2021年3月から4月にかけて、中国スマホメーカーから次々新しいスマホが発表されています。
最高性能をほこるフラッグシップモデルも魅力的なのですが、注目したいのは3万円~5万円の価格帯で買えるミドルレンジ。
手頃な値段でありながら性能は超ハイスペックなものが多い印象です。
中でも特におすすめなのが以下の4つのスマホ。
機種名 | 販売価格 | 特長 |
Xiaomi POCO F3 | $299~$349 (Aliexpress) | ・Snapdragon 870 ・120Hzリフレッシュレート ・5G対応 |
Xiaomi POCO X3 Pro | $199~$249 (Aliexpress) | ・Snapdragon 860 ・120Hzリフレッシュレート |
Xiaomi Mi 11 Lite 5G | $419~$479 (GIZTOP) | ・Snapdragon 780G ・重さ159g ・5G対応 |
Realme GT Neo | $349~$499 (GIZTOP) | ・Dimensity 1200 ・120Hzリフレッシュレート ・5G対応 |
(2021年4月2日現在)
これだけコスパの高いスマホが沢山あると、どれを買って良いのか迷ってしまいますよね?
そこで本記事では、2021年春に発売されるおすすめ中華スマホの主要スペックや特長、評判をまとめて紹介してきます。
なお大前提ではありますが、本記事で紹介しているスマホは「技術基準適合証明」(いわゆる「技適」)を取得していません。
そのため、総務省に届け出を行わずに日本国内で使用する(電源を入れる)と電波法違反になりますので、ご注意ください。
総務省>>技適未取得機器を用いた実験等の特例制度
技適のない中華スマホを買うのがやっぱり不安だなーと思う場合には、日本でも安心して購入できるコスパモデルをご検討ください。
以下のスマホが機能・性能に優れているので特におすすめです。
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2021年春 おすすめ中華スマホ① POCO F3
POCO F3はXiaomiのサブブランドPOCO製のSIMフリースマホです。
製品名 | POCO F3 |
サイズ・重量 | 163.7mm×76.4mm×7.8mm 196g |
ディスプレイ | 6.67インチ(AMOLED) |
リフレッシュレート | 120Hz |
タッチサンプリングレート | 360Hz |
SoC(CPU) | Snapdragon 870 |
バッテリー | 4520mAh 33W急速充電 |
カメラ | メイン:48MP 超広角:8MP マクロ:5MP インカメラ:20MP ビデオ:最大4K@30fps |
対応Band | 5G: n1, n3, n5, n7, n8, n20, n28, n38, n41, n77, n78 4GFDD-LTE:1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 20, 28, 66 4GTDD-LTE:38, 40, 41 3G: WCDMA Band 1,2,4,5,8 2G: GSM 850 900 1800 1900 MHz |
スピーカー | Dolby Atmos デュアルスピーカー |
防水 | なし |
OS | MIUI 12 |
公式サイト | POCO F3 |
対応バンドを見てみるとソフトバンク回線であれば不自由なく使えそうですね。
5Gはまだまだ実用性に乏しいですが、Sub6のn77、n78のみ対応。
ドコモのn79には非対応なのでご注意ください。
POCO F3の価格
メーカー希望価格 | 6GB / 128GB:€349 (45,433円) 8GB / 256GB:€399 (51,942円) |
販売価格(Aliexpress) | 6GB / 128GB:$299 (33,100円) 8GB / 256GB:$349 (38,636円) |
(2021年4月2日現在)
Aliexpressのセール価格にはなりますが、上位モデルでも4万円を切っています。
通常時の販売価格でも約47,000円なので十分安いです。
POCO F3の特長
POCO F3の特長はSoCにSnapdragon 870を搭載しているところ。
前情報を確認するとAnTuTuベンチマークのスコアは65万点以上出ていました。
2020年に発売されたフラッグシップモデル以上の基本性能で、重いゲームでも余裕でプレイできちゃいます。
他社ならフラッグシップとして販売されるスマホが5万円以下で買えるのはヤバすぎです!
POCO F3買いましたがセールの争奪戦に負けました。うう…。
— ちびめがね@レビューブログ (@chibimegane_rv) March 29, 2021
(追記)
実際にPOCO F3を購入してこちらの記事でレビューしています。
スペック通り高性能でなんの不満もないスマホでした。
これで3万円台は相当コスパが高いと思います。
POCO F3の評判・口コミ
真ん中パンチホールアンチなのに、あまりのコスパにPoco F3を買ってしまうというね()
— ゆー (@ChromiumAndroid) April 2, 2021
10日後に届くであろうPOCO F3に期待してるのはSoCとディスプレイ、スピーカー。
その他もろもろは過剰に期待することなく行こうと思います。— 迅/ヒビコア。 (@Mechasubayai) April 1, 2021
POCO F3コスパが化け物過ぎてヤバイwww
3.2万でSD870搭載はF1以来のハイエンド機・・・— トモ@ギルガメッシュじゃないよ顔面脂ギッシュだよ (@TomoCh_YouTube) March 31, 2021
Poco F3はiPhoneSEよりもコスパが良いから売れない理由はなさそう
— まぜそばにも味玉 (@neutralsoldier) March 31, 2021
2021年春 おすすめ中華スマホ② POCO X3 Pro
POCO X3 ProもXiaomiのサブブランドPOCO製のSIMフリースマホです。
POCO F3同様にこちらもかなりコスパの高いモデルになっております。
ちなみに外観がほぼ一緒で1世代前のモデルPOCO X3 NFCはこちらの記事でレビューしているので本記事と併せて御覧ください。
製品名 | POCO X3 Pro |
サイズ・重量 | 165.3mm×76.8mm×9.4mm 215g |
ディスプレイ | 6.67インチ(液晶) |
リフレッシュレート | 120Hz |
タッチサンプリングレート | 240Hz |
SoC(CPU) | Snapdragon 860 |
バッテリー | 5160mAh 33W急速充電 |
カメラ | メイン:48MP 超広角:8MP マクロ:2MP インカメラ:20MP ビデオ:最大4K@30fps |
対応Band | 2G: GSM: 850 900 1800 1900MHz 3G: WCDMA: B1/2/4/5/8 4G: FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/20/28 4G: TDD-LTE: B38/40/41 |
スピーカー | デュアルスピーカー |
防水 | IP53 |
OS | MIUI 12 |
公式サイト | POCO X3 Pro |
対応バンドはソフトバンク回線なら使えそうな感じ。
やっぱり中華スマホが好きならソフトバンク回線が安心ですね。
https://chibimegane.jp/which-is-the-best-for-softbank/
POCO X3 Proの価格
メーカー希望価格 | 6GB / 128GB:€249 (32,415円) 8GB / 256GB:€299 (38,924円) |
販売価格(Aliexpress) | 6GB / 128GB:$199 (22,030円) 8GB / 256GB:$249 (33,100円) |
(2021年4月2日現在)
販売価格は期間限定のセール価格になります。
AliexpressやBanggoodなどの中国ECサイトはセールでガクッと安くなるのでタイミングを見計らって購入するのがおすすめです。
POCO X3 Proの特長
POCO X3 Proの特長はなんと言ってもその安さ。
セール価格なら2万円台で購入できちゃいます。
信じられないくらい安いです。
何度でも言いましょう、安いです!!!
搭載されているSoCもSnapdragon 860なので十分ハイスペック。
AnTuTuベンチマークでも45万点くらい出ているようなので、普段使いからゲームまで十分こなせる基本性能と言えます。
デイスプレイが有機ELではなくて液晶なのは少し寂しいですが、リフレッシュレートはしっかり120Hz対応でヌルヌルです。
POCO X3 Proの評判・口コミ
poco x3 proほしいなぁ、安いなぁ。画面内指紋認証反応悪いから、側面タイプに乗り換えたいが嫁に怒られるしなぁ
— どくえき (@4ndStation) April 1, 2021
まってまって。POCO X3 PRO、8Gモデルだと30$安くできるから239$で買えるのかよ!これどうしよう。キャンセルして再購買すべきかな…
— capchar (@capcharginji) April 1, 2021
poco f3とx3 proの両方を購入して改めて考えてみると、x3 Pro 6/128GBで2.3万円弱って頭おかしすぎる値付けよね。
なんか8/256GBのf3が3.9万円とか割高に思えてくる感覚。
x3 Proの6/126GBと8/256GBで5万以下にしとけばよかったかな。— おひねり (@officeneri) April 1, 2021
POCO X3 Proが2.2万はもはやバグ
— いわゆる犬 (@arukubonnou_) March 31, 2021
2021年春 おすすめ中華スマホ③ Mi 11 Lite 5G
Mi 11 Lite 5GはXiaomi製のSIMフリースマホです。
2021年春はXiaomiの投入した新製品が激アツ。
同日に発表されたフラッグシップモデルの「Mi 11 Pro」「Mi 11 Ultra」や「Mi MIX FOLD」も飛ぶように売れているようです。
ちなみに僕はMi 11を購入しているのですが、あと少しお金払えばさらに性能が良いモデルが購入できたので微妙な気分になりました。
製品名 | Mi 11 Lite 5G |
サイズ・重量 | 160.53mm×75.73mm×6.81mm 159g |
ディスプレイ | 6.55インチ(AMOLED) |
リフレッシュレート | 90Hz |
タッチサンプリングレート | 240Hz |
SoC(CPU) | Snapdragon 780G |
バッテリー | 4250mAh 33W急速充電 |
カメラ | メイン:64MP 超広角:8MP マクロ:5MP インカメラ:20MP ビデオ:最大4K@30fps |
対応Band | 5G:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n77/n78/n66 4G:LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/20/28/32/66 4G:LTE TDD:38/40/41 3G:1/2/4/5/8 2G:2/3/5/8 |
スピーカー | デュアルスピーカー |
防水 | なし |
OS | MIUI 12 |
公式サイト | Mi 11 Lite 5G |
Mi 11 Lite 5Gの価格
メーカー希望価格 | 6GB / 128GB:€369 (48,037円) 8GB / 128GB:? |
販売価格(GIZTOP) | 6GB / 128GB:$419 (46,385円) 8GB / 128GB:$479 (53,027円) |
(2021年4月2日現在)
なお5Gに対応していないMi 11 Liteも販売されます。
搭載されるSoCがSnapdragon 732Gになってしまいますが、その分価格が抑えられています。
メーカー希望価格 | 6GB / 64GB:€299 (38,924円) 6GB / 128GB:? 8GB / 128GB:? |
販売価格(Aliexpress) | 6GB / 64GB:$299 (33,100円) 6GB / 128GB:$329 (36,422円) |
(2021年4月2日現在)
こちらの記事でMi 11 Lite(4G)をレビューしているので、ぜひ御覧ください。
Mi 11 Lite 5Gの特長
Mi 11 Lite 5Gの特長はサイズ感。
6.55インチのディスプレイを搭載していながら重さは僅か159g。
さらに厚みが6.81mmしかありません。
しかも凄いのはサイズ感だけではありません。
搭載されているSoCがSnapdragon 780Gで、700番台のミドルレンジながらもAnTuTu45万点前後というハイパフォーマンス。
本記事で紹介している他のスマホよりは若干性能は落ちますが、それでも普段使いには十分なので困ることは殆どないでしょう。
Mi 11 Lite 5Gの評判・口コミ
Xiaomi Mi 11 Lite 5G ええなぁ これで行くか
— 怠OST (@o_s__t) March 30, 2021
mi 11 lite 5Gは廉価版だけどスナドラ865相当なスペックだけあって中国でも4.8万か。
— あすぴな?????? (@ASUPINA0911) March 30, 2021
Mi 11 Lite 5Gは大画面で軽く
薄さがあのペラペラで薄かった
iPhone6より0.1ミリ薄いって— やかたふね(鮭は永遠) (@yakata1992) March 30, 2021
mi 11 lite 5gの完成度高くない?
真面目に欲しくなった— ⑨ちゃんこ⑨ (@yamahiro_chanko) March 30, 2021
2021年春 おすすめ中華スマホ④ Realme GT Neo
最後に紹介するのはRealme GT Neo。
OPPOから独立したRealmeが販売するSIMフリースマホです。
Realme GT Neoのコスパもやばいことになっています・・・。
製品名 | Realme GT Neo |
サイズ・重量 | 158.5mm×73.3mm×8.4mm 179g |
ディスプレイ | 6.43インチ(AMOLED) |
リフレッシュレート | 120Hz |
タッチサンプリングレート | 360Hz |
SoC(CPU) | Dimensity 1200 |
バッテリー | 4500mAh 50W急速充電 |
カメラ | メイン:64MP 超広角:8MP マクロ:2MP インカメラ:16MP ビデオ:最大4K@60fps |
対応Band | 5G:N1/N28A/N40/N41/N77/N78/N79 4G:LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/28A 4G:D-LTE:B34/B38/B39/B40/B41 3G: B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 CDMA BC0 / CDMA2000 BC0 2G: 850/900/1800/1900 |
スピーカー | デュアルスピーカー |
防水 | なし |
OS | realme UI 2.0 |
公式サイト | Realme GT Neo |
Realme GT Neoの価格
メーカー希望価格 | 6GB / 128GB:1,799元 (30,324円) 8GB / 128GB:1,999元 (33,696円) 12GB / 256GB : 2,399元 (40,438円) |
販売価格(GIZTOP) | 8GB / 128GB:$399 (44,171円) 12GB / 256GB : $499 (55,242円) |
(2021年4月2日現在)
最小構成モデルのメーカー希望価格はなんと3万円!3万円ですよ?
完全にRealme GT Neoはフラッグシップキラーです。
あくまで中国国内向けの販売価格なのでグローバル版の価格が気になるところですが、やばすぎます・・・。
Realme GT Neoの特長
Realme GT Neoは他のスマホと異なり、SoCにQualcomm製Snapdragonではなく、MediaTek製のDimensity 1200を搭載しています。
不安定な面があることは否めませんがかなり高性能なようで、AnTuTuスコア70万点を超えたというニュースもあります。
AnTuTuのバージョンが9なのでスコアが高めに出てるのかもしれませんが、もしこの情報が本当なら、最新のQualcomm製SoC「Snapdragon 870」に匹敵する性能となり、Realme GT Neoのコスパは異次元レベルです。
また、その他の性能についても盤石の状態で、仮にDimensity 1200の性能がそこまで高くないとしても高コスパスマホであることには変わらないでしょう。
Realme GT Neoの評判・口コミ
Antutu60万超えで3万円はもう決定版でしょうね。神機か?/Realme GT Neo正式発表【Dimensity 1200・イヤホンジャック搭載で約3万円~】 | telektlist https://t.co/inFs9rqJXr
— notintelli_Inc. (@notintelli_inc) March 31, 2021
日本
AQUOS Sense 5G 46k ベンチ30万!
コスパヤバい!大陸
realme GT neo 30k ベンチ65万!勝てない。。
— しばもん@転生 (@monsivamon) March 31, 2021
realme GT neo安すぎてびびった
— かに?(U ‘ᴗ’ U っ)з (@aaaaaaaaaaozora) March 31, 2021
Mi11 Lite買うなら断然realme GT Neo買うわ
— ??えびてん??@正在学习中文 (@ebiten_2025) April 1, 2021
まとめ:2021年春に買うべきバジェットスマホは?
2021年3月~4月に発表されたミドルレンジスマホのおすすめを紹介しました。
どれも魅力的なのでイチオシは決めにくいですが僕はPOCO F3をおすすめします。
最も安いわけではないものの、基本性能が最も高くクセがないところがポイントです。
機種名 | 販売価格 | コメント |
Xiaomi POCO F3 | $299~$349 (Aliexpress) | 基本性能が高く安定して使えそう。 セール価格が適用できれば3万円台前半になるのも魅力。 |
Xiaomi POCO X3 Pro | $199~$249 (Aliexpress) | とにかく安い。基本性能もそれなりに高い。ただサイズ感(大きい・重い)が気になる。 |
Xiaomi Mi 11 Lite 5G | $419~$479 (GIZTOP) | サイズ感の良さは圧倒的。カラフルなデザインで日本人好み。基本性能を考えると少々お高め。 |
Realme GT Neo | $349~$499 (GIZTOP) | フラッグシップキラー!ダントツの基本性能と価格の安さ。MediaTek製のSoCが気にならなければ買わないと損するレベル。 |
なお、海外サイトで中華スマホを購入するのは不安という人なら、日本でも安心して使えるRedmi Note 10 Proがおすすめです。
SoCはSnapdragon 732Gとまずまずの基本性能(AnTuTu 28万点くらい)ながら、最大1億800万画素で撮影できるカメラ、リフレッシュレート120Hzのディスプレイが特長。
しかもキャリア専売モデルではなくSIMフリー端末なので、家電量販店やAmazonなどで買えちゃいます。
実際に購入したスマホはレビュー記事を作成する予定なので、ぜひまた当ブログにアクセスしてみてください。