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お世話になります。毎月スマホを買っちゃうガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
OPPO Reno9 Aをお借りしました。
人気のReno Aシリーズの2023年最新モデルです。
2022年に発売された旧モデルOPPO Reno7 Aは性能はそこそこなれど、扱いやすくて良いスマホでした。
果たして最新モデルの実力はどれほどのものなのか?旧モデルとどこが違うのか?
本記事で詳しくレビューするので購入の参考にしてください。
ワンランク上のミドルレンジスマホOPPO Reno10 Pro 5Gも、こちらの記事で実機レビューしています。
Reno9 Aで物足りないと感じそうなら是非チェックしてください!
メリット | デメリット |
・本体デザイン・質感が良い ・扱いやすいサイズ感 ・綺麗なディスプレイ ・困らない動作性能 ・長持ちバッテリー ・おサイフケータイ ・IP68防塵防水 ・指紋認証&顔認証 ・イヤホンジャック ・micro SDカード対応 | ・旧モデルから変化が乏しい ・重いゲームは厳しい ・モノラルスピーカー! ・ワイヤレス充電なし ・付属品が寂しい |
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OPPO Reno9 AとReno7 Aの違いは?スペックを比較
OPPO Reno9 Aをレビューしていく前に、ザッとどんなスマホなのかスペックを確認。
旧モデルOPPO Reno7 Aのスペックも併せて掲載するので違いをチェックしていきましょう。
製品名 | OPPO Reno9 A | OPPO Reno7 A |
価格 | 46,800円 (直営/SIMフリー) | 44,800円 (直営/SIMフリー) |
サイズ | 160mm 74mm 7.8mm | 159.7mm 73.4mm 7.6mm |
重さ | 183g | 175g |
ディスプレイ | 6.4インチ 有機EL(AMOLED) FHD+(2,400×1,080) 409ppi 600nit(最大) DT star2ガラス | 6.4インチ 有機EL(AMOLED) FHD+(2,400×1,080) 409ppi 600nit(最大) DT star2ガラス |
リフレッシュレート | 最大90Hz | 最大90Hz |
OS | ColorOS 13 (Android 13) | ColorOS 12 (Android 11) |
SoC | Qualcomm Snapdragon 695 5G | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
RAM | 8GB LPDDR4X | 6GB LPDDR4X |
ROM | 128GB UFS 2.2 | 128GB UFS 2.2 |
外部ストレージ | 最大1TB | 最大1TB |
リアカメラ(メイン) | 4,800万画素 f/1.7 | 4,800万画素 f/1.7 |
リアカメラ(超広角) | 800万画素 f/2.2 120° | 800万画素 f/2.2 120° |
リアカメラ(マクロ) | 200万画素 f/2.4 | 200万画素 f/2.4 |
インカメラ | 1,600万画素 f/2.4 | 1,600万画素 f/2.4 |
ビデオ(リアカメラ) | 1080P@30fps | 1080P@30fps |
ビデオ(インカメラ) | 1080P@30fps | 1080P@30fps |
バッテリー | 4,500mAh | 4,500mAh |
ポート | USB Type-C 18W急速充電 | USB Type-C 18W急速充電 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 |
生体認証 | 画面内指紋認証 顔認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM eSIM | nano SIM eSIM |
2回線同時待ち受け | 可 | 可 |
対応Band | 5G: n3/28/41/77/78 4G: B1/3/4/5/8/12/17/18/19/26/28/38/40/41/42 3G:B1/4/5/6/8/19 GSM: 850/900/1,800/1,900MHz | 5G: n3/28/41/77/78 4G: B1/3/4/5/8/12/17/18/19/26/28/38/40/41/42 3G:B1/4/5/6/8/19 GSM: 850/900/1,800/1,900MHz |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver5.1 | Ver5.1 |
位置情報 | GPS GLONASS Galileo QZSS BeiDou | GPS GLONASS Galileo QZSS BeiDou |
イヤホンジャック | あり | あり |
スピーカー | モノラル | モノラル |
FMラジオ | あり | あり |
防塵防水 | IP68 | IP68 |
NFC | あり | あり |
FeliCa | 対応 | 対応 |
OPPO Reno9 AはReno7 Aよりも僅かに重くなり、RAMが2GB増量していました!
・・・って、うそーん!それだけー?そこしか変わってないのー?笑
完全にこれはマイナーアップデート。
ただスペックだけでは分からない、目に見えない違いがあるかもしれないので、本記事ではReno7 Aとの比較をしつつ、OPPO Reno9 Aを実機レビューしてみます。
OPPO Reno9 Aのデザイン・サイズ感・付属品
まずはOPPO Reno9 Aの外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
OPPO Reno9 Aのカラーバリエーションは以下の2つ。
- ムーンホワイト
- ナイトブラック
写真の感じだとムーンホワイトが超良い感じだなーって思いましたが、今回お借りできたのはナイトブラックです。
ぱっと見はOPPO Reno7 Aとあまり違いを感じませんが、並べてみると上部のデザインが変わってますね。
Reno7 Aの方がスッキリしてて良いと思う人もいるでしょうし、ここは好みの問題。
個人的にはReno9 Aのデザインの方が好きです。
背面パネルはReno7 Aから引き続き独自加工の「OPPO Glow」を採用。
目に見えない数十万個の凹凸を不規則に並べることで光が反射した時にキラキラ輝きます。
しかもOPPO Reno9 Aは背面パネルがガラス製になったそうで、Reno7 Aよりもキラキラ感が増えているように思いました。
カラーが違うので分かりにくいかもしれませんが、触り心地もしっとり滑らかになっていますよ。これはかなり良い感じ。
Reno7 Aもそうでしたが指紋が殆ど目立たないところも良き。
ただしReno9 Aに新たに搭載された光沢のある帯の部分は指紋が付きやすかったです。
OPPO Glowは落ち着きのある上品な輝きで凄く良いです!
ケースを装着するのが勿体ないくらいのデザイン・質感だと思いました。
背面左上にカメラユニットとFelicaポートを搭載。
Reno7 Aから引き続きメイン・超広角・マクロの3眼構成です。
カメラユニットの厚みは実測で1.8mmほど。
背面を下にしてデスクに置くと多少ガタつきます。
背面パネルの形状はフラットタイプ。角ばった箱型デザインですね。
このあたりもReno7 Aから変化はありません。
フレームの質感はReno7 Aよりも高級感が増している印象ですが、色が違うだけに何とも言えず・・・笑
ディスプレイを正面にして右側面には電源ボタン。
左側面にはカードスロットと音量ボタンがあります。
ギュッと握るようにスクショを撮影できるタイプですね。サクッと片手撮影できるから好き。
カードスロットはSIMカードとmicro SDカードの排他利用タイプ。
- SIMカード2枚
- SIMカード + micro SDカード
いずれかでの利用になるので注意が必要です。
ただOPPO Reno9 AはeSIMにも対応しているので「SIMカード + eSIM +micro SDカード」の構成であれば、2回線同時待ち受けをしつつSDカードを装着することもできます。
ワイモバイル版はおそらくSIMカードを2枚装着できないと思います。
本体上部にはマイクのみ。
下部にはイヤホンジャック・マイク・USB-Cポート・スピーカーを搭載しております。
サイズ感
OPPO Reno9 Aのサイズは160mm×74mm×7.8mm。
6.4インチのディスプレイを搭載していることもあり大きいものの、実際に持ってみると意外とシュッとしています。
7.8mmと薄いのも嬉しいポイントですね。
Reno7 Aのサイズが159.7mm×73.4mm×7.6mmなので微妙に大きくなっていますが、持った感じはほぼほぼ同じ。
なんとなく横幅が広いかなー?気のせいかな?くらいの違いです。
重さは184gと6インチ超えのディスプレイを搭載したスマホにしては軽量。
ただReno7 Aは176gだったので8gほど重たくなってしまいました。
おそらく背面パネルがガラス製に変更されたからでしょう。
重たくなってしまったのは残念ですが、扱いやすいサイズ感は引き続き顕在。
また背面パネルのデザインも上質になっていました。
デザイン・サイズ感はOPPO Reno9 Aを購入する1つのメリットになるでしょう。
付属品
OPPOさんからは本体のみお借りしているので付属品のレビューはできず。
公式サイトに掲載している付属品を紹介しておきます。
モデル | 付属品 |
SIMフリー版 | ・SIM取出し用ピン(試供品) ・保護フィルム(試供品)(貼付済み) ・保護ケース(試供品) ・クイックガイド ・安全ガイド |
ワイモバイル版 | ・SIMカードスロット用ピン(試供品) ・保護フィルム(試供品)(貼付け済み) ・クイックスタート ・お願いとご注意 |
楽天モバイル版 | ・SIM取出し用ピン(試供品) ・保護フィルム(試供品)(貼付済み) ・保護ケース(試供品) ・クイックガイド ・安全ガイド |
残念ながらどのモデルにも充電器・充電ケーブルが付いてきません。
OPPO Reno9 Aのディスプレイをレビュー
続いてOPPO Reno9 Aのディスプレイを見ていきましょう。
1日に何度も、人によっては長時間連続で見るものなのでディスプレイが綺麗かどうかはスマホを購入する上で重要なポイントにもなります。
6.4インチ有機ELディスプレイ
OPPO Reno9 Aのディスプレイは6.4インチの有機EL(AMOLED)。
有機ELパネル特有の黒色表現でシャキッとメリハリの効いた表示が非常に綺麗です。
- FHD+(2400×1080)
- 100% DCI-P3/136% sRGB
- 1670万色(8ビット)
- 409 PPI
ハイエンドモデルには及ばないもののスペックも十分で、普段使いはもちろん動画視聴でもゲームでも満足できると思います。
なおReno7 Aと全く同じスペック構成なので、良くも悪くも違いはありません。
ディスプレイの設定からモードや色温度の調整ができるので、好みに合わせて調整しても良いでしょう。
下部のみ少し太いもののベゼル(縁)も狭く、画面占有率は89.4%に及びます。
ベゼル幅もReno7 Aと変わりません。
色合いが多少変化するものの視野角も広く、きつい角度から見ても問題なし。
ゴロ寝しながらの動画視聴も捗りますね。
最大輝度が600nitと有機ELディスプレイにしては物足りない明るさのように感じますが、直射日光をバキバキに浴びているような環境でなければ困ることはないでしょう。
ディスプレイの明るさもOPPO Reno7 Aから変化ありません。
インカメラはパンチホールタイプ
インカメラはディスプレイ左上に搭載。Reno7 Aと同様に切り欠きを作らないパンチホールタイプです。
小さいので全画面表示でも邪魔に感じることはないと思いますが、横持ちでゲームをする時や動画視聴時に少し気になるかもしれないですね。
ただ操作する時に手が被る部分になるのでプレイしてて気になることはありませんでした。
個人的にはディスプレイ上部中央に配置されたパンチホールインカメラよりも、この位置の方が好きです。
操作は基本的に両手持ち
OPPO Reno9 Aは扱いやすいサイズ感が魅力の1つではあるものの、6.4インチの大画面ディスプレイなので基本的に両手操作になります。
片手で操作しようとしても端まで指が届きません。
ただ慣れれば文字入力くらいなら片手でもいけると思います。
軽いスマホはこういう時に扱いやすくて良いですね。
画面リフレッシュレートは90Hzをサポート
OPPO Reno9 Aの画面リフレッシュレートは90Hzをサポート。
1秒間にディスプレイを90回書き換えてくれるので、一般的なスマホ(60Hz)よりも表示が滑らかに。
スローモーションで比較すると90Hzの方が残像が少ないことが分かるでしょうか。
もちろん、120Hzのようなさらに高いリフレッシュレートのスマホも数多く存在するので、それと比べてしまうと滑らかさは劣ります。
Reno7 Aも最大90Hzだったので、120Hzを期待してたのですがダメでした・・・。
性能が高くないスマホでもリフレッシュレートが高いだけで操作性の体感が良くなります。
多少バッテリー消耗が激しくなったとしても高駆動ディスプレイを採用して欲しいところです。
なお、リフレッシュレートを「高」に設定していても高駆動の必要のないアプリでは60Hzに可変します。
省エネ設計になっている点は嬉しいポイントです。
ちなみに公式サイトのスペックによるとタッチサンプリングレートは180Hzとのこと。
実際にアプリで測定したところ、瞬間的に最大250Hzほど出ていました。
Reno7 Aで検証した時は200Hz程度だったので少し改善しているんでしょうかね?
手動計測なのでどこまで正確なのかは分かりませんが、実際に使っていてもタッチの反応が極端に悪いと感じることはありませんでしたよ。
ディスプレイ常時表示に対応
OPPO Reno9 Aは有機ELディスプレイ搭載スマホにはお馴染みの常時表示ディスプレイ(AOD)機能が使えます。
ミドルレンジのスマホだと、搭載されていても10秒間だけ表示のように機能が制限されていることが多いですが、OPPO Reno9 Aは終日でも表示可能です。
もちろん表示内容のカスタマイズもできますよ。
ただ寝てる間にディスプレイに何か表示されてても全く意味がないので、時間指定にするか、省エネ設定にしておくのが良いでしょう。
もちろんバッテリー消耗を優先するならAODは使わない方が良いです。
画面タップでロック画面を表示する設定にもできますからね。こっちでもよし。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
スマホのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、OPPO Reno9 Aなら高画質での視聴が可能となります。
NetflixではHDR機能は非対応なもののFull HD再生可能。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでは1080pでの視聴が可能でした。
フラッグシップモデルの2Kディスプレイなんかに比べると見劣りしますが、スマホで動画視聴するならFHD(1080p)に対応していれば十分楽しめます。
YouTubeでは4K動画の再生設定はできず「1080p60」まででした。
Reno7 Aでもこの設定止まりだったので、引き続きって感じですね。
OPPO Reno9 Aの基本性能・動作性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU/GPU)。
OPPO Reno9 Aには「Snapdragon 695 5G」が搭載されております。
2021年10月にQualcommが発表したチップセットで、6nmプロセスを採用した5G通信対応モデルです。
公式サイト>>Snapdragon 695 5G
旧モデルReno7 Aと同じSoCの搭載となりました・・・。
約2年前のモデルを引き続き使ってしまうのはモヤるポイントではありますね。
世界的な半導体不足の影響で、それなりの性能で調達しやすいのがSnapdragon 695 5Gなんだとは思いますが、もうひと頑張りして欲しかったのが正直な感想です。
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということです。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.9の総合スコアは397,093点、GPUスコアは98,903点。
高めのスコアになるVer.10では総合スコアが441,655点、GPUスコアは84,452点という結果になりました。
まぁ・・・分かってました笑
念のためOPPO Reno7 Aと同時に計測してみたましたが、やはり似かよったスコアになっております。
スコアに変化がないのは寂しいですが、AnTuTu40万点ほどもあれば、普段使いに困ることは殆どありません。
ネットサーフィン・メール・LINE・動画視聴どれもストレスなく動くので、スマホを使っている人の大半をカバーできる基本性能と言えます。
なおこちらのページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。
AnTuTu以外のベンチマークアプリの結果は以下のとおりです。
OPPO Reno7 Aと動作性能を比較
OPPO Reno9 AとReno7 Aはベンチマークスコアは殆ど同じ結果になりました。
まぁ同じSoCを搭載しているので当たり前と言えばそうなんですけどね?
では実際に動かした時の操作感も同じになるのか、簡単に比較をしてみました。
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度をチェックです。
なんと、どのシーンでもOPPO Reno9 Aの方が少し早く表示されていました。
特にアプリアイコンをタップしてから立ち上がるまでの速度に差を感じます。
また実際に使っていても、なんとなくOPPO Reno9 Aの方がサクサク動いてくれる気がするんです。
うーん・・・。気のせいかなー?分かりますー?
RAMの容量が2GB増量されていることに加え、ColorOS 13に搭載されているDynamic Computing Engineの影響があるのかもしれません。
単なる思い込みだったらマジで申し訳ないんですけど、OPPO Reno9 Aのキャッチフレーズ「もっと、サクサク。」は伊達ではないかも。
また、Reno7 Aから引き続き「システム劣化防止機能」も搭載されているので、長期間利用してもモッサリ感じにくいようです。
OPPO Reno9 AとReno7 Aとで、見違えるほどの動作性能の違いはありませんが、やっぱり普段使いには快適だなーと感じています。
ゲーム性能/最高設定の原神で平均27.9FPS
もはやスマホとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイント。
実際に試してみたところ、ハイエンドモデル並とは言えないものの、重いゲームでもグラフィック設定を下げればそれなりにプレイできました。
ゲーム性能のベンチマーク的な存在でもある人気RPGゲーム「原神」では、デフォルトグラフィック設定が「低」でした。
「60FPS/最高」設定で15分間プレイしたところ、平均FPSは27.9に留まり、快適にプレイするのは厳しい状態です。
ただデフォルト設定であれば、表示は粗くなるものの遊べないことはないですよ。
ライトユーザーなら、これでも意外といけちゃうかもしれません。
また、例えば普段は別の端末でプレイしている人が、スキマ時間に樹脂消費とデイリークエストを消化するのにも使えるでしょう。
以上のとおり、OPPO Reno9 Aで重いゲームをプレイする場合、グラフィック設定を下げればそこそこ遊べることが分かります。
重いゲームでもこのくらい動くなら、テーブルゲームやパズルのような軽めのゲームだったらストレスなくプレイできるでしょう。
なおOPPO Reno9 Aはゲームメニューの中でパフォーマンスモードの設定が可能です。
今回の検証では「プロゲーマーモード」に設定しております。
当ブログではゲームのFPS計測にPerfDogを使用しています。
iOS・Android端末でFPS値やバッテリー温度等を計測できるツールです。
15分間の無料使用ができるので、新しいスマホを購入してゲーム性能が気になる場合などに使ってみてください。企業・インフルエンサー向けの無料プラン(使用時間制限あり)も用意されていますよ。
公式サイト>>WeTest PerfDog
発熱はそれほど気にならない
原神をプレイしている時、内部のCPU温度は平均60℃を上回るほど高温になっていました。
このため長時間連続で負荷をかけるのはおすすめできません。
ただ、内部温度は高いものの、本体の表面温度はそこまで高温になることはありませんでした。
実際に1番ホカホカしてるなーと感じた時の表面温度は40℃くらい。
ハイエンドモデルのスマホだと持ってられないくらいに熱くなってしまうこともあるので、それに比べれば発熱を感じにくいと思います。
ちなみにAnTuTuベンチマークを4回連続で計測した時のスコアは以下のとおり。
OPPO Reno7 Aでもそうでしたが、内部温度の上昇も少なく、スコアが安定しています。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度のテストもしてみました。
速くもないですが遅すぎることもなく、こんなもんだろうなーと言った印象。
OPPO Reno7 Aも同じようなスコアだったので大きな改善はありません。
ストレージ容量は128GBとそれなりにありますが、システム領域に13GB使うので実際に保存可能なのは110GBほど。
これだけあれば殆どの人は困らないものの、ゲームアプリを複数入れたり、写真・動画をいっぱい撮る人は少し注意しましょう。
OPPO Reno9 Aは最大1TBまでのmicro SDカードを搭載できるので、容量が足りなくなってきたら積極的に使いたいところです。
内部ストレージがパンパンだと動きが悪くなることもありますからね?
メモリ拡張機能がある
OPPO Reno9 Aには使わないストレージの最大8GB分を仮想メモリにする「RAM拡張」機能が搭載されております。
有効にするとRAM容量が最大16GBまで増量。
もちろん標準RAMと同等の性能があるわけではなく、パソコンの仮想メモリと同じように動作が速くなることはないでしょうが、元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心です。
高パフォーマンスモードのベンチマークスコア
OPPO Reno9 Aはバッテリー設定で「高パフォーマンスモード」を選択可能です。
ゲーム時のパフォーマンス設定ではなく、通常利用時の動作性能を向上させてくれる機能ですね。
試しにAnTuTuベンチマークで計測してみたところ、ストレージ速度のスコアが向上していました。
バッテリー消耗が早くなる弊害はあるものの、普段使いでのサクサク感がアップするので、複数のアプリを同時に使用している時に有効にしてあげると良いでしょう。
OPPO Reno9 Aのバッテリー性能をレビュー
続いてOPPO Reno9 Aのバッテリー持ち・充電速度を見ていきましょう。
ライトユーザー向けのローエンド・ミドルレンジスマホこそバッテリー持ちが重要ではないでしょうか?
PCMarkバッテリーテストのスコア
OPPO Reno9 Aのバッテリー容量は4,500Ahとスペック的には大容量。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこで、バッテリーは長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしました。
PC Markは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる結果だと思っています。
画面の明るさは50%固定、リフレッシュレートを90Hz・60Hzに設定して計測した結果が以下のとおり。
高駆動設定で14時間以上のスコアはまずまず良い感じです。
ちなみにOPPO Reno7 Aは90Hz設定で16時間を超えていたので、スコア的には若干下がっています。
とは言え、よっぽど長時間ゲームをするなら話は別ですが、ごく普通に使う分には外出先で充電を気にすることなく1日余裕で使えるバッテリー持ちです。
ディスプレイのヌルヌル感を感じることができなくなりますが、バッテリー持ちを優先したい場合には、60Hzに設定しても良いでしょう。
なお、これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
スコアだけではピンと来ない人もいるかもしれないので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
まず1時間Amazonミュージックで音楽を聴いた結果、バッテリー消耗は3%。
1時間YouTubeで動画(1080P/60fps)を視聴した結果、バッテリー消耗10%。
原神をデフォルト画質で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は16%でした。
24時間一切触らずに放置してみたところ、バッテリーは3%消耗しました。
それぞれの結果をまとめると次のとおりになります。
使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
音楽再生 1時間 | 3% | 約33時間 |
動画再生 1時間 | 10% | 約10時間 |
原神 1時間 | 16% | 約6時間 |
24時間放置 | 3% | 約33日間 |
本当はOPPO Reno7 Aとの比較をしたかったのですが、計測できなかったのでミドルレンジスマホの王様Pixel 7aと比べると以下の通り。
使用時間 | OPPO Reno9 A | Pixel 7a |
音楽再生 1時間 | 3% | 3% |
動画再生 1時間 | 10% | 7% |
原神 1時間 | 16% | 17% |
24時間放置 | 3% | 9% |
待機中のバッテリー消耗が抑えられているところが良い感じです。
さすがに重いゲームをプレイすればバッテリーはグングン消費していきますが、そうでなければ途中充電なしで1日は余裕で使えるでしょう。
18W 急速充電に対応
バッテリーもちが優秀なOPPO Reno7 Aは18W急速充電(PD/QC 2.0)に対応しています。
実際に充電してみたところ、20%からフル充電までにかかった時間は1時間25分。
やはりReno7 Aと変わらない結果となりました。
数年前に発売されたスマホだったら十分早い!と言えましたが、もはや18W急速充電に対応しているのは当たり前になってしまいました。
65W、120W充電に対応しているスマホもあるくらいなので、むしろ充電時間は長く感じてしまいます・・・。
なお、OPPO Reno9 Aには充電器・充電ケーブルが付いていません。
18W急速充電を使いたい場合は自分で別途購入する必要があるのでご注意ください。
OPPO Reno9 Aのカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
OPPO Reno9 Aで実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてみてください。
基本的にシャッターボタンをタップするだけでAIまかせの撮影。誰でも簡単に指先一つで綺麗な写真が撮影できることが重要だと思っています。
カメラアプリ
カメラアプリはシンプル。写真も動画もサッと取り出して迷うことなく撮影できます。
よく使いそうな2倍ズーム・超広角カメラへはワンタップで切り替え可能。
長押しすると他の倍率へのスライダーが表示されます。
片手でもズーム調整できるのが良いですよね。
自分好みに調整しながら撮影できるプロモードもあります。
なお、スクショ音はサウンド設定で無効化出来ますが、シャッター音を消すことはできませんでした。
メインカメラの作例
まずはメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックです。
比較用にOPPO Reno7 AとPixel 7aで撮影した写真も併せて掲載していきます。
Pixel 7aは6万円台とは思えないハイエンドモデル並みのカメラ性能なのが特徴です。
OPPO Reno9 Aは全体的に明るく鮮やかめな写真に。暗部を強めに明るくしようとする傾向があるようです。
日中の明るい場面であれば、そこそこ綺麗に撮影できることが分かります。
旧モデルOPPO Reno7 Aとの違いは殆ど、っていうか全くありませんね笑
やはりPixel 7aのカメラ性能が抜きん出て高いです。質感が段違い。
HDR性能を確かめるために逆光でも撮影してみました。
OPPO Reno9 AのHDR機能の効果はそれなりに高いようです。
太陽が葉に重なるように撮影したつもりでしたがPixel 7aは失敗しちゃいました。
次のシーンも同じく逆光のシチュエーションなんですが、OPPO Reno9 Aだけ思いっきり空が白飛びしています。またも失敗・・・。
Pixel 7aの写真はパッと見は他の2つに比べて暗く感じるかもしれないんですが、明暗のバランスが撮れていますね。
一方OPPOスマホの2つは暗部を作らないようにしているかの如く明るさを持ち上げ、結果的に空が白飛びしてしまった・・・のかな?
室内で撮影したメシウマ写真がこちら。
他の2つも決して悪くはないものの、やっぱりPixel 7aが良い感じですね。
カメラ性能が高いミドルレンジが欲しいなら、価格は少し高くなるもののPixel 7aを購入すれば良いでしょう。安定。
ちなみにOPPO Reno9 AにはAIシーン補正機能もありますが、今回は全てOFFで撮影しました。
左が補正なしで右が補正あり。
普通に撮影してパッとしない写真になった時なんかに使うと、良い感じになるかもしれませんね。
メインカメラ(夜景モード)の作例
OPPO Reno9 Aには低照度下でも綺麗に撮影できる夜景モードも搭載されています。
左が通常撮影で、右が夜景モード。
全体的に明るくなりつつ、街灯の明るさは抑えられているのが分かります。
ただノイズが多いのは気になるところです。
引き続き2台のスマホと比較していきましょう。
割りと綺麗に撮影できていますが、光量が足りないとノイジーになりますね。
夜景モードでもOPPO Reno9 AとReno7 Aとで違いはありませんでした。
明暗差のあるシーンではこんな感じに。
HDR機能の効果はあるものの、ノイズが気になります。
また、Pixel 7aと比べると解像感も低くなっていました。
多少ザラザラしていますが、個人的にはこのくらい撮れていれば良いかな?
綺麗に撮影したければ、明るさは必要になりますね。
高画素モードの作例
OPPO Reno9 Aのメインカメラは4,800万画素での撮影も可能。
通常撮影では4つの画素を束ねて1,200万画素にすることで感度を上げています。
さらに擬似的に1億画素で撮影できる「超高解像度モード」も搭載。
それぞれのモードで撮影した写真です。
超高解像度モードは補正がかからないのか、色味が自然で良い感じ。
通常撮影と4,800万画素撮影は違いがよく分かりません笑
写真撮影が上手な人なら高画素モードをしっかり活かせるのかもしれませんが、普段使いで便利になるのはトリミングです。
画素数が多いので引き伸ばしても粗くなりにくいのが高画素モードの特徴になります。
実際にそれぞれの写真で同じ部分を切り取った結果が以下のとおり。
こうして並べてみると解像感の違いが良く分かりますね。
とは言ってもそこまで大きな差にはならないので、ポスターのような大きな紙にプリントするような場合以外は通常モードで撮影すれば良いと思います。
広めに撮影しておいて、後から切り出す時なんかにも効果的です。
なお、高画素モードで撮影するとファイルサイズが大きくなるのでご注意ください。
- 通常撮影:5.72MB
- 高解像度モード:17.7MB
- 超高解像度モード:27.9MB
やばいでしょ?笑
全てを高画素モードで撮影してたらストレージがいくらあっても足りません・・・。
デジタルズーム(最大6倍)の作例
OPPO Reno9 Aには望遠カメラが搭載されていないので、デジタルズームで最大6倍まで引き伸ばしての撮影です。
デジタルズームでも10倍くらいまで撮影できるスマホが多いので控えめな印象です。
等倍・2倍・6倍でそれぞれ撮影してみました。
2倍を超えると解像感がどんどんなくなっていきますが、6倍ズームでも結構綺麗に撮影できてる印象です。
OPPO Reno7 AとPixel 7aの6倍ズームはこんな感じに。
どれにも望遠カメラは搭載されていないので、大差はないですね。
でもやっぱりPixel 7aの写真が1番パリッとしてて個人的には好きかな。
夜間撮影でのズーム性能もチェックしてみましょう。
普通に撮影してもノイジーになるんだから引き伸ばしたらこうなるわな笑
夜間撮影での望遠には期待しないでください。
Pixel 7aですらこんな感じですからねー?
超広角カメラの作例
OPPO Reno9 Aは800万画素の超広角カメラも搭載しております。
風景を撮影する時や食卓全体を撮影する場合に重宝するカメラです。
メインカメラとの画角の違いはこんな感じ。
他のスマホの超広角カメラと比較してみましょう。
メインカメラに比べると解像感が低くてのっぺりした雰囲気になってしまいました。
Pixel 7aは超広角カメラも綺麗ですね。凄い。
夜間撮影はこんな感じです。
メインカメラ同様に明るさが足りないと暗くなってまともに撮影できません。
ただ、OPPO Reno7 Aに発生している周辺の歪みがなくなっているので、もしかしたら画像処理の性能が良くなっているかもしれません。
いずれにしても、OPPO Reno9 Aの超広角カメラはメインカメラに比べると性能が落ちるので、期待しない方が良いでしょう。
マクロカメラの作例
登場する機会は多くないかもしれませんが、200万画素のマクロカメラも搭載。
被写体から4cmくらいまでの接写が可能です。
確かに被写体に寄ることはできますが、いかんせん有効画素数も少ないので質感は悪いですね。この写真に関しては難しい花の色だったことも手伝ってイマイチでした。
さらに被写体に寄って撮影したい場合には、メインカメラのデジタルズームを活用しても良いでしょう。
むしろこっちの方が綺麗に撮影できるかもしれませんよ。
ポートレートモードの作例
簡単に背景ボケのある写真が撮影できるポートレートモードもあります。
深度計測用カメラは非搭載なのでソフトウェア処理になりますが、輪郭が背景に溶け込んでしまうこともありつつ、被写体との切り分けもまずまずです。
人物以外の被写体にもボケモード的に使用可能ですが、やはり人物撮影用に作られているせいか、被写体から離れろ離れろと言われることが多いです。
そのせいもあってか、この写真では背景の空が吹き飛んでしまいました・・・。
インカメラの作例
OPPO Reno9 Aのインカメラは1,600万画素。
個人的に利用機会が全くありませんが、このくらい撮影できれば十分じゃないかと思いました。
さすがに顔は晒せないんですが、搭載されているビューテーモードの効果が高く、しっかり盛れていましたよ笑
インカメラでもポートレート撮影が可能。切り分けも問題なし。
やはり距離感関係なく被写体を切り抜いて、その他の部分をボケさせるタイプですね。
OPPO Reno9 Aはポートレートモードに面白い機能が搭載されています。
Reno7 Aに搭載されていたネオンポートレートに加えて、AIカラーポートレートも使えるようになりました。
おしゃれで印象的な写真が撮影できるので、友達や恋人と楽しめそうですね。
動画撮影の作例
OPPO Reno9 Aで動画撮影もしてみました。
60fpsでの撮影には対応していないので、全て1080p@30fpsでの撮影です。
比較用にOPPO Reno7 A・iPhone 14 Proで撮影した動画も続けて掲載しています。
OPPO Reno9 AはReno7 Aよりも動画撮影性能が向上していました。
手ぶれ補正・HDR性能が高くなり、日中の明るい場面であれば旧モデルよりも綺麗に撮影できます。
以前にOPPO Reno7 Aで動画撮影した時は、もっと手ぶれ補正が効いていたので何か不具合が起きている可能性もあります。システムアップデートでおかしくなっちゃったのかな・・・。
ただし夜間撮影は難しいようで、光量がないとノイズが発生し、解像感がなくなり全体的にモヤッとした雰囲気になってしまいます。
同じ1080P@30fpsで撮影しているにも関わらず、昼でも夜でもiPhone 14 Proは安定して撮影できているので驚きです・・・。
やはりスマホで綺麗に動画撮影したいならiPhoneってことになっちゃいますね笑
OPPO Reno9 Aも使えないことはないですが、思い出を形にできるほどの性能ではないようです。
OPPO Reno9 Aを実機レビュー
ここからはOPPO Reno9 Aの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外のところを実機レビューしていきます。
OSはColorOS 13を搭載
OPPO Reno9 AにはAndroid 13をカスタムしたOPPO製「ColorOS」の2023年最新バージョン13がプリインストールされていました。
ちなみに僕の持っているOPPO Reno7 Aはワイモバイル版なのですが、まだColorOS 13へのアップデートが来ていない状態・・・。いつ来るんでしょうか?
以前のColor OSの評判はあまり良くなかったのですが、Ver.7あたりから使いやすくなったようです。
実際に使ってみても特に不便だなと感じるポイントはありません。
シンプルで可愛らしいデザイン・UIが個人的に好きです。
Google Playストアへのリンクになっている「App Market」があったり、Chromeの他にブラウザが入っていたりと、必要なさそうなアプリもプリインストールされていましたが笑
メーカーによってOSは様々で、人によって使いやすい・使いにくいがあるとは思いますが、最終的には「慣れ」です。
どんなOSだって長く使っていけば自分が使いやすいようになっていくので神経質になることはありません。
LINEの通知が来たり・来なかったり・・・
OPPO製のスマホを使っていて気になるのがLINE等の通知が来ないことがあること。
以前、母親と娘からも相談されたので頻繁に起こっているんだと思います。
ColorOSに由来するタスクキルが原因なんでしょうか?
良く分かりませんが、アプリの設定から「バックグラウンドアクティビティを許可」を有効にすることと、アプリの実行を停止しない「ロック機能」が効果的だと思います。
こうしておけば、少なくともLINEやメール等の通知が来なくなることはないと思うので、お試しください。
豊富なジェスチャー操作・特殊機能
ColorOSはジェスチャー操作や便利な特殊機能が豊富なところも嬉しいポイント。
画面分割やサイドバーからのフローティングウィンドウはもちろん搭載。
かんたんスマホとまでは言えないものの、文字・表示を大きくしたシンプルモードなんかもあります。
ジェスチャー操作も豊富すぎて使いこなすのが大変なんですが、3本指でのスクショ撮影は地味に便利ですよ。
デュアルアプリ/マルチユーザー対応
OPPO Reno9 Aには1つのアプリを複製できるデュアルアプリ(アプリクローン)機能があります。
対応アプリで機能を有効にすれば、アプリの複製が可能に。
例えばLINEアプリが2つ作れるので、1台のスマホでアカウントを2つ使い分けることができちゃいます。
また、1台のスマホの中に、独立したスペース(まるでもう1台スマホがあるかのよう)を作れるマルチユーザー機能にも対応していました。
デュアルアプリはもちろん、複数ユーザー機能も削られているスマホも少なくないので、嬉しいですね。
O Care保証サービス対象製品
OPPO Reno9 AはOPPOの独自保証サービス「O Care」の対象製品です。
公式サイト>>O Care
メーカー修理保証(1年目)終了以降、保証期間内に故障等があった場合には「端末交換」か「宅配修理」のどちらかの利用が可能になります。
料金はプランによって異なり、以下のとおりです。
保証対象範囲は自然故障に限らず、画面破損や盗難にまで及びます。
- 画面破損
- 外観破損
- 故障
- 全損
- 自然故障
- 盗難
加入中に年1回まで履行可能で、自己負担金5,000円で端末交換してくれるのが超嬉しいポイント。宅配修理の場合には自己負担金はなく無料です。
料金は発生するものの、保証内容はかなり手厚め。
これまでにスマホやタブレットを壊してしまった経験がある人は、加入しても良いかもしれませんね。
公式サイト>>O Care
- 対象機種の購入から21日以内の加入が必要
- 携帯キャリア(MNO)モデルは対象外
またか!残念なモノラルスピーカー・・・。
OPPO Reno9 AはWidevine L1なので高画質で動画視聴できるのですが、本体下部にしかスピーカーが搭載されていません。
OPPO Reno5 A、OPPO Reno7 Aに引き続きステレオ仕様にはなりませんでした・・・。
縦持ちなら気にならないものの、横持ちすると片側からしか音がでないためアンバランスになってしまいます。
Reno Aシリーズは多くの人が使いやすい点が特徴のスマホ。
このため、個人的には、いわゆる普段使いにさえ困らなければゲーム性能やカメラ性能が多少低くても良いと思っています。
それらを重視している人はReno Aシリーズではなくハイエンドスマホを買えば良いわけですからね?
ただですね、音楽や動画だけは良い音で楽しみたいじゃないですか。
これはユーザー層に関わらず誰にでも当てはまるポイントだと思うんです。
やっぱりステレオスピーカーにするのってお金がかかってしまうものなんですかね。
他の仕様はReno7 Aと変わらなくても、スピーカーだけは2つ搭載して欲しかったです泣
うう・・・残念すぎる・・・。
イヤホンジャック搭載
片側スピーカーなのは残念ポイントですが、幸いOPPO Reno9 Aにはイヤホンジャックが搭載されております。
良い音で音楽や動画、ゲームを楽しみたいときは素直にイヤホンを使いましょう。
Diracとの共同開発による独自のサウンドシステム「リアルサウンドテクノロジー」を搭載しているので利用環境に応じて設定を変えてみてもいいでしょう。
これはイヤホンを接続した時だけ使える機能で、音楽を選択するとイコライザーも使えます。
イコライザーとか難しいーと思ったら「スマート」にしておけばOKです。
シチュエーションに合わせて音質を自動調整してくれますよ。
LDACに対応/aptX Adaptiveに非対応
OPPO Reno9 Aにワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際にワイヤレスイヤホンを接続してみたところ、対応状況は以下の通りでした。
- SBC:○
- AAC:◯
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:✕
- LDAC:○
- LHDC:✕
LDACには対応しているものの、Reno7 Aから引き続きaptX Adaptiveには非対応でした。
なおAmazon Musicのストリーミング再生では「24bit/48KHz」(JEITA定義ハイレゾ)が表示されていました。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思います。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質のに拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
FMラジオ搭載
OPPO Reno9 AはFMラジオを搭載しています。
録音機能などはなく聞くだけですが、ネット環境のないオフラインでもFMラジオが使えるのは緊急時の情報収集に重宝するので、ないよりあった方が良いです。
なお、FMラジオを聞くには有線イヤホンを装着する必要があります。イヤホンがアンテナ代わりになるんですね。
イヤホンさえ差してあれば、本体スピーカーからラジオを効くことができますよ。
おサイフケータイ・・スマホ用電子証明書・IP68防塵防水対応
OPPO Reno Aシリーズの真骨頂。
おサイフケータイとIP68防塵防水は、旧モデルから引き続きReno9 Aでも対応しておりました。
FeliCaポートはカメラユニットの横にあり、反応も良好です。
ちなみに、OPPO Reno9 Aはマイナンバーカードを持ち歩かずに各種サービスを利用できる「スマホ用電子証明書」にも対応しています。
マイナポータル>>スマホ用電子証明書に対応しているスマートフォンを教えてください
自分で買ったスマホであればIPX8防水性能の水没検証をしているのですが、貸出機なので割愛。
なお、念のためにお知らせしておきますが、あくまでも防水性能です。
よく防水性能があるからお風呂でも使える!っていう記述を見かけますが、それは間違いなんですよ?
OPPO公式サイトにも以下のように記載されています。
IPX8とは、常温で水道水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに通信機器としての機能を有すことを意味します。
お風呂の中で使っていて、湯船に落としてしまったら最悪破損する可能性があるので注意してください。
また水がかかってしまった時は、しっかり乾かしてから充電しましょう。濡れた状態で通電させるのは非常に危険です。
生体認証は指紋認証&顔認証
OPPO Reno9 Aの生体認証は指紋認証と顔認証です。
指紋認証センサーはディスプレイ内蔵タイプ。
反応も良く、ちょっと触るだけですぐにロックが解除されました。
Reno7 Aもそうでしたが、センサーがだいぶ下の方に搭載されているので、片手操作の場合に持ち替える必要があるかもしれません。
またロック解除後も押し続けると、特定のアプリを起動できる機能も引き続き搭載しております。
もう1つの生体認証は、インカメラによる簡易的な顔認証。
一瞬ロック画面が表示されるものの、反応は上々だと思います。
4キャリアに対応したBand構成
OPPO Reno9 A(SIMフリーモデル)は国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26(Band 18を内包)○ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)○ |
楽天モバイルでも販売されているスマホなので楽天回線にももちろん対応。
どの回線でも使うことができるスマホならMNPもしやすいですよね。
また、少しずつ普及してきた5G通信(Sub-6)にも対応しています。
ドコモの「n79」には非対応なところは注意です。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ✕ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
スマホライトユーザーは特にそうですよね?一度購入したら長く使う人が大半です。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもOPPO Reno9 Aなら対応できちゃいます。
eSIMに対応している
OPPO Reno9 AはeSIMにも対応しています。
Reno7 Aは発売当初ワイモバイル版等がeSIM非対応でしたが、OPPO Reno9 Aは全てのキャリアでeSIMが使えるようです。
今はeSIMなんて使うことないって思っていても、そのうち必要になるかもしれないので対応してくれているのは1つメリットになります。
なお、eSIMを有効にするとSIMカードスロットの1つが潰されてしまいますが、2回線同時利用しながらmicroSDカードの併用が可能です。
まとめ:OPPO Reno9 Aのメリット・デメリット・評価
OPPO Reno9 Aを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
OPPO Reno9 Aを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・本体デザイン・質感が良い ・扱いやすいサイズ感 ・綺麗なディスプレイ ・困らない動作性能 ・長持ちバッテリー ・おサイフケータイ ・IP68防塵防水 ・指紋認証&顔認証 ・イヤホンジャック ・micro SDカード対応 | ・旧モデルから変化が乏しい ・重いゲームは厳しい ・モノラルスピーカー! ・ワイヤレス充電なし ・付属品が寂しい |
評価
総合評価:(4点/5点満点)
デザイン | ★★★★☆ |
サイズ感 | ★★★★☆ |
ディスプレイ | ★★★★☆ |
動作性能 | ★★★★☆ |
ゲーム性能 | ★★★☆☆ |
バッテリー性能 | ★★★★☆ |
カメラ性能 | ★★★☆☆ |
機能・付加価値 | ★★★★☆ |
旧モデルOPPO Reno7 Aからちょっぴり重くなってしまったものの、デザインがさらに美しく、動作性能がより軽快になっていました。
とは言え、基本的にはReno7 Aと殆ど変わらない使用感で、変化・進化に乏しく、目新しさがないのは寂しかったです。
このため現在OPPO Reno7 Aを使っている人は買い替え不要だと思います。
OPPO Reno9 Aだけを評価すると超良いスマホなんですよ?本当に!マジで!
スマホガチ勢以外の大半の人はOPPO Reno9 Aで満足できるはずです。
デザイン・サイズ感良いし、欲しい機能入ってるし、困らない動作性能ですし。
じゃあOPPO Reno7 AよりもReno9 Aを買ったほうが良いの?
と聞かれると、Reno7 Aで良いかなって答えてしまうかも・・・。
OPPO Reno7 Aは1年前に発売された旧モデルですが、今でも普通に販売されていますし、Reno9 Aよりも安く買えちゃいます。
OSアップデートが既に2回実施されているのは気になるところですが、性能に大きな違いがないのであれば、個人的には安い方を選んじゃう。
OPPO Reno9 A | OPPO Reno7 A | |
公式サイト | 46,800円 | 44,800円 |
Amazon | 42,545円 | 31,980円 |
楽天市場 | 46,800円 | 39,800円 |
ワイモバイル | 19,800円 | – |
楽天モバイル | 実質39,400円 | 実質25,980円 |
IIJmio(MNP) | 19,800円 | 9,980円 |
(2023年8月15日現在)
これが、どこで買ったとしても公式サイトでの価格差くらいであれば、OPPO Reno9 Aを推せるんです。2,000円以上の価値は十分あると思います。
ただ1万円以上離れてしまうと厳しい泣
実に悩ましいですね・・・。
もちろん最新モデルの方が良い!とお考えであれば、OPPO Reno9 Aを購入しても全然OKですよ。
2世代以上前のOPPO Reno3 AやOPPO Reno5 Aからの買い替えもありでしょう。
何度でも言いますが本当に良いスマホだと思います。僕は大好き!
ぜひ予算に合わせてご検討くださいませ。
OPPO Reno9 Aがワイモバイルで9,800円!
OPPO Reno9 Aがワイモバイルで特価販売中です。
販売価格の比較
現在OPPO Reno9 Aを取り扱っている主な格安SIMと販売価格は以下のとおり。
「最安価格」はMNPやオプション加入等の条件を適用した場合の価格になります。
格安SIM | 通常価格 | 最安価格 |
ワイモバイル | 31,680円 | 9,800円 |
IIjmio | 41,980円 | 9,980円 |
楽天モバイル | 40,700円 | 27,700円 |
mineo | 40,656円 | 24,156円 |
8月まではIIJmioが最安値でしたが、9月はワイモバイルが王座奪還!
どちらも1万円以下で購入できちゃいます。これは安い。
ワイモバイル>>OPPO Reno9 A
ワイモバイルの料金プラン
ワイモバイルをスマホで利用する時の料金プランは「シンプル2」です。
プラン名 | シンプル2 S | シンプル2 M | シンプル2 L |
データ通信量 | 4GB | 20GB | 30GB |
月額基本使用料 | 2,365円 | 4,015円 | 5,115円 |
各種割引を適用すれば更に安くなり、格安SIMにも負けないくらいお得な料金プランになっています。
また、現在「データ増量無料キャンペーン」を開催しているので、6ヶ月間はデータ通信量が無料で増量。これが地味に嬉しいメリットです。
ギガはたくさん使えるに越したことありませんからね。
ワイモバイルの特徴
ワイモバイルの特徴は以下の
- 2つの通話定額オプション
- 安定した通信速度
- データくりこし可能
- PayPayが貯まりやすい
2つの通話定額オプション
ワイモバイルの通話料は22円/30秒ですが、2つの通話定額オプションが用意されています。
オプション名 | 月額料金 | 内容 |
だれとでも定額 | 880円 | 10分以内の国内通話が無料 |
スーパーだれとでも定額 | 1,980円 | 国内通話かけ放題 |
個人的には通話は殆どLINEなので音声通話を使う機会は少ないですが、そうはいかない人も多いでしょう。
1ヶ月に20分以上話すなら「だれとでも定額」、45分以上話すなら「スーパーだれとでも定額」を利用したほうが安上がりと言われています。
安定した通信速度
ワイモバイルはソフトバンク回線を直接利用しています。
格安SIMでもソフトバンク回線を利用しているところがありますが、通信速度が安定しているのは圧倒的にワイモバイル。
低速になりがちな「お昼休み」や「夜のくつろぎタイム」でも遅くなることはありません。
また今後エリアの拡大が予想される5G回線も標準搭載。追加料金を支払うことなく利用できます。
データくりこし可能
以前ワイモバイルはデータ繰り越しに対応していなかったのでデメリットの1つになっていましたが、現在は対応しており、余ったギガを翌月まで繰り越し可能です。
月によって使うギガがバラバラな人ほど恩恵を受けやすいですね。
なお、シンプル2 M/Lプランなら、データを使い切った後の通信速度が1Mbps。
動画視聴やゲームにはちょっと遅いですが、ネットサーフィンやSNSをやるくらいであればストレスなく使えます。これも大きなメリットです。
PayPayが貯まりやすい
PayPayを普段使っていない人には魅力を感じにくいポイントかもしれませんが、ワイモバイルはPayPayとの親和性が非常に高いです。
ワイモバイルに加入すると、通常月額508円のLYPプレミアム会員特典が無料で使えます。
これでYahoo!ショッピングで+2%のPayPayポイントが還元(支払い方法に条件あり)。
さらに月額550円に「Enjoyパック」に加入すると、Yahoo!ショッピングでの買い物がいつでも最大12%還元になっちゃいます。
還元率を上げるためにわざわざ毎月550円払わないといけないの?と思うかもしれませんが、Enjoyパックの特典はそれだけに留まりませんよ。
毎月0.5GBのギガと、Yahoo!ショッピングで使える500円OFFクーポンが貰えます。これだけで月額料金以上の価値があるのでお得すぎです笑
どうしてもPayPayを中心にしたサービスに偏ってしまうのですが、ワイモバイルに加入したら全力でPayPayの還元を受けるべきだと思います。
現在大手キャリアを利用している人、格安SIMを使っているけど通信速度に不満がある人はワイモバイルへ乗り換えて、OPPO Reno9 Aを購入してみてはいかがでしょうか?
公式サイト>>OPPO Reno9 A