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お世話になります。毎日両手にスマートウォッチを付けてるガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
Xiaomi Smart Band 8 Proを購入しました。
2024年2月に発売されたXiaomi製スマートバンド。
大人気Xiaomi Smart Band 8の上位モデルになります。
当ブログでは2022年に発売された旧モデルXiaomi Smart Band 7 Proもレビューしているんですが、価格が14,800円(税込み)と高かったこともあってイマイチな印象でした。
それが、Xiaomi Smart Band 8 Proは8,980円(税込み)とかなりお手頃。
10,000円は超えるだろうと予想してのでインパクトがありました。
上位モデルでこの価格なので検討している人も多いんじゃないでしょうか?
本記事でXiaomi Smart Band 8 Proを詳しく実機レビューするので、購入の参考にして頂ければと思います。
メリット | デメリット |
・旧モデルより安い ・時計っぽいデザイン ・大型ディスプレイ ・快適な動作性能 ・明るさ自動調節搭載 ・SpO2自動計測 ・衛星測位に対応 ・Google Fitと連携可能 | ・バッテリー持ちイマイチ ・通知のバイブが弱め ・クイック返信非対応 ・決済機能なし |
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Xiaomi Smart Band 8と8 Proの違いは?スペックをチェック!
Xiaomi Smart Band 8 Proを実機レビューする前に、通常モデルのXiaomi Smart Band 8とどんなところが違うのかスペックをチェックしてみましょう。
製品名 | Xiaomi Smart Band 8 | Xiaomi Smart Band 8 Pro |
価格 | 5,990円 | 8,980円 |
サイズ | 48×22.5×10.99mm | 46×33.35×9.99mm |
バンドサイズ | 135~210mm | 135~205mm |
重さ | 27g | 22.5g |
ディスプレイ | 1.62インチ AMOLED 192×490 326ppi 600nit | 1.74インチ AMOLED 336×480 336ppi 600nit |
明るさ自動調整 | あり | あり |
常時表示ディスプレイ | あり | あり |
スポーツモード | 150種類 | 150種類 |
バッテリー容量 | 190mAh 最大16日間持続 | 289mAh 最大14日間持続 |
充電時間 | 1時間 | 80分 |
対応OS | Android 6.0以上 iOS 12以上 | Android 8.0以上 iOS 12.0以上 |
コンパニオンアプリ | Mi Fitness | Mi Fitness |
クイック返信 | 非対応 | 非対応 |
防水 | 5ATM | 5ATM |
衛星測位 | 非対応 | BeiDou GPS GLONASS Galileo QZSS |
Bluetooth Ver. | 5.1 | 5.3 |
決済機能 | なし | なし |
公式サイト>>仕様
デザイン・ディスプレイサイズが全然違うのはもちろんそうなんですが、ザッと見る限り、スペック上では衛星測位(GPSなど)に対応しているのかどうかくらいでしょうか?
バッテリー持ちは通常モデルの方が良さそうです。これは機能差があるから仕方ないかもしれませんけどね。
そして価格差は3,000円。
うーん・・・。実に悩ましいですねー笑
果たして通常モデルを買うべきなのか、Proモデルを買うべきなのか。
本記事でXiaomi Smart Band 8 Proを機能・性能をチェックしてきましょう!
Xiaomi Smart Band 8 Proのデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
まずはXiaomi Smart Band 8 Proの外観・付属品を見ていきます。
デザイン
Xiaomi Smart Band 8 Proのカラーバリエーションは以下の2色
- グレー
- ブラック
バンドカラーだけではなく本体カラーも異なります。
このうち、僕が購入したのはブラックです。
グレーも爽やかな感じがして良かったんですけどね。どうしても汚れが気になってしまいそうで無難なブラックにしちゃいました。
本体カラーは2色のみですがバンドのバリエーションは豊富。色だけではなく素材も複数用意されております。
レザーストラップやミラネーゼストラップは大人っぽい印象になるのでフォーマルなシーンで装着しても違和感なさそうです。
通常モデルよりも幅広で時計ライクなデザインをしています。
Xiaomi Smart Band 8も、これまでのシリーズからデザインが変更されてスタイリッシュにはなっていますが、どうしてもスポーツバンドっぽさは抜けないんですよね。
シーンを問わずに使える万能さはXiaomi Smart Band 8 Proに軍配が上がります。
ディスプレイをメタリックな樹脂製のフレームで囲むようなデザインです。
ここは指紋や皮脂汚れが付きやすいのでご注意を。
本体に物理ボタンはなく、全て指先でのタッチ・フリック操作になります。
本体裏側には充電端子と心拍・SpO2測定用の光学式センサーを搭載。
樹脂製で光沢が少なくザラザラとした質感でした。
直接肌に触れる部分で汗汚れが溜まりやすいです。定期的にお掃除してあげましょう。
サイズ感
Xiaomi Smart Band 8 Proの本体サイズは46 x 33.35 x 9.99mm。
旧モデルの7 Proも大きくて使いやすかったのですが、さらに5mmほど幅広になりました。通常モデルのXiaomi Smart Band 8と比べると10mm以上も横に広いんですよ。
厚みも抑えられており、個人的にはスマートバンドとして完璧なサイズ感なんじゃないかと思っています。
厚みがあるとシャツなんかの袖に引っかかって煩わしいんですよね・・・。
Xiaomi Smart Band 8 Proには、そういうストレスがありませんでした。
重さは本体のみなら22gと軽量ですが、ストラップを含めると38gとスポーツバンドタイプに比べるとちょい重め。
とは言えワークアウトの邪魔になるほどではないのでご安心ください。
付属ストラップはTPU製で135mm~205mmまでサイズ調整可能。お子さんには少し大きいかもしれませんが、女性でも違和感なく装着できます。
ストラップの素材はTPU製。
Xiaomi Smart Band 8は擦り傷等が目立ちましたが、8 Proは2週間ほど装着し続けてもそこまで酷くはありませんでした。使用感はどうしても出ちゃいますけどね。
留め具を穴にハメて、定革・遊革に通して固定するタイプ。
これまでレビューしてきたXiaomi Smart Bandシリーズの中で、最も使いやすかったです。全部これにして欲しい。
なお、ストラップ交換はとっても簡単。
外すときは背面のボタンを押しながら引き抜くだけ。付けるときは差し込むだけでパチっと固定されます。
Xiaomi公式ストラップはもちろん、サードパーティー製のストラップも販売されているので、服装や気分に合わせて交換しても良いでしょう。
Amazonで検索>>Xiaomi Smart Band 8 Pro ストラップ
付属品
Xiaomi Smart Band 8 Proの付属品はマニュアルと充電ケーブルのみ。
充電ケーブルはUSB Type-Aのマグネットタイプ。
ちなみにこのケーブルは、Xiaomi Smart Band 8に付属しているケーブルと同じものなので流用できちゃいました。
マグネットが強力なのでガッチリ固定されます。
充電中に簡単に外れてしまうことはありませんよ。
Xiaomi Smart Band 8 Proのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
僕はスマートバンド・スマートウォッチを使う上で最も重要なのはバッテリー持ちだと思っています。
いくら多機能で高性能でも、すぐにバッテリー切れになってしまっては本末転倒。
毎日使う時計ですからね?いちいち充電するなんて面倒です・・・。
Xiaomi Smart Band 8 Proのバッテリー性能をチェックしていきましょう。
連続使用6日間でバッテリー持ちが物足りない
Xiaomi Smart Band 8 Proのバッテリー容量は289mAh。
公式サイトによれば、標準使用で14日間と説明されております。
実際に以下の設定でバッテリー持ちを検証してみたところ、100%から7%まで約6日間でした。
- 心拍計測:自動
- 血中酸素計測:終日
- 睡眠計測:有効
- 睡眠時呼吸計測:有効
- ストレス計測:有効
- 座りすぎ通知:有効
- 持ち上げてスリープ解除:時間指定/標準
- AOD:無効
公称よりもかなり短め。
通常モデルのXiaomi Smart Band 8は全く同じ設定で10日間使えたので、ちょっと物足りない結果と言えます。
ちなみにXiaomiの想定している標準使用は以下の通り。
標準使用モードでのXiaomi Smart Band 8 Proの試験条件は次のとおりです。バッテリーは工場出荷時の初期設定とデフォルトのウォッチフェイスでフル充電済み。高精度睡眠モニタリング、睡眠中呼吸品質モニタリング、24時間ストレスモニタリングはオフ。30分間心拍数モニタリング/24時間心拍数モニタリングはオン。メッセージリマインダー(1日に100件のメッセージ、10件の通話リマインダー、3件のアラーム)はオン。1日に200回、ウォッチのディスプレイを起動。1日に1回、アプリのデータを同期。1日に2回、酸素飽和度を手動で測定。1週間に60分間、移動記録をオン。
引用:Xiaomi公式サイト
殆どの計測機能は手動に設定されているのが分かります。
このため1度の充電でなるべく長期間使いたい場合には、自動計測をOFFにしたほうが良いでしょう。
AOD有効で約4日間使える
Xiaomi Smart Band 8 Proには、常時表示ディスプレイ(AOD)機能が搭載されています。
画面を点灯しなくても時間等を確認できるので便利な機能なんですが、AODを有効にするとバッテリー持ちは悪くなるものです。
実際に、同じ設定でAODを有効(設定:スマート/持ち上げてスリープ解除OFF)にして検証してみたところ、100%から7%まで4日間でした。
中途半端なバッテリー残量なんですが、このまま寝てしまうとバッテリーが尽きそうだったのでやむを得ず・・・。
AOD有効の場合も公称よりはバッテリー持ちが悪い結果になりました。
Xiaomiによる検証は以下の通り。
AODモードでのXiaomi Smart Band 8 Proの試験条件は次のとおりです。バッテリーはデフォルト設定とデフォルトのウォッチフェイスでフル充電済み。AODディスプレイはオン。高精度睡眠モニタリング、睡眠中呼吸品質モニタリング、24時間ストレスモニタリングはオフ。30分間心拍数モニタリング/24時間心拍数モニタリングはオン。メッセージリマインダー(1日に100件のメッセージ、10件の通話リマインダー、3件のアラーム)はオン。1日に1回、アプリのデータを同期。1日に2回、酸素飽和度を手動で測定。1週間に60分間、移動記録をオン。
引用:Xiaomi公式サイト
やっぱり自動計測関連はOFFにしているようですね。
何もしなくてもヘルスケアデータを取得してくれるのがスマートウォッチ・スマートバンドのメリットだと思うんですけどね?少しモヤッとします。
Xiaomi Smart Band 8 Proのバッテリー持ちは、決して悪くはないものの、Xiaomi Smart Band 8の方がさらに長持ちです。
バッテリー持ちを優先に考えている人は計測機能は手動に。
さらにAODもOFFにしたほうが良いでしょう。
持ち上げてスリープ解除でも不便なことはありませんからね。
充電速度はそれなり
Xiaomi Smart Band 8 Proの充電速度も検証してみました。
バッテリー残量7%からフル充電までにかかった時間は77分。
ほぼ公称どおりの結果になりました。
旧モデル7 Proは60分でフル充電できていたので、充電時間は少し長くなっています。
一気に充電するとそこそこ時間がかかってしまうので、毎日入浴時間などに充電すると良いでしょう。
なお、充電中の電力は1W~2W程度で、特に急速充電には対応していないようです。
ちなみに充電しながらでも操作できました。
Xiaomi Smart Band 8 Proのディスプレイをレビュー
スマートウォッチやスマートバンドはディスプレイが綺麗かどうかも重要なポイント。
1日に何度も目にするのに、粗かったり、見づらかったりするのはストレスですからね。
Xiaomi Smart Band 8 Proのディスプレイをチェックしていきましょう。
1.74インチ幅広AMOLEDディスプレイ
Xiaomi Smart Band 8 Proは1.74インチの有機ELディスプレイ。
通常モデルが1.62インチなので0.12インチ広くなっています。
いやいや・・・0.12インチってwww
と思うかもしれませんが、実機で比べると全っ然違います。
幅が広くなることで視認性が高まり数字以上に広く感じました。見やすい!
- 解像度:336×480
- 画素密度:336ppi
画素密度に至ってはスマホ並みのスペック。
発色も良くシンプルに綺麗なディスプレイだと思います。
有機EL特有の引き締まった黒色表現でメリハリのある表示が見やすいです。
黒ベースの文字盤だと全画面表示のように見えますが、ベゼル(縁)はそれなりにあります。
とは言え、表示領域が狭いわけではないので全く不便を感じることはありません。
視野角も広く、多少きつい角度からでも問題なく視認可能です。
ディスプレイは湾曲のないフラットタイプ。僅かに湾曲しているタイプが多いので少し珍しいかもしれません。
明るさ自動調節機能搭載
Xiaomi Smart Band 8 Proのディスプレイ輝度は最大600nitと十分な明るさ。
屋外の直射日光があたるシーンでも極端に見にくいことはありませんでした。
真夏の砂浜や砂漠でもない限り問題なく使えるでしょう。
画面の明るさは手動調整に加えて自動調節にも対応。
周囲の明るさに合わせて輝度が変化してくれるので超便利。
室内でも屋外でも見づらさを感じることが少ないと思います。
リフレッシュレート60Hzで滑らかに動く
Xiaomi Smart Band 8 Proのディスプレイはリフレッシュレート60Hz。
1秒間に60回ディスプレイを書き換えてくれるので、表示が滑らかになります。
特にスクロール時に分かりやすいですね。ヌルヌル動きます。
スマホでもそうですが、リフレッシュレートが高ければ体感的な動作性能が向上します。
よりサクサク動いている気がすると思いますよ。
200種類以上のウォッチフェイスに変更可能
Xiaomi Smart Band 8 Proはコンパニオンアプリを使って文字盤を変更できます。
用意されている文字盤の種類は200以上。
とにかくめちゃくちゃ種類が豊富なので、1つくらい自分好みのデザインが見つかると思います。
個人的にはシンプルなデザインが好みですが、個性的でポップなデザインなんかも良いかもしれないですね。コーディネートに合わせて変えても良いでしょう。
僕は結局この文字盤に落ち着きました。
1箇所だけコンプリケーションで表示項目を自分で選べるんですが、それに合わせて時刻の色が変わるんですよ。フォントのせいか可愛くて好みです。
自分で撮影した写真や好みの画像を文字盤にすることも可能。
家族やペットの写真を文字盤にすれば使うたびに癒やされちゃいますね。
ディスプレイが綺麗なので自分で撮影した写真でも良い感じの壁紙に感じちゃいます。
常時表示ディスプレイ(AOD)対応
Xiaomi Smart Band 8 ProはAODに対応しているので、スリープ時でも時刻や日付を表示し続けることが可能です。
バッテリー性能のレビューでも紹介したとおり、AODはバッテリー消耗が激しくなってしまいます。
常時表示させる時間を設定できたりするものの、やっぱりバッテリーは食い気味。
よっぽどデザインが気に入ったとか、いつでも時間が見えて欲しい、というのでなければ使わない方がいいかなーとは思います。
なお、明るさ自動調整に対応したとは言っても、さすがにAODは屋外では見にくかったです笑
Xiaomi Smart Band 8 Proを実機レビュー
ここからはバッテリー・ディスプレイ以外の部分でXiaomi Smart Band 8 Proを実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
ペアリングはMi Fitnessアプリで
Xiaomi Smart Band 8 Proは単独では利用できず、スマホとのペアリング(接続・連携)が必要。ペアリングには専用コンパニオンアプリ「Mi Fitness」を使います。
Mi Fitness
Beijing Xiaomi Co., Ltd無料posted withアプリーチ
Xiaomi Smart Band 8 Proの電源を入れて日本語を選択。
なお付属の充電ケーブルを接続して給電すれば起動できますよ。
ディスプレイにQRコードが表示されるので、MiFitnesがスマホに入ってない場合にはダウンロードしましょう。
あとはMi Fitenessで「デバイスの追加」をタップすればXiaomi Smart Band 8 Proを検出してくれるはずです。
ここまでくれば終わったも同然。あとはXiaomi Smart Band 8 Proとスマホそれぞれで接続を許可してあげればペアリングの完了です。
なお、初めてスマホと接続する場合にはファームウェアのアップデートがあると思うので暫く放置しておいてください。
もしXiaomi Smart Band 8 Proを検出してくれない場合には、ディスプレイに表示されたQRコードをスキャンする方法もあるので試してみましょう。
基本的に表示に従って進めていけば簡単にペアリング可能。AndroidでもiPhoneでも同じですよ。
Xiaomi製のスマホとペアリングする場合には独自のポップアップが表示されていました。
また、iPhoneと接続する場合には、設定アプリでのペアリングも必要になります。
複雑そうに見えますが、これもMi Fitnessnに表示された通りに進めていけば大丈夫です。
Google Fitと連携できる
自分のヘルスケアデータをGoogle Fitで管理している人もいると思いますが、Mi FitnessアプリはGoogle Fitとの連携が可能です。
Xiaomi Smart Band 8 Proで計測したデータをMi Fitnessを通してGoogle Fitに反映させることができますよ。
もちろんiOS「ヘルスケア」との連携も可能です。
動作はヌルサクで快適!
Xiaomi Smart Band 8 ProにどんなSoC(チップセット)が搭載されているのか分かりませんが、引っかかりやカクつきもなく、動作は快適そのもの。
リフレッシュレートが60Hzなことも手伝ってヌルサク状態です。
多少激しく動かしてもしっかり指の動きに付いてきてくれます。
操作はタッチ&スワイプのみ
Xiaomi Smart Band 8 Proには物理ボタンがないので操作はタッチ&スワイプのみ。
簡単に基本的な操作方法を紹介しておきます。
上下スワイプで通知とアプリの表示。
アプリ一覧はMi Fitnessで並べ替え可能。不要なアプリを非表示にすることもできます。
天気情報やストップウォッチ、アラームなど、スマートバンドとしての基本機能はしっかり搭載しております。
なおアプリ一覧の表示方法を変更することも可能です。これは本体の設定から。
左右スワイプはウィジットの表示で、好みのアプリのショートカットとして使います。
1つの画面に最大3つのウィジェットを表示可能。これは大きなディスプレイだからこそできる優秀なポイントです。
ヘルスケアデータの数値だけチェックしたいなら、2つや3つ表示でも良いかもしれませんね。
ヘルスケアデータを自動計測
Xiaomi Smart Band 8 Proを装着しているだけで、歩数・消費カロリー・睡眠・心拍・ストレスレベル等を自動計測してくれます。
本体で確認できるのはもちろん、Mi Fitnessでさらに詳しいデータも確認可能です。
睡眠データも毎日しっかり取ってくれます。
お昼寝も仮眠として計測されるていました。凄いけどなんか恥ずかしい笑
自動計測のON/OFFはMi Fitnessから切り替え可能。
心拍は基本的に終日計測で計測頻度を選択することができます。
自動計測を有効にするとその分バッテリーの消耗が早くなるので、必要ない項目は自動計測を無効にしちゃいましょう。
この他、月経周期モニタリング機能も搭載されています。
月経サイクルを記録し、生理日や妊娠可能期間のリマインダーが可能です。
モニタリング精度がどこまで正確なのかは分かりませんが、目安にはなるので女性にとって重宝する機能ですね。
また、健康評価をスコアで算出するPAI(Personal Activity Intelligence)には非対応ですが、活力スコアが導入されています。
計測の精度は旧モデル7 Proから最大10%向上しているとのこと。
実際に使っていても、著しくおかしな結果は出ていないので信用に足りるものと思っていいでしょう。
もし超正確なデータを計測したければ、医療用の機器を使った方が良いと思います。
スマートバンドでできるのは変化のチェックです。
毎日データを計測していると、体調の変化や違和感を認識しやすくなりますよ。
SpO2の24時間自動計測に対応
Xiaomi Smart Band 8 Proはコロナ禍から注目されているSpO2(酸素飽和度)の計測も可能です。
酸素飽和度(SpO2)とは、心臓から全身に運ばれる血液(動脈血)の中を流れている赤血球に含まれるヘモグロビンの何%に酸素が結合しているか、皮膚を通して(経皮的に)調べた値です。
手動計測はもちろん24時間自動計測もできます。
計測のタイミングは身体が動いていない時(睡眠時中心)ですが、バッテリー持ちが気になる場合には、手動計測にしてもいいでしょう。
なお、医療用に作られたパルスオキシメーターではありませんので、呼吸器の疾患をお持ちの方が常用する用途としては利用できません。
150種類以上のスポーツモード
Xiaomi Smart Band 8 Proには150種類以上のスポーツモードが搭載されています。
- 屋外ランニング
- ウォーキング
- 自由形
- ハイキング
- 屋外サイクリング
- トレッドミル
- 縄跳び
- プールスイミング
- オープンウォーター
- セーリング
- パドルボード
- 水球
- ウォータースポーツ
- 水上スキー
- カヤック
- ラフティング
- ローイング
- パワーボート
- フィンスイミング
- 飛び込み
- アーティスティックスイミング
- シュノーケリング
- カイトサーフィン
- フローライディング
- ドラゴンボート
- トレッキング
- トレイルラン
- トライアスロン
- ロッククライミング
- スケートボード
- ローラースケート
- パルクール
- 4輪バギー
- パラグライダー
- BMX
- 競歩
- HIIT
- ヨガ
- 屋内サイクリング
- エリプティカル
- ローイングマシン
- ステアクライマー
- ステッパー
- スピンバイク
- コアトレーニング
- 柔軟性トレーニング
- ピラティス
- 体操
- ストレッチ
- ストレングス
- クロストレーニング
- 階段昇降
- エアロビクス
- フィジカルトレーニング
- ウォールボール
- ダンベル
- バーベル
- 重量挙げ
- デッドリフト
- バーピー
- シットアップ
- ファンクショナルトレーニング
- 上半身
- 下半身
- 腹筋
- 背中
- エアウォーカー
- 水平バー
- 平行バー
- ステッパー
- マスゲーム
- カーディオコンバット
- バトルロープ
- エアロビックコンボ
- 屋内ウォーキング
- 屋内フィットネス
- スクエアダンス
- ベリーダンス
- バレエ
- ストリートダンス
- ズンバ
- フォークダンス
- ジャズダンス
- ラテンダンス
- ヒップホップ
- ポールダンス
- ブレイクダンス
- 社交ダンス
- モダンダンス
- ダンス
- ボクシング
- レスリング
- 武道
- 太極拳
- ムエタイ
- 柔道
- テコンドー
- 空手
- キックボクシング
- 剣道
- フェンシング
- 柔術
- テニス
- バスケットボール
- ゴルフ
- サッカー
- バレーボール
- 野球
- ソフトボール
- アメリカンフットボール
- ホッケー
- 卓球
- バドミントン
- クリケット
- ハンドボール
- ボウリング
- スカッシュ
- ビリヤード
- シャトルコック
- ビーチサッカー
- ビーチバレー
- セパタクロー
- フットサル
- フットバッグ
- ボッチー
- ハイアライ
- ゲートボール
- ドッジボール
- スノーボード
- スキー
- クロスカントリー
- アイススケート
- 屋内アイススケート
- カーリング
- その他のウィンタースポーツ
- スノーモービル
- アイスホッケー
- ボブスレー
- そりすべり
- アーチェリー
- ダーツ
- 乗馬
- 綱引き
- フラフープ
- 凧揚げ
- 釣り
- フリスビー
- シャトルコック
- ブランコ
- 体感ゲーム
- テーブルサッカー
- シャフルボード
- eスポーツ
- チェス
- チェッカー
- 囲碁
- コントラクトブリッジ
- ボードゲーム
- 馬術
- 陸上競技
- 自動車レース
ランニング・ウォーキング・水泳はもちろん、eスポーツなんかもあります。
全てのスポーツ・ワークアウトを網羅しているといっても過言ではないラインナップ。
自分がいつ、どんな運動を、どのくらいしたのか記録するのに十分ですね。
むしろそのために、これだけ多くの種類のスポーツが登録されているんだと思います。
それぞれゴール・目標の設定が可能で、基本的に時間と消費カロリーですが、運動毎に異なる目標を設定することが可能のものもありました。
一部のスポーツには「ウォームアップ」モードが搭載されており、3Dアニメーションでエクササイズガイダンスを表示してくれました。
僕が普段やっている運動はウォーキングくらいですが、使っていて不満を感じるポイントは全くありません。計測データも詳しいのでトレーニングのモチベーションが上がりますね。
ワークアウトの結果は、Xiaomi Smart Band 8 Pro本体はもちろん、Mi Fitnessでも確認可能です。
計測結果がどれだけ正確なのかは正直分かりませんし、どこまでの正確性を求めるかは人それぞれ。
ただ、僕がこれまでXiaomi製のスマートバンドを使ってきた経験から言うと、トンチンカンな計測結果にはなっていないと思います。
もし信用できないと感じるなら、スポーツ専用機器を使った方が無駄にならなくて良いでしょう。
なおウォーキングやランニングでは、信号待ちで助かる自動一時停止機能が使えました。
また、以下のスポーツは自動検出にも対応しています。
- ウォーキング
- 縄跳び
- ローイング
- サイクリング
- エリプティカル
- ランニング
ちなみに僕は歩くのが早くてすぐにウォーキングが検出されてしまうのでOFFです笑
多くの人がやっているであろうランニングは特に作り込まれており、ワークアウトとは別にアプリがあります。
10種類のランニングコースの他、AIペーサーを設定できるスマートランニングモードも。
- 基礎ラン/ウォーク
- 上級ラン/ウォーク
- 基礎ジョグ
- 脂肪燃焼ラン(基礎)
- 脂肪燃焼ラン(上級)
- MIIT
- 持久走(基礎)
- 持久走(上級)
- インターバルラン(基礎)
- インターバルラン(上級)
これだけ充実していれば、ランニングガチ勢の人も満足できるんじゃないでしょうか?
5種類の衛星測位システムに対応
Xiaomi Smart Band 8 Proは以下の衛星測位システムに対応。
- GPS(アメリカ)
- GLONASS(ロシア)
- Galileo(EU)
- BDS(中国)
- QZSS(みちびき/日本)
このため、屋外ワークアウトなどではXiaomi Smart Band 8 Proだけで経路を記録可能です。
実際にスマホを持たずにサイクリングをしてみたところ、正確な場所を表示してくれました。
意地悪してわざと同じ場所を行ったり来たりしてみたんですけどね。ちゃんとマッピングされてました笑
特にランニングをしている人は、なるべくスマホなんか持って行きたくないと思います。重さも気になりますもんね。
Xiaomi Smart Band 8 Proなら手ぶらでワークアウトできちゃいますよ。
便利なアプリ通知機能
スマートバンドに無くてはならない機能でもある、スマホの通知確認もXiaomi Smart Band 8 Proはしっかり対応。殆どタイムラグなくスマホの通知を確認可能です。
アプリアイコンは表示されたり、されなかったり不安定な状態でした。
個人的にはどうでもいいと思っているんですが、表示してくれたほうが何となく嬉しいですよね。分かりやすいし。
全てのアプリの通知を表示させることもできますし、Xiaomi Smart Band 8 Proには通知しないように選択することもできます。
通知の内容は1つのアプリについて10件まで履歴を確認可能です。
LINEやGmailでは200文字程度表示できますが、なぜかGmailは題名(タイトル)が表示されませんでした。
なお、Xiaomi Smart Band 8 Proとスマホの通知表示は連動しているようで、どちらかを消すと、他方も消えていました。
精度は100%ではなく、Xiaomi Smart Band 8 Proの通知が残っていることもあったので、確実に消去したい場合には個別に確認した方がいいと思います。
クイック返信は音声通話のみ対応
着信に対するSMSでのクイック返信はできますが、残念ながらLINE・SMS等へのクイック返信はできませんでした。
以前のXiaomi Smart BandシリーズではZepp Lifeと連携していれば、LINE・SMSのクイック返信が使えたので寂しいポイント。
サクッと絵文字とか、予め設定しておいたメッセージを手元で送れるのは便利なんですけどね・・・。
今後のアップデート等で対応してくれれば良いのですが。無理かなー。
音声着信に対するクイック返信機能はAndroidでのみ提供されている機能です。今後のアップデート等で追加される可能性もありますが、iPhoneでは利用できませんのでご注意ください。
通知バイブレーションをカスタマイズできる
Xiaomi Smart Band 8 Proにはスピーカーが搭載されていないので、通知が入るとバイブでお知らせしてくれます。
振動の強さは変更可能なものの、「強」でもそこまで強くはないので、動いてる時なんかには気付かないことがあるかもしれません。
なお、通知の種類によってバイブレーションをカスタマイズすることもできます。
あまり使う人はいないかもしれませんが、震え方だけでお知らせの種類を判別できるので地味に便利なんですよ。
音楽再生アプリを操作できる
Xiaomi Smart Band 8 Proは音楽をリモコン操作できます。
再生/一時停止・曲送り・曲戻しはもちろん、音量の調整もできるのが便利です。
電車の中などでスマホを取り出しにくい時に、手元で操作できるのはめちゃくちゃ重宝しますよ。
iPhoneでもAndroidと(ほぼ)同じように使える
Xiaomi Smart Band 8 ProはiPhoneに接続しても、殆どAndroidスマホ同様に使えます。
違いは以下の2つ。
まず音声着信に対するクイック返信が使えませんでした。
そして、AndroidではXiaomi Smart Band 8 Proに通知するアプリを選択できましたが、iPhoneでは予め設定されたアプリ以外は「その他」になってしまいます。
このくらいですかね?
もちろん人によっては不便に感じるかもしれませんが、AndroidでもiPhoneでもほぼ違いはないと思います。
他社製スマートバンドだと機能制限があることが結構多いのですが、Xiaomi Smart Band 8 Proでは問題なさそうです。
防水性能は5ATM(5気圧)
Xiaomi Smart Band 8 Proの防水性能は5ATM。
スポーツモードにもある通り水泳中でも利用できます。日本時計協会による5ATMの解説でも以下のように記載されているので、プールでの利用は問題なさそうです。
水に触れる機会の多い水仕事(漁業・農業・洗車・食堂など)や水上スポーツ(水泳・ヨット・つりなど)をされる方にお使いいただけます。
素潜り(スキンダイビング)及び飽和潜水用や空気潜水用に使用しないで下さい。
5bar以上の防水時計でも水圧の激しいシャワーや水道水が直接時計に当たらないようご注意下さい。
試しに水の中に入れて壊れないか検証してみましたが全く問題ありません。
まぁそりゃそうか笑
水に濡れた場合には乾燥させるのも忘れずに。濡れた状態で充電するのは非常に危険です。
なお、水には強いですがお風呂・サウナやシャワー中の利用は避けましょう。
蒸気は特に故障しやすい原因になるのでくれぐれもご注意ください。
Alexaが使えるようになる?
2024年2月28日にXiaomi Japan公式Xアカウントが以下の投稿をしていました。
Xiaomi Smart Band 8 ProとRedmi Watch 4につきまして。
Alexaの音声アシスタント機能は27日にアップデートにて対応出来る予定だったのですが、遅延が発生しているとのことです。
この機能は確実に搭載し、内部テストもすべて完了しておりますので、間もなくアップデート通知が来るかと思います。— Xiaomi Japan (@XiaomiJapan) February 28, 2024
これによるとXiaomi Smart Band 8 ProにAlexa音声アシスタント機能が、今後のアップデートで搭載されるとも受け取れます。
確かに本体の右側面にはマイクらしき穴もあるんですよね。
2024年3月14日現在、Alexa音声アシスタントには対応していませんが、何か新しい情報が入れば本記事を更新してお知らせいたします。
まとめ:Xiaomi Smart Band 8 Proのメリット・デメリット・評価
Xiaomi Smart Band 8 Proを実機レビューいたしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
Xiaomi Smart Band 8 Proを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・旧モデルより安い ・時計っぽいデザイン ・大型ディスプレイ ・快適な動作性能 ・明るさ自動調節搭載 ・SpO2自動計測 ・衛星測位に対応 ・Google Fitと連携可能 | ・バッテリー持ちイマイチ ・通知のバイブが弱め ・クイック返信非対応 ・決済機能なし |
評価
評価:(4.5点/5点満点)
2週間ほど使い続けてみましたが、非常に完成度の高いスマートバンドでした。
GPSなどの衛星測位システムに対応している点はもちろんですが、ディスプレイが横に広がって見やすくなり、時計ライクに使えるスタイリッシュなデザインが個人的に気に入ってるポイントです。
通常モデルのXiaomi Smart Band 8も安くてコスパが良いのですが、上位モデルでも8,000円台に抑えているのはシンプルに凄いと思います。
(旧モデルの14,800円は何だったんだ・・・。)
Xiaomi Smart Band 8と8 Proどっちが良い?と聞かれたら、僕は8 Proと答えます。
時計って毎日装着するものなので見た目にもこだわりたいじゃないですか。
そうなると、いかにもスポーツバンドって感じの見た目の通常モデルよりも、8 Proを選んじゃうし、推したくなっちゃいますよねぇ。
まぁ、デザインや外観は完全に好みの問題なので、何とも言えないんですけどね笑
1点イマイチなのはバッテリー持ち。
せめてAOD(常時表示ディスプレイ)を無効にした時には、もう少し長持ちでも良かったと思います。
毎日お風呂やシャワーの時に充電して、なるべくバッテリー切れにならないように使っていきましょう。
Xiaomi Smart Band 8 Proはコスパの高い優秀なスマートバンドなので、ぜひGETして使ってみてください。