POCO F3を購入しました。
10万円を超えるフラッグシップモデル並の性能を持っているにも関わらず、価格がたったの$349(約38,200円/2021年8月16日時点)!
高性能なスマホをできるだけ安く手に入れたいならPOCO F3が超おすすめです。
2021年に発売されたスマホの中でも最高レベルのコスパだと思います。
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円安の影響で以前よりは割高感がありますが、なるべく安く購入するならクーポンコードをご活用ください。
Banggood>>POCO F3
本記事ではPOCO F3の動作性能、バッテリー性能、カメラ性能を中心に実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
POCO F3は「技術基準適合証明」(いわゆる「技適」)を取得していません。
私は本記事を作成するにあたり、総務省に試験利用の届け出を行ったうえで使用しています。
総務省>>技適未取得機器を用いた実験等の特例制度
POCO製スマホ2022年最新モデル「POCO X4 Pro 5G」をこちらの記事でレビューしています。
本記事と併せて是非御覧ください。なかなか完成度高いですよ!
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POCO F3とは?メリット・デメリットと評価
POCO F3は中国のスマホメーカーPOCO製のSIMフリースマホです。
中国向けに発売されたRedmi K40のグローバルモデルとして販売されています。
実際にGoogleアカウントでPOCO F3にログインした時にRedmi K40としてアナウンスされました。
POCOはXiaomi(シャオミ)のサブブランドで、低価格帯に特化したスマホを販売しています。
僕は2020年に発売されたPOCO X3 NFCも購入してレビューしていますが、こちらも2万円台とは思えない高性能で驚きました。
日本で販売されるコスパモデルは価格は安いものの性能は今ひとつ物足りないことが多め。
それが、いわゆる中華スマホのコスパモデルは本当に価格と性能が良い意味でアンバランスのものばかりです。
メリット
POCO F3を購入すべきメリットは次のとおりです。
- 3万円台の低価格
- Snapdragon 870搭載で抜群の性能
- ゲーム性能が高い
- 十分なカメラ性能
- リフレッシュレート120Hz
- E4 AMOLEDの綺麗なディスプレイ
- Widevine L1対応
- ステレオスピーカー
なんと言っても購入しやすい価格でありながら超高性能なところが最大のメリット。
ディスプレイの美しさも注目したいポイントです。
デメリット
購入前に知っておいたほうが良いイマイチな部分は以下のとおり。
- SDカード非対応
- バッテリーもちが悪い
- 高負荷で発熱する
- ワイヤレス充電できない
- おサイフケータイ非対応
- 防水性能がない
- イヤホンジャックがない
日本で人気の付加価値的な機能は殆ど搭載されていないので注意が必要です。
また、バッテリーの消耗が早いのでハードに使う場合はモバイルバッテリーが必須になります。
評価
(4点/5点満点)
POCO F3は価格と性能のバランスが良い意味で壊れています。
とにかく安くて高性能なスマホが欲しい人に超おすすすめです!
本記事を参考に是非使ってみてください。
POCO F3のデザインと付属品
POCO F3のカラーバリエーションは3色。
僕が購入したのは「Arctic White(アークティック ホワイト)」です。
ガラス製の背面パネルはきめ細かいフロスト加工でしっとり滑らかで見事な質感。
3万円台で購入できるスマホとは思えないくらい高級感に溢れています。
光沢は控えめで白なので指紋は全く目立ちません。
カバーを付けずにずっと触っていたいと思うほどの心地良さ。
鈍い反射が美しさをさらに際立たせています。
ブランド名の表示も小さくて良い感じ。
2021年に発売されたXiaomi製スマホは背面パネルがフロスト加工のものが多いようです。
僕が持っているMi 11も同じ質感で気に入っています。
カメラユニットもMi 11と似たような雰囲気。
最大48MPで撮影可能なメインカメラは存在感があります。
カメラユニットはそれなりに出っ張っていますが、付属ケースをつければレンズが直接くっついてしまうことはないでしょう。
背面パネルとディスプレイを繋ぐフレームは金属に見えますがプラスチック製。
側面はマットで上下は光沢のあるデザインをしています。
右側面には音量ボタンと電源ボタンが搭載され、左側面には何もありません。
本体下部にはカードスロット・USB-Cポート・マイク・スピーカーがあります。
カードスロットは両面にSIMカードを装着するタイプ。
残念ながらSDカードを装着することはできません。
本体上部にはスピーカーとマイク、IRブラスターがあります。
搭載されているIRブラスターのおかげでPOCO F3がテレビやエアコンのリモコン代わりになります。我が家ではリモコンがすぐに迷子になるので地味に便利です。
POCO F3のサイズは163.7mm × 76.4mm × 7.8mmと大きめ。
ただ背面パネル側面が湾曲していて、さらに本体が薄いのでハンドリングしやすいと思います。
重さは197gでギリギリ200gを切っていました。
決して軽くはありませんが、このサイズ感で200gを切っているのは見事。
実際に持ってみても、それほどズッシリしているわけではありませんでしたよ。
POCO F3の付属品は以下のとおりです。
- マニュアル・保証書(日本語なし)
- 保護ケース
- 保護フィルム
- USB充電器
- USBケーブル
- イヤホンジャック変換アダプター
- SIMピン
- ステッカー
POCO F3にはイヤホンジャックがないので、有線イヤホンを使いたい場合にはUSB-Cポートに付属の変換アダプターを装着します。
保護ケースはソフトタイプ。
USB-Cポート保護するキャップが付いているのですが、充電のたびに開ける必要があるので邪魔です・・・。
ディスプレイ保護フィルムは初めから貼り付けられていました。
指が引っかかることもなく質感はGOODです。
USB充電器は33Wの独自急速充電に対応したタイプ。
残念ながら日本のコンセントプラグには非対応の形状です。
Aliexpressで購入すれば無料でプラグ変換アダプターが付いてくるので、使おうと思えば使えます。
USBケーブルはUSB-C/USB-Aで、3A出力に対応しているタイプでした。
POCO F3の動作性能は抜群!
POCO F3に搭載されているSoCは「Snapdragon 870」。
2020年のフラッグシップスマホに搭載されていたSnapdragon 865+の後継機種で、高性能でありながら価格が安く設定されているのが特長です。
2021年の最高性能モデルSnapdragon 888よりワンランク下のSoCになります。
AnTuTuベンチマークテストの結果
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。
スコアが高ければ高いほど基本性能が優秀ということになります。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、総合スコアは602575ポイント、GPUスコアは240828ポイントでした。
2021年4月時点での最高スコアは72万点くらいですが、60万点を超えていれば文句なしの最高性能で何をやっても快適に感じるスコア。
ちなみにこのスコアは2020年に発売されたフラッグシップモデルと同等で、3万円台で購入できるなら超破格と言えます。
なおAnTuTuベンチマークアプリはこれまでより高めなスコアが出る最新版も公開されています。
試しにVer9.0.3で計測した結果、679086点まで伸びました。
ネットサーフィンやLINE、SNS、動画視聴。
なにをやってもサクサク軽快に動くのでストレスを感じることはありません。
なお、以下のスマホにもSnapdragon 870が搭載されておりますが、3万円台で購入できるのはPOCO F3だけです。
こちらのページには、これまでレビューしてきたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載しているのでチェックしてください。
Snapdragon 888搭載Mi 11と動作比較
AnTuTuベンチマークで70万点近いスコアになるMi 11(Snapdragon 888搭載)と動作を比較しても殆ど差がありません。
価格が倍以上高いMi 11と同等な性能なんですから、いかにPOCO F3がコスパに優れているのかが分かりますよね。
重いゲームのプレイもバッチリ!
基本的な動作性能がサクサクなのはもちろん、ゲーム性能も抜群です。
高い動作性能・グラフィック性能を求めるようなゲームでもカクつくことなくプレイできます。
PUBG MOBILEでのグラフィック性能は「HDR」で「極限」、「FHD」で「ウルトラ」まで設定可能でした。
画面が超キレイすぎて普段プレイするゲームと別物に感じてしまいました。
結果は伴ってませんけど・・・。
原神のグラフィック設定はデフォルトで「中」でしたが、FPSを60にしてもカクつくことなくプレイできました。
ちなみにPOCO F3には「ゲームターボモード」も搭載されています。
一見スマホ自体の性能を高めてくれる機能に見えますが、通知を抑えてくれたりする等ゲームプレイに最適な環境を作ってくれるものです。
ただ画面コントラストを高めてくれるビジュアル強化機能があるので、より細部までハッキリ見ることは可能になります。
これは原神でビジュアル強化を「極度」に設定した画面ですが、遠くの景色が微妙にハッキリしているのが分かると思います。
左が「オリジナル」で右が「極度」です。スライダーを動かせるので比較してみてください。
ちなみにPOCO F3のタッチサンプリングレートは360Hzとかなり高め。
実際にアプリで測定してみたところ、人差し指1本の場合に仕様よりも高い460Hzになっていました。
僅かなタッチで差が出る音ゲーもバッチリ遊べそうですね。
ストレージ速度も十分
AnTuTuでストレージ速度のテストをした結果がこちらです。
読み込み・書き込みともに十分な速度が出ています。
本体起動・アプリ起動どちらも他のスマホよりも早く快適でした。
ちなみに僕が購入したモデルはRAMが6GBの廉価版なので、8GBモデルであればさらにベンチマークスコアが上がると思います。
6GBモデルはストレージ容量が128GBで、8GBモデルなら256GBになります。
システム領域で14GB程度使用するので、写真を多く撮影する人は8GBモデルの方が安心かもしれませんね。
何度も言いますがPOCO F3は超コスパの高いスマホです。
この動作性能のスマホが3万円台で購入できるなんてありえないと思います。
普段使いに十分なだけでなく、何をするにも十分な性能を持っているハイエンドスマホと言って良いでしょう。
POCO F3のバッテリー性能はイマイチ・・・。
POCO F3のバッテリー容量は4,520mAhと十分な容量です。
バッテリー性能はどんな感じなのか見ていきましょう。
PC Markバッテリーテスト
POCO F3のバッテリーは長持ちなのかPC MARKというアプリでテストしました。
バッテリー残量100%から20%まで消耗する時間は9時間18分とイマイチな結果に。
ちなみにPC Markは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させてバッテリーの消耗時間を測定しているので正確です。
連続で9時間スマホを使う機会はそうそうないとは思いますが、通常利用で1日もつかもたないか微妙なところ。
高性能なSoCを搭載しているとバッテリーの消耗は早くなるので仕方ない部分ではありますが、ゲームをする時間等が長ければすぐにバッテリーがなくなってしまいます。
POCO F3をメインスマホとして使うならモバイルバッテリーが必須です。
さらに画面リフレッシュレートを120Hzに設定しているとバッテリーの消耗が加速。
実際に画面リフレッシュレートを60Hzに設定してPC Markで測定してみたこところ、1時間半ほどバッテリー消費時間が長くなりました。
僕自身はハイリフレッシュレートでヌルヌル画面が動くほうが好きなので120Hz固定ですが、できるだけ充電回数を少なくしたいなら60Hzにして使った方が良いでしょう。
これまでレビューしてきたスマホの「AnTuTuベンチマークスコア」「PCMarkバッテリーテスト」の結果はこちらのページにまとめておりますので是非御覧ください。
33W急速充電対応
POCO F3は付属の充電器・充電ケーブルを使えば最大33Wの急速充電に対応しています。
日本国内では使えないタイプのプラグなので変換アダプターが必要ですが、実際に使ってみたところ確かに30W前後の出力で充電可能でした。
33W急速充電中は、少しずつバッテリー容量が増えていく様子が表示されます。
17%から100%までの充電時間はわずか50分で、一般的なスマホの半分くらいの充電時間になっているようです。
ちなみにこちらの記事でレビューしているiQOO 7の急速充電は120W出力と規格外に強力なものになっています。興味のある方は本記事と併せて是非御覧ください。
急速充電規格Quick ChargeやPower Deliveryにも対応しているようなので、付属充電器を使わなくても18W出力での充電も可能です。
付属の充電器を使うのが怖いなーと感じたら、現在使用中のUSB充電器を代用しても問題ありません。
POCO F3のカメラ性能はいい感じ!
POCO F3に搭載されているカメラは以下の4つです。
カメラの種類 | スペック |
メインカメラ | 解像度:48MP(通常撮影12MP) イメージセンサー:Sony IMX582 絞り:f/1.79 ピクセルサイズ:0.80µm ピクセルビニング:1.6µm(4-in-1) センサーサイズ:1/2 |
超広角カメラ | 解像度:8MP イメージセンサー:Sony IMX355 絞り:f/2.2 ピクセルサイズ:1.14µm センサーサイズ:1/2.8 |
マクロカメラ | 解像度:5MP イメージセンサー:Samsung S5K5E9 絞り:f/2.4 ピクセルサイズ:1.12µm センサーサイズ:1/5 |
インカメラ | 解像度:20MP イメージセンサー:Samsung S5K5T2 絞り:f/2.45 センサーサイズ:1/3.4 |
スマホを購入するうえで気になるのは基本性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
POCO F3のカメラはあなたが求める性能なのか、実際に撮影した写真を紹介していきますので参考にしてみてください。
ちなみに僕はカメラを趣味にしているわけではないので、普段使う時も基本的にはシャッターボタンをタップするだけでAIまかせの撮影。
誰でも簡単に指先一つで綺麗な写真が撮影できることが重要だと思っています。
カメラに関する詳しい知識は持っていないライトユーザーなので作例をご覧いただく際にはご了承ください。
カメラアプリ
POCO F3のカメラアプリの仕様はシンプルです。
ワンタップで2倍ズーム・0.6倍(超広角カメラ)の切り替えができます。
また、様々なオプション撮影モードへのアクセスも簡単なので非常に使いやすいと思いました。
なおスクショの音は設定から消せますが、シャッター音を消すことはできません。
その代わり4種類から好みのシャッター音に変更することは可能です。
メインカメラの48MP(高解像度)モード
POCO F3のメインカメラは最大48MPの高解像度で撮影できますが、通常撮影では12MPになります。
48MPのほうがより高精細に撮影できると思うかもしれませんが、そこまで大きな違いを感じることはないでしょう。
左が48MPで右が12MPで撮影したものですが違いが分かりますか?
2枚の写真は中央のスライダーで比較できますので自由に動かしてみてください。
なお夜間撮影では12MP(通常撮影)の方が明るく撮影できます。
本来メインカメラの解像度は48MPですが、隣接する4つのピクセルを1つに結合して12MPにしています。
このため48MPで撮影するよりも12MPで撮影した方が取り込む光の量が多くなり明るく撮影できるわけです。
撮影後に拡大したり、大きな紙に印刷したりするなら話は別ですが、普段使いにはあえて高解像度モード(48MP)で撮影する必要はないでしょう。
AIシーン補正の性能
POCO F3にはシーンに併せて自動補正してくれるAIが搭載されています。
元々POCO F3は色鮮やかな写真が撮影できますが、AI補正では更に強調されるようです。
左がAI補正なし、右がAI補正ありで撮影しています。
空の色の違いはハッキリ分かりますが、それ以外は僅かに鮮やかになる程度。
風景を撮影する時に効果があるので好みに応じて切り替えて使うと良いでしょう。
メインカメラの性能
POCO F3のメインカメラで撮影した画像を紹介していきます。
なお比較用に並べている画像は、僕が持っているスマホの中で最もカメラ性能の高いXiaomi Mi 11で撮影したものです。
日中の明るい場面での撮影では大きな違いを感じないほど、どちらも綺麗に撮影できます。
もちろん細かい部分を見ると違いがあるものです。
例えばこちらの写真ではMi 11で撮影した方が明るくなり、狛犬の影の部分も認識しやすい仕上がりになっていました。
またこちらの写真では、空に違いが出ました。
POCO F3では白飛びしてしまっているのに対して、Mi 11はHDRがよく利いてハッキリ空が分かります。
細かなディティールに違いがあるものの、POCO F3は3万円台で買えるスマホですからね?
十分すぎるカメラ性能と言って良いと思います。
望遠はデジタルズーム10倍まで
POCO F3には光学式望遠レンズは搭載されていないので、デジタルズームで最大10倍まで撮影が可能です。
これは2倍ズームで撮影したもの。
そしてこちらは10倍ズームで撮影した画像です。
POCO F3は厳しい仕上がりですが、Mi 11は遠くの富士山までハッキリ綺麗に撮影できました。
実用的なのは2倍ズームくらいまでで、それ以上になると粗さが目立ってしまいます。
超広角カメラの性能
個人的に望遠よりもよく使うのが、ワイドアングルの超広角カメラ。
風景を撮影する時はもちろん、食卓全体を撮影する場合にも重宝します。
POCO F3の超広角カメラの性能はかなりいい感じです。
色合いが若干濃くなる傾向があるものの、歪みも自然で使いやすいと思います。
ポートレートモードの性能
POCO F3には深度計測用カメラは搭載されていないようですが、ポートレートモードもあります。
ソフトウェアでの処理なので、撮影しながらでもボケ味の調整が可能です。
ただポートレートモードにしなくても、AI補正で被写体から遠い部分は勝手にボケてくれるので、強い遠近感を求めない限りは通常撮影でも良いでしょう。
人物を撮影する時に特に効果を発揮するのがポートレートモードなので、シーンに併せてボケ味を調整して使ってみてください。
マクロカメラの性能
POCO F3にはマクロカメラ(テレマクロ)が搭載されています。
マクロカメラで撮影する時って、近くに寄りすぎるとスマホで影ができてしまうことがありますよね?
POCO F3ならマクロ撮影時に2倍ズームも使えるので、それほど被写体に寄らなくても面白い撮影ができます。
なおマクロカメラでの動画撮影も可能です。
手のひらサイズのルフィ人形を撮影してみました。
ピントを合わせるのが難しくて画面がブレまくってしまいましたが、植物や虫等を撮影する時に便利です。
夜景モードの性能
POCO F3には夜間撮影に便利な夜景モードが搭載されています。
必要以上に明るくなって白飛びが激しくなることなく、かなり高性能。
左がAI撮影で右が夜景モードでの撮影です。
Mi 11と比較するとノイズがあることが目立ってしまうのですが、十分綺麗に撮影できると思います。
夜間撮影でもここまでキリッとクリアに撮影できれば十分です。
夜景モードは超広角カメラでも使えます。
少し青みがかった仕上がりになるものの悪くないですよね。
インカメラの性能
POCO F3は20MPのインカメラを搭載しています。
ボヤっとした仕上がりになってしまうものが多いですが、POCO F3は非常に綺麗に撮影できました。
左がPOCO F3、右がMi 11で撮影したものです。
僕は全く使いませんが美顔モードも搭載されていて、顔の大きさや目の大きさ等を調整可能です。
SNS映えする自撮りを簡単に撮影できます。
動画撮影性能
POCO F3で動画撮影もしてみました。
1080P@30fps,60fps /4K@30fpsで日中・夜間にそれぞれ撮影しています。
日中の撮影なら4K@30fpsがベスト。
手ブレ補正もしっかり利いて綺麗な動画が撮影できます。
60fpsにすると手ブレ補正が利かなくなるので、定点撮影なら臨場感のある動画になるのでおすすめです。
また超広角カメラ(1080P@30fps)でも綺麗に撮影できました。
夜間撮影は全体的にノイジーになりますが、1080P@60fpsでの撮影が最も安定していました。
撮影したビデオを確認してみて、搭載されているマイクの性能がいい感じだなーと思いました。
今回の撮影には使っていませんが、風切り音を軽減するノイズリダクション機能や立体音響での録音もできるようです。
通常撮影の他にも、様々な効果を使った面白撮影もできます。
僕はVlogモードでそのへんにあったプラレールをドラマチック(?)にしてみました。
子ども遊びながら撮影すると盛り上がるので、是非使ってみてください。
誰でもクリエーター気分になれるので超テンション上がりますよ。
POCO F3の実機レビュー
ここからはPOCO F3を実際に使っててみた様子をさらに細かくレビューしていきます。
OSはMIUI 12
POCO F3のOSはAndroid 11をカスタムしたXiaomiのMIUI 12。
カスタマイズ性に優れている
MIUIは操作性こそ一般的なAndroidスマホですが、カスタマイズされている項目が多く使っていて楽しいOS。
好みが分かれると思いますが個人的にはユーザーフレンドリーな部分が多いので好きです。
ホーム画面も可愛らしい感じになっています。
壁紙やアイコンのデザインはストアから好みのテーマをダウンロードして変更可能。
僕はプリインストールされている「リミットレス」が気に入っています。
自分の使いやすいようにカスタマイズできる点も優秀。
アプリ一覧もホーム画面に並べるタイプとドロワータイプを選択可能。
ドロワータイプにすればアプリを自動でカテゴリー分けしてくれます。
ディスプレイを上から下にスライドさせると表示される通知コントロールも2種類から選択可能。
新しいバージョンなら通知とコントロールを分けて表示できるので便利です。
ジェスチャーショートカットでクイックアクセス
POCO F3には豊富なジェスチャーショートカットも搭載されいています。
音量ボタン(下げる)を2回押すとロック画面からカメラが起動するショートカットは様々なスマホに搭載されているのでご存知の方も多いかもしれません。
背面タップショートカットも便利。
背面パネルを2回、3回タップした時にアクションをアサインすることが可能です。
2回タップでスクリーンショット、3回タップでサイレントモードに切り替え。
こんな風に使ってみてはいかがでしょうか?
この他ディスプレイに常駐できる「クイックボールショートカット」もあります。
よく使う機能・アプリを登録しておけばどんな時でもすぐにアクセスできるので重宝しますよ。
対応Bandはソフトバンク回線なら安心
POCO F3は4G回線の対応Bandが少ない点がデメリットと言えます。
試験利用のためSIMカードを挿入して通信状況を試すことはできませんが、スペック情報を見る限り、ソフトバンク回線であれば「プラチナバンド」が含まれているので安心して使えそうです。
東京・大阪・名古屋にお住まいであればドコモ・au回線でも使えそうですが、プラチナバンドに対応していないので圏外になってしまうことがあるかもしれません。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(△) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)✕ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(△) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 18(プラチナバンド)✕ Band 26(Band 18を内包)✕ |
楽天回線(✕) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)✕ |
POCO F3は、未だ日本では普及していない5G通信(Sub-6)にも対応しています。各キャリアの対応状況は以下のとおりです。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | n77 ○ n78 ○ n79 ✕ |
ソフトバンク回線(○) | n77 ○ |
au回線(○) | n77 ○ n78 ○ |
楽天回線(○) | n77 ○ |
ドコモのn79には非対応なものの、全キャリアで5G(Sub-6)に対応しています。
ただ、そもそも4G回線の対応Bandがソフトバンク以外はまともに使えない状況なので、どちらにしてもPOCO F3はソフトバンク回線推奨です。
auと楽天については回線が独特なので、スマホがBandに対応していても接続できないことがあるのでご注意ください。
また、回線によっては「VoLTE化」が必要な場合もありますので、よく分からない人は安易に購入するのはやめておきましょう。
SIMフリーAndroidスマホが好きならソフトバンク回線がおすすめ!
世界で標準的に使われているBandに対応しているのがソフトバンク回線になります。
格安料金プランのLINEMOやワイモバイル・格安SIMなら月額料金が安く抑えられるのでサブスマホにもピッタリです。
こちらの記事でソフトバンク回線が使える通信会社を紹介しているので本記事と併せてぜひ御覧ください。
https://chibimegane.jp/which-is-the-best-for-softbank/
E4 AMOLEDディスプレイが美しい
POCO F3のディスプレイは6.67インチのE4 AMOLED(有機EL)。
鮮やかで高精細に映し出す機能を十分に搭載しており、何を表示させても美しいです。
- 395ppi
- コントラスト比5000000:1
- HDR10+
- 最大輝度1300nit
さらにAI画像エンジンでソフトウェア的に描写性能を高める機能まであります。
視野角も十分広いです。
下部だけは僅かに広いですが、ベゼル(縁)も狭いので表示領域が広々しています。
6.67インチと大きなサイズなので片手操作は厳しいですね。
使っていくうちに慣れると思いますが、基本は両手操作になります。
ディスプレイのガラスは強度のある第5世代Gorilla Glass製のフラットタイプ。
左右の端が湾曲していないので保護フィルムが貼りやすくて好きです。
インカメラは画面中央上部に搭載されていて、切り欠きを作らないパンチホール型。
かなり小さいので普段は邪魔に感じることはありませんが、全画面表示でのゲームをプレイする時だけは少し気になるかもしれません。
リフレッシュレート120Hzでヌルヌル動く
POCO F3のディスプレイリフレッシュレートは最大120hzをサポート。
1秒間にディスプレイを120回書き換えてくれるので、ディスプレイの表示が滑らかになります。
左が60Hzで右が120Hzに設定したものです。
120Hzのほうが残像感がなく滑らかに動いているのが分かると思います。
高リフレッシュレートのスマホは色々出ていますがイマイチ実感できない人もいるのではないでしょうか?
ご安心ください、POCO F3はしっかりヌルヌルでちょっと画面をスクロールするだけで他のスマホとの違いがはっきり分かります。
高リフレッシュレートは一度使うと快適すぎて60Hzに戻れません。
バッテリーの消耗は激しくなってしまうのですが、僕は120Hz固定で使っています。
常時オンディスプレイ(AOD)に対応
POCO F3は有機ELディスプレイの省電力性を活かしたAOD(Always On Display)に対応しており、ロック画面で時計や画像を表示し続けることが可能です。
表示内容は設定で変更可能で、時計はもちろん好みの画像を設定することもできます。
バッテリーを消耗しやすくなるのですが、リフレッシュレートに比べたら僅かなもの。
いちいち電源ボタンを押したり、ディスプレイをタップするまでもなく時計が表示されているのは本当に便利ですよ。
ちなみに僕は「スーパー壁紙」の設定が気に入っています。
Widevine L1で動画視聴も快適
スマホのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
安いスマホだとL3になっているものもありますが、POCO F3であれば高画質での視聴が可能となります。
NetflixではFull HDで視聴可能でした。
ただし残念ながらAmazonプライム・ビデオではSD画質での表示になってしまいます。
Amazon側が端末によって画質を調整しているため、Widevine L1であっても高画質で見れない場合が多いのでご注意ください。
ステレオスピーカー搭載!
POCO F3は上下2つのスピーカーを搭載しているので、横向きに持てばステレオサウンドを楽しめます。
音量も大きく左右のバランスもGood。
低音が少し物足りない部分はありますが、広がりがあって臨場感溢れる音質です。
動画視聴はもちろん、ゲームをする時でも活躍してくれますね。
デュアルアプリ・セカンドスペース対応!
Xiaomiのスマホでおなじみのデュアルアプリとセカンドスペース機能。
ご安心ください、もちろんPOCO F3にも搭載されております。
1つのアプリを複製することができるのがデュアルアプリ。
LINEアプリを2つにすることも簡単です。
さらにPOCO F3の中にもう1台のスマホを作ってしまうのがセカンドスペース。
右手と左手別々の指紋認証でログインできるので、仕事用とプライベート用などなど有効活用できちゃいます。
指紋認証・顔認証の精度が高い
POCO F3のロック解除は指紋認証と顔認証。
電源ボタンに指紋認証センサーが搭載されています。
軽く触れただけでロック解除されてしまうくらい感度良好です。
インカメラを利用した顔認証も精度は上々。
マスクを装着していると反応してくれませんが、メガネなら大丈夫でした。
良いのか悪いのか分かりませんが、POCO F3を逆さまに持っていてもロック解除されてしまいました(笑)。
なお、ロック解除後に画面をスワイプアップしない設定にもできます。
こっちのほうがすぐに使えるので僕は好きです。
発熱が気になる・・・。
POCO F3を使っていて気になったポイントは発熱です。
持てなくなるほど熱くはないのですが、カメラユニット付近がかなり発熱します。
例えば原神を60FPSでプレイしている時は、カクつきやモタつきは感じないもののCPU温度が70℃以上に上昇。
AnTuTuベンチマークソフトを3回連続で動かしてみたところ、スコアに大きな変化はないもののCPU温度が80℃まで上昇しました。
高い負荷をかけるほどCPU温度は上がるものなのでPOCO F3に限ったことではありませんが、重いゲームを長時間連続でプレイする場合には、グラフィック設定を下げる等なるべく高負荷にならないように注意したほうが良いでしょう。
POCO F3の評判・口コミ
POCO F3の評判・口コミを見ていきましょう。
そういえば今更POCO F3触ってるんですけどコスパの塊ですねこれ…
非が無いというかなんというか
まぁイヤホンジャックが無いのは一部の人にとっては悪点でしょうけど…
正直これメインにはしないので飾っておきます— EyesicleCore=Xelo@realme (@EyesicleCoreXET) May 9, 2021
Android勢にはPOCO F3オススメだよ。コスパが狂ってるよ。
— KTR (@subnos) May 7, 2021
POCO F3は今年のベストバイ確定
本当に気にってます?— Eyeリング (@Eyeling740) May 4, 2021
POCOF3のカメラはわかってはいたけどやっぱへぼいなぁ。
特に夜。— you-one (@loser_555_) May 5, 2021
コスパ最強!そんな声が多数見受けられました。
実際に購入している人の満足度はかなり高いようです。
ただ、カメラ性能については厳しい意見もありました。
僕みたいにサッと撮る分には気にならないですが、カメラ好きな人からすると物足りなさがあるのかもしれませんね。
POCO F3のスペック表
サイズ | 約163.7mm × 76.4mm × 7.8mm |
重さ | 約196g |
ディスプレイ | 6.67インチ AMOLED FHD+(2400×1080) 386ppi |
リフレッシュレート | 120Hz |
タッチサンプリングレート | 360Hz |
OS | MIUI 12 for POCO Based on Android 11 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 870 |
GPU | Qualcomm Adreno 650 GPU |
RAM | 6GB / 8GB LPDDR5 |
ROM | 128GB / 256GB UFS 3.1 |
外部ストレージ | 非対応 |
リアカメラ(メイン) | 4800万画素 f/1.79 |
リアカメラ(超広角) | 800万画素 f/2.2 / 119° |
リアカメラ(マクロ) | 500万画素 ƒ/2.4 |
インカメラ | 2000万画素 ƒ/2.45 |
ビデオ(リアカメラ) | 4K/1080P/720P@30fps 1080P@60fps |
ビデオ(インカメラ) | 1080P@60fps 1080P/720p@30fps |
バッテリー | 4,520mAh 33W急速充電 |
ポート | USB Type-C |
生体認証 | 指紋認証(電源ボタン) 顔認証 |
対応SIM | 物理SIM×2 |
2回線同時待ち受け | 可 |
対応Band (赤字が重要Band) | 【2G】850MHz/900MHz/1.8GHz/1.9GHz 【3G】B1/2/4/5/6/8 【4G】B1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/28/38/40/41/66 【5G】n1/3/5/7/8/20/28/38/41/77/78 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Ver5.1 |
イヤホンジャック | なし |
スピーカー | ステレオ |
FMラジオ | なし |
防塵防滴 | なし |
NFC | あり |
FeliCa(おサイフケータイ) | 非対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
残念ながら以下の人気機能は全て非搭載。
- ワイヤレス充電
- おサイフケータイ
- 防水機能
- イヤホンジャック
ただ、これらの機能がなくても基本性能が充実しまくっているので全く気になりません。
POCO F3のレビューまとめ
超高コスパスマホPOCO F3をレビューしました。
実際に使ってみて良かった点、イマイチな点をまとめると以下のとおりになります。
GOOD | BAD |
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バッテリーのもちと発熱が少し気になるポイントではありますが、それを加味してもコスパが高すぎるので買うべきスマホです。
なるべく安く高性能のスマホを手に入れたいならPOCO F3を是非お試しください。
超おすすめです!!!