moto g52j 5Gの一部製品で指紋センサーが正しく動作しない不具合が発生しているようです。対象の製品コードは以下の2つ。
- PATM0000JP
- PATM0001JP
問題が発生した場合にはモトローラカスタマーセンター宛にメールにて連絡する必要があるとのこと。事象を確認したうえで無償修理対応になるそうです。
詳しくは公式サイトのトピックスをご確認ください。
評価:(3.5点/5点満点)
お世話になります。毎月スマホを購入しているガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
moto g52j 5Gを購入しました。
2022年6月に発売されたモトローラ製のミドルレンジスマホ。
- Snapdragon 695 5G
- リフレッシュレート120Hz
- おサイフケータイ対応
- IP68防塵防水対応
さらに6.8インチの大画面ディスプレイを搭載していながら、なんと価格は39,800円(税込)と非常にコスパの高い1台に仕上がっております。
2022年夏はSnapdragon 695 5Gを搭載したミドルレンジスマホが多数発売されており、どれを購入しようか迷っている人も多いはず。
- moto g52j 5G
- Redmi Note 11 Pro 5G
- OPPO Reno7 A
- Xperia 10 Ⅳ
- AQUOS wish2
本記事でmoto g52j 5Gを実際に使ってみた様子をレビューするので、購入の参考にしてください。
メリット | デメリット |
・大画面ディスプレイ ・リフレッシュレート120Hz ・快適な動作性能 ・超長持ちバッテリー ・おサイフケータイ対応 ・IP68防塵防水 ・イヤホンジャック搭載 | ・デカい/重い ・ディスプレイが暗い ・重いゲームは厳しい ・カメラがイマイチ ・モノラルスピーカー ・15W急速充電止まり ・付属品はケースのみ |
同じmotorola製のパカパカスマホmotorola razr 40もこちらの記事でレビューしています。
手の届きやすい価格が魅力。
憧れのフォルダブルスマホもあなたも使ってみませんか?
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moto g52j 5Gのデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
まずはmoto g52j 5Gの外観と付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
moto g52j 5Gのカラーバリエーションは以下の2色。
- インクブラック
- パールホワイト
このうち僕が購入したのはインクブラックです。
ブラックと言うよりは殆どネイビーに近い色合い。ベースはマットですが光沢もあってカッコイイです。鏡面仕上げとは一味違う輝き。
なかなか良い感じのデザインじゃないでしょうか?どこか未来を感じて僕は好きです。
おそらくプラスチック製なので質感は少々安っぽさがあるものの、野暮ったい感じはしませんね。ただ、インクブラックについては指紋が目立ちやすいです。
本体上部にはカメラユニットとFeliCaポートを搭載。
カメラはメイン・超広角・マクロの3眼構成になります。
2022年の主流は箱型のフラットタイプですが、背面パネルはフレームに向かってなだらかに湾曲しているタイプ。見慣れたAndroidスマホっていう感じです。
フレームはおそらくアルミ製でマットな色合い。
ディスプレイを正面にして右側面にGoogleアシスタントボタン・音量ボタン・電源ボタン。スクショが撮影しにくい縦並びの構成です。
Googleアシスタントボタンって必要なんですかね?僕は一度も使ったことないですが。
ざっと設定を見てみましたが、その他の機能をアサイン(割り当て)することはできないようです・・・。
電源ボタンは他のボタンよりも少しだけ下がっています。指紋認証センサーを内蔵しているので毎日頻繁にタッチすることになりますね。
左側面にはカードスロット。
SIMカードとSDカードを同時に装着できるタイプです。
なおmoto g52j 5GはeSIMにも対応しているので「SIMカード + eSIM +SDカード」とすれば、2回線同時待ち受けをしつつSDカードを搭載することもできます。
本体上部にはマイクのみ。
下部にはスピーカー・USB-Cポート・マイク・イヤホンジャックを搭載しております。
サイズ感
moto g52j 5Gのサイズは約171.0mm x 76.8mm x 9.1mm。
6.8インチのディスプレイを搭載してるだけあって、まぁデカいです。
厚みもそれなりにあります。
同じSnapdragon 695 5Gを搭載したRedmi Note 11 Pro 5Gと比較するとこんな感じ。
比べて分かる通り、幅はそこまで変わらないですが縦に長い印象です。
想像よりもヒョロっと細長く持ちやすいと思います。
重さは実測で201g、付属ケースを装着すると220gにもなるヘビー級。
ただ実際に持ってみると、サイズの割には軽く感じました。
僕が200g超えのスマホに慣れてしまったのか、moto g52j 5Gのバランスが良いのか分かりませんが、重くて使いにくい!とはなりませんでしたよ。
Redmi Note 11 Pro 5Gの重さは204gだったのですが、moto g52j 5Gよりもズッシリ重たく感じました。不思議ですね・・・。
とは言え、現在200g未満の軽量スマホを使っている人からすれば、デカくて重いと思うので、デメリットにもなりうる部分だと思います。
付属品
moto g52j 5Gの付属品は以下のとおりです。
- 使用ガイド・安全ガイド
- SIMピン
- 保護ケース
残念ながら充電器・充電ケーブル・ディスプレイ保護フィルムは付属されておりません。
にも関わらず箱の内部はこんな感じになっていました。入れ忘れたの?って思っちゃいましたよ笑
保護ケースはソフトタイプで、青みがかったクリアデザイン。
ペラペラなので防御力はそこまで高くなさそう・・・。
既にサードパーティー製の保護ケースも販売されているようなので、気になる人は別途購入しても良いでしょう。
Amazon>>moto g52j 5G用ケース
Amazon>>moto g52j 5G用フィルム
充電器・充電ケーブルは付属しないスマホが増えてきていますが、せめて保護フィルムくらいは付けて欲しかったですね。
ちなみにRedmi Note 11 Pro 5Gには67W急速充電器まで付いてますからね?
どんだけコスパ良いんだよ!と思ってしまいます・・・。
moto g52j 5Gのディスプレイをレビュー
moto g52j 5Gは大きく滑らかに動くディスプレイが特徴の1つなので、性能をみていきましょう。
6.8インチ大迫力ディスプレイ
moto g52j 5Gのディスプレイは6.8インチのIPS液晶。
とにかく画面がデカい!
下部だけちょっと広いですがベゼル(縁)幅も狭く、広い表示領域が確保されています。
大画面ディスプレイで動画視聴もゲームも楽しめちゃうのがmoto g52j 5Gの魅力です。
同じSnapdragon 695 5Gを搭載したライバルスマホ「Redmi Note 11 Pro 5G」「OPPO Reno7 A」と比較しても、一際大きいのが分かります。
個人的に大画面ディスプレイで嬉しいのは、横持ちでの動画視聴。
通常比率では左右に黒い帯が表示されるのでサイズが変わりませんが、全画面表示にした場合にタブレットと並みの広さを感じます。・・・タブレット並みは言い過ぎか笑
大画面ディスプレイを活かした画面分割もゆとりがあって良い感じ。
スマホのディスプレイは大きい方が好き!そんな人にmoto g52j 5Gはハマります。
ちなみにディスプレイは湾曲のないフラットタイプ。
moto g52j 5Gには保護フィルムが付属されていないので自分で用意する必要がありますが、フラットタイプなら貼りやすいですね。
液晶ディスプレイは汚い?
moto g52j 5Gが液晶ディスプレイを聞いて、がっかりした人もいるのではないでしょうか?僕もそのうちの一人です笑
やっぱり液晶ディスプレイは有機ELディスプレイに比べると、劣ってしまう部分がありますからね。
黒が真っ黒ではない部分は分かりやすいポイントです。
とは言え!2022年に発売された最新スマホですからね?
実際に使っていて、粗い!汚い!なんて感じることは全くありませんでした。
黒の表示は弱いと言っても、夜景動画なんとかも綺麗に見れましたよ。
自分で撮影した写真も綺麗に表示できます。パソコンで見るより良い感じかも。
有機ELディスプレイを搭載したRedmi Note 11 Pro 5Gと比較しても、普段使いに大差はありません。どっちも綺麗。
液晶ディスプレイであることは確かに残念なポイントですが、使っていく上で不便なことはないでしょう。
なお、僕は気になりませんでしたが、若干青みがかった色合いです。
表示の色味が自分好みではない場合には設定から調整してみましょう。
画面の暗さが気になる
moto g52j 5Gが液晶ディスプレイであることには特に不満は感じませんでしたが、画面が暗いのが気になりました。
ライバル機種であるRedmi Note 11 Pro 5Gは最大1200nitと画面が明るいことが特徴。
明るさを半分くらいにして比較するとこんなに違います。
また、IPS液晶は視野角が広いことが特徴なんですが、ある程度傾けると暗くなります。
屋内で使う分にはそこまで気になりませんが、屋外の日光下で使うと見ずらいと感じることがあるかもしれません。
操作は基本的に両手持ち
moto g52j 5Gは6.8インチの大画面ディスプレイなので基本的に両手操作になります。
6インチを超えるスマホなら、どれでもそうなってしまいますからね。これは仕方ない部分です。
ただ大きさの割に細身なので、慣れれば文字入力くらいなら片手でもいけるとは思いますが。
インカメラはパンチホールタイプ
インカメラはディスプレイ上部中央に搭載。切り欠きを作らないパンチホールタイプです。
全画面表示でも邪魔に感じることはないと思いますが、縁の黒い部分が少し大きいので横持ちでゲームをする時や動画視聴時に少し気になるかもしれないですね。
個人的にパンチホールタイプのインカメラなら、端っこにあるほうが好きです。
例えばAPEXモバイルで索敵してる時に、敵が被ってしまうことがあるんですよね・・・。
ライバル機種のOPPO Reno7 Aは左上のパンチホールタイプだったので、この点は良かったです。
画面リフレッシュレートは120Hzをサポート
moto g52j 5Gの画面リフレッシュレートは最大120Hzをサポート。
高駆動ディスプレイを搭載しているのは、素晴らしいメリットです。
1秒間にディスプレイを120回書き換えてくれるので、ディスプレイの表示が滑らかになります。
左が60Hzで右が120Hzに設定したものです。120Hzのほうが残像感がなく滑らかに動いているのが分かると思います。
リフレッシュレート90Hzだと60Hzとの違いをあまり感じないなんてこともありますが、さすが120Hz。
moto g52j 5Gはちょっと画面をスクロールするだけでしっかりヌルヌル感を感じますよ。
なお、リフレッシュレートは「自動」「60Hz固定」「120Hz固定」の3種類を設定可能。
特にこだわりがないなら「自動」に設定しておくのがおすすめです。
ディスプレイの動きを感知したときだけ120Hzになり、静止状態では60Hzに可変します。
高リフレッシュレートだとバッテリーが消耗しやすいのがデメリットですが、自動に設定しておけば無駄な高駆動を抑えられるので省エネです。
なお、タッチサンプリングレートは公表されていませんが、実際にアプリで測定したところ、200Hz以上出ていました。
僕の実測なので正確とは言い切れないかもしれませんが、反応はかなり良い感じです。
AOD非対応だけどピークディスプレイがある
moto g52j 5Gには有機ELディスプレイを搭載したスマホによくある「ディスプレイ常時表示」機能はありません。
その代わり「ピークディスプレイ」という少し変わった機能が搭載されています。
画面OFFの時にディスプレイをタップするとピークディスプレイが起動。
一定時間、日時とバッテリー残量が常時表示ディスプレイのように表示される機能です。
通知がある場合にはアイコンが表示され、これをタップすると内容を見ることができますよ。
他のスマホにはない機能なので便利ですね。
ちなみにLINEならそのまま返信することもできちゃいました。
プライバシーやセキュリティはどうなの?とは思いますが、家にいる時だけ機能をONにしても良いでしょう。いちいちスマホを起動する必要がないので便利です。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
スマホのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、moto g52j 5Gなら高画質での視聴が可能となります。
NetflixではHDR機能は非対応なもののFull HD再生可能。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでも1080pでの視聴が可能でした。
フラッグシップモデルの2Kディスプレイなんかに比べると見劣りしますが、スマホで動画視聴するならFHD(1080p)に対応していれば十分楽しめます。
ちなみにYouTubeでは4K画質の選択はできませんでした。
moto g52j 5Gの動作性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU)。
moto g52j 5Gには「Snapdragon 695 5G」が搭載されております。
2021年10月にQualcommが発表したチップセットで、6nmプロセスを採用した5G通信対応モデルです。
公式サイト>>Snapdragon 695 5G
2022年に発売された、いわゆるミドルレンジスマホに採用されていることが多いチップセット。
世界的な半導体不足の影響で、それなりの性能で調達しやすいのがSnapdragon 695 5Gなんだと思います。
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということです。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.8の総合スコアは334,448点、GPUスコアは81,025点。
高めのスコアになるVer.9では総合スコアが376,468点、GPUスコアは95,715点という結果になりました。
2022年7月時点での最高スコアは100万点を超えている状況ですが、40万点前後あれば普段使い・軽いゲームには困らないスコアと言えます。
ネットサーフィンやLINE、SNS、動画視聴などの普段使いならサクサク軽快に動くのでストレスを感じることはないでしょう。
Twitterのスクロールも画像の読み込みで若干ガクンとすることもありますが、許容範囲ですね。
リフレッシュレートが120Hzということもあって滑らかな操作性を実感できます。
なおこちらのページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。
参考にAnTuTu以外のベンチマークアプリでもスコア計測してみました。
Wild Life Stress Testの結果が気になりますね。
安定性もあって発熱も抑えられていますが、フレームレートが低すぎ・・・。
ゲーム性能に期待できないことが分かっちゃいます。
REDMAGIC 7(Snapdragon 8 Gen 1)と動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないと思うので、僕の持っているスマホの中では最も性能の高いREDMAGIC 7と動作性能を比較してみました。
REDMAGIC 7はSnapdragon 8 Gen 1+RAM18GBを搭載しているモンスターハイエンドモデルで、AnTuTuスコアは100万点を超えています。
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度チェックです。
さすがにAnTuTuスコアで2.5倍ほど差があるのでREDMAGIC 7のほうが表示速度が早いです。
ただこれはmoto g52j 5Gが遅いってことではなく、REDMAGIC 7が早すぎるだけなので、遅すぎてイライラするー!なんてことにはなりませんよ。
この動作性能で不満を感じるのであれば、素直にハイエンドモデルを購入したほうが良いと思います。
Twitterの動きは殆ど変わりません。
ゲーム性能はまずまず
もはやスマホとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイント。
普段使いには困らない性能のmoto g52j 5Gですが、ゲーム性能はどれほどのものでしょうか?
実際に試してみたところ、グラフィック設定を下げれば普通にプレイできました。
ゲーム性能のベンチマークのような存在になってる「原神」でのデフォルトグラフィック設定は「低」。
人気のバトルロワイヤルゲーム「PUBG MOBILE」でのグラフィック設定は「スムーズ」「ウルトラ」/「HD」「高」という結果になりました。
人気沸騰中のAPEXモバイルでは推奨設定が「ノーマル」「ノーマル」で、「ウルトラHD」「高」まで設定可能でした。
僕のようなエンジョイ勢ならプレイしていて困りませんが、ガチ勢の方にはちょっと物足りないかもしれません。
WeTest PerfDogでゲーム性能を計測
いくら僕がゲームは快適ですー!ヌルヌル動きますー!と言っても、「それって、あなたの感想ですよね?」ってことになってしまうので、PerfDogというアプリでゲーム性能を測定してみました。
PerfDpgはiOS・Android端末でFPS値やバッテリー温度等を計測できるツールです。15分間の無料使用ができるので、新しいスマホを購入してゲーム性能が気になる場合などに使ってみてください。
企業・インフルエンサー向けの無料プラン(使用時間制限あり)も用意されていますよ。
公式サイト>>WeTest PerfDog
まず原神のグラフィック設定をデフォルトで15分程プレイした結果がこちら。
平均FPSが24.7。戦闘に入るたびにFPSが下がるものの、プレイできないほどガクガクしているわけではありませんでした。
続いて原神を「60FPS/最高」設定で15分間プレイした結果。
平均FPSは26.4。60FPSに設定したとしても、30FPSを超えることはありませんでした。
負荷はそれなりに高いはずですが、内部温度はデフォルト設定でプレイした時とそれほど変わらない点は注目です。
これらはAPEXモバイルを「ウルトラHD/高」設定でカジュアルマッチを1ゲームした結果です。
FPSの平均が38.7と40FPS前後で推移しています。
実際にプレイしていても、アプリ自体が比較的軽く、性能に合わせたグラフィック設定になっているおかげか、カクつきなどを感じずかなり快適に遊べました。
ちなみにmoto g52j 5Gには「ゲームタイム」とうゲームを快適にプレイできる機能があります。
通知を抑えてくれる等、ゲームに集中できる環境作りが中心の機能ですが、ゲーム性能を高めてくれそうな「高パフォーマンス」モードもありました。
実際に「高パフォーマンス」を有効にして、原神を「60FPS/最高」設定で15分間プレイした結果がこちら。
平均FPSは26.4と変化はありませんが、ところどころ60FPSが出るようになりました。
体感できるほどの性能向上ではないものの、moto g52j 5Gの高パフォーマンスモードは確かに機能しているとこは分かりました。
PerfDogでの計測結果からみても分かるとおり、moto g52j 5Gで重いゲームをプレイするなら、グラフィック設定を下げる必要があることが分かります。
なお、僕は普段メインでプレイしている「パズドラ」「モンスト」のような軽いゲームであればほぼストレスなく遊べました。
パズドラでドロップの斜め移動をする時に若干モタつくかなーとは思いましたけど。
発熱はそれほど気にならない
PerfDogでの測定結果を見ても分かるとおり、原神やAPEXモバイルをプレイしている時、内部のCPU温度は50℃を上回るほど高温になっていました。
このため長時間連続で高い負荷をかけるのはおすすめできません。
ただ、内部温度は高いものの、本体の表面温度はそこまで高温になることはありませんでした。
実際に1番ホカホカしてるなーと感じた時の表面温度は40℃くらい。
ハイエンドモデルのスマホだと持ってられないくらいに熱くなってしまうこともあるので、それに比べれば発熱を感じにくいと思います。
ちなみにAnTuTuベンチマークを3回連続で計測した時のスコアは以下のとおり。
内部温度の上昇も少なく、スコアが安定していることが分かりますね。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度のテストもしてみました。
価格相応といったところで、特別速くも遅くもありません。
ただ実際に使っていても、本体起動はもちろん、アプリの起動が遅い等のようなストレスを感じる場面はありませんでした。
RAMを6GB搭載していますからね?普段使いで困るようなことはないでしょう。
ストレージ容量は128GBとそれなりにあります。
システム領域に20GB使うので実際に保存可能なのは100GBほど。
殆どの人は困らない容量ですが、写真や動画を大量に撮影する人は注意してください。
なおmoto g52j 5Gは、最大1TBまでのMicro SDカードを搭載できます。
さらにeSIMにも対応しているので、2回線同時待ち受けをしつつストレージ容量を追加できる点は魅力です。
メモリ拡張機能がある
moto g52j 5Gには使わないストレージの1.5GB分を仮想メモリにする「RAMブースト」機能が搭載されております。
おそらくパソコンと同じように、この機能で動作が速くなることはないでしょうが、元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心です。
2023年7月 moto g52j 5G Ⅱ発売!
2023年7月に「moto g52j 5G Ⅱ(マークツー)」が発売されました。
搭載メモリが6GBから8GBに増量されたマイナーアップデートモデルになります。
市場想定価格ベースで1,000円の違いなので、今から買うならⅡの方がいいかも。
複数アプリを同時に動かしている時の余裕が変わってきますからね。
moto g52j 5Gのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
続いてmoto g52j 5Gのバッテリー性能・充電速度をチェックしていきましょう。
PCMarkバッテリーテストの結果
moto g52j 5Gのバッテリーは5,000mAhと十分な容量。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこで、バッテリーが長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしました。
PC Markは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる結果だと思っています。
計測の結果、バッテリー残量100%から20%まで消耗する時間は17時間38分と超長持ち。
ちなみにこの結果はリフレッシュレートを「自動」にした結果。
60Hz、120Hz固定にした場合は以下の通りとなりました。
リフレッシュレート120Hzに設定して15時間以上の結果は超優秀。
さらに、ディスプレイの滑らかさは犠牲になってしまいますが、60Hzに設定すれば21時間超えと、普段使いなら2~3日充電しなくても良いほどの長持ちです。
ちなみに60Hz設定でのPCMark計測結果は、これまでレビューしてきたスマホの中で2番目に良いスコアになっております。
よほど長時間連続で重いゲームをプレイするなら話は別ですが、そうでなければリフレッシュレート120Hz固定設定でもバッテリーもちに不満を感じることはないでしょう。
同じSnapdragon 695 5Gを搭載したライバル機種と比較しても、moto g52j 5Gが頭一つ抜けている状態。
このバッテリーもちの良さは、moto g52j 5Gのメリットの1つと言えます。
これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、参考に御覧ください。
15W急速充電に対応しているが・・・。
バッテリーもちが超優秀なmoto g52j 5Gは15W急速充電に対応しています。
USB-C Power Delivery、Quick Chargeどちらでも15W急速充電が可能でした。
実際に充電してみたところ、20%からフル充電までにかかった時間は2時間10分・・・。
数年前に発売されたスマホだったら十分早いですね!と言えましたが、もはや18W急速充電に対応しているのは当たり前の状況。
一般的な5W充電に比べれば早いのですが、65W、120W充電に対応しているスマホもあるので、むしろ充電速度は遅いと言っていいでしょう。
もちろんずっと一定の速度で充電されるわけではなく、80%くらいまでは早めに充電できる設計になっているため、フル充電に拘らなければ困ることはないと思います。
しかも、moto g52j 5Gには充電器・充電ケーブルが付いていません。
この点、ライバル機種のRedmi Note 11 Pro 5Gには67W急速充電器・専用ケーブルが付属。
moto g52j 5Gのバッテリーもちが超優秀なだけに、なおさら残念なポイントになってしまいます。
moto g52j 5Gのカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
moto g52j 5Gのカメラ性能はどれほどなのか?
実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてみてください。
基本的にシャッターボタンをタップするだけでAIまかせの撮影。誰でも簡単に指先一つで綺麗な写真が撮影できることが重要だと思っています。
カメラアプリ
カメラアプリは非常にシンプル。
あっさりしすぎなようにも思えますが、写真も動画もサッと取り出してすぐに撮影できます。
超広角カメラ・マクロカメラへのアクセスはワンタップ。指をスライドすればそのままズーム可能です。
撮影モードの切り替えもスライドするだけで非常にスムーズ。片手でも写真撮影しやすいように工夫されていました。
カメラの知識が豊富な人はプロモードで細かな調整をしながらの撮影もできちゃいます。
これができればカメラ性能をソフトウェア処理で向上させることができますからね。
僕には無理ですが・・・。
お!シャッター音が消せる!思ったのですが、SIMカードを装着すると、設定から項目が消えてしまいました。残念。
スクショの音は本体のマナーモードと連動しています。マナーモード中はスクショ音が鳴らないので安心です。
メインカメラ
まずは最もよく使うメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックしていきましょう。
比較用に僕が持っているスマホの中で最もカメラ性能が高いPixel 6 Proで撮影した写真を並べています。
スライドバーは自由に動かせるので比べてみてください。
左の写真がmoto g52j 5Gで、右の写真がPixel 6 Proで撮影したものです。
Pixel 6 Proに比べて画角が少し狭くなってしまうものの、明るいシーンではそれなりに綺麗に撮影できる印象。
見た目より明るい色合いになることが多いようです。
っていうか、色が薄いような気もしますね・・・。
AIシーン補正「ショット最適化」を有効にしている影響かと思ったのですが、ON/OFFどちらも色味は同じ感じになりました。
左の写真が有効で、右の写真が無効。全く変化を感じません。
ちなみにシーン補正が有効化されていることは撮影中でも分かります。
例えば野菜を撮影した場合には「料理」と表示されました。
美味しそうに見えるかどうかはイマイチよく分かりませんが、確かに色味が変化していることが分かります。
左が通常撮影で、右がショット最適化を有効にしたものです。
カラーチェッカーでもPixel 6 Proに比べて色鮮やかな表現になっており、moto g52j 5Gの色合いの癖が分かります。
やっぱり華やかな色ほど明るく薄めになる傾向ですね。
50MP高画素モード
moto g52j 5Gのメインカメラは5,000万画素での撮影も可能です。
ちなみに通常撮影では4つの画素を束ねて1,250万画素にすることで感度を上げているんだと思います。
なんとなく画素数が多いほうが高精細に撮影できるような気がしますが、果たしてどれほど違うのでしょうか?
通常撮影と50MPモードで撮り比べをした結果がこちら。左が通常撮影、右が50MPモードで撮影した写真になります。
うーん・・・。僕の撮影の仕方が悪いのかもしれませんが、全く違いを感じませんね。
むしろオートHDRの効果で通常撮影の方が空の白飛びが抑えられているようです。
もちろん写真撮影が上手な人なら高画素モードをしっかり活かせるのかもしれませんが、普段使いで便利になるのはトリミングです。
画素数が多いので引き伸ばしても粗くなりにくいのが高画素モードの特徴になります。
実際にそれぞれの写真で同じ部分を切り取った結果が以下のとおり。
50MPモードで撮影した写真の方が解像感が高い気がしますね。名札の文字もなんとか識別可能です。
とは言ってもそこまで大きな差にはならないので、ポスターのような大きな紙にプリントするような場合以外は通常モードで撮影すれば良いと思います。
高画素モードで撮影するとファイルサイズも大きくなってしまいますからね。
なお、50MPモードで撮影した時に、たまたま飛んでるスズメを撮影していました。
最大8倍のデジタルズーム
moto g52j 5Gには望遠カメラが搭載されていないので、デジタルズームで最大8倍まで引き伸ばしての撮影になります。
【2倍】
【4倍】
【8倍】
2倍ズームくらいまでならギリギリ使えそうですが、それ以上は解像感がなくなって厳しいですね。
望遠カメラが搭載されていない以上、仕方ない部分なので諦めましょう。
800万画素の超広角カメラ
個人的に望遠よりもよく使うのがワイドアングルの超広角カメラ。
風景を撮影する時はもちろん、食卓全体を撮影する場合にも重宝します。
不自然な歪みもなく普通に使えますね。
メインカメラよりも少々モサッとした印象なのは有効画素数が低いせいかもしれません。
メインカメラ同様にシーン補正を有効にしているので色味が同じ傾向になりますが、超広角カメラのほうがナチュラルで落ち着いた雰囲気になるようです。
個人的に色味だけなら超広角カメラで撮影した写真の方が好きでした。
それにしてもPixel 6 Proはどんなシーンでも綺麗に撮影できますね。
夜景モード
moto g52j 5Gには低照度下でも綺麗に撮影できる夜景モードが搭載されています。
特殊撮影メニューの中の「ナイトビジョン」が夜景モードです。
左が通常撮影で、右が夜景モード。
効果は一目瞭然で、全体的に明るくなるものの、街灯の明るさは抑えられているのが分かります。
引き続き、強力な夜景モードを搭載したPixel 6 Proとの比較です。
明るく撮影しようと頑張ってくれてるのですが、かなりノイズが激しくて厳しい印象。
また、夜景モードでは撮影中に4秒ほど固定する必要があるのですが、他のスマホと比べるとかなりブレが激しくなってしまいます・・・。
このため、被写体との距離が短いとうまく撮影できません。
また、明るさを強調するあまり、白がぶっ飛んでしまうこともありました。
ブレ+白飛びで、お花がとんでもないことになってしまいました。うーん・・・。
ズームの性能もイマイチ。
明るいシーンでは2倍ズームまでならギリギリ使えますが、夜景モードになると厳しいです。レンズが曇っていたのかPixel 6 Proも変な仕上がりになっていますね。
ちなみにこのシーンは椅子の上に猫ちゃんがいました。
なお、超広角カメラでは夜景モードを選択できません。真っ暗。
moto g52j 5Gの夜間撮影にはあまり期待しないほうが良いと思います・・・。
マクロカメラ
moto g52j 5Gにはマクロカメラも搭載されいるので4cmくらいまでの近接撮影が可能です。
有効画素数が200万画素ということもあり画質は残念な感じですが、かなり寄れるので面白いですね。
通常撮影とマクロ撮影の比較がこちら。
ポートレートモード
簡単にボケのある写真が撮影できるポートレートモードも搭載しております。
超広角カメラに深度センサーが搭載されており、撮影しながらボケ味の調整も可能です。
人物以外の被写体でもボケモード的に使えますが、被写体との距離感が難しく仕上がりはイマイチ。これは僕の技術の問題でしょう・・・。
この点Pixel 6 Proは僕の腕の無さをソフトウェア処理で補ってくれます笑
インカメラ
moto g 52jのインカメラの有効画素数は1,300万画素。
画素数が全てではないものの、このくらい撮影できるのであれば十分でしょう。
僕の顔面は晒せませんが、搭載されているビューティーモードも効いて、それなりに盛れていました。ちょっと不自然な感じもしますが・・・。
HDRの効果はいまひとつなので、明暗の強い撮影シーンでは注意が必要です。
インカメラでもポートレート撮影が可能。切り分けも上手でした。
特殊撮影モード
moto g52j 5Gには面白い撮影モードが幾つか搭載されているので紹介いたします。
テレビ番組で見かけるワイプのようにインカメラとリアカメラを同時に撮影できる「デュアル撮影」。静止画でも動画でも使えます。
指定色(近い色も)以外をモノクロにしちゃう「スポットカラー」。この機能はめちゃくちゃ凄いと思いました。
フィルターをかけながら撮影できる「ライブフィルター」なんかもあります。
moto g52j 5Gで、家族や友達とワイワイ遊びながら撮影する時に使うと楽しいと思いますよ。
動画撮影
moto g52j 5Gで動画撮影もしてみました。
全て1080P@30fps。この他60fpsでも撮影可能です。
moto g52j 5Gで特筆すべきは強力な手ぶれ補正。
メイン・超広角ともに同じスマホで撮影したとは思えないほど、手ぶれ補正を有効にすると画面のブレが軽減。
多少機械的にカクカクしてしまうところもありますが、動きながらの撮影にも使えちゃいます。
夜間撮影もそれなりに明るさを確保して撮影可能でした。
カメラ性能に特化したスマホではないものの、これだけ綺麗に撮影できればSNSにアップするなどの普段使いで不便を感じることはないでしょう。
写真撮影よりも動画撮影のほうが得意なのかな?と思ってしまいました笑
moto g52j 5Gを実機レビュー
最後にmoto g52j 5Gの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外の気になった部分を紹介していきます。
OSはAndroid 11
moto g52j 5Gに搭載されているOSはAndroid 11。
メーカー独自のカスタムがされていないピュアAndroidで使いやすいですが、ちょっと面白みには欠けます。
2022年7月現在、既にAndroid 12がリリースされているので、Android 11になっている点はちょっと気になりますが、そのうちアップデートされるかもしれませんね。
Motoアプリを使ってアイコンの形やカラーなど簡単なカスタマイズすることは可能です。
ジェスチャー機能が豊富
OSに目立った独自機能は搭載されていませんが、moto g52j 5Gには豊富なジェスチャー機能が搭載されています。
端末を2回ヒラヒラ動かしてカメラ起動。
2回振ってライトON・OFF。
画面を左右スワイプで画面分割などなど。
使いこなせれば、やりたいことをすぐにできるので非常に便利です。
おサイフケータイ・IP68防塵防水対応
moto g52j 5GはおサイフケータイとIP68防塵防水に対応しています。
どちらにも対応しているスマホはなかなかないので、moto g52j 5Gを選ぶ最大のメリットと言っても過言ではないでしょう。
FeliCaポートは背面上部に。
普段使っているSuica・PASMO・iDなどなど、おサイフケータイをmoto g52j 5Gでもそのまま利用可能です。反応も良好。
防塵防水性能は安心のIP68等級。
試しに水没させてみましたが全く問題ありませんでした。
なお、念のためにお知らせしておきますが、IPX8はあくまでも防水性能です。
よく防水性能があるからお風呂でも使える!っていう記述を見かけますが、それは間違いなんですよ?
お風呂中に使っていて直ちに壊れることはないと思いますが、湯船に落としてしまったら最悪破損する可能性があるので注意しましょう。
また水がかかってしまった時は、しっかり乾かしてから充電しましょう。濡れた状態で通電させるのは非常に危険です。
4キャリアに対応したBand構成
moto g52j 5Gは国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26(Band 18を内包)✕ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)○ |
au回線のBand26には非対応ですが、Band18に対応しているので問題ないはずです。
楽天回線にももちろん対応。
こちらの記事で楽天モバイルのSIMカードを使ってみた様子を紹介しているので、気になる方はチェックしてください。
どの回線でも使うことができるスマホならMNPもしやすいですよね。
また、日本では未だ普及しきれていない5G通信(Sub-6)にも対応しています。
ドコモの「n79」には非対応なところは注意したいですが、5G回線をフル活用するのはもう少し先のことになりそうなので問題ないでしょう。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ✕ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
スマホライトユーザーは特にそうですよね?一度購入したら長く使う人が大半です。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもmoto g52j 5Gなら対応できちゃいます。
moto g52j 5Gをシステムアップデートすると、APN構成がリセットされる場合があることを本記事のコメントで教えていただきました。
再度APN情報を入力すれば問題なく利用できるようですが、外出先等でシステムアップデートをする場合には特にご注意ください。
eSIMに対応している
moto g52j 5GはeSIMにも対応しています。
eSIMを取り扱っている通信キャリアは未だ少ないものの、今後はeSIMがどんどん普及していくでしょう。
今はeSIMなんて使うことないって思っていても、そのうち必要になるかもしれないので対応してくれているのは1つメリットになる部分です。
moto g52j 5Gは2回線同時待受にも対応していますが、組み合わせは物理SIM+eSIMの構成になります。
モノラルスピーカーが残念・・・。
moto g52j 5GはWidevine L1なので高画質で動画視聴できるのですが、本体下部にしかスピーカーが搭載されていません。
このため、縦持ちしている分には気にならないものの、横持ちすると片側からしか音がでないアンバランスなモノラル仕様になってしまいます。
これがステレオスピーカーだったら、さらに人気になる要因になったかもしれないので、残念な部分ですね・・・。
かなり大きな音が出ますが、音質は可もなく不可もなくといったところ。
モノラル仕様なのでやっぱり臨場感には欠けます。
イヤホンジャック搭載
片側スピーカーなのは残念すぎるポイントなんですが、moto g52j 5Gにはイヤホンジャックが搭載されております。
良い音で音楽、動画視聴、ゲームを楽しみたい時は、素直にイヤホンを使いましょう。
特にmoto g52j 5GはDolby Atmosに対応しているので、動画視聴の時に臨場感のあるサウンドを楽しめます。
有効/無効切り替えて使ってみましたが、音質がけっこう変わります。
イヤホンを接続して使う場合にはぜひ試したい機能です。
なお、イヤホンジャックの場所的にゲームがプレイしにくくなる可能性があります。
イヤホンの形状やプレイスタイルに合わせて、上下反転させて使うなどの工夫が必要です。
BluetoothコーデックはLDAC・aptX Adaptiveに対応
moto g52j 5Gにワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際にワイヤレスイヤホンを接続してみたところ、対応しているのは以下の通りでした。
- SBC:○
- AAC:✕
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:○
- LDAC:○
- LHDC:✕
LDAC・aptX Adaptiveに対応しているのは嬉しいポイントなのですが、なぜかAACに非対応・・・。
実際にAirPods(第3世代)を接続した様子がこちらで、SBC接続になってしまいます。
僕が試した限りなのでなんとも言えませんが、現在お使いのワイヤレスイヤホンがAAC接続の場合にはご注意ください。
なおLDACに対応しているものの、Amazonプライムミュージックのストリーミング再生でのオーディオ品質は最大「48kHz/24bit」(JEITA定義ハイレゾ)になっていました。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思います。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質のに拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
テレビはないけどFMラジオは搭載
残念ながらmoto g52j 5Gにはテレビを視聴できる機能はありません。
テレビを見たい場合にはTVer等のアプリをダウンロードする必要があります。
TVer(ティーバー) 民放公式テレビポータル/動画アプリ
TVer INC.無料posted withアプリーチ
ただFMラジオは搭載されています。
ラジオなんて使わないでしょ?って思うかもしれませんが、ネット環境のないオフラインでもFMラジオが使えるのは緊急時の情報収集に重宝するので、ないよりあった方が良いです。
録音機能なんかも搭載されています。けっこう本格的。
なお、FMラジオを聞くには有線イヤホンを装着する必要があります。イヤホンがアンテナ代わりになるんですね。
イヤホンさえ差してあれば、本体スピーカーからラジオを効くことができますよ。
生体認証は指紋認証&顔認証
moto g52j 5Gの指紋認証は電源ボタンに搭載。
反応も良く、ちょっと触るだけですぐにロックが解除されました。
開くまでにワンテンポあるような気もしますが、悪くないですね。
インカメラによる簡易的なものですが顔認証にも対応。
こちらの反応はまずまずと言ったところ。指紋認証のほうが早くロック解除ができますね。
moto g52j 5Gのスペック
サイズ | 約171.0mm × 76.8mm × 9.1mm |
重さ | 約206g |
ディスプレイ | 6.8インチ LCD IPS FHD+(2460×1080) |
リフレッシュレート | 最大120Hz |
OS | Android 11 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
外部ストレージ | 対応 最大1TB |
リアカメラ(メイン) | 5,000万画素 f/1.8 0.64μm |
リアカメラ(超広角) | 800万画素 FOV 118° f/2.2 1.12μm |
リアカメラ(マクロ) | 200万画素 f/2.4 1.75μm |
インカメラ | 1,300万画素 f/2.2 1.12µm |
ビデオ(リアカメラ) | 1080P@60fps 1080P@30fps |
ビデオ(インカメラ) | 1080P@30fps |
バッテリー | 5,000mAh 15W急速充電 |
ポート | USB Type-C |
生体認証 | 側面指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM eSIM |
2回線同時待ち受け | 可 |
対応Band | 5G: n3/n28/n77/n78 4G: B1/B2/B3/B8/B18/B19/B28/B38/B41/B42 3G:B1/B2/B5/B8/B19 2G: 850MHz/900MHz/1,800MHz/1,900MHz |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver5.1 |
位置情報 | GPS, A-GPS, LTEPP, SUPL, GLONASS, Galileo |
イヤホンジャック | あり |
スピーカー | モノラル |
FMラジオ | あり |
防塵防水 | IP68 |
NFC | あり |
FeliCa(おサイフケータイ) | 対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
参考:全ての仕様
まとめ:moto g52j 5Gのメリット・デメリット・評価
moto g52j 5Gを実機レビューいたしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
moto g52j 5Gを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・大画面ディスプレイ ・リフレッシュレート120Hz ・快適な動作性能 ・超長持ちバッテリー ・おサイフケータイ対応 ・IP68防塵防水 ・イヤホンジャック搭載 | ・デカい/重い ・ディスプレイが暗い ・重いゲームは厳しい ・カメラがイマイチ ・モノラルスピーカー ・15W急速充電止まり ・付属品はケースのみ |
評価
(3.5点/5点満点)
普段使いに困らない動作性能ながら、多くの人が欲しいと思っている「おサイフケータイ」「IP68防塵防水」を搭載した使い勝手の良いスマホです。
またバッテリー性能も優秀で、リフレッシュレート120Hzの高駆動でも長時間使えるのは嬉しいポイント。
大画面ディスプレイを活かして、動画視聴やゲームも楽しむことができるでしょう。
ただ、その反面、物足りないと思えるポイントも目立ちました。
- 液晶ディスプレイ
- モノラルスピーカー
- カメラ性能
- 15W急速充電
- 付属品がない
そして、この足りないポイントが、ライバルスマホのRedmi Note 11 Pro 5Gなら解決できてしまうんです・・・。
- 有機ELディスプレイ
- ステレオスピーカー
- 1億画素メインカメラ
- 67W急速充電
- 付属品が充実している
そして価格差は定価ベースで5,000円。
防水性能はIP52と生活防水レベルに下がってしまうものの、あと5,000円追加して物足りなさをカバーできるなら、個人的にはRedmi Note 11 Pro 5Gの方が良いと思います。
また、おサイフケータイ・防塵防水性能は絶対に譲れない!という人には、OPPO Reno7 Aという強力なライバルもいます。
本体デザインの美しさとコンパクトなサイズ感が特徴で、有機ELディスプレイを搭載した魅力的な1台です。
moto g52j 5Gは決してダメなスマホではなく、むしろ良いスマホです。
ただライバルスマホの存在が大きすぎるあまり、惜しい!と言わざるを得ません。
もしmoto g52j 5Gが1年前に発売されていたら、モトローラがミドルレンジの王者になっていたと思います。
モトローラは満を持して日本人に寄り添い、僕たちのニーズに答えたスマホを発売してくれました。
次の展開に大いに期待したいところです。
moto g52j 5G ⅡはIIJmioが最安値!
moto g52j 5Gはオープンマーケットモデル(SIMフリーモデル)なので、格安SIMなどでも購入可能です。
IIJmioでの販売価格
現在moto g52j 5Gを取り扱っている主な格安SIMと販売価格は以下のとおり。「最安価格」はMNPやオプション加入等の条件を適用した場合の価格になります。
格安SIM | 通常価格 | 最安価格 |
IIjmio | 23,800円 | 7,980円 |
イオンモバイル | 32,800円 | 32,800円 |
おサイフケータイ・IP68防塵防水対応のミドルレンジスマホが7,000円台で買えるのはお得。しかも!これはメモリが増強されたモデル「moto g52j 5G Ⅱ」の価格です。
狙ってた人は超チャンスです!
IIJmio>>moto g52j 5G Ⅱ
IIJmioの料金プラン
IIJmioの料金プランは1ヶ月に使える高速データ通信量(ギガ)によって月額基本料が異なります。なお月額基本料は全て税込みです。
音声 | データ+SMS | データ | eSIM | |
2GB | 850円 | 820円 | 740円 | 440円 |
5GB | 990円 | 970円 | 900円 | 660円 |
10GB | 1,500円 | 1,470円 | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,800円 | 1,780円 | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 2,000円 | 1,980円 | 1,950円 | 1,650円 |
30GB | 2,700円 | 2,680円 | 2,640円 | 2,340円 |
40GB | 3,300円 | 3,280円 | 3,240円 | 2,940円 |
50GB | 3,900円 | 3,880円 | 3,840円 | 3,540円 |
使える回線はドコモとauの2種類(データ・eSIMはドコモのみ)。
2GB・5GBの低容量プランが安いところが特徴で、毎月ギガをそんなに使わないライトユーザーさんに優しい月額基本料に設定されております。
また、IIJmioは他社に先駆けてeSIMに対応しました。データ通信専用にはなりますが、サブ回線としてスマホに登録しておくのにピッタリです。
IIJmioの特徴
IIJmioの特徴は以下のとおりです。
- 3種類の通話定額オプション
- データ繰り越し・データシェアに対応
- 通信速度の切り替えができる
- 会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
1つずつ紹介していきます。
3種類の通話定額オプション
IIJmioの通話料は11円/30秒。専用アプリを使うことなく一般的な通話料の半額。
さらに音声通話をよく利用する人向けに3つの通話定額オプションが用意されているので安心です。
オプション名 | 月額料金(税込) | 内容 |
通話定額5分+ | 500円 | 5分以内の国内通話無料 |
通話定額10分+ | 700円 | 10分以内の国内通話無料 |
かけ放題+ | 1,400円 | 通話時間制限なく国内通話無料 |
ただし、通話定額オプションは専用通話アプリ「みおふぉんダイアル」からの発信に限られるのでご注意下さい。
みおふぉんダイアルアプリ
Internet Initiative Japan Inc.無料posted withアプリーチ
データ繰り越し・データシェアに対応
IIJmioは「データ繰り越し」に対応しているので、当月のデータ通信量の残量を、翌月まで繰り越し可能。
毎月使うギガの量がバラバラであっても無駄なく使えるので安心です。
また、2022年6月1日からはデータシェア・データプレゼントにも対応。
同一アカウント内で契約している回線のデータ量をシェアして使えます。
家族間でのデータシェアはもちろん、自分だけで複数回線を使い分けるのにも適していますね。
通信速度の切り替えができる
毎月使えるギガの量は限られているので、できれば無駄に使いたくはないですよね?
そもそも、スマホの用途がメールやLINE中心の人は、高速データ通信は必須ではありません。
そういう場合に便利なのが、IIJmioの「速度切替」です。
会員専用サイトからワンタップで低速通信モードに切り替え可能。
低速通信モードにすると速度が最大300kbpsに制限される代わりに、ギガの消費が0になります。
しかもIIJmioは「バースト転送」に対応しており、通信開始直後だけ高速通信を利用するので、意外と快適に使えるんです。
例えばWEBページの読み込みに時間がかかって困る!と言ったことが少なくなります。
会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
IIJmioでは新規加入時にスマホを安く購入できるのはもちろん、加入後でも端末を購入できます。
しかもスマホに限らず、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなんかも会員限定価格で購入できるので、個人的にめちゃくちゃ嬉しいポイントです。
加入前も加入後も端末を安く購入できるのはIIJmioのメリットの1つです。
公式サイト>>IIJmio
\ セール開催中 /
g52jユーザーです。
概ねコスパはよくて満足なのですが、我慢出来ないのがカメラの性能です。とくに色被りが酷い。
全体的に青みがかってしまい、料理などはどれも不味そうに映ります。
その他この記事のようなシチュエーションであればまだ価格相応に撮れるのですが(それでもiPhone SEより遥かに劣る)、「紅葉のライトアップ」などはもう絶望的にダメで、目の前の黄色や紅い景色と似ても似つかぬ青々とした森林の風景が記録されてしまいます。
ファームアップで早急な修正を期待したいですね。
ななさん
コメントありがとうございます。
ユーザーからのコメントは他の読者さんの参考になるので非常にありがたいです!
それにしても・・・残念な仕上がりになっていることがとてもよく分かります・・・。
同じSnapdragon 695 5Gを搭載したAQUOS sense7を先日レビューしたんですが、メインカメラの性能はかなり良かったです。
また、思い返してみると確かにiPhone SE(第3世代)はよく撮れてました。
カメラを重視するならそちらの方が良いのかもしれませんね。
ひとまず青みがかったカラーチューニングの修正に期待ですね!
あと、コレだけは注意!ての忘れてました。
G52j最悪の欠陥はセキュリティパッチなどOSアップデートのたびに「APN情報が全部出荷時リセット」されることです。
自宅ではWiFiに繋ぐためSIMで通信できないことに気が付かず、外出先で罠にハマります。アンテナピクトは立っているのに(APN情報が消えてるために)データ通信不可。初めてのときは故障かと思いました。
プリセットの中から選び直すだけで済めばまだ良いですが、プリセットのない格安SIMとセットで売られることの多い端末。APN情報を丸暗記してなければ詰みます。
モトローラ端末全体の癖?G52固有?わかりませんが直してほしいバグです。
ななさん
またまた重要な情報をありがとうございます。
迷ってしまう人がいるかもしれないので記事に追記させていただきました。
感謝です!
それにしても、ななさんはカメラやスマホ全般の知識がものすごく豊富なのに、いわゆるミドルレンジをお使いなんですよね。
メイン機として別のスマホお持ちなんでしょうか?
今後ななさん的に「完璧!」と思ったスマホが見つかったら知りたいなーと思いました。
その時にはぜひ教えてください!