評価:(4.5点/5点満点)
お世話になります。毎日両手にスマートウォッチを付けてるガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
HUAWEI Band 10(ファーウェイ バンド テン)をご提供頂きました。
2025年4月に発売されたHUAWEI Bandシリーズの最新モデルです。
スマートバンドならXiaomi Smart Bandシリーズが完成度が高くてよく売れているとは思いますが、HUAWEIも負けず劣らず優秀。
手頃な価格ながらも欲しい機能は搭載されており、特に睡眠計測の精度・分析性能が高いところが大きな魅力です。
本記事でHUAWEI Band 10を実際に使ってみた様子を詳しくレビューするので購入の参考にしてください。
メリット | デメリット |
・アルミ合金フレーム ・明るさ自動調節 ・優秀な睡眠計測 ・長持ちバッテリー ・クイック返信 ・5ATM防水 | ・進化が乏しい ・衛星測位非搭載 ・iPhoneの機能制限 |
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HUAWEI Band 10のデザイン・サイズ感・付属品
まずはHUAWEI Band 10の外観・付属品をチェックしていきます。
デザイン
HUAWEI Band 10のカラーバリエーションは以下の通り。
フレーム素材 | カラー |
プラスチック | ブラック ピンク |
アルミ合金 | パープル ホワイト ブルー グリーン マットブラック |
このうち、ご提供いただいたのはマットブラックです。
従来のモデルはフレームが樹脂製のみでしたが、HUAWEI Band 10はアルミ合金製が追加。エッジにダイアモンドカット技術が施され、見た目に高級感が加わっています。
従来のモデルも決して安っぽくはなかったんですが、素材1つでここまで印象が変わるものかと驚いてしまいました。
- 樹脂製モデル:6,800円(税込)
- アルミ合金モデル:8,580円(税込)
個人的には価格差1,700円だったらアルミ合金モデルをおすすめします。
本体右側面には物理ボタンを1つ搭載。
物理ボタンを押すことでアプリ一覧を呼び出せます。長押しで電源オフも可能です。
左側面には特に何もありません。
背面には充電端子と心拍数等を測定するための光学式センサーを搭載。
ベルトはフルオロエラストマー製。
一般的なTPUバンドよりも肌触りが良く、サラサラだけどしっとりしているような不思議な質感です。
美錠・つく棒はあるものの遊革はなく、留め具で固定する変わった構造でした。
ストラップの交換は簡単で、旧モデルから引き続きクイックリリースストラップ方式。
背面の物理ボタンを押しながら引き抜くだけで簡単に外れます。装着する時はパチっとハメ込むだけです。
服装やシーンに併せてストラップを交換しても良いでしょう。
既にサードパーティー製の交換バンドも沢山売っているようです
Amazon>>HUAWEI Band 10 交換バンド
サイズ感
HUAWEI Band 10の本体サイズは43.45×24.86×8.99 mm。
旧モデルと殆ど大きさは変わりません。8.99mmの極薄ボディも健在です。
HUAWEI Bandはスポーツバンドタイプでありながらも時計ライクな形状なのが特徴。
シーンを選ばずに使えるのが嬉しいポイントです。
重さはベルト込みで29gと超軽量。素材がアルミ合金になったことで重くなったのかと思いきや、殆ど変わりませんでした。
付けているのを忘れてしまうくらい軽いので、ワークアウトの邪魔になることもありません。水泳でも余裕で使えちゃいます。
フルオロエラストマー製のバンドは130mmから210mmの範囲で調節可能。
小穴が沢山あるので困ることはないでしょう。
付属品
HUAWEI Band 10の付属品はクイックガイドと充電ケーブルのみ。
充電ケーブルはUSB Type-Aのもの。他のケーブルでは代用できないので無くさないようにご注意ください。
マグネットが強力なのでガッチリ固定されます。持ち上げても簡単には外れませんよ。
HUAWEI Band 10のバッテリー持ち・充電速度をレビュー
個人的にスマートウォッチで最も重要なのはバッテリーもちだと思っています。
いくら多機能・高性能でも、すぐに充電切れになってしまっては本末転倒。毎日使う時計だからこそ充電の手間なく使っていきたいところです。
約10日使えるバッテリー持ち
HUAWEI公式サイトでの説明によれば、通常使用で14日間、ヘビーユースで8日間連続使用可能な長持ちバッテリー。
実際に全ての検出・測定機能を有効にし、ディスプレイ常時表示をオフ設定で使ってみたところ、100%から3%になるまでの日数は約9.5日間でした。
公称値よりは少々短くなってしまったものの、1回の充電でこれだけ使えれば十分。
月に3回フル充電すれば良いわけです。HUAWEI Band 10のバッテリー持ちは優秀と言えます。
ちなみに公式サイトによる連続使用の要件は以下の通りです。
約14日間の使用は、以下の条件でテストされています: 24時間心拍数測定ON、TruSleep™OFF、毎週30分のワークアウト、メッセージ通知ON(1日平均メッセージ50件、通話6件、アラーム3回)、1日に200回画面点灯。
約8日間の使用は、以下の条件でテストされています: 24時間心拍数モニタリングON、TruSleep™ON、自動血中酸素レベル測定とストレス測定ON、毎週60分のワークアウト、メッセージ通知ON(1日平均メッセージ50件、通話6件、アラーム3回)、1日に500回画面点灯。
最大2日間の使用は、以下の条件でテストされています: 24時間心拍数測定ON、TruSleep™OFF、毎週30分のワークアウト、メッセージ通知ON(1日平均メッセージ50件、通話6件、アラーム3回)、1日に200回画面点灯。 AOD を有効にした場合の 約3日間の使用は、以下の条件でテストされています:常時点灯機能ON、 24時間心拍数モニタリングON、TruSleep™ON、自動血中酸素レベル測定とストレス測定ON、毎週60分のワークアウト、メッセージ通知ON(1日平均メッセージ50件、通話6件、アラーム3回)、1日に500回画面点灯。
引用:公式サイト
AOD有効で約3日間のバッテリーもち
HUAWEI Band 10はディスプレイ常時表示(AOD)に対応しています。
画面を点灯しなくても時間等を確認できるので便利な機能ですが、AODを有効にするとバッテリーもちが悪くなるので注意が必要です。
実際にAODを有効にした結果、100%から5%になるまで約3.5日でした。
ほぼスペック通りの結果になりました。
スマートウォッチは画面を点灯する時間が長ければ長いほどバッテリーを消耗します。
いちいち充電するのがめんどくさいと思うなら、AODは無効にしておいたほうが良いでしょう。
持ち上げて画面を点灯する機能もありますからね。反応も悪くないので個人的にはこっちがおすすめ。
充電速度も優秀
長持ちバッテリーのHUAWEI Band 10は充電速度も優秀でした。
0%からフル充電までにかかった時間はわずか45分。
しかも5分で20%(約2日使える)まで充電できる急速充電にも対応しておりました。
30分でもそれなりに充電できるので、例えば毎日お風呂・シャワーの間に充電するようにすれば、バッテリーを気にすることなく毎日使えます。
HUAWEI Band 10は、バッテリー持ちも充電速度も優秀。
毎日使うスマートバンドとして十分なバッテリー性能だと思います。
HUAWEI Band 10のディスプレイをレビュー
スマートウォッチはディスプレイが綺麗かどうかも重要ポイント。
1日に何度も目にするのに、粗かったり、見づらかったりするのはストレスですからね。
続いてHUAWEI Band 10のディスプレイをチェックしていきましょう。
1.47インチの有機ELディスプレイ
HUAWEI Band 10のディスプレイは旧モデルから引き続き1.47インチで、パネルには有機EL(AMOLED)が採用されております。
有機EL特有の引き締まった黒色表現でパリッとメリハリのある表示。発色も良く、非常に見やすくて綺麗です。
- 解像度:194×368
- 282ppi
スマホ並とまでは言えないものの何を表示しても粗さや不満を感じることはないでしょう。
スマートバンドは丸み帯びた形状のことが多いのですが、HUAWEI Band 10は時計ライクに使えるのも特徴。シチュエーションを問わずに装着できそうです。
黒ベースの文字盤であれば目立たないものの、ベゼル(縁)はそこそこ太め。
とは言え表示領域は十分広いので使っていて困ることはないでしょう。
明るさ自動調節に対応
HUAWEI Band 10の輝度は公表されていませんが、明るさはまずまずと言ったところ。
晴れた屋外で使用する場合に見えにくくなることはありますが、困るほどではありません。
さすがにAODは殆ど見えなくなりますが・・・。
さらに明るさ自動調節に対応しているのも嬉しいポイント。
屋内から屋外に出て暗くて見えない!なんてことになりにくいです。
以前にレビューしたHUAWEI Band 8は非対応だったので個人的に進化を感じるポイントでした。
視野角も広く、多少きつい角度からでも視認可能。これならワークアウト中でも活躍してくれそうです。
10,000種類以上のウォッチフェイスに変更可能
HUAWEI Band 10はコンパニオンアプリを使って文字盤を変更できます。
用意されている文字盤は有料・無料合わせて10,000種類以上。
有料の文字盤のほうが多いんですが、無料のだけでも十分豊富。シンプルなものからポップなものまで。これだけあれば好みのデザインが1つくらい見つかるでしょう。
表示項目をカスタマイズできたり、がショートカットになっているタイプが使いやすいですよ。
自分で撮影した写真を文字盤にもできちゃいます。お子さんやペットはもちろん、推しの写真を文字盤にするのもありですね。
ディスプレイが綺麗なので自分で撮影した写真も良い感じになりました。
ディスプレイ常時表示(AOD)対応
HUAWEI Band 10は有機ELの特性を活かしたAOD(常時表示ディスプレイ)に対応。スリープ時でも時刻や日付を表示し続けることが可能です。
文字盤の一部がそのまま常時表示されるデザインのようです。
なおAODを有効にする時間設定はできません。使うか使わないかの2択。
睡眠中にAODを有効にしてもバッテリーの無駄使いになるのでもったいないんですけどね?ちょっぴり残念なポイントでした。
HUAWEI Band 10を実機レビュー
ここからはバッテリー・ディスプレイ以外の部分でHUAWEI Band 10を実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
コンパニオンアプリはHUAWEIヘルスケア
HUAWEI Band 10は単独では利用できず、スマホとのペアリング(接続・連携)が必要。ペアリングには専用コンパニオンアプリ「HUAWEIヘルスケア」を使います。
残念ながらAndroid向けのHUAWEIヘルスケアはPlayストアには存在しないので、HUAWEI App Galleryからダウンロードしましょう。
公式サイト>>HUAWEI App Gallery
HUAWEI Band 10の初回起動時に表示されるQRコードからダウンロードすることも可能です。
アプリのダウンロードに必要な「APKファイル」を使用。ダウンロードしますか?インストールしますか?と聞かれると思いますが、全て「OK」をタップして問題ありません。
途中で「AppGallery」をインストールするかお知らせがでますが、必要ないなら「ダウンロードを続行」をタップして拒否しちゃってOKですよ。
HUAWEIヘルスケアで簡単ペアリング
スマホにHUAWEIヘルスケアをインストールしたら、次はペアリング。
そんなに難しくないのでご安心ください。
HUAWEI Band 10の電源を入れて、スマホにインストールしたHUAWEIヘルスケアで「デバイスを追加」をタップ。自動的に周囲のデバイスを検出してくれます。
- Screenshot
HUAWEI Band 10が見つかったら「接続」をタップ。HUAWEI Band 10の画面にもペアリング要求があるのでチェックマークをタップしてあげましょう。
これでスマホとのペアリングは完了。表示された通りに進めるだけなので簡単です。
HUAWEIヘルスケアのインストールやペアリングの方法は、公式サイトに掲載されている「ペアリングガイド」でも確認できます。
めちゃくちゃ分かりやすいので心配な人は購入前にチェックしておきましょう。
公式サイト>>ペアリングガイド
なお初めてスマホと接続する場合にはファームウェアのアップデートがあるので暫く放置しておいてください。
Google Fitと直接連携できない
自分のヘルスケアデータをGoogle Fitで管理している人もいると思いますが、残念ながらHUAWEIヘルスケアはGoogle Fitと連携ができません。
GoogleとHUAWEIとの関係によるものですが、ずいぶん長いこと連携できない状態が続いてますよね・・・。もう解消することはないのかな?
ちなみに「Go Sync」等の中継アプリを使用すれば、完全ではないにしろ連携することはできるようなのでお試しください。
実際に試してみたところ、ちゃんと同期されているようでした。
Huawei Community>>HUAWEIヘルスケアとGoogle FITの連携方法
なおiPhoneで使う場合にはAppleヘルスケアとデータ共有可能です。
動作性能は快適
HUAWEI Band 10に搭載されているSoCやメモリ容量は分かりませんが、操作はモタつきやカクつきを感じずに良好。
多少激しく動かしてもしっかり指の動きに付いてきてくれました。
上下スワイプで設定項目と通知の表示、左スワイプで「カスタムカード」と呼ばれるお気に入りアプリの表示です。
カスタムカードは最大5つまで表示可能で、長押しか設定アプリから編集できました。
右スワイプは実行中のアプリを表示する「Assistant Today」。
音楽再生やタイマー・ストップウォッチを実行していれば、それぞれコントローラーを自動で表示。いちいちアプリ画面に戻る必要がないので重宝します。
本体右側面の物理ボタンを押すと、全てのアプリを表示可能。
サードパーティー製のアプリの追加はできませんが、アプリ長押しで並べ替えができます。
ヘルスケアデータを自動計測
HUAWEI Band 10を装着しているだけで、歩数・距離・消費カロリー・睡眠・心拍・SpO2・情緒(ストレスレベル)を自動計測してくれます。
本体でリアルタイムデータをサクッと確認できるのはもちろん、コンパニオンアプリで詳しいデータや過去のデータをチェックすることができます。
ストレス計測に加えて、心の健康状態を「情緒」として計測可能になりました。
「情緒」に併せて状態が変化する文字盤もあります。パンダが可愛い!
優秀な睡眠計測・分析
HUAWEIのスマートバンド・スマートウォッチと言えば睡眠計測の分析機能が非常に優秀なのが特徴の1つ。
短い睡眠を「仮眠」と認識するのはもちろん、搭載された「HUAWEI TruSleep」を利用して自分の睡眠パターンを分析し、睡眠障害に陥っていないか診断することもできます。
さらにHUAWEI Band 10では「睡眠中の呼吸乱れ検知」「睡眠時のHRV指標」や「バイタルサインとの関連付け」などが強化され、睡眠分析がさらに詳しくなっています。
またHUAWEIヘルスケアアプリでは「いびき」や「寝言」を録音して、睡眠データに反映させることもできちゃいますよ。これは他人には聞かせたくないっすね・・・。
比較的安価なスマートバンドでここまで詳細な睡眠計測・睡眠分析ができるのは貴重。
個人的に精度の高い睡眠計測機能が欲しいならHUAWEIのスマートウォッチ・スマートバンド一択だと思ってます。
この他、女性のための生理周期カレンダー機能も搭載。
初期設定は必要なものの生理日付近のリマインダーや妊娠可能期間の確認等、女性にとって重宝する機能です。
モニタリングの精度がどこまで正確なのかは分かりませんが目安にはなりますし、記録・レコーディングにも重宝するでしょう。
100種類以上のスポーツモード
HUAWEI Band 10には100種類以上のスポーツモードが搭載されています。
- 屋外ランニング
- 屋内ランニング
- 屋外ウォーキング
- 屋内ウォーキング
- 屋外サイクリング(iOSのみ)
- 屋内サイクリング
- プール水泳
- 縄跳び
- エリプティカル
- ローイング
- 自由トレーニング
ランニングやウォーキングはもちろん、水泳や球技ダンスまで、とにかく種類が豊富なので自分のやっている運動は必ず見つかると思います。
- 筋力トレーニング
- スピニング
- ステッパー
- 歩行マシン
- HIIT
- エアロビクス
- グループ運動
- ヨガ
- ピラティス
- クロスフィット
- ファンクショナル
- 身体トレーニング
- テコンドー
- ボクシング
- フリースパーリング
- 空手
- フェンシング
- コアトレーニング
- ボディコンバット
- 剣道
- 鉄棒
- 平行棒
- ベリーダンス
- ジャズダンス
- ラテンダンス
- バレエ
- ストリートダンス
- 中国スクエアダンス
- ダンス(一般)
- eスポーツ
- ローラースケート
- マーシャルアーツ
- 太極拳
- フラフープ
- フリスビー
- ダーツ
- アーチェリー
- 乗馬
- レーザータグ
- 凧揚げ
- 綱引き
- ブランコ
- ステアクライミング
- 障害物競走
- 釣り
- パデル
- サッカー
- バスケットボール
- バドミントン
- 卓球
- テニス
- ビリヤード
- ボウリング
- バレーボール
- シャトルコック
- ハンドボール
- 野球
- ソフトボール
- クリケット
- ラグビー
- ビーチサッカー
- ビーチバレー
- ゲートボール
- ホッケー
- スカッシュ
- セパタクロー
- ドッジボール
- セーリング
- サーフィン
- ラフティング
- ドラゴンボート
- カヌー
- ボート
- 水上バイク
- SUP
- アイススケート
- アイスホッケー
- カーリング
- ボブスレー
- そり
- バイアスロン
- スケートボード
- ロッククライミング
- バンジージャンプ
- パルクール
- BMX
- オリエンテーリング
- パラシュート
- オートレース
旧モデルから屋内ランニングの精度が向上。さらに9軸センサーを採用した水泳フォームの検出精度が高まりました。
ワークアウトの一部は運動の種類に応じた目標設定をすることが可能です。
なおスポーツモードのうち「ウォーキング」「ランニング」は自動検出にも対応しています。
本体でワークアウトの結果を確認できるのはもちろん、HUAWEIヘルスケアで履歴等の詳しいデータを分析することもできます。
ちょこっと屋外ウォーキングしたさけでも細かな数値が出るのであれば、ワークアウトガチ勢の人でも満足できそうです。
ただし、HUAWEI Band 10はGPSなどの衛星測位システムには非対応。
このためスマホの位置情報と連動したマッピングになります。
ちなみに僕がiPhone 16と接続して試した限りでは、位置情報をうまく拾ってくれませんでした泣
場所やスマホとの相性かもしれませんが、あまり期待しないほうが良いかもしれません。
防水性能は5ATM
HUAWEI Band 10の防水性能は5ATM。
スポーツモードにもある通りスイミング中でも利用できます。日本時計協会による5ATMの解説でも以下のように記載されているので、プールでの利用は問題なさそうです。
水に触れる機会の多い水仕事(漁業・農業・洗車・食堂など)や水上スポーツ(水泳・ヨット・つりなど)をされる方にお使いいただけます。
素潜り(スキンダイビング)及び飽和潜水用や空気潜水用に使用しないで下さい。
5bar以上の防水時計でも水圧の激しいシャワーや水道水が直接時計に当たらないようご注意下さい。
なお、水に濡れた場合にはしっかり乾燥させるのも忘れずに。濡れた状態で充電するのは非常に危険です。
また水には強いですがお風呂やシャワー中の利用は避けましょう。
蒸気は特に故障しやすい原因になるのでくれぐれもご注意ください。
本製品は、ISO 22810:2010規格に基づく5気圧防水に適合しています。この規格は、静水圧50mに10分間耐えられることを示しますが、水深50mの水中での耐水性を意味するものではありません。本製品は、プールや海岸での浅瀬での活動時に着用することはできますが、温水シャワー、温泉、サウナ(スチームルーム)、スキューバダイビング、高飛び込み、高圧洗浄など高水圧、高温、高湿、高速水流を伴うシーンでは使用できません。海水で着用した後は、真水で洗い流してください。防滴、防水、防塵は永久的はなものではなく、日々の着用により保護性能が低下する場合があります。
引用:公式サイト
スマホの通知を確認できる
スマートウォッチ・スマートバンドに無くてはならない機能の1つ、スマホの通知確認にもしっかり対応。殆どタイムラグなくスマホの通知がHUAWEI Band 10にも飛んできます。
基本的に通知センターに届いたものは全てHUAWEI Band 10にも届き、アプリごとに通知の有効・無効を管理することも可能。
全ての通知を受信するとうるさい場合もあるので必要なアプリに絞るのがおすすめです。
表示可能な文字数は150文字程度なので、LINE等のメッセージ系アプリであれば殆どの内容を確認できると思います。
Gmailの通知は本文のみで件名は表示されませんでした。
LINEやGmail、Xはアイコンを表示してくれてましたが、全てのアプリが対応しているわけではないようです。
10件まで履歴が残りますが、1度見ると削除されてしまいます。
複数のアプリからの通知がまとめられるのも便利ですね。
便利なクイック返信機能
HUAWEI Band 10はスピーカー・マイクが搭載されていないので音声通話はできません。
ただし、予め設定した定型文を利用した「クイック返信」機能には対応しております。
定型文のほか、絵文字を1つだけ返信することも可能です。
僕が試した限りではLINEは返信可能ですが、SMSでは使えませんでした。
この他、音声着信に対して返信を送ることもできます。
定型文に「草」とか「www」とか登録しておけば、ある程度の会話が成立しちゃう人もいるんじゃないでしょうか?笑
スマートバンドで返信機能に対応しているモデルはなかなかないので貴重ですよ。
ミュージックアプリの操作ができる
HUAWEI Band 10は音楽再生アプリの操作が可能です。
スマホを取り出さなくても手元で操作できるので超便利。
再生・停止・曲送り・曲戻しはもちろん、音量調整も可能ですよ。
HUAWEI Band 10はiPhoneでも使えるがクイック返信に非対応
HUAWEI Band 10はiPhoneでもAndroidとほぼ変わらずに使えます。
以前のモデルでは、音楽再生アプリの操作ができない、生理周期モニタリングが使えない等の制限がありましたが、HUAWEI Band 10にはありません。有料文字盤も問題なく購入できました。
リモート撮影機能なんかはAndroid版にはなく、iPhoneでのみ利用可能です。
ただし、iPhoneではクイック返信機能が使えません。
安価なモデルでは貴重な機能だけに残念なポイントになります。
また、Androidでは通知の有無をアプリ毎に選択できるのですが、iPhoneでは限定的。
8つのアプリ以外は全て「その他」になってしまうので設定の自由度は低いです。
iPhoneでHUAWEI Band 10を使おうと思っている人は、ご注意ください。
HUAWEI Band 10のスペック・仕様
HUAWEI Band 10のスペックは以下の通り。旧モデルHUAWEI Band 9のスペックも比較用に掲載しています。
製品名 | Band 10 | Band 9 |
価格 | 6,800円 8,580円 | 8,580円 |
サイズ | 43.45mm 24.86mm 8.99mm | 43.5mm 24.54mm 8.99mm |
バンドサイズ | 130~210mm | 130~210mm |
重さ(本体) | 15g | 14g |
ディスプレイ | 1.47インチ AMOLED 194×368 282ppi | 1.47インチ AMOLED 194×368 282ppi |
明るさ自動調整 | あり | あり |
常時表示ディスプレイ | あり | あり |
スポーツモード | 100種類 | 100種類 |
バッテリー容量 | 通常使用:14日間 ヘビーユース:8日間 AOD使用:3日間 | 通常使用:14日間 ヘビーユース:9日間 AOD使用:3日間 |
対応OS | Android 9.0以上 iOS 13以上 | Android 8.0以上 iOS 13.0以上 |
コンパニオンアプリ | HUAWEI ヘルスケア | HUAWEI ヘルスケア |
クイック返信 | 対応 Androidのみ | 対応 Androidのみ |
防水 | 5ATM | 5ATM |
衛星測位 | なし | なし |
Bluetooth Ver. | 5.0 | 5.0 |
決済機能 | なし | なし |
公式サイト>>スペック
HUAWEI Band 10のメリット・デメリット・評価
HUAWEI Band 10を実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
HUAWEI Band 10を買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・アルミ合金フレーム ・明るさ自動調節 ・優秀な睡眠計測 ・長持ちバッテリー ・クイック返信 ・5ATM防水 | ・進化が乏しい ・衛星測位非搭載 ・iPhoneの機能制限 |
評価
(4.5点/5点満点)
従来のモデルと同様に安価なスマートバンドながらも豊富な機能を搭載した満足度の高い1本でした。
旧モデルからの変化は乏しいものの、シリーズの特徴でもある睡眠計測はさらに進化し、ミドルフレームにアルミ合金を採用するなど、着実にアップグレードされています。
初めてスマートバンドを購入する人はもちろん、HUAWEI Band 8以前のモデルからの買い替えにもおすすめです。