Kindle Paperwhiteを購入しました。
2021年10月に発売された第11世代。旧モデル第10世代の発売が2018年10月なので約3年ぶりに登場した最新モデルです。
既に僕は第10世代Kindle Paperwhiteを持っていたのですが、気になる変更点がいくつかあったのでAmazonのセール期間中に買い替え。
実際に使ってみると、驚くような劇的変化はないものの、やっぱり買って良かったなーと思えました。具体的に以下の内容が嬉しかったポイントです。
- ディスプレイが大きくなった
- ディスプレイが見やすくなった
- 動作が快適になった(ちょっとだけ)
- USB-C充電ができるようになった
本記事では、Kindle Paperwhite第10世代と第11世代の比較を中心に実機レビューしていきます。
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Kindle Paperwhite(第11世代)を実機レビュー!第10世代との比較
Kindle Paperwhite(第11世代)はAmazon純正の電子書籍リーダー。
kindleシリーズには以下の3種類ありますが、Paperwhiteは防水性能を備えたミドルレンジにあたります。
モデル | 価格 | 特徴 |
Kindle | 8,980円~ | 必要最低限のエントリーモデル |
Kindle Paperwhite | 14,980円~ | 防水性能や色調調整ライトを備えたミドルレンジ |
Kindle Oasis | 29,980円~ | 付加価値的な機能を全て搭載したハイエンドモデル |
防水性能が搭載されているのでお風呂で使えることが大きなメリットです。
性能と価格のバランスが良く、一番売れているモデルがPaperwhiteになります。
読書好きの人ならOasisでも良いと思いますが、正直そこまで必要なのか僕には分かりません・・・。
スペック
Kindle Paperwhiteの第10世代と第11世代の主要スペックは以下のとおりです。
第10世代 | 第11世代 | |
価格 | 広告あり:13,980円 広告なし:15,980円 | 広告あり:14,980円 広告なし:16,980円 |
サイズ | 167×116×8.2mm | 174×125×8.1mm |
重さ | 182g | 205g |
ディスプレイ | 6インチ | 6.8インチ |
解像度 | 300ppi | 300ppi |
ストレージ | 8GB/32GB | 8GB |
使用可能日数 | 数週間 | 10週間 |
充電ポート | Micro USB | USB Type-C |
フロントライト(LED) | 5個 | 17個 |
色調調整 | 非対応 | 対応 |
防水 | 対応 | 対応 |
デザイン
Kindle Paperwhiteにカラーバリエーションはなく黒1色。
背面パネルは樹脂製で光沢のないサラサラとした質感です。なんとなくシリコンのような肌触り。
デザインは第10世代と大きく変わる部分はないですね。強いて言えば「Amazon」の刻印がなくなったくらいですね。
ご覧いただいて分かるとおり、Kindle Paperwhiteの背面は超汚れやすいです。脂汚れのような指紋のようなシミが洗ってもとれません。
また、スリ傷もかなり目立つので、気になる人はカバーを装着した方が良いと思います。
サイズ感
Kindle Paperwhite(第11世代)のサイズは174mm x 125mm x 8.1mm。
僕の手ならギリギリ片手で掴めるくらいのサイズ感です。これ以上横幅が広くなると掴めませんね。
第10世代のサイズは167mm×116mm×8.1mmなので、11世代は一回り大きくなりました。
重さは第10世代から20gほど増えて204gに。実際に手に取って比べても、数字ほどの違いは感じません。
Kindle Paperwhiteは重さよりも軽く感じます。例えば僕がメインで使っているPixel 6 Proは第11世代とほぼ同じ重さですが、よっぽどズッシリ重いです。不思議。
個人的にサイズ感だけだったら第10世代の方が好きです。毎日持ち運ぶデバイスは小さいに越したことはありませんからね。
ディスプレイ
サイズが大きくなったことと引き換えに、ディスプレイが6インチから6.8インチと広くなりました。ベゼル(縁)も狭くなってより一層広々感じますね。
フロントライトLEDの数も5個から17個に大幅アップ。明るさ0では当然違いはありませんが、最大24にするとより明るくなっていることが分かります。
LEDの数が増えたからと言っても、眩しくて目が疲れるようなことはありません。読書に特化したKindleの特性ですね。
さらに薄暗い環境で読書をしても目に優しいように、第11世代では色調の調整ができるようになりました。
明るくなっただけではなく、よりクッキリ見えるようにも。漫画を読んでいる時に黒の濃さや、輪郭の曖昧さが変わったように感じます。
サイズは大きくなってしまいましたが、それ以上にディスプレイが広々したことのメリットの方が大きいですね。
Kindle Paperwhiteがさらに使いやすくなったポイントの1つです。
動作性能
普段スマホやタブレットを使っていると、どうしてもKindle Paperwhiteの動作がモッサリしているのが気になるところです。
第11世代は第10世代と比べて動作性能が少し軽やかになりました。
スクロールや文字入力ではさらに差が出ます。文字入力は使う機会が少ないかもしれませんが、スクロールの滑らかさは嬉しいポイントです。
第10世代は指の動きからワンテンポ遅れて動作しているのに対して、第11世代は上手に追従しているのが分かります。
本を読むためのデバイスとは言え、サクサク動いてくれるのに越したことはないので、素晴らしい進化ポイントだと思います。
バッテリー性能
Kindle Paperwhite(第11世代)はバッテリーもちが良くなっています。
1日30分使用する場合、10週間利用可能に。
凄いですよね。1回充電すれば2ヶ月以上そのまま使えるんですよ?笑
普段スマホやタブレットのバッテリーもちの悪さに辟易している僕にとっては、信じられないバッテリー性能です。当然本しか読めないわけですが。
ちなみに第10世代は「数週間利用可能」とフワッとした表現しかしていませんでした。
まぁどっちにしろ長持ちなので良いんですが、ハッキリ書いてくれたほうが嬉しいですよね。
Kindle Paperwhiteを使っている人なら分かると思いますが、前に充電したのいつだっけ?と感じることがよくあるんですよ。素晴らしい!
なお、第11世代から充電用のUSBポートがType-Cになってくれました。
充電速度自体は最大9Wとそれほど早いわけではありません。フル充電にかかる時間も2.5時間です。
2022年にもなってMicro USBを使うなんて時代錯誤も甚だしく、Kindleのために専用ケーブルを用意しなくてはならない始末。この点、第11世代はUSB-Cなので安心です。
Kindle Paperwhite(第11世代)のシグニチャーエディションの違いは?どっちを買うべき?
Kindle Paperwhiteには「通常モデル」と「シグニチャーエディション」の2種類あります。
シグニチャーエディションには通常モデルに加えて以下の機能が追加された特別バージョン。
- ワイヤレス充電機能
- ROM 32GB
- 明るさ自動調節
価格が通常モデルより5,000円高い19,980円~となっております。
個人的にシグニチャーエディションは必要ないなーと思いました。
1度の充電で数週間連続使用できるので、便利なのは間違いないもののワイヤレス充電の必要性を感じません。専用のワイヤレス充電器も買わなきゃダメですし。
ただ容量が32GB使えるのは超メリットになります。通常版には8GBしかないので、例えば復数の本を並行して読み進める使い方をする人には少なすぎます。
Kindleのヘビーユーザーであればシグニチャーエディションを購入しても良いと思いますが、普段使いには通常版で十分だと思います。
Kindle Paperwhite最大のライバルはiPad mini(第6世代)
Kindle Paperwhiteは電子書籍を読むためだけのデバイスなので、当然スマホやタブレットよりも性能は劣ります。ここは比べても意味のない部分です。
性能は当然に劣るものの、毎日持ち歩いても邪魔にならないサイズ感や電子書籍を読むのに最高のディスプレイは、他のデバイスでは代替えできません。
厳密に言えばKindleアプリがあるので、やろうと思えば全然できますが、最適とは言い難いといった感じです。
Kindle
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スマホは漫画を読むのに小さすぎます。タブレットの魅力は大画面だと思いますが、そうすると逆に大きすぎて扱いづらいでしょう。
ただタブレットは横持ちすると漫画が読みやすくなるというメリットはあるかもしれません。見開きで表示可能なので。
僕が唯一kindle Paperwhiteのライバルだと感じるのはiPad mini(第6世代)です。
サイズ感はKindle Paperwhiteよりも一回り大きくなった程度。
重さは約300gなので、サイズ感的にはkindle Paperwhiteの方が良い感じかもしれません。
ただコンテンツの表示は圧倒的にiPad mini(第6世代)の方が綺麗です。
さらにカラー表示にも対応しているので、雑誌や写真集の閲覧にも向いています。
動作性能も当然iPad mini(第6世代)の方がサクサク快適です。
バッテリーもちこそKindle Paperwhiteの圧勝ですが、殆ど変わらないサイズ感で快適な動作性能で、ディスプレイが綺麗と太刀打ちできない相手になっております。
価格も全然違うので同じ条件で比較するのは間違っているかもしれませんが、iPad mini(第6世代)は超優秀です。
Kindle Paperwhite(第11世代)の評判・口コミ
SNSで見かけたkindle Paperwhite(第11世代)の口コミを見ていきましょう。
kindle paperwhite買ってから週に2冊くらいのペースで本読んでる!kindle unlimited様様!!
— なっちゃん (@uw_mfs_natupi) March 24, 2022
Kindle PaperWhite使って一年ですが、相変わらず最高です。 pic.twitter.com/SZtelKWmHf
— しちみさん@読書 (@0sitimi0_book) March 19, 2022
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使っていて不満を感じている人は見かけませんでしたね。
動作がモッサリしているという声もありますが、そんなもんです。スマホやタブレットじゃないですからね?Kindleは。
個人的に一番驚いたポイントは使っている人が結構多いこと。
とりあえず1台は買っておこうという人が多いのかもしれません。Amazonのセールを活用すれば安く買えますからね。
まとめ:Kindle Paperwhite(第11世代)を買うべきか?
Kindle Paperwhite(第11世代)をレビューしました。
現在スマホやタブレットで電子書籍を読んでいるなら、1台持っておいて損がないのがKindleです。
なかでも防水性能が搭載されたKindle Paperwhiteが最もおすすめ。入浴中も使えるので「いつでもどこでも」読書を楽しめます。
特に第11世代のPaperwhiteはディスプレイサイズが大きくなり、さらに読みやすくなりました。動作性能も向上し、おまけに色調調整にも対応。あなた好みの読書環境を作り出すことが可能です。
現在旧モデルのPaperwhiteを使っている人にも、買い替えをおすすめできます。