HUAWEI HONOR Band 5 を購入しました。
HONOR Band 5は、HUAWEIのサブブランドHONORが2019年7月に発売した、スマートウォッチ。
Control your music with ease from your #HONORBand5. What’s your favorite running soundtrack of choice? pic.twitter.com/DVL2h27pny
— HONOR (@Honorglobal) October 3, 2019
価格が抑えられているにもかかわらず、機能性に優れた、コストパフォーマンスの高いウェアラブルデバイスです。
スマートウォッチについての概要はこちらで分かりやすく解説しています。
>>スマートウォッチのビジネス動向(神戸大学 塚本昌彦氏著)(PDFファイル)
HONOR Band 5を実際に使ってみて、特に以下の機能に優れていると感じました。
- 睡眠計測が優秀
- SpO2測定ができる
- バッテリーが長持ち
スマートウォッチは数多く発売されているので、どれを購入して良いかわかりませんよね?
初めて活動量計としてスマートウォッチを購入するなら、価格と機能のバランスのとれたHONOR Band 5をおすすめいたします。
本記事で、HUAWEI HONOR Band 5を詳しくレビューいたしますので、購入の参考にしていただければ嬉しいです。
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HUWEI HONOR Band 5の外観と付属品
HONOR Band 5の外観と付属品を紹介いたします。
外観
HONOR Band 5はリストバンドタイプのスマートウォッチです。
手首に装着した感じはとてもコンパクト。
Apple Watch Series3(38mm)と並べてみると、大きさの違いが分かります。
コンパクトながらも、カラーディスプレイがとっても綺麗です。
0.95インチ、240×120ピクセルの有機EL「AMOLEDディスプレイ」を搭載しています。
常時消灯でバッテリー消費を抑え、手首を上げることで点灯してくれます。
本体背面には、心拍センサーと充電用端子があります。
重さも22gと、装着していることを忘れるくらい軽量です。
ベルトにはサイズ調整用の穴が空いており、自分の手首にフィットさせることができます。
バンドの素材はTPU(熱可塑性ポリウレタン)です。
付属品
HONOR Band 5の付属品は充電ケーブルと充電ドッグ。
充電ケーブルは、18㎝の一般的なUSB-A to Micro USBなので、他社製のケーブルとの互換性があります。
そして、充電ドッグが付属されているのが嬉しいポイント!
スマートウォッチの充電ケーブルは、マグネット式のものが大半で、充電中に外れやすいというデメリットがあります。
しかし、HONOR Band 5に付属の充電ドッグを装着すれば、充電中に外れてしまうことがなくなるので重宝します。
充電ドッグをHONOR Band 5に取り付けます。
そして、充電ドッグのMicro USBポートに充電ケーブルを差し込んで充電スタートです。
小さいながらも超綺麗なディスプレイが、外見のポイント。
スッキリとした外観で、重さも軽量なので、毎日装着しても苦になりません。
HUAWEI HONOR Band 5のスペックと基本機能
HONOR Band 5のスペックと基本性能を紹介いたします。
価格以上のパフォーマンスを発揮できる、優秀なスマートウォッチです。
スペック
プロセッサー | APOLLO3 |
Bluetooth | 5.0 |
防水規格 | IPX5 |
耐水圧 | 5ATM |
互換OS | iOS9.0以降 Android4.4以降 |
センサー | 6軸IMUセンサー((加速度センサー、ジャイロスコープセンサー)、光学心拍センサー、赤外線摩耗センサー) |
HONOR Band 5はスイミングを記録することも可能です。
6軸センサーの働きで、クロールなどのストロークを自動判別し、ワークアウトのスコアとして記録してくれます。
公式解説にはスイミングでの利用にも勧められています。
しかし、防水・耐水の規格から判断すると、スイミングに耐えれるのか、少し疑問が残るところです・・・。
IPX5・5ATMは、手洗いや水仕事程度に耐えうるレベル。
スイミングのスコア記録に使用しようと考えている方は、十分ご注意ください!
基本機能
HONOR Band 5は、ディスプレイをスライドすると機能を切り替えることが可能です。
どんな機能が搭載されているのか、1つずつ紹介していきます。
ここでは、歩数や消費カロリーなどの活動記録を確認できます。
スマートフォンをわざわざ開かなくても、以下の記録を確認できます。
- 歩数
- 消費カロリー
- 移動距離
- 活動時間
- 立っていた時間(座りすぎ防止)
HONOR Band 5は、スマートフォンの通知を表示することが可能です。
未読の通知数がバッジで表示されます。
タップで通知内容を確認可能です。
運動をしたい時は、ワークアウトから種類を選択します。
目標を自分で設定して、以下のワークアウトを記録します。
- 屋外ランニング
- 屋内ランニング
- 屋外ウォーキング
- 屋内ウォーキング
- 屋内サイクリング(バイク)
- クロストレーナー
- ローイング
- スイミング
- フリートレーニング
睡眠モニタリング機能で、睡眠時間の計測が可能です。
特に設定をすることなく、HONOR Band 5を装着していれば、自動的に記録されます。
心拍数の測定も可能です。
心拍数の計測は「HUAWEI TruSeen」心拍モニタリング技術が用いられています。
HUAWEI社が開発した独自AIアルゴリズムとセンサーで、リアルタイムの心拍計測が可能です。
さらに自分で心拍数を測定したい時に、この項目を使用します。
その他の機能や設定はここで。
タイマーやストップウォッチは、ここから使用可能です。
また、ダウンロード済みの壁紙の変更や、スマートフォンを探す機能も利用できます。
HONOR Band 5は専用アプリ「Huawei Health」と連動して使用します。
HONOR Band 5を装着して記録したデータは、 Huawei Healthと同期され、スマートフォンで確認することが可能です。
このように、HONOR Band 5には、活動量計に必要な機能は全て搭載されているので、コストパフォーマンスの高い優秀なスマートウォッチです。
さらに、HONOR Band 5のファームウェアを最新版(1.1.0.100)にアップデートすれば、音楽アプリの操作と動脈血酸素飽和度(SpO2)計測も可能になります。
It’s here! These new features enable you to measure blood oxygen readings and take control of your music playlist directly from your #HONORBand5. Update now! pic.twitter.com/uv05xK4Eka
— HONOR (@Honorglobal) September 30, 2019
HUAWEI HONOR Band 5の特長
僕が実際にHONOR Band 5を使用して、特に良かったと感じたポイントは以下の3つです。
- 睡眠計測が超優秀
- SpO2測定ができる
- バッテリーが長持ち
1つずつ紹介していきます。
睡眠計測が超優秀
睡眠計測ができるスマートウォッチは数多く販売されていますが、HONOR Band 5は特に優れていると感じました。
睡眠時間をセットすることなく、睡眠計測機能を「有効」にしていれば、リアルタイムで睡眠計測してくれます。
また、「HUAWEI TruSleep」で、自分の睡眠パターンを分析し、睡眠障害に陥っていないか診断することも可能です。
HUAWEI TruSleepはHUAWEI社が開発したAIによる睡眠分析システムです。
分析精度が高いことから、ハーバードメディカルスクールCDBセンターの睡眠試験認証を取得しました。
- 睡眠構造図の作成
- 睡眠の評価
- 睡眠のアドバイス
これらの分析結果をスマートフォンで確認することができます。
HUAWEIプレスリリース>>HUAWEI スポーツリストバンド『HUAWEI FIT』 睡眠モニタリング技術「HUAWEI TruSleep」導入のお知らせ
リアルタイムの睡眠計測は、生活リズムが一定ではない人でも活用できます。
短時間の睡眠は、「昼寝」と正確に分析してくれるなど、精度の高さに驚いてしまいました。
HUAWEI TruSleepが搭載されていることが、HONOR Band 5を使用するメリットと言えるでしょう。
Honor band、つけてるだけなのに完璧に睡眠時間取ってくれる pic.twitter.com/mcs7jK2zXY
— よらりり。҉҉҉҉ (@9842) August 24, 2019
母に贈ったHUAWEI Honor Band 5、気に入ってもらえたようで何より。睡眠が浅いという測定結果を見てやっぱりそうだと思ったと感心していた。
ちなみにグローバル版なので日本でサポートは受けられないが、送料無料3000円で購入したものなのでそこは割り切るべし。— くぼたかずとし (@ichi_kotobuki) September 13, 2019
SpO2測定ができる
HONOR Band 5のファームウェアを最新版にアップデートすると「SpO2」測定が可能になります。
酸素 飽和度(SpO2)とは、心臓から全身に運ばれる血 液(動脈血)の中を流れている赤血球に含まれる ヘモグロビンの何%に酸素が結合しているか、皮 膚を通して(経皮的に)調べた値です。
もちろん医療用に作られたパルスオキシメーターではありませんので、呼吸器の疾患をお持ちの方が常用する用途としては利用できません。
しかし、山登りやトレッキングが趣味の人が、高地で息苦しさを感じた時に簡易的にSpO2測定をする場合などに便利です。
SpO2測定機能が備わったことにより、HONOR Band 5の活動量計としての機能がさらに高まったと言えるでしょう。
HONOR Band 5マジでか!!
SPO2(医療用語)測定可能とか最強やん!!?SPO2とは血中酸素飽和度(ワイの職場では知ってて当たり前)
— Y.HふぁーさんBot (@_HUAWEI_EMUI_) July 24, 2019
Con la última actualización la Honor Band 5 (version global) ya cuenta con medidor SpO2❤️#Huawei pic.twitter.com/wxUhuckMkg
— Daniel E Rincón [??] (@SoyDanielRincon) October 1, 2019
バッテリーが長持ち
HONOR Band 5はバッテリーが長持ちです。
公式サイトの解説によると、最長2週間充電不要と記載があります。
しかし、それは全ての機能をOFFにした場合の待受時間のことなので、実際にはもっと短くなります。
僕が睡眠計測や心拍測定のリアルタイム計測を有効にして、約1日半使用したところ、68%の充電が残っている状態でした。
通知やワークアウトの頻度にもよりますが、1回の充電で5日間程度利用できるのではないでしょうか?
スマートウォッチは多機能になるほどバッテリーの消費が激しくなります。
しかし、HONOR Band 5は1回の充電で長期間使用できるので、とっても優秀です。
HUAWEI HONOR Band 5のイマイチな点
HONOR Band 5は高コスパのスマートウォッチですが、イマイチだなと感じた点もありました。
僕は以下の3つが気になりました。
- ペアリングが少し難しい
- 通知機能はおまけ程度
- iOS端末ではできない機能がある
1つずつ紹介していきます。
ペアリングが少し難しい
スマートフォンとBluetoothで接続する機器は、ペアリングが重要です。
残念ながらHONOR Band 5はペアリングが少々複雑です。
HONOR Band 5とスマートフォンのペアリングは、専用アプリ「Huawei Health」を介して行います。
そして、Huawei Healthを使用するためには、「Huawei ID」の登録が必要です。
まず、Huawei Healthをスマートフォンにダウンロードします。
ダウンロードしたHuawei Healthを開くと、Huawei IDの登録が求められます。
Huawei IDを登録し、ログイン後にHONOR Band 5とペアリングを行います。
デバイスを追加。
「スマートバンド」をタップ。
「HONOR Band 4/5」をタップ。
ペアリングをタップ。
スマートフォン周辺のBluetoothデバイスが表示されるので、「HONOR Band 5」をタップして追加します。
HONOR Band 5のにペアリングを促す通知がくるので、チェックマークをタップします。
これでペアリングが完了しました。
なお、Android端末の種類によっては、Huawei Healthの他に、「Huawei Mobile Service」のダウンロードが必要な場合もあります。
僕の妻が使っているHuawei P30には初期アプリでHuawei Healthが入っているため、Huawei Mobile Serviceアプリのダウンロードは求められませんでした。
Huawei IDを作成すると、異なる端末間でも自分のヘルスケアデータが共有できるようになるので、機種変更の時などに重宝します。
しかし、身長や体重などのデータを、HUAWEIに預けることになるので、抵抗がある人もいるかもしれません・・・。
簡単にペアリングができれば良かったんのですが、少々癖が強いですね。
通知機能はおまけ程度
HONOR Band 5には、スマートフォンの通知を振動で知らせてくれる機能があります。
通知の内容も確認できるのですが、残念ながら日本語には対応していません。
試しにLINEで以下の2つのメッセージを送ってみました。
HONOR Bnad 5でLINEが届いたことを教えてくれますが、以下のように表示されてしまいました。
こちらが日本語のメッセージです。
そしてこちらが、英文の通知です。
スマートフォンに受信したメッセージを知らせてくれますが、内容を確認するのは困難です。
通知機能はおまけ程度と考えた方が良いでしょう。
iOS端末ではできない機能がある
HONOR Band 5は、iOS端末・Android端末どちらでもペアリングして利用可能です。
しかし、Huawei Healthアプリに違いがあるため、iOS端末にはできない機能があります。
Andoroid版のHuawei Healthでは、HONOR Band 5の壁紙をダウンロードして、追加設定することが可能です。
しかし、iOS版では壁紙の新規追加機能はありません。
メッセージ通知設定も、Android版の方が細かく設定できます。
こちらがAndroid版の通知設定です。
そして、こちらがiOS版の通知設定。
活動量計としての主要な機能に違いはありませんが、Android版の方が親和性は高いと言えるでしょう。
HONOR Bnad 5はコスパの高いスマートウォッチですが、少し使いにくい部分もあるので、注意が必要です。
まとめ:初めての活動量計ならHONOR Band 5がおすすめ!
HUAWEI HONOR Band 5をレビューしました。
購入しやすい価格でありながら、活動量計に必要な機能を備えた、コスパの高いスマートウォッチです。
ペアリングに少し癖がありますが、バッテリーが長持ちで、睡眠計測機能が優れているというメリットがあります。
また、HUAWEI社開発した「TruSeen」「TruSleep」が搭載されているので、精度の高い記録と分析ができる点もポイントです。
HONOR Band 5は、ただ装着しているだけで正確に睡眠やワークアウトの記録ができるので、これまで活動量計を使ったことがない方にもおすすめです!