評価:(4点/5点満点)
お世話になります。毎月スマホを買っちゃうガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
OPPO Reno10 Pro 5Gをお借りしました。
OPPOを代表するRenoシリーズの2023年最新モデルです。
これまでは奇数番号+「A」モデル(OPPO Reno9 A等)が発売されてきましたが、初の「Pro」モデルが登場。
短期間ですが実際に使わせて頂いたところ、これまでのRenoシリーズよりも高級感があり、よりパワフルに感じました。
さらに80W急速充電、光学2倍望遠カメラ搭載と、Proモデルの名に恥じぬ機能の充実っぷり。
まさにOPPOのスマホは好きだけどReno Aシリーズだとちょっと物足りないんだよなーと思っている人にピッタリの1台に仕上がっております。
本記事でメリット・デメリットを含めてOPPO Reno10 Pro 5Gを実機レビューするので参考にしてください。
メリット | デメリット |
・デザイン・質感が良い ・エッジディスプレイ ・軽快な動作性能 ・80W急速充電 ・望遠カメラ搭載 ・おサイフケータイ対応 ・指紋認証&顔認証 ・付属品が充実 | ・重いゲームは厳しい ・モノラルスピーカー ・イヤホンジャックなし ・ワイヤレス充電なし ・IP54止まり ・SDカード非対応 |
タップして読みたい場所へ
- OPPO Reno10 Pro 5Gのデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
- OPPO Reno10 Pro 5Gのディスプレイをレビュー
- OPPO Reno10 Pro 5Gの基本性能・動作性能をレビュー
- OPPO Reno10 Pro 5Gのゲーム性能をレビュー
- OPPO Reno10 Pro 5Gの充電速度・バッテリー持ちをレビュー
- OPPO Reno10 Pro 5Gのカメラ性能をレビュー
- OPPO Reno10 Pro 5Gを実機レビュー
- OPPO Reno10 Pro 5Gのスペック・仕様
- まとめ:OPPO Reno10 Pro 5Gのメリット・デメリット・評価
- OPPO Reno10 Pro 5GがIIJmioで3万円台に!
OPPO Reno10 Pro 5Gのデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
まずはOPPO Reno10 Pro 5Gの外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
OPPO Reno10 Pro 5Gのカラーバリエーションは以下の2色。
- グロッシーパープル
- シルバーグレー
僕がお借りしたのはシルバーグレーです。
この背面パネルのデザインと質感。めっっっちゃくちゃ良い感じ!
ガラス製のパネルは超サラサラで指紋や皮脂汚れは全く目立ちません。
さらにReno Aシリーズでお馴染みの特殊加工「OPPO Glow」を採用しており、マットながらも光の反射でキラキラと輝きます。
目に見えない数十万個の凹凸を不規則に並べた特殊加工のOPPO Glowは、ラメなんかよりもずっと細かく輝きが上品です。
サラサラな質感のガラスパネルに施されることで高級感が漂い、どこかセクシーな感じも。
グロッシーパープルとは異なるかもしれませんが、シルバーグレーは所有欲を満たしてくれる素晴らしいデザインだと思います。
背面左上にカメラユニットとFelicaポートを搭載。
メイン・超広角・2倍望遠の3眼構成です。他にはないデザインでクールですよね。
カメラユニットの厚みは実測で2mm程度あるので、背面を下にしてデスクに置くとガタつきます。この角度から見てもカッコイイですね。
背面パネルはミドルフレームに向かって緩やかにラウンドしているタイプ。
箱型のように角が手に刺さらないので個人的に好きです。
フレームは背面パネルとは異なり、光沢があって鏡のように反射するデザイン。
ここだけは指紋がかなり目立ちます。
ディスプレイを正面にして右側面に電源ボタンと音量ボタン。
縦並びでスクショが撮影しにくいタイプですね。
電源ボタンの中央だけグリーンになっていました。
左側面には何もありません。
下部にはカードスロット・マイク・USB Type-Cポート・スピーカーを搭載。
カードスロットはSIMカードを表・裏に装着するタイプです。
残念ながらmicroSDカードスロットはありませんでした。
本体上部にはマイクとIRブラスターがあります。
IRブラスターはXiaomiのスマホには必ずと言っていいほど搭載されていますが、OPPOスマホにあるのは珍しいかも。
テレビやエアコンのリモコン代わりになるので地味に便利です。
サイズ感
OPPO Reno10 Pro 5Gのサイズは163mm×75mm×7.9mm。
6.7インチの大画面ディスプレイを搭載していることもあって普通に大きいです。
横幅75mmとそこそこ幅広なんですが、数字の割にはシュッとしている印象。
厚みも7.9mmと薄く、実際に手にしてみると想像よりコンパクトに感じると思います。
驚くべきは本体の重さ。6.7インチディスプレイ搭載スマホにも関わらず、200gを大きく下回る186g(保護フィルム込み)。
6インチ超えのスマホの中では驚異的な軽さ。
多少大きくても、これだけ軽ければ使っていて苦になりません。
この軽さはOPPO Reno10 Pro 5Gの優秀なメリットと言えます。
付属品
OPPO Reno10 Pro 5Gの付属品は以下のとおりです。
- クイックガイド・安全ガイド
- SIMピン
- USBケーブル
- 充電器
- 保護ケース
- ディスプレイ保護フィルム
付属品がカットされまくってる中、まさかのフルセット!嬉しいですね。
保護ケースはグレーのソフトタイプ。
背面パネルが超イケてるだけに、そこは透明でも良かったのでは?と思ってしまいました。
とりあえずカメラユニットの出っ張りを守ってくれるので装着しておいたほうが良いでしょう。
既にサードパーティー製のケースも販売されているので自分の好みに合ったものを見つけても良いですね。透明タイプもありましたよ。
Amazon>>Reno10 Pro 5G ケースを検索
充電器は80W出力可能な超ハイパワータイプ。
これだけでも5,000円くらいしそう・・・。
USBケーブルは8Aに対応しているType-C / Type-Aのもの。急速充電するには付属ケーブルを使う必要があります。
ディスプレイ保護フィルムは最初から貼り付けられていました。
僕は自分でフィルムを貼るのが苦手なので普通に嬉しいです。
特にOPPO Reno10 Pro 5Gはエッジディスプレイですからね。
自分でフィルムを貼るのがなおさら難しいと思います。
OPPO Reno10 Pro 5Gのディスプレイをレビュー
続いてのOPPO Reno10 Pro 5Gのディスプレイを見ていきましょう。
毎日何度も目にするディスプレイはスマホの命と言っても過言ではないくらい重要なポイントです。
貴重なエッジディスプレイ
OPPO Reno10 Pro 5Gは側面が湾曲しているエッジディスプレイを採用しています。
ハイエンドモデルに搭載されていることが多いので、ミドルレンジのスマホでは珍しいです。
好みが分かれる形状なんですが、湾曲具合はそれほどキツくはないので見にくいと感じることはありませんでした。
エッジディスプレイのメリットは側面ベゼル(縁)が狭くなるので表示領域が広くなること。
画面占有率は93%にも及びます。狭いと言うかほぼベゼルレス状態。
上下ベゼルも細く、Pixel 7aと比べて広々していることが分かります。
見た目的にもモダンな印象。
普段使いはもちろん、ゲームや動画視聴で活躍してくれるでしょう。
一方で、意図しないタッチが多くなってしまうのがデメリット。
誤タッチ防止エリアを設定可能なスマホもありますが、残念ながらOPPO Reno10 Pro 5Gにはありませんでした。
また、保護フィルムを貼るのが難しくなる点も注意が必要です。
6.7インチ有機ELディスプレイ
OPPO Reno10 Pro 5Gのディスプレイは6.7インチの有機EL。
有機ELパネル特有の黒色表現でシャキッとメリハリの効いた表示が非常に綺麗です。
- FHD+ (2,412 x 1,080)
- 394ppi
- HDR10+
- 10億7000万色 (10ビット)
- アクティブ: 100% DCI-P3
- ソフト: 100% sRGB
ハイエンドモデルには及ばないまでも十分なスペックで、普段使いはもちろん動画視聴でもゲームでも満足できると思います。
特にこれまで液晶ディスプレイを使っていた人ならパッと見で違いを感じるでしょう。
ちなみにカバーガラスにはReno7 AやReno9 Aと同じ「AGC DT(Dragontrail)-Star2」が採用されています。
ハイエンドモデルのスマホだと解像度QHD+なんてのもありますが、FHD+あればスマホのディスプレイ性能としては十分。
OPPO Reno10 Pro 5Gのディスプレイ品質に不満を感じる人なんていないと思います。
僕は初期設定で問題ありませんでしたが、好みに合わせてカラーモード・色温度を変更することも可能です。
動画視聴時に色を鮮やかにするカラーブースト機能なんかもありましたよ。(対象アプリ限定)
視野角も十分で、僅かに色合いが緑っぽく変化するもののきつい角度からでも視認可能。本体が軽いのでゴロ寝スマホにも使えますね。
日光下での最大輝度が800nit(HDR時950nit)と少々物足りない明るさのように感じますが、直射日光をバキバキに浴びるような環境でなければ困ることはないでしょう。
明るさの自動調節も上手です。
リフレッシュレート120Hzをサポート
OPPO Reno10 Pro 5Gは画面リフレッシュレート最大120Hzをサポートしています。
標準(最大60Hz)・高(最大120Hz)の他、シーンに合わせた自動選択(デフォルト)も設定可能です。
120Hzに設定すれば、1秒間にディスプレイを最大120回書き換えてくれるので表示が滑らかになります。
左が60Hzで右が120Hzに設定したものです。120Hzのほうが残像感がなく滑らかに動いているのが分かると思います。
高リフレッシュレートを最も実感できるのは画面スクロール。
ヌルヌルと滑らかに動いてくれる感じが心地良く、一度使ってしまうと一般的な60Hzに戻れなくなっちゃいます笑
ただし、「最大」と表記されていることからも分かるとおり、いつでも120Hzではないようです。
アプリによっては90Hzになっていることもありました。
自動調整に設定すると基本120Hzになり、高駆動の必要がないアプリでは90Hz・60Hzになるようです。
なおタッチサンプリングレートは240Hzとのこと。
極端に反応が悪いとは感じませんが、ゲーミングスマホのような超敏感なタッチ反応ではないのでご注意ください。
操作は両手持ちが基本
OPPO Reno10 Pro 5Gは軽くて扱いやすいとは言え、6.7インチの大画面ディスプレイなので基本的に両手操作になります。
片手で操作しようとしても指が届きませんからね。
もちろん慣れてくれば文字入力くらいなら片手でもいけます。
両手操作は煩わしいかもしれませんが、その反面、大画面ディスプレイは動画視聴やゲームで活躍してくれます。
特にOPPO Reno10 Pro 5Gはエッジディスプレイなので他のスマホよりも広々楽しめますよ。
インカメラはパンチホールタイプ
インカメラはディスプレイ上部中央に搭載。切り欠きを作らないパンチホールタイプです。
小さいので邪魔に感じることは殆どありませんが、横持ち全画面でゲームをする時や動画視聴時に少し気になるかもしれないですね。
常時表示ディスプレイ(AOD)に対応
OPPO Reno10 Pro 5Gは有機ELディスプレイの省電力性を活かしたAOD(Always On Display/常時表示ディスプレイ)に対応しており、ロック画面で時計等を表示し続けることが可能です。
ミドルレンジのスマホだと、搭載されていても10秒間だけ表示のように機能が制限されていることが多いですが、OPPO Reno10 Pro 5Gは終日でも表示可能です。
もちろん表示内容のカスタマイズもできますよ。
寝てる間に表示されても意味がないので時間指定をしておきたいところ。
もちろんバッテリーもちを優先するならAODは使わない方が良いとは思います。
画面タップでの点灯機能もありますからね。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
スマホのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、OPPO Reno10 Pro 5Gなら高画質での視聴が可能となります。
NetflixではHDR機能は非対応なもののFull HD再生可能。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでも「HD 1080p」で視聴可能です。
YouTubeでは「2160p60 HDR」まで設定できることを確認しました。
OPPO Reno10 Pro 5Gはディスプレイが綺麗なので動画視聴が捗ります。
それだけにモノラルスピーカー&イヤホンジャック非搭載なのが悔やまれます・・・。
OPPO Reno10 Pro 5Gの基本性能・動作性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。購入前にチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU/GPU)。
OPPO Reno10 Pro 5GにはQualcomm製の「Snapdragon 778G 5G」が搭載されております。
2021年5月に発表されたチップセットで、6nmプロセスを採用した5G通信対応モデル。発表から2年以上経ちますが、安定した動作性能が魅力です。
公式サイト>>Snapdragon 778G 5G
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということになります。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.9の総合スコアは484,622点、GPUスコアは155,668点。
高めのスコアになるVer.10では総合スコアが578,178点、GPUスコアは138,116点という結果になりました。
2023年10月時点での最高スコアは130万点(Ver.9)を超えている状況ですが、50万点くらいあれば普段使いならサクサク軽快に動くのでストレスを感じることは殆どありません。
リフレッシュレート120Hzに対応していることもあり、体感的に滑らかな動作になっております。
唯一性能不足を感じたのはYouTubeの4K動画を高フレームレートで視聴している時くらいですね。
分かりにくいかもしれませんが、動きがカクカクしていて、時々コマ落ちも発生しています。
スマホで高画質動画をストレスなく見たいのであれば、さらに高性能なモデルを購入したほうが良いでしょう。
ちなみにライバルスマホのAnTuTuスコア(Ver.9)は以下のとおりです。
- OPPO Reno10 Pro 5G:484,622
- Google Pixel 7a:738,897
- motorola edge 40:677,023
- OPPO Reno9 A:397,093
- OPPO Reno7 A:352,890
2022年発売のミドルレンジに搭載されていたSnapdragon 695 5Gよりはスコアが高いものの、いわゆるミドルハイクラスよりは低い状況ですね。
これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをこちらのページにランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。
なおAnTuTu以外のベンチマークアプリでのスコアは以下のとおりでした。
高パフォーマンスモードのベンチマークスコア
OPPO Reno10 Pro 5Gはバッテリー設定から「高パフォーマンスモード」を選択可能です。
ゲーム時のパフォーマンス設定ではなく、通常利用時の動作性能を向上させてくれる機能ですね。
試しに高パフォーマンスモードを有効にしてAnTuTuベンチマークを計測してみたところ、明らかにスコアが伸びていました。
と言っても、伸びたのは「MEM性能」で、RAMやストレージの読み書きの速度。
CPU/GPU性能がアップしているわけではないようです。
僅かに体感での動作が良くなるかもしれませんが、バッテリーの消耗が激しくなるので、よっぽどモッサリしている時以外は使わなくても良いでしょう。
ちなみにOPPO Reno10 Pro 5Gには、Reno9 Aにも搭載されていた、ColorOS 13のDynamic Computing Engineが入っています。
また、「システム劣化防止機能」も搭載されているので、長期間利用してもモッサリ感じにくいようです。
普段使いでの快適さはRenoシリーズの特徴でもあります。
Pixel 7a/REDMAGIC 8 Proと動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないと思うので、Pixel 7a・REDMAGIC 8 Proと実際の動作性能を比較してみました。
Pixel 7aは6万円台で購入できる大人気ミドルレンジスマホ。
悩んだらこれ!と言えちゃうKing of コスパスマホです。
そして、REDMAGIC 8 ProはSnapdragon 8 Gen 2を搭載したハイエンドモデルで、AnTuTuスコア120万点超えのゲーミングスマホです。
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度をチェック。
タップのタイミングが多少ズレてしまっているかもしれませんが、それにしてもOPPO Reno10 Pro 5Gはワンテンポ遅れて表示されていることが分かりますね。
もちろんストレスを感じるほどの遅さではないものの、上位スペックのスマホよりはワンランク下の性能なんだと思います。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度のテストもしてみました。
めちゃくちゃ速くもないですが、十分な速度が出ていました。
実際に使っていてアプリの起動が遅いなどのようなストレスを感じる場面はなかったので問題はないでしょう。
高パフォーマンスモードだとAnTuTuベンチマークスコアの結果の通り、読み込み書き込み共に速度が上がっていますね。
ストレージ容量は256GBと通常使用であれば十分なサイズ。
システム領域に17GB使うので実際に保存可能なのは240GBほど。
十分な容量なものの、写真や動画を大量に撮影する人や、複数のゲームを同時進行している人は注意してください。
OPPO Reno10 Pro 5GはmicroSDカードを搭載できませんが、Google DriveやGoogle Photo等のオンラインストレージを活用することで容量不足を解消できます。
またUSB-C用のカードリーダーもあるので、microSDカード等を利用したい場合には別途購入しても良いでしょう。
Amazon>>USB-Cカードリーダー
メモリ拡張機能がある
OPPO Reno10 Pro 5Gには使わないストレージの最大8GB分を仮想メモリにする「RAM拡張」機能が搭載されております。
有効にするとRAM容量が最大16GBまで増量。
もちろん標準RAMと同等の性能があるわけではなく、パソコンの仮想メモリと同じように動作が速くなることはないでしょうが、元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心です。
OPPO Reno10 Pro 5Gのゲーム性能をレビュー
もはやスマホとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイント。
普段使いなら十分な基本性能を持つOPPO Reno10 Pro 5Gはゲームを快適にプレイできるのかチェックしていきましょう。
原神(60FPS/最高)の平均FPSは37.4
ゲーム性能のベンチマークのような存在になってる「原神」のデフォルトグラフィック設定は「低」でした。
まずグラフィック設定「最高/60FPS」で15分ほどプレイした時のFPSと発熱の様子がこちら。
平均FPS37.4とAnTuTuスコア50万点の割にはちょっぴり高めの数値になりました。
発熱はあってグングン温度は上がっていくものの、フレームレートが極端に落ちてしまうことはありません。
他のミドルレンジスマホと比べても良い数値です。
端末名 | AnTuTuスコア | 原神FPS |
OPPO Reno10 Pro 5G | 484,622 | 37.4 |
Google Pixel 7a | 738,897 | 34.3 |
motorola edge 40 | 677,023 | 30.7 |
OPPO Reno9 A | 397,093 | 27.9 |
OPPO Reno7 A | 352,890 | 29.3 |
※motorola edge 40はFPS上限30の制限あり
もちろんハイエンドモデルには全く敵わないゲーム性能ですが、ライトユーザーであれば普通に遊べちゃうと思います。
また、例えば普段は別の端末でプレイしている人が、スキマ時間に樹脂消費とデイリークエストを消化するのにも使えるでしょう。
なお僕は正にライトユーザー&PSが低いため、現在魔神任務でスメール地方に到達したところです。(やっと淑女倒せた涙)このため稲妻地方でデイリークエスト等をこなした結果で、最新マップでの検証はできておりません・・・。
ごめんなさいm(_ _)m
プロゲーマーモードでFPSが安定
OPPO Reno10 Pro 5Gはゲームメニューの中でパフォーマンスモードの設定が可能です。
最も高性能で遊べそうな「プロゲーマーモード」で同じように原神のFPS/温度を計測した結果がこちら。
平均FPSは36.8と殆ど変わらないものの、フレームレートの上がり下がりが抑えられ安定していました。
ただ、その一方でバランスモードよりも温度が高くなっていることも分かります。
少しでも快適に原神などの重いゲームを遊びたい場合にはプロゲーマーモードを試してもいいでしょう。
OPPO Reno10 Pro 5Gの充電速度・バッテリー持ちをレビュー
続いてOPPO Reno10 Pro 5Gのバッテリー持ち・充電速度をチェックしていきましょう。
PCMarkバッテリーテストのスコア
OPPO Reno10 Pro 5Gのバッテリー容量は4,600mAhとスペック的には十分な容量。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこで、バッテリーは長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしました。
PC Markは実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので、通常利用時におけるバッテリー持ちとして信頼できる結果だと思っています。
画面の明るさは50%固定、リフレッシュレートを自動選択・60Hz・120Hzに設定してそれぞれ計測した結果が以下のとおり。
自動選択ではPCMarkを動かしている時にリフレッシュレートが60Hzになるので、60Hz固定設定と同じ結果になっています。
120Hz固定設定でも12時間以上とそこそこ良いスコアです。
よっぽど長時間ゲームをするなら話は別ですが、ごく普通に使う分には外出先で充電を気にすることはないでしょう。
1日~2日くらいなら余裕で持つと思います。
自動選択にしておけば、アプリによってリフレッシュレートを調整してくれるので、さらに長持ちに。
高駆動ディスプレイにこだわりがないのであれば、自動選択がおすすめです。
バッテリー消費時間を実機で計測
スコアだけではピンと来ない人もいるかもしれないので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
なおディスプレイの明るさは自動調整の状態です。
まず1時間Amazonミュージックで音楽を聴いた結果、バッテリー消耗は4%。
1時間YouTubeで動画(1080P/60fps)を視聴した結果、バッテリー消耗6%。
原神をデフォルト画質で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は12%でした。
24時間一切触らずに放置してみたところ、バッテリーは10%消耗しました。
それぞれの結果をまとめると次のとおりになります。
使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
音楽再生 1時間 | 4% | 約25時間 |
動画再生 1時間 | 6% | 約16時間 |
原神 1時間 | 12% | 約8.5時間 |
24時間放置 | 10% | 約10日間 |
Pixel 7aの結果との比較は次のとおり。
使用時間 | Reno10 Pro 5G | Pixel 7a |
音楽再生 1時間 | 4% | 3% |
動画再生 1時間 | 6% | 7% |
原神 1時間 | 12% | 17% |
24時間放置 | 10% | 9% |
普段使いではPixel 7aとは変わりませんが、ゲームでのバッテリー消耗は少し抑えられているようです。
以上の結果からも、OPPO Reno10 Pro 5Gのバッテリーはすぐに減ってしまう!ってことにはなりません。
80W急速充電に対応
バッテリー持ちが良い感じのOPPO Reno10 Pro 5Gは、充電速度もイけてます。
なんと脅威の80W急速充電に対応。
しかも、充電器も充電ケーブルもしっかり付いてきます。
実際に充電してみたところ、80Wはいきませんでしたが76Wまでは確認できました。
そして1%からフル充電までの時間は脅威の26分!痺れますねぇ・・・。
これだけ早く充電できれば、寝落ちしちゃってバッテリーが殆どない状態でも、出かける準備をしている間に充電が完了しているので安心です。
実際にレビュー中にそういうシチュエーションがあってマジで助かりました!
120W急速充電に対応しているXiaomi 12T Proという神ジューデンスマホもありますが、OPPO Reno10 Pro 5Gも負けず劣らずの性能です。
なお残念ながらワイヤレス充電には非対応でした。
OPPO Reno10 Pro 5Gのカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
公式サイトでもかなりカメラ性能を推しているので期待が高まります。
OPPO Reno10 Pro 5Gで実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてみてください。
なお僕は基本的にシャッターボタンをタップするだけでAIまかせの撮影。誰でも簡単に指先一つで綺麗な写真が撮影できることが重要だと思っています。
カメラアプリ
カメラアプリはシンプル。写真も動画もサッと取り出して迷うことなく撮影できます。
よく使いそうな2倍・5倍ズーム・超広角カメラへはワンタップで切り替え可能。
長押しすると他の倍率へのスライダーが表示されます。
自分好みに調整しながら撮影できるプロモードもありました。
なお、スクショ音はサウンド設定・マナーモードで無音に出来ますが、シャッター音を消すことはできませんでした。残念。
またカメラのクイック起動ができるものの音量ボタン2回押し。電源ボタンではないのでご注意下さい。
メインカメラの作例
まずはメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックです。
比較用にPixel 8 ProとPixel 7aで撮影した写真も併せて掲載していきます。
Pixel 8 Proは2023年10月に発売されたフラッグシップモデル。
Pixel 7aは6万円台とは思えないハイエンドモデル並みのカメラ性能なのが特徴です。
メインカメラはPixelシリーズに比べると、明るく鮮やかな色合いになるようです。
シーンによっては白飛びし過ぎちゃうことがあるかもしれませんね。
HDR性能を確かめるため逆光のシーンでも撮影してみました。
全体的に明るく撮影できる割には、こういうシーンだと陰の部分は暗いまま。
OPPO Reno10 Pro 5Gは逆光に弱いのかもしれないので、撮影前に被写体をタップしてフォーカスしてあげましょう。
メインカメラ(夜景モード)の作例
OPPO Reno10 Pro 5Gには低照度下でも綺麗に撮影できる夜景モードも搭載されています。
通常モードでもそれなりに明るく撮影できちゃってますが、夜景モードの方が明るく、ノイズが目立たなくなっているのが分かりますね。
引き続き2台のスマホと比較していきましょう。
Pixelシリーズよりは暗いものの光源の明るさを抑えた自然な仕上がりに。
続いて明暗差のあるシーンでHDR性能をチェックです。
おっと!これはOPPO Reno10 Pro 5Gが上手に撮影できました。
自動販売機の商品が白飛びせずにしっかり見えています。
こっちは木の陰が暗くなっちゃいました。もう少し明るくできれば完璧でしたね。
日中の逆光シーンではイマイチでしたが、夜間撮影でのHDR性能は高そうです。
最後にスマホカメラが苦手そうな意地悪なシーンで。全て2倍ズームで撮影しています。
見事に3つとも空に「空」が浮かんじゃいました。
この場所でゴーストが発生しないスマホカメラは今のところありません笑
高画素モードの作例
OPPO Reno10 Pro 5Gのメインカメラは5,000万画素での撮影(高解像度モード)も可能です。
通常撮影では4つの画素を束ねて1,250万画素にすることで感度を上げています。
さらに擬似的に1億800万画素で撮影できる「超高解像度モード」も搭載。
それぞれのモードで撮影した写真です。
僕の目には全く違いが分かりません。
色合いも明るさも大きな違いがないように感じます。被写体が悪かったのでしょうか?
写真撮影が上手な人なら高解像度モードをしっかり活かせるのかもしれませんが、普段使いで便利になるのはトリミングです。
実際にそれぞれの写真で同じ部分を切り取った結果が以下のとおり。
画素数が多いので引き伸ばしても粗くなりにくいのが高解像度モードの特徴になります。
・・・と言いたいところだったんですが、あまり違いがないような。
強いて言えば、画像処理の問題なのか超高解像度モードが他の2つよりもノイズが目立っていました笑
そこまで大きな差にはならないので、ポスターのような大きな紙にプリントするような場合以外は通常モードで撮影すれば良いと思います。
広めに撮影しておいて、後から切り出す時なんかにも効果的です。
なお、高解像度モードで撮影するとファイルサイズが大きくなるのでご注意ください。
- 通常撮影:4.6MB
- 高解像度モード:14.4MB
- 超高解像度モード:28.4MB
やばいでしょ?笑
全てを高解像度モードで撮影してたらストレージがいくらあっても足りませんよ。
望遠カメラの作例
OPPO Reno10 Pro 5Gにはミドルレンジスマホには珍しく、光学2倍の望遠カメラが搭載されております。
Pixel 8 Proには5倍の望遠カメラ、Pixel 7aは望遠カメラ非搭載です。
まず2倍ズームで撮影した写真をチェックしていきましょう。
明るく鮮やかな色合いはメインカメラ同様ですが、良い感じに撮影することができました。
さすがにPixel 8 Proと比較すると質感は劣るものの、積極的に使っていきたいですね。
なお、この写真は花の色が難しかったようで失敗しちゃいました。飽和気味。
もちろん2倍ズームだけではなく、デジタルズームと組み合わせることで、最大20倍まで撮影することもできますよ。
さすが望遠カメラを搭載しているだけあって、5倍ズームくらいまでは解像感もあって綺麗だと思います。
光学手ブレ補正(OIS)を搭載しているおかげか、高倍率でもブレが少なめでした。
質感が落ちてノイジーではあるものの、20倍ズームでもそれなりですからね。
Pixelシリーズの望遠性能はこんな感じ。
さすがにPixel 8 Proの望遠性能には敵いませんが、Pixel 7aには勝ってますかね。
OPPO Reno10 Pro 5Gが望遠カメラを搭載してくれたのは嬉しいメリットです。
夜間撮影でのズームも試してみました。
やっぱりある程度明るさがないと厳しいですね。5倍でもボヤボヤ。
ちなみにPixel 8 Proの20倍ズームだとこのくらい撮れちゃいます。
超広角カメラの作例
OPPO Reno10 Pro 5Gは800万画素の超広角カメラも搭載しております。
風景を撮影する時や食卓全体を撮影する場合に重宝するカメラです。
メインカメラとの画角の違いは以下の通り。
他のスマホと比較しながら作例を見ていきましょう。
色合いはメインカメラ同様に明るく鮮やか。
ただメインカメラに比べると解像感が落ちて全体的にモヤモヤっとした印象です。
Pixelシリーズと比べると画角も狭くなります。
夜景モードも試してみました。
明るくはなるものの、日中と同じようにボヤーっとした雰囲気になりますね。
OPPO Reno10 Pro 5Gの超広角カメラには、あまり期待しないほうが良いかもしれません。
ポートレートモードの作例
簡単に背景ボケのある写真が撮影できるポートレートモードもあります。
深度計測用カメラは非搭載なのでソフトウェア処理になりますが、輪郭が背景に溶け込んでしまうこともありつつ、強めのボケ具合です。
被写体以外の部分をバツっとボケさせる感じですね。
ちなみに撮影しながらでも、撮影後でもボケ味の調節ができました。
人物以外の被写体にもボケモード的に使用可能。
シチュエーションが良くなかったのか、支柱の上部が空に溶け込んでしまいました。
なお、OPPO Reno10 Pro 5Gのポートレートモードは夜間撮影でも活躍してくれます。
こんな風にボケてる部分の光を機械処理で玉ボケに。
イルミネーションなんかがあるシーンで使えば印象的な写真になりそうです。
玉ボケって可愛いですよね。
インカメラの作例
OPPO Reno10 Pro 5Gのインカメラの有効画素数は3,200万画素。
個人的には利用機会がほぼないのですが、他のスマホで撮影するよりも綺麗に感じました。
ビューティーモードの補正効果もバッチリです。自撮りが捗りますよーこれは笑
もちろんインカメラでもポートレートモードが使えます。
木漏れ日や柵の隙間から見える光が玉ボケになっているのが確認できます。
友達や恋人と一緒に撮影したら、良い感じの写真になりそうですね。
動画撮影の作例
OPPO Reno10 Pro 5Gで動画撮影もしてみました。
参考にiPhone 15 Proで撮影した動画も続けて収録しています。
明るいシーンではメイン・超広角どちらもそれなりに撮影できましたが、手ぶれ補正の影響か画面が前後にうにょうにょ動くのが気になります。
4K@30fpsでも撮影可能で解像感高くキリッとした色合いの画質になるものの、手ぶれ補正は利かなくなるので動きながらの撮影は厳しいです。
夜間撮影は明るさが足りないとノイズが目立ってしまうので向いていません。
特に超広角カメラは真っ暗になってしまいます。
なんだかiPhoneの動画撮影の強さを再確認しちゃいました笑
OPPO Reno10 Pro 5Gを実機レビュー
ここからはOPPO Reno10 Pro 5Gの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外のところを実機レビューしていきます。
OSはColorOS 13を搭載
OPPO Reno10 Pro 5GにはAndroid 13をカスタムしたOPPO製「ColorOS」の2023年最新バージョン13がプリインストールされていました。
以前のColor OSの評判はあまり良くなかったのですが、実際に使ってみても特に不便だなと感じるポイントはありません。
シンプルで可愛らしいデザイン・UIは個人的に好きです。
起動中のアプリを一括終了するボタンの場所や、ネットワーク設定スイッチへのアクセスがしやすい等、ピュアAndroidにはないユーザーの使い勝手が良くなる工夫も見られます。
ディスプレイ中央を下方向にスワイプすると使えるShelfなんていう機能もありました。
メーカーによってOSは様々で、人によって使いやすい・使いにくいがあるとは思いますが、最終的には「慣れ」です。
どんなOSだって長く使っていけば自分が使いやすいようになっていくので神経質になることはありません。
豊富なジェスチャー操作・特殊機能
ColorOSはジェスチャー操作や便利な特殊機能が豊富なところも嬉しいポイントです。
画面分割やサイドバーからのフローティングウィンドウはもちろん搭載。
この他、かんたんスマホとまでは言えないものの、文字・表示を大きくしたシンプルモードなんかもありました。
デュアルアプリ/マルチユーザー対応
OPPO Reno10 Pro 5Gには1つのアプリを複製できるデュアルアプリ(アプリクローン)機能があります。
対応アプリで機能を有効にすれば、アプリの複製が可能に。
例えばLINEアプリが2つ作れるので、1台のスマホでアカウントを2つ使い分けることができちゃいます。
また、1台のスマホの中に、独立したスペース(まるでもう1台スマホがあるかのよう)を作れるシステムクローンやマルチユーザー機能にも対応していました。
デュアルアプリも複数ユーザー機能も削られているスマホが少なくないので嬉しいですね。
この他、プライバシーに配慮した機能も色々搭載されておりました。
まぁなんと言いますか。色々とね?隠せそうです笑(知らんけど!)
O Care保証サービス対象製品
OPPO Reno10 Pro 5GはOPPOの独自保証サービス「O Care」の対象製品です。
公式サイト>>O Care
メーカー修理保証(1年目)終了以降、保証期間内に故障等があった場合には「端末交換」か「宅配修理」のどちらかの利用が可能になります。
料金はプランによって異なり、以下のとおりです。
保証対象範囲は自然故障に限らず、画面破損や盗難にまで及びます。
- 画面破損
- 外観破損
- 故障
- 全損
- 自然故障
- 盗難
加入中に年1回まで履行可能で、自己負担金10,000円で端末交換してくれるのが超嬉しいポイント。宅配修理の場合には自己負担金はなく無料です。
料金は発生するものの、保証内容はかなり手厚め。
これまでにスマホやタブレットを壊してしまった経験がある人は、加入しても良いかもしれませんね。
公式サイト>>O Care
- 対象機種の購入から21日以内の加入が必要
- 携帯キャリア(MNO)モデルは対象外
スピーカーは1つのみでモノラル仕様
OPPO Reno10 Pro 5GはWidevine L1なので高画質で動画視聴できるのですが、本体下部にしかスピーカーが搭載されていません。
これはRenoシリーズの伝統なのでしょうか?
Proモデルであればと期待していたのですがステレオ仕様にはなりませんでした・・・。
縦持ちなら気にならないものの、横持ちすると片側からしか音がでないためアンバランスになってしまいます。
音質は低音が物足りないフラットな雰囲気。
特別悪いわけではありませんが、良くもない印象です。
音楽はまだしも、動画視聴やゲームは横持ちのことが多いですからね?
音質以前にモノラルサウンドであることが残念で仕方ないです。
しかもOPPO Reno10 Pro 5Gはイヤホンジャックもありません。
このため、有線イヤホンを使いたい場合には、USB-C/イヤホンジャック変換アダプタが必要です。
LDAC/aptX Adaptiveに対応
残念ながらOPPO Reno10 Pro 5Gにはイヤホンジャックが搭載されていないので、ワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
そうすると気になるのはBluetoothコーデック。
実際にワイヤレスイヤホンを接続してみたところ、対応しているのは以下の通りでした。
- SBC:○
- AAC:◯
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:◯
- LDAC:○
- LHDC:?
LDACに加えてaptX Adaptiveにも対応しているのでワイヤレスでもハイレゾ再生が可能。
なお、公式サイトのスペックによればLHDCにも対応しているとのことですが、僕が試した限りでは非対応のようでした。
開発者向けオプションでLHDCを選択してもAACに戻ってしまいます。
今後対応するのか、LHDCのバージョンが原因なのか、よく分かりませんが、LHDCでの接続を期待している人はご注意ください。
なおAmazon Musicのストリーミング再生では「24bit/48KHz」(JEITA定義ハイレゾ)が表示されていました。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思います。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質のに拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
おサイフケータイ・スマホ用電子証明書対応
OPPO Reno10 Pro 5Gはおサイフケータイに対応しています。
しっかり日本向けにローカライズされているのは嬉しいポイントです。
FeliCaポートは背面上部、カメラユニットの横にあります。
普段使っているSuica・PASMO・iDなどなど、おサイフケータイをそのまま利用可能。反応も良好です。
ちなみに、OPPO Reno10 Pro 5Gはマイナンバーカードを持ち歩かずに各種サービスを利用できる「スマホ用電子証明書」にも対応しています。
マイナポータル>>スマホ用電子証明書に対応しているスマートフォンを教えてください
なお、おサイフケータイと合わせて日本で人気の防塵防水性能はIP54止まり。
保護等級 | 保護内容 |
IP5X(粉塵保護) | 機器の正常な作動に支障をきたしたり、安全を損なう程の量の粉塵が内部に侵入しない |
IPX4(防沫) | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない |
防塵性能はそれなりにありますが、防水はそれほど強くありません。
小雨がかかる程度であれば壊れることはないくらいで、生活防水に毛が生えた程度と思っておきましょう。
お風呂で音楽を聞いたり動画を見たりしたいところですが、誤って水没させてしまうと壊れる可能性が高いので我慢してください。
水に濡れた場合は、よく乾燥させてから充電するようにしましょう。
水分がある状態での通電は非常に危険です。
生体認証は指紋認証&顔認証
OPPO Reno10 Pro 5Gの生体認証は指紋認証と顔認証です。
指紋認証センサーはディスプレイ内蔵タイプ。
センサーがだいぶ下の方に搭載されているので、片手操作の場合に持ち替える必要があるかもしれませんが、反応は良く、ちょっと触るだけですぐにロックが解除されました。
ロック解除後も押し続けると、特定のアプリを起動できる機能も搭載しております。
PayPayなどの決済系アプリを登録しておくと便利ですよ。
もう1つの生体認証は、インカメラによる簡易的な顔認証。
これまでに使ってきたReno Aシリーズよりも反応良く感じました。
iPhoneのようにロック画面に留まることもできますし、設定でロック画面をすっ飛ばすことも可能です。
4キャリアに対応したBand構成
OPPO Reno10 Pro 5G(SIMフリーモデル)は国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26(Band 18を内包)○ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)○ |
どの回線でも使うことができるスマホならMNPもしやすいですよね。
また、少しずつ普及してきた5G通信(Sub-6)にも対応しています。
ドコモの「n79」には非対応なところは注意です。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ✕ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
スマホライトユーザーは特にそうですよね?一度購入したら長く使う人が大半です。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもOPPO Reno10 Pro 5Gなら対応可能です。
eSIMに対応している
OPPO Reno10 Pro 5GはeSIMにも対応しています。
今はeSIMなんて使うことないって思っていても、そのうち必要になるかもしれないので対応してくれているのは1つメリットになります。
なお、eSIMを有効にするとSIMカードスロットの1つが無効になるのでご注意下さい。
このため、2回線同時待受の構成は以下のいずれかになります。
- SIMカード2枚
- eSIM+SIMカード1枚
OPPO Reno10 Pro 5Gのスペック・仕様
OPPO Reno10 Pro 5Gのスペックは以下のとおりです。参考にGoogle Pixel 7aのスペックを並べて掲載しています。
製品名 | Reno10 Pro 5G | Pixel 7a |
価格 | 86,800円 | 62,700円 |
サイズ | 163mm 75mm 7.9mm | 152mm 72.9mm 9mm |
重さ | 185g | 193.5g |
ディスプレイ | 6.7インチ 有機EL 2,412×1,80 FHD+ 394ppi 最大輝度 800nits HDR輝度 950nits | 6.1インチ 有機EL(OLED) アスペクト比 20:9 FHD+(1,080×2,400) 429ppi |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大90Hz |
OS | ColorOS 13 (Android 13) | Android 13 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 778G 5G | Google Tensor G2 |
RAM | 8GB LPDDR4X | 8GB LPDDR5 |
ROM | 256GB UFS 2.2 | 128GB UFS 3.1 |
外部ストレージ | 非対応 | 非対応 |
リアカメラ(メイン) | 5,000万画素 IMX890 f/1.8 OIS | 6,400万画素 f/1.89 センサーサイズ 1/1.73 80° |
リアカメラ(望遠) | 3,200万画素 IMX709 f/2.0 光学2倍 | なし |
リアカメラ(超広角) | 800万画素 IMX355 f/2.2 112° | 1,300万画素 f/2.2 120° |
インカメラ | 3,200万画素 IMX709 f/2.4 | 1,300万画素 f/2.2 |
ビデオ(リアカメラ) | 1080P,@60fps 4K,1080P@30fps | 4K,1080P@60fps 4K,1080P@30fps |
ビデオ(インカメラ) | 1080P@30fps | 1080P@60fps 4K,1080P@30fps |
バッテリー | 公称値 4,600mAh 定格値 4,460mAh | 標準 4,300mAh 最小 4,385mAh |
ポート | USB Type-C 80W急速充電 | USB Type-C 18W急速充電 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 対応 |
生体認証 | 画面内指紋認証 顔認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM eSIM | nano SIM eSIM |
2回線同時待ち受け | 可 | 可 |
対応Band | 5G: n3/28/77/78 4G: B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28/38/ 41/42 3G:B1/2/4/5/6/8/19 GSM: 850/900/1,800/1,900MHz | 5G: n1/2/3/5/7/8/12/20/25/28/30/38/40/41/66/75/76/77/78/79 4G: B1/2/3/4/5/7/8/12//17/18/19/20/21/25/28/32/38/ 39/40/41/42/66 3G:B1/2/4/5/6/8/19 GSM: 850/900/1,800/1,900MHz |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax | 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Ver5.2 | Ver5.3 |
位置情報 | GPS GLONASS Galileo QZSS BeiDou | GPS GLONASS Galileo QZSS BeiDou |
イヤホンジャック | なし | なし |
スピーカー | モノラル | ステレオ |
FMラジオ | なし | なし |
防塵防水 | IP54 | IP67 |
NFC | あり | あり |
FeliCa | 対応 | 対応 |
公式サイト>>スペック
まとめ:OPPO Reno10 Pro 5Gのメリット・デメリット・評価
最後に本記事のおさらい。OPPO Reno10 Pro 5Gのメリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
OPPO Reno10 Pro 5Gを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・デザイン・質感が良い ・エッジディスプレイ ・軽快な動作性能 ・80W急速充電 ・望遠カメラ搭載 ・おサイフケータイ対応 ・指紋認証&顔認証 ・付属品が充実 | ・重いゲームは厳しい ・モノラルスピーカー ・イヤホンジャックなし ・ワイヤレス充電なし ・IP54止まり ・SDカード非対応 |
評価
総合評価:(4点/5点満点)
デザイン | ★★★★★ |
サイズ感 | ★★★★☆ |
ディスプレイ | ★★★★☆ |
動作性能 | ★★★★☆ |
ゲーム性能 | ★★★☆☆ |
バッテリー性能 | ★★★★★ |
カメラ性能 | ★★★★☆ |
機能・付加価値 | ★★★★☆ |
ストレスなく使える基本的な動作性能、高級感溢れる美しいデザインが魅力の1台。
モノラルスピーカーであることや重いゲームを快適に遊べない等の弱みはあるものの、80W急速充電や光学2倍望遠カメラまで搭載した、まさにワンランク上のミドルレンジスマホだと思いました。
現在OPPO Reno5 AやReno7 Aを使っている人が買い替えたら、感動しちゃうかもしれません。
公式サイトでの販売価格は86,800円(税込)とお高めですが、SoftBankやIIJmio等のキャリア版であればグッと抑えた価格で買えちゃうのでおすすめです。
OPPO Reno10 Pro 5GがIIJmioで3万円台に!
OPPO Reno10 Pro 5Gは公式サイト・SoftBankのほか格安SIMでも購入可能。
なるべく安く買いたい場合には、格安SIMで音声通話SIMとのセット購入もおすすめです。
IIJmioでの販売価格
現在OPPO Reno10 Pro 5Gを取り扱っている格安SIMと販売価格は以下のとおり。「最安価格」はMNPやオプション加入等の条件を適用した場合の価格になります。
販売サイト | 通常価格 | 最安価格 |
IIjmio | 69,800円 | 39,800円 |
mineo | 77,880円 | 62,480円 |
MNPによる限定価格ですが、IIJmioでの販売価格は脅威の39,800円!
この価格で購入できるならマジでおすすめ。めっちゃ安いと思いますよ。
公式サイトよりも4万円以上も安いですからね?気になっている人はGETしちゃいましょう!
IIJmio>>OPPO Reno10 Pro 5G
IIJmioの料金プラン
IIJmioの料金プランは1ヶ月に使える高速データ通信量(ギガ)によって月額基本料が異なります。なお月額基本料は全て税込みです。
音声 | データ+SMS | データ | eSIM | |
2GB | 850円 | 820円 | 740円 | 440円 |
5GB | 990円 | 970円 | 900円 | 660円 |
10GB | 1,500円 | 1,470円 | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,800円 | 1,780円 | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 2,000円 | 1,980円 | 1,950円 | 1,650円 |
30GB | 2,700円 | 2,680円 | 2,640円 | 2,340円 |
40GB | 3,300円 | 3,280円 | 3,240円 | 2,940円 |
50GB | 3,900円 | 3,880円 | 3,840円 | 3,540円 |
使える回線はドコモとauの2種類(データ・eSIMはドコモのみ)。
2GB・4GBの低容量プランが安いところが特徴で、毎月ギガをそんなに使わないライトユーザーさんに優しい月額基本料に設定されております。
また、IIJmioは他社に先駆けてeSIMに対応しました。データ通信専用にはなりますが、サブ回線としてスマホに登録しておくのにピッタリです。
IIJmioの特徴
IIJmioの特徴は以下のとおりです。
- 3種類の通話定額オプション
- データ繰り越し・データシェアに対応
- 通信速度の切り替えができる
- 会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
1つずつ紹介していきます。
3種類の通話定額オプション
IIJmioの通話料は11円/30秒。専用アプリを使うことなく一般的な通話料の半額。
さらに音声通話をよく利用する人向けに3つの通話定額オプションが用意されているので安心です。
オプション名 | 月額料金(税込) | 内容 |
通話定額5分+ | 500円 | 5分以内の国内通話無料 |
通話定額10分+ | 700円 | 10分以内の国内通話無料 |
かけ放題+ | 1,400円 | 通話時間制限なく国内通話無料 |
ただし、通話定額オプションは専用通話アプリ「みおふぉんダイアル」からの発信に限られるのでご注意下さい。
みおふぉんダイアルアプリ
Internet Initiative Japan Inc.無料posted withアプリーチ
データ繰り越し・データシェアに対応
IIJmioは「データ繰り越し」に対応しているので、当月のデータ通信量の残量を、翌月まで繰り越し可能。
毎月使うギガの量がバラバラであっても無駄なく使えるので安心です。
また、2022年6月1日からはデータシェア・データプレゼントにも対応。
同一アカウント内で契約している回線のデータ量をシェアして使えます。
家族間でのデータシェアはもちろん、自分だけで複数回線を使い分けるのにも適していますね。
通信速度の切り替えができる
毎月使えるギガの量は限られているので、できれば無駄に使いたくはないですよね?
そもそも、スマホの用途がメールやLINE中心の人は、高速データ通信は必須ではありません。
そういう場合に便利なのが、IIJmioの「速度切替」です。
会員専用サイトからワンタップで低速通信モードに切り替え可能。
低速通信モードにすると速度が最大300kbpsに制限される代わりに、ギガの消費が0になります。
しかもIIJmioは「バースト転送」に対応しており、通信開始直後だけ高速通信を利用するので、意外と快適に使えるんです。
例えばWEBページの読み込みに時間がかかって困る!と言ったことが少なくなります。
会員限定価格でスマホ・ガジェットを購入できる
IIJmioでは新規加入時にスマホを安く購入できるのはもちろん、加入後でも端末を購入できます。
しかもスマホに限らず、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなんかも会員限定価格で購入できるので、個人的にめちゃくちゃ嬉しいポイントです。
加入前も加入後も端末を安く購入できるのはIIJmioのメリットの1つです。
公式サイト>>IIJmio
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