SpO2・血圧計測
- スマホの通知を表示
- 17種類のスポーツモード
- 5ATM防水
さらに、GPSが内蔵されているのでスマホがなくてもワークアウト時の距離や経路を計測してくれます。
価格も5,699円と購入しやすい価格帯なので、コスパの高いモデルです。
低価格のスマートウォッチは、スポーツタイプのものが多く、普段使いしにくいのが弱み。
しかし、Urunはデザインも優れているので、どんなシチュエーションで着用していても違和感がありません。
デザイン・性能ともに申し分がないスマートウォッチなのですが、実際に使ってみると致命的な欠点があることが分かりました。
特にAndroidデバイスと接続して使おうと思っている人は、注意してください。
本記事では、UMIDIGIのUrunをレビューしていきます。
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UMIDIGI Urunの外観と付属品
Urunは、中国のガジェットメーカーUMIDIGI(ユミデジ)のスマートウォッチです。
UMIDIGIは、Amazonのスマートフォン本体ランキング上位にランクインする、低価格なスマホを数多く販売しています。
Amazon>>UMIDIGIストア
ちなみに僕がサブで使っているスマホもUMIDIGIのS5 Proです。
3万円を切る価格ながら、かなり高性能なので気に入っています。
>>【UMIDIGI S5 Proレビュー】2万円台の高コスパSIMフリースマホ!
Urunのカラーバリエーションは全部で5色。
- スペースグレー
- アイスホワイト
- ローズゴールド
- チタングレー
- オーシャングリーン
僕はスペースグレーを購入してみました。
無難かもしれないけど、使いやすいです。
ケースはマットな風合いのアルミニウム合金製。
バンドを含めた重量は43gと軽量です。
装着していても重さを感じることはありませんでした。
ケースの直径は約44mmとかなり大きめです。
ディスプレイは1.1インチのTFT液晶。
有機ELディスプレイではないものの、解像度240×240と表示はかなり綺麗です。
フルディスプレイっぽく見えるかもしれませんが、実は違います。
ディスプレイの周囲に7mmほどの縁があり、表示されるのは真ん中の部分だけ・・・。
ディスプレイはタッチ式なので、指先で操作可能です。
液晶ディスプレイなので常時表示できませんが、手首を持ち上げるとディスプレイが自動点灯してくれる機能が便利です。
Urunには2つの物理ボタンが搭載されています。
上部のボタンはメニューボタンです。
全ての機能はこのボタンを押してから選択することになります。
電源ボタンも兼ねているので、シャットダウンや再起動をする場合には上部ボタンを長押してください。
そして、下部のボタンはショートカット。
よく使うメニューを割り当てることができるので便利です。
ちなみに僕は音楽再生コントロールを割り当ててみました。
ケース裏面には、心拍などの計測センサーと充電用のマグネットが搭載されています。
バンドの素材は、シリコンやゴムのような柔らかさを持つプラスチックのTPU。
バンド幅は22mmで、割と広めです。
バンドにはクイックレバーが搭載されているので、簡単に取り外しができます。
好みに合わせて市販のバンドに交換してもいいでしょう。
プラスチック製ですが、留め具が渋いゴールドなところが気に入ってます。
かっこいいですよね。
Urunの付属品は以下のとおりです。
- マニュアル
- 充電用ケーブル
直感的に操作できるので読むこともないと思いますが、マニュアルには日本語ページもあるので安心です。
充電用ケーブルは65cmで、端子はUSB Type-A。
スマートウォッチの充電ケーブルは外れやすいものが多いのですが、Urunはマグネットがかなり強力なので、その心配はありません。
充電器は付属していませんが、充電に高い電力を必要としないので、スマホの充電器を流用しても問題ありません。
UMIDIGI Urunのスペックと性能
UMIDIGI Urunのスペックは以下のとおりです。
型番 | Urun |
サイズ | 直径:44mm 厚さ:12.9mm バンドの幅:22mm バンドの長さ:153mm~230mm |
本体重さ | 26g |
総重量 | 43g |
ディスプレイ | 1.1インチ カラーTFT LCD |
ディプレイ解像度 | 240×240ピクセル |
バッテリー容量 | 280mAh |
防水性能 | 5ATM(5気圧防水) |
実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
技適マーク
海外製のスマートウォッチを使う前に確認したいのが、技適マークの表示。
技術基準適合証明を受けていなければ、日本国内で使用することができません。
Urunは、外箱に技適マークの表示がありました。
総務省のデータベースでも登録が確認できたので、Urunは日本で使用しても問題ありません。
総務省HP>>技術基準適合証明等を受けた機器の検索
ペアリングは専用アプリを使う
スマートウォッチは単独でも使えますが、スマホと接続して使うのが大半です。
そのため、ペアリングが難しかったり、すぐに途切れてしまうと使いにくくなります。
この点、Urunはペアリングがめちゃくちゃ簡単でした。
スマホのBluetooth設定を開かずに、専用アプリ「Paiactive」から接続できます。
アプリの表示に従って、付近のUrunを検索。
少し待てばペアリングが完了します。
歩数・距離・カロリー・睡眠・心拍は自動計測
Urunを装着しているだけで、歩数・距離・消費カロリー・睡眠・心拍を自動計測してくれます。
Urun本体でデータを確認できるのはもちろん、専用アプリ「Paiactive」に同期するのでスマホでも確認できます。
心拍数を24時間計測してくれるのは、とても便利な機能です。
ただし、バッテリー消費が激しくなるのでご注意ください。
血圧・SpO2を計測できる
健康管理に最適な血圧・SpO2も計測可能です。
計測方法も簡単で、Urunを手首に装着して項目をタップするだけ。
心拍計測は様々なスマートウォッチで可能ですが、血圧やSpO2の計測ができるものは珍しいので重宝します。
酸素 飽和度(SpO2)とは、心臓から全身に運ばれる血 液(動脈血)の中を流れている赤血球に含まれる ヘモグロビンの何%に酸素が結合しているか、皮 膚を通して(経皮的に)調べた値です。
医療用に作られたパルスオキシメーターではありませんので、呼吸器の疾患をお持ちの方が常用する用途としては利用できません。
しかし、山登りやトレッキングが趣味の人が、高地で息苦しさを感じた時に簡易的にSpO2測定をする場合などに便利です。
17種類のスポーツモード
Urunには、屋内・屋外合わせて17種類のスポーツモードが搭載されています。
- ランニング
- ウォーキング
- サイクリング
- トレッドミル
- ウォーキング(屋外)
- バイク
- ハイキング
- クライミング
- ボート漕ぎ
- バドミントン
- エリプティカル
- フットボール
- バスケットボール
- テニス
- ヨガ
- ダンス
- トレーン
Urunを装着してトレーニングをすると、データが計測され、専用アプリ「Paiactive」で細かく確認することが可能です。
スマホの通知を表示
Urunとスマホを接続すれば、スマホの通知を表示できます。
スマホの通知センターに通知が入ると、Urunがブルブル震えるのでスマホを取り出さなくても確認可能です。
Urunのバイブレーションはかなり強力なので、激しい運動をしている時以外なら、必ず気づくことができます。
なお、通知が表示されるだけなので、返信等はなにもできません。
また、履歴も6件までになります。
しっかり日本語表示も可能ですが、絵文字には対応していませんでした。
通知を表示するアプリをコントロールすることも可能です。
1番下の「その他」にチェックを入れれば、通知センターに表示されている通知は全てUrunでも表示されます。
ただし、通知センターに常駐しているものも全てUrunに表示されることになるので、ご注意ください。
例えば、音楽アプリを使っている時は、曲が変わるたびにUrunが震えることになるので、かなり煩わしいです・・・。
バッテリー性能
Urunのバッテリー容量は280mAhです。
Amazonの商品概要を見ると、充電せずに日間7~10日間利用できると記載されていますが、これは様々な機能を停止した場合の話。
それでも、24時間心拍計測や、睡眠計測など全ての機能を有効にして使い続けたところ、3日以上はバッテリーがもったので十分だと思います。
なお、2時間ほど充電すれば100%になるので、短時間でも毎日充電することをおすすめします。
5ATM(5気圧)防水
Urunの防水性能は5ATMです。
商品概要にもある通り、水泳中でも利用できます。
なお5ATM防水は、「日常生活用強化防水」と呼ばれています。
日本時計協会による解説でも以下のように記載されているので、水泳での利用は問題なさそうです。
水に触れる機会の多い水仕事(漁業・農業・洗車・食堂など)や水上スポーツ(水泳・ヨット・つりなど)をされる方にお使いいただけます。
素潜り(スキンダイビング)及び飽和潜水用や空気潜水用に使用しないで下さい。
5bar以上の防水時計でも水圧の激しいシャワーや水道水が直接時計に当たらないようご注意下さい。
ただ、お風呂やシャワー中の利用は避けましょう。
お湯や蒸気は、特に故障しやすい原因になるのでくれぐれもご注意ください。
試しに水の中に落として壊れないか検証してみましたが、全く問題ありませんでした。
4種類の文字盤
Urunには4種類の文字盤があるので、表示内容や気分に合わせて変更できます。
UMIDIGI Urunを使うメリット
Urunを使うメリットは、GPSが内蔵されていることです。
GPSがあれば、ワークアウトをする時にスマホを持ち歩かずに済みます。
ウォーキングならまだしも、走る時にスマホを持ち歩くのってめんどくさいですよね?
そういう場合にUrunが活躍してくれます。
実際に使ってみたところ、GPSの精度も悪くありませんでした。
運動モードに入る前にGPS信号を検出してくれるので、便利です。
5,000円台で購入できるスマートウォッチでGPS内蔵タイプはなかなかありません。
Urunはあなたのワークアウトの優秀なパートナーになってくれるでしょう。
UMIDIGI Urunの欠点(早期解決希望!)
最後にUrunの欠点を紹介していきます。
デザインも性能も優秀でコスパが高いスマートウォッチなのに、一体なぜ?
信じられないくらい致命的な欠点です。
Google Playに専用アプリ「Paiactive」がない(解決済)
2020年12月10日現在、Google Playにも「Paiactive」があります。
Paiactive
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Paiactiveさえあれば、スマホとのペアリングは問題ありませんのでご安心ください。
Urunのイマイチなポイントは、1つ解決されました。
最大の欠点は、Google Playに専用アプリ「Paiactive」がないことです。
信じられません・・・。
スマートウォッチは、スマホと接続してこそ性能を最大限発揮するものです。
UrunはスマホのBluetooth設定からではペアリングができないので、スマホと接続するにはPaiactiveが必須になります。
ですが、Google PlayにPaiactiveはありません!
Urunのマニュアルに表示されているQRコードからダウンロードしようとしても、このとおりエラーメッセージが表示されてしまいます。
Androidユーザーは一体Urunをどうやって使えばいいのでしょうか・・・?
さすがにちょっとおかしいと思ったので、UMIDIGIにTwitterで問い合わせてみたのですが、2020年11月20日現在、何の応答もありません。
I bought Urun. However, Paiactive APP does not exist on Google Play in Japan. When will it be released?
— ちびめがね@レビュー (@chibimegane_rv) November 19, 2020
なお、App Storeには「Paiactive」が存在しますので、iPhoneユーザーの方はご安心ください。
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また、Gppgle Playにはないものの、公式サイトからPaiactiveアプリのインストールファイルをダウンロードすることは可能です。
インストールの方法が少々難しいですが、使えないことはありません。
公式サイト>>Urun
「App Download」をタップ。
注意を促すメッセージが表示されますが、「OK」をタップして、APKファイルをダウンロードします。
ファイルのダウンロードが完了したら「開く」をタップしましょう。
これでPaiactiveのインストールが完了です。
Androidデバイスを使っている方は、Urunの購入はくれぐれもご注意ください。
Androidで再接続できない
多くのBluetoothデバイスは、スマホと距離が離れて切断された場合、近づけば自動的に再接続してくれますよね?
ところがUrunは、接続が切断されても自動的に再接続してくれません。
そのため、切断されてしまったら、都度Paiactiveを立ち上げて手動で再接続する必要があります。
スマホとの接続が切断された場合に、通知するように設定することをおすすめします。
そうしないと、スマホと接続されていないことに気づくことができませんからね。
ファームウェアのアップデートで改善してくれることを願います。
ちなみに、iPhoneの場合には、一旦切断されてしまっても、近づけば自動接続してくれるのでご安心ください。
天気の表示がめちゃくちゃ
使わない人にとっては欠点にならないところですが、僕は文字盤に天気を表示して使いたいと思っています。
Urunにも天気を表示する文字盤があるのですが、残念ながらめちゃくちゃです・・・。
何度も設定を見直しているんですけど、どうしても正しい天気になりません。
以上がUrunの欠点です。
今のままでは、Androidユーザーの方にUrunをおすすめすることはできませんね。
早期改善を願います!
UMIDIGI Urunレビューまとめ
UMIDIGIのスマートウォッチUrunをレビューしました。
スマートウォッチに必要な機能はほぼ搭載されていて、GPSが内蔵しているコスパの高いモデルです。
ただ、あまりにも欠点が致命的なので残念すぎます・・・。
iPhoneユーザーであれば、天気の表示はめちゃくちゃではあるものの、問題なく使えるので使う価値があるでしょう。
特にウォーキングやランニングを毎日している人におすすめできます。
Androidユーザーの方は、全ての欠点が解決されたことを確認してから購入するようにしましょう。