評価:(5点/5点満点)
お世話になります。毎月スマホを買っちゃうガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
Google Pixel 9a(グーグル ピクセル ナインエー)を購入しました。
ご存知Pixel aシリーズの2025年最新モデルでございます。
価格を抑えた廉価モデルながらも、上位モデルと同じSoC(CPU/GPU)を搭載しているのが大きな特徴。そのコスパの高さから毎年売れまくっている人気シリーズです。
果たして2025年モデルの実力はどれほどのものなのか?
本記事でGoogle Pixel 9aを実際に使ってみた様子を詳しくレビューしていきます。
メリット | デメリット |
・シンプルなデザイン ・ディスプレイ輝度向上 ・最大120Hzに対応 ・困らない動作性能 ・カメラ性能が高い ・ワイヤレス充電 ・最新AI技術が使える ・おサイフケータイ ・IP68防塵防水 | ・SDカード非対応 ・イヤホンジャックなし ・付属品なし |
Google PixelシリーズのスマホをGoogleストアで購入予定で10%OFFになる紹介コードを使いたい人は、以下のコードのいずれかをご利用ください。
- REF-I0OPINR79T6CUVMA10553JK
- REF-T1B6G3I9D4KLM4WRL72B0P5
- REF-4C7YMN71PS2IWGFY2FJE6W6
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先着10名なので既に使用済みの場合は申し訳ございません・・・。
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Google Pixel 9aのデザイン・サイズ・付属品をレビュー
まずはGoogle Pixel 9aの外観・付属品をチェックしていきましょう。
ちなみにパッケージは他のPixel 9シリーズ同様にスリーブ付き。
スリーブ背面のシールを剥がすことで開封できる仕様になっております。
開封にドキドキ感があるのはNothing製品のようです。
デザイン
Google Pixel 9aのカラーバリエーションは以下の4色。
- Iris
- Peony
- Porcelain
- Obsidian
このうち僕が購入したのはIris(アイリス)です。
無難に黒(Obsidian)にしちゃおっかなーとか思ったんですが、Irisにして大正解。めちゃくちゃ良い色でした。
可愛らしさがありつつも爽やかな色合いなので男性が使っても全然OK!これまで使ってきたPixel aシリーズの中で一番気に入っております!
Google Pixel 9aと8a🫡
Iris可愛いぞぉぉぉぉ😻 pic.twitter.com/lp5BgRKoaR— ちびめがね (@chibimeganecom) April 16, 2025
背面パネルは光沢のない樹脂製。指紋が目立たないのが嬉しいポイント。
旧モデルPixel 8aは、ごく僅かにザラザラしていましたが、Pixel 9aはサラッサラです。
もう1つデザインの大きな変更点は、Pixelシリーズの象徴とも言えるカメラバーがなくなったこと。
ちょっと戸惑いを感じるくらいスッキリしたデザインになっちゃいました笑
メイン・超広角の2眼構成は変わらずですが、レンズの飛び出しも殆どありませんよ。
商品写真を見た時はカメラユニットだけが黒いので少々違和感を感じてたんですが、実際に手に取ってみると全く気になりませんね。むしろ良い感じに思えました。
Pixel 8aはミドルフレームに向かって湾曲していましたが、Pixel 9aはフラットタイプです。
ミドルフレームはマットなメタリック素材。Irisに関してはここの色合いもめちゃくちゃ良い感じでした。
ディスプレイを上にして右側面に電源ボタンと音量ボタン。
Pixelスマホは電源ボタンと音量ボタンの位置が、他のAndroidスマホ違って逆だと言われますが、そのうち慣れるので心配しないでください。
このボタン配置で困るのは、複数台のAndroidスマホを同時に使う人か、短期間で何度もスマホを購入する人だけです笑
左側面には何もありません。
下部にはカードスロット・USB Type-Cポート・スピーカーを搭載。
カードスロットはSIMカードが1枚のみ入るタイプで、残念ながらmicroSDカードを装着することはできません。
本体上部には特に何もありません。1個見えるのは通話用の補助マイクだと思います。
上部スピーカーはディスプレイ面に搭載されていました。
サイズ感
Google Pixel 9aのサイズは154.7×73.3×8.9mm。
ディスプレイが6.3インチになったことでPixel 8aよりも僅かに大きくなったものの、明らかな違いを感じるほどではありません。
重さもガラスフィルムを貼り付けた状態で193gなので、扱いやすさは健在です。
付属品
Google Pixel 9aの付属品は以下のとおり。
- USB Type-Cケーブル
- SIMピン
「ケース」「保護フィルム」「充電器」は付いてないのでご注意ください。
純正品はもちろん、サードパーティー製のケースやフィルムも既に売っているのでチェックしておきましょう。
Amazonで検索>>Pixel 9a ケース
Amazonで検索>>Pixel 9a 保護フィルム
ちなみに僕は純正ケースを購入したんですが、本体同様に良い色でございました。
シリコン素材のせいか糸くずやホコリの付着が気になりますが、耐久力は高そうです。
4,900円(税込み)とちょっぴりお高めなんですが、色もサイズも抜群にフィットするのでおすすめです。
Google Pixel 9aのディスプレイをレビュー
続いてGoogle Pixel 9aのディスプレイを見ていきましょう。
毎日何度も目にするディスプレイは、スマホの命と言っても過言ではないくらい重要なポイントです。
6.3インチpOLEDディスプレイ
Pixel 9aのディスプレイは6.3インチ(160mm)の有機EL。
旧モデルPixel 8aは6.1インチだったので僅かに大きくなっております。
とは言え見違えて大きくなった!って感じはしませんね。横に並べてやっと実感できるくらいです。
旧モデルから引き続きベゼル(縁)はやや太め。使用上不便なことはありませんが、こういうところに細かい部分に上位モデルとの差を感じますね。
また、見づらさを感じるほどではないものの、インカメラが大きくなった気がします。
6.3インチだと頑張れば片手操作もできそうですが、基本的に両手操作になりますね。
文字入力くらいなら片手でもできますが、落としても悲しいのに無理はしないように。
十分綺麗なFHD+
Google Pixel 9aは有機ELパネル特有の黒色表現とパリッとしたメリハリの良さで、何を表示させても非常に綺麗です。
- FHD+(1,080×2,424)
- 422.2ppi
- コントラスト比 1,000,000:1
- HDRサポート
- 24bitフルカラー(1,600万色)
スペック的にも十分で、Pixel 9aのディスプレイに不満を感じる人はいないと思います。
僕は購入時のまま変えてませんが、カラーやコントラストを変更することもできます。
視野角も広めで多少きつい角度からでもしっかり視認可能。
暗くはなるものの、ごろ寝スマホとして使っても問題なさそうです。
ディスプレイには強化ガラス「Corning Gorilla Glass 3」を採用。
上位モデルのように「Corning Gorilla Glass Victus 2」ではないですが、それなりに耐久性も優れています。
湾曲ないフラットディスプレイも、フィルムを貼るのが苦手な僕にとってはGOOD。
画面輝度がさらに向上
旧モデルPixel 8aはディスプレイの輝度が向上したのがメリットの1つでしたが、Pixel 9aはさらに明るくなりました。
HDR輝度で最大1,800nits、ピーク輝度は2,700nits。上位モデルPixel 9と全く同じ仕様になっております。
実際に屋外で直射日光の当たるシチュエーションで使ってみましたが、見づらさを感じることは全くありませんでした。
左が旧モデルPixel 8aなんですが、明らかにPixel 9aの方が明るいのが分かりますね。
明るさが足りないと屋外の写真撮影が難しかったりするんですが、Pixel 9aならそんな心配は不要です。
リフレッシュレート最大120Hzに対応
Pixel 9a旧モデルから引き続きリフレッシュレート最大120Hzに対応。
1秒間に120回も画面を書き換えてくれるので、スクロール時の動きが超滑らかです。
廉価版のaシリーズにフラッグシップモデルと同じ高駆動ディスプレイを搭載してくれたのは嬉しいポイント。
ちなみにリフレッシュレートは常時120Hzではなく、ディスプレイの動きに合わせて60Hzと120Hzを切り替えてくれますよ。
また常時表示ディスプレイ(AOD)利用時は30Hzまで落としてくれました。
ハイエンドモデルに搭載されているLTPOほどではないものの、多少はバッテリー持ちとディスプレイのヌルヌル感を両立できます。
なお、買ったままの状態だとリフレッシュレートが60Hzに設定されているのでご注意ください。ディスプレイ設定から「スムーズディスプレイ」を有効にするのをお忘れなく。
ディスプレイ常時表示に対応
Pixel 9aは有機ELディスプレイ搭載スマホにはお馴染みの常時表示ディスプレイ(AOD)機能が使えます。
ミドルレンジのスマホだと搭載されていても10秒間だけ表示のように機能が制限されていることが多いですが、Pixel 9aは終日でも表示可能です。
ただ残念ながら、有効にする時間帯や表示内容のカスタマイズまではできませんでした。
バッテリー消耗を優先するならAODは使わない方が良いかもしれません。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
Google Pixel 9aのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、Pixel 9aならストリーミングサービスで高画質視聴が可能です。
Widevine L1は、Googleが開発したデジタル著作権管理(DRM)技術の最高レベルのセキュリティ規格です。ストリーミングサービスやコンテンツプロバイダーが提供する高品質な動画コンテンツを不正コピーや無断視聴から保護するために使用されます。Widevine L1では、デバイスのハードウェアレベルで暗号化と復号化のプロセスが行われるため、非常に高度なセキュリティを実現し、4K解像度やHDRなどの高品質コンテンツの配信が可能となります。Widevine L1に対応したデバイスは、専用のセキュアチップを搭載しており、暗号鍵や復号されたコンテンツがデバイスの安全な領域内でのみ処理されるため、ソフトウェアベースの攻撃に対して極めて高い耐性を持っています。ただし、すべてのデバイスがWidevine L1に対応しているわけではなく、L2やL3といった下位レベルの規格も存在し、デバイスの性能や用途に応じて使い分けられています。
Netflixの最大再生解像度はFull HD。HDR 10にも対応しています。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでもHD 1080pで視聴可能。YouTubeでは「2160p60 HDR」まで設定できました。
Google Pixel 9aの動画視聴環境は完璧!いつでもどこでも高画質で動画が楽しめます。
USB Type-Cからの映像出力可能
Google Pixel 9aは、USB Type-Cポートからの映像出力(DP ALT MODE /DisplayPort Alternative Mode)に対応していました。
あんまり使う機会はないかもしれませんが、動画やゲームをもっと大きな画面で楽しみたい!って人は試してみても良いかもしれません。
Google Pixel 9aの基本性能・動作性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU/GPU)。
Pixel 9aには、Googleの独自開発プロセッサ「Tensor(テンサー)」の最新モデル「Tensor G4」が搭載されております。
旧モデルよりもAIモデルの実行に最適化されているとのこと。
Google Pixel 9 シリーズには、Google 史上最も効率的な新しいカスタム SOC、Tensor G4 を搭載しました。アプリを開いたりウェブを閲覧したりといった日常的な使用を改善するために設計されています。
Google DeepMind と共同で設計した Tensor G4 は、最先端の AI モデルを実行するように最適化されています。スマートフォン上でテキスト、画像、音声を理解できるようにするマルチモダリティを備えた Gemini Nano を実行する初のプロセッサになります。
引用:Google公式ブログ
これこそPixel aシリーズの強み。廉価モデルにもかかわらず上位モデルのPixel 9・Pixel 9 Proと全く同じSoCを搭載しております。
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということになります。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.10の総合スコアは1,217,662点、GPUスコアは459,481点でした。
2025年5月時点の最高スコアは280万点を超えている状況ですが、120万点もあれば、いわゆる普段使いに全く困らず、設定次第で重いゲームでも遊べるスコアと言えます。
普通に使う分には何一つ困ることなく快適でサクサク!
これまでレビューしてきたスマホで言えば、2021年のハイエンドチップセットSnapdragon 8 Gen 1と同程度になりそうです。
旧モデルPixel 8aのスコアは約100万点だったので、毎年少しずつスコアがアップしております。
- Tensor G2:約80万点
- Tensor G3:約100万点
- Tensor G4:約120万点
最上位モデルのPixel 9 ProがAnTuTu120万点だと不満に感じる人がいると思いますが、7万円台のスマホだったら十分と言っていいでしょう。
とは言え動作性能と価格のバランスでは、そこまでコスパが高いとは言えません。
例えばXiaomiのPOCO X7 Proなんて約5万円でAnTuTuスコア160万点超えです。

これは、そもそもGoogleがPixelスマホに求めているのはトップクラスの動作性能やベンチマークスコアではなく、AI機能やカメラ機能、セキュリティなど、「ユーザー体験」を重視しているからと思います。
以下のページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますのでチェックしてください。
AnTuTu以外のベンチマークアプリでもスコア計測してみたので参考にどうぞ。
Pixel 8a/Pixel 9 Proと動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないかもしれないので、旧モデルPixel 8a、最上位モデルPixel 9 Proと実際の動作性能をプチ比較してみました。
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度をチェックです。
いずれも僅かな差ですが、やはりTensor G4搭載の2機種が早く表示されているようです。
にしても最上位モデルと廉価モデルが同じ動作性能っていうのは、やっぱり嬉しいですね。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度もテストしてみました。
読み込みも書き込みも十分な速度でした。
なおRAMは8GBと十分な容量。他社製スマホに搭載されているような拡張メモリ機能はありませんでした。
ストレージは128GBと256GBの2種類から選択可能。僕は128GBモデルを購入しましたが、システムが13GBほどあるので実際に使えるのは115GB。
十分な容量ではあるものの、ご覧の通り重いゲームをインストールするとすぐに容量がいっぱいになってしまうので、複数のゲームを同時に遊んでる人は上位モデルを購入したほうが良いかもしれませんね。
ちなみにmicroSDカードは搭載できませんが、Google DriveやGoogle Photo等のオンラインストレージを活用することで容量不足を解消できます。
またUSB-C用のカードリーダーもあるので、microSDカード等を利用したい場合には別途購入しても良いでしょう。
特に難しい設定は不要で差し込むだけで使えましたよ。
Amazon>>USB-Cカードリーダー
Google Pixel 9aのゲーム性能をレビュー
もはやスマホとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイント。
普段使いなら十分な基本性能のGoogle Pixel 9aはゲームを快適にプレイできるのかチェックしていきましょう。
原神(60FPS/最高)の平均FPSは35.8
まずゲーム性能のベンチマークのような存在になってる「原神」をプレイした時の平均FPS(フレームレート)を実機検証していきます。
ちなみにデフォルトグラフィック設定は「中/30FPS」でした。
グラフィック設定「最高/FPS60」で15分ほどプレイした時の結果がこちら。
スメールの砂漠地域を動き回り、エンカウントした敵とはしっかり戦っています。
平均FPS35.8と、まずまずな結果になりました。グラフィックス最高設定の状態でこの結果なので、設定を抑えれば快適に遊べると思います。
60fpsに設定してはいるものの、上限は45fpsになっていますね。
ちなみに僕のおすすめ設定は「最高/30fps」。6.3インチなので少々操作は窮屈になっちゃいますが、これくらい遊べれば十分だなと思えました。
崩壊:スターレイルの平均FPSは23.7
続いて崩壊:スターレイルの実機検証です。
原神はCPU性能が求められるのに対し、崩壊:スターレイルはGPU性能が重要とのこと。
ピノコニー・黄金の刻を「最高/FPS60」で15分ほどプレイ(黄泉の四相断我で移動)してみました。
平均FPSは23.7。GPU性能が求められるゲームを快適にプレイするのは厳しいかもしれません。
Google Pixel 9aはゲーム好きやゲームガチ勢向けのスマホではないのでご注意ください。
発熱の影響は受ける
スマホによってはゲームなどで高い負荷がかかると発熱が酷いこともありますが、Pixel 9aはそこまで酷くありませんでした。
原神を「60FPS/最高」設定でプレイしている時の温度は約43°。
フレームはそれなりに暖かくなるものの、持っていられないほどではありません。
ただ、AnTuTuベンチマークを4回連続で回してみたところ、回を追うに従ってスコアが少しずつ低下していきました。
- 1回目
- 2回目
- 3回目
- 4回目
AnTuTuベンチマークアプリの仕様が変わって温度表示されなくなったので具体的な数値は分かりませんが、ある程度内部温度が上がるとサーマルスロットリングが働き、動作性能を抑えているように見えます。
普段使いで負荷がかかることは多くないかもしれませんが、ゲームや動画撮影を長時間連続でする場合には注意しましょう。
Google Pixel 9aのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
続いてGoogle Pixel 9aのバッテリー性能をチェックです。
充電速度はもちろん、バッテリー持ちの良し悪しもスマホを使ううえで重要なポイント。
なるべく充電しなくても長時間使えるに越したことはありませんからね?
PCMarkバッテリーテストのスコア
Google Pixel 9aのバッテリー容量は5,100mAhとスペック的には大容量。
旧モデルとサイズは殆ど変わらないのに600mAhも増えています。
ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこで、バッテリーは長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしてみました。
・・・のですが、何度やってもバッテリー残量20%に到達した瞬間にバッテリーセーバーが起動して、アプリが落ちてしまいました泣
ただアプリが落ちた瞬間にスクショを撮影したので、それを検証結果として紹介します。
ディスプレイの明るさは50%固定、リフレッシュレート120Hzでの結果です。
ジャスト14時間と、まずまずな結果になっております。
ごく普通に使う分には外出先で充電を気にする必要はなさそうですが、ゲームを長時間するならモバイルバッテリーを持ち歩くと安心かもしれませんね。

旧モデルPixel 8aが同じ条件で13時間55分だったので殆ど同じ結果に。
欲を言えば、バッテリー容量が大きくなった分だけ長持ちだったら最高でしたね。
これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
PCMarkのスコアを信用できない人もいると思うので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
まずAmazon Musicでストリーミング音楽を1時間聴いた結果、バッテリー消耗は3%。
1時間YouTubeで動画(1080P/60fps)を視聴した結果、バッテリー消耗5%。
原神をデフォルト画質で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は15%でした。
24時間一切触らずに放置してみたところ、バッテリーは8%消耗しました。
それぞれの結果をまとめると次のとおり。
使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
音楽再生 1時間 | 3% | 約33時間 |
動画再生 1時間 | 5% | 約20時間 |
原神 1時間 | 15% | 約7時間 |
24時間放置 | 8% | 約12日間 |
参考にGoogle Pixel 8aと比較するとこんな感じです。
使用時間 | Pixel 8a | Pixel 9a |
音楽再生 1時間 | 2% | 3% |
動画再生 1時間 | 7% | 5% |
原神 1時間 | 15% | 15% |
24時間放置 | 8% | 8% |
ほぼほぼ変わらない結果になりました。PCMarkの結果から考えてもPixel 9aのバッテリー持ちは悪くないんじゃないかと思います。
なおGoogle Pixel 9aにはAIにより電力管理機能を搭載。アプリの使用状況を学習して、バックグラウンドでのバッテリー消費を抑えてくれるとか。
さらにバッテリー消費だけではなく、充電パターンもAIが学習し、バッテリー寿命を延ばす「アダプティブ充電」も利用可能です。
23W急速充電に対応
Google Pixel 9aは最大23W急速充電に対応。旧モデルは18Wだったので少しパワアップしています。
Pixel 9aには充電器が付属していないので、手持ちの急速充電器で試してみたところ、確かに23Wほどで充電できていました。
バッテリー残量15%の状態から100%になるまでの時間を計測してみたところ、85分ほどでフル充電完了。
旧モデルよりも少し充電時間は短くなっていました。
もちろん神ジューデン(120W急速充電)に対応したスマホであれば、もっと早く充電できますが、個人的にはこれくらいでも十分だと思います。
寝落ちしちゃって朝スマホのバッテリーが殆どない状態でも、出かける準備をしている間にそれなりに充電できているので安心です。
なお、残念ながら充電器は付属していないので自分で購入する必要がありますよ。
ワイヤレス充電に対応
Google Pixel 9aは旧モデルから引き続きワイヤレス充電にも対応しております。
充電速度は有線に比べて遅くはなるものの、置くだけ充電はマジで便利。
概ね10W〜7W程度で充電されていました。
この速さだとフル充電までに3〜4時間かかりそうですね。
普段は有線充電を使って、寝る前はワイヤレス充電スタンドに置くなんて使い方が良いかもしれません。
なお残念ながらワイヤレスでの「バッテリーシェア」には非対応でした。
Google Pixel 9aのカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
特にPixelシリーズは画像の機械処理、いわゆるコンピュテーショナルフォトグラフィが優秀なため、誰でも簡単に綺麗な写真が撮影できることが特徴です。
これまでレビューしてきたPixel aシリーズは、ハイエンドモデルにも負けないくらいカメラ性能が高かったです。
最新モデルPixel 9aはどのくらい進化しているのか、実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてみてください。
カメラアプリ
作例を紹介する前にカメラアプリをサクッとチェックしておきましょう。
Pixel 9aのカメラアプリは旧モデルから引き続き超シンプル。サッと取り出してすぐに撮影することができます。
よく使う2倍ズームと超広角カメラの切り替えはワンタップ。長押しかスライドで他の倍率に指定できます。
調整マークをタップで「明るさ」「シャドウ」「ホワイトバランス」のコントロール。
Pixel 9 ProのようにISO感度やシャッタースピードまで調整できるわけではありませんが、普通に撮影するだけならこれで十分。基本的にシャッターボタンをタップするだけで良い感じに撮影できます。
なおシャッター音を消すことはできませんが、マナーモードにしておけばスクショ音は鳴りませんでした。
メインカメラの作例
まずはメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックです。
比較用に「Pixel 8a」「Pixel 9 Pro」で撮影した写真を並べて掲載していきます。


さすがPixelスマホ。どれも変わらず綺麗に撮影できてますよね。
さすがに最上位モデルPixel 9 Proが凄いんだろうと思いきや、もはやどれがどれだか分からないくらいですよね笑
Pixel 8aは僅かに明るく鮮やかな仕上がり、Pixel 9aはメリハリのあるナチュラルな雰囲気になるようです。そんなに大きくは違わないけど笑
HDR性能をチェックするために逆光のシーンでも撮影。
さすがの画像処理。白飛びや黒つぶれが起こりにくいと思います。
最後に室内で食事の写真。
どれも良い感じですが、イメージセンサーの大きさの違いのせいか、丼の奥側のボケ具合が変わってますね。Pixel 9aはそんなにボケないから撮影しやすいかも。
メインカメラ(夜景モード)の作例
Pixelスマホは夜景モードの強さも特徴的。
通常撮影に比べて全体的に明るくなりつつ、街灯の明るさは抑えられているのが分かります。素晴らしい性能・・・。
夜景モードは撮影が終了するまで数秒スマホを固定し続ける必要がありますが、手ぶれ補正(光学式&電子式)が搭載されているので難しく感じませんでしたよ。
明暗差のあるシチュエーションでHDR性能もチェック。
夜間撮影も明るいシーン同様にどれも綺麗に撮影できていました。
Pixel 8aに比べると僅かにコントラストが高くなって、夜景のメリハリが強くなっている気がします。大差はないですけれども・・・。
Google Pixel 9aのメインカメラは、昼夜問わずに綺麗に撮影できることが分かります。
超広角カメラの作例
Pixel 9aはメインカメラの他に1,300万画素の超広角カメラも搭載。
スペック上はPixel 8aから変化はありません。メインカメラとの画角の違いはこんな感じ。
風景を撮影する時はもちろん、食卓全体を撮影する場合なんかにも重宝します。
これまたメインカメラ同様によく撮れていますね。
Pixel 8aよりもコントラストが高くなって本格的な雰囲気になって・・・る?笑
Pixel 9 Proは4,800万画素でaシリーズよりも高性能な超広角カメラを搭載しているのですが、明るい場面だったら違いは感じませんよね。
続いては夜景モード。
夜間撮影はイマイチになっちゃうのかと思いきや、十分綺麗に撮影できていました。
Pixel 9aは他の2つよりも鮮やかに写っている気がします。
解像感の高さはPixel 9 Proが優れています。日中には感じませんでしたが夜間撮影では違いが分かりました。
ミドルレンジのスマホだと超広角カメラがおまけ的になっちゃうこともありますが、Pixel 9aは実用的な性能です。
メインカメラと同じように使えちゃうと思います。
最大8倍デジタルズームの作例
Pixel 9aには望遠カメラが搭載されていないので、デジタルズームで最大8倍まで引き伸ばしての撮影になります。
旧モデルから引き続きズームしても画質が劣化しにくい「超解像ズーム」に対応です。
これくらいの明るさ、距離感なら劣化を感じにくい品質になりますね。素晴らしい!
ただスマホのズームは、遠くの被写体よりも近くの被写体に使うことが多いと思います。
このため、個人的には2倍ズームや3倍ズームが綺麗なら、十分活躍できる印象です。
Pixel 9aはバッチリですね。やっぱり全般的にカメラ性能が高くて楽しいですね。
ポートレートモードの作例
簡単に背景ボケのある写真が撮影できるポートレートモードもあります。
深度計測用カメラは非搭載なのでソフトウェア処理になりますが、その効果が最強で被写体との切り分けも上手です。
人物が被写体だと効果的。めちゃくちゃ印象的な写真が撮影できちゃいますよ。
もちろん人物以外の被写体にもボケモード的に使用できました。
撮影中にボケ味の調整はできませんが、撮影後にGoogleフォトで調整することはできました。
マクロフォーカスの作例
Google Pixel 9aには新たに「マイクロフォーカス」機能が搭載されました。
Pixel 8aには搭載されておらず接写に弱かったので嬉しいポイントです。
マイクロフォーカスへの切り替えは「自動」。被写体に近づくと、フォーカスのラインが黄色に変わり、お花のマークが表示されます。
Pixel 9aでマクロフォーカスに切り替わればここまで被写体に寄れます。
ちなみにPixel 9 Proのメインカメラはここまでしか近づけません。
さらにPixel 9aは超解像ズームに対応しているので、デジタルズームを併用しても解像感を維持したまま被写体に寄ることもできちゃいます。
周辺ボケも発生してかなり良い感じですよね。
動画撮影の作例
Pixel 9aで動画撮影してみました。
参考にPixel 8a/Pixel 9 Proで撮影した動画も続けて収録しています。
旧モデルよりも手ぶれ補正の精度が向上しています。
また、超広角カメラでの夜間撮影性能も良くなっていました。
最新のAI写真・動画編集が使える
Pixelスマホの目玉機能の1つがAIによる画像編集ですね。
Pixel 9aでは、Pixel 9 Proなどで使える最新機能がしっかり使えます。
Pixel 6シリーズに初搭載され、余計な写り込みを消去できる「消しゴムマジック」は多くの人が知ってますよね。
精度の高さが年々向上しているような気がします。やばいですよねぇ・・・。
消しゴムマジックはインターネットに接続しなくても利用可能。
この他にも以下の機能はオンデバイスで使えちゃいます。
一緒に写る | 2枚の写真を合成して撮影者も含めた集合写真が撮影できる |
ベストテイク | 同じタイミングで撮影した写真の顔写真を組み合わせてベストな表情の写真が作れる |
ピンボケ補正 | ブレてしまった写真を鮮明に修正できる |
ズーム画質向上 | 生成AIを使ってズームした写真の細部を補正できる。 |
人物を撮影する時に便利な機能が多いですね。
新機能の「一緒に写る」を試してみたんですが、シーンのせいか上手くいきませんでした・・・。実際にはこんな感じに↓
またPixel 8シリーズに初搭載された「編集マジック」にも新しい機能が追加されております。
- 被写体のサイズ・位置変更
- 空の色・雰囲気変更
- スタイル適用
- オートフレーム(NEW)
- イマジネーション(NEW)
オートフレームでは、構図の自動調節だけではなく、景色を広く映すために足りない部分をAI生成して画像の拡大まで可能です。
拡張された景色は現実とは全く違うんですよ?でも自然に撮影範囲が広くなってるわけです。
イマジネーションもめちゃくちゃ遊べますよ。
撮影した写真や被写体をどんな風にしたいか入力すると、生成AIが自動で変更。
お遊びに使えるのはもちろんですが、撮影した写真を簡単に自分のイメージ通りの雰囲気に編集できちゃうのが凄いところです。
動画でもAIを活用した編集に対応しています。
動画ブースト ビデオ夜景モード | 撮影した動画の色・明るさ・画質・手ブレが補正されます。 動画ブーストを利用することで8K解像度でも撮影可能です。 |
音声消しゴムマジック | 風や人混みなどの雑音を低減し、聞きたい音声をここに調節できます。 |
PIxel 9aを購入したら、最新のAI画像編集を使いまくっちゃってください!
Google Pixel 9aを実機レビュー
ここからはGoogle Pixel 9aの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外のところを実機レビューしていきます。
OSはAndroid 15
Pixel 9aに搭載されているOSはAndroid 15。
Android 15は、セキュリティとプライバシーの強化、大画面デバイスへの最適化、AIや利便性の向上など、様々な面で進化しています。
最も注目されるのが「プライベートスペース」という新機能です。これは、他人に見られたくないアプリやデータを、追加の認証が必要な専用スペースに完全に隔離できる仕組みで、アプリや通知が通常の画面や設定、履歴などからも見えなくなります。
セキュリティ面では、盗難検出ロックやリモートロックなど、端末が盗まれた際の保護機能が大幅に強化されました。AIを活用して、端末が奪われたと判断した場合に自動でロックがかかるほか、eSIMの消去や「デバイスを探す」機能の無効化にも追加認証が必要となり、不正な初期化や売却を困難にしています。
また、部分的な画面共有や録画機能が追加され、特定のアプリだけを録画したり共有したりできるようになりました。これにより、通知や他のアプリの内容が映り込むことなく、必要な部分だけを記録できます。
さらに、衛星通信によるSMS/RCSメッセージ送受信や、暗所撮影時のカメラ性能向上、バイブレーションの自動調整、アプリの手動アーカイブ、PDFファイルの利便性向上など、日常の利便性を高める細かなアップデートも多数追加されています。
どのメーカーよりも先にAndroidの最新バージョンが使えるのはPixelシリーズの特権。
これぞピュアAndroidですね。シンプルで使いやすいと思います。
ただ起動中のアプリを一括終了するボタンの場所や、ネットワーク設定へのアクセスのしにくさ等は相変わらず笑
なお、Google Pixel 9aは、7年間のOS/セキュリティアップデートが保証されています。
従来のモデルは5年間のセキュリティアップデート、3年間のAndroidバージョンアップアップデートだったので随分伸びましたよね。
デュアルアプリ非対応/複数ユーザー対応
他社メーカーのスマホには搭載されている便利機能は、Pixelの場合は控えめ。
例えば1つのアプリを複製できるデュアルアプリ(ツインアプリ)機能はありません。
Android標準の複数ユーザー機能は設定から有効にしてあげれば使用できます。
この他、画面分割や簡単なジェスチャー機能は搭載されています。
背面ダブルタップでのスクショ撮影や、電源ボタン2回押しのカメラ起動は便利なので使いこなしたいところです。
進化した最新AIアシスタントが使える
Pixelシリーズは「AIスマホ」と呼ばれることが多いですが、いまいち「AIスマホらしさ」を感じることができませんでした。
それがPixel 9シリーズからは、できることが多くなり、もちろんそれはPixel 9aでも使えちゃいます。
旧モデルから引き続き搭載されているカメラ・画像編集でのAI機能は既に解説したとおり、さらにパワーアップ。Pixel 8aとPixel 9aの編集マジックを比べてみると、できることが増えているのが分かります。
- Pixel 8a
- Pixel 9a
AI壁紙生成や文字起こし・翻訳機能も引き続き搭載。
また、既に使っている人も多い「かこって検索」ももちろん使えますよ。これ便利。
さらに「Gemini」も「Gemini Live」に進化。まるで人間と話をしているかのうように、自然な会話でAIアシスタントとお話できます。
表示されている記事の要約ができたり、近隣のホテルを探してくれたりなんてお手の物。
旅行プランを考えて、その情報をベースにメールの下書き(ほぼコピペだけど)を作ることなんかもできちゃいます。
Google Pixel 9aを購入したら、とにかくGeminiに話しかけてください。
これまでの音声アシスタントよりもずっと便利に使えちゃいますからね。
おサイフケータイ・IP68防塵防水対応
Pixel 9aはおサイフケータイとIP68防塵防水に対応しています。
FeliCaポートは背面中央、Googleロゴの上に搭載。
反応もよく、普段使っているSuica・iDなどなど、おサイフケータイ機能をそのまま利用可能です。
ちなみに、Pixel 9aはマイナンバーカードを持ち歩かずに各種サービスを利用できる「スマホ用電子証明書」にも既に対応しております。
また、防水性能がIP67からIP68に強化されました。
継続的な水没にも耐えられるほど強力な防水性能になります。
なお、念のためにお知らせしておきますが、あくまでも防水性能です。
よく防水性能があるからお風呂でも使える!っていう記述を見かけますが、それは間違いなんですよ?
公式サイトにも以下の通り注意書きがありました。
デバイスは工場出荷時点で IEC 規格 60529 の IP68 の防水および防塵性能を満たすように設計されていますが、完全な防水または防塵ではありません。アクセサリは防水、防塵ではありません。防水および防塵性能は永久的には持続せず、時間の経過に伴い、通常の使用による摩耗、デバイスの修理、分解、損傷によって徐々に低下または消失します。デバイスの耐落下性能は完全なものではありません。デバイスを落下させると、防水、防塵性能が失われる場合があります。落下その他の外的な衝撃による損傷は保証の対象外です。液体による損傷の場合、保証が無効になります。詳しくは、g.co/pixel/water をご覧ください。
引用:公式サイト
お風呂中に使って直ちに壊れることはないと思いますが、湯船に落とすと最悪破損する可能性があるので注意しましょう。
また水がかかってしまった時は、しっかり乾かしてから充電。濡れた状態で通電させるのは非常に危険です。
生体認証は指紋認証&顔認証
Google Pixel 9aの生体認証は指紋認証と顔認証。
指紋認証センサーはディスプレイ内蔵タイプです。
Pixelシリーズは指紋認証の精度がイマイチと言われていますが、僕が試した限りは反応に問題はありませんでした。
ちなみにこれ↑はガラスフィルムを装着した状態で検証しています。
顔認証はインカメラを使った簡易的なもの。こちらも反応は良好で顔が入ればロック解除されます。
マスクを装着する機会が未だ多いので、指紋認証・顔認証どちらにも対応しているのがベストですよね。
デュアルスピーカーでステレオサウンド
Google Pixel 9aには上部・下部それぞれにスピーカーが搭載されているので、横持ちならステレオサウンドを楽しめます。
上部スピーカーはフロント面で、下部スピーカーはフレームに搭載されているので音が出る方向が異なるものの、極端にバランスが悪いことはありませんでした。
- 上部スピーカー
- 下部スピーカー
肝心の音質はまずまずと言ったところ。
どうしても低音域が減衰してしまって中高音域中心のサウンドになってしまします。
とは言え、モノラルサウンドとは雲泥の差。音の広がりと臨場感が全然違うんですよ。
よほど音質に拘る人でなければ、音楽でも動画でも十分楽しめると思います。
なおイコライザーやDolby Atmosのようなサウンドシステムは非搭載。
また、空間オーディオにも対応していません。
BluetoothコーデックはLDACに対応
Google Pixel 9aには旧モデルから引き続きイヤホンジャックが搭載されていません。
このためワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際にワイヤレスイヤホンを接続してみたところ、対応しているのは以下の通りでした。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:✕
- LDAC:○
- LHDC:✕
残念ながらaptX Adaptiveには非対応ですが、LDACに対応しているのでワイヤレスでもハイレゾ再生が可能。
さらにSRCを回避しているようで、日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」にも対応しているのは嬉しいポイントでした。
4キャリアに対応したBand構成
Pixel 9aのSIMフリーモデルは国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26 ○ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 28 (プラチナバンド)○ Band 18(パートナー回線)○ |
どの回線でも使うことができるスマホならMNPもしやすいですね。
また、5G通信(Sub-6)にもフル対応。実はドコモのn79に対応しているスマホは貴重なんですよ。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ◯ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもPixel 9aなら対応できます。
なお残念ながら5G(ミリ波)には非対応なのでご注意ください。
eSIMに対応してる
Google Pixel 9aはeSIMにも対応しています。
eSIMに対応した通信キャリアも少しずつ増えてきました。
今はeSIMなんて使うことないって思っていても、そのうち必要になるかもしれないので対応している方が良いでしょう。
eSIMは慣れたら手続きがめちゃくちゃ楽なので、この機会にチャレンジしても良いかもしれません。
僕はいくつかeSIMを使ってきましたが、楽天モバイルのeSIMは手続きが分かりやすいので初心者におすすめ。IIJmioのeSIMも手続きが早いので気に入っています。
Google Pixel 9aのスペック・仕様
Google Pixel 9aのスペックは以下の通りです。比較用に旧モデルPixel 8aのスペックも併せて掲載しています。
製品名 | Pixel 8a | Pixel 9a |
価格 | 72,600円 | 79,900円 |
サイズ | 152.1mm 72.7mm 8.9mm | 154.7mm 73.3mm 8.9mm |
重さ | 188g | 185.9g |
ディスプレイ | 6.1インチ 有機EL(OLED) アスペクト比 20:9 FHD+(1,080×2,400) 430ppi 最大輝度 1,400ニト ピーク輝度 2,000ニト | 6.3インチ 有機EL(pOLED) アスペクト比 20:9 FHD+(1,080×2,424) 422.2ppi 最大輝度 1,800ニト ピーク輝度 2,700ニト |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大120Hz |
OS | Android 14 | Android 15 |
SoC | Google Tensor G3 | Google Tensor G4 |
RAM | 8GB LPDDR5 | 8GB LPDDR5 |
ROM | 128/256GB UFS 3.1 | 128/256GB UFS 3.1 |
外部ストレージ | 非対応 | 非対応 |
リアカメラ(メイン) | 6,400万画素 f/1.89 センサーサイズ 1/1.73 80° | 4,800万画素 f/1.7 センサーサイズ 1/2 82° OIS/EIS |
リアカメラ(超広角) | 1,300万画素 f/2.2 120° | 1,300万画素 f/2.2 センサーサイズ 1/3.1 120° |
インカメラ | 1,300万画素 f/2.2 | 1,300万画素 f/2.2 96.1° |
ビデオ(リアカメラ) | 4K,1080P@60fps 4K,1080P@30fps | 4K,1080P@60fps 4K,1080P@30fps |
ビデオ(インカメラ) | 4K,1080P@30fps | 4K,1080P@30fps |
バッテリー | 標準 4,492mAh 最小 4,404mAh | 標準 5,100mAh 最小 5,000mAh |
ポート | USB Type-C 18W急速充電 | USB Type-C 23W急速充電 |
ワイヤレス充電 | 対応 | 対応 |
生体認証 | 画面内指紋認証 顔認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
対応SIM | nano SIM eSIM | nano SIM eSIM |
2回線同時待ち受け | 可 | 可 |
対応Band | 5G: n1/2/3/5/7/8/12/20/28/38/40/41/66/77/78/79 4G: B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/21/28 /38/39/40/41/42/66 3G:B1/2/4/5/6/8/19 GSM: 850/900/1,800/1,900MHz | 5G: n1/2/3/5/7/8/12/20/26/28/38/40/41/66/75/77/78/ 79 4G: B1/2/3/4/5/7/8/12/14/17/18/19/20/21/26/28/ 32/38/39/40/41/42/66/75 3G:B1/2/4/5/6/8/19 GSM: 850/900/1,800/1,900MHz |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax | Wi-Fi 6E |
Bluetooth | Ver5.3 | Ver5.3 |
位置情報 | GPS GLONASS Galileo QZSS BeiDou | GPS GLONASS Galileo QZSS BeiDou NavIC |
イヤホンジャック | なし | なし |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
FMラジオ | なし | なし |
防塵防水 | IP67 | IP68 |
NFC | あり | あり |
FeliCa | 対応 | 対応 |
公式サイト>>仕様
まとめ:Google Pixel 9aのメリット・デメリット・評価
Google Pixel 9aを実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
Google Pixel 9aを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・シンプルなデザイン ・ディスプレイ輝度向上 ・最大120Hzに対応 ・困らない動作性能 ・カメラ性能が高い ・ワイヤレス充電 ・最新AI技術が使える ・おサイフケータイ ・IP68防塵防水 | ・SDカード非対応 ・イヤホンジャックなし ・付属品なし |
評価
総合評価:(5点/5点満点)
デザイン | ★★★★★ |
サイズ感 | ★★★★☆ |
ディスプレイ | ★★★★☆ |
動作性能 | ★★★★★ |
ゲーム性能 | ★★★★☆ |
バッテリー性能 | ★★★☆☆ |
カメラ性能 | ★★★★☆ |
機能・付加価値 | ★★★★★ |
普段使いに困らない快適な動作性能と誰でも簡単に綺麗な写真が撮影できるカメラを搭載。
それに加えて、いよいよ本格的にAIスマホ化してきたPixelシリーズの最新機能がしっかり使えて7万円台なら決して高くはありません。
カメラバーがなくなったことでシンプルなデザインになった点も、個人的には高評価ポイントです。
2025年のPixel aシリーズも完成度の高い見事な仕上がりでした。
Google Pixel 9aは、大半の人のニーズに答えてくれる万能スマホだと思います。
【スマートフォン検証方法】
当ブログでレビューしている全てのスマートフォンは実際に私が使用しています。デザイン・ディスプレイ性能・動作性能・バッテリー性能・カメラ性能などを標準的なベンチマークアプリによるテストに加えて私の体験によって定量的・定性的に評価しています。また、一部のテストでは同程度の価格・性能のスマートフォンと比較することで評価をより明確にしています。私は全ての商品レビューを当ブログのレビューガイドラインに基づいて実施しています。
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対象プラン | メリハリ無制限プラン ペイトク(無制限・50・30)プラン |
・直近180日間でソフトバンク特価施策での購入履歴がある場合は対象外です
・新規契約、ワイモバイルからの番号移行は対象外です
・スマホデビュープランは対象外です
さらにスマホ乗り換えドットコム独自の保証サービス「モバイルiサポート」への加入も必要になります。
サービス名 | モバイルiサポート |
月額料金 | 770円 |
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最低利用期間 | サービス開始翌月の20日以降解約可能(初月は無料) |
最低負担額 | 翌月に解約した場合は初月無料なので、1ヶ月分の770円(税込み)が最低限発生 |
キャッシュバックはあるものの、最低770円の利用料が発生するのでご注意ください。
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よく分からなければ、電話やメールで問い合わせする時に、「キャッシュバックがあると見ましたが教えてください!」と直接聞いちゃってもOKです。
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公式サイト>>Google Pixel 9a