本記事で紹介しているのは2020年に発売されたJelly 2です。
2023年6月現在、同じサイズ感で背面パネルが光るJelly Starの発売が予定されています。
6月13日からKickStarterで先行発売スタート。
最大39%OFFの$139(約19.300円)で購入できちゃいます。
最新情報は公式サイトをチェックしてください。
公式サイト>>Unihertz
中国Unihertz社が販売している世界最小スマホ「Jelly」の進化版「Jelly 2」が、アメリカのクラウドファンディングサイト「KickStarter(キックスターター)」に登場しました。
2020年7月27日時点で4,000人以上が支援をし、既に目標額を大きく超えた8,000万円以上が集まっています。
ガジェット好きの僕も、進化した世界最小スマホを使ってみたい気持ちを抑えきれず、早速支援。
2020年12月のJelly 2到着を待っている状態です。
旧モデルJellyは、驚くほど小さいもののメインで使うには実用性に欠け、出オチみたいなスマホでした。
果たしてJelly 2は、旧モデルからどれほど進化しているのか、公開されているスペックを比較しながら検証してみようと思います。
本記事内で紹介しているKickStarterでの支援は既に終了しております。
また購入後にこちらの記事で実機レビューしているので本記事と併せてチェックしてください。
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Jelly 2とJellyの違いは?スペックを比較
新旧Jellyのスペックは以下のとおりです。
Jelly | Jelly 2 | |
サイズ | 92.4mm 43mm 13mm | 95mm 49.4mm 16.5mm |
ディスプレイサイズ | 2.45インチ | 3.0インチ |
ディスプレイ解像度 | 240×432 | 480×854 |
外向きカメラ | 8MP | 16MP |
内向きカメラ | 2MP | 8MP |
バッテリー容量 | 950mAh | 2,000mAh |
OS | Android7.0 | Android10 |
SoC(CPU) | MediaTek MT6737T | MediaTek HelioP60 |
メモリー | 2GB | 6GB |
ストレージ容量 | 16GB | 128GB |
USB | Micro USB | USB Type-C |
指紋認証 | なし | あり |
Felica | なし | あり |
対応キャリア | Docomo SoftBank | Docomo SoftBank au |
ざっと確認したけでも、大幅に改良・進化していることが分かります。
特に注目すべき変更点を見ていきましょう。
サイズ感・ディスプレイ
Jelly 2はJellyよりも僅かに大きくなっているようです。
とは言え、最大でも5mmほどなので、手に取った時の衝撃はJelly 2でも変わらないでしょう。
旧モデルでもそうでしたが、割と厚みがあるのでポッテリとしたサイズ感がJellyの特徴です。
ディスプレイサイズも、2.45インチから3インチに1.5倍ほど大きくなっています。
視認性が高まるので嬉しい進化ですね。
とは言え、快適にウェブブラウジングできるわけではないと思います。
カメラ性能
カメラの性能も大きくアップ。
特に外向きカメラは8MPから16MPにアップしています。
旧モデルのカメラでも、メモ代わりの撮影であれば使えるなと感じていたので、画質がアップしたなら、更に使えるでしょう。
SoC・メモリ
Jelly 2は旧モデルより処理性能も大きく向上しています。
使用されているSoC(CPU)の「Helio P60」は、UMIDIGI等の中国製格安スマホによく搭載されているものです。
格安スマホのCPUで現在主流のSnapdragonには及びませんが、悪くない性能です。
さらに、Jelly 2のメモリは6GBなので、普段使いする分には問題ありません。
旧モデルであっても、ネットを見たり、動画を見たりするくらいなら余裕で動いてくれました。
ただし、ゲームは無理なので、期待するのはやめましょう。
なお、Helio P60を搭載しているOukitel C21をこちらの記事でレビューしています。
動作性能の参考になると思うので、本記事と併せて是非御覧ください。
対応キャリア
対応Bandが増えたので、Jelly 2は日本の3大キャリアなら使えますね。
旧モデルではau回線を掴めなかったので、嬉しいポイントです。
楽天モバイルについても、Band3(楽天回線)・Band18(パートナー回線)に対応しているので使えそうですが、iPhoneですら挙動が微妙なので、使わない方がいいと思います。
Felica(おサイフケータイ)
なんとJelly 2は日本向けに販売されるモデルにのみ、Felica機能を搭載しています。
僕はQUIC Payを頻繁に利用しているので、嬉しいです。
SuicaやPASMOも利用できるので、定期券代わりにもなっちゃいますね。
ただ、Felicaを搭載しているため、日本版だけ20$高いので、ご注意ください。
Jelly 2は旧モデルよりサイズが少し大きくなったものの、性能が大幅に向上しています。
もちろん、メインのスマホとして使うのは引き続き厳しいとは思いますが、サブで使うには充分です。
ワークアウトのお供や、お財布代わりに持ち歩くと便利に使えます。
旧Jellyでイマイチだった点は改善されているのか?
僕は旧Jellyを実際に購入し、暫く使っていました。
ただ、以下の2点がイマイチ過ぎて、サブ機としても使うのをやめてしまいました。
- ディスプレイの解像度が低すぎる
- バッテリーの減りが早い
Jelly 2では、改善されているのかが非常に気になるポイントです。
ディスプレイの解像度が低すぎる
そもそも世界最小サイズなので、ディスプレイが小さいのは当たり前です。
それ自体は分かっているのでデメリットにはなりません。
ただ、解像度が低いせいか、文字が全然読めないことがありました。
例えば、LINEアプリでの表示。
メニューが滲みすぎて何が書いてあるのか全く分かりません・・・。
Jelly 2は、旧モデルよりも解像度が上がっています。
さらにSoCもグレードアップしているので、描写性能も上がっているでしょう。
せめて文字くらいはきちんと読めるようになっていて欲しいです。
バッテリーの減りが早い
旧モデルのJellyはバッテリー容量950mAhでした。
そのため、SIMカードを挿入して使っていると、充電が半日もちませんでした。
4時間ほどで殆ど使い切ってしまう始末・・・。
この点、Jelly 2のバッテリー容量は2,000mAhに増えています。
充電しなくても1日くらいはちゃんと使えるようになっていてくれたら良いんですが・・・。
実際にJelly 2を使ってみるまで、解決されたかどうか分かりませんが、旧モデルで気になった点は特に確認したいポイントです。
(追記:レビューしました!)
(追記)Jelly2 が技適通過しました!
2020年9月27日に、Unihertz公式Twitterで、Jelly 2の技適通過が報告されました。
お知らせいたします~
Jelly2のCE/FCC/JATE/TELEC認証は本日完成しました~
FeliCa認証も認証中~10月内で認証完了する予定です!公式サイトもアップグレードして期間限定キャンペーンを行っています!https://t.co/IDuvVinQHp pic.twitter.com/clvRpzCYuP
— UnihertzJapan (@UnihertzJapan) September 27, 2020
総務省のホームページではデータベースの更新がされいないのか、内容を確認することはできませんでしたが、これで日本でも問題なく利用できそうです。
総務省>>技術基準適合証明等を受けた機器の検索
まとめ:Jelly 2を安く買うならKickstarterで支援を!
新発売になるJelly 2と旧モデルJellyの違いを、公開されているスペック情報で比較して紹介しました。
スペックだけ見ると、旧モデルよりも大幅に性能がアップしているJelly 2。
メインのスマホとしては使えないものの、優秀なサブ機になりうるか、非常に楽しみです。
少しでも安くJelly 2を手に入れたいなら、Kickstarterで支援をしましょう。
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ただし、日本発送版は20$高く、送料込みで179$になるのでご注意ください。