【Amazfit Bip Maxレビュー】実際に使って感じたメリット・デメリット・評価
Amazfit Bip Max(アマズフィット ビップ マックス)をご提供いただきました。
1万円台で買えるスマートウォッチとしては、やりすぎなくらい多機能な1台です。
2.07インチの大画面AMOLED、最大20日間のバッテリー、オフラインマップ対応、AI音声操作に食事管理AI。「この価格でここまで入れる?」というのが率直な感想でした。
初めてスマートウォッチを買う人にも、格安モデルからステップアップしたい人にも、かなり刺さるモデルだと思います。
一方で、画面が大きい分サイズ感はそれなりにあるので、コンパクト派の人は実物を確認してから判断したほうがいいかもしれません。
本記事ではAmazfit Bip Maxを実際に使ってみた感想を、以下の内容を中心にレビューしていきます。
- 外観・デザイン・装着感
- ディスプレイの見やすさ
- ワークアウト(GPS・マップ実測)
- 健康管理・睡眠
- 便利機能(Zepp Flow・通知・音楽・食事管理)
- バッテリー持ち
購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
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結論:Amazfit Bip Maxは1万円台の常識を超えた全部入りモデル
1万円台のスマートウォッチで、ここまで機能が揃っているモデルはなかなかありません。
18,980円(税込)にもかかわらず、大画面・ロングバッテリー・オフラインマップ・AI音声操作。一般的に2〜3万円クラスに載ってくる機能がギュッと詰まっています。
実際に1週間ほど使ってみて、「スマートウォッチ入門機として超優秀」というのが正直な評価です。
ただし万能ではなく、画面の大きさゆえのサイズ感や、Zepp Flowの実用面での制約など、知っておきたいポイントもあります。
まずはメリット・デメリットと、向いている人・向かない人を整理しておきましょう。
メリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 2.07インチの大画面で情報が見やすい | 決済機能(Suica・QUICPay等)に非対応 |
| 直射日光下でもしっかり見える3,000nitの高輝度 | 画面が大きい分、人によってはサイズが気になる |
| 1万円台とは思えない機能の充実度 | Zepp Flowの起動にボタン操作が必要(ハンズフリー非対応) |
| バッテリー持ちが優秀(実測2週間以上) | 通知の返信・クイック返信がiOS非対応(Android限定) |
| 上位モデルと同じBioTracker 6.0搭載で健康管理の精度が高い |
向いている人
- 初めてスマートウォッチを買う人(機能が一通り揃っていてコスパが高い)
- 格安スマートバンドからステップアップしたい人(画面・GPS・マップが大幅強化)
- Apple Watchのバッテリー持ちに不満がある人(最大20日間は圧倒的)
「スマートウォッチって何ができるの?」という段階の人でも、Bip Maxなら健康管理・運動記録・通知・音楽・マップまで一通り体験できます。
最初の1台としてはかなり手堅い選択肢です。
向かない人
- 決済機能が必要な人(Suica・QUICPay等は非対応→Apple Watch推奨)
- コンパクトなウォッチが好みの人(49.5mmはそれなりの存在感)
- 本格的な登山やトレイルランをしたい人(気圧高度計・温度センサー非搭載→Active MaxやT-Rexシリーズ推奨)
- ランニングに特化した機能が欲しい人(→Active 3 Premium推奨)
用途がはっきりしている人は、上位モデルを選んだほうが満足度は高いと思います。
Amazfit Bip Maxはあくまで「広く浅くでも1万円台にしては驚くほど深い」タイプのウォッチです。
Amazfit Bip Maxのスペック
まずはスペックを確認しておきます。比較対象として、下位モデルのBip 6と上位モデルのActive Maxも並べました。
| 項目 | Bip Max | Bip 6 | Active Max |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 18,980円 | 14,800円 | 28,900円 |
| ディスプレイ | 2.07インチ AMOLED | 1.97インチ AMOLED | 1.5インチ AMOLED |
| 解像度 | 432×514 | 390×450 | 480×480 |
| 最大輝度 | 3,000nit | 2,000nit | 3,000nit |
| サイズ | 49.5×42.63×10.93mm | 46.3×40.2×10.45mm | 48.5×48.5×12.2mm |
| 重量(本体のみ) | 34.3g | 27.9g | 39.5g |
| 本体素材 | アルミニウム合金+プラスチック | アルミニウム合金+繊維強化樹脂 | アルミニウム合金+繊維強化樹脂 |
| センサー | BioTracker 6.0 PPG(5PD+2LED)、加速度計、ジャイロスコープ、磁気センサー、環境光 | バイオトラッカー™PPG、加速度計、ジャイロスコープ、磁気センサー、環境光 | BioTracker 6.0 PPG(5PD+2LED)、加速度計、ジャイロスコープ、磁気センサー、環境光、気圧高度計、温度センサー |
| GPS | 円偏波5衛星(シングルバンド) | 円偏波5衛星(シングルバンド) | 円偏波5衛星(シングルバンド) |
| バッテリー容量 | 550mAh | 340mAh | 658mAh |
| 通常使用 | 最大20日間 | 最大14日間 | 最大25日間 |
| GPSモード | 最大40時間 | 最大32時間 | 最大64時間 |
| ストレージ | 4GB | 非公開(445MB程度) | 4GB |
| スポーツモード | 150種類以上 | 140種類以上 | 170種類以上 |
| 防水 | 5ATM | 5ATM | 5ATM |
| Bluetooth | 5.3 BLE | 5.2 BLE | 5.3 BLE |
| マイク/スピーカー | あり/あり | あり/あり | あり/あり |
| 対応OS | Android 7.0以上 / iOS 15.0以上 | Android 7.0以上 / iOS 14.0以上 | Android 7.0以上 / iOS 14.0以上 |
Bip Maxの立ち位置は、Bip 6とActive Maxのちょうど中間。
画面サイズ・輝度・バッテリー・ストレージでBip 6を大きく上回りつつ、価格はActive Maxより約1万円安く収まっています。
一方でActive Maxとの最大の違いはセンサー構成。
Bip Maxには気圧高度計と温度センサーが搭載されていないため、高度計測や気温連動の機能は使えません。
日常使い+気軽なウォーキングやサイクリングならBip Maxで十分ですが、登山やトレイルランまで視野に入れるならActive Maxが適しています。
Amazfit Bip Maxのデザイン・装着感をチェック
まずは外観から見ていきます。
カラーバリエーションは以下の3色。
- シルバー:2026年5月21日発売
- ダークブルー(初回生産限定カラー):2026年6月25日発売
- カーボングレー:2026年6月25日発売
このうち、今回お借りしたのはシルバーです。
画面OFFの状態だと、ベゼルとディスプレイの境目が分からなくなり、黒い面積がかなり大きく見えます。2.07インチという画面サイズもあって、手首での存在感はかなりのもの。
Apple Watch Series 10(42mm)と並べると、親子ほどサイズが違います。コンパクトなウォッチに慣れている人は、インパクトが大きいかもしれませんね。
側面のデザインとボタン操作
右側面には物理ボタンを2つ搭載。上部がグレー、下部が赤のアクセントカラーになっていて、ちょっとかわいい配色です。
ボタン表面には小さな突起が並んだ加工が施されているので、見なくても指先の感覚だけで押す位置が分かります。
反対側にはスピーカー用のスリットと、小さなマイク穴を確認できます。
Bluetooth通話やZepp Flowの音声操作に使う部分です。
横から見ると厚みは10.93mm。
数字だけ見るとそれなりにありますが、そこまで浮き上がるような感覚はありませんでした。大きいけど常識の範囲内って感じ。
裏面にはBioTracker 6.0 PPGセンサー(5PD+2LED)を搭載。
これは上位モデルのAmazfit Active Maxと同じセンサーで、心拍数やSpO2の精度に関わる部分。上位機と同じセンサーが載っているのはお得感がありますね。
ストラップは22mmのシリコン製で、クイックリリース対応。
通気穴が設けられているので蒸れにくく、素材自体も柔らかめで装着感は良好です。
バックルは一般的な時計と同様のクラシックピンバックルでした。
Amazfit Active Maxとサイズ比較
Amazfit Active Max(ラウンド型)と並べると、スクエア vs ラウンドの違いが一目瞭然。
どちらが好みかは完全に分かれるところですが、情報量の多い文字盤ならスクエアのほうがデータを整理しやすく、時計らしい見た目を重視するならラウンドに軍配が上がります。
重量は実測53g
ストラップ込みの重さは実測53g(公称52.6g)。
スマートウォッチとしては標準的な重量です。
画面サイズが2.07インチとかなり大きいので、数字以上に軽く感じました。「大きいのに軽い」という印象で、1週間ほど装着し続けていても重さが気になる場面はありませんでした。
上位モデルのAmazfit Active Maxが実測55gなので、ほぼ同じ重量帯。
画面の大きさを考えると、Bip Maxのほうが体感的には軽く感じます。
付属品
Amazfit Bip Maxの同梱物は、充電器(ヘッド部分のみ)と取扱説明書のみです。
充電は専用のマグネット式。
背面に近づけるだけで接点が固定されるタイプで、磁気吸着力もそれなりに強く、簡単に外れてしまう心配はなさそうです。
1点気になったのが、充電中の置き方。バンドの可動域が狭いため、充電器を付けた状態では本体を水平に置くことができません。
ディスプレイを下に向けるか、立てかけるかの二択になります。Active Maxはバンドが水平に開くのでこの問題がなかったのですが、ちょっと工夫が必要です。
なおケーブルは付属していませんが、スマホの充電ケーブルなどで代用できるので、特に困ることはないと思います。
Amazfit Bip Maxのディスプレイをチェック
Bip Maxのディスプレイは2.07インチのAMOLED。解像度は432×514(324PPI)、最大輝度は3,000nitです。
室内での見やすさはまったく問題なし。発色・コントラストともにハイエンドモデルと変わらない品質で、1万円台とは思えない表示の鮮やかさでした。
2.07インチの大画面なので、情報量の多いウォッチフェイスでも文字が小さくなりすぎず、ひと目で各データを確認できます。
直射日光下でもしっかり見える
屋外の直射日光下でも視認性は良好。最大3,000nitの高輝度のおかげで、日差しの強い場面でもはっきりと表示が読み取れました。
明るさの自動調節もしっかり機能していて、屋内から屋外に出たときの切り替わりもスムーズです。
常時表示(AOD)も搭載しており、屋外でもちゃんと視認できるレベル。
腕を上げなくても時刻や基本情報を確認できるので、ウォーキング中などで地味に便利でした。
スクエア画面の情報表示が見やすい
Amazfit Active Maxのラウンド型ディスプレイと比べると、スクエアのほうが情報の見やすさでは一歩上。
ラウンドだと画面の端が切れてしまうことがありますが、スクエアならその心配がなく、表示領域をフルに使えます。
画面が大きい分サイズ感はありますが、「見やすさ」という点では大画面スクエアの恩恵をしっかり感じました。
ウォッチフェイスが豊富
ウォッチフェイスは200種類以上が用意されており、無料で使えるデザインも豊富。
スポーツ向けのデータ密集型から、カジュアルなイラスト系、クラシックなアナログ風まで幅広く揃っています。
自分の写真を文字盤に設定できる「ポートレート」機能もあり、最大10枚の写真を登録して手首を上げるたびに切り替わる設定も可能です。
ウォッチフェイスの種類はかなり豊富。スポーツ向けのデータ表示型からアナログ時計風のデザインまで幅広く揃っているので、好みに合うものが1つは見つかるはずです。
タッチ操作のレスポンスも良好
タッチ操作のレスポンスも問題なし。メニューのスクロールも滑らかで、引っかかりやもたつきを感じる場面はありませんでした。
1万円台のスマートウォッチにありがちな操作のカクつきがないのは好印象です。
Amazfit Bip Maxのワークアウト機能を実測チェック
Bip Maxは150種類以上のスポーツモードに対応。GPSは円偏波アンテナの5衛星測位(GPS/GLONASS/Galileo/BeiDou/QZSS)をシングルバンドで搭載しています。
実際にウォーキングとサイクリングで使ってみたので、Active Maxとの同時計測データも交えて紹介します。
ウォーキングで実測
ワークアウトを開始するとGPS捕捉状況と心拍数が表示され、準備ができたらGOボタンを押すだけ。GPS捕捉は屋外であれば数秒で完了しました。
ワークアウト中の画面には運動時間・距離・心拍数・速度が表示されます。
2.07インチの大画面なので、歩きながらでもちらっと見るだけで情報を把握できるのは便利でした。
5/16にActive Maxと同時に装着してウォーキングした結果がこちら。
| 項目 | Bip Max | Active Max |
|---|---|---|
| 距離 | 2.21km | 2.22km |
| エクササイズ時間 | 25:28 | 25:33 |
| 平均速度 | 5.22km/h | 5.22km/h |
| 平均心拍数 | 102bpm | 102bpm |
| 最大心拍数 | 113bpm | 109bpm |
距離・速度・平均心拍のいずれもほぼ一致。1万円台のBip Maxが、約3万円のActive Maxとほぼ同じ精度でデータを記録できていることが分かります。
Zeppアプリ上のルートマップを見ても、両機種でほぼ同じ軌跡が描かれています。
GPS精度については、日常的なウォーキングやサイクリング用途であれば十分な水準と言えそうです。
サイクリングでも実測
サイクリング(5/10・約5km)でも同時計測を実施しました。
| 項目 | Bip Max | Active Max |
|---|---|---|
| 距離 | 5.31km | 5.32km |
| エクササイズ時間 | 39:08 | 39:09 |
| 平均速度 | 8.15km/h | 8.16km/h |
| 平均心拍数 | 86bpm | 86bpm |
| 最大心拍数 | 102bpm | 103bpm |
サイクリングでもほぼ同じ結果。ウォーキング・サイクリングともに、Active Maxとの精度差はほとんど感じられませんでした。
大画面のおかげで運動中にチラ見するだけでデータを確認でき、重さも気にならないので、ワークアウト用途との相性はかなり良いと思います。
オフラインマップが便利
Bip Maxは4GBのストレージを搭載しており、オフラインマップに対応。
Zeppアプリから使いたいエリアの地図をダウンロードしておけば、ワークアウト中にウォッチ単体でルートを確認できます。
ダウンロードできるマップはベースマップ・コンターマップ(等高線)・スキーマップの3種類。東京エリアで約30MBと、4GBあれば複数地域のマップを余裕で保存できます。
世界中の地図に対応しているのも面白いポイントで、旅行先でのウォーキングにも使えそうです。
実際にウォーキング中にマップを表示してみましたが、現在地の追従やルート表示もスムーズ。
ワークアウト中ではなくてもマップの表示は可能。2.07インチの大画面だとマップも見やすく、ズームイン・ズームアウトも+−ボタンで簡単に操作できました。
ダウンロードには少し時間がかかるので、使う前にWi-Fi環境であらかじめ済ませておくのがおすすめです。
Amazfit Bip Maxの健康管理機能で毎日のコンディションを数値化
Amazfit Bip Maxは、心拍数・血中酸素・ストレス・睡眠を24時間自動計測し、日々のコンディションを数値で把握できます。
搭載されているセンサーはBioTracker 6.0 PPG(5PD+2LED)。
これは上位モデルのAmazfit Active Maxにも採用されているセンサーです。
実際にActive Maxと同日の計測データを比べてみたところ、心拍数・ストレス値ともにほぼ同じ数値が出ていました。1万円台のモデルでも、健康管理の精度は上位機と遜色ないレベルと言えそうです。
心拍数・SpO2・ストレス計測
Zeppアプリの「ハートヘルス」画面では、心拍数・安静時心拍数・SpO₂・心拍変動(HRV)の4項目をまとめて確認できます。
それぞれの項目には「リラックス」「オプティマル」「良好」といったステータスが表示されるので、数値の意味が分からなくても自分の状態をざっくり把握しやすいのがポイントです。
心拍数は24時間自動で記録され、1日の変動がグラフで表示されます。
安静時や活動中の心拍の推移が一目で分かるほか、安静時心拍数・平均・最大・最小といったサマリーもまとめて確認可能。
心拍ゾーン(リラックス・ライト・インテンシブなど)の内訳も表示されるので、1日のうちどれくらいの時間を活動的に過ごしたかの目安にもなります。
血中酸素濃度(SpO₂)も自動計測に対応。日間サマリーでは平均・最大・最小が確認でき、正常範囲かどうかをひと目で判断できます。
医療機器ではないため診断用途には使えませんが、日々の体調チェックの参考値としては十分実用的です。
ストレス計測にも対応しており、1日のストレスレベルを時系列グラフで可視化。リラックス・正常・中級・重度の4段階で分類されるので、自分がどのくらいリラックスできていたかが直感的に分かります。
「ストレスと感情」はまだBeta機能ですが、1日の中でストレスが高まったタイミングを振り返れるのは面白い機能です。
睡眠計測
睡眠計測では、睡眠時間だけでなく質も含めてスコアとして可視化。就寝・起床時間や睡眠ステージの内訳がバーグラフで表示されるので、一晩の睡眠がどんな構成だったか直感的に把握できます。
スリープメトリクスでは、睡眠時間・睡眠の規則性・深い眠り・レム睡眠・覚醒回数がそれぞれ個別に評価されます。
実測データでは以下の通りでした。
| 項目 | 実測値 |
|---|---|
| 睡眠スコア | 85(良好) |
| 睡眠時間 | 7時間26分 |
| 深い眠り | 1時間26分(19%) |
| レム睡眠 | 2時間03分(28%) |
| 覚醒 | 8分(3回) |
深い眠りとレム睡眠がバランスよく取れており、覚醒回数も少なめ。実際の体感としても「しっかり寝た」という感覚と合っていたので、計測精度は信頼できそうです。
週間データでは、日ごとの睡眠時間・就寝起床リズム・睡眠中の心拍数・呼吸速度などを一覧で確認可能。
睡眠の規則性もトラッキングされるため、生活リズムのばらつきにも気づきやすい構成になっています。
ちなみに仮眠もしっかり計測されておりました。昼寝もOK!
BioCharge|体のエネルギー残量を数値化
Amazfit独自の健康指標「BioCharge」は、心拍数・HRV・睡眠・活動量などを総合的に分析して、体の回復度を数値化したものです。
イメージとしては、RPGのHPゲージ。睡眠で回復し、活動やワークアウトで消費される仕組みになっています。
これまで使ってきたスマートウォッチでは睡眠データの詳しさはあっても、「自分の体力が今どれくらい残っているか」を数値で見られる機能はありませんでした。このBioChargeは、スマートウォッチの健康管理として一歩先を行っている印象です。
週間データでは日ごとのBioChargeスコアに加えて、心拍変動(HRV)や安静時心拍数の推移もグラフで確認できます。
「今日は無理しても大丈夫か」「疲労が溜まっているから控えめにしよう」——そんな判断を、感覚ではなく数値でできるのがBioChargeの面白さ。体調管理をゲーム感覚で行えるのは、思った以上に実用的でした。
食事記録AI|写真を撮るだけでカロリーを推定
Zeppアプリでは、食事の写真を撮るだけでAIが食品を認識し、カロリーや栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)を自動推定してくれます。
「1日分の野菜」を試したところ、AIの推定は80kcal。実際の栄養成分表示は75kcalだったので、誤差はわずか5kcal。パッケージ食品との相性は良さそうです。
一方、「明治エッセル スーパーカップ 超バニラ」では、AIの推定が346kcalに対して実際は374kcal。約28kcalの誤差が出ました。
写真を撮るだけで記録が完結する手軽さは非常に便利ですが、数値の精度は完璧ではありません。
商品によっては推定値がズレることもあるので、厳密な栄養管理というよりは「食事傾向をざっくり把握する」用途で活用するのが現実的です。
とはいえ、食事管理を手軽に始められるハードルの低さは大きなメリット。面倒なカロリー入力をせずに済むのは、健康管理を続けるモチベーションにもつながります。
Amazfit Bip Maxの便利機能
Amazfit Bip Maxは、1万円台のスマートウォッチとは思えないほど便利機能が充実しています。
音声操作AI「Zepp Flow」、通知表示、Bluetooth通話、音楽再生、さらにはミニアプリまで。ここでは実際に使ってみた印象とあわせて紹介します。
Zepp Flow(音声操作AI)
Amazfit Bip Maxには、GPT-4oを統合した音声操作AI「Zepp Flow」を搭載。ウォッチ側面の上ボタンを長押しすると起動し、音声で質問や操作指示を出すことができます。
回答はテキストと音声の両方で返ってくるので、画面を見なくても内容を確認できるのは便利です。
睡眠スコアや活動量の確認も音声で完結。わざわざアプリを開かなくても、手元で「昨日ちゃんと眠れた?」と聞くだけで教えてくれるのは手軽です。
GPT-4oベースなので、単純なデータ参照だけでなく、ワークアウトの提案や一般的な知識の質問にも対応。スマートウォッチの画面でAIアシスタントとやりとりできる体験は、なかなか新鮮です。
ただし、すべての操作に対応しているわけではなく、「この機能は現在サポートしていません。」と表示されるケースもありました。
Zepp Flowで使えるスキルには、通知の返信・読み上げ、音楽コントロール、コール操作、ワークアウトデータや健康データの確認、天気チェックなどがあります。
また、起動にはボタン長押しが必要で、ハンズフリーで呼びかけて起動することはできません。音声操作の手軽さという面では、ここは少し惜しいポイントです。
通知表示
スマートフォンの通知はウォッチ側にリアルタイムで表示されます。LINE・メール・各種アプリの通知を手元で確認できるので、スマホを取り出す回数を減らせます。
Zeppアプリの通知設定では、アプリごとに通知のオン・オフを切り替えられるほか、スマホのおやすみモード(DND)と連動させたり、ワークアウト中に通知を消音にする設定も可能。
バイブの震え方をカスタマイズすることもできましたよ。
2.07インチの大画面はここでも活きていて、通知の文章が見やすく、読み切る前にスクロールが必要になることも少ない印象でした。
Androidスマートフォンと連携した場合は、通知の確認だけでなくクイック返信にも対応しています。
返信方法はキーボード入力・音声入力・絵文字の3種類。
音声通話に対してSMSで定型メッセージを送信することも可能です。
定型文には「今手が離せません。またあとで話しましょう。」「会議中です。後ほど電話します。」などがプリセットされており、タップするだけで返信が完結します。
さらに面白いのが、Zepp Flowを使ったAI返信候補の生成。
通知画面から「AIアシスタント」をタップすると、メッセージの内容に合わせた返信候補を自動で提案してくれます。日本語にもしっかり対応していて、実用レベルの文章が出てくるのには驚きました。
なおキーボード入力は日本語非対応。
テキストを自由入力する用途には向いておらず、返信手段はあくまで簡易的なものに留まります。
音声入力や定型文・絵文字なら問題なく使えるので、実用上はそこまで困らないかもしれません。
なおiPhone連携時は通知表示のみで、返信操作には対応していません。
Bluetooth通話・LINE電話
Bip Maxにはマイクとスピーカーが搭載されており、Bluetooth経由でのハンズフリー通話に対応しています。
着信時はウォッチ画面に発信者名と応答・拒否・消音のボタンが大きく表示されるため、操作に迷うことはありません。
LINE電話にも対応しているので、スマホをポケットに入れたまま通話できるのは便利です。
音楽・ポッドキャスト
スマートフォンで再生中の音楽をウォッチ側からコントロール可能。
再生・一時停止・曲送り・音量調整といった基本操作がウォッチ単体でできます。
また、4GBのストレージを活用して、オフラインでの音楽再生やポッドキャストの保存にも対応。
スマホを持たずにワークアウトしたい場面では重宝しそうです。ポッドキャストはRSSフィードやOPMLファイルからの追加に対応しています。
ミニアプリを追加できる
Amazfit Bip Maxに追加できるミニアプリは200種類以上。
ナビゲーション・メディテーション・ゲームなど、ジャンルも幅広く、ウォッチ単体でできることの多さに驚きます。
Zeppアプリのデバイス設定画面を見ても分かる通り、Zepp Flow・Zepp Messenger・コール・音楽・Podcastなど、1万円台とは思えない機能の多さ。
すべてを使いこなす必要はありませんが、「あったら便利」な機能がひと通り揃っているのは安心感があります。
バッテリー|通常使用で余裕のスタミナ
Amazfit Bip Maxのバッテリー容量は550mAh。公称スペックでは通常使用で最大20日間、ヘビー使用で最大10日間、GPSモードで最大40時間となっています。
実際にどのくらい持つのか、以下の条件で計測しました。
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 計測期間 | 5月9日〜5月19日(10日間) |
| AOD(常時点灯) | OFF |
| ヘルスモニタリング | 常時ON(心拍・SpO₂・ストレス等) |
| ワークアウト | 3回(サイクリング1回・ウォーキング2回) |
| 通知 | ON |
| 経過日数 | 日付 | バッテリー残量 |
|---|---|---|
| 0日目 | 5月9日 | 100% |
| 8日目 | 5月17日 | 52% |
| 10日目 | 5月19日 | 42% |
10日経過時点でバッテリー残量は42%。1日あたり約5.8%の消費ペースなので、このまま使い続ければ約17日間は持つ計算です。
公称20日間にはやや届かないものの、ヘルスモニタリング常時ON+通知ON+ワークアウト3回という条件を考えれば、十分すぎるスタミナ。
1万円台のスマートウォッチとしてはバッテリー持ちは文句なしに優秀と言っていいでしょう。
Apple Watchだと毎日〜2日に1回の充電が必要になりますが、Bip Maxなら2週間以上充電を気にせず使い続けられます。
「充電が面倒でスマートウォッチを使わなくなった」という人には、特に相性が良いはずです。
なお充電は公称約2.5時間でフルとのこと。
付属の充電器はUSB Type-Cのヘッド部分のみなので、手持ちのケーブルを使ってスマホの充電器やモバイルバッテリーからそのまま充電できます。
Amazfit Bip Maxはこんな人におすすめ
ここまでの内容を踏まえて、Amazfit Bip Maxが合う人・合わない人を整理します。
おすすめな人
スマートウォッチを初めて試してみたい人
1万円台という手が出しやすい価格ながら、健康管理・GPS・音声AI・通知・通話まで一通り揃っています。「まずは試してみたい」という人にとっては、機能不足で後悔する心配がほとんどないモデルです。
大画面で情報をしっかり確認したい人
2.07インチのAMOLEDは、ウォーキング中やワークアウト中にチラ見で確認するのに十分な表示面積。文字も大きく表示されるので、老眼が気になり始めた世代にも向いています。
バッテリーの充電頻度をなるべく減らしたい人
実測で2週間以上持つスタミナは、毎日充電が必要なApple Watchなどからの乗り換え先としても魅力的。充電を気にせず使い続けたい人には最適です。
健康管理を始めたいけど、高いウォッチには手が出ない人
BioTracker 6.0は3万円前後のActive Maxにも搭載されている上位センサー。心拍・睡眠・SpO₂・ストレスの精度は上位機とほぼ同等で、1万円台でこの精度が手に入るのは大きなメリットです。
向かない人
コンパクトなサイズ感を求める人
2.07インチの大画面は見やすさの裏返しとして、本体サイズもそれなりにあります。手首が細い方や、小さめのウォッチが好みの人には存在感が強く感じるかもしれません。
本格的なアウトドア・登山用途で使いたい人
気圧高度計や温度センサーは非搭載のため、標高計測や気圧変化の把握が必要な登山用途には向きません。アウトドア用途がメインなら、Active Maxなど上位モデルを検討したほうがよいでしょう。
音声アシスタントをハンズフリーで使いたい人
Zepp Flowの起動にはボタン操作が必要です。Apple WatchのSiriのように「手首を上げて声をかける」使い方はできないため、ハンズフリー操作を重視する場合は注意が必要です。
メリット・デメリット
ここまで実際に使ってきた中で感じた、Amazfit Bip Maxのメリットとデメリットをまとめます。
メリット
- 2.07インチの大画面で情報が見やすい
- 直射日光下でもしっかり見える3,000nitの高輝度
- 1万円台とは思えない機能の充実度
- バッテリー持ちが優秀(実測2週間以上)
- 上位モデルと同じBioTracker 6.0搭載で健康管理の精度が高い
最大の魅力は、1万円台という価格で「妥協した感」がほとんどないこと。
大画面・高輝度・ロングバッテリー・上位センサーと、スマートウォッチに求められる基本性能がしっかり揃っています。
特にBioTracker 6.0が上位モデルと同じという点は、健康管理目的で選ぶ人にとって大きな安心材料です。
デメリット
- 決済機能(Suica・QUICPay等)に非対応
- 画面が大きい分、人によってはサイズが気になる
- Zepp Flowの起動にボタン操作が必要(ハンズフリー非対応)
- 通知の返信・クイック返信がiOS非対応(Android限定)
一番大きいのは決済機能の非対応。Apple WatchのようにSuicaやQUICPayで支払いをしたい人にとっては、これだけで選択肢から外れてしまいます。
逆に言えば、決済機能が不要なら、Amazfit Bip Maxは1万円台の最適解と言えるポテンシャルを持っています。
また、通知への返信機能はAndroid限定で、iPhoneは通知の確認のみ。このため、iPhoneユーザーは少し物足りなさを感じるかもしれません。
サイズ感やZepp Flowの制約は人によって気になるレベルですが、機能面での致命的な不満はほとんどありませんでした。
まとめ:Amazfit Bip Maxは1万円台スマートウォッチの「最適解」
Amazfit Bip Maxは、「1万円台でここまでできるの?」と素直に驚かされるスマートウォッチです。
2.07インチの大画面AMOLED、3,000nitの高輝度ディスプレイ、上位モデルと同じBioTracker 6.0センサー、GPT-4o統合のZepp Flow、4GBストレージ、そして実測2週間以上のバッテリー。
この内容でお値段18,980円(税込)はコスパの面でもMAXと言っていいでしょう。
もちろん、気圧高度計や温度センサーが非搭載だったり、Zepp Flowの起動にボタン操作が必要だったりと、上位モデルとの差はあります。
ただ、日常使いの健康管理やワークアウトの記録、通知や通話といった基本的な使い方であれば、不満を感じる場面はほとんどありませんでした。
- スマートウォッチを初めて試してみたい
- 大画面で見やすいモデルが欲しい
- バッテリー持ちを重視したい
こんな人には特におすすめできる1台です。













































































































