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お世話になります。ガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
Headwolf Titan 1を購入しました。
2025年10月に発売された中国Headwolf製のタブレットです。
Headwolf(ヘッドウルフ)は2016年に中国・深圳で設立された新興ブランドで、Shenzhen Doowis Industrial Co., Ltd.が運営しています。価格を抑えつつ大容量メモリやWidevine L1対応など機能も充実したタブレットやスマートデバイスを世界70か国以上に展開し、日本でも技適やPSE認証取得品を安心して使えます。
暫く使ってみましたが、個人的にはかなり理想的な1台でした。
- 8.8インチの扱いやすいサイズ感
- 重いゲームも遊べる抜群の動作性能
そして何より重要な価格も、セールやクーポンを使えば4万円台と抑えられているので、コストパフォーマンスにも優れております。
本記事でHeadwolf Titan 1を詳しくレビューするので購入の参考になさってください。
| メリット | デメリット |
| ・抑えられた価格 ・動作性能が高い ・重いゲームも遊べる ・144Hz対応 ・Widevine L1 ・ステレオスピーカー ・SIM装着可能 ・microSD装着可能 |
・バッテリー持ちがイマイチ ・充電速度が遅い ・カメラはおまけ ・イヤホンジャックなし |
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Headwolf Titan 1のデザイン・サイズ・付属品
まずはHeadwolf Titan 1の外観・付属品をチェックしていきましょう。
デザイン
Headwolf Titan 1にカラーバリエーションはなく「ブラック」のみの1色展開。
中華タブレットらしくシンプルなのかと思いきや、ちょこちょこオリジナリティ要素もあるデザイン。少なくとも持ち歩いて恥ずかしさを感じるものではありませんね。
うちの場合は子どもが触るせいかタブレットってスマホよりも指紋付きがち・・・。Headwolf Titan 1は光沢の少ないメタリックカラーなので指紋が目立たないのは嬉しいポイントです。
カメラはメインのみの単眼タイプ。カメラユニットの飛び出しは実測2.5mmほどあるので、デスクに置いて使うと普通にガタつきます。
横持ちをして右側面にはスピーカーとUSB Type-Cポートを搭載。
左側面にはスピーカーのみ。左右にスピーカーを配置したステレオサウンドです。
上部には音量ボタン、電源ボタンとカードスロットを搭載。
スマホみたいな配置ですね。電源ボタンだけ赤いのが可愛い。
カードスロットはSIMカードとmicroSDカードを1枚ずつ装着できるタイプです。
下部には何もありませんでした。スッキリ。
サイズ
Headwolf Titan 1のサイズは208×129×7.9mm。
スマホより大きいけど、10インチ超えのタブレットよりコンパクトと絶妙なサイズ感。
片手でも扱えるのがめちゃくちゃ良いです。
重さは実測で336g。500g超えが珍しくないタブレットとしてはかなり軽量です。
何度も言いますがHeadwolf Titan 1のメリットの1つが抜群のサイズ感。
まさに家でも外でもタブレットを使いたい人や、タブレットは欲しいけど大きすぎると思っている人にピッタリです。
付属品
Headwolf Titan 1の付属品は以下のとおり。
- スタートガイド
- SIMピン
- 充電器
- 充電ケーブル
- 保護フィルム
充電器はUSB Type-Cポートで20W出力可能なタイプ。付属品が全くないスマホも多いのに頑張ってくれましたよね。
ディスプレイ保護フィルムは最初から貼り付けてありました。
ちなみに僕は購入特典で純正ケースもGETしました。
背面パネルがメッシュになっていて拘りを感じるデザインです。
ディスプレイカバーがマグネット式になっているので取り外せるのも便利。ゲームをやる時とか邪魔なこともありますからね。
とっても便利なので無料で貰えるキャンペーンがやってないかチェックしましょうね。
Headwolf Titan 1のディスプレイをレビュー
続いてタブレットの命とも言えるディスプレイ性能を見ていきましょう。
8.8インチ液晶ディスプレイ
Headwolf Titan 1のディスプレイは8.8インチと、タブレットの中ではコンパクト。
スマホより大きなサイズながらも片手でも扱える絶妙なサイズ感です。
タブレットなんだから大画面に越したことないだろ!って人には不向きですが、持ち歩いて家でも外でも楽しみたい人にハマる大きさだと思います。
画面分割しても見やすくて良い感じです。
ベゼル(縁)幅は左右が広く実測で約8.5mm。
上下と同じ幅にすればもっと画面が広くなるのにとは思いますが、ある程度の幅があったほうが手持ちした時に干渉しなくて良いんですよ。
インカメラはベゼル内に搭載されているのでディスプレイを遮るものは何もありません。
ネットサーフィンや動画視聴が快適なのはもちろん、電子書籍での読書もバッチリです。
横持ちにすると小さくなりすぎてしまうので、読書は縦持ちがおすすめです。読めないことはないんですけどね。
電子書籍リーダーのkindleと比較するとこんな感じ。
Kindleの方がさらに小型で軽いので、サクッと持ち歩くのには向いてるものの、動作の快適さはHeadwolf Titan 1が圧倒的。超サクサクでノンストレスですよ。
僕はこれまで電子書籍はKindleで読んでたんですけど、今後はHeadwolf Titan 1にします。
視野角の広さも十分なので、ごろ寝タブレットとしても大活躍。大型タブレットでは重すぎですが、Headwolf Titan 1ならそれも楽勝です。
寝る前に使う時はナイトモードにするのをお忘れなく。多少はブルーライトをカットしてくれると思います。
なお、外で使う機会は少ないかもしれませんが、ディスプレイ輝度は500nitとスペック的にはそこそこ。暗くて何も見えないってことはないと思います。
画面の明るさ(輝度)は、使うシーンによって快適さが大きく変わります。下の一覧表を参考に、室内や屋外、それぞれの使い方に合った明るさかどうかもぜひチェックしてみてください。
| 輝度範囲(nits) | 使いやすい環境 | 視認性・補足 |
|---|---|---|
| 〜300 | 室内(暗め〜普通の照明) | 標準的な画面。室内利用には問題なし。 |
| 300〜500 | 室内(明るい部屋) | 明るめの室内でも見やすい。 |
| 500〜700 | 室内+屋外(曇天・日陰程度) | 屋外の日陰や曇天でも十分視認できる。 |
| 700〜1,000 | 屋外(晴天含む) | 晴天の屋外でもほぼ問題なく視認可能。 |
| 1,000以上 | 直射日光下(HDRにも強い) | 直射日光下でも画面がよく見える。HDRコンテンツ向け。 |
(表はスクロールできます)
画面解像度2,560×1,600
Headwolf Titan 1の画面解像度はフルHDを大きく超える2,560×1,600。
何を表示させてもめちゃくちゃ綺麗です。液晶パネルは黒色表現が弱くなりがちなんですが、夜景動画なんかもしっかりに見れました。
リフレッシュレートは最大144Hzをサポート
Headwolf Titan 1のリフレッシュレートは、ハイエンドモデルも顔負けの最大144Hzに対応しております。
1秒間に最大144回も画面を書き換えるのでスクロールがヌルヌル動きますよ。これに慣れたら60Hzには戻れません。
高い動作性能に加えてディスプレイも高駆動なので、超快適で気持ちよく動いてくれます。
ただ可変式ではないので常に設定したリフレッシュレートになります。
リフレッシュレートが高いほどバッテリー消耗が激しくなるので注意しましょう。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
Headwolf Titan 1のデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、Headwolf Titan 1はストリーミングサービスで高画質視聴が可能です。
Widevine L1は、Googleが提供するDRM(デジタル著作権管理)の最高レベル規格で、4KやHDRなどの高品質動画を安全に配信するために使われます。ハードウェアレベルで暗号化・復号を行う専用チップを搭載し、不正コピーや無断視聴を強力に防止。下位規格としてL2やL3もあり、デバイスの性能や用途に応じて使い分けられます。
NetflixではHDR機能は非対応なもののFull HD再生可能。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでもHD 1080pで視聴可能。YouTubeでは「2160p60 HDR」まで設定できました。
いつでもどこでも大画面ディスプレイで高画質動画を視聴できるのはなんとも贅沢。しかもHeadwolf Titan 1はステレオスピーカーなので、エンタメコンテンツの消費が捗りますよ。
Headwolf Titan 1の基本性能・動作性能をレビュー
スマホやタブレットが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
タブレットの動作性能を司るのがSoC(CPU/GPU)。
Headwolf Titan 1には「MediaTek Dimensity 8300」が搭載されております。
MediaTek Dimensity 8300は、2023年11月発表の上位ミドルレンジ向け8コアSoCです。CPUはCortex-A715を4基(最大3.35GHz)とCortex-A510を4基搭載し、TSMCの4nmプロセスで製造。前世代より大幅に性能と効率が向上しています。GPUはMali-G615 MC6を採用し、ゲームやグラフィック処理も快適。メモリはLPDDR5X、ストレージはUFS 4.0に対応。さらにSub-6GHz 5Gモデムを内蔵し、高速通信が可能です。AI性能も強化され、生成AIやカメラ機能の処理を加速。ハイエンド並みの性能を手頃な価格帯で実現するバランス型チップです。
公式サイト>>MediaTek Dimensity 8300
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということになります。
最も有名なAnTuTuベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.10の総合スコアは1,341,528点、GPUスコアは509,654点。
新世代のVer.11では総合スコアが1,650,461点、GPUスコアは463,960点でした。
2025年11月時点の最高スコア(ver.10)は280万点を超えているわけですが、130万点もあれば、普段使いはもちろん重いゲームでもそこそこ遊べるスコアと言えます。
これまでレビューしてきたスマホで例えるなら、以下のモデルと同程度。
- motorola edge 60 pro:1,404,486
- arrows Alpha:1,391,939
- OPPO Reno14 5G:1,383,811
いわゆるミドルハイモデル相当になりますね。
以下のページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますのでチェックしてください。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度もテストしてみました。
読み込み/書き込みどちらも爆速。ハイエンドモデルにせまるスコアでした。
RAM容量は12GBあるので、複数のアプリを同時に起動しても余裕があると思います。
またストレージ容量も256GBと十分。システムに17GB使うため、実質保存できるのは240GBほどになります。
パツパツになることはないと思いますが、重いゲームを複数同時にプレイしている人や、写真・動画撮影が好きな人は気をつけましょう。
Google DriveやGoogle Photo等のオンラインストレージを活用するのはもちろん、Headwolf Titan 1にはmicroSDカードを装着できるので安心です。
メモリ拡張機能を搭載
Headwolf Titan 1には使わないストレージの最大12GB分を仮想メモリにする「メモリ拡張」機能も搭載されています。
もちろん標準RAMと同等の性能があるわけではなく、パソコンの仮想メモリなんかと同じように極端に動作が速くなることはないと思います。
それでも、僅かでも快適に使えるのであれば有効にしない手はありません。
元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心ですからね。
Headwolf Titan 1のゲーム性能をレビュー
もはやスマホ・タブレットとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイントです。
普段使いは十分すぎるほど快適なHeadwolf Titan 1はゲームを快適にプレイできるのかチェックしていきましょう。
原神(60FPS/最高)の平均FPSは44.3
ゲーム性能のベンチマークのような存在になってる「原神」をプレイした時の平均FPS(フレームレート)で検証していきます。
ちなみにHeadwolf Titan 1のデフォルトグラフィック設定は「中/30FPS」でした。
グラフィック設定「最高/FPS60」で15分ほどプレイした時の結果がこちら。
スメールの砂漠地域を動き回り、エンカウントした敵とはしっかり戦っています。
平均FPSが44.3。シーンによって上下しちゃうもののストレスなく遊べます。
さらに負荷が高いと言われているナド・クライのフィールドを同じ用にマラソンしても、平均FPSは45.1でした。
さすがにハイエンドモデルには敵わないものの、これだけ遊べれば十分じゃないでしょうか。
崩壊:スターレイルの平均FPSは36.3
原神はCPU性能が求められるのに対し、崩壊:スターレイルはGPU性能が重要とのこと。
ピノコニー・黄金の刻を「最高/FPS60」で15分ほどプレイ(黄泉の四相断我で移動)してみました。
平均FPSは36.3でした。原神に比べるとカクつく瞬間が多く、本体が熱くなっていました。
とは言え、少しグラフィック設定を下げてしまえば十分プレイできると思います。
Headwolf Titan 1は、ハイエンドモデル・ゲーミングモデルには及ばないものの、ガチ勢じゃなければ満足に遊べるゲーム性能だと思います。
10インチ超えのタブレットだと、大きすぎてコントローラーがなければ遊びにくいこともありますが、8.8インチのHeadwolf Titan 1であればそんなこともありませんよ。
ちなみに僕は購入特典で純正コントローラーも貰っちゃいました。
難しい設定をする必要もなく原神で遊べちゃいました。超快適!!!
Headwolf Titan 1でゲームをバリバリ遊びたい人は持っておいて良いかもしれません。
発熱で性能が少し下がる
スマホやタブレットによってはゲームなどで高い負荷がかかると発熱等の影響で性能が落ちてしまうことがありますが、Headwolf Titan 1はそこまで酷くありませんでした。
AnTuTuベンチマークを4回連続で実行しても、スコアは少しづつ落ちていくものの、ガクーンと下がることはありません。
原神を最高設定で遊んでいても、多少ホカホカするものの持てなくなるほどではないので、負荷が高い状況でも動作は安定しているようです。
Headwolf Titan 1のバッテリー性能をレビュー
続いてHeadwolf Titan 1のバッテリー性能をチェックです。
充電速度はもちろん、バッテリー持ちの良し悪しも重要なポイント。
1度の充電でなるべく長時間使える方が嬉しいですよね。
PCMarkバッテリーテストのスコア
Headwolf Titan 1はスペック上では7,200mAhと大容量バッテリーを搭載。
ただいくら容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこでPCMarkというベンチマークアプリでバッテリー持ちを検証してみました。
PCMarkは実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているため、それなりに信頼できる結果だと思っています。
画面の明るさを50%固定、リフレッシュレートをそれぞれ設定して計測した結果が以下のとおり。
- 144Hz
- 120Hz
- 90Hz
- 60Hz
144Hz設定で6時間58分、最もバッテリー持ちを重視した60Hzに設定しても9時間5分と、イマイチな結果になってしまいました・・・。
ベンチマークの結果だけで判断するとバッテリー持ちは悪く、普通に使用していてもモバイルバッテリーを持ち歩いたほうが安心だと思います。
なおこちらのページで、これまでにレビューしたスマホのPCMarkスコアをランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。
バッテリー消費時間を実機で計測
PCMarkのスコアじゃピンとこない人もいると思うので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。
まずAmazon Musicでストリーミング音楽を1時間聴いた結果、バッテリー消耗は2%。
YouTubeで動画(1080P/60fps)を1時間視聴した結果、バッテリー消耗12%。
原神をデフォルト画質で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は14%。
24時間一切触らずに放置でバッテリー消耗は7%でした。
それぞれの結果をまとめると次のとおり。
| 使用時間 | バッテリー消耗 | 使用可能時間(想定) |
| 音楽再生 1時間 | 2% | 約50時間 |
| 動画再生 1時間 | 12% | 約9時間 |
| 原神 1時間 | 14% | 約7時間 |
| 24時間放置 | 7% | 約13日間 |
PCMarkの結果ほどバッテリー持ちが悪くはなさそうですが、他社製のスマホやタブレットに比べると少々バッテリー消耗は激しめ。
やはり外出中に使う機会が多い人はモバイルバッテリーを一緒に持ち歩くと良いでしょう。
充電速度はのんびり
Headwolf Titan 1の充電速度は最大18Wなので、そこまで速くありません。
実際に試してみたところ、バッテリー残量15%からフル充電まで約2時間10分かかってしまいました・・・。
一気に充電しようとすると時間がかかるので、気付いたらこまめに充電してあげると良いでしょう。使いたい時に使えないのは悲しいですからね。
Headwolf Titan 1の基本機能・操作性をレビュー
ここからはHeadwolf Titan 1のディスプレイ・動作性能・バッテリー性能以外のところを実機レビューしていきます。
OSはAndroid 15を搭載
Headwolf Titan 1に搭載されているOSはAndroid 15。
2025年11月現在で、1世代前のバージョンになります。
殆どカスタムが加わっていない、Google PixelシリーズのようなピュアAndroid状態でした。
ちなみにアップデート保証については明記されていないので、長期使用を考えている人はご注意ください。セキュリティパッチが入る程度なことも珍しくありません。
マルチユーザー対応
Headwolf Titan 1の特別な機能は、画面分割や3本指スライドでスクリーンショットなど最低限。目新しい機能は搭載されておりません。
フローティングウィンドウやサイドバーはなし。アプリ複製機能(デュアルアプリ)なんかも見つけることはできませんでした。
ただ、Android標準の複数ユーザー機能だけは対応しています。
この他、Googleの生成AI「Gemini」も搭載されていますが「かこって検索」は使えませんでした。
カメラ性能はちょっとしたメモ用
Headwolf Titan 1は1,600万画素のメインカメラを1つ搭載。
明るい場面ならそれなりに撮影できますが画質はまずまずと言ったところ。
ちょっとしたメモ程度なら使えるものの、バリバリ撮影するには性能不足。写真撮影は素直にスマホに任せましょう。
インカメラは800万画素。
こちらも全体的にモヤッとしてるので、ちょっとしたビデオ通話になら使えると思いますが、テレワークで使うには力不足だと思います。
Headwolf Titan 1のカメラはおまけ程度と割り切ったほうが良いでしょう。
ステレオスピーカー搭載
Headwolf Titan 1には左右にスピーカーが搭載されているので、横持ちで使えばステレオサウンドを楽しめます。
- 左スピーカー
- 右スピーカー
音質は中高音域を中心としたクリアなサウンド。
個人的にはもう少し低音が欲しいところですが、サクッと音楽を聴いたり動画を楽しむ程度であれば十分なクオリティです。
モノラルスピーカーに比べると、音の広がりや臨場感は明らかに優れていると感じます。
BluetoothコーデックはLDACに対応
Headwolf Titan 1には残念ながらイヤホンジャックがないので、ワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
ゲームは遅延があると厳しいですが、音楽を聞いたり動画を見るくらいであれば十分ですからね。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際に接続してみたところ、以下のコーデックに対応していました。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:✕
- LDAC:○
- LHDC:✕
残念ながらaptX Adaptive・LHDCには非対応でしたが、LDACには対応しているので、無線でもハイレゾ相当の音質が楽しめます。
またAmazon Musicのストリーミング再生では「96kHz/24bit」の、日本オーディオ協会が求める純然たるハイレゾ表示になっていました。
とは言え、Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分からないので疑わしい場合はストリーミング再生ではなく、曲をダウンロードした方が良いでしょう。
顔認証でロック解除
Headwolf Titan 1はインカメラによる顔認証に対応しています。
反応はそこそこ良好で、僅かにロック画面が表示されるものの顔が入ればすぐにロック解除されます。
指紋認証にも対応してれば完璧でしたが、パスワードを入力するよりはずっと楽にロック解除できるので良しとしましょう。
SIMカードを装着できる
Headwolf Titan 1はSIMカードを装着可能。
対応Bandは以下のとおり少ないですが、ソフトバンク回線であればプラチナバンドを含めて対応しています。
- FDD: 1/2/3/4/5/7/8/20/28AB/66
- TDD:38/39/40/41
- WCDMA: 1/2/5/8
- GSM:2/3/5/8
| 主要Band一覧表 | |
| ドコモ回線(△) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)✕ |
| ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
| au回線(✕) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)✕ Band 26 ✕ |
| 楽天回線(△) | Band 3 ○ Band 28 (プラチナバンド)○ Band 18(パートナー回線)✕ |
また楽天モバイルも、楽天回線対応エリアであれば使えそうです。
こちらの記事で実際に楽天モバイルのSIMカードを装着して検証しているので参考に御覧ください。
SIMカードを装着すればいつでもHeadwolf Titan 1を使えるのはやっぱり便利。GPSを含む5種類の衛星測位にも対応しているので、ちょっとしたナビ代わりにもなると思います。
Headwolf Titan 1のスペック・仕様
Headwolf Titan 1のスペック・仕様は以下の通りです。
| サイズ | 高さ:208mm 幅:129mm 厚さ:7.9mm |
| 重さ | 325g |
| ディスプレイ | 8.8インチ 1600×2560 344ppi 500nits |
| リフレッシュレート | 最大144Hz |
| OS | Android 15 |
| SoC | MediaTek Dimensity 8300 |
| RAM | 12GB |
| ROM | 256GB |
| リアカメラ(メイン) | 1,600万画素 |
| インカメラ | 800万画素 |
| バッテリー | 7,200mAh 20W急速充電 |
| ポート | USB Type-C |
| ワイヤレス充電 | 非対応 |
| 生体認証 | 顔認証 |
| 対応SIM | nano SIM nano SIM SDカードと排他利用 |
| 2回線同時待ち受け | 可 |
| 対応Band | FDD: 1/2/3/4/5/7/8/20/28AB/66 TDD:38/39/40/41 WCDMA: 1/2/5/8 GSM:2/3/5/8 |
| Wi-Fi | Wi-Fi 6E |
| Bluetooth | Ver5.4 |
| 位置情報 | GPS GLONASS BDS Galileo QZSS |
| スピーカー | ステレオ |
| イヤホンジャック | なし |
公式サイト>>仕様
まとめ:Headwolf Titan 1のメリット・デメリット・評価
Headwolf Titan 1を実機レビューしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。
メリット・デメリット
Headwolf Titan 1を買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
| メリット | デメリット |
| ・抑えられた価格 ・動作性能が高い ・重いゲームも遊べる ・144Hz対応 ・Widevine L1 ・ステレオスピーカー ・SIM装着可能 ・microSD装着可能 |
・バッテリー持ちがイマイチ ・充電速度が遅い ・カメラはおまけ ・イヤホンジャックなし |
評価
総合評価:(4点/5点満点)
Headwolf Titan 1は、「扱いやすいサイズ感」「ミドルハイクラスの高い動作性能」「4万円台の価格」という3つの軸がきれいに噛み合った、これまでの中華タブレットとは一線を画す1台です。
抑えられた価格ながら、Dimensity 8300による高い処理性能と144Hz対応ディスプレイで重いゲームもこなせて、Widevine L1・ステレオスピーカー・SIMとmicroSD対応といった実用装備もしっかり押さえています。
一方で、バッテリー持ちや充電速度はライバル機と比べて平凡で、カメラも「おまけ」、イヤホンジャックも非搭載と、削られている部分があるのも事実です。
それでも、8インチクラスでここまで性能・携帯性・価格のバランスが取れたモデルは現状ほとんどなく、「ゲームも仕事も遊びも1台でこなせるコンパクトなタブレット(大きなスマホ)が欲しい人」にとっては、有力どころか“本命”と言っていい存在だと感じました。


























































































































